JP6314469B2 - フィラーパイプと燃料タンクとの結合構造 - Google Patents

フィラーパイプと燃料タンクとの結合構造 Download PDF

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Description

本発明は、フィラーパイプと燃料タンクとの結合構造に関する。
内燃機関を駆動源とする車両には燃料を貯留する燃料タンクが搭載されており、燃料タンクは、車両に設けられた給油口とフィラーパイプを介して接続されている。
特許文献1(図10)には、フィラーパイプと燃料タンクとの結合構造として、燃料タンクの壁面から燃料タンクの外部に突出する円筒状のインレットロアパイプ(弁取付部)が設けられ、インレットロアパイプの内部に逆止弁を構成する円筒状のハウジングが挿入して取着され、インレットロアパイプから露出するハウジングの部分とフィラーパイプ(接続パイプ)とが取着されたものが提案されている。
特開2001−163069公報
しかしながら、上記従来技術では、インレットロアパイプによるハウジングの取付強度とフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造の耐久性を同時に確保するために、インレットロアパイプがハウジングを支持する部分の長さ(面積)を確保する必要がある。そのため、燃料タンクから突出するインレットロアパイプを長くする必要がある。
一方、燃料タンクが、インレットロアパイプが接合されたアッパータンクのフランジと、ロアタンクのフランジとを重ね合わせてシーム溶接することで構成されるものである場合、弁取付部はアッパータンクのフランジ寄りに配置されることが多い。
この場合、燃料タンクから突出するインレットロアパイプを長くした場合、シーム溶接を行なうローラ電極がインレットロアパイプに干渉するおそれがあるため、ローラ電極と干渉しないようにインレットロアパイプをレイアウトする必要があり、燃料タンクの設計の自由度が制約される不利がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性を確保しつつ燃料タンクの設計の自由度を確保する上で有利なフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、給油口に接続され燃料配管の上流側に位置するフィラーパイプと、燃料タンクに接続され前記燃料配管の下流側に位置するインレットロアパイプと、前記フィラーパイプと前記インレットロアパイプとを結合する結合部材とを有するフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造であって、前記インレットロアパイプは前記燃料タンクの外部から内部に渡って貫通して設けられ、前記結合部材は円筒状に形成され、下流側の端部は前記インレットロアパイプに挿入されて前記燃料タンク内部に配置され、上流側の端部は前記燃料タンク外部で前記フィラーパイプに接続され、前記インレットロアパイプの前記燃料配管の上流側端部には拡径部が形成され、前記結合部材と前記インレットロアパイプとは、前記拡径部の箇所で結合し、前記拡径部より前記燃料配管の下流側で前記インレットロアパイプの内周面と前記結合部材の外周面との間で挟持されるシール部材が設けられ、前記結合部材の前記シール部材が配置された箇所よりも前記燃料配管の下流側に、前記インレットロアパイプの内周面に係合し前記インレットロアパイプと前記結合部材とを同軸上に合わせる位置合わせ部が設けられていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、前記インレットロアパイプの前記下流側の端部は、前記結合部材の前記下流側の端部より、さらに下流に配置され、前記結合部材の前記下流側端部には前記燃料タンクから前記燃料配管への燃料の流入を規制する弁が設けられることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、インレットロアパイプと結合部材が二重になる部分が燃料タンクの外部から内部に渡って配置されることによって、インレットロアパイプと結合部材の接続部分の強度を向上させることができる。さらに、インレットロアパイプが燃料タンクの外部に突出する部分を短くしても燃料タンクの内部に突出する部分を長くすることでインレットロアパイプの全長を確保することができるので、インレットロアパイプが結合部材を支持する部分の長さ(面積)を確保することができる。
したがって、フィラーパイプと燃料タンクとの結合構造の耐久性を確保しつつ、インレットロアパイプが燃料タンクの外部に突出する部分の突出量を抑制することができ、燃料タンクの設計の自由度を確保する上で有利となる。
