JP6312930B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室外機である室外ユニットにおけるモータに代表される負荷装置に対する過電流保護が可能な空気調和機に関する。
従来技術の一例である特許文献1には、「インバータ回路の過電流保護、過電圧保護、過電力保護を行う」ことを課題とし、「直流電源11に接続されて入力電圧Vccが印加され、モータ13に電力を供給するインバータ回路12と、このインバータ回路12に流れる入力電流Iinを、この入力電流Iinに相当する電圧Vin2に変換して検出する入力電流検出回路21と、インバータ回路12を制御する電流電圧制御部20を備え」て、「電流電圧制御部20は、入力電圧Vccが印加されたときのインバータ回路12に流れる電流の制限値に相当する基準電圧Vrefを生成し、基準電圧Vrefと電圧Vin2とを比較することにより、入力電圧Vccに応じた所望の入力電流制限値Imax以内で動作するようにインバータ回路12を制御する」電力制御装置が開示されている。
特開2013−66272号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、負荷であるモータを過電流から保護するための過電流保護回路は入力電圧に応じて過電流保護値を可変とする機能を有するに留まり、同一の電力制御装置を用いて過電流保護値の異なるモータを駆動する場合においては、モータの種類ごとに過電流保護値の仕様を切り替える必要がある。また、モータの種類のみならず、室外ユニット制御部又は接続されている商用電源の仕様が異なる場合にも、仕様を切り替えねばならない。そのため、制御回路部を共通化できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モータ、室外ユニット制御部又は接続されている商用電源の仕様が異なっていても、過電流保護を実現しつつ制御回路部を共通化可能な空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る空気調和機は、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して出力する整流回路と、前記整流回路から出力された直流電圧を平滑する平滑回路と、前記平滑回路にて平滑された直流電圧を交流電圧に変換して圧縮機に出力するインバータ回路と、前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動回路と、前記インバータ回路の母線電流の検出値を電圧レベルに変換して出力する電流電圧変換回路と、機種の設定情報を出力する機種切替部と、前記機種切替部から得た機種の設定情報により第1の基準電圧および第1の許容電圧範囲を算出し、算出された前記第1の基準電圧および前記第1の許容電圧範囲を出力する制御メインマイコンと、前記制御メインマイコンから前記第1の基準電圧および前記第1の許容電圧範囲を取得し、取得された第1の基準電圧に基づいて第2の基準電圧を生成して出力するインバータ回路駆動用マイコンと、前記インバータ回路駆動用マイコンから出力される第2の基準電圧を安定化して第3の基準電圧を出力する電圧安定化回路と、前記電流電圧変換回路から出力された電圧レベルと前記電圧安定化回路から出力される第3の基準電圧とを比較し、比較結果に応じて前記インバータ回路を停止する電圧比較回路とを備え、前記インバータ回路駆動用マイコンは、前記電圧安定化回路から前記電圧比較回路に入力される前記第3の基準電圧が前記第1の許容電圧範囲内に入っていない場合には、前記第3の基準電圧が前記第1の許容電圧範囲内に入るように前記電圧安定化回路に出力する前記第2の基準電圧を調整することを特徴とする。
本発明に係る空気調和機は、モータ、室外ユニット制御部、接続されている商用電源の仕様が異なっていても、過電流保護を実現しつつ制御回路部を共通化可能であるという効果を奏する。
