JP6314897B2 - 車両用運転席エアバッグ装置 - Google Patents

車両用運転席エアバッグ装置 Download PDF

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本発明は、車両用運転席エアバッグ装置に関する。
下記特許文献1に記載された車両用運転席エアバッグ装置では、エアバッグが、ステアリング側の第1の布と、乗員側の第2の布と、によって構成されており、エアバッグの外周部がステアリングよりも径方向外側に大きく膨張展開されるようになっている。換言すると、エアバッグが、ステアリングの車両後側で膨張展開されるメインチャンバと、ステアリングの径方向外側で大きく膨張展開されるサブチャンバと、を含んで構成されている。このため、例えば、車両の斜め衝突時などに斜め前側へ移動する乗員の頭部をサブチャンバによって拘束することができる。なお、車両用運転席エアバッグ装置としては、下記特許文献2〜特許文献4に記載されたものがある。
特開平5−15530号公報 特開2000−71909号公報 特開2006−205830号公報 特開2013−47026号公報
しかしながら、上記車両用運転席エアバッグ装置では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記車両用運転席エアバッグ装置では、上述のように、サブチャンバがステアリングホイールの径方向外側に大きく膨張展開される分、エアバッグの容量が大きくなっている。これにより、容量の大きいエアバッグに対応してインフレータの出力が設定されるため、インフレータが大型化する。
本発明は、上記事実を考慮し、インフレータの大型化を抑制しつつ斜め前側へ移動する乗員の頭部をエアバッグによって拘束することができる車両用運転席エアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車両用運転席エアバッグ装置は、作動することでガスを噴出するインフレータと、前記インフレータからのガスの供給を受けてステアリングホイールの車両後側に膨張展開されるメインチャンバ及び前記メインチャンバに連通され且つ前記メインチャンバに対して前記ステアリングホイールの径方向外側に膨張展開されるサブチャンバを有するエアバッグと、前記サブチャンバに連結され、非作動状態において前記サブチャンバの膨張展開を規制すると共に、作動することで前記サブチャンバの膨張展開を許容するアクチュエータと、衝突予知センサからの出力によって車両の前面衝突が回避不能であると判定し且つ乗員によるブレーキ操作が行われない場合に緊急ブレーキを作動させる制御部と、を備え、前記ステアリングホイールの操舵角度が所定角度未満の状態において前記制御部が前記緊急ブレーキを作動させるときには、前記制御部は前記アクチュエータを非作動状態のままで前記インフレータを作動させ、前記ステアリングホイールの操舵角度が所定角度以上の状態において前記制御部が前記緊急ブレーキを作動させるときには、前記制御部は前記インフレータ及び前記アクチュエータを作動させ、前記サブチャンバが前記メインチャンバに対して少なくとも車幅方向一方側に膨張展開される。
請求項1に記載の発明では、エアバッグが、ステアリングホイールの車両後側に膨張展開されるメインチャンバと、メインチャンバに対してステアリングホイールの径方向外側に膨張展開されるサブチャンバと、を有している。また、サブチャンバには、アクチュエータが連結されており、アクチュエータの非作動状態では、サブチャンバの膨張展開がアクチュエータによって規制されるようになっている。一方、アクチュエータが作動すると、サブチャンバの膨張展開が許容されるようになっている。すなわち、アクチュエータの非作動状態でインフレータが作動すると、主としてメインチャンバが膨張展開され(以下、このエアバッグにおける膨張展開状態を第1状態という)、アクチュエータ及びインフレータが作動すると、メインチャンバ及びサブチャンバが膨張展開される(以下、このエアバッグにおける膨張展開状態を第2状態という)。
また、衝突予知センサから制御部への出力によって車両の前面衝突が回避不能であると制御部が判定し且つ乗員によるブレーキ操作が行われない場合には、制御部は緊急ブレーキを作動させる。このため、緊急ブレーキの作動時に乗員(運転者)が慣性力によって着座位置よりも車両前側へ移動する。
ここで、ステアリングホイールの操舵角度が所定角度未満の状態において制御部が緊急ブレーキを作動させるときには、制御部はアクチュエータを非作動状態のままでインフレータを作動させる。すなわち、車両の正面衝突では、エアバッグが第1状態に膨張展開される。このため、エアバッグが第2状態に膨張展開される場合に比べて、エアバッグの容量が小さくなる。これにより、エアバッグの第1状態に対応してインフレータの出力を設定することで、インフレータの大型化を抑制することができる。
