JP6314928B2 - 車両用燃料タンクの圧力制御装置 - Google Patents

車両用燃料タンクの圧力制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、密閉式の車両用燃料タンクの圧力制御装置に関する。
車両に設けられた密閉式の燃料タンクの内圧が温度上昇等により増加して大気圧以上になると、給油時に燃料タンク内の蒸発燃料(エバポ)が給油口から大気に放出されるおそれがある。蒸発燃料は光化学スモッグの原因物質である炭化水素類を含むことから、その排出は法令により規制されている(いわゆるエバポエミッション規制)。
蒸発燃料の大気放出を防ぐため、タンク内圧を負圧(大気圧未満)に保持する必要がある。このようなタンク内圧制御のために、車両には圧力制御装置が設けられている。この制御装置は蒸発燃料排出抑止装置とも呼ばれ、蒸発燃料の大気放出を防ぎつつタンク内圧を調整可能な機構を備えている。
圧力制御装置は、燃料タンクに接続されたエバポ配管と、エバポ配管と内燃機関の吸気通路とを繋ぐパージ配管を備える。内燃機関の駆動に伴って吸気通路が負圧になると、エバポ配管及びパージ配管を介して燃料タンクの蒸発燃料が引き抜かれて当該燃料タンクの内圧が負圧(大気圧未満)まで下げられる。吸気通路まで引き抜かれた蒸発燃料は内燃機関で燃焼され、大気放出が避けられる。
エバポ配管には封鎖バルブが取り付けられており、タンク内圧に応じた開閉動作が行われる。例えば特許文献1では、燃料タンクの内圧が所定値を超過したときに、封鎖バルブを開弁させてエバポ配管を連通状態にしている。また、特許文献2では、車両衝突時の燃料タンクの破損を防止するため、車両の加速度が所定の加速度閾値以上であって、かつ、燃料タンク内圧が大気圧より大きいときに、封鎖バルブを開弁させている。
また、燃料タンクの圧力制御は、タンク内圧を大気圧以上の状態から負圧まで引き下げる減圧制御のみならず、タンク内圧を過度の負圧(過負圧)から正常負圧(低負圧)まで引き上げる増圧制御(過負圧回復制御)も含む。燃料消費や温度低下等により燃料タンク内圧が過度に低下して燃料の飽和蒸気圧に至った場合、燃料が減圧沸騰のような状態になる。その結果、フューエルポンプ内に蒸発燃料(燃料ガス)が入り込んで燃料供給が滞る、いわゆるベーパーロックが発生するおそれがある。このような場合には、封鎖バルブを開弁させて燃料タンク内に大気を引き込むことで、タンク内圧を過負圧(燃料の飽和蒸気圧付近)から正常負圧まで引き上げる。
増圧制御では、負圧の燃料タンクに大気を引き込ませるのみにて増圧が可能であることから、その実行タイミングは、減圧制御のように吸気通路が負圧のとき、すなわち内燃機関の駆動時に限られないという特徴がある。つまり原理的には、内燃機関の駆動の有無を問わずに、燃料タンクの内圧監視のみにて増圧制御の実行可否を判定することができる。
特許第4800271号公報 特許第5282916号公報
ところで近年、車室内環境の向上に伴い、内燃機関の停止時、つまりエンジンノイズのない状態では、車室内が極めて静粛となる場合がある。内燃機関の停止中は燃料消費に伴う燃料タンクの減圧は生じないが温度低下に伴って燃料タンクが減圧される。例えばハイブリッド車両等において回転電機のみから駆動力を得るEV走行モードの実行中に寒冷地等の低温環境を車両が走行する場合がこれに当たる。このような場合に増圧制御を実行すると、封鎖バルブの作動音が乗員まで伝わっていわゆる騒音特性が悪化するおそれがある。そこで、本発明は、増圧制御の実行に当たり乗員の騒音特性の悪化を抑制可能な、車両用燃料タンクの圧力制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両に設けられ負圧に保持される密閉式燃料タンクの負圧制御を行う、車両用燃料タンクの圧力制御装置に関するものである。当該制御装置は、一端が前記燃料タンクに接続され他端が大気開放された大気導入通路と、前記大気導入通路を開閉する封鎖バルブと、前記封鎖バルブの開閉動作を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、燃料タンクの圧力が所定負圧まで下回り、かつ、車室音レベルが閾値以上であるときに、前記封鎖バルブを作動させて前記燃料タンクの圧力を前記所定負圧より高圧の正常負圧領域まで上昇させる。
また、上記発明において、前記制御部は、前記車両の内燃機関の回転数が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが閾値以上であると判定することが好適である。
