JP6313233B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置に関する。
なお、本明細書において「蓄電素子」とは、繰り返し充電と放電が可能な電池一般をいう。一般に、「二次電池」と称される電池は、本明細書における「蓄電素子」に含まれる。また、「二次電池」には、「リチウムイオン二次電池」や「リチウム二次電池」と称される二次電池が含まれる。ここで、「リチウムイオン二次電池」は、電解質イオンとしてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池をいう。
例えば、特開2014−17074号公報には、二次電池以外の補助蓄電手段をさらに設けて二次電池の負極において反応関与物質が析出した場合に、補助蓄電手段に対して、二次電池から放電させることが提案されている。かかる構成によれば、二次電池に蓄えられた電力を無駄にすることなく、二次電池の負極電位を上昇させることができ、二次電池の負極において析出した反応関与物質を速やかに溶解させることができる。
また、特開2009−199934号公報には、リチウムデンドライトの析出量が許容量以上であると判断された場合に、電池のSOCを検出し、SOCが設定値以上であった場合に、デンドライトの溶解処理(すなわち、放電)を行うことが提案されている。
また、特開2013−110885号公報には、負極にリチウムが析出する電圧を超える充電があった場合に、析出したリチウムが不活性化する前に放電を行うことが提案されている。
特開2014−17074号公報 特開2009―199934号公報 特開2013―110885号公報
ところで、例えば、リチウムイオン二次電池では、リチウムの析出が微量であれば、放電処理前に溶解することもある。また、リチウムの析出を電位のみで判断し、放電処理を行うシステムでは、リチウムの析出が微量であっても放電処理が行われることになる。このため、本来の使用において、放電処理が必要でない状況で放電が行われる場合がある。
ここで提案される蓄電装置は、直列に接続された複数の蓄電素子と、各蓄電素子に印加された電圧を検知する電圧センサと、各蓄電素子に流れた電流を検知する電流センサと、制御装置とを備えている。制御装置は、電圧センサによって検知された電圧が、予め定められた電圧値よりも高いか否かを判定する判定部と、制御部とを備えている。制御部は、判定部において、電圧センサによって検知された電圧が、予め定められた電圧値よりも高いと判定された場合に、電流センサによって検知された電流値に基づいて、当該高い電圧が検知された蓄電素子に充電された、単位時間当たりの充電量を取得する。そして、取得された充電量が予め定められた閾値よりも高い場合に、当該高い電圧が検知された蓄電素子を放電する放電処理を行う。
また、他の形態として、制御部は、判定部において、電圧センサによって検知された電圧が、予め定められた電圧値よりも高いと判定された場合に、電流センサによって検知された電流値に基づいて、当該高いと判定された蓄電素子に充電された充電量を、当該高いと判定された時から積算して積算充電量を取得する。そして、取得された積算充電量が予め定められた閾値よりも高い場合に、当該高い電圧が検知された蓄電素子を放電する放電処理を行う。
この場合、放電処理は、直列に接続された複数の蓄電素子から放電を行う処理であってもよい。また、蓄電装置は、複数の蓄電素子の電位差を小さくする均等化処理を行う均等化回路を備えていてもよい。この場合、制御部は、高い電圧が検知された蓄電素子を放電する放電処理に代えて、均等化回路に均等化処理を実行させてもよい。
上記の蓄電装置は、蓄電素子において、析出しうる反応関与物質(リチウムイオン二次電池では、リチウム)が再イオン化することを具現化するのに、蓄電素子に対して必要以上に放電処理が行われるのを防止できる。
図1は、蓄電装置100の構成図である。 図2は、この実施形態における均等化回路モジュール141の構成図である。 図3は、1つの実施形態における制御装置180のフローチャートである。 図4は、設定される閾値(ΔAho/ΔT)を示す図である。 図5は、かかる他の形態の制御フローを示すフローチャートである。 図6は、他の形態の制御フローにおいて設定される閾値Aho(T)を示す図である。
以下、ここで提案される蓄電装置について一実施形態を説明する。
図1は、蓄電装置100の構成図である。
蓄電装置100は、図1に示すように、電池パック120と、均等化回路140と、電圧センサ160と、電流センサ170と、制御装置180とを備えている。
《電池パック120》
電池パック120は、直列に接続された複数の蓄電素子121を備えている。ここで、蓄電素子121は、例えば、リチウムイオン二次電池のような二次電池である。なお、電池パック120は、直列に接続された複数の蓄電素子121からなる組電池であり、ここで提案される蓄電装置100の1つの要素になる。この電池パック120は、さらに複数、直列または並列に組み合わせて、より大型の電池パックを構成することができる。また大型の電池パックを組む場合、制御装置180は、他の電池パックと共用してもよい。