また、ステアリングホイールの操舵角度が所定角度以上の状態において制御部が緊急ブレーキを作動させるときには、制御部はインフレータ及びアクチュエータを作動させ、サブチャンバがメインチャンバに対して少なくとも車幅方向一方側に膨張展開される。すなわち、車両の旋回状態における前面衝突では、エアバッグが第2状態に膨張展開される。このため、当該前面衝突時に車幅方向一方側の斜め前方へ乗員の頭部が移動する場合には、乗員の頭部を拘束するためのエアバッグのストロークをサブチャンバが補うようになり、乗員の頭部をメインチャンバ及びサブチャンバによって拘束することができる。
請求項2に記載の車両用運転席エアバッグ装置は、請求項1に記載の発明において、前記エアバッグは、前記メインチャンバに対して車幅方向両側で膨張展開される一対の前記サブチャンバを有しており、一対の前記サブチャンバは単一の前記アクチュエータに連結され、前記アクチュエータが作動することで、一対の前記サブチャンバにおける膨張展開が同時に許容される。
請求項2に記載の発明では、一対のサブチャンバがメインチャンバに対して車幅方向外側及び車幅方向中央側で膨張展開されるため、車幅方向外側斜め前方又は車幅方向中央側斜め前方へ移動する乗員の頭部をエアバッグによって拘束することができる。
また、一対のサブチャンバが単一のアクチュエータに連結されており、アクチュエータが作動することで、一対のサブチャンバにおける膨張展開が同時に許容される。このため、アクチュエータの部品点数の増加を抑制しつつ、一対のサブチャンバを膨張展開させることができる。
請求項3に記載の車両用運転席エアバッグ装置は、請求項1に記載の発明において、前記エアバッグは、前記メインチャンバに対して車幅方向両側で膨張展開される一対の前記サブチャンバを有しており、前記アクチュエータは一対の前記サブチャンバに対応して一対設けられており、前記制御部が前記ステアリングホイールの操舵方向に応じて一対の前記アクチュエータの一方を作動させることで、一対の前記サブチャンバの一方が膨張展開される。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明と同様に、車幅方向外側斜め前方又は車幅方向中央側斜め前方へ移動する乗員の頭部をエアバッグによって拘束することができる。
また、アクチュエータが、一対のサブチャンバに対応して一対設けられており、制御部がステアリングホイールの操舵方向に応じて一対のアクチュエータの一方を作動させることで、一対のサブチャンバの一方が膨張展開される。このため、車両の旋回状態での前面衝突時に斜め前方へ移動する乗員の移動方向に対応して一対のアクチュエータの一方を作動させることで、エアバッグを効率よく膨張展開させることができる。
請求項4に記載の車両用運転席エアバッグ装置は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記エアバッグはステアリングコラムに設けられており、前記ステアリングホイールの操舵角度が0度の状態では、前記サブチャンバが前記ステアリングホイールの回転軸線に対して車両上側及び車両下側に配置されている。
請求項4に記載の発明では、ステアリングホイールが90度に操舵されたときにサブチャンバがメインチャンバに対して車幅方向両側に配置される。このため、例えば、上記所定角度を90度よりも小さく設定した車両において、ステアリングホイールを90度に操舵した状態での前面衝突時に斜め前側へ移動する乗員に対してサブチャンバを効果的に配置することができる。
請求項1に記載の車両用運転席エアバッグ装置によれば、インフレータの大型化を抑制しつつ斜め前側へ移動する乗員の頭部をエアバッグによって拘束することができる。
請求項2に記載の車両用運転席エアバッグ装置によれば、アクチュエータの部品点数の増加を抑制しつつ、一対のサブチャンバを膨張展開させることができる。
請求項3に記載の車両用運転席エアバッグ装置によれば、エアバッグを効率よく膨張展開させることができる。
請求項4に記載の車両用運転席エアバッグ装置によれば、車両の旋回状態における前面衝突時に斜め前側へ移動する乗員に対してサブチャンバを効果的に配置することができる。
本実施の形態に係る車両用運転席エアバッグ装置が適用された車両のキャビン内の前部左側部分において運転席エアバッグが膨張展開された状態を示す平面図である。 図1に示される車両用運転席エアバッグ装置の作動を説明するためのフローチャートである。 (A)は、車両の正面衝突時における車両用運転席エアバッグ装置の作動を説明するための平面図であり、(B)は、(A)に示される膨張展開された運転席エアバッグを車両左側から見た側面図である。 (A)は、ステアリングホイールが車両右側へ所定角度以上操舵された状態で車両が前面衝突したときの車両用運転席エアバッグ装置の作動を説明するための平面図であり、(B)は、(A)に示される膨張展開された運転席エアバッグを車両左側から見た側面図である。
