JP6317883B2 - 呼びボタン押下制限装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータへの乗込みを制限するための装置に関し、特にエレベータの呼びボタンの押下を制限する装置に関する。
集合住宅等においては、たとえば建物の共同玄関にオートロック方式が採用されている。オートロックの共同玄関において、居住者は自らオートロックを解除して建物内に入ることができる。訪問者については、たとえば各住戸との間で連携されたインターホンを用いて連絡をとって、居住者によってオートロックを解除してもらうことにより、建物内に入ることができる。居住者や訪問者は、建物内に入った後、ロビー階のエレベータ乗り場の呼びボタンを押すことによりかごが到着し、当該かごに乗り込んで目的階の住戸玄関前まで行くことができる。
このような集合住宅においては、共同玄関のオートロック解除の際に、居住者または居住者に許可された訪問者の後に続いて部外者が建物内に侵入する場合がある。この場合、当該部外者がエレベータ乗り場の呼びボタンを押すことにより、到着したかごに乗り込むことができ、部外者は住戸玄関前までの侵入が可能であるという問題があった。
このような問題に対して、たとえば部外者のエレベータへの乗込みを制限する手法が種々提案されている(たとえば、特許文献1を参照)。特許文献1においては、エレベータ乗り場にて、テンキー入力や非接触キーリーダーなどの入力装置に所定の入力があった場合に限り、エレベータのドアを開けるようにエレベータの運転を制御する装置が開示されている。このような手法によれば、部外者のエレベータへの乗込みを禁止することができる。かかるエレベータへの乗込み制限に係る装置は、一般に、新築時やエレベータの更新時などに導入される。
既存のエレベータ設備においても、上記のようエレベータの乗り込み制限に係る機能を付加したい場合がある。しかしながら、特許文献1に示されたエレベータへの乗込み制限装置は、エレベータ乗り場にテンキー入力や非接触キーリーダーなどの入力装置を設置する必要があり、また、入力装置への入力信号に基づいてエレベータの運転を制御するようにエレベータの制御プログラムを組み替える必要がある。したがって、既存のエレベータ設備に上述のような乗込み制限に係る機能を付加する場合、導入コストが高くついてしまう。
また、高齢者施設や病院などにおいては、各階のエレベータ乗り場においても、上述のような乗り込み制限の機能を付加したいといったニーズがある。各階のエレベータ乗り場に上述のような乗り込み制限装置を設置すると、導入コストがさらに高くついてしまうので、適切ではない。
特開2002−348053号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、既存のエレベータ設備に導入するのに適した、エレベータへの乗り込みを制限する装置を提供することを課題とする。
本発明によって提供される呼びボタン押下制限装置は、エレベータの呼びボタンを覆い、上記呼びボタンから離れた退避位置、および上記呼びボタン側である第1方向に進出して当該呼びボタンを押下する押下位置、をとるように変位可能な操作ボタンと、上記操作ボタンの動きを制限する操作ボタン制限機構と、を備え、上記操作ボタン制限機構は、上記操作ボタンの上記退避位置から上記押下位置への変位を許可しないロック状態と、上記操作ボタンの上記退避位置から上記押下位置への変位を許可するロック解除状態とを切り換えるように構成されることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記操作ボタン制限機構は、上記操作ボタンが上記退避位置から上記押下位置に向かう移動経路において上記操作ボタンと当接して当該操作ボタンの移動を阻止するロック位置と、上記移動経路において上記操作ボタンと当接しないロック解除位置との間を移動可能なロック部材を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記操作ボタンは、上記第1方向に対して直角である第2方向に延びる回動軸周りに回動可能に支持されており、上記操作ボタンは、上記押下位置から上記退避位置に向けて回動する方向への付勢力が付与される。