実施の形態1に係る空気調和機の全体構成を示す図 実施の形態1における室外ユニット及び室外ユニット制御部の構成を示す図 実施の形態1における室内ユニット及び室内ユニット制御部の構成を示す図 実施の形態1における制御メインマイコンに格納されているデータの一例を示す図 実施の形態1に係る空気調和機の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る空気調和機の動作を示すフローチャート 実施の形態3に係る空気調和機の動作を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態に係る空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の全体構成を示す図である。図1には、室外ユニット1、室内ユニット2及びリモコン5が示されている。室外ユニット1と室内ユニット2は、冷媒用配管3及び室内室外接続用配線4によって接続され、室内ユニット2とリモコン5は、リモコン用配線6によって接続されている。
リモコン5では、ユーザによって、冷房又は暖房をはじめとする運転モード及び空調設定温度の選択が行われ、リモコン5は、選択された運転モード及び空調設定温度に従って運転指令を出力する。また、リモコン5は、表示部5aを備え、表示部5aには、空気調和機の運転状態、室内吸い込み温度及び空調設定温度が表示される。なお、リモコン5はワイヤレスリモコンであってもよい。
また、室外ユニット1に含まれる、圧縮機11、室外熱交換器12及び電子膨張弁13と、室内ユニット2に含まれる室内熱交換器21とを、冷媒用配管3を介して環状に接続することで空気調和機の冷媒回路が構成されている。冷媒用配管3内の冷媒は、圧縮機11によって圧縮される。室外熱交換器12には室外ファン14によって外気が送り込まれ、室内熱交換器21には室内ファン22によって室内の空気が送り込まれる。
室外ユニット1には室外ユニット制御部10が設けられており、室外ユニット制御部10には、圧縮機11、室外ファンモータ15、高圧圧力スイッチ16、低圧圧力スイッチ17、圧縮機シェル温度サーミスタ18及び冷媒温度サーミスタ19が接続されている。室内ユニット2には室内ユニット制御部20が設けられており、室内ユニット制御部20には、室内ファンモータ23、室内温度サーミスタ24及び冷室内配管温度サーミスタ25が接続されている。また、室外ユニット制御部10には、三相交流電源である商用電源7が接続されているが、商用電源7は単相であってもよい。
図2は、室外ユニット1及び室外ユニット制御部10の構成を示す図である。商用電源7は、整流回路101に接続され、整流回路101の後段には平滑コンデンサ102が設けられている。整流回路101と平滑コンデンサ102の間のP母線側には、これらに直列接続された力率改善用のリアクタ103及び突入電流抑制回路104が設けられている。すなわち、力率改善回路が設けられている。突入電流抑制回路104は、突入電流抑制用リレー104a及び突入電流防止素子104bを備え、リアクタ103の前段に設けられている。突入電流抑制用リレー104aと突入電流防止素子104bは並列に接続されている。商用電源7からの交流電圧は整流回路101によって直流電圧に変換され、この直流電圧は、リアクタ103及び突入電流抑制回路104を介して平滑コンデンサ102によって母線電圧に平滑される。突入電流抑制用リレー104aは52Cリレーとも呼ばれる。
平滑コンデンサ102の後段にはインバータ回路105が設けられており、インバータ回路105にはトランジスタ105a,105b,105c,105d,105e,105fが設けられている。トランジスタ105aのベースにはUpと表記された駆動用回路105gが接続され、トランジスタ105bのベースにはVpと表記された駆動用回路105hが接続され、トランジスタ105cのベースにはWpと表記された駆動用回路105iが接続され、トランジスタ105dのベースにはUnと表記された駆動用回路105jが接続され、トランジスタ105eのベースにはVnと表記された駆動用回路105kが接続され、トランジスタ105fのベースにはWnと表記された駆動用回路105lが接続されている。駆動用回路105g,105h,105i,105j,105k,105lは、各々トランジスタ105a,105b,105c,105d,105e,105fのオンオフ制御を行う。インバータ回路105は、平滑コンデンサ102が平滑した直流電圧である母線電圧を交流電圧に変換して出力し、この交流電圧は圧縮機11に出力され、圧縮機11はこの交流電圧の周波数に従って運転する。また、インバータ回路105には停止回路105mが含まれ、停止回路105mは、駆動用回路105j,105k,105lを停止させることで圧縮機11を停止させることが可能な構成である。駆動用回路105g,105h,105i,105j,105k,105lは、インバータ回路駆動用マイコン110に接続され、インバータ回路駆動用マイコン110によってオンオフ制御される。
