JP6315953B2 - 電動モータ及び電動ポンプ - Google Patents

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Description

この発明は、電動モータ及び電動ポンプに関するものである。
電気自動車やハイブリッド車両の駆動用モータや駆動用モータと連結されるギヤボックス等にオイルを圧送する電動ポンプの駆動源として、電動モータが使用される。
例えば、特許文献1には、複数相のコイルが巻装されたステータと、回転軸に固定され、ステータに対して回転自在に支持されたロータと、有底筒状に形成され、ステータ及びロータが収容されたモータハウジングと、モータハウジングの開口部を閉塞するブラケットユニットとを備えたブラシレスモータが記載されている。
ここで、ロータを構成する回転軸の一端は、モータハウジングのエンド部(底部)に設けられた軸受に回転自在に支持されている。一方、回転軸の他端は、ブラケットユニットに設けられた軸受に回転自在に支持されている。
特開2010−104212号公報
ところで、上述の従来技術のブラシレスモータを組み立てる場合、モータハウジングにステータを組み込み、さらに、ロータの回転軸の一端をモータハウジングの軸受に挿入した後、モータハウジングの開口部を閉塞するようにブラケットユニットを組み付ける。このとき、ブラケットユニットの軸受に回転軸の他端を挿入させるように、ブラケットユニットを組み付けることになる。すなわち、ロータの支持固定作業とブラケットユニットの組み付け作業とを同時に行う必要がある。
ここで、ブラケットユニットに組み付けられた軸受は、ブラケットユニットの外部から視認しづらく、軸受と回転軸の他端との位置合わせが行いにくいという課題がある。
また、ロータの支持固定作業とブラケットユニットの組み付け作業とを同時に行う必要があるので、モータハウジングの軸受とブラケットユニットの軸受との芯出しが、モータハウジングに対するブラケットユニットの組み付け精度に影響されてしまうという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ロータの回転軸を回転自在に支持する軸受の組み付け作業を簡素化できると共に、軸受の位置精度を向上させることができる電動モータ及び電動ポンプを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、少なくとも一端にケース開口部を有するモータハウジングと、前記モータハウジング内に設けられ、コイルが巻回されているステータと、前記モータハウジング内、前記ステータに対して回転自在に設けられ、マグネットを有するロータと、前記モータハウジングの前記ケース開口部に取り付けられ、前記ロータの回転軸の一端を回転自在に支持する軸受ユニットと、前記ステータの前記ケース開口部側端に設けられ、前記ステータの前記コイルに給電を行うためのバスバーリングユニットとを備え、前記軸受ユニットは、前記ロータの回転軸の一端に取り付けられる第1軸受と、前記第1軸受を保持する軸受ホルダとを有し、前記軸受ホルダに、前記モータハウジングに対する位置決めを行うための位置決め部を設け、前記軸受ホルダは、前記第1軸受が内嵌される有底筒状部のベース部を有し、前記有底筒状部の周囲に前記ステータ側に向けて段差部が形成されたホルダ本体と、前記有底筒状部のホルダ開口部を閉塞し、前記有底筒状部と協働して前記第1軸受を挟持する軸受プレートとを有し、前記軸受プレートは、少なくとも前記第1軸受に対応する部位が弾性変形可能に構成され、前記バスバーリングユニットと前記段差部との間に、圧縮変形されて前記バスバーリングユニットを前記ステータ側に向かって付勢するスプリングプレートを設けたことを特徴とする。
このように構成することで、軸受ユニットとモータハウジングとの位置合わせを行うだけでロータの位置決め支持作業を完了させることができる。すなわち、従来のブラケットユニットの組み付け作業とは別に、第1軸受の組み付け作業を完了させることができる。
このため、第1軸受の組み付け作業を簡素化できると共に、第1軸受の位置決めを容易に行うことができる。
これに加え、軸受ホルダに位置決め部が設けられているので、第1軸受の位置精度を向上させることができる。
また、ホルダ本体及び軸受プレートの形成誤差を軸受プレートにより吸収できる。そして、これらホルダ本体と軸受プレートとにより、第1軸受をガタつかせることなく確実に保持できる。
上記の課題を解決するために、前記スプリングプレートは、前記バスバーリングユニットに接触するように、かつ径方向の外側に配置される本体部と、前記本体部よりも径方向の内側に配置され、前記段差部に当接する弾性変形可能な複数の脚部とを備えていることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータ記ホルダ本体に、前記モータハウジングの前記ケース開口部にインロー嵌合可能なインロー嵌合部を形成し、このインロー嵌合部を前記位置決め部として構成したことを特徴とする。
このように構成することで、簡素な構造で、且つ安価に軸受ホルダを形成することができる。また、簡素な構造で、且つ容易にモータハウジングと軸受ユニットとの位置決めを行うことができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、前記インロー嵌合部は、前記ケース開口部の内周面に沿うように配置された複数の凸部から成ることを特徴とする。
このように構成することで、ケース開口部の内周面の全体に渡って連続的にインロー嵌合部を形成する場合と比較して、インロー嵌合部を容易、且つ安価に形成することができる。また、インロー嵌合部とケース開口部の内周面との間のガタを極力無くすることができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、前記軸受プレートは、締結固定部材によって、前記ホルダ本体の前記段差部以外の箇所と共に前記モータハウジングに共締め固定されていることを特徴とする。
このように構成することで、ホルダ本体と軸受プレートとを固定するための構造を簡素化できる。このため、より簡素な構造で、且つ安価に軸受ホルダを形成することができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、前記ホルダ本体及び前記軸受プレートの少なくとも何れか一方に、これらホルダ本体と軸受プレートとを仮固定するための仮固定部が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、モータハウジングにホルダ本体と軸受プレートとを組み付ける際、両者がばらばらになってしまうことを防止できる。このため、モータハウジングに、ホルダ本体と軸受プレートとを容易に取り付けることが可能になる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、前記仮固定部は、前記ホルダ本体及び前記軸受プレートの何れか一方に設けられた弾性変形可能な舌片部を有し、この舌片部が、前記ホルダ本体及び前記軸受プレートの何れか他方にスナップフィット固定されるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、簡素な構造で、且つ安価に仮固定部を形成することができる。また、ホルダ本体と軸受プレートとがスナップフィット固定により一体化されるので、軸受ユニットの組み立てを簡素化できる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、前記モータハウジングは有底筒状に形成されており、前記モータハウジングの底部に、前記ロータの回転軸の他端を回転自在に支持するための第2軸受が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、モータハウジングに軸受ホルダを組み付けるだけでロータの回転軸の両端を回転自在に支持することが可能になる。このため、電動モータの組み付け作業性を向上させることができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動ポンプは、電動モータと、前記モータハウジングに一体化され、前記電動モータによって駆動されるポンプ部とを備えたことを特徴とする。