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記操作ボタン制限機構は、上記ロック部材を上記ロック位置と上記ロック解除位置との間で移動させるソレノイドを含んで構成されており、上記ロック部材は、上記ソレノイドの非通電時にロック位置をとり、上記ソレノイドの通電時に上記ロック解除位置をとる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ソレノイドの通電状態を示すための表示部をさらに備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記操作ボタンには、上記第1方向に貫通する貫通孔が形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記操作ボタンおよび上記操作ボタン制限機構は、上記呼びボタンが設けられるインジケータプレートを覆うケース内に収容されており、上記ケースには、上記インジケータプレートに設けられた切欠きに嵌めるための係止爪が設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記操作ボタンを上記ロック解除状態にするための信号を入力する信号入力手段と、上記信号入力手段からの信号に基づき上記操作ボタン制限機構を上記ロック状態から上記ロック解除状態に切り換える制御部と、をさらに備える。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る呼びボタン押下制限装置の一例を示す正面図である。 図1に示す呼びボタン押下制限装置の内部を示す図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 操作ボタンの動作状態を示す図3と同様の断面図である。 ロック部材がロック解除位置をとるときの図2と同様の図である。 操作ボタンの動作状態を示す図3と同様の断面図である。 図2のVII−VII線に沿う断面図である。 本発明に係る呼びボタン押下制限装置の他の例を示す正面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図7は、本発明に係る呼びボタン押下制限装置の一例を示している。図1、図2に表れているように、本実施形態の呼びボタン押下制限装置A1は、2つの操作ボタン1,1と、これら操作ボタン1,1の動きを制限するための操作ボタン制限機構2とを備え、エレベータ乗り場に設けられたインジケータプレート5に取り付けて使用されるものである。
インジケータプレート5には、エレベータのかごを呼ぶための呼びボタン51が設けられている。図1に示されたインジケータプレート5は、たとえば建物の各階のエレベータ乗り場に設けられる場合を例に挙げており、行き先として上階と下階の2方面を区別して押すことができるように、2つの呼びボタン51,51が設けられている。
操作ボタン1および操作ボタン制限機構2は、ケース3に収容されており、このケース3がインジケータプレート5を覆うように取り付けられている。詳細は後述するが、本実施形態では、ケース3には4つの係止爪33が設けられており、これら係止爪33をインジケータプレート5に形成された切欠き5a(図7参照)に嵌めることにより、ケース3を取り付けることができる。なお、切欠き5aは、メンテナンス時にインジケータプレート5を容易に取り外すために設けられている。
ケース3は、略直方体形状とされており、ベース体31と、このベース体31を覆うカバー体32とを備えている。ベース体31は、長矩形状の底壁311と、底壁311の周囲の適所から立ち上がる側壁312とを有する。ベース体31には、その長手方向に並んで操作ボタン1,1が設けられている。底壁311には、一対ずつの起立壁313,313が設けられており、各操作ボタン1は、一対の起立壁313,313間に配置されている。底壁311には、操作ボタン1,1を出没させるための開口311a,311aが形成されている。
操作ボタン1,1は、呼びボタン51,51を覆うように設けられている。各操作ボタン1は、呼びボタン51から離れた退避位置(図3参照)と、呼びボタン51側である方向z(第1方向)に進出して呼びボタン51を押下する押下位置(図6参照)とをとるように構成されている。
本実施形態においては、各操作ボタン1は、起立壁313の端部において回動軸O1周りに回動可能に支持されている。回動軸O1は、方向zに対して直角である方向x(第2方向)に延びている。これにより、操作ボタン1は、回動軸O1周りの回動動作により、方向zにおいて変位可能である。