以下、図面を用いて本実施の形態に係る車両用運転席エアバッグ装置30(以下、「運転席AB装置30」という)について説明する。なお、図面に示される矢印FR、矢印UP、矢印LHは、それぞれ運転席AB装置30が適用された車両(自動車)Vの車両前側、車両上側、車両左側を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両Vが前方を向いた場合の車両左右方向の左右を示すものとする。
図1には、運転席AB装置30が適用された車両VのキャビンC内の前部における左側部分が模式的な平面図にて示されている。なお、図1では、後述する運転席AB装置30のエアバッグ32が膨張展開された状態を示している。この図に示されるように、キャビンC内の前部における左側部分には、「運転席」としての車両用シート10が配置されている。この車両用シート10は、乗員D(以下、「運転者D」という)が着座するシートクッション12と、運転者Dの背部を支えるシートバック14と、を含んで構成されており、シートバック14の下端部がシートクッション12の後端部に連結されている。
また、車両用シート10には、乗員拘束用のシートベルト装置(図示省略)が設けられており、シートベルト装置は所謂3点式シートベルト装置として構成されている。このため、運転者Dの腰部がラップベルトによって拘束されると共に、運転者Dの上半身がショルダベルトによって拘束されるようになっている。
車両用シート10の前側には、車幅方向(左右方向)に延びるインストルメントパネル16が設けられている。このインストルメントパネル16における左側部分には、ステアリングホイール18が配置されている。ステアリングホイール18は、ステアリングコラム20を介して支持されて、インストルメントパネル16に対して後側(車両用シート10側)に配置されている。
(運転席AB装置30について)
運転席AB装置30はステアリングコラム20に設けられている。この運転席AB装置30は、エアバッグ32と、ガスを噴出してエアバッグ32に当該ガスを供給するインフレータ40と、エアバッグ32のサブチャンバ36R,36Lにテザー44を介して連結されたアクチュエータ42と、を含んで構成されている。また、運転席AB装置30は、インフレータ40及びアクチュエータ42の作動を制御する「制御部」としてのECU46を備えている。以下、各構成について説明する。
(エアバッグ32について)
エアバッグ32は、一例として複数の基布の外周部を縫製することにより袋状に構成されている。具体的には、エアバッグ32は、ステアリングホイール18の後側に膨張展開されるメインチャンバ34と、メインチャンバ34の車幅方向両側(左右側)に膨張展開される一対のサブチャンバ36R,36Lと、を含んで構成されている。そして、メインチャンバ34の内部と一対のサブチャンバ36R,36Lの内部とがそれぞれ連通されている。また、エアバッグ32の膨張展開状態では、サブチャンバ36R,36Lの前部がステアリングホイール18に対して径方向外側に位置している。換言すると、サブチャンバ36R,36Lの前部が、メインチャンバ34に対して前側に位置するように設定されて、インストルメントパネル16に当接するように構成されている。なお、図示は省略するが、エアバッグ32の内部において、メインチャンバ34とサブチャンバ36R,36Lとを連結するテザーを設けてもよい。
(インフレータ40について)
インフレータ40は、エアバッグ32の基端側に内蔵されている。そして、エアバッグ32が折り畳まれた状態で、インフレータ40がエアバッグ32と共に、図示しないエアバッグケース内に収納されている。このエアバッグケースは、後側(運転者D側)へ開放された略箱形状に形成されて、ステアリングコラム20に固定されている。また、エアバッグケースの後端側の開口部が、図示しないステアリングホイールパッドによって閉止されている。
そして、エアバッグ32がインフレータ40からガスの供給を受けると、エアバッグ32の膨張圧によってステアリングホイールパッドが開裂されて、エアバッグ32が運転者Dの前側で膨張展開されるようになっている。これにより、前側へ移動する運転者D(の頭部)をエアバッグ32によって拘束するように構成されている。
(アクチュエータ42について)
アクチュエータ42は、エアバッグケース内に収容されている。このアクチュエータ42には、一対のテザー44の一端部がそれぞれ結合されており、テザー44の他端部がサブチャンバ36R,36Lにそれぞれ結合されている。つまり、一対のサブチャンバ36R,36Lが、それぞれテザー44を介して単一のアクチュエータ42に連結されている。このアクチュエータ42は、一例として、アクチュエータ42の作動時に後側へ移動する移動部材を有しており、当該移動部材に一対のテザー44の一端部が結合されている。