また、上記発明において、前記制御部は、前記車両の回転電機の回転数が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが閾値以上であると判定することが好適である。
また、上記発明において、前記制御部は、車速が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが閾値以上であると判定することが好適である。
また、上記発明において、前記制御部は、前記車両の空調用ブロワモータの回転数が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが閾値以上であると判定することが好適である。
また、上記発明において、前記制御部は、前記車両のオーディオ音量が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが閾値以上であると判定することが好適である。
また、上記発明において、前記制御部は、前記車両の内燃機関の回転数、回転電機の回転数、車速、空調用ブロワモータの回転数、及びオーディオ音量のそれぞれに対応する車室音レベルの総和が前記閾値以上であるときに、前記封鎖バルブを作動させることが好適である。
本発明によれば、燃料タンク内圧を過負圧から正常負圧まで引き上げる増圧制御の実行の際に、乗員の騒音特性の悪化を抑制することが可能となる。
本実施形態に係る圧力制御装置を搭載した車両の構成を例示する図である。 本実施形態に係る、車室音レベルを基にした増圧制御の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態に係る、内燃機関の回転数を基にした増圧制御の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態に係る、内燃機関の回転数を基にした増圧制御を説明するタイムチャートである。 本実施形態に係る、車速を基にした増圧制御の流れを説明するフローチャートである。 本実施形態に係る、車速を基にした増圧制御を説明するタイムチャートである。
<全体構成>
図1には、本実施形態に係る圧力制御装置10を搭載した車両12の構成図が例示されている。なおこの図では、車両12の構成のうち、圧力制御装置10に関連する構成が抜き出されて図示されている。また、一点鎖線は信号線を示している。
圧力制御装置10は、蒸発燃料排出抑止装置とも呼ばれ、燃料タンク14に接続されるエバポ配管16と、エバポ配管16から分岐されるパージ配管18及びベント配管20を備える。パージ配管18は内燃機関22に通じる吸気通路24に接続される。ベント配管20はフューエルインレットボックス26まで接続されて大気開放される。
エバポ配管16には封鎖バルブ28が設けられている。またパージ配管18にはパージバルブ30が設けられている。これらのバルブの開閉動作は、制御部32によって制御される。
圧力制御装置10は、燃料タンク14の負圧制御を行う。負圧制御は、減圧制御及び増圧制御が含まれる。減圧制御では、大気圧以上となった燃料タンク14の内圧(タンク圧力)を所定の正常負圧まで減圧させる。増圧制御では、過負圧となった燃料タンク14の内圧(タンク圧力)を正常負圧まで増圧させる。
減圧制御は、内燃機関22が駆動中であり吸気通路24が負圧のときに実行される。制御部32の指令により、封鎖バルブ28及びパージバルブ30が開弁されると、燃料タンク14の蒸発燃料はエバポ配管16及びパージ配管18を経由して吸気通路24まで引き込まれる。引き込まれた蒸発燃料は内燃機関22内で燃焼される。燃料タンク14の内圧が所定の正常負圧になると封鎖バルブ28及びパージバルブ30が閉弁される。
増圧制御では、制御部32の指令により、封鎖バルブ28が開弁される。これにより、ベント配管20及びエバポ配管16を経由して燃料タンク14内に大気が引き込まれる。燃料タンク14の内圧が所定の正常負圧になると封鎖バルブ28が閉弁される。
後述するように、制御部32は、増圧制御に際して、車室音レベルが閾値以上であるときに封鎖バルブ28を作動(開閉)させている。このようにすることで、封鎖バルブ28の動作音が車室まで伝わり難くなり、乗員の騒音特性の悪化を抑制することができる。
<各構成の詳細>
燃料タンク14は、密閉耐圧式のタンクであり、例えば金属製または樹脂製のタンクから構成される。上述したように、蒸発燃料の大気放出を防ぐため、燃料タンク14の内圧は負圧(大気圧未満)に保持される。燃料タンク14は、端部に給油口33を備える給油パイプ35に接続される。また、燃料タンク14は、タンク内圧センサ34、燃料ポンプ36、及び燃料ゲージ38を備える。