各操作ボタン1には、突出板部11が設けられている。突出板部11は、回動軸O1から離れた端部において、方向zおよび方向xのいずれにも直角である方向yに突出している。突出板部11は、操作ボタン1の厚み方向(方向z)の中間に設けられ、回動軸O1と平行である方向xに沿って延びている。
突出板部11の適所には、圧縮コイルばね12が設けられている。圧縮コイルばね12は、操作ボタン1を押下位置から退避位置に向けて回動する方向(方向zの反対方向)への付勢力を付与するものであり、その一端が突出板部11に固定されており、他端が底壁311に当接している。この圧縮コイルばね12により、各操作ボタン1は、外力が加わらない状態において退避位置にある。一方、操作ボタン1の頂部が押されることにより、当該操作ボタン1が回動して方向zに変位すると、操作ボタン1の底部が開口311aから出没する。このとき、操作ボタン1は、呼びボタン51側に進出して当該呼びボタン51を押下する押下位置にある。
各突出板部11には、操作ボタン1の厚み方向(方向z)に貫通するスリット111が形成されている。スリット111は、突出板部11の方向xにおける中間にあり、後述するロック部材12の係止部211が入り込む部分である。スリット111の意義については後述する。
図3に表れているように、本実施形態において、各操作ボタン1には、厚み方向(方向z)に貫通する貫通孔1aが形成されている。貫通孔1aは、断面直径寸法が3mm程度と比較的小さいサイズとされている。貫通孔1aの意義については後述する。
操作ボタン制限機構2は、各操作ボタン1の退避位置から押下位置への変位を許可しないロック状態と、各操作ボタン1の退避位置から押下位置への変位を許可するロック解除状態とを切り換えるように構成されており、本実施形態においては、ロック部材21と、ソレノイド22とを備えて構成されている。
図2に表れているように、ロック部材21は、操作ボタン1の突出板部11の外側(図2における右側)に位置しており、側壁312に隣接して方向xに延びるプレート状とされている。ロック部材21には、操作ボタン1,1側に突出する係止部211,211が設けられている。各係止部211は、方向z視において操作ボタン1の突出板部11と重なる位置にある。係止部211,211の方向xにおける距離は、スリット111,111の方向xにおける距離と略同一である。
ロック部材21の一端部は、ソレノイド22の作動子221に連結されている。ロック部材21は、作動子221の動きに応じて方向xに沿って移動させられ、ロック位置(図2参照)とロック解除位置(図5参照)との間を移動可能である。ロック部材21の他端部には、引張コイルばね23の一端部が連結されており、引張コイルばね23の他端部は、シャフト24を介して側壁312に支持されている。
ロック部材21が図2に示したロック位置にあるとき、操作ボタン1のスリット111とロック部材21の係止部211とは、方向z視においてずれた位置にある。このため、操作ボタン1が退避位置から押下位置に向けて押されると、図4に表れているように、操作ボタン1が退避位置から押下位置に向かう移動経路において、操作ボタン1の突出板部11がロック部材21の係止部211と当接して操作ボタン1の移動が阻止される。突出板部11が係止部211と当接するとき、操作ボタン1の底部は開口311aから出没しておらず、呼びボタン51が押下されることはない。このとき、操作ボタン制限機構2は、ロック状態にある。
ロック部材21が図5に示したロック解除位置にあるとき、操作ボタン1のスリット111とロック部材21の係止部211とは、方向z視において重なる位置にある。このため、操作ボタン1が退避位置から押下位置に向けて押されると、図6に表れているように、突出板部11のスリット111に係止部211が入り込み、操作ボタン1は押下位置まで押し込まれる。このように、操作ボタン1が退避位置から押下位置に向かう移動経路において、操作ボタン1の突出板部11はロック部材21の係止部211と当接しない。このとき、操作ボタン制限機構2は、ロック解除状態にある。
ソレノイド22は、ロック部材21をロック位置とロック解除位置との間で移動させるためのものである。ソレノイド22の非通電時には、図2に表れているように、引張コイルばね23の弾性復元力により作動子221が方向x側に引き出され、ロック部材21はロック位置をとる。このとき、上述したように、操作ボタン1によって呼びボタン51が押下されることはない。一方、ソレノイド22の通電時には、図5に表れているように、作動子221がソレノイド22内部に引き込まれ、ロック部材21はロック解除位置をとる。このとき、上述したように、操作ボタン1は押下位置まで押し込むことができる。