《均等化回路140》
均等化回路140は、複数の蓄電素子121の電位差を小さくする均等化処理を行う回路である。この実施形態では、均等化回路140は、図1に示すように、複数の均等化回路モジュール141を備えている。各均等化回路モジュール141は、複数の蓄電素子121の各蓄電素子121に並列に接続されている。図2は、この実施形態における均等化回路モジュール141の構成図である。均等化回路モジュール141は、図2に示すように、コイル146と、スイッチ147が直列に配置されている。そして、この均等化回路140では、図1に示すように、複数の蓄電素子121の各蓄電素子121に並列に接続された均等化回路モジュール141が互いに直列に接続されている。ここで、スイッチ147は、複数の蓄電素子121の各蓄電素子121に並列に接続された均等化回路モジュール141への通電(ON)と、切断(OFF)とを切り替える。
全ての均等化回路モジュール141のスイッチ147がONになると、電池パック120の複数の蓄電素子121の各蓄電素子121が、それぞれコイル146と並列に接続され、さらに各コイル146が直列に接続される。このように接続された状態では、コイル146の作用によって、複数の蓄電素子121の電位差が小さくなる均等化処理が行われる。ここでの均等化処理は、コイル146の作用によって、開回路電圧が高い蓄電素子121から放電され、他の蓄電素子121が充電される。
《電圧センサ160》
電圧センサ160は、複数の蓄電素子121の各蓄電素子121に印加された電圧を検知するセンサである。電圧センサ160は、制御装置180に接続されており、検知された電圧情報が制御装置180に伝達される。この実施形態では、電圧センサ160は、複数の電圧測定モジュール161を備えており、各電圧測定モジュール161が、複数の蓄電素子121の各蓄電素子121に並列に接続されている。各電圧測定モジュール161は、並列に接続された各蓄電素子121の電圧を検知する。各電圧測定モジュール161によって検知された電圧は、電気信号として制御装置180に送られる。
《電流センサ170》
電流センサ170は、各蓄電素子に流れた電流を検知するセンサである。電流センサ170は、制御装置180に接続されており、検知された電流の情報が制御装置180に伝達される。この実施形態では、電流センサ170は、直列に接続された複数の蓄電素子121(電池パック120)の入出力端子131、132のうち、一方の端子132と複数の蓄電素子121とを繋ぐ電流経路に直列に接続されている。なお、電流センサ170は、この形態に限定されない。電流センサ170は、例えば、各蓄電素子121の電流経路にそれぞれ設けられて、各蓄電素子121に流れる電流を検出するものでもよい。
《制御装置180》
制御装置180は、判定部181と、制御部182とを備えている。
《判定部181》
判定部181は、電圧センサ160によって検知された電圧が、予め定められた電圧値よりも高いか否かを判定する。この実施形態では、電圧測定モジュール161によって検知された各蓄電素子121(i)の電圧(Vi)が、それぞれ予め定められた電圧値(Vo)(例えば、4.5V)よりも高い{V(i)>Vo}か否かを判定する。
《制御部182》
次に、制御部182を説明する。蓄電装置100の制御部182には、いくつかの実施の形態がある。図3は、1つの実施形態における制御装置180のフローチャートである。
この実施形態では、制御部182は、以下の処理を行う。
制御装置180は、図3に示すように、電圧センサ160の電圧測定モジュール161によって検知される各蓄電素子121の電圧値を記憶している(S1)。また、電流センサ170によって検知される電流値を記憶している(S1)。
1.判定部181(S2)において、電圧センサ160の電圧測定モジュール161によって検知された電圧(Vi)が、予め定められた電圧値(Vo)よりも高い(Vi>Vo)と判定された場合(「YES」)に、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)について、電流センサ170によって検知された電流値に基づいて、単位時間当たりに充電された充電量(ΔAhi(T))を取得する。ここで単位時間は、予め定められた時間である。
2.の処理では、まず、{V(i)>Vo}と判定された蓄電素子121(i)について、取得された単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が予め定められた閾値(ΔAho/ΔT)よりも高い{(ΔAhi/ΔT)>(ΔAho/ΔT)}か否かを判定する(S3)。そして、高い{(ΔAhi/ΔT)>(ΔAho/ΔT)}と判定された場合に、当該高い電圧が検知された蓄電素子121(i)を放電する放電処理を行う(S5)。