燃料ポンプ36は、燃料供給配管40を介してインジェクタ42に燃料を供給する。例えば、燃料ポンプ36は、円周流式等の容積型ポンプから構成される。燃料ゲージ38は、燃料タンク14の燃料残容量を測定する。燃料ゲージ38は、例えばフロート式のセンダーゲージから構成される。
タンク内圧センサ34は、燃料タンク14の内圧を測定するセンサであって、例えばダイアフラム型の圧力センサから構成される。タンク内圧センサ34の計測値は制御部32に送られる。タンク内圧センサ34を備えることで、燃料タンク14の内圧が把握できるばかりでなく、燃料タンク14の一部破損による蒸発燃料のリーク等も検知することが可能となる。
圧力制御装置10は、燃料タンク14の内圧を負圧に保持するための圧力制御手段である。圧力制御装置10は、エバポ配管16、ベント配管20、パージ配管18、キャニスタ44、バルブユニット46、及び制御部32を備える。
エバポ配管16は、燃料タンク14に一端が接続され、他端がキャニスタ44に接続されている。エバポ配管16は、燃料タンク14の減圧制御の際に、タンク内の蒸発燃料(エバポ)の通り道として機能する。
エバポ配管16の、燃料タンク14側の端部にはORVRバルブ47(Onboard Refueling Vapor Recovery Valve)及びROバルブ49(Roll Over Valve)が設けられている。ORVRバルブ47及びROバルブ49は、例えばフロートバルブから構成される。両者とも通常は開弁状態であり、燃料タンク14の液面レベルが高くなったときに閉弁される。閉弁により、車両12の横転時等にエバポ配管16を介した燃料の大気放出が防止される。
バルブユニット46は、エバポ配管16に設けられ、当該配管を連通状態と遮断状態とに切り換える。バルブユニット46は、封鎖バルブ28及びリリーフバルブ48A,48Bを備える。
封鎖バルブ28は、制御部32の開弁指令/閉弁指令に応じて開閉動作される。封鎖バルブ28は、例えばソレノイドバルブ等の電磁弁から構成される。封鎖バルブ28の開閉に伴い、動作音が発生する。例えば開弁時には、封鎖バルブ28の上流側と下流側との圧力差に基づいて音が発生する。閉弁時には、ソレノイドバルブへの電流供給が遮断されてスプリングの弾性力によりプランジャが着座面に押し当てられる、いわゆる着座音が発生する。後述するように、本実施形態に係る圧力制御装置10では、車室音レベルに応じた封鎖バルブ28の開閉を行うことで、当該バルブの動作音の車室への伝達を抑制している。
リリーフバルブ48A,48Bは、封鎖バルブ28の故障時であってエバポ配管16に圧力異常が生じたときに、当該圧力異常を強制的に解消するために設けられる。リリーフバルブ48A,48Bは、通常は閉弁状態であり、内蔵されたスプリングに所定値以上の圧力が加えられた際に開弁するようになっている。2つのリリーフバルブ48A,48Bのうち一方のバルブ48Aは、キャニスタ44側が燃料タンク14側よりも高圧になった場合に開弁されるように構成されている。他方のバルブ48Bは、燃料タンク14側がキャニスタ44側よりも高圧になった場合に開弁されるように構成されている。
キャニスタ44は、蒸発燃料を吸着するための吸着手段であり、エバポ配管16からベント配管20及びパージ配管18に分岐する分岐点に設けられている。例えば内燃機関22の停止時に燃料タンク14が高圧になったときに、封鎖バルブ28を開弁させてベント配管20と燃料タンク14とを連通させる。このとき燃料タンク14から放出される蒸発燃料がキャニスタ44に吸着される。
また、内燃機関22の駆動時には、パージバルブ30を開弁させることでキャニスタ44に吸着された蒸発燃料を脱離させて吸気通路24に引き込ませる。これによりキャニスタ44の吸着能力が回復する。
パージ配管18は、一端がキャニスタ44に接続され、他端が吸気通路24に接続される。吸気通路24側の接続箇所は、例えばスロットルバルブ50とサージタンク52の間に設けられる。
パージバルブ30は、パージ配管18に設けられ、パージ配管18を連通状態と遮断状態とに切り換える。パージバルブ30は、例えば封鎖バルブ28と同様に、ソレノイドバルブ等の電磁弁から構成される。
ベント配管20は、一端がキャニスタ44に接続され、他端がフューエルインレットボックス26に接続されて大気開放されている。ベント配管20及びエバポ配管16によって、一端が燃料タンク14に接続されるとともに他端が大気開放された大気導入通路54が形成される。
ベント配管20には、エアフィルタ56、バキュームポンプ58、通常配管61、バイパス配管60、及び切換バルブ62が設けられている。エアフィルタ56は大気導入時に大気中の塵埃を吸着する。バキュームポンプ58はバイパス配管60に設けられ、減圧制御時に駆動される。これにより大気が積極的にキャニスタ44に送られて、キャニスタ44に吸着された蒸発燃料の脱離が促進される。