また、室外ユニット1には、室外ユニット1の制御全般を司る制御メインマイコン120が設けられており、制御メインマイコン120は、通信回路140を介して、インバータ回路駆動用マイコン110と情報の送受信を行う。このような構成の動作の一例として、制御メインマイコン120が、算出した圧縮機11の動作に要する運転周波数をインバータ回路駆動用マイコン110に送信し、インバータ回路駆動用マイコン110は、制御メインマイコン120から送信された圧縮機11の運転周波数に応じた動作指令を駆動用回路105g,105h,105i,105j,105k,105lに通信し、駆動用回路105g,105h,105i,105j,105k,105lによるインバータ回路105内のオンオフ制御によって圧縮機11が駆動される。
平滑コンデンサ102とインバータ回路105の間のN母線側には電流電圧変換回路112が設けられており、電流電圧変換回路112には過電流比較回路111が接続されている。電流電圧変換回路112は、インバータ回路105内に流れる母線電流Idcを電圧レベル信号に変換して電圧レベル信号出力部112aから出力する。
過電流比較回路111は、比較回路111a及び電圧安定化回路111bを備え、電流電圧変換回路112から出力される母線電流Idcの電圧レベル信号は、電圧レベル信号出力部112aから比較回路111aに入力される。一方、電圧安定化回路111bには、インバータ回路駆動用マイコン110のアナログ出力端子110aから出力される安定化された基準電圧が印加されている。比較回路111aは、電流電圧変換回路112から出力される、母線電流Idcの電圧レベル信号の電圧値と、インバータ回路駆動用マイコン110のアナログ出力端子110aから出力されて電圧安定化回路111bで安定化された基準電圧値とを比較する。比較の結果、母線電流Idcの電圧レベル信号の電圧値がアナログ出力端子110aから出力されて安定化された基準電圧値よりも高い場合には、過電流判定信号を過電流出力部111cから出力する。過電流判定信号は、インバータ回路駆動用マイコン110及びインバータ回路105の停止回路105mに入力される。過電流判定信号が入力された停止回路105mは、インバータ回路105を停止させる。インバータ回路105が停止すると、圧縮機11の動作も停止する。
また、過電流判定信号は、インバータ回路駆動用マイコン110にも入力されており、インバータ回路駆動用マイコン110は、過電流の状態を把握することができる。このようにして、過電流が生じるとインバータ回路105を停止させて圧縮機11の動作を停止させるため、圧縮機11の故障を防止しつつ、インバータ回路105を過電流から保護し、異常加熱による部品の劣化又は故障を防止することができる。
なお、インバータ回路駆動用マイコン110は、アナログ入力端子110bを備え、アナログ入力端子110bには電圧安定化回路111bが出力する安定化された基準電圧が入力される。
突入電流抑制用リレーの駆動回路123は、突入電流抑制用リレー104aの駆動回路であり、制御メインマイコン120によって突入電流抑制用リレー104aのオンオフを制御する。
変換回路113は、平滑コンデンサ102によって平滑された母線電圧の値が入力されてインバータ回路駆動用マイコン110における読み込みが可能となるように変換してインバータ回路駆動用マイコン110に出力する電圧変換回路である。
また、制御メインマイコン120は、ファンモータの駆動回路124を制御し、駆動回路124は、MFと表記された室外ファンモータ15の回転数を制御する。また、制御メインマイコン120は、電子膨張弁の駆動回路125を制御し、駆動回路125は、電子膨張弁13の開度を制御する。
高圧圧力スイッチ16は、冷媒回路内の冷媒の圧力がしきい値を超えると動作し、高圧圧力スイッチ16の作動状態は、変換回路130を介して制御メインマイコン120に入力される。低圧圧力スイッチ17は、冷媒回路内の冷媒の圧力がしきい値未満になると動作し、低圧圧力スイッチ17の作動状態は、変換回路131を介して制御メインマイコン120に入力される。圧縮機シェル温度サーミスタ18は、圧縮機11の外郭温度、すなわちシェル温度を検出して検出値を出力する。その検出値は、変換回路132を介して制御メインマイコン120に入力される。冷媒温度サーミスタ19は、冷媒回路内の冷媒の温度を検出して検出値を出力する。その検出値は、変換回路133を介して制御メインマイコン120に入力される。
