JP6312624B2 - クランプ治具 - Google Patents

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本発明は、例えば、ベーンポンプ用ロータやロータリーコンプレッサ用ロータ等を形成するリング状のワークを加工する際に使用するクランプ治具に係り、特に、複数のワークを積み重ねて固定する際に好適なクランプ治具に関する。
ベーンポンプ用ロータ等を形成する際に、リング状のワーク側面に溝加工を行う装置が特許文献1に記載されている。この装置は、ワークに予め形成された下溝に沿って所定の溝を研削する装置である。すなわち、ワーク側面に溝加工を行う場合、各下溝の角度を測定した後、溝加工を行う研削砥石の位置に下溝を合わせて研削する。そして、一箇所の下溝の研削が終了すると、ワークを所定角度だけ回転させて次の下溝を研削砥石の位置に合わせて研削する作業が続く。
このような装置において、ワークを二枚重ねにして同時に溝加工を施す場合がある。この場合、各ワークの下溝の位置を一致させる必要があるので、重ねたワークの下溝内にフィラーゲージを挿入し、ワークの下溝の位置を揃えてから下溝を研削する工程になる。
ところが、下溝の位置を揃えた後で、研削時に重ねたワークを高速で回転させると、上下のワークに位置ずれが生じる虞がある。そのためワークを二枚重ねにして同時に溝加工を施す場合は、研削時の回転速度を速めることは困難であった。
また、重ねたワークを固定する従来のクランプ治具として、図6に記載のクランプ治具100が使用されている。このクランプ治具100は、積み重ねたワークWの上端面をシリンダー110で荷重をかけて固定するものである。
特許第4320678号公報
ところが、図6の如く、シリンダー110で押圧固定するクランプ治具100では、フィラーゲージを挿入して各下溝の位置を揃えるには、上下のワークWがずれるように押圧力を設定する必要がある。そのため、シリンダー110とワークWとの間にベアリング120を介して押圧しているが、この押圧力の設定が難しく、また、クランプ治具100の構造も複雑になる不都合があった。
このように、ワークを回転台の上に積み重ねて溝加工を行う場合は、ワークの回転速度を速めることができず、また、クランプ治具を使用しても下溝の位置を揃えながらワークを固定する作業が困難になるものであった。
そこで本発明は上述の課題を解決すべく創出されたもので、積み重ねたワーク側面に溝加工を行う際に、研削効率を格段に向上させることができるクランプ治具の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、リング状の周側面に予め下溝W1が形成され該下溝W1に沿って溝加工が行われるワークWを重ねて固定するクランプ治具において、該ワークWは、回転台Pの上面から突出する軸ピンP1をワークWの貫通孔W2に挿入して回転台Pの上面に積み重ねられ、最下段のワークW側面に圧着する第一圧着バネ10が回転台Pの一方の側面に設けられると共に、該ワークWの上に重ねられたワークW側面に圧着する第二圧着バネ20が回転台Pの他方の側面に設けられ、貫通孔W2に軸ピンP1を貫通した各ワークWを回転台P上に載置すると、第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20が各ワークWの側面を圧着固定するように構成し、第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20の各圧着固定力は、積み重ねられたワークWの下溝W1に挿入したフィラーゲージによって各ワークWの位置が調整されるように設定されたことにある。
第2の手段は、前記第一圧着バネ10及び前記第二圧着バネ20は、前記ワークWの下溝W1の位置に重ならない位置で、且つ、前記ワークWの周側面に対してそれぞれ3方向から圧着するように配置されたものである。
第3の手段は、前記第一圧着バネ10及び前記第二圧着バネ20の各上端部に円弧状の導入面11、21を形成し、前記軸ピンP1を通して前記回転台Pに前記ワークWを載置する際に、各導入面11、21が前記ワークWの下端面から外周側面に沿って当接するように構成したものである。
本発明の請求項1に記載のごとく、貫通孔W2に軸ピンP1を貫通した各ワークWを回転台P上に載置すると、第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20が各ワークWの側面を圧着固定するように構成し、第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20の各圧着固定力は、積み重ねられたワークWの下溝W1に挿入したフィラーゲージによって各ワークWの位置が調整されるように設定したことにより、下溝W1の位置を揃えながらワークWを固定することができる。
したがって、溝加工前のワークWの準備工程を極めて簡略化することができる。しかも、各ワークWは、第一圧着バネ10や第二圧着バネ20で圧着固定されているので、積み重ねたワーク側面に溝加工を行う際に、ワークの回転速度を速めることが可能になる。この結果、研削効率を格段に向上させることができる。
請求項2のように、第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20は、ワークWの下溝W1の位置に重ならない位置で、且つ、ワークWの周側面に対してそれぞれ3方向から圧着するように配置されているので、各ワークWは周囲から安定した圧着力で固定される。
請求項3のごとく、軸ピンP1を通して回転台PにワークWを載置する際に、各導入面11、21がワークWの下端面から外周側面に沿って当接するように構成したことで、各ワークWに対する第一圧着バネ10や第二圧着バネ20の装着を自動化することができる。したがって、加工前のワークWの装着作業や、加工後のワークWの交換作業が極めて合理的になり、研削効率を更に向上させることができる。
このように本発明によると、積み重ねたワーク側面に溝加工を行う際に、研削効率を格段に向上させることができるなどといった当初の目的を達成した。
本発明を使用した装置の一実施例を示す正面図である。 本発明にて固定するワークの一実施例を示す平面図である。 本発明の一実施例を示す一部切り欠き正面図である。 本発明の一実施例を示す平面図である。 本発明の他の使用例を示す一部切り欠き正面図である。 従来のクランプ治具を示す縦断面図である。
本発明は、リング状のワークWに溝加工を行う際に、ワークWを重ねて固定するものである(図1参照)。このワークWは、ベーンポンプ用ロータやロータリーコンプレッサ用ロータ等を形成するリング状のワークで、周側面に予め下溝W1が形成され、中心に貫通孔W2が形成されたものである(図2参照)。そして、回転台Pの上面から突出する軸ピンP1を貫通孔W2に挿入し、回転台Pの上面に積み重ねたワークWを固定するクランプ治具である(図3参照)。
更に、このようなワークW側面に溝加工を行う場合、各下溝W1の角度をレーザーデジタル測定機Rで測定した後、溝加工を行う研削砥石Qの位置にワークWを回転移動し、下溝W1を研削する(図1参照)。そして、一箇所の下溝の研削が終了すると、ワークWを所定角度だけ回転させて次の下溝W1を研削砥石Qの位置に合わせて研削する作業が続く。
本発明は、第一圧着バネ10と、第二圧着バネ20とを備えている(図3参照)。第一圧着バネ10は、回転台Pの一方の側面に設けられた略板状を成すもので、回転台Pに載せた最下段のワークW側面に圧着する。
一方、第二圧着バネ20は、同じく略板状を成し、回転台Pの他方の側面に設けられたもので、回転台Pに載せた最下段のワークWより一つ上のワークW側面を圧着固定する。
これら第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20は、ワークWの下溝W1の位置に重ならないように、下溝W1の間隔よりも板バネの幅を狭くしている。そして、ワークWの周側面に対してそれぞれ3方向から圧着固定するように配置している(図4参照)。図示例では、中心角を120°毎に設置された3本の第一圧着バネ10と、この第一圧着バネ10の位置からずらした位置で、120°毎に設置された3本の第二圧着バネ20とを設置している。
そして、第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20の各圧着固定力は、積み重ねられたワークWの下溝W1に挿入したフィラーゲージ(図示せず)によって各下溝W1の位置が揃うように設定されている。すなわち、回転台P上に載置したワークWの下溝W1の位置を揃えるには、各下溝W1にフィラーゲージを挿入したときに、第一圧着バネ10や第二圧着バネ20で押圧固定したワークWが移動する必要がある。そのため、ワークWの圧着固定力は、フィラーゲージを挿入して下溝W1の位置を揃える場合にワークWが移動する程度の圧着固定力としている。
図示例では、第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20の各上端部に円弧状の導入面11、21を形成している(図3参照)。この導入面11、21は、軸ピンP1を通して回転台PにワークWを載置する際に、各導入面11、21がワークWの下端面から外周側面に沿って当接するように構成したものである。
すなわち、この導入面11、21は、第一圧着バネ10及び第二圧着バネ20の湾曲した腕部12、22の先端に形成されており、この腕部12、22の弾性力にてワークWの側面を圧着固定する。更に、腕部12、22の基端部に設けた固定部13、23を回転台Pの側面に固定している。また、第一圧着バネ10のみを使用して1個のワークWを固定する治具として使用することも可能である(図5参照)。
尚、本発明において、図示の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での設計変更は自由に行える。また、本発明の使用例も限定されるものではない。
P 回転台
P1 軸ピン
Q 研削砥石
R レーザーデジタル測定機
W ワーク
W1 下溝
W2 貫通孔
10 第一圧着バネ
11 導入面
12 腕部
13 固定部
20 第二圧着バネ
21 導入面
22 腕部
23 固定部
100 従来のクランプ治具
110 シリンダー
120 ベアリング