また切換バルブ62は、ベント配管20における大気経路を切り換えるために設けられている。例えば、上述した減圧制御時には(バキュームポンプ58の駆動を伴う)バイパス配管60を経由させて大気を導入するようにして、増圧制御時にはバイパス配管60を経由させずに(バキュームポンプ58を駆動させずに)通常配管61から大気を導入させる。切換バルブ62は、ソレノイドバルブ等の電磁弁から構成され、電流が供給されているとき(開弁状態)にバイパス配管60を連通状態にし、電流供給が遮断されているとき(閉弁状態)に通常配管61を連通状態にする。
制御部32は、後述する増圧制御をはじめ、車両12の様々な運転制御を行う。制御部32はコンピュータから構成されてよく、CPU、記憶部、機器・センサインターフェースが内部バスを介して互いに接続されている。
制御部32の記憶部には、後述する増圧制御を実行するためのプログラムや、当該制御を実行するための設定値等が記憶されている。また、車両12の各駆動状況と車室音とを対応させた車室音マップが記憶されていてもよい。CPUがこれらのマップやプログラムを実行することで、コンピュータが、後述する増圧制御を実行する制御部32として機能する。
記憶部に記憶された設定値としては、例えば図4に示された、正常負圧領域の上限値PU及び下限値PL、燃料飽和蒸気圧PSV、ならびに増圧制御判定圧PVLが含まれる。
正常負圧領域(PL〜PU)は、燃料タンク14の内圧の目標値であって、大気圧PAより若干低い、いわゆる低負圧領域に設定される。つまり、燃料タンク14内の蒸発燃料が給油時に給油口33から放出されるのを防止可能な程度の負圧に設定されている。
増圧制御判定圧PVLは、増圧制御を実行するトリガーの一つとなる圧力値であって、燃料タンク14の内圧PTが増圧制御判定圧PVLを下回る(PT≦PVLとなる)領域が増圧制御の実施領域となる。上述したように、増圧制御は燃料タンク14の内圧が燃料飽和蒸気圧PSV以下となって燃料が減圧沸騰することを回避するための制御であることから、増圧制御判定圧PVLは、燃料飽和蒸気圧PSV付近の値となる。具体的には、増圧制御判定圧PVLは、燃料飽和蒸気圧PSV以上かつ正常負圧領域の下限値PL未満の範囲の値となるように設定される。
図1に戻り、制御部32は、増圧制御に当たり、封鎖バルブ28に対して開弁/閉弁を指示する指令信号を送信する。また、減圧制御に当たり、封鎖バルブ28及びパージバルブ30に開弁/閉弁の指令信号を送信し、切換バルブ62に対して通常配管61/バイパス配管60の切換を指示する指令信号を送信する。また、バキュームポンプ58に対して駆動指令を送信する。
また、制御部32は、スロットルモータ64に駆動指令を送信してスロットルバルブ50の開度調整を行う。さらに制御部32は、燃料ポンプ36に駆動指令を送信してインジェクタ42への燃料供給量を調整する。
さらに制御部32は、機器・センサインターフェースを介して、種々のセンサからの信号を受信する。制御部32は、燃料タンク14に関する信号として、タンク内圧センサ34から燃料タンク14の内圧を受信する。また燃料ゲージ38から燃料の残容量を受信する。
また制御部32は、燃料飽和蒸気圧PSVに関する情報として、外気センサ74から外気温を受信する。燃料飽和蒸気圧PSVは温度によって変動することから、制御部32は、受信した外気温に応じて、燃料飽和蒸気圧PSVを変更することが可能となっている。
加えて制御部32は、内燃機関22周りの信号として、クランクポジションセンサ66から内燃機関22の回転数を受信する。また、エアフローメータ68から吸気通路24の吸入空気量を受信する。さらに制御部32は、車両の回転電機(図示せず)の回転数センサ70から回転数を受信する。回転電機は、主に発電機として用いられるモータ/ジェネレータ(MG1)であってもよいし、いわゆるハイブリッド車両などに設けられ、主に駆動源として用いられるモータ/ジェネレータ(MG2)であってもよい。
また、制御部32は、スピードセンサ72から車速を受信し、空調用ブロワモータ(図示せず)のコントローラ76から当該ブロワモータの回転数を受信する。また、車両のオーディオシステム78からオーディオ音量を受信する。
加えて、制御部32は、車室に設けられたナビゲーションシステムの音声認識マイク等の集音マイク79から、車室音[dB]を受信する。
<増圧制御の詳細>
図2に、制御部32による増圧制御のフローチャートが例示されている。車両のイグニッションスイッチがオン状態になると、制御部32(ECU)が起動して本フローチャートが開始される。初期条件として、封鎖バルブ28、パージバルブ30及び切換バルブ62への電流供給は遮断されている。すなわち、封鎖バルブ28及びパージバルブ30は閉弁状態であり、また切換バルブ62は通常配管61を連通状態にする。
