JP6312540B2 - 複合断熱材及びそれを備えた保温タンク並びに複合断熱材の製造方法 - Google Patents
複合断熱材及びそれを備えた保温タンク並びに複合断熱材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6312540B2 JP6312540B2 JP2014137765A JP2014137765A JP6312540B2 JP 6312540 B2 JP6312540 B2 JP 6312540B2 JP 2014137765 A JP2014137765 A JP 2014137765A JP 2014137765 A JP2014137765 A JP 2014137765A JP 6312540 B2 JP6312540 B2 JP 6312540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- insulating material
- vacuum
- composite heat
- vacuum heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
また、本発明に係る複合断熱材の製造方法は、繊維が積層された積層体構造を有する芯材、及び前記芯材を覆って真空密閉された外被材を有し、前記外被材の外周端と前記芯材の外周端との間に耳部が形成された真空断熱材を準備し、準備した前記真空断熱材が有する前記耳部のうち少なくとも一部を前記芯材の積層方向と同じ向きになるように折り曲げ、前記真空断熱材を金型内に設置し、前記耳部が折り曲げられ前記真空断熱材が設置された前記金型内に発泡粒子を充填して前記金型を密閉し、密閉した前記金型内で前記発泡粒子を発泡させてビーズ法発泡断熱材を形成し、形成した前記ビーズ法発泡断熱材で前記耳部を両面から挟持して複合断熱材を製造することを特徴とするものである。
本発明の実施の形態1に係る複合断熱材について説明する。図1は、本実施の形態に係る複合断熱材に適用される真空断熱材の構成を示す模式的な断面図である。本実施の形態では、長方形平板形状の真空断熱材1を例示している。図1に示すように、真空断熱材1は、芯材3と、芯材3を覆って真空密閉された外被材