本実施形態において、ケース3内には、ソレノイド22の通電状態を示すためのLEDランプ35(表示部)が設けられている。LEDランプ35は、ベース体31の底壁311に支持されており、ソレノイド22の通電時にのみ点灯する。
図2に表れているように、ケース3に設けられる4つの係止爪33は、左右(図2における方向y)に対をなすとともに、左右の対が上下(図2における方向x)に離間している。左右に対をなす係止爪33,33は、これらの基端部どうしが止めねじ34によって連結されるとともに、先端側が側壁312の開口部分を通じて外部に突出している。図7によく表れているように、一方の係止爪33の基端部には止めねじ34のねじ部を挿通させる貫通孔331が形成されており、他方の係止爪33の基端部には止めねじ34のねじ部を螺合させるねじ孔332が形成されている。このような構成によれば、止めねじ34を回すことにより、両係止爪33,33の先端部どうしの距離を調節することが可能である。
ケース3をインジケータプレート5に取り付ける際には、まず、止めねじ34を緩めて、係止爪33,33の先端フック部をインジケータプレート5の切欠き5aに臨ませる。次いで、止めねじ34を締め付けて、係止爪33の先端部を切欠き5aに嵌め込む。このようにして、ケース3(ベース体31)をインジケータプレート5に取り付けることができる。なお、止めねじ34の操作は、カバー体32を取り外した状態で行う。
カバー体32は、長矩形状の頂壁321と、頂壁321の周囲の適所から立ち上がる側壁322とを有する。なお、頂壁321の外表面には、化粧板323が設けられている。頂壁321および化粧板323には、操作ボタン1,1の頂部が外方に臨む開口32a,32aおよびLEDランプ35を外部から視認可能とするための透穴32bが形成されている。カバー体32のベース体31への取り付けは、たとえば、頂壁321がベース体31の底壁311に対向するように被せられる状態にて、ねじ止めなどの適宜手段によって行う。
本実施形態の呼びボタン押下制限装置A1は、たとえば、高齢者施設や病院などに設置され、この呼びボタン押下制限装置A1の設置場所に近接する壁面に配備されたコントローラ(図示略)によって制御される。呼びボタン押下制限装置A1には、たとえば図示しない給電線や信号線が接続されており、操作ボタン制限機構2(ソレノイド22)の制御は、上記コントローラからの制御信号に基づいて行われる。
上記コントローラは、たとえばテンキー入力装置や非接触キーリーダーなどの信号入力装置を備えており、エレベータ利用者による当該信号入力装置への入力信号に基づいて、操作ボタン制限機構2(ソレノイド22)を制御する。信号入力装置に適正な信号が入力されると、当該信号入力装置からの信号に基づいて、上記コントローラは、操作ボタン制御機構2(ソレノイド22)をロック状態からロック解除状態に切り換える。すなわち、上記コントローラは、ソレノイド22の通電をオンにする制御信号を出力する。ソレノイド22の通電時には、上述したように操作ボタン1を押下位置まで押し込むことにより、呼びボタン51を押下することができる。ソレノイド22への通電開始から所定時間が経過すると、ソレノイド22への通電は遮断される。そして、操作ボタン制限機構2は、ロック解除状態からロック状態に戻る。ソレノイド22の非通電時および通電時におけるロック部材21や操作ボタン1の動作態様については、図2〜図6を参照して上述したとおりである。なお、上記コントローラは、たとえばマイクロコンピュータを含む電子回路によって構成され、操作ボタン制限機構2の制御を行うことが可能となっている。
次に、呼びボタン押下制限装置A1の作用について説明する。
本実施形態の呼びボタン制限装置A1(操作ボタン制限機構2)は、上述のように、エレベータの呼びボタン51を押すことができないロック状態と、呼びボタン51を押すことができるロック解除状態とを切り換えることができるように構成されている。そして、操作ボタン制限機構2がロック状態からロック解除状態に切り換わらない限り、操作ボタン1を押し込むことができない。このような構成によれば、ロック解除の権限を与える者を制限することにより、エレベータの乗り込みを制限することができる。たとえば、高齢者施設や病院などにおいては、所定の管理者にのみロック解除の権限を与えることにより、意図しない入居者や入院患者のエレベータ利用を防止することができる。