そして、アクチュエータ42は、インフレータ40の作動時にエアバッグ32におけるサブチャンバ36R,36Lの膨張展開を規制(制限)する状態(図3(A)及び(B)に示される状態であり、以下、このエアバッグ32の膨張展開状態を「第1状態」という)と、サブチャンバ36R,36Lの膨張展開を許容する状態(図4(A)及び(B)に示される状態であり、以下、このエアバッグ32の膨張展開状態を「第2状態」という)と、に切替える切替機構として機能している。具体的には、アクチュエータ42の非作動状態でインフレータ40が作動すると、サブチャンバ36R,36Lがテザー44を介してアクチュエータ42によって前側へ引張られることで、サブチャンバ36R,36Lの折り畳み状態が保持されて、サブチャンバ36R,36Lの膨張展開が規制(制限)されるようになっている(図3(A)及び(B)参照)。一方、アクチュエータ42及びインフレータ40が作動すると、アクチュエータ42の移動部材が後側へ移動して、アクチュエータ42がサブチャンバ36R,36Lを前側へ引張ることが抑制されて、サブチャンバ36R,36Lの膨張展開が許容されるようになっている(図4(A)及び(B)参照)。
(ECU46について)
ECU46には、衝突予知センサ50、操舵角検出センサ52、前述したインフレータ40及びアクチュエータ42が電気的に接続されている。そして、ECU46が、インフレータ40及びアクチュエータ42を作動制御するようになっている。以下、衝突予知センサ50及び操舵角検出センサ52について説明しつつ、ECU46によるインフレータ40及びアクチュエータ42の作動制御について説明する。
衝突予知センサ50は、ステレオカメラで構成されており、ステレオカメラは、車両Vのウインドシールドガラスの上部における車幅方向中央付近に設けられている。このステレオカメラは、車両Vの前側を撮影して、車両Vへの衝突体を検出するようになっている。そして、ステレオカメラは、検出した衝突体までの距離や車両Vと衝突体との相対速度等を測定し、測定データをECU46へ出力するようになっている。なお、衝突予知センサ50をミリ波レーダ等によって構成してもよい。
一方、ECU46は衝突判定部46Aを備えている。そして、衝突予知センサ50からECU46への出力信号に基づいて、ECU46が車両Vの緊急ブレーキを作動させるようになっている。具体的には、衝突判定部46Aが車両Vと衝突体との衝突を回避できないと判定し、且つ運転者Dによるブレーキ操作が行われていない場合には、ECU46が、車両Vの緊急ブレーキ(自動ブレーキ)を作動させるようになっている。このため、この場合には、車両Vが急減速するようになっている。
操舵角検出センサ52は、ステアリングホイール18の操舵角度を検出し、当該操舵角度をECU46に出力するようになっている。
ECU46は、衝突予知センサ50及び操舵角検出センサ52の出力信号に基づいて、インフレータ40及びアクチュエータ42を作動制御している。具体的には、ステアリングホイール18の操舵角度が所定角度未満の状態において緊急ブレーキを作動させたときには、ECU46は、アクチュエータ42を非作動状態のままでインフレータ40を作動させるようになっている。つまり、車両Vの正面衝突時では、エアバッグ32の膨張展開状態が第1状態となり(メインチャンバ34が主として膨張展開されて)、前側へ移動する運転者Dの頭部をメインチャンバ34によって拘束するように構成されている。なお、本発明における正面衝突とは、ステアリングホイール18の操舵角度が所定角度未満の状態における車両Vと衝突体との前面衝突の形態をいう。また、ステアリングホイール18の操舵角度の閾値としての所定角度は、一例として0度よりも大きく90度よりも小さい角度で設定されている。
一方、ステアリングホイール18の操舵角度が所定角度以上の状態において緊急ブレーキを作動させたときには、ECU46は、アクチュエータ42及びインフレータ40を作動させるようになっている。つまり、車両Vが右側又は左側へ比較的大きく旋回した状態で前面衝突したときでは、エアバッグ32の膨張展開状態が第2状態となり(メインチャンバ34及びサブチャンバ36R,36Lが膨張展開されて)、斜め前側へ移動する運転者Dの頭部をメインチャンバ34及びサブチャンバ36R,36Lによって拘束するように構成されている。
なお、ステアリングホイール18が右側又は左側へ所定角度に操舵されたときには、ステアリングホイール18の操舵角度が0度の状態に対してサブチャンバ36R,36Lがステアリングホイール18の回転軸線回りの一方側又は他方側へ回転する。しかし、本実施の形態では、ステアリングホイール18が所定角度に操舵されたときにおいても、サブチャンバ36R,36Lがメインチャンバ34に対して車幅方向両側に配置されるように、サブチャンバ36R,36Lの上下寸法(詳しくは、ステアリングホイール18の周方向におけるサブチャンバ36R,36Lの寸法が設定されている。