制御部32は、タンク内圧センサ34を介してタンク内圧PT(タンク圧力)を監視する(S10)。さらに制御部32は、タンク内圧センサ34から取得したタンク内圧PTが増圧制御判定圧PVLを下回る(以下となる)か否かを判定する(S12)。
タンク内圧PTが増圧制御判定圧PVLを超過している場合、ベーパーロックのおそれはないことから、イグニッションスイッチがオフ状態であるか否かを判定し(S28)、オン状態であるときには、制御部32は増圧制御を行わずにタンク内圧PTの監視を継続する(S10、S12)。タンク内圧PTが増圧制御判定圧PVL以下である場合、ベーパーロックのおそれがあることから、制御部32は増圧制御の実行可否を判定する。具体的には、制御部32は車室音レベルが所定の閾値以上であるか否かを判定する(S14)。
車室音レベルは、例えば音量[dB]のパラメータであり、上述した集音マイク79から取得することができる。車室音レベルの閾値は、例えば予め取得した、封鎖バルブ28の開閉に伴う動作音が車室内に伝達されたときの音量[dB](>0[dB])以上の値が設定される。
ステップS14にて車室音レベルが閾値以上である場合、制御部32は増圧制御として、封鎖バルブ28を作動(開閉)させる。まず制御部32は閉弁状態の封鎖バルブ28に対して開弁指令を送信する(S20)。例えばソレノイドバルブのコイルを励磁させる励磁電流を供給する。
さらに制御部32はタンク内圧センサ34を介して燃料タンク14の内圧PTを監視して(S22)、内圧PTが正常負圧領域の下限値PL以上となるまで上昇したか否かを判定する(S24)。内圧PTが正常負圧領域の下限値PL未満である場合は封鎖バルブ28の開弁状態を維持して内圧PTの監視を継続する(S22)。内圧PTが正常負圧領域の下限値PL以上である場合、制御部32は封鎖バルブ28に対して閉弁指令を送信する(S26)。例えば封鎖バルブ28であるソレノイドバルブに対して励磁電流の供給を停止して封鎖バルブ28を閉弁させる。その後、制御部32はイグニッションスイッチがオフ状態であるか否かを判定し(S28)、オン状態であれば再び内圧PTの監視を継続させ(S10)。オフ状態であれば本フローを終了させる。
ステップS14に戻り、車室音レベルが所定の閾値未満である場合、制御部32はタンク内圧PTを監視し(S16)、タンク内圧PTが燃料飽和蒸気圧PSV以下であるか否かを判定する(S18)。タンク内圧PTが燃料飽和蒸気圧PSV以下であるときには、燃料タンク14の減圧沸騰状態を速やかに解消するために、制御部32は、車室音レベルに関わらず(強制的に)閉弁状態の封鎖バルブ28に対して開弁指令を送信する(S20)。ステップS18にてタンク内圧PTが燃料飽和蒸気圧PSVを超過している場合には、制御部32はイグニッションスイッチがオフ状態であるか否かを判定し(S28)、オン状態であるときには、制御部32はタンク内圧PT及び車室音レベルの監視を継続して(S10→S12→S14)、車室温レベルが閾値以上となるまで増圧制御の実行を保留する。オフ状態であれば本フローを終了させる。
このように、本実施形態における増圧制御では、車室音レベル判定を踏まえて封鎖バルブ28を作動(開閉)させている。つまり、封鎖バルブ28の開閉に伴って発生する動作音が、車室音によりマスキングされる。この結果、当該動作音が乗員に伝達されることが防止され、騒音特性の悪化が抑制される。
なお、本実施形態に係る増圧制御は、燃料タンク14を大気と連通させることで、過負圧である増圧制御判定圧PVL以下の状態から、低負圧である正常負圧領域の下限値PL以上まで、燃料タンク14の内圧PTを引き上げる。目標値である正常負圧領域の下限値PLが負圧であることから、燃料タンク14を大気と連通させた際に、燃料タンク14の内圧は速やかに(1秒から2秒程度)正常負圧領域の下限値PLまで上昇する。
封鎖バルブ28の開弁から閉弁までの時間が極めて短時間であることから、本実施形態では、封鎖バルブ28の開弁時の車室音レベル判定結果をそのまま閉弁時にも活用し、閉弁時の車室音レベル判定を省略している。これにより制御フローが簡素化される。なお、騒音特性の抑制をより高精度に行うために、封鎖バルブ28の閉弁時に、ステップS14と同様の車室音レベル判定を行ってもよい。
<車室音レベルの間接判定>
車室音レベルの判定に際して、上述のように、車室に集音マイク79を設置して、車室音レベルを直接測定して制御部32に送信するようにしてもよいが、これに代えて、音源となる各種機器の駆動状況から、間接的に車室音レベルの判定を行ってもよい。