このように構成することで、ロータの回転軸を回転自在に支持する軸受の組み付け作業を簡素化できると共に、軸受の位置精度を向上させることができる電動ポンプを提供できる。
本発明によれば、軸受ユニットとモータハウジングとの位置合わせを行うだけでロータの位置決め支持作業を完了させることができる。すなわち、従来のブラケットユニットの組み付け作業とは別に、第1軸受の組み付け作業を完了させることができる。
このため、第1軸受の組み付け作業を簡素化できると共に、第1軸受の位置決めを容易に行うことができる。
これに加え、軸受ホルダに位置決め部が設けられているので、第1軸受の位置精度を向上させることができる。
また、ホルダ本体及び軸受プレートの形成誤差を軸受プレートにより吸収できる。そして、これらホルダ本体と軸受プレートとにより、第1軸受をガタつかせることなく確実に保持できる。
本発明の実施形態における電動ポンプの斜視図である。 本発明の実施形態における電動ポンプの縦断面図である。 本発明の第1実施形態におけるモータケースを開口部側からみた斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるバスバーリングユニット、ステータ及びスプリングプレートの斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるスプリングプレートの平面図である。 本発明の第1実施形態におけるスプリングプレートの保持爪部の説明図である。 本発明の第1実施形態における電動ポンプの分解斜視図である。 図2のベアリングユニットの部分の拡大図である。 本発明の第1実施形態におけるベアリングユニットの斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるベアリングユニットの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるホルダ本体の斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるホルダ本体の平面図である。 本発明の第2実施形態におけるベアリングユニットの斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるベアリングユニットの分解斜視図である。
(第1実施形態)
(電動ポンプ)
次に、この発明の第1実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図1は、電動ポンプの斜視図、図2は、電動ポンプの中心軸Oを含む縦断面図である。
図1、図2に示すように、電動ポンプ1は、例えばハイブリッド車両の駆動用モータや、この駆動用モータと連結されるギヤボックス等にオイルを圧送するためのものである。電動ポンプ1は、ハウジング10と、ハウジング10の内部に収納されブラシレスモータ20と、ブラシレスモータ20を制御するための制御装置50と、ハウジング10の外部に設けられブラシレスモータ20により駆動されるポンプ部90とを備えている。
ここで、電動モータ70及びポンプ部90は、電動ポンプ1の中心軸Oと共通の中心軸を有している。以下の説明では、中心軸Oに沿う方向を軸方向といい、中心軸Oと直交する方向を径方向といい、中心軸O回りに周回する方向を周方向という。
図2に示すように、ハウジング10は、金属材料からなっており、本実施形態ではアルミニウム材料をダイキャスト加工することによって形成されている。ハウジング10は、軸方向の一方側に開口部12を有し軸方向の他方側に底部13を有する有底筒状のモータケース11と、モータケース11の開口部12側に取り付けられたカバー部材46と、により構成されている。モータケース11の内側にはブラシレスモータ20が配置され、モータケース11の開口部12側である軸方向の端部には、制御装置50が一体的に連結するように配置され、モータケース11の底部13側である他方側の端部(外端面14)には、ポンプ部90が配置されている。
(モータケース)
図3は、モータケースを開口部側からみた斜視図である。
図3に詳示するように、モータケース11は略円筒状の筒部11aを有しており、この筒部11aの底部13とは反対側が開口部12になっている。開口部12の内周縁の形状は、筒部11aの形状と同様に略円形状になっている。そして、筒部11aの開口部12側の端面11bには、制御装置50を取り付けるための制御装置配設部40が一体成形されている。
制御装置配設部40は、軸方向平面視で略長方形状に形成されている。そして、制御装置配設部40には、開口部12よりもやや大きく形成され、この開口部12と連通する配設用開口41が形成されている。この配設用開口41は、制御装置配設部40内に制御装置50及び後述のベアリングユニット3を収納するために用いられるものであって、軸方向平面視で略長方形状に形成されている。
(ブラシレスモータ)
(ステータ)
このように構成されたモータケース11内に、ブラシレスモータ20を構成するステータ21とロータ31とが収納されている。
より具体的には、図2に示すように、筒部11aの内周面に、ステータ21が接着や圧入等の固定手段により固定されている。ステータ21は、略円筒状のステータコア21aにより形成されている。ステータコア21aは、例えばプレス加工によって周方向に所定数(例えば、この第1実施形態では9個)に分割された状態で略環状に打ち抜かれた金属板(電磁鋼板)を軸方向に複数枚積層したものであって、コイル26を巻装するためのティース23が放射状に複数(例えば、この第1実施形態では9本)形成されている。
各ティース23間には、不図示のスロットが形成さている。スロットは、周方向に沿って等間隔に9スロット形成されている。各ティース23には、全周に渡って絶縁材であるインシュレータ25がそれぞれ装着され、このインシュレータ25上にU相、V相、W相の各相に対応したコイル26が巻装されている。すなわち、この第1実施形態のブラシレスモータ20は、U相、V相、W相の三相のコイル26を備えた三相ブラシレスモータとなっている。
また、各インシュレータ25には、モータケース11の開口部12側(図2参照)における周方向両端部に、それぞれ一対の位置決め凹部25aが形成されている。
(バスバーリングユニット)
図4は、バスバーリングユニット、ステータ及びスプリングプレートの斜視図である。尚、図4における上側は、モータケース11の開口部12側(図2における上側)に相当し、図4における下側は、モータケース11の底部13側(図2における下側)に相当する。
図2、図4に示すように、各ティース23に巻装されているコイル26の端末部26aは、モータケース11の開口部12側(図2参照)に向かって引き出されて、バスバーリングユニット120と接続されている。
バスバーリングユニット120は、外部からの電力を各相のコイル26に給電するためのものであって、中央部に開口部121aを有する絶縁材料からなる絶縁材料からなる略円環状のバスバーリングホルダ121に金属製の複数(この第1実施形態では4個)のバスバーリング122が埋設されて形成されている。