呼びボタン押下制限装置A1によれば、エレベータの呼びボタン51を覆うように装着することにより、エレベータへの乗り込み制限が可能となる。このため、エレベータの制御プログラムを変更することなく、既存のエレベータに対して比較的安価で乗り込み制限に係る機能を付加することができる。したがって、呼びボタン押下制限装置A1は、既存のエレベータ設備に導入するのに適する。
操作ボタン制限機構2は、ロック位置とロック解除位置との間で移動可能なロック部材21を備える。そして、ロック部材21の位置を変更することにより、操作ボタン1の退避位置から押下位置への変位を許可しないロック状態と、操作ボタン1の退避位置から押下位置への変位を許可するロック解除状態とを切り換えることができる。このような構成によれば、操作ボタン制限機構2におけるロック状態とロック解除状態との切り換えについて、比較的簡単な構造によって実現することができる。
また、ロック部材21のロック位置とロック解除位置との間の移動は、ソレノイド22の非通電および通電を切り換えることによって適切に行うことができる。
さらに、本実施形態では、ソレノイド22の通電状態を示すためのLEDランプ35が設けられている。このため、操作ボタン制限機構2がロック状態またはロック解除状態のいずれの状態にあるかについて、外部から容易に把握することができる。
操作ボタン1は、所定方向に延びる回動軸O1周りに回動可能に支持されるとともに、圧縮コイルばね12によって押下位置から退避位置に向けて回動する方向への付勢力が付与されている。このような構成によれば、操作ボタン1について、退避位置と押下位置との間で変位可能としつつ、普段は退避位置をとらせることができる。
操作ボタン1には、厚み方向(方向z)に貫通する貫通孔1aが形成されている。これにより、操作ボタン制限機構2について、万一、何らかの不具合が生じてロック解除状態とすることができない場合でも、たとえば貫通孔1aにピンを通して押し込むことにより、呼びボタン51を押下することができる。
図8は、本発明に係る呼びボタン押下制限装置の他の例を示している。なお、同図におおいて、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
本実施形態の呼びボタン押下制限装置A2は、テンキー入力装置4と、制御部41と、バッテリ42とが追加的に設けられており、かかる点において上記実施形態の呼びボタン押下制限装置A1と異なっている。テンキー入力装置4は、本発明でいう信号入力手段の一例であり、たとえば暗証番号を入力するためのものである。制御部41は、テンキー入力装置4からの入力信号に基づき、操作ボタン制限機構2をロック状態からロック解除状態に切り換えるためのものである。バッテリ42は、ソレノイド22等の駆動電力を供給するものである。これら、テンキー入力装置4、制御部41、およびバッテリ42は、ケース3の内部に収容されている。テンキー入力装置4、制御部41、バッテリ42、およびソレノイド22等は、給電線や信号線によって適宜接続されている。なお、テンキー入力装置4については、カバー体32から各入力キーが出没しており、入力操作が可能とされている。
本実施形態の呼びボタン押下制限装置A2においては、テンキー入力装置4への入力信号に基づいて、操作ボタン制限機構2(ソレノイド22)を制御する。エレベータ利用者によってテンキー入力装置4に正しい暗証番号(適正な信号)が入力されると、テンキー入力装置4からの信号に基づいて、制御部41は、操作ボタン制御機構2(ソレノイド22)をロック状態からロック解除状態に切り換える。すなわち、制御部41は、ソレノイド22の通電をオンにする制御信号を出力する。ソレノイド22の通電時には、上述したように操作ボタン1を押下位置まで押し込むことにより、呼びボタン51を押下することができる。ソレノイド22への通電開始から所定時間が経過すると、ソレノイド22への通電は遮断される。そして、操作ボタン制限機構2は、ロック解除状態からロック状態に戻る。
本実施形態の呼びボタン制限装置A2によれば、外部から制御信号や電力を供給する必要がないので、導入コストを削減することができる。
本発明に係る呼びボタン押下制限装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る呼びボタン押下制限装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