また、上述したように、本実施の形態では、アクチュエータ42の作動の有無によってエアバッグ32の膨張展開状態が第1状態と第2状態とに切替わるようになっている。つまり、膨張展開状態におけるエアバッグ32の容量がアクチュエータ42の作動の有無によって切替わるようになっている。そして、前述したインフレータ40(のガス)の(噴射)出力は、エアバッグ32における第1状態(つまり、エアバッグ32の容量が小さい状態)に対応して設定されている。
さらに、本実施の形態では、車両Vの緊急ブレーキが作動したときにおいて、第1状態に膨張展開されるエアバッグ32の運転者Dに対する加害性を軽減するように、インフレータ40の出力が設定されている。すなわち、詳細については後述するが、車両Vの緊急ブレーキが作動したときには、運転者Dの身体が慣性力によって着座位置よりも前側へ移動する。このため、運転者Dの頭部がエアバッグ32の膨張展開エリアに侵入する可能性がある。そして、運転者Dの頭部がエアバッグ32の膨張展開エリアに仮に侵入した場合には、膨張展開途中のエアバッグ32が運転者Dの頭部に当たるため、このような場合に対しても、運転者Dに対する加害性を軽減するように、インフレータ40の出力が設定されている。具体的には、ダミー人形を用いた各種衝突試験を行うことによって、運転者Dに対する加害性を軽減するように、インフレータ40の出力が設定されている。
次に、図2に示されるフローチャートを用いて、車両Vと衝突体(他の車両)との前面衝突時における運転席AB装置30の作動を説明しつつ本実施形態の作用及び効果について説明する。
(車両Vの正面衝突)
運転席AB装置30の作動では、まず、ステップ100において、操舵角検出センサ52のECU46への出力信号によってステアリングホイール18の操舵角度が所定角度以上であるのか否かをECU46が判定する。そして、ステアリングホイール18の操舵角度が所定角度未満であるとき(つまり、車両Vが略直進走行しているとき)には、ステップ102に移行する。
ステップ102では、衝突予知センサ50のECU46への出力信号によって車両Vと衝突体との前面衝突が回避できるか否かをECU46の衝突判定部46Aが判定する。そして、車両Vと衝突体との前面衝突が回避できない(つまり、車両Vと衝突体とが正面衝突する)と衝突判定部46Aが判定し、且つ運転者Dによるブレーキ操作が行われていない場合には、ECU46は車両Vの緊急ブレーキを作動させつつステップ104に移行する。
なお、車両Vの略直進走行状態において車両Vの緊急ブレーキが作動すると、運転者Dの身体が、シートベルト装置のショルダベルトによって拘束されながら、慣性力によって着座位置(図3(A)において点線で示された運転者Dの位置を参照)から前側へ移動する。具体的には、運転者Dが、図3(A)において2点鎖線で示される急ブレーキ位置に移動する。
そして、ステップ104では、アクチュエータ42を非作動状態にしたままでインフレータ40を作動させる。このため、エアバッグ32の膨張展開状態が第1状態になり、サブチャンバ36R,36Lの膨張展開が規制されると共に、主としてメインチャンバ34が運転者Dの前側で膨張展開される(図3(A)及び(B)参照)。そして、車両Vが正面衝突すると、運転者Dの身体が慣性力によって急ブレーキ位置よりもさらに前側へ移動する(図3(A)において実線で示される運転者Dを参照)。これにより、車両Vと衝突体との正面衝突時に前側へ移動する運転者Dの頭部がメインチャンバ34によって拘束される。
(車両Vの旋回状態における前面衝突)
次に、車両Vの旋回状態における前面衝突について説明する。この前面衝突では、例えば、衝突体との前面衝突を回避しようとして運転者Dがステアリングホイール18を右側又は左側へ操舵して車両Vを旋回させたときの車両Vの前面衝突の形態が考えられる。そして、この前面衝突における運転席AB装置30の作動では、上述したステップ100において、操舵角検出センサ52のECU46への出力信号によってステアリングホイール18の操舵角度が所定角度以上であるのか否かをECU46が判定する。そして、操舵角検出センサ52のECU46への出力信号によってステアリングホイール18の操舵角度が所定角度以上であるとECU46が判定したときには、ステップ106に移行する。
ステップ106では、衝突予知センサ50のECU46への出力信号によって車両Vと衝突体との前面衝突が回避できるか否かをECU46の衝突判定部46Aが判定する。そして、車両Vと衝突体との前面衝突が回避できない(つまり、車両Vの旋回状態において車両Vと衝突体とが前面衝突する)と衝突判定部46Aが判定し、且つ運転者Dによるブレーキ操作が行われていない場合には、ECU46は車両Vの緊急ブレーキを作動させつつステップ108に移行する。