また、拡径部が設けられることによってインレットロアパイプの上流側端部の内径が結合部材の外径よりも大きくなるように構成されている。これにより、結合部材はインレットロアパイプの先端に触れることなくインレットロアパイプに挿入することができる。つまり、タンク挿入部をインレットロアパイプの内部に挿入する際、インレットロアパイプと結合部材とで挟持するシール部材がインレットロアパイプの先端のバリやエッジに接触して損傷することを防止する上で有利となり、インレットロアパイプと結合部材との液密性を向上させることができる。
また、位置合わせ部によりタンク挿入部とインレットロアパイプとが同軸上に位置合わせされたのち、シール部材は拡径部に挿入される。そのため、シール部材がインレットロアパイプの先端のバリやエッジに接触して損傷することを防止する上でより有利となる。
請求項記載の発明によれば、結合部材の先端が燃料タンクの内部寄りに位置することで、弁がインレットロアパイプで囲われているため、燃料タンク内で流動する燃料が直接弁にかかることによる弁の破損を抑制できるため、給油時に燃料を燃料タンク内に円滑に導入する上で有利となる。
実施の形態におけるフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造が適用された給油装置の全体構成を示す図である。 実施の形態におけるフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造の拡大断面図である。 (A)は結合部材の側面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のCC線断面図である。 実施の形態における実施の形態におけるフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造の分解断面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両には、燃料タンク10に燃料Fを供給する給油装置2が設けられており、この給油装置2に本発明が適用されている。
給油装置2は、インレットフィラーパイプ12と、フィラーパイプ14と、後述する結合部材16とを含んで構成されている。
インレットフィラーパイプ12は、その長さ方向の一端が車両の外板の開口部に取り付け部材を介して取着されており、長さ方向の一端がキャップ13で開閉される給油口1202となっている。
フィラーパイプ14は、燃料Fの不透過性に優れた合成樹脂製である。
フィラーパイプ14は可撓性を有し、フィラーパイプ14の長さ方向の一端は、インレットフィラーパイプ12の長さ方向の他端に液密に結合され、長さ方向の他端は、結合部材16を介して燃料タンク10に液密に結合されている。
本実施の形態では、インレットフィラーパイプ12と、フィラーパイプ14と、結合部材16と、後述する燃料タンク10のインレットロアパイプ20とによって給油口1202から燃料タンク10に燃料を供給する燃料配管が構成されている。
したがって、インレットフィラーパイプ12は燃料配管の上流側に位置し、インレットロアパイプ20は燃料配管の下流側に位置することになり、言い換えると、インレットフィラーパイプ12は燃料配管の上流部を構成し、インレットロアパイプ20は燃料配管の下流部を構成している。
次に、燃料タンク10について説明する。
燃料タンク10は、タンク本体18と、インレットロアパイプ20とを備えている。
タンク本体18は、金属製のロアタンク18Aおよび金属製のアッパータンク18Bが溶接されることで構成されている。
ロアタンク18Aは、底壁1802と、底壁1802の周囲から上方に起立する側壁1804と、側壁1804の上端からその周囲全周にわたって側壁1804の外側に突設されるフランジ1806とを備えている。
アッパータンク18Bは、底壁1802に対向する上壁1812と、上壁1812の周囲から下方に起立する側壁1814と、側壁1814の下端からその周囲全周にわたって側壁1814の外側に突設されるフランジ1816とを備えている。
ロアタンク18Aのフランジ1806とアッパータンク18Bのフランジ1816とが重ね合わされた状態で接合されている。この接合は、上下のローラ電極によって挟圧された状態で通電されることによるシーム溶接でなされている。
図2に示すように、インレットロアパイプ20は、金属製で円筒状を呈し、アッパータンク18Bの側壁1814に設けられた開口部を貫通した状態でアッパータンク18Bの側壁1814に接合されている。すなわち、インレットロアパイプ20は、燃料タンク10の外部から内部にわたって貫通して設けられている。