各バスバーリング122には、それぞれバスバーリングホルダ121の径方向の外側に延出された接続端子123を一体的に備えている。接続端子123の先端には、二又状に設けられた一対の爪部123a,123aと、一対の爪部123a,123aの間からモータケース11の開口部12側(図2参照)に延びる接合部123bと、が形成されている。
各バスバーリング122の接続端子123には、それぞれ各相の所定のコイル26の端末部26aが、一対の爪部123a,123aの間に挟持された状態で例えば抵抗溶接により接合部123bに電気的に接続される。これにより、各バスバーリング122は、各相用バスバーに割り当てられる。より具体的には、各相のコイル26の巻始め端と接続されるU相用バスバー、V相用バスバー及びW相用バスバーと、各相のコイル26の巻終わり端と接続される中性点用バスバーと、に割り当てられている。
また、各バスバーリング122のうち、U〜W相用バスバーは、バスバーリングユニット120におけるモータケース11の開口部12側(図2における右側)の第一端面120aに設けられた壁部124aから、制御装置50(図2参照)に向かって軸方向に沿うように立設された給電端子125a〜125cをそれぞれ一体的に備えている。給電端子125a〜125cは、制御装置50(図2参照)に電気的に接続される。また、バスバーリングユニット120の第一端面120aには、径方向外側において軸方向に突出した位置決め凸部124bが、周方向にわたって複数箇所に形成されている。
バスバーリングユニット120の第一端面120aとは反対側の第二端面120bには、開口部121aの縁に沿って複数個所に位置決め凸部121bが形成されている。
上述のように形成されたバスバーリングユニット120は、第二端面120bに形成された位置決め凸部121bが、インシュレータ25におけるモータケース11の開口部12側(図2参照、図4における上側)の端面に形成された各位置決め凹部25aに位置決め係合し周方向に周り止めされた状態で配置されている。この状態では、給電端子125a〜125cが、カバー部材46側に向かって突出している。
バスバーリングユニット120の外周面には、所定位置に軸方向に沿うように保持溝126が複数箇所に形成されている。この第1実施形態の保持溝126は、一定の幅を有して形成されており、所定位置に2箇所に設けられている。また、バスバーリングユニット120の第二端面120bにおける保持溝126に対応する位置には、軸方向に凹んだ保持凹部126aが形成されている。
(スプリングプレート)
バスバーリングユニット120の第一端面120a側には、スプリングプレート130が設けられている。スプリングプレート130は、バスバーリングユニット120をステータ21側(インシュレータ25側)に付勢する平板状の板ばね部材であり、例えば鉄やステンレス等の金属板部材をプレス等により打ち抜くことにより、全体として平面視で略リング状に形成されている。
図5は、スプリングプレートの平面図である。
図5に示すように、スプリングプレート130は、径方向の外側に配置される本体部131と、本体部131よりも径方向の内側に配置される複数(例えば、この第1実施形態では5本)の脚部132とを備えている。
スプリングプレート130の本体部131は、平面視で略C字形状に形成されており、図4に示すように、バスバーリングユニット120の第一端面120a上に面接触した状態で配置される。スプリングプレート130の本体部131の外径は、バスバーリングユニット120の外径と同等に設定されている。
バスバーリングユニット120の第一端面120a上に、スプリングプレート130の本体部131を配置したとき、略C字形状に形成された本体部131の分断部分には、給電端子125a〜125cの基端部の壁部124aが配置される。
図5に示すように、スプリングプレート130の本体部131には、バスバーリングユニット120の位置決め凸部124b(図4参照)と対応する位置に、切り欠き部134が複数個所に形成されている。図4に示すように、各切り欠き部134内には、バスバーリングユニット120の各位置決め凸部124bが配置される。これにより、略C字形状に形成されたスプリングプレート130は、スプリングプレート130の圧縮による拡径が防止されるとともに、バスバーリングユニット120に組付ける際に周方向に位置決めされる。
尚、符号135は、コイル26と接続端子123との電気的接続作業を行う際の逃げ溝である。
図6は、スプリングプレートの保持爪部の説明図である。尚、図6は、バスバーリングユニット120の第二端面120b側から見た斜視図であり、スプリングプレート130及びバスバーリングユニット120のみ図示している。
図6に示すように、スプリングプレート130の本体部131における径方向の外側には、軸方向に沿ってステータ21側(図4における下側)に延びる保持爪部133が複数(例えば、この第1実施形態では2本)形成されている。図4に示すように、保持爪部133は、バスバーリングユニット120の外周面に形成された保持溝126に対応する位置に形成されている。保持爪部133は、バスバーリングユニット120の第一端面120a上にスプリングプレート130の本体部131を配置したときに、保持溝126内に配置される。
ここで、図6に示すように、保持爪部133の先端部133aは、径方向の内側に向かってアンカー状に屈曲形成されて、バスバーリングユニット120の第二端面120bに形成された保持凹部126aに係合している。これにより、スプリングプレート130は、バスバーリングユニット120に仮保持される。
したがって、図4に示すように、スプリングプレート130とバスバーリングユニット120との相対位置を容易に決定できるとともに、電動ポンプ1を組み立てる際にバスバーリングユニット120からのスプリングプレート130の脱落を防止できる。
とりわけ、ステータ21の径方向の内側にロータ31(図2参照)を配置する際、ロータ31のマグネット33(図2参照)によりスプリングプレート130が吸引されて、スプリングプレート130が所定位置からズレたり、バスバーリングユニット120から脱落したりするのを抑制できる。よって、スプリングプレート130を組付ける際の組付性を向上できる。
図6に示すように、スプリングプレート130の各脚部132は、本体部131の径方向の内側において、本体部131の周方向に沿うように延びている。図4に示すように、各脚部132の先端部132aは、本体部131よりもモータケース11の開口部12側(図2における右側)に配置されている。
図2、図3に示すように、脚部132の先端部132aは、軸方向に沿って弾性変位可能となっており、後述するベアリングユニット3に当接している。ベアリングユニット3は、モータケース11に一体成形されている制御装置配設部40の配設用開口41内に収納され、さらに、モータケース11の端面11b上に載置されている。
(ベアリングユニット)
図7は、電動ポンプの分解斜視図、図8は、図2のベアリングユニットの部分の拡大図、図9は、ベアリングユニットの斜視図、図10は、ベアリングユニットの分解斜視図である。
図7〜図10に示すように、ベアリングユニット3は、ロータ31の回転シャフト35を回転自在に支持するためのベアリング5と、このベアリング5を保持するためのベアリングホルダ4とを有している。ベアリングホルダ4は、例えば鋼板材をプレス加工して形成されたホルダ本体140、及び例えばステンレス製の板状からなるベアリングプレート141を、重ね合わせたものである。
図11は、ホルダ本体の斜視図、図12は、ホルダ本体の平面図である。
図11、図12に詳示するように、ホルダ本体140は、板状のベース部142を有している。ベース部142は、モータケース11の端面11bに形成されている配設用開口41(図3参照)に対応するように、平面視略長方形状に形成されている。また、ベース部142の中央の大部分には、図8中、下側に向けて平面視略円形状の段差部144が形成されている。
