JP6317640B2 - 肩用サポーター装具及び肩用サポーター - Google Patents
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Description
上記課題を解決するための第1発明の構成は、人体の背面側にあてがう背面基材部と、人体の両肩部分で折り返して胸面側にあてがう1対の胸面連結部とを一体的に備えた単一の柔軟な平面状部材からなる肩用サポーター装具であって、
前記背面基材部は、人体背面の少なくとも左右肩甲骨部を覆う形状を有すると共に、左右肩甲骨部に相当する部分には1対のパッド収納用ポケットを備え、
前記1対の胸面連結部は、背面基材部の上端から斜め上方向きの角度をもってそれぞれ延設された胸面延長部と、これらの胸面延長部の先端において横方向の幅を拡張された連結用バンドを備え、
かつ、前記1対の胸面連結部における連結用バンドの横方向の端部には、連結用バンド相互間の着脱可能な連結手段と、1対の連結用バンドと背面基材部の下部の左右側端部との相互間の着脱可能な連結手段とを備える、肩用サポーター装具である。
上記課題を解決するための第2発明の構成は、前記第1発明に係る肩用サポーター装具において、1対の連結用バンドと背面基材部の下部の左右側端部との着脱可能な連結部が人体の左右の乳首を結ぶ等高線より下側に位置する、肩用サポーター装具である。
上記課題を解決するための第3発明の構成は、前記第1発明又は第2発明に係る肩用サポーター装具において、1対の胸面連結部における連結用バンドの相互間の着脱可能な連結手段、及び、これらの連結用バンドと基材部の下部左右側端部との相互間の着脱可能な連結手段が面ファスナーである、肩用サポーター装具である。
上記課題を解決するための第4発明の構成は、前記第3発明に係る肩用サポーター装具において、面ファスナーを構成する1対のファスナー部材の少なくとも一方を連結方向に沿って広い幅に設けた、肩用サポーター装具である。
上記課題を解決するための第5発明の構成は、第1発明〜第4発明のいずれかに記載の肩用サポーター装具における1対のパッド収納用ポケットの一方又は双方に弾性的圧縮が可能なパッドを収納した肩用サポーターであって、
背面基材部が人体の背面側に接し、1対の胸面連結部が人体の両肩部分で折り返されて人体の胸面側に接し、かつ、1対の連結用バンドが人体の胸面側で着脱可能に相互連結されると共に、背面基材部の下部の左右側端部が人体の両腋の下方部で1対の連結用バンドと着脱可能に相互連結された状態で装着されるものである、肩用サポーターである。
上記課題を解決するための第6発明の構成は、前記第5発明に係る肩用サポーターにおいて、パッドが肩甲骨にほぼ対応する平面形状を有すると共に厚さがテーパー状に変化するものであり、かつ厚手のパッドと薄手のパッドが複数通りに準備されていて、これらの内の特定のパッドを任意に選択して、又はこれらのパッドの2以上を任意に組み合わせてポケットに収納することにより、パッド全体の厚さとテーパー状態を調整している、肩用サポーターである。
第1発明の肩用サポーター装具においては、人体の背面側にあてがう背面基材部と、人体の両肩部分で折り返して胸面側にあてがう1対の胸面連結部とを一体的に備えた単一の柔軟な平面状部材を用いる。即ち、人体の背面側にあてがう背面基材部と人体の両肩部分で折り返して胸面側にあてがう1対の胸面連結部を一体的に備えるが、湾曲面部や筒状部を備えることとなる袖部を設けないので、当該平面状部材の製作・加工に手間がかからず製作効率が向上するため、製作コストを抑えることができる。
第2発明においては、1対の連結用バンドと背面基材部の下部の左右側端部との連結部が、人体の左右の乳首を結ぶ等高線より下側に位置する。その結果、サポーターの装着時において人体の左右の腋下部が大きく開放されるので、腋下部に対する過剰な保温が特に有効に回避される。
第3発明によれば、本発明の肩用サポーターにおける所要の部分相互間の着脱可能な連結手段が面ファスナーであるため、肩用サポーターの着脱が一層容易である。
本発明の肩用サポーターは、1対の連結用バンドと背面基材部の下部の左右側端部との相互連結により、装着時において人体の胸まわり(あるいは腹まわり)にリングを形成する。そしてこのようなリングの形成により、就寝時の肩用サポーターの位置ズレ防止効果を高める。従って、第4発明のように構成すれば、該当する部材相互の連結位置を変更してリングの内径を調整できるので、内径の調整により肩用サポーターの位置ズレ防止効果の強弱を調整したり、あるいは装着者の体格差に対応することが容易である。
第6発明によれば、肩関節疾患の程度、あるいは肩甲骨又は肩関節の個人的な骨格の違いに応じて、肩甲骨を支持するパッドの厚さとテーパー状態を自在に調製できるので、特に優れた効果を期待できる。
2 縁取りの縫製
3 背面基材部
4 胸面連結部
5 ポケット
5’ 縫製ライン
6 メッシュ地
7 開口部
8 パッド
8a 厚手のパッド
8b 薄手のパッド
9 布地
10 ファスナー部材
11 胸面延長部
12 連結用バンド
13 ファスナー部材
14 ファスナー部材
肩用サポーター装具は、人体の背面側にあてがう背面基材部と、人体の両肩部分で折り返して胸面側にあてがう1対の胸面連結部とを一体的に備えた単一の柔軟な平面状部材からなる。