インレットロアパイプ20は、タンク本体18内に突出する内部突出部20Aと、タンク本体18外に突出する外部突出部20Bとを有している。
インレットロアパイプ20の内径部は、内部突出部20Aの先端から外部突出部20Bにわたり均一内径で形成された小径部2002と、外部突出部20Bの端部に設けられ小径部2002よりも内径が大きい拡径部2004とを有している。言い換えると、拡径部2004は、インレットロアパイプ20の燃料配管の上流側端部に形成されている。
小径部2002と拡径部2004との間は、拡径部2004から小径部2002に至り次第に内径が小さくなる傾斜面2006で接続されている。傾斜面2006は、円錐面で形成されていてもよく、曲面で形成されていても良い。
本実施の形態では、インレットロアパイプ20のアッパータンク18Bの側壁1814への接合は、小径部2002の外周面の箇所と開口部周囲の側壁1814の箇所とが溶接されることでなされている。このとき、インレットロアパイプ20側の溶接される箇所は、小径部2002の外周面と傾斜部2006の接続位置であることが好ましい。これにより、フィラーパイプ14と燃料タンクと10の結合構造の耐久性を確保しつつ、外部突出部20Bの燃料タンク10の外方への突出量をさらに抑制することができ、燃料タンク10の設計の自由度を確保する上で有利となる。また、結合部材16を燃料タンク10のさらに内部側まで挿入することができるため、結合部材16の全長を短くすることができるため、組立てが容易になるとともにコストを低減できる。
図2、図4に示すように、拡径部2004には、周方向に等間隔をおいて3つの係合孔2010が半径方向に貫通形成されている。
なお、燃料タンク10は、その外表面が塗装されたのち、高温環境下で乾燥される。
次に、結合部材16について説明する。
図2に示すように、結合部材16は合成樹脂製であり、フィラーパイプ14とインレットロアパイプ20とを結合するものである。
結合部材16は、円筒状で細長形状を呈しその長手方向に燃料通過用の空間部Sが貫通形成され、図3(A)、(B)、(C)、図4に示すように、タンク挿入部22と、パイプ結合部24と、シール部材26と、ストッパ28と、係合爪30と、位置合わせ部32と、逆止弁34とを含んで構成されている。
タンク挿入部22は、結合部材16の長手方向の一方の部分で構成され、インレットロアパイプ20に液密に挿入される。
本実施の形態では、図2に示すように、タンク挿入部22は、インレットロアパイプ20に液密に挿入された結合状態で、その先端が、インレットロアパイプ20が貫通する燃料タンク10の壁面の箇所よりも燃料タンク10の内側に位置するように設けられている。これによりインレットロアパイプ20がタンク挿入部22を支持する部分の長さ(面積)を確保しつつ、外部突出部20Bの燃料タンク10の外方への突出量を抑制するようにしている。
言い換えると、インレットロアパイプ20の燃料配管の下流側の端部は、結合部材16の燃料配管の下流側の端部よりさらに下流に配置されている。
パイプ結合部24は、結合部材16の長手方向の他方の部分で構成され、フィラーパイプ14に液密に結合される。
本実施の形態では、図4に示すように、パイプ結合部24の外周面には、周方向に沿って形成された凸部2402と凹部2404とが長手方向に複数繰り返して形成され、フィラーパイプ14の抜け止めが図られている。
シール部材26は、図4に示すように、タンク挿入部22に装着され、小径部2002の内周面に液密に弾接するものであり、本実施の形態では、タンク挿入部22の外周面に形成された溝部2202に装着されたOリングで構成されている。
すなわち、シール部材26は、拡径部2004より燃料配管の下流側でインレットロアパイプ20の内周面と結合部材16の外周面との間で挟持されている。
ストッパ28は、図2、図4に示すように、タンク挿入部22をインレットロアパイプ20に挿入した場合に、インレットロアパイプ20の外部突出部20Bの先部に当接することで結合部材16の挿入位置を規制するものである。
係合爪30は、図3(B)、図4に示すように、タンク挿入部22とパイプ結合部24との間で結合部材16の周方向に等間隔をおいて3つ設けられ、拡径部2004の各係合孔2010に結合することでインレットロアパイプ20の軸方向における結合部材16の移動を阻止する係合部を構成している。
すなわち、結合部材16とインレットロアパイプ20とは、係合部により拡径部2004の箇所で結合している。
位置合わせ部32は、インレットロアパイプ20とタンク挿入部22とを同軸上に合わせるものである。
位置合わせ部32は、複数の爪部32Aで構成され、タンク挿入部22に設けられている。