さらに、段差部144の略中央に、ベアリング5が内嵌される有底筒状部143が、図8中、下側に向けて突出形成されている。有底筒状部143の周壁143aに、ベアリング5の外輪5aが挿入されるようになっている。また、有底筒状部143の底壁143bの大部分には、開口部143cが形成されている。この開口部143cに、ロータ31の回転シャフト35が挿通される(図8参照)。また、開口部143cを形成することにより、底壁143bがベアリング5の外輪5aのみに当接するようになっている。
さらに、ベース部142には、段差部144の周囲に、この段差部144の周方向に沿うように、図8中、下側に向けて複数(例えば、この第1実施形態では6個)の凸部145が形成されている。
ここで、図12に二点鎖線で示すように、全ての凸部145に接する円のうち、径方向外側に形成される外接円GEの直径E1は、モータケース11の開口部12の内径E2(図3参照)と略一致するように設定されている。
このように形成されたホルダ本体140は、凸部145をモータケース11の開口部12側に向けた状態でモータケース11の端面11b上に載置される。これにより、モータケース11の開口部12に複数の凸部145が点接触にてインロー嵌合された状態で、モータケース11の端面11bとホルダ本体140のベース部142とが当接する。
ここで、図3に示すように、モータケース11の端面11bには、4つの雌ネジ部11cがほぼ等間隔に刻設されている一方、図11、図12に示すように、ベース部142の雌ネジ部11cに対応する部位には、それぞれ貫通孔142aが形成されている。この貫通孔142aにボルト146(図7、図8参照)を挿通し、雌ネジ部11cにボルト146を螺入することにより、モータケース11にホルダ本体140が締結固定されるようになっている。
また、ベース部142には、モータケース11の端面11bに載置した状態で給電端子125a〜125cに対応する一辺に、これら給電端子125a〜125cとの干渉を避けるための切欠き部147が形成されている。さらに、ベース部142には、切欠き部147が形成されていない他の三辺に、それぞれ切起し部148が形成されている。切起し部148は、切欠き部147の貫通孔141aを挟んだ反対側に設けられた第一切起し片148aと、残りの二辺に設けられた第二切起し片148b、第三切起し片148cとからなり、これら切起し部148a〜148cは、ホルダ本体140とベアリングプレート141との位置決めや、ベアリングユニット3をモータケース11に組み付けるまで、ホルダ本体140にベアリングプレート141を仮固定するための機能を有している。
ベアリングプレート141は、ホルダ本体140に対応するように、平面視略長方形状に形成されている。そして、ホルダ本体140のベース部142とベアリングプレート141とが重なり合うようになっている。
ベアリングプレート141の中央部分、つまり、ホルダ本体140の有底筒状部143に対応する部位には、開口部149が形成されている。この開口部149の直径E3と、有底筒状部143に形成されている開口部143cの直径E4は、略同一に設定されている。すなわち、ベアリングプレート141の開口部149の周囲は、ベアリング5の外輪5aのみに当接するようになっている。
また、ベアリングプレート141には、開口部149に4つの切込み部150が周方向に等間隔で形成されている。切込み部150は、径方向に沿って形成されている。切込み部150を形成することにより、ベアリングプレート141の開口部149の周縁には、4つの舌片部151が形成された状態になる。これら舌片部151は、僅かに弾性変形可能になっている。
ここで、図8に詳示するように、ホルダ本体140のベース部142と有底筒状部143の底壁143bとの間の高さH1は、ベアリング5の軸方向の厚みH2よりも若干小さくなるように設定されている。このため、ホルダ本体140とベアリングプレート141とを重ね合わせると、ベアリングプレート141の舌片部151が僅かに弾性変形し、ベアリング5に押圧力を付与する。このため、ベアリングユニット3内でベアリング5がガタついてしまうのを確実に防止できる。
また、ベアリングプレート141には、ホルダ本体140のベース部142に形成された貫通孔142aに対応する部位に、貫通孔141aが形成されている。この貫通孔141aにもボルト146が挿通される。すなわち、ベアリングプレート141は、ホルダ本体140と共に、モータケース11に共締め固定されるようになっている。
さらに、ベアリングプレート141の一辺には、ホルダ本体140の切欠き部147に対応するように、給電端子125a〜125cとの干渉を避けるための切欠き部152が形成されている。また、ベアリングプレート141には、切欠き部152が形成されていない他の三辺に、ホルダ本体140のベース部142に形成された切起し部148に対応するように、凹部153が形成されている。この凹部153は、第一切起し片148aに対応して設けられた第一凹部153a、第二切起し片148bに対応して設けられた第二凹部153b、第三切起し片148cに対応して設けられた第三凹部153cとからなる。第一凹部153aは、第一切起し片148aを受け入れ可能に形成されており、ホルダ本体140とベアリングプレート141との組み付け時のセンター出しの位置決めを行うようになっている。また、第二凹部153bと、第三凹部153cは、それぞれ、第二切起し片148b、第三切起し片148cを受け入れ可能に形成されており、ベアリングユニット3をモータケース11に組み付けるまで、ホルダ本体140にベアリングプレート141を仮固定するための機能を有している。
切起し部148は、ベアリングユニット3の組み立て前は、ベース部142に対して略直交するか、又はやや外側に拡がるように切起されている。そして、ホルダ本体140とベアリングプレート141とを重ね合わせ、凹部153に切起し部148を挿入した後、内側に折り曲げるようになっている(詳細は後述する)。
図2、図8に詳示するように、このように構成されたベアリングユニット3を、モータケース11の開口部12側の端部に取り付けたとき、スプリングプレート130の各脚部132の先端部132aは、ベアリングユニット3のホルダ本体部140における段差部144に当接して弾性変形する。したがって、スプリングプレート130は、バスバーリングユニット120をステータ21側に向かって付勢することができる。
これにより、ブラシレスモータ20及び電動ポンプ1が振動したときのバスバーリングユニット120のガタつきを防止できる。また、スプリングプレート130の付勢反力は、ベアリングユニット3を介してモータケース11に伝達される。
尚、ベアリングユニット3の段差部144には、ボルト等が配置されないので、スプリングプレート130の脚部132を自由にレイアウトすることができる。例えば、この第1実施形態では、脚部132の本数が5本に設定されているが(図5参照)、5本に限られず、4本以下であっても5本以上であってもよい。
一方、モータケース11の底部13は、軸方向に沿った断面が略矩形状に形成されており、軸方向に所定の厚さを有して形成されている。モータケース11の底部13の中央部には、軸方向に沿って底部13を貫通するシャフト挿通孔13aが形成されている。また、モータケース11の底部13には、筒部11aよりも縮径されたベアリング保持部13bと、ベアリング保持部13bよりも縮径されたシール保持部13cとが、この順番で開口部12側から底部13側に向かって並んで設けられている。ベアリング保持部13bには、ベアリング6の外輪が内嵌されている。また、シール保持部13cには、モータケース11の内側へのオイルの浸入を防止するためのオイルシール7が内嵌されている。