ここで、添え字iは、複数の蓄電素子121を区別するために添えている。n個の蓄電素子121を備えている場合には、蓄電素子121(i)は、そのうちの1つの蓄電素子121を示している。ここでは、電圧測定モジュール161は、各蓄電素子121の電圧を検知する。高い電圧が検知された蓄電素子121(i)は、複数の蓄電素子121のうち、電圧センサ160の電圧測定モジュール161によって検知された電圧(V(i))が、予め定められた電圧値(Vo)よりも高い{V(i)>Vo}と判定された蓄電素子121である。
判定部181では、例えば、予め定められた電圧値(Vo)として、4.5Vが設定されていると、4.5Vよりも大きい電圧が印加された蓄電素子121が、当該制御部182で処理対象となる蓄電素子121(i)となる。ここで、複数の蓄電素子121の電圧が、閾値となる電圧値(Vo)よりも大きくなった場合には、制御部182は、閾値となる電圧値(Vo)よりも大きい電圧が検知された複数の蓄電素子121を制御対象とするとよい。
2.の処理で、「T」は、単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)の基準となる時間である。蓄電素子121(i)において単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)は、電流値が変動すれば、時間が経過するとともに変動する。これに対して、閾値(ΔAho/ΔT)は、例えば、図4に示すように、時間の経過に対して一定に設定するとよい。なお、閾値(ΔAho/ΔT)は、時間の経過に対して変動するものとしたり、温度や、電池パック120の経年での使用状況を勘案して、例えば、所定の係数を掛けたり、予め用意されたマップを参照するなどして、適宜変動するものとしてもよい。
図4では、単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が、予め定められた閾値(ΔAho/ΔT)よりも小さい範囲にハッチングが付されている。2.の処理において、制御部182は、当該ハッチングが付されていない範囲(すなわち、取得された単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が予め定められた閾値(ΔAho/ΔT)よりも高い{(ΔAhi/ΔT)>(ΔAho/ΔT)}と判定された場合)に、蓄電素子121(i)を放電する放電処理をする(S5)。
つまり、蓄電素子121(i)の電圧V(i)が、予め定められた電圧値(Vo)よりも高い(Vi>Vo)と判定された場合でも、直ぐに放電処理が行われる訳ではない。その後、単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が予め定められた閾値(ΔAho/ΔT)よりも高い場合に、放電処理が行われる。その後、単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が予め定められた閾値(ΔAho/ΔT)よりも低い場合には、放電処理は行われない。
つまり、蓄電素子121が、リチウムイオン二次電池である場合には、過充電状態で析出したリチウム金属)は、電解液と反応し、不活性な被膜を形成しうる。不活性な被膜が形成されると析出したリチウムは再イオン化されないため、不活性な被膜が形成される前に、放電処理を行い再イオン化する必要がある。しかし、単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が小さいときには、放電処理を実施しなくても、析出したリチウムが再イオン化する。このため、ここで提案される制御部182では、予め定められた電圧値(Vo)よりも高い(Vi>Vo)と判定された場合でも、直ぐに放電処理を行わず、その後の単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)をモニタリングし、単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が予め定められた閾値(ΔAho/ΔT)よりも高い場合に放電処理を実施するものである。これにより、析出したリチウムが再イオン化することを具現化するのに、必要以上に放電処理が行われるのを防止できる。
《放電処理》
ここで、放電処理(S5)は、当該蓄電素子121(i)を放電する処理であればよく、種々の対応をとることができる。例えば、図示は省略するが、各蓄電素子121に個別に補助蓄電池に接続されており、当該補助蓄電池への接続を切り替えるスイッチを備えていてもよい。この場合には、制御装置180は、放電処理として、当該補助蓄電池への接続を切り替えるスイッチをONにして、蓄電素子121(i)から補助蓄電池への放電(当該補助蓄電池の充電)を行うようにし、放電される電気を補助蓄電池に蓄えてもよい。