車室音源としては、オーディオ音量、空調音等が挙げられる。そこで、制御部32は、オーディオシステム78の設定音量を参照して、オーディオ音量が所定値以上であるときに、車室音レベルが閾値以上であると判定してもよい。また、これに代えて、制御部32は、空調コントローラ76による空調用ブロワモータの設定回転数を参照して、当該回転数が所定値以上であるときに、車室音レベルが閾値以上であると判定してもよい。なお、ブロワモータの回転数と車室音レベルとの対応関係は、予め官能検査や集音マイク79等によって求められていることが好適である。
上記以外の車室音の音源として、エンジンノイズが挙げられる。そこで、制御部32は、クランクポジションセンサ66により計測された内燃機関22の回転数を参照して、当該回転数が所定値(>0[rpm])以上であるときに、車室音レベルが閾値以上であると判定してもよい。または、内燃機関22の回転数と連動するパラメータとして吸気通路24の吸入空気量が挙げられることから、エアフローメータ68により計測された吸入空気量が所定値(>0[m3/sec])以上であるときに、車室音レベルが閾値以上であると判定してもよい。なお、これらの判定に当たり、内燃機関22の回転数や吸入空気量と車室音レベルとの対応関係を、予め官能検査や集音マイク79等によって求めることが好適である。
エンジンノイズと並んで、モータノイズも車室音の音源となり得る。そこで、制御部32は、回転数センサ70により計測された回転電機の回転数を参照して、当該回転数が所定値(>0[rpm])以上であるときに、車室音レベルが閾値以上であると判定してもよい。また、この判定に当たり、回転電機の回転数と車室音レベルとの対応関係を、予め官能検査や集音マイク79等によって求めることが好適である。
また、上記とは異なる車室音の音源として、路面走行時のロードノイズが挙げられる。そこで、制御部32は、スピードセンサ72により計測された車速を参照して、当該車速が所定値以上であるときに、車室音レベルが閾値以上であると判定してもよい。ここで、車速の所定値として、車両前進時及び後退時の両者を考慮して、非ゼロの値、つまり正または負の任意の値が設定されてよい。なお、この判定に当たり、車速と車室音レベルとの対応関係を、予め官能検査や集音マイク79等によって求めることが好適である。
図3には、内燃機関22のエンジンノイズを車室音の音源として選択したときの、制御部32による増圧制御のフローチャートが例示され、また図4には、このときのタイムチャートが例示されている。この例では、内燃機関22を停止状態(回転数0)から始動させるときの、いわゆるクランキングノイズを利用している。なお、図3のフローチャートでは、図2のフローチャートのステップS14の代わりにステップS30及びS32を挿入したものであり、残りのステップについては図2のステップと同一である。
図4を参照し、車両のイグニッションスイッチがオンになる前段階で、外気温の低下等に伴って燃料タンク14の内圧PTが低下する。その後時刻t0にてイグニッションスイッチがオンになると、制御部32は燃料タンク14の内圧PTの監視を開始(図3S10→S12)する。なお、図4に示す例では、イグニッションスイッチがオンとなった後、車両の走行モードは回転電機のみで車両を駆動させるEV走行モードに設定される。時刻t0以降、制御部32は燃料タンク14の内圧PTを監視する(図3S12→S28→S10)。
EV走行モードのような燃料消費を伴わない走行モードであっても、車両が寒冷地等の低温環境に置かれていると、図4の時刻t0以降も燃料タンク14の内圧PTは低下する。時刻t1にて燃料タンク14の内圧PTが増圧制御判定圧PVLまで低下すると、制御部32はクランクポジションセンサ66から計測値を取得して内燃機関22の回転数を監視する(S30)。図4の例では時刻t1において内燃機関22は停止しており、回転数は0(<所定値rpmth)となる。したがって増圧制御は実行されない(S32→S16)またこのとき、タンク内圧PTは燃料飽和蒸気圧PSVを超過していることから増圧制御の強制実施(S16→S18→S20)は回避される。また車両は走行中、つまりイグニッションスイッチはオン状態であることから、制御部32は燃料タンク14の内圧PT及び内燃機関22の回転数の監視を継続する(S16→S18→S28→S10→S12→S30→S32→S16)。
図4の時刻t2において、車両の走行モードがEV走行モードから内燃機関22の駆動を伴うHV走行モードに切り替わる。このとき、内燃機関22がクランキングされて、その後時刻t3にて内燃機関22の回転数が所定値rpmth以上となる。当該所定値rpmthは予め車室音レベルに対応させたものであり、内燃機関22の回転数が所定値rpmthに到達すると車室音レベルも閾値Th以上となる。このとき、制御部32は閉弁状態の封鎖バルブ28に対して開弁指令を送信する(S20)。このようにすることで、封鎖バルブ28の作動(開閉)に伴う動作音が、クランキングノイズによってマスキングされる。