ステータ21の径方向の内側には、ロータ31が設けられている。ロータ31は、回転シャフト35と、回転シャフト35の外周面に固定されるロータコア32と、ロータコア32の外周面に周方向に沿って配置される複数のマグネット33と、各マグネット33をロータコア32に保持するためのマグネットカバー33aと、マグネットホルダ33bとを備えている。ロータコア32は、ステータ21と同様に、例えばプレス加工によって略環状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)を軸方向に複数枚積層して構成されている。各マグネット33は、ロータコア32の径方向外側において、周方向に磁極が交互に変わるように配置されている。
回転シャフト35には、ベアリングユニット3に設けられたベアリング5の内輪5bの他に、モータケース11の底部13に設けられたベアリング6の内輪が固定される。これにより、ロータ31は、ベアリング5とベアリング6とにより、ステータ21の径方向の内側において中心軸Oと同軸上に回転自在に軸支される。回転シャフト35の一方端部35aは、モータケース11の開口部12の端部に配置されている。また、回転シャフト35の他方端部35bは、ベアリング6、オイルシール7及びシャフト挿通孔13aに挿通されて、モータケース11の底部13の外端面14よりも外側に突出している。
また、モータケース11の底部13の内部には、底部13における径方向の一側面15a(図1参照)であるモータケース11の外部と、底部13の外端面14とを連通する吸入ポート16及び排出ポート17が一体的に形成されている。吸入ポート16及び排出ポート17は、モータケース11の底部13の外端面14に一体的に連結するよう設けられたポンプ部90内にそれぞれ連通している。これにより、後述するようにギヤボックス等の被取付体に締結固定された電動ポンプ1を駆動した際、圧送されるオイル自体が熱を持っていても、その熱は吸入ポート16、排出ポート17から金属材料よりなるモータケース11に伝達される。特に、モータケース11を熱伝導率の良いアルミニウム材から形成することにより、オイルの熱を効果的に拡散することができる。
(ポンプ部)
ポンプ部90は、所謂トロコイドポンプであり、モータケース11の外端面14に取り付けられたポンプケース91と、ポンプケース91内に設けられたインナロータ92及びアウタロータ93と、軸方向の外側からポンプケース91を覆うポンプカバー94とにより形成されている。ポンプケース91は、例えば鉄(炭素鋼)やアルミニウム等の金属材料により枠状に形成されており、内側が軸方向視で円形状のポンプ収納部91aとなっている。
ポンプ収納部91aは、中心軸Oに対して偏心している。ポンプケース91は、モータケース11の外端面14に、例えば複数のボルト96等を螺合することにより締結されており、モータケース11の外端面14とポンプケース91との間には、周方向の全周にわたってOリング97が配置されている。これにより、モータケース11の外端面14とポンプカバー94との間のシール性が確保される。
インナロータ92は、例えば、鉄(炭素鋼)やアルミニウム等の金属材料により形成されており、複数(例えば、この第1実施形態では7個)の外歯を有している。インナロータ92は、回転シャフト35の他方端部35b(図2における左側の端部)に、例えば、他方端部35bに二方取り加工を行い、インナロータ92を軸方向に相対移動自在、且つ周方向に相対移動不能な状態で支持されている。
アウタロータ93は、インナロータ92と同様に、例えば、鉄(炭素鋼)やアルミニウム等の金属材料により形成されており、インナロータ92の外歯と噛合可能であって、インナロータ92の外歯よりも多い複数(例えば、この第1実施形態では8個)の内歯を有している。アウタロータ93は、その外径がポンプ収納部91aの内径よりも僅かに小さくなるように形成されている。アウタロータ93は、インナロータ92の回転に伴い、アウタロータ93の外周面の一部がポンプ収納部91aの内周面に支持されて回転する。
互いに噛合するインナロータ92の外歯とアウタロータ93の内歯との間には、ポンプ室95が形成される。ポンプ室95は、インナロータ92及びアウタロータ93の回転に伴って容積が増減するように形成されており、吸入ポート16及び排出ポート17と連通している。ポンプ室95は、容積が増大することにより、ポンプ室95外から吸入ポート16を通じてポンプ室95内にオイルを吸引し、容積が減少することにより、ポンプ室95内から排出ポート17を通じてポンプ室95外にオイルを排出している。
ポンプカバー94は、例えば、鉄(炭素鋼)やアルミニウム等の金属材料により形成されており、軸方向の外側からポンプケース91に、不図示のボルト等により固定されている。ポンプケース91とポンプカバー94との間には、周方向の全周にわたってOリング98が配置されている。これにより、ポンプケース91とポンプカバー94との間のシール性が確保される。
尚、複数のボルト96によってポンプケース91をモータケース11の外端面14に締結すると、Oリング97、Oリング98が軸方向に圧縮されることで各部のシール性を発揮するようになっている。
図1に示すように、モータケース11の底部13における径方向の一側面15aには、外側に張り出す電動ポンプ取付部15が形成されている。電動ポンプ取付部15には、取付孔15bが複数形成されている。電動ポンプ1は、取付孔15bに挿通された不図示のボルトをギヤボックス等の被取付体に締結することで、被取付体に取り付けられる。これにより、吸入ポート16及び排出ポート17は、被取付体の内部と連通するとともに、オイルを被取付体の内部に圧送可能に構成されている。
図7に示すように、モータケース11に一体成形されている制御装置配設部40の長手方向の一端部は、軸方向から見てモータケース11の径方向の外側に張り出し形成されたフランジ部42となっている。フランジ部42の中央部には、軸方向に貫通する貫通孔43が形成されている。この貫通孔43には、制御装置50の後述のコネクタ部58が挿入される。
(制御装置)
制御装置50は、主に本体部分を構成する板状のバスバーユニット本体53と、ブラシレスモータ20(図2参照)を駆動するモータ駆動ユニット66と、モータ駆動ユニット66を制御するモータ制御ユニット71と、外部電源から供給される電流のノイズを抑制する複数の雑防素子80とにより構成されている。
尚、以下の説明では、制御装置50におけるモータケース11の外側の面を第一主面51とし、第一主面51とは反対側であって、モータケース11の内側の面を第二主面52として説明する。
バスバーユニット本体53は、内部に複数のバスバー100が配線された絶縁材料からなるベース部54と、ハウジング10のフランジ部42に対応した部位においてベース部54に一体的に設けられたコネクタ部58とを有している。
ベース部54は、平面視で略長方形状の板状に形成されており、例えばモールド成形することにより内部に複数のバスバー100を設けている。ベース部54の第二主面52側であって、フランジ部42の貫通孔43に対応する部位に、コネクタ部58が立設されている。そして、第二主面52を制御装置配設部40に載置するようにして、この制御装置配設部40に制御装置50が取り付けられる。このように制御装置50を取り付けると、制御装置配設部40の配設用開口41に、モータ制御ユニット71が臨まされた状態になる。
また、ベース部54には、給電端子125a〜125c(図6参照)に対応した位置にバスバー用開口54aが形成されている。バスバー用開口54aは、ベース部54を貫通して形成されている。そして、モータケース11に制御装置50を取り付けた状態で、バスバー用開口54aに、給電端子125a〜125cが挿通されるようになっている。