複数の爪部32Aは、図3(A)、(B)、(C)に示すように、シール部材26よりもタンク挿入部22の先端側に、タンク挿入部22の外周面よりも半径方向外方に突出し、かつ、インレットロアパイプ20の小径部2002の内周面によって半径方向内方に弾性変形可能に設けられている。
本実施の形態では、爪部32Aの外面は、パイプ結合部24に向かうにしたがって次第に半径方向外側に傾斜するテーパ面3202で形成され、爪部32Aがインレットロアパイプ20の小径部2002の内周面に円滑に挿入されやすいように図られている。
また、爪部32Aは、タンク挿入部22に接続された基端部を除く箇所が、タンク挿入部22の半径方向に貫通形成された溝部2210で囲まれており、爪部32Aが弾性変形しやすいように図られている。
本実施の形態では、爪部32Aは、タンク挿入部22の外周面の周方向に等間隔をおいて3つ設けられている。爪部32Aは、2つ、あるいは、4つ以上設けられていてもよい。
そして、タンク挿入部22の長手方向に沿ったシール部材26と位置合わせ部32との距離は、外部突出部20Bの長手方向に沿った拡径部2004の長さよりも大きな寸法で形成されている。これにより、結合部材16の燃料タンク10への挿入時、インレットロアパイプ20とタンク挿入部22とを同軸上に位置合わせされたのち、シール部材26が拡径部2004に挿入されるように図られている。
逆止弁34は、燃料Fの逆流を防止するものであり、タンク挿入部22の先端に設けられている。言い換えると、燃料タンク10から燃料配管への燃料Fの流入を規制する弁34がタンク挿入部22の先端に設けられている。
本実施の形態では、図3(B)、図4に示すように、逆止弁34は、タンク挿入部22に揺動可能に取着され開口を開閉する弁体3402と、弁体3402を開口を閉塞する方向に付勢するねじりばね3404とを有している。
本実施の形態では、図2に示すように、逆止弁34は、インレットロアパイプ20の長手方向において、内部突出部20Aの先端と、インレットロアパイプ20が貫通する燃料タンク10の壁面の箇所との間に位置している。言い換えると、逆止弁34は、結合部材16の燃料配管の下流側端部に設けられている。
したがって、逆止弁34がインレットロアパイプ20で囲われているため、燃料タンク10内で流動する燃料Fが直接逆止弁34にかかることで逆止弁34が破損し開かない状態となることを抑制できるため、給油時に燃料Fを燃料タンク10内に円滑に導入する上で有利となる。
次に、フィラーパイプ14とインレットロアパイプ20とを結合する手順について説明する。
まず、結合部材16のパイプ結合部24をフィラーパイプ14の端部に圧入することで結合部材16がフィラーパイプ14と液密に結合される。
次いで、塗装済みの燃料タンク10を用意し、燃料タンク10に接合されたインレットロアパイプ20の内部に結合部材16のタンク挿入部22の先端を挿入する。
結合部材16の挿入により、各爪部32Aがインレットロアパイプ20の小径部2002の内周面によって押圧され半径方向内方に変位することで、結合部材16がインレットロアパイプ20に対して軸合わせされ、すなわち、同一軸上に位置するように位置合わせされる。
さらなる結合部材16の挿入により、シール部材26が拡径部2004を通って小径部2002に挿入され、シール部材26が小径部2002の内周面に液密に弾接する。
さらなる結合部材16の挿入により、インレットロアパイプ20の外部突出部20Bの先部にストッパ28が当接する。そこで、結合部材16を周方向に回して各係合爪30を拡径部2004の各係合孔2010に係合させる。
これにより、結合部材16がインレットロアパイプ20に液密に結合される。
本実施の形態によれば、インレットロアパイプ20は、燃料タンク10内に突出する内部突出部20Aと、燃料タンク10外に突出する外部突出部20Bとを有している。
そのため、インレットロアパイプ20の外部突出部20Bの長さを短くしても内部突出部20Aの長さを長くすることでインレットロアパイプ20の全長を確保することができる。
これにより、結合部材16のタンク挿入部22をインレットロアパイプ20に液密に結合した場合に、インレットロアパイプ20がタンク挿入部22を支持する部分の長さ(面積)を確保することができる。
そのため、インレットロアパイプ20による結合部材16の取付強度を確保する上で有利となる。しかも、インレットロアパイプ20の燃料タンク10の外方への突出量を抑制できるため、シーム溶接を行なうローラ電極がインレットロアパイプ20に干渉しにくくなり、ローラ電極と干渉しないようにインレットロアパイプ20をレイアウトする必要がなくなる。
したがって、フィラーパイプ14と燃料タンク10との結合構造の耐久性を確保しつつ、燃料タンク10の設計の自由度を確保する上で有利となる。