また、放電処理は、直列に接続された複数の蓄電素子121から放電を行う処理であってもよい。つまり、電池パック120全体として、放電を行ってもよい。かかる放電による場合も、判定部181において高い電圧が検知された蓄電素子121(i)からの放電が行え、当該電池の過充電状態が緩和される。蓄電素子121(i)が、リチウムイオン二次電池である場合には、過充電状態で負極にリチウムが析出している場合であっても析出したリチウムを溶出させ、析出したリチウムが不活性化するのを防止することができる。
なお、このような放電処理(S5)での放電条件は、例えば、判定部181(S2)において、電圧センサ160の電圧測定モジュール161によって検知された電圧(Vi)が、予め定められた電圧値(Vo)よりも高い(Vi>Vo)と判定されてから、放電処理が行われるまでに、当該蓄電素子121(i)に充電された充電量を積算した積算充電量(Ahi(T))を基に、当該蓄電素子121(i)、あるいは、電池パック120が放電すべき放電量を求め、これに応じて放電条件を設定するとよい(S4)。
次に、放電処理の他の形態を説明する。
《均等化処理(S4A)》
この場合、複数の蓄電素子121の電位差を小さくする均等化処理を行う均等化回路140を用いる。この場合、制御部182は、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)を放電する放電処理に代えて、あるいは、当該放電処理の一形態として、均等化回路140に均等化処理を実行させる。
つまり、均等化回路140によって、複数の蓄電素子121の電位差を小さくする均等化処理を行う。この場合、制御部182において放電処理が行われる状況では、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)は、開回路電圧が、他の蓄電素子121よりも高くなっているはずである。このため、均等化処理が実行されると、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)と、他の蓄電素子121との間で電位差が小さくなる。つまり、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)では、放電処理が行われたのと同等の効果が得られる。すなわち、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)では、過充電状態で負極にリチウムが析出している場合であっても析出したリチウムを溶出させ、析出したリチウムが不活性化するのを防止することができる。
次に、制御部182において、放電処理を行う条件について他の形態を説明する。図5は、かかる他の形態の制御フローを示すフローチャートである。ここでは、フローチャート中の処理ステップS1と判定ステップS2は、既に説明した図3の形態での処理ステップS1と判定ステップS2と同じであるから説明を省略する。
放電処理を行う条件は、上述した形態、つまり、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)の単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が、予め定められた閾値(ΔAho/ΔT)よりも高い{(ΔAhi/ΔT)>(ΔAho/ΔT)}場合に限定されない。
例えば、制御部182は、判定部181において、電圧センサ160(ここでは、電圧測定モジュール161)によって検知された電圧が、予め定められた電圧値よりも高いと判定された場合に、電流センサ170によって検知された電流値に基づいて、当該高い電圧が検知された蓄電素子121(i)に充電された充電量(Ahi)を、当該高いと判定された時から積算して積算充電量(Ahi(T))を取得する。そして、取得された積算充電量(Ahi(T))が予め定められた閾値(Aho(T))よりも高い場合に、当該高い電圧が検知された蓄電素子121(i)を放電する放電処理を行う(S4、S5)。
ここでの放電処理は、上述したように均等化回路140による均等化処理でもよい。
積算充電量(Ahi(T))は、例えば、単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)を、判定部181で高いと判定された時から積算Σ(ΔAhi/ΔT)して求めるとよい。この場合、積算充電量(Ahi(T))は、予め期間を決めて積算するとよい。そして、当該積算充電量(Ahi(T))に対して、閾値(Aho(T))を定めてもよい。