複数のバスバー100は、主に信号系ターミナルバスバーと、パワー用ターミナルバスバー102a,102bと、パワー用バスバー(何れも不図示)と、三相バスバー104a〜104cとを備えており、それぞれ例えば銅等の金属材料により板状に形成されている。
複数のバスバー100を介し、コネクタ部58、モータ駆動ユニット66、モータ制御ユニット71、及び雑防素子80がそれぞれ電気的に接続される。また、バスバー用開口54aを介し、ブラシレスモータ20から延びる給電端子125a〜125cと、制御装置50の三相バスバー104a〜104cとが電気的に接続され、ブラシレスモータ20に電力を供給することができるようになっている。
また、ベース部54の第二主面52側には、コネクタ部58の基端部の周辺にシール面55が形成されている。シール面55は、中心軸Oと直交する平坦面に形成されている。そして、ベース部54のシール面55と、ハウジング10のフランジ部42との間には、コネクタ部58周りに環状に配されたシール部材56が挟持されている。
シール部材56は、環状のOリングである。シール部材56は、フランジ部42の貫通孔43を囲むように形成されたリング溝44内に嵌め込まれるとともに、ベース部54のシール面55によりわずかに潰される。これにより、シール部材56は、コネクタ部58周りのシール性を確保し、コネクタ部58とフランジ部42の貫通孔43との間隙から浸入した水がシール部材56よりも外側に移動するのを防止している。
さらに、ベース部54の四隅には、金属材料からなるパイプ状のカラー部材57a〜57dがインサート成形されている。そして、各カラー部材57a〜57dにボルト111をそれぞれ挿通して制御装置配設部40に締結することにより、モータケース11における軸方向の開口部12側の端部に、制御装置50が一体的に連結される。
また、ベース部54を挟んでコネクタ部58とは反対側の第一主面51上はデッドスペースとなっており、この部位に、複数の雑防素子80が設けられている。各雑防素子80は、例えば、Xコンデンサ87、平滑コンデンサ88,88及びチョークコイル81により構成されている。
尚、Xコンデンサ87は、主にラジオノイズを抑制するために設けられている。Xコンデンサ87は、例えば略円筒状の電界コンデンサであって、その中心軸線がベース部54の長手方向に沿うように配置されている。
また、平滑コンデンサ88は、ブラシレスモータ20の駆動に伴い生じる電圧の変化を抑制するために設けられている。平滑コンデンサ88は、Xコンデンサ87と同様に、例えば円筒状の電界コンデンサであって、Xコンデンサ87と同様に、その中心軸線がベース部54の長手方向に沿うように配置されている。
さらに、チョークコイル81は、主にラジオノイズを抑制するために設けられている。チョークコイル81は、例えばフェライト等の磁性材料からなる円柱状のコア(不図示)に、導線83を巻きつけたものであって、コアの中心軸線に沿うように、モータ駆動ユニット66側に向かって略平行に延びている。
(カバー部材)
図2、図7に示すように、カバー部材46は、制御装置配設部40に対して例えばボルト112により締結固定されており、制御装置配設部40及び制御装置50を軸方向の外側から覆蓋している。
カバー部材46は、例えば鉄(炭素鋼)やアルミニウム、銅等の金属材料により形成されている。特に、カバー部材46は、熱伝導率が高く、軽量かつ廉価なアルミニウムにより形成されるのが望ましい。
カバー部材46は、制御装置配設部40に対応して中心軸O周りに矩形枠状に配置された周壁47と、軸方向に面する底壁48とにより、略バスタブ状に形成されている。カバー部材46の周壁47と制御装置配設部40との間には、周方向の全周にわたってOリング99が配置されている。Oリング99は、カバー部材46の周壁47の先端面に形成されたリング溝47aに嵌め込まれると共に、ボルト112によりカバー部材46を締結する際に僅かに潰されることでシール性を発揮する。これにより、制御装置配設部40とカバー部材46との間のシール性が確保される。
カバー部材46の底壁48には、ハウジング10の内外を連通する呼吸孔45が設けられている。呼吸孔45は、ハウジング10の内部が、例えば温度上昇に伴う空気の膨張によってハウジング10の外部よりも高圧力となった場合に、圧力をハウジング10の外部に開放するためのものである。
カバー部材46の底壁48の外側面には、複数の冷却フィン49が一体成形されている。冷却フィン49は、制御装置50で発生した熱を放熱している。
ここで、制御装置50の第一主面51側に取り付けられたモータ駆動ユニット66は、カバー部材46の底壁48の内側面48aに、放熱シート68を介して接触するようになっている。これにより、モータ駆動ユニット66は、放熱シート68を介してカバー部材46に熱を伝達させて、効率よくカバー部材46の冷却フィン49から放熱できる。
また、カバー部材46は、ハウジング10の制御装置配設部40に締結固定されるため、制御装置50で発生した熱は、カバー部材46の冷却フィン49を介して放熱されるとともに、カバー部材46に比べて体積が大きく、熱伝導率の高いアルミニウム製のハウジング10側にも熱引きされて拡散されるため、制御装置50の冷却性能をさらに高めることができる。
(ベアリングユニットの組み立て方法、及びモータケースへのベアリングユニットの取り付け方法)
次に、図2、図7、図9〜図11に基づいて、ベアリングユニット3の組み立て方法、及びこのベアリングユニット3のモータケース11への取り付け方法について説明する。
まず、図9、図10に示すように、ベアリングユニット3を組み立てるにあたって、ホルダ本体140の有底筒状部143の周壁143aに、ベアリング5の外輪5aを挿入する。この状態では、ホルダ本体140の切起し部148は、ベース部142に対して略直交するか、又はやや外側に拡がるように切起されている。
そして、ホルダ本体140に、ベアリング5を取り付けた上からベアリングプレート141を重ね合わせる。このとき、ホルダ本体140の第一切起し片148aとベアリングプレート141第一の凹部153aの位置とをセンターの位置合わせをしながら組み付ける。そして、第二凹部153、第三凹部153cに第二切起し片148b、第三切起し片148cをそれぞれ挿入した状態で第二切起し片148b、第三切起し片148cを内側に折り曲げる。これにより、第二凹部153b、第三凹部153cに第二切起し片148b、第三切起し片148cが係合され、ホルダ本体140にベアリングプレート141が仮固定される。
次に、組み立てられたベアリングユニット3のベアリング4の内輪5bに、予め組み立てられたロータ31の回転シャフト35の一方端部35aを圧入する。
そして、この状態で、図2、図7に示すように、ホルダ本体140のベース部142に形成されている複数の凸部145(図11参照)を、モータケース11の開口部12側に向け、制御装置配設部40の配設用開口41にベアリングユニット3を収納する。このとき、同時にロータ31もモータケース11内に収納される。
尚、ロータ31は、回転シャフト35の他方端部35bを、予めモータケース11の底部13に設けられたベアリング6に挿入しておいてもよいし、ベアリング5に回転シャフト35の一方端部35aを挿入した後、他方端部35bをベアリング6に挿入してもよい。
そして、モータケース11の端面11bにベアリングユニット3を載置する。このとき、モータケース11の開口部12に複数の凸部145が点接触でインロー嵌合され、モータケース11に対するベアリングユニット3の位置決めが行われる。
モータケース11の端面11bにベアリングユニット3を載置した後、このベアリングユニット3の貫通孔141a,142aにボルト146を挿通し、このボルト146をモータケース11の雌ネジ部11cに螺入する。これにより、モータケース11へのベアリングユニット3の取り付け作業が完了する。これと同時に、ロータ31の組み付け作業も完了させることができる。