また、不揮発性メモリ121は、制御メインマイコン120が記録すべき情報を記録するメモリである。
機種切替部122は、室外ユニット1の馬力をはじめとする運転能力及び商用電源7の電源仕様に応じて設定を切り替える。なお、電源仕様には、三相又は単相が挙げられる。
表示部126は、室外ユニット1の運転状況及び室外ユニット1内で生じている異常を表示してユーザに報知する。
マイコン誤動作監視回路127は、制御メインマイコン120のリセット(RESET)端子に接続されている。マイコン誤動作監視回路127は、制御メインマイコン120の誤動作を検出すると、制御メインマイコン120のリセット端子に信号を出力する。リセット端子にて信号を受信した制御メインマイコン120はリセットされ、更なる暴走が防止される。
室内通信回路128は、制御メインマイコン120が室内ユニット2と通信するための通信回路である。
図3は、室内ユニット2及び室内ユニット制御部20の構成を示す図である。室外通信回路203は、室内制御マイコン201が室外ユニット1との通信を行うための通信回路である。すなわち、室外ユニット1の制御メインマイコン120と室内ユニット2の室内制御マイコン201は、室内通信回路128及び室外通信回路203を介して情報の送受信を行う。
室内制御マイコン201は、ファン駆動回路208を制御し、ファン駆動回路208は、室内ファンモータ23の回転数を制御する。
また、室内温度サーミスタ24は、室内温度を検出して検出値を出力し、その検出値は変換回路206を介して室内制御マイコン201に入力される。また、冷室内配管温度サーミスタ25は、室内ユニット2の配管の温度を検出して検出値を出力し、その検出値は変換回路207を介して室内制御マイコン201に入力される。
また、不揮発性メモリ202は、室内制御マイコン201が記録すべき情報を記録するメモリである。
切替スイッチ204は、運転状況に応じて室内ユニット2の設定を切り替える。リモコン通信回路205は、室内制御マイコン201がリモコン5と通信するための通信回路である。
以上説明した室外ユニット1及び室内ユニット2を用いた空気調和機の動作について説明する。
図4は、制御メインマイコン120に格納されているテーブルデータの一例を示す図である。図4に示すテーブルデータでは、構成例ごとに室外ユニット制御部の種類10aから10h、圧縮機の種類11aから11g、基準電圧値の種類110aaから112ag及び過電流保護レベルの種類112aaから112agが示されている。図4に示すテーブルデータにおいて、単相の機種aとして、馬力1.5、室外ユニット制御部の種類10a、圧縮機11a、過電流保護レベル112aa、基準電圧値110aa、許容基準電圧範囲±0.1%の構成が示されており、三相の機種gとして、馬力1.5、室外ユニット制御部の種類10d、圧縮機11a、過電流保護レベル112aa、基準電圧値110aa、許容基準電圧範囲±0.1%の構成が示されている。単相の機種aと三相の機種gとは、室外ユニット制御部10の種類が異なる。これら構成例のように、単相の機種aと三相の機種gとでは、基準電圧値をこれらの構成例ごとに切り替えることを要し、従来の技術ではユニット制御部10の共通化が困難であった。
図5は、本実施の形態に係る空気調和機の動作を示すフローチャートである。まず、電源が投入されると処理を開始し、機種切替部122は、制御メインマイコン120に機種の設定情報を入力する(S1)。制御メインマイコン120は、入力された設定情報から商用電源7の仕様を判定し(S2)、入力された設定情報から機種の仕様を判定し(S3)、入力された設定情報から室外ユニット制御部10の仕様を判定し(S4)、入力された設定情報から圧縮機11の仕様を判定する(S5)。ここで、ステップS2からS5の順序は特に限定されない。
