JP3179142U - 体位固定用ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】人体を過度に拘束することなく体位を固定する体位固定用ベルトを提供する。
【解決手段】身体の腰部に装着するベルト12と、ベルト12の長手方向における両端部にそれぞれ取り付けられた一対のジョイント14、16と、ベルト12にクッションを装着するためのバンド18を備えて体位固定用ベルト10を形成する。体位固定用ベルト10は側臥位にある者に装着して使用し、クッションを背中側に当て、ベルト12の長い方を身体と寝台の間に通し、腹部に巻き付けるようにして腰骨のあたりでベルト12の短い方と連結する。
【選択図】図1

Description

本考案は、長期入院患者など、寝たきりを余儀なくされた患者や要介護者に発症しやすい褥瘡を予防する技術に関する。
褥瘡は、一般には床ずれとも呼ばれ、長期にわたり同じ体勢で寝たきりを余儀なくされた場合などに、寝台と接触する部分の血管が圧迫され、皮膚への血流が乏しくなった結果、虚血性壊死と呼ばれる皮膚が死んだ状態となることをいう。健常者であれば、意識的に寝返りを打ったり、もしくは無意識のうちに寝返りを打ったりして褥瘡を予防することができるが、自ら体位変換ができない者は、介護者等の補助を受けて体位変換を行わなければならない。体位変換は2時間毎に行うことが推奨されているが、その間は一定の体位を維持できるように配慮しなければならない。
従来、例えば仰臥位から左右何れかの側臥位に体位変換した場合、背中側に丸めた布団やクッションなどを当て、これを支えにして体位を固定することが多かった。しかし、時間の経過とともに支えが崩れてしまい、体位固定具としては不十分なものであった。これに関して、乳幼児の寝返り防止具ではあるが、特許文献1に寝台に身体を拘束することで体位を固定する技術が開示されている。
特開平11−276312号公報
ところで介護や医療の現場においては、身体拘束は人権擁護の観点から可能な限り排除すべきものだとされている。従って、特許文献1に開示されているような人体を寝台に縛り付けるような固定具は、介護や医療の現場における褥瘡予防のための体位固定具としては到底採用し得ないものである。
そこで本考案は、人体を過度に拘束することなく体位を固定するという課題を解決しようとするものである。
本考案は、身体の腰部に巻き付けられるベルトと、前記ベルトの長手方向における両端部にそれぞれ取り付けられた一対のジョイントと、前記ベルトに体位固定具を固定するためのバンドを備えた、体位固定用ベルトとして構成される。
体位固定用ベルトは、体位固定具を人体の背中側に固定することによって、側臥位から仰臥位への体位変換を防止し、側臥位を一定時間維持させるためのベルトである。体位固定用ベルトは人体の用部に巻き付けて使用するため、着用者は拘束感をほとんど覚えることがなく、寝返り以外の日常的な動作はほとんど問題なく行うことができる。
体位固定具は、専用のクッションや市販のクッション、枕、タオル類を丸めて嵩をつくったものなどを使用することができる。着用者の体型や体格、嗜好等を考慮して、形や大きさ、硬さなどの要素を適宜選択することができる。
体位固定用ベルトは、側臥位にある人体に装着しやすいように一対のジョイントが人体の側部にあることが望ましい。そのためにはバンドの位置をベルトの長手方向における中央部から何れかの方向に寄せ、体位固定具が中央部から左右の何れかに片寄った位置に固定されるようにするとよい。
体位固定用ベルトは人体の腰部に着用するため、装着者は寝返り以外の日常的な動作はほとんど問題なく行うことができることから、ほとんど拘束感を覚えることがない。体位固定用ベルトを使用することによって、人体を過度に拘束することなく体位変換を防止し、褥瘡の発症を予防することができる。
体位固定用ベルトの図 体位固定用ベルトに体位固定具を装着した状態を示す図 体位固定用ベルトの使用例を示す図
本考案の実施の形態である体位固定用ベルトについて、図面を参照して説明する。図1において、体位固定用ベルト10は、ベルト12、雌雄一対のジョイント14、16、バンド18によって構成されている。ベルト12は、強度と柔軟性を兼ね備えた繊維素材によるものであり、人体の腰周りに巻き付けて着用することが可能なだけの長さを有している。長手方向中央において最も幅が広く、両端に行くにつれて幅が狭くなっている。ベルト12は外周を形成する縁部20と、縁部20に囲まれたメッシュ部22によって構成されている。縁部20はベルト12の強度を確保するとともに形状を維持する機能を有し、メッシュ部22は腰部に装着したときの通気性を確保する機能を有する。
ベルト12の長手方向中央よりやや右寄り(もしくは左寄り)には2本のバンド18が取り付けられている。これらバンド18はベルト12の幅方向に距離をおいた配置になっている。バンド12は、強度と柔軟性を兼ね備えた繊維素材によるものであり、図2に示すようにクッション24の外周を両側から囲うことが可能なだけの長さを有している。バンド18の両端には面ファスナー26、28が取り付けられている。雌側の面ファスナー26は、クッション24の外形に合わせてバンド18の長さの調整ができるように雄側の面ファスナー28より長めになっている。
クッション24は硬すぎると装着感や使用感が悪く、快適な休息や睡眠を阻害する原因となり、逆に軟らかすぎても体重を支えることができず、体位固定の用をなさない。またサイズについても着用者の体格や体型にあったものを選ばないと快適さと体位固定の両立を図ることができない。これらの条件を満たすものであれば、市販のクッションや枕から適宜選択して使用することができる。またタオル類を適宜丸めたり折り畳んだりするなどして適当な大きさと硬さに調整したものを使用してもよい。
体位固定用ベルト10は、図3に示すように、側臥位にある者に装着して使用する。装着時にはクッション24を背中側に当て、ベルト12の長い方を身体と寝台の間に通し、腹部に巻き付けるようにして腰骨のあたりでベルト12の短い方と連結する。最後にジョイント14、16のアジャスター機能を用いて身体にフィットするようにベルト12の長さを調整する。
体位固定用ベルト10の着用者は、背中側に固定されたクッション24が邪魔をするため自由に寝返りが打てず、側臥位のまま固定される。一般には2時間毎の体位変換が推奨されているため、装着から2時間を経過したら体位固定用ベルト10を外し、仰臥位もしくは向きを変えた側臥位に体位を変換させる。側臥位に体位変換する場合は、一旦外した体位固定用ベルト10を上下逆にして再び装着し、体位を固定する。
10体位固定用ベルト
12ベルト
14、16ジョイント
18バンド
24クッション

Claims (3)

  1. 身体の腰部に装着するベルトと、
    前記ベルトの長手方向における両端部にそれぞれ取り付けられた一対のジョイントと、
    前記ベルトに体位固定具を装着するためのバンドを備えた、
    体位固定用ベルト。
  2. 前記バンドが前記ベルトの長手方向における中央部から何れかの方向に寄せられた位置に取り付けられた、
    請求項1に記載の体位固定用ベルト。
  3. 前記体位固定具が、クッション、枕、タオルの何れかである、
    請求項1または2に記載の体位固定用ベルト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016112364A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 龍野コルク工業株式会社 姿勢保持用衣服
JP2018187055A (ja) * 2017-05-02 2018-11-29 株式会社シーエス 床ずれ防止具
JP2022091311A (ja) * 2020-12-09 2022-06-21 千里 大杉 双子用授乳クッション

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