背面基材部は、人体背面における、少なくとも左右の肩甲骨部を覆う形状(と広さ)を有する。具体的には、人体の背面全体を覆うものであっても良く、左右の肩甲骨部を含む人体背面の上半部分を覆うものであっても良い。
胸面連結部は、人体の両肩部分で折り返して胸面側にあてがう部分であって、背面基材部の上端から、Y字状を呈するように左右の斜め上方向きの角度をもって延設される1対の胸面延長部と、これら胸面延長部の先端において、それぞれ(例えばT字状を呈するように)横方向(胸面延長部の延長方向に対する略直角方向)の幅を拡張された連結用バンドとを備える。1対の胸面連結部は、好ましくは左右対称に設けるが、左右対称でなくても良い。
肩用サポーター装具の使用に当っては、予め、肩用サポーター装具における1対のパッド収納用ポケットの一方又は双方に、肩甲骨にあてがうパッドを収納して、肩用サポーターを構成しておく。左右いずれか一方の肩関節に疾患がある場合は該当する方の収納用ポケットにパッドを収納しておけば良いし、左右双方の肩関節に疾患がある場合は双方の収納用ポケットにそれぞれパッドを収納しておけば良い。
本実施例に係る肩用サポーター装具は、その内側面を図1に示し、外側面を図2に示すが、図示のような平面形状をもつ柔軟な平面状部材1からなる。平面状部材1は厚さが約3mmの軟質プラスチック製のスポンジ材からなり、伸縮性と通気性を備えている。このスポンジ材の内側面には薄い布材を一体的に密着させて接合している。又、平面状部材1の周縁部は、全周にわたり、縁取りの縫製2を行っている。
本実施例に係る上記の肩用サポーター装具は、装着時、予め、1対のパッド収納用ポケット5の一方又は双方に、肩甲骨にあてがうパッド8を収納し、肩用サポーターを構成しておく。
Claims (6)
- 人体の背面側にあてがう背面基材部と、人体の両肩部分で折り返して胸面側にあてがう1対の胸面連結部とを一体的に備えた単一の柔軟な平面状部材からなる肩用サポーター装具であって、
前記背面基材部は、人体背面の少なくとも左右肩甲骨部を覆う形状を有すると共に、左右肩甲骨部に相当する部分には1対のパッド収納用ポケットを備え、
前記1対の胸面連結部は、1対の胸面延長部と、前記胸面延長部の先端において横方向の幅を拡張された連結用バンドを備え、前記胸面延長部は、背面基材部の上端から前記胸面延長部の先端に向かうにつれて、前記胸面延長部同士の距離が遠くなる方向に斜め上方向きの角度をもってそれぞれ延設されており、
かつ、前記1対の胸面連結部における連結用バンドの横方向の端部には、連結用バンド相互間の着脱可能な連結手段と、1対の連結用バンドと背面基材部の下部の左右側端部との相互間の着脱可能な連結手段とを備えることを特徴とする肩用サポーター装具。 - 前記1対の連結用バンドと背面基材部の下部の左右側端部との着脱可能な連結部が人体の左右の乳首を結ぶ等高線より下側に位置することを特徴とする請求項1に記載の肩用サポーター装具。
- 前記1対の胸面連結部における連結用バンドの相互間の着脱可能な連結手段、及び、これらの連結用バンドと基材部の下部左右側端部との相互間の着脱可能な連結手段が面ファスナーであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の肩用サポーター装具。
- 前記面ファスナーを構成する1対のファスナー部材の少なくとも一方を連結方向に沿って幅を有し、前記1対のファスナー部材の連結位置を前記幅の範囲内で変更することにより、前記1対の連結用バンド相互間の連結および前記1対の連結用バンドと前記背面基材部の下部の左右側端部との相互間の連結により規定されるリングの内径を調整できることを特徴とする請求項3に記載の肩用サポーター装具。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の肩用サポーター装具における1対のパッド収納用ポケットの一方又は双方に弾性的圧縮が可能なパッドを収納した肩用サポーターであって、
背面基材部が人体の背面側に接し、1対の胸面連結部が人体の両肩部分で折り返されて人体の胸面側に接し、かつ、1対の連結用バンドが人体の胸面側で着脱可能に相互連結されると共に、背面基材部の下部の左右側端部が人体の両腋の下方部で1対の連結用バンドと着脱可能に相互連結された状態で装着されるものであることを特徴とする肩用サポーター。 - 前記パッドが肩甲骨にほぼ対応する平面形状を有すると共に厚さがテーパー状に変化するものであり、かつ厚手のパッドと薄手のパッドが複数通りに準備されていて、これらの内の特定のパッドを任意に選択して、又はこれらのパッドの2以上を任意に組み合わせてポケットに収納することにより、パッド全体の厚さとテーパー状態を調整していることを特徴とする請求項5に記載の肩用サポーター。
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JP2014148680A JP6317640B2 (ja) | 2014-07-22 | 2014-07-22 | 肩用サポーター装具及び肩用サポーター |
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