さらに制御部32はタンク内圧センサ34を介して燃料タンク14の内圧PTを監視して(S22)、内圧PTが正常負圧領域の下限値PL以上となるまで上昇したか否かを判定する(S24)。時刻t4にて内圧PTが正常負圧領域の下限値PL以上になると、制御部32は封鎖バルブ28に対して閉弁指令を送信する(S26)。以降は図2のフローと同様の制御が実行される。
図5には、車両のロードノイズを車室音の音源として選択したときの、制御部32による増圧制御のフローチャートが例示され、また図6には、このときのタイムチャートが例示されている。なお、図5のフローチャートでは、図2のフローチャートのステップS14の代わりにステップS34及びS36を挿入したものであり、残りのステップについては図2のステップと同一である。また、図6のタイムチャートについて、車速の第1所定値Vth1(>0)及び第2所定値Vth2(<0)は車室音レベルに対応させたものであり、車速が第1所定値Vth1または第2所定値Vth2に到達すると車室音レベルも閾値Th以上となる。
図6を参照し、車両のイグニッションスイッチがオンになる前段階で、外気温等の低下に伴って燃料タンク14の内圧PTが低下する。その後時刻t10にてイグニッションスイッチがオンになると、制御部32は燃料タンク14の内圧PTの監視を開始(図5S10→S12)する。なお、図6に示す例では、図4と同様に、イグニッションスイッチがオンとなった後に車両の走行モードはEV走行モードに設定される。時刻t10以降、制御部32は燃料タンク14の内圧PTを監視する(図5S12→S28→S10)。
EV走行モードのような燃料消費を伴わない走行モードであっても、車両が寒冷地等の低温環境に置かれていると、図6の時刻t10以降も燃料タンク14の内圧PTは低下する。図6の時刻t11にて燃料タンク14の内圧PTが増圧制御判定圧PVLまで低下すると、制御部32はスピードセンサ72から計測値を取得して車速を監視する(S34)。図6の例では時刻t11において車速は第1所定値Vth1及び第2所定値Vth2のいずれよりもゼロ側となっており、封鎖バルブ28の開弁条件を満たさない。このとき、タンク内圧PTは燃料飽和蒸気圧PSVを超過していることから増圧制御の強制実施(S18→S20)は回避され、また車両は走行中、つまりイグニッションスイッチはオン状態であることから、制御部32は燃料タンク14の内圧PT及び内燃機関22の回転数の監視を継続する(S16→S18→S28→S10→S12→S34→S36→S16)。
図6の時刻t12において、車速が第1所定値Vth1に至ると、車室音レベルが閾値Th以上となり、制御部32は閉弁状態の封鎖バルブ28に対して開弁指令を送信する(S20)。このようにすることで、封鎖バルブ28の作動(開閉)に伴う動作音がロードノイズによってマスキングされる。
さらに制御部32はタンク内圧センサ34を介して燃料タンク14の内圧PTを監視して(S22)、内圧PTが正常負圧領域の下限値PL以上となるまで上昇したか否かを判定する(S24)。時刻t13にて内圧PTが正常負圧領域の下限値PL以上になると、制御部32は封鎖バルブ28に対して閉弁指令を送信する(S26)。以降は図2のフローと同様の制御が実行される。
なお、上記実施形態のうち、特に、内燃機関22の回転数をもとに車室音レベル判定を行う実施形態は、圧力制御装置10のシステム構成を簡素化できるというメリットがある。すなわち、上述した減圧制御では吸気通路24が負圧であること、つまり内燃機関22が駆動中であることを制御実行の前提条件としている。言い換えると減圧制御では内燃機関22の駆動状態は既にモニタリング対象となっている。このことから、本実施形態に係る増圧制御において内燃機関22の回転数をもとに車室音レベルを判定する場合、従来の圧力制御装置10から計測対象を増やすことなく増圧制御の実行可否を判定することが可能となる。
またその一方で、内燃機関22以外(オーディオ音量、ブロワモータ回転数、回転電機回転数、車速)の音源をもとに車室音レベル判定を行う場合、従来の圧力制御装置10から見て計測対象が増加するというデメリットがある反面、ベーパーロックによる内燃機関22のエンジンストールを確実に回避できるという別のメリットがある。上述したように、増圧制御は燃料の減圧沸騰によるベーパーロックを回避するために行われる。ベーパーロックが発生すると、燃料ポンプ36から内燃機関22への燃料供給が滞り、内燃機関22のエンジンストールに繋がるおそれがある。