(効果)
したがって、上述の第1実施形態によれば、ロータ31の回転シャフト35の一方端部35aを回転自在に支持するために、ベアリングユニット3を設けたので、このベアリングユニット3をモータケース11に組み込むことで、ロータ31の位置決め作業を完了させることができる。換言すれば、従来のブラケットユニット(この第1実施形態でいえば、例えば、カバー部材46)の組み付け作業とは別に、ベアリング5の組み付け作業を完了させることができる。
また、ベアリング5を、例えば鋼板材をプレス加工して形成されたホルダ本体140の有底筒状部143及びベアリングプレート141により挟持するように構成した。このため、ベアリングユニット3全体の構造が簡素化でき、ベアリングユニット3を安価に形成することができる。
さらに、ベアリングユニット3のホルダ本体140に複数の凸部145を形成し、全ての凸部145に接する円のうち、径方向外側に形成される外接円GEの直径E1を、モータケース11の開口部12の内径E2(図3参照)と略一致するように設定し、これら凸部145をモータケース11の開口部12にそれぞれ点接触にてインロー嵌合させるように構成した。このため、モータケース11に対するベアリングユニット3の位置精度を向上させることができる。
そして、複数の凸部145をモータケース11の開口部12にインロー嵌合させるように構成した。このため、ホルダ本体140に、開口部12の全周に当接するような弧状の凸条部を形成する場合と比較して、ホルダ本体140を簡素な構造にすることができる。よって、ホルダ本体140を安価に形成することが可能になると共に、ベアリングユニット3とモータケース11の開口部12との間のガタを極力無くすることができる。
さらに、ベアリングユニット3は、互いに組み立てられて仮固定状態とされたホルダ本体140及びベアリングプレート141を、ボルト146によってモータケース11に共締めすることにより固定されるようになっている。このように構成することで、ホルダ本体140とベアリングプレート141とを、予め互いに強固に固定する必要がなくなる。このため、ベアリングユニット3の構造を簡素化でき、安価なベアリングユニット3を提供することができる。
そして、ベアリングプレート141の開口部149の周縁に4つの舌片部151を形成することにより、ベアリングユニット3を組み立てた際、舌片部151が僅かに弾性変形してベアリング5に押圧力を付与するようになっている。このように、ベアリングプレート141の開口部149の周縁が弾性変形可能に構成されているので、ベアリングユニット3内でベアリング5がガタついてしまうのを確実に防止できる。また、ホルダ本体140の有底筒状部143の形成誤差とベアリング5の形成誤差とを、ベアリングプレート141の舌片部151で吸収することが可能になる。
また、ホルダ本体140に切起し部148を形成する一方、ベアリングプレート141に凹部153を形成している。そして、ホルダ本体140とベアリングプレート141とを重ね合わせた状態で第二切起し片148b、第三切起し片148cを内側に折り曲げることにより、ホルダ本体140とベアリングプレート141とが仮固定されるようになっている。このため、モータケース11にベアリングユニット3を固定する際、ホルダ本体140とベアリングプレート141とがばらばらになってしまうことを防止できる。よって、モータケース11に、ベアリングユニット3を容易に取り付けることが可能になる。
さらに、モータケース11を、略円筒状の筒部11aと、底部13とを有し、この筒部11aの底部13とは反対側が開口部12になるように有底筒状に形成している。そして、底部13に、ロータ31の回転シャフト35を回転自在に支持するためのベアリング6を設けている。このため、モータケース11にベアリングユニット3を組み付けるだけで、各ベアリング5,6により、回転シャフト35の両端を回転自在に支持することができる。このため、ブラシレスモータ20の組み付け作業性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を図1、図2を援用し、図13、図14に基づいて説明する。尚、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
図13は、ベアリングユニットの斜視図、図14は、ベアリングユニットの分解斜視図である。
この第2実施形態において、電動ポンプ1は、例えばハイブリッド車両の駆動用モータや、この駆動用モータと連結されるギヤボックス等にオイルを圧送するためのものである点は、前述の第1実施形態と同様である。また、電動ポンプ1は、ハウジング10と、ハウジング10の内部に収納されブラシレスモータ20と、ブラシレスモータ20を制御するための制御装置50と、ハウジング10の外部に設けられブラシレスモータ20により駆動されるポンプ部90とを備えている点は、前述の第1実施形態と同様である。さらに、ブラシレスモータ20は、ロータ31の回転シャフト35を回転自在に支持するためのベアリングユニット203を備えており、このべアリングユニット203は、ベアリング5と、このベアリング5を保持するためのベアリングホルダ204とを有している点は、前述の第1実施形態と同様である。そして、ベアリングホルダ204は、例えば鋼板材をプレス加工して形成されたホルダ本体240及びベアリングプレート241を、重ね合わせたものである点は、前述の第1実施形態と同様である。
ここで、前述の第1実施形態と第2実施形態との相違点は、以下の通りである。すなわち、前述の第1実施形態のベアリングユニット3は、ホルダ本体140とベアリングプレート141とを仮固定するために、ホルダ本体140に第二切起し片148b、第三切起し片148cを形成する一方、ベアリングプレート141に第二凹部153b、第三凹部141cを形成している。これに対し、第2実施形態のベアリングユニット203は、ホルダ本体240とベアリングプレート241とがスナップフィット固定されるようになっている。
より詳しく、図13、図14に基づいて説明する。
ベアリングプレート241の長手方向両端の二辺には、ベアリングプレート241をホルダ本体240側に向かって切起すことにより形成された舌片部248が設けられている。舌片部248は、断面略くの字状に形成されており、ベアリングプレート241の長手方向外側に向かって開くように設けられている。そして、舌片部248は、ベアリングプレート241の長手方向に沿って弾性変形可能に形成されている。
一方、ホルダ本体240のベース部242には、舌片部248に対応する2辺に、舌片部248を受け入れ可能な凹部253が形成されている。
このような構成のもと、ホルダ本体240の舌片部248と、ベアリングプレート241の凹部253との位置を合わせ、ホルダ本体240とベアリングプレート241とを重ね合わせると、凹部253に舌片部248がスナップフィット固定される。これにより、ベアリング5、ホルダ本体240、及びベアリングプレート241を一体化した状態で、モータケース11(図2参照)にベアリングユニット203を締結固定することができる。
したがって、上述の第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、ベアリングユニット3を組み立てるにあたって、ホルダ本体240とベアリングプレート241とを重ね合わせるだけで両者がスナップフィット固定されるので、前述の第1実施形態のように、ホルダ本体140の切起し部148を折り曲げるような作業が必要なくなる。このため、前述の第1実施形態と比較して、さらにベアリングユニット203の組み立て作業を簡素化することができる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、電動ポンプ1のポンプ部90は、所謂トロコイドポンプである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、インペラを有する非容積型の再生式ポンプであってもよい。