なお、車両Vの旋回状態において車両Vの緊急ブレーキが作動すると、運転者Dの身体が、シートベルト装置のショルダベルトによって拘束されながら、慣性力によって車両Vの旋回方向とは反対側の斜め前方に移動する。つまり、図4(A)に示されるように、車両Vが右旋回した状態で車両Vの緊急ブレーキが作動したときには、運転者Dの身体が着座位置(図4(A)において点線で示された位置を参照)から左斜め前側へ移動する。具体的には、運転者Dが、図4(A)において2点鎖線で示される急ブレーキ位置に移動する。
そして、ステップ108において、アクチュエータ42及びインフレータ40を作動させる。このため、アクチュエータ42の移動部材が後側へ移動して、サブチャンバ36R,36Lの膨張展開が許容される。これにより、エアバッグ32の膨張展開状態が第2状態となり、メインチャンバ34及びサブチャンバ36R,36Lが運転者Dの前側で膨張展開される(図4(A)及び(B)参照)。具体的には、サブチャンバ36R,36Lがメインチャンバ34(ステアリングホイール18)に対して車幅方向両側で膨張展開されると共に、サブチャンバ36R,36Lの前部がメインチャンバ34よりも前側に配置される。そして、車両Vが旋回した状態で車両Vが前面衝突すると、衝突体が車両Vの前部における旋回方向とは反対側の角部(図4(A)に示される例では、左側の角部)に当たるため、運転者Dの身体が慣性力によって急ブレーキ位置よりもさらに斜め前方(図4(A)に示される例では、左斜め前方)へ移動する(図4(A)において実線で示される運転者Dを参照)。これにより、運転者Dの頭部がメインチャンバ34及びサブチャンバ36R,36Lの一方(図4(A)に示される例では、サブチャンバ36L)によって拘束される。
このように、運転席AB装置30によれば、車両Vの正面衝突では、エアバッグ32の膨張展開状態が第1状態になり、主としてメインチャンバ34が運転者Dの前側で膨張展開される。このため、車両Vの正面衝突では、エアバッグ32の膨張展開状態が第2状態になる場合と比べて、エアバッグ32の容量が小さくなる。これにより、エアバッグ32の第1状態に対応してインフレータ40の出力を設定することができる。その結果、インフレータ40の大型化を抑制することができる。さらに、インフレータ40の大型化を抑制することに伴い、エアバッグ32(メインチャンバ34)が急激に膨張展開することが抑制されるため、急ブレーキ位置に移動した運転者Dに対する加害性も軽減することができる。
この点について比較例を用いて説明する。この比較例では、本実施の形態のアクチュエータ42が省略されている。つまり、インフレータ40の作動によって、エアバッグ32が常に第2状態で膨張展開される(メインチャンバ34及びサブチャンバ36R,36Lが膨張展開される)。そして、正面衝突時に急ブレーキ位置からさらに前側へ移動する運転者Dの頭部をエアバッグ32によって良好に拘束するためには、膨張展開されたメインチャンバ34の前後方向の厚みを確保する必要がある。すなわち、インフレータ40の出力を、エアバッグ32の第2状態に対応して設定する必要がある。このとき、エアバッグ32の第2状態における容量は、エアバッグ32の第1状態における容量よりも大きくなっているため、本実施の形態と比べてインフレータ40の出力が高くなり、インフレータ40が大型化する。
また、インフレータ40の出力が高くなると、エアバッグ32が一層急激に膨張展開される。このため、緊急ブレーキの作動時に急ブレーキ位置へ移動した運転者Dの頭部がエアバッグ32の膨張展開エリアに仮に侵入した場合には、膨張展開途中のエアバッグ32が運転者Dの頭部に当たる。その結果、運転者Dに対する加害性が悪化する虞がある。
これに対して、本実施の形態では、上述したように、エアバッグ32の第1状態に対応してインフレータ40の出力が設定されている。このため、上記比較例と比べて、インフレータ40の出力を小さく設定することができると共に、インフレータ40を小型化することができる(大型化を抑制することができる)。また、インフレータ40の出力を小さく設定することで、エアバッグ32(メインチャンバ34)の急激な膨張展開が抑制される。このため、急ブレーキ位置へ移動した運転者Dの頭部がエアバッグ32の膨張展開エリアに仮に侵入し、膨張展開途中のエアバッグ32が運転者Dの頭部に当たる場合でも、運転者Dに対する加害性を軽減することができる。
しかも、エアバッグ32の第1状態に対応してインフレータ40の出力が設定されているため、第1状態に膨張展開されるエアバッグ32(メインチャンバ34)の前後方向の寸法L1(図3(A)参照)を確保することができる。これにより、車両Vの正面衝突時において運転者Dの頭部を拘束するためのエアバッグ32のストロークが確保されるため、運転者Dの頭部をエアバッグ32(メインチャンバ34)によって良好に拘束することができる。
また、上述したように、旋回状態で車両Vが前面衝突したときには、エアバッグ32が第2状態に膨張展開される。このため、当該前面衝突時に斜め前側へ移動する運転者Dの頭部をメインチャンバ34及びサブチャンバ36R,36Lによって拘束することができる。このとき、インフレータ40の出力は、エアバッグ32の第1状態に対応して設定されているため、第2状態におけるメインチャンバ34の前後方向の寸法L2(図4(A)参照)が、第1状態におけるメインチャンバ34の前後方向の寸法L1(図3(A)参照)よりも薄く(小さく)なる。