上記実施形態においては、2つの操作ボタン1,1を具備する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。たとえば、集合住宅の共同玄関先のエレベータ乗り場においては、概して行き先として上階の呼びボタンのみを備えており、このような呼びボタンを対象として設置される呼びボタン押下制限装置については、1つの操作ボタンを具備する構成としてもよい。また、必要に応じて3つ以上の操作ボタンを具備する構成とすることもできる。
上記実施形態においては、呼びボタン押下制限装置A1は、インジケータプレート5の切欠き5aを利用して取り付けていたが、これに限定されない。呼びボタン押下制限装置の取り付けは、たとえば両面粘着テープやねじ固定などの他の手段を用いて行うことができる。また、必ずしもインジケータプレート5に対して取り付ける必要はなく、インジケータプレートが設けられた壁面に取り付けてもよい。
A1,A2 呼びボタン押下制限装置
O1 回動軸
x 方向(第2方向)
y 方向
z 方向(第1方向)
1 操作ボタン
1a 貫通孔
11 突出板部
111 スリット
12 圧縮コイルばね
2 操作ボタン制限機構
21 ロック部材
211 係止部
22 ソレノイド
221 作動子
23 引張コイルばね
24 シャフト
3 ケース
31 ベース体
311 底壁
311a 開口
312 側壁
313 起立壁
32 カバー体
32a 開口
32b 透穴
321 頂壁
322 側壁
323 化粧板
33 係止爪
331 貫通孔
332 ねじ孔
34 止めねじ
35 LEDランプ(表示部)
4 テンキー入力装置(信号入力手段)
41 制御部
42 バッテリ
5 インジケータプレート
5a 切欠き
51 呼びボタン

Claims (7)

  1. 既存のエレベータ設備におけるインジケータプレートを覆うように取り付けられるケースと、
    上記インジケータプレートに設けられた呼びボタンを覆い、上記呼びボタンから離れた退避位置、および上記呼びボタン側である第1方向に進出して当該呼びボタンを押下する押下位置、をとるように変位可能な操作ボタンと、
    上記操作ボタンの動きを制限する操作ボタン制限機構と、を備え、
    上記操作ボタンおよび上記操作ボタン制限機構は、上記ケース内に収容されており、
    上記操作ボタン制限機構は、ロック部材を備え、
    上記ロック部材は、上記操作ボタンが上記退避位置から上記押下位置に向かう移動経路において上記操作ボタンと当接して当該操作ボタンの移動を阻止し、上記操作ボタンの上記退避位置から上記押下位置への変位を許可しないロック状態となるロック位置と、上記移動経路において上記操作ボタンと当接せず、上記操作ボタンの上記退避位置から上記押下位置への変位を許可するロック解除状態となるロック解除位置と、の間を移動可能であることを特徴とする、呼びボタン押下制限装置。
  2. 上記操作ボタンは、上記第1方向に対して直角である第2方向に延びる回動軸周りに回動可能に支持されており、
    上記操作ボタンは、上記押下位置から上記退避位置に向けて回動する方向への付勢力が付与される、請求項1に記載の呼びボタン押下制限装置。
  3. 上記操作ボタン制限機構は、上記ロック部材を上記ロック位置と上記ロック解除位置との間で移動させるソレノイドを含んで構成されており、
    上記ロック部材は、上記ソレノイドの非通電時にロック位置をとり、上記ソレノイドの通電時に上記ロック解除位置をとる、請求項1または2に記載の呼びボタン押下制限装置。
  4. 上記ソレノイドの通電状態を示すための表示部をさらに備える、請求項3に記載の呼びボタン押下制限装置。
  5. 上記操作ボタンには、上記第1方向に貫通する貫通孔が形成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の呼びボタン押下制限装置。
  6. 記ケースには、上記インジケータプレートに設けられた切欠きに嵌めるための係止爪が設けられている、請求項1ないし5のいずれかに記載の呼びボタン押下制限装置。
  7. 上記操作ボタンを上記ロック解除状態にするための信号を入力する信号入力手段と、
    上記信号入力手段からの信号に基づき上記操作ボタン制限機構を上記ロック状態から上記ロック解除状態に切り換える制御部と、をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載の呼びボタン押下制限装置。
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