本実施形態における増圧制御では、車室音レベルが閾値以上となるまで増圧制御の実行が遅延されるから、その間に燃料タンク14の内圧は徐々に燃料飽和蒸気圧PSVに近づくおそれがある。したがって、このような遅延期間中にも内燃機関22の駆動を要する制御フローよりも、その他の機器の駆動を制御実行の判断基準とする制御フローの方が、内燃機関22のエンジンストールを確実に回避するという観点から好適である。
また、上述した実施形態では、個々の車室音源に基づいて車室音レベルを判定していたが、この形態に限らない。例えば、上述した車室音源の音量の総和を基にして、車室音レベル判定を行うようにしてもよい。具体的には、内燃機関22の回転数、回転電機の回転数、車速、空調用ブロワモータの回転数、及びオーディオ音量のそれぞれに対応する車室音レベルを予めマップ等によって記憶させておき、これらの総和が車室音レベルの閾値以上であるときに、封鎖バルブ28を作動(開閉)させるようにしてもよい。
10 圧力制御装置、12 車両、14 燃料タンク、16 エバポ配管、18 パージ配管、20 ベント配管、22 内燃機関、28 封鎖バルブ、30 パージバルブ、32 制御部、34 タンク内圧センサ、54 大気導入通路、66 クランクポジションセンサ、70 回転電機の回転数センサ、72 スピードセンサ、76 ブロワモータのコントローラ、78 オーディオシステム、79 集音マイク。

Claims (7)

  1. 車両に設けられ負圧に保持される密閉式燃料タンクの負圧制御を行う、車両用燃料タンクの圧力制御装置であって、
    一端が前記燃料タンクに接続され他端が大気開放された大気導入通路と、
    前記大気導入通路を開閉する封鎖バルブと、
    前記封鎖バルブの開閉動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は
    前記燃料タンクの圧力が燃料飽和蒸気圧以下である場合に、車室音レベルに関わらず前記封鎖バルブを作動させて前記燃料タンクの圧力を所定の正常負圧まで上昇させる増圧制御を実行し、
    前記燃料タンクの圧力が前記正常負圧未満かつ前記燃料飽和蒸気圧を超過する範囲に含まれる場合に、前記車室音レベルが閾値未満の時には前記増圧制御の実行を保留するとともに、前記車室音レベルが前記閾値以上の時には前記増圧制御を実行する、
    車両用燃料タンクの圧力制御装置。
  2. 請求項1に記載の、車両用燃料タンクの圧力制御装置であって、
    前記制御部は、前記車両の内燃機関の回転数が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが前記閾値以上であると判定することを特徴とする、車両用燃料タンクの圧力制御装置。
  3. 請求項1に記載の、車両用燃料タンクの圧力制御装置であって、
    前記制御部は、前記車両の回転電機の回転数が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが前記閾値以上であると判定することを特徴とする、車両用燃料タンクの圧力制御装置。
  4. 請求項1に記載の、車両用燃料タンクの圧力制御装置であって、
    前記制御部は、車速が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが前記閾値以上であると判定することを特徴とする、車両用燃料タンクの圧力制御装置。
  5. 請求項1に記載の、車両用燃料タンクの圧力制御装置であって、
    前記制御部は、前記車両の空調用ブロワモータの回転数が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが前記閾値以上であると判定することを特徴とする、車両用燃料タンクの圧力制御装置。
  6. 請求項1に記載の、車両用燃料タンクの圧力制御装置であって、
    前記制御部は、前記車両のオーディオ音量が所定値以上であるときに、前記車室音レベルが前記閾値以上であると判定することを特徴とする、車両用燃料タンクの圧力制御装置。
  7. 請求項1に記載の、車両用燃料タンクの圧力制御装置であって、
    前記制御部は、前記車両の内燃機関の回転数、回転電機の回転数、車速、空調用ブロワモータの回転数、及びオーディオ音量のそれぞれに対応する前記車室音レベルの総和が前記閾値以上であるときに、前記封鎖バルブを作動させることを特徴とする、車両用燃料タンクの圧力制御装置。
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