また、積算充電量(Ahi(T))は、例えば、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)に対して、予め定められた電圧値(Vx)(例えば、4.1V)よりも高いときの単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)のみを積算してもよい。この場合、図6は、かかる積算充電量(Ahi(T))に対して予め定められた閾値(Aho(T))の一例を示している。かかる積算充電量(Ahi(T))に対して予め定められた閾値(Aho(T))は、図6に示すように、時間の経過に対して、閾値となる積算充電量(Ah)が小さくなるように設定しておいてもよい。
つまり、この場合、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)に対して、予め定められた電圧値(Vx)(例えば、4.1V)よりも高いときの単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)のみを積算する。このため、積算期間に対して、積算充電量(Ahi(T))が小さい場合には、高い電圧が検知された蓄電素子121(i)に対して、単位時間当たりの充電量(ΔAhi/ΔT)が小さかったことになり、過充電状態が悪化していなかったり、過充電の状態が維持されていなかったりする。このように、時間の経過に対して閾値となる積算充電量(Ah)が小さくなるような時間関数(Aho(T))によって閾値を設定することによって、必要以上に放電処理が実行されるのが防止される。
なお、この場合も、閾値(Aho(T))は、時間の経過に対して変動するものとしたり、温度や、電池パック120の経年での使用状況を勘案して、例えば、所定の係数を掛けたり、予め用意されたマップを参照するなどして、適宜変動するものとしてもよい。
以上、ここで提案される蓄電装置の実施の形態を説明したが、本発明に係る蓄電装置は、上述した実施の形態に限定されない。
100 蓄電装置
120 電池パック
121 蓄電素子
140 均等化回路
141 均等化回路モジュール
146 コイル
147 スイッチ
160 電圧センサ
161 電圧測定モジュール
170 電流センサ
180 制御装置
181 判定部
182 制御部

Claims (4)

  1. 直列に接続された複数の蓄電素子と、
    前記各蓄電素子に印加された電圧を検知する電圧センサと、
    前記各蓄電素子に流れた電流を検知する電流センサと、
    制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記電圧センサによって検知された電圧が、予め定められた電圧値よりも高いか否かを判定する判定部と、
    制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記判定部において、前記電圧センサによって検知された電圧が、予め定められた電圧値よりも高いと判定された場合に、
    前記電流センサによって検知された電流値に基づいて、当該高い電圧が検知された蓄電素子に充電された、単位時間当たりの充電量を取得し、
    取得された前記充電量が予め定められた閾値よりも高い場合に、当該高い電圧が検知された蓄電素子を放電する放電処理を行う、
    蓄電装置。
  2. 直列に接続された複数の蓄電素子と、
    前記各蓄電素子に印加された電圧を検知する電圧センサと、
    前記各蓄電素子に流れた電流を検知する電流センサと、
    制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記電圧センサによって検知された電圧値が、予め定められた電圧値よりも高いか否かを判定する判定部と、
    制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記判定部において、前記電圧センサによって検知された電圧が、予め定められた電圧値よりも高いと判定された場合に、
    前記電流センサによって検知された電流値に基づいて、当該高いと判定された蓄電素子に充電された充電量を、当該高いと判定された時から積算して積算充電量を取得し、
    取得された前記積算充電量が予め定められた閾値よりも高い場合に、当該高い電圧が検知された蓄電素子を放電する放電処理を行う
    蓄電装置。
  3. 前記放電処理は、前記直列に接続された複数の蓄電素子から放電を行う処理である、請求項1または2に記載された蓄電装置。
  4. 前記複数の蓄電素子の電位差を小さくする均等化処理を行う均等化回路を備え、
    前記制御部は、
    前記高い電圧が検知された蓄電素子を放電する前記放電処理に代えて、前記均等化回路に前記均等化処理を実行させる、請求項1または2に記載された蓄電装置。
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