そして、制御メインマイコン120は、ステップS2からS5における判定結果に従って圧縮機過電流保護レベルを決定し(S6)、この圧縮機過電流保護レベルから電圧安定化回路111bに出力する基準電圧の電圧値を決定し(S7)、ステップS7で決定した基準電圧値及び許容電圧範囲値をインバータ回路駆動用マイコン110に送信する(S8)。インバータ回路駆動用マイコン110は、受信した基準電圧の電圧値をアナログ出力端子110aから出力し(S9)、その後処理を終了する。
以上、本実施の形態にて説明した空気調和機は、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して出力する整流回路と、前記整流回路から出力された直流電圧を力率改善回路を介して平滑する平滑回路と、前記平滑回路にて平滑された直流電圧を交流電圧に変換して圧縮機に出力するインバータ回路と、前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動回路と、前記インバータ駆動回路を制御するインバータ回路駆動用マイコンと、前記圧縮機によって圧縮される冷媒の冷媒回路を制御する制御メインマイコンと、前記インバータ回路の母線電流の検出値を電圧レベルに変換して出力する電流電圧変換回路と、前記電流電圧変換回路から出力された電圧レベルと基準電圧値とを比較する電圧比較回路と、機種の設定情報を前記制御メインマイコンに出力する機種切替部とを備え、前記制御メインマイコンは、前記機種切替部から得た機種の設定情報により前記電圧比較回路への前記基準電圧値を算出して前記インバータ回路駆動用マイコンに通信し、前記インバータ回路駆動用マイコンは、前記制御メインマイコンから得た前記基準電圧値によって前記基準電圧値の電圧を生成する。
以上、本実施の形態にて説明したように、モータ、室外ユニット、室外ユニット制御部及び商用電源の仕様に応じて過電流の比較回路における基準電圧値を制御することができるので、モータ、室外ユニット、室外ユニット制御部及び接続されている商用電源の仕様が異なっていても、制御回路部を共通化することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、基準電圧値の精度を実施の形態1よりもさらに向上させることが可能な形態について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の動作を示すフローチャートである。図6においても、ステップS1からS9については実施の形態1の図5と同様の動作である。
本実施の形態においては、ステップS9において基準電圧値をアナログ出力端子110aから出力後、電圧安定化回路111bの出力電圧であるこの基準電圧値をアナログ入力端子110bに入力する(S10)。そして、インバータ回路駆動用マイコン110は、アナログ入力端子110bから入力された電圧値が許容電圧範囲内であるか否かを判定する(S11)。S11においてNoに分岐する場合、すなわち許容電圧範囲内でない場合には、許容電圧範囲内となるようにアナログ出力端子110aの出力電圧値を調整してアナログ出力端子110aに指令電圧を出力し(S12)、ステップS10に戻って電圧安定化回路111bの出力電圧であるこの基準電圧値をアナログ入力端子110bに入力し(S10)、ステップS11の判定を再度行う。S11においてYesに分岐する場合、すなわち許容電圧範囲内である場合には、処理を終了する。
以上説明したように、過電流保護回路における比較回路の基準電圧値をフィードバックすることで、比較回路の基準電圧値を補正することができ、基準電圧値の精度を向上させることができる。
また、従来の過電流保護回路を備えない構成においては構成回路部品のばらつきによっては、比較回路の基準電圧値に誤差が生じうる、という問題があったが、本実施の形態の構成によれば、過電流保護回路における比較回路の基準電圧値をフィードバックし、比較基準回路の基準電圧値を補正すること、すなわち、比較回路の基準電圧値が許容電圧範囲内でない場合には電圧を調整して指令電圧を出力することができるため、過電流保護の信頼性及び精度を高くすることができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、過電流比較回路の異常又は故障により、一定期間、基準電圧値が正しく設定できない場合であっても、室外ユニットを問題なく停止させることが可能な形態について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の動作を示すフローチャートである。図7において、ステップS1からS9については実施の形態1,2と同様である。また、ステップS10については実施の形態2と同様である。