Claims (3)

  1. リング状の周側面に予め下溝が形成され該下溝に沿って溝加工が行われるワークを重ねて固定するクランプ治具において、
    該ワークは、回転台の上面から突出する軸ピンをワークの貫通孔に挿入して回転台の上面に積み重ねられ、最下段のワーク側面に圧着する第一圧着バネが回転台の一方の側面に設けられると共に、該ワークの上に重ねられたワーク側面に圧着する第二圧着バネが回転台の他方の側面に設けられ、
    貫通孔に軸ピンを貫通した各ワークを回転台上に載置すると、第一圧着バネ及び第二圧着バネが各ワークの側面を圧着固定するように構成し、
    第一圧着バネ及び第二圧着バネの各圧着固定力は、積み重ねられたワークの下溝に挿入したフィラーゲージによって各ワークの位置が調整されるように設定されたことを特徴とするクランプ治具。
  2. 前記第一圧着バネ及び前記第二圧着バネは、前記ワークの下溝の位置に重ならない位置で、且つ、前記ワークの周側面に対してそれぞれ3方向から圧着するように配置された請求項1記載のクランプ治具。
  3. 前記第一圧着バネ及び前記第二圧着バネの各上端部に円弧状の導入面を形成し、前記軸ピンを通して前記回転台に前記ワークを載置する際に、各導入面が前記ワークの下端面から外周側面に沿って当接するように構成した請求項1又は2記載のクランプ治具。
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