しかしながら、図4(A)に示されるように、旋回状態における車両Vの前面衝突では、メインチャンバ34の車幅方向両側にサブチャンバ36R,36Lが膨張展開される。すなわち、サブチャンバ36R,36Lが、メインチャンバ34に対して斜め前方(図4(A)では左斜め前方)へ移動する運転者Dの移動方向側(図4(A)の矢印A方向側)に配置される。このため、当該移動方向におけるエアバッグ32の寸法L3をサブチャンバ36R,36Lによって大きくすることができる。換言すると、左斜め前方(又は右斜め前方)へ移動する運転者Dの頭部を拘束するためのエアバッグ32のストロークを、サブチャンバ36R,36Lによって補うことができる。これにより、エアバッグ32の第1状態に対応してインフレータ40の出力を設定しても、エアバッグ32において、斜め前側へ移動する運転者Dの頭部を拘束するためのストロークを確保することができる。その結果、旋回状態における車両Vの前面衝突時に、運転者Dの頭部をエアバッグ32によって良好に拘束することができる。
このように、本実施の形態の運転席AB装置30によれば、斜め前側へ移動する運転者Dの頭部をエアバッグ32によって拘束する必要があるときのみ、サブチャンバ36R,36Lをメインチャンバ34に対して車幅方向両側に膨張展開させるようになっている。このため、エアバッグ32の容量が小さい第1状態に対応してインフレータ40の出力を設定することで、インフレータ40の大型化を抑制しつつ、斜め前側へ移動する運転者Dの頭部をエアバッグ32によって拘束することができる。
また、運転席AB装置30では、サブチャンバ36R,36Lがメインチャンバ34の車幅方向両側(具体的には、車幅方向外側及び車幅方向中央側)で膨張展開される。このため、車両Vの右旋回状態又は左旋回状態で前面衝突したときに、着座位置から左斜め前方又は右斜め前方へ移動する運転者Dの頭部をエアバッグ32によって拘束することができる。
さらに、運転席AB装置30では、一対のサブチャンバ36R,36Lがテザー44を介して単一のアクチュエータ42に連結されている。そして、アクチュエータ42が作動することで、一対のサブチャンバ36R,36Lにおける膨張展開が同時に許容される。このため、アクチュエータ42の部品点数の増加を抑制しつつ、一対のサブチャンバ36R,36Lを膨張展開させることができる。
なお、本実施の形態では、エアバッグ32が、メインチャンバ34と一対のサブチャンバ36R,36Lとで構成されている。これに代えて、エアバッグ32において、一対のサブチャンバ36R,36Lの一方を省略してもよい。例えば、キャビンCの前部の車幅方向中央部で膨張展開されるセンタエアバッグを備えた車両において、当該センタエアバッグによって車幅方向中央側斜め前方へ移動する運転者Dの頭部を拘束する場合には、ステアリングホイール18の左側への操舵時にメインチャンバ34に対して車幅方向中央側で膨張展開されるサブチャンバ36Rを省略してもよい。また、例えば、運転者Dの車幅方向外側で膨張展開されるカーテンエアバッグを備えた車両において、当該カーテンエアバッグによって車幅方向外側斜め前方へ移動する運転者Dの頭部を拘束する場合には、ステアリングホイール18の右側への操舵時にメインチャンバ34に対して車幅方向外側で膨張展開されるサブチャンバ36Lを省略してもよい。
また、本実施の形態では、一対のサブチャンバ36R,36Lがテザー44を介して単一のアクチュエータ42に連結されている。これに代えて、一対のサブチャンバ36R,36Lに対応してアクチュエータ42を一対設けるように構成してもよい。つまり、サブチャンバ36Rに連結されるアクチュエータ42と、サブチャンバ36Lに連結されるアクチュエータ42と、の2個のアクチュエータを運転席AB装置30が備えるように構成してもよい。この場合には、ECU46によって、一対のアクチュエータ42を以下のように作動制御させてもよい。つまり、ステアリングホイール18の右側への操舵角度が所定角度以上の時には、左側のサブチャンバ36Lの膨張展開が許容されるようにサブチャンバ36Lに連結されたアクチュエータ42のみを作動させるように構成してもよい。一方、ステアリングホイール18の左側への操舵角度が所定角度以上の時には、右側のサブチャンバ36Rの膨張展開が許容されるようにサブチャンバ36Rに連結されたアクチュエータ42のみを作動させるように構成してもよい。これにより、車両Vの旋回方向に応じて、一対のサブチャンバ36R,36Lの一方を膨張展開させることができる。したがって、車両Vの旋回状態に対応してエアバッグ32を効率よく膨張展開させることができる。