また、本実施の形態では、結合部材16のタンク挿入部22がインレットロアパイプ20に液密に挿入されることで、結合部材16とインレットロアパイプ20とのシール性を確保している。
結合部材16が液密に挿入されるインレットロアパイプ20の内周面は、外方に露出していないため、インレットロアパイプ20の内周面は傷が付きにくく、塵埃が付着しないように管理すれば足りる。
一方、インレットロアパイプ20の外周面に結合部材16が結合される構造の場合、インレットロアパイプ20の外周面の傷や燃料タンク10の塗装の凹凸によって結合部材16とインレットロアパイプ20とのシール性が損なわれやすい。
したがって、このような構造の場合は、インレットロアパイプ20の外周面に傷が付かないように保護キャップを装着しなくてはならず、インレットロアパイプ20の外周面のうち塗装をしない部分をマスキングするといった手間が掛かり、製造工程が複雑なものとなる。
これに対して、本実施の形態では、このような保護キャップの着脱やマスキング作業に要する手間が掛からず製造工程の簡素化を図る上で有利となる。
また、シール部材26がインレットロアパイプ20の拡径部2004を通過する際、拡径部2004は小径部2002よりも大きな直径であることから、シール部材26と拡径部2004の縁部との間に空間を確保することができる。そのため、シール部材26が拡径部2004の縁部のバリやエッジに接触して損傷することを防止する上で有利となる。シール部材26の損傷を防止することで、結合部材16とインレットロアパイプ20とのシール性を確保する上で有利となる。
また、拡径部2004は、シール部材26の損傷を防止できる程度に小径部2002よりも内径が大きければ足り、拡径部2004の形状や寸法の精度はそれほど必要ない。そのため、シール部材26の損傷を防止する拡径部2004は簡単に加工され、インレットロアパイプ20の製造工程の簡素化を図る上で有利となる。
また、位置合わせ部32を設けたので、シール部材26が拡径部2004を通過する際、より確実にシール部材26と拡径部2004の縁部との間に空間を確保することができる。そのため、シール部材26が拡径部2004の縁部のバリやエッジに接触して損傷することを防止する上でより一層有利となり、結合部材16とインレットロアパイプ20とのシール性を確保する上でより一層有利となる。
10 燃料タンク
12 インレットフィラーパイプ
1202 給油口
14 フィラーパイプ
16 結合部材
20 インレットロアパイプ
20A 内部突出部
20B 外部突出部
2002 小径部
2004 拡径部
2010 係合孔
22 タンク挿入部
24 パイプ結合部
26 シール部材
30 係合爪
32 位置合わせ部
34 逆止弁(弁)

Claims (2)

  1. 給油口に接続され燃料配管の上流側に位置するフィラーパイプと、燃料タンクに接続され前記燃料配管の下流側に位置するインレットロアパイプと、前記フィラーパイプと前記インレットロアパイプとを結合する結合部材とを有するフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造であって、
    前記インレットロアパイプは前記燃料タンクの外部から内部に渡って貫通して設けられ、
    前記結合部材は円筒状に形成され、下流側の端部は前記インレットロアパイプに挿入されて前記燃料タンク内部に配置され、上流側の端部は前記燃料タンク外部で前記フィラーパイプに接続され、
    前記インレットロアパイプの前記燃料配管の上流側端部には拡径部が形成され、
    前記結合部材と前記インレットロアパイプとは、前記拡径部の箇所で結合し、
    前記拡径部より前記燃料配管の下流側で前記インレットロアパイプの内周面と前記結合部材の外周面との間で挟持されるシール部材が設けられ、
    前記結合部材の前記シール部材が配置された箇所よりも前記燃料配管の下流側に、前記インレットロアパイプの内周面に係合し前記インレットロアパイプと前記結合部材とを同軸上に合わせる位置合わせ部が設けられている、
    ことを特徴とするフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造。
  2. 前記インレットロアパイプの前記下流側の端部は、前記結合部材の前記下流側の端部より、さらに下流に配置され、
    前記結合部材の前記下流側端部には前記燃料タンクから前記燃料配管への燃料の流入を規制する弁が設けられる
    ことを特徴とする請求項記載のフィラーパイプと燃料タンクとの結合構造。
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