本実施の形態においては、ステップS10においてアナログ入力端子110bに基準電圧値が入力された後に、インバータ回路駆動用マイコン110は、アナログ入力端子110bから入力された電圧値が許容電圧範囲内であるか否かを判定する(S21)。
ステップS21においてYesに分岐する場合、すなわち、ステップS10にて入力した電圧安定化回路111bの出力電圧がステップS8において制御メインマイコン21から受信した許容電圧範囲内である場合には、処理を終了する。
ステップS21においてNoに分岐する場合、すなわち、ステップS10にて入力した電圧安定化回路111bの出力電圧がステップS8において制御メインマイコン120から受信した許容電圧範囲内でない場合には、インバータ回路駆動用マイコン110はタイマーをスタートさせる(S22)。
次に、ステップS10にて入力した電圧安定化回路111bの出力電圧と、制御メインマイコン120から受信した基準電圧値が一致するように、インバータ回路駆動用マイコン110は、アナログ出力端子110aから出力する基準電圧値を調整して出力する(S23)。
次に、インバータ回路駆動用マイコン110には、電圧安定化回路111bの出力電圧がアナログ入力端子110bから入力され(S24)、電圧安定化回路111bの出力電圧が、ステップS8において制御メインマイコン120から受信した許容電圧範囲内であるか否かを判定する(S25)。
ステップS25においてYesに分岐する場合、すなわち、ステップS24にて入力した電圧安定化回路111bの出力電圧がステップS8において制御メインマイコン120から受信した許容電圧範囲内である場合には、処理を終了する。
ステップS25においてNoに分岐する場合、すなわち、ステップS24にて入力した電圧安定化回路111bの出力電圧がステップS8において制御メインマイコン120から受信した許容電圧範囲内でない場合には、インバータ回路駆動用マイコン110はステップS22においてスタートさせたタイマーが完了したか否かを判定する(S26)。
ステップS26においてNoに分岐する場合、すなわち、タイマーが完了していない場合には、ステップS23に戻る。ステップS26においてYesに分岐する場合、すなわち、タイマーが完了している場合には、ステップS27に移行し、インバータ回路駆動用マイコン110は制御メインマイコン120に異常情報を送信する。制御メインマイコン120はステップS28にて異常処理を行い(S28)、運転スタンバイとする(S29)。ここで、異常処理には、圧縮機を停止させる動作を例示することができる。
なお、本実施の形態において、タイマーの設定時間の一例は3分間である。このようにタイマーの設定時間を3分とする場合には、3分間連続して基準電圧値を設定することができなかった場合に異常であると判定することになる。なお、タイマーの設定時間はこれに限定されるものではなく、10秒であってもよく、10分であってもよい。ただし、極端に短い時間とすると、正常であるにも関わらず異常であると誤って判定してしまうおそれがあるため、極端に短い時間は除外する。
以上説明したように本実施の形態の構成によれば、異常発生時にユーザに報知することが可能であるため、従来よりも保守性を向上させることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 室外ユニット、2 室内ユニット、3 冷媒用配管、4 室内室外接続用配線、5 リモコン、5a リモコン表示部、6 リモコン用配線、7 商用電源、10 室外ユニット制御部、10aから10h 室外ユニット制御部の種類、11 圧縮機、11aから11g 圧縮機の種類、12 室外熱交換器、13 電子膨張弁、14 室外ファン、15 室外ファンモータ、16 高圧圧力スイッチ、17 低圧圧力スイッチ、18 圧縮機シェル温度サーミスタ、19 冷媒温度サーミスタ、20 室内ユニット制御部、21 室内熱交換器、22 室内ファン、23 室内ファンモータ、24 室内温度サーミスタ、25 冷室内配管温度サーミスタ、101 整流回路、102 平滑コンデンサ、103 力率改善用リアクタ、104 突入電流抑制回路、104a 突入電流抑制用リレー、104b 突入電流防止素子、105 