また、本実施の形態におけるメインチャンバ34に対するサブチャンバ36R,36Lの位置を以下のように設定してもよい。例えば、ステアリングホイール18の操舵角度が0度の状態において、一対のサブチャンバ36R,36Lの一方をステアリングホイール18の回転軸線に対して上側に配置して、一対のサブチャンバ36R,36Lの他方をステアリングホイール18の回転軸線に対して下側に配置してもよい。この場合には、ステアリングホイール18が90度に操舵されたときにサブチャンバ36R,36Lがメインチャンバ34に対して車幅方向両側に配置される。このため、ステアリングホイール18が90度に操舵されたときに斜め前側へ移動される運転者Dに対してサブチャンバ36R,36Lを効果的に配置することができる。
また、ステアリングホイール18の操舵角度の閾値である所定角度を比較的小さい角度(例えば、30度〜45度の範囲)に設定した場合には、ステアリングホイール18の操舵角度が0度の状態において、一対のサブチャンバ36R,36Lをステアリングホイール18の回転軸線に対して下側に配置してもよい。この場合には、ステアリングホイール18が右側へ所定角度に操舵されたときに、左側のサブチャンバ36Lがメインチャンバ34に対して略車幅方向外側(左側)に配置される。また、ステアリングホイール18が左側へ所定角度に操舵されたときに、右側のサブチャンバ36Rがメインチャンバ34に対して略車幅方向中央側(右側)に配置される。これにより、この場合においても、車両Vの旋回状態における前面衝突時に斜め前側へ移動される運転者Dに対してサブチャンバ36R,36Lを効果的に配置することができる。すなわち、ステアリングホイール18の操舵角度の閾値である所定角度に対応して、メインチャンバ34に対する一対のサブチャンバ36R,36Lを適宜設定してよい。
18 ステアリングホイール
20 ステアリングコラム
30 車両用運転席エアバッグ装置
32 エアバッグ
34 メインチャンバ
36R サブチャンバ
36L サブチャンバ
40 インフレータ
42 アクチュエータ
46 ECU

Claims (4)

  1. 作動することでガスを噴出するインフレータと、
    前記インフレータからのガスの供給を受けてステアリングホイールの車両後側に膨張展開されるメインチャンバ及び前記メインチャンバに連通され且つ前記メインチャンバに対して前記ステアリングホイールの径方向外側に膨張展開されるサブチャンバを有するエアバッグと、
    前記サブチャンバに連結され、非作動状態において前記サブチャンバの膨張展開を規制すると共に、作動することで前記サブチャンバの膨張展開を許容するアクチュエータと、
    衝突予知センサからの出力によって車両の前面衝突が回避不能であると判定し且つ乗員によるブレーキ操作が行われない場合に緊急ブレーキを作動させる制御部と、
    を備え、
    前記ステアリングホイールの操舵角度が所定角度未満の状態において前記制御部が前記緊急ブレーキを作動させるときには、前記制御部は前記アクチュエータを非作動状態のままで前記インフレータを作動させ、
    前記ステアリングホイールの操舵角度が所定角度以上の状態において前記制御部が前記緊急ブレーキを作動させるときには、前記制御部は前記インフレータ及び前記アクチュエータを作動させ、前記サブチャンバが前記メインチャンバに対して少なくとも車幅方向一方側に膨張展開される車両用運転席エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグは、前記メインチャンバに対して車幅方向両側で膨張展開される一対の前記サブチャンバを有しており、
    一対の前記サブチャンバは単一の前記アクチュエータに連結され、
    前記アクチュエータが作動することで、一対の前記サブチャンバにおける膨張展開が同時に許容される請求項1に記載の車両用運転席エアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグは、前記メインチャンバに対して車幅方向両側で膨張展開される一対の前記サブチャンバを有しており、
    前記アクチュエータは一対の前記サブチャンバに対応して一対設けられており、
    前記制御部が前記ステアリングホイールの操舵方向に応じて一対の前記アクチュエータの一方を作動させることで、一対の前記サブチャンバの一方が膨張展開される請求項1に記載の車両用運転席エアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグはステアリングコラムに設けられており、
    前記ステアリングホイールの操舵角度が0度の状態では、前記サブチャンバが前記ステアリングホイールの回転軸線に対して車両上側及び車両下側に配置されている請求項2又は請求項3に記載の車両用運転席エアバッグ装置。
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