また、ハウジング10や、ブラシレスモータ20、制御装置50、雑防素子80、ポンプ部90、バスバー100等の材質や形状等は、各実施形態に限定されない。例えば、バスバー100をアルミニウムにより形成してもよい。また、ハウジング10を鉄(炭素鋼)等の金属材料によって形成してもよい。
さらに、モータケース11の底部13の内部に、吸入ポート16および排出ポート17を形成した場合について説明した。しかしながら、吸入ポート16および排出ポート17は、モータケース11側に設けることなく、ポンプ部90側に設けるようにしてもよい。具体的には、ポンプケース91を覆うポンプカバー94に、吸入ポート16および排出ポート17を形成してもよい。
また、上述の実施形態では、ホルダ本体140,240のベース部142,242に複数の凸部145を形成し、これら凸部145をモータケース11の開口部12に点接触にてインロー嵌合することにより、ホルダ本体140,240の位置決めを行う場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、モータケース11に対するホルダ本体140,240の位置決めが可能なものが、ホルダ本体140,240又はベアリングプレート141,241に形成されていればよい。例えば、ホルダ本体140,240の凸部145に対応する部位に環状突起部を立設し、この環状突起部をモータケース11の開口部12にインロー嵌合するように構成してもよい。
さらに、上述の第1実施形態では、ホルダ本体140に切起し部148を形成する一方、ベアリングプレート141に凹部153を形成し、この凹部153に切起し部148を係合させる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ベアリングプレート141に切起し部148を形成する一方、ホルダ本体140に凹部153を形成してもよい。また、凹部153を形成せずに、ベアリングプレート141の側辺に直接切起し部148を係合させるように構成してもよい。
そして、上述の第2実施形態では、ベアリングプレート241に舌片部248を形成する一方、ホルダ本体240に凹部253を形成し、この凹部253に舌片部248をスナップフィット固定させる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ホルダ本体240に舌片部248を形成する一方、べアリングプレート241に凹部253を形成してもよい。また、ホルダ本体240に凹部253を形成せずに、ホルダ本体240の側辺に直接舌片部248をスナップフィット固定させるように構成してもよい。
1 電動ポンプ
3,203 ベアリングユニット(軸受ユニット)
4,204 ベアリングホルダ(軸受ホルダ)
5 ベアリング(第1軸受)
6 ベアリング(第2軸受)
10 ハウジング(モータハウジング)
11 モータケース(モータハウジング)
11a 筒部
12 開口部(ケース開口部)
13 底部
20 ブラシレスモータ(電動モータ)
21 ステータ
26 コイル
31 ロータ
33 マグネット
35 回転シャフト(回転軸)
35a 一方端部(一端)
35b 他方端部
90 ポンプ部
120 バスバーリングユニット
130 スプリングプレート
131 本体部
132 脚部
140,240 ホルダ本体
141,241 ベアリングプレート(軸受プレート)
142,242 ベース部
143 有底筒状部
144 段差部
145 凸部(位置決め部、インロー嵌合部)
146 ボルト(締結固定部材)
147 切欠き部
148 切起し部(仮固定部)
151 舌片部
153,253 凹部(仮固定部)
248 舌片部

Claims (9)

  1. 少なくとも一端にケース開口部を有するモータハウジングと、
    前記モータハウジング内に設けられ、コイルが巻回されているステータと、
    前記モータハウジング内、前記ステータに対して回転自在に設けられ、マグネットを有するロータと、
    前記モータハウジングの前記ケース開口部に取り付けられ、前記ロータの回転軸の一端を回転自在に支持する軸受ユニットと
    前記ステータの前記ケース開口部側端に設けられ、前記ステータの前記コイルに給電を行うためのバスバーリングユニットとを備え、
    前記軸受ユニットは、
    前記ロータの回転軸の一端に取り付けられる第1軸受と、
    前記第1軸受を保持する軸受ホルダとを有し、
    前記軸受ホルダに、前記モータハウジングに対する位置決めを行うための位置決め部を設け
    前記軸受ホルダは、
    前記第1軸受が内嵌される有底筒状部のベース部を有し、前記有底筒状部の周囲に前記ステータ側に向けて段差部が形成されたホルダ本体と、
    前記有底筒状部のホルダ開口部を閉塞し、前記有底筒状部と協働して前記第1軸受を挟持する軸受プレートとを有し、
    前記軸受プレートは、少なくとも前記第1軸受に対応する部位が弾性変形可能に構成され、
    前記バスバーリングユニットと前記段差部との間に、圧縮変形されて前記バスバーリングユニットを前記ステータ側に向かって付勢するスプリングプレートを設けたことを特徴とする電動モータ。
  2. 前記スプリングプレートは、
    前記バスバーリングユニットに接触するように、かつ径方向の外側に配置される本体部と、
    前記本体部よりも径方向の内側に配置され、前記段差部に当接する弾性変形可能な複数の脚部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 記ホルダ本体に、前記モータハウジングの前記ケース開口部にインロー嵌合可能なインロー嵌合部を形成し、このインロー嵌合部を前記位置決め部として構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動モータ。
  4. 前記インロー嵌合部は、前記ケース開口部の内周面に沿うように配置された複数の凸部から成ることを特徴とする請求項に記載の電動モータ。
  5. 前記軸受プレートは、締結固定部材によって、前記ホルダ本体の前記段差部以外の箇所と共に前記モータハウジングに共締め固定されていることを特徴とする請求項〜4の何れか1項に記載の電動モータ。
  6. 前記ホルダ本体及び前記軸受プレートの少なくとも何れか一方に、これらホルダ本体と軸受プレートとを仮固定するための仮固定部が設けられていることを特徴とする請求項〜請求項5の何れか1項に記載の電動モータ。
  7. 前記仮固定部は、前記ホルダ本体及び前記軸受プレートの何れか一方に設けられた弾性変形可能な舌片部を有し、この舌片部が、前記ホルダ本体及び前記軸受プレートの何れか他方にスナップフィット固定されるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の電動モータ。
  8. 前記モータハウジングは有底筒状に形成されており、前記モータハウジングの底部に、前記ロータの回転軸の他端を回転自在に支持するための第2軸受が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の電動モータ。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の電動モータと、
    前記モータハウジングに一体化され、前記電動モータによって駆動されるポンプ部とを備えたことを特徴とする電動ポンプ。
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