インバータ回路、105a,105b,105c,105d,105e,105f トランジスタ、105g,105h,105i,105j,105k,105l トランジスタ駆動回路、105m 停止回路、110 インバータ回路駆動用マイコン、110a アナログ出力端子、110aaから112ag 基準電圧値の種類、110b アナログ入力端子、111 過電流比較回路、111a 比較回路、111b 電圧安定化回路、111c 過電流出力部、112 電流電圧変換回路、112aaから112ag 過電流保護レベルの種類、113 変換回路、120 制御メインマイコン、121 不揮発性メモリ、122 機種切替部、123 リレー駆動回路、124 駆動回路、125 電子膨張弁駆動回路、126 表示部、127 マイコン誤動作監視回路、128 室内通信回路、130 高圧圧力スイッチ変換回路、131 低圧圧力スイッチ変換回路、132 圧縮機シェル温度サーミスタ変換回路、133 冷媒温度サーミスタ変換回路、140 通信回路、201 室内制御マイコン、202 不揮発性メモリ、203 室外通信回路、204 切替スイッチ、205 リモコン通信回路、206 室内温度サーミスタ変換回路、207 冷室内配管温度サーミスタ変換回路、208 ファン駆動回路。

Claims (4)

  1. 交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して出力する整流回路と、
    前記整流回路から出力された直流電圧を平滑する平滑回路と、
    前記平滑回路にて平滑された直流電圧を交流電圧に変換して圧縮機に出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を駆動するインバータ駆動回路と
    記インバータ回路の母線電流の検出値を電圧レベルに変換して出力する電流電圧変換回路と
    種の設定情報を出力する機種切替部と
    記機種切替部から得た機種の設定情報により第1の基準電圧および第1の許容電圧範囲を算出し、算出された前記第1の基準電圧および前記第1の許容電圧範囲を出力する制御メインマイコンと、
    前記制御メインマイコンから前記第1の基準電圧および前記第1の許容電圧範囲を取得し、取得された第1の基準電圧に基づいて第2の基準電圧を生成して出力するインバータ回路駆動用マイコンと、
    前記インバータ回路駆動用マイコンから出力される第2の基準電圧を安定化して第3の基準電圧を出力する電圧安定化回路と、
    前記電流電圧変換回路から出力された電圧レベルと前記電圧安定化回路から出力される第3の基準電圧とを比較し、比較結果に応じて前記インバータ回路を停止する電圧比較回路と、
    を備え、
    前記インバータ回路駆動用マイコンは、前記電圧安定化回路から前記電圧比較回路に入力される前記第3の基準電圧が前記第1の許容電圧範囲内に入っていない場合には、前記第3の基準電圧が前記第1の許容電圧範囲内に入るように前記電圧安定化回路に出力する前記第2の基準電圧を調整することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記インバータ回路駆動用マイコンは、前記第3の基準電圧が前記第1の基準電圧と一致するように前記第2の基準電圧を調整することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記インバータ回路駆動用マイコンは、前記調整を所定時間以上継続しても前記第3の基準電圧が前記第1の許容電圧範囲内に入らない場合、前記圧縮機を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機
  4. 前記制御メインマイコンは、
    複数の機種についての基準電圧および許容電圧範囲に関する情報が格納されたテーブルを有し、
    前記機種切替部から得た機種の設定情報に対応する基準電圧および許容電圧範囲を前記テーブルから選択し、選択された基準電圧および許容電圧範囲を前記第1の基準電圧および前記第1の許容電圧範囲として出力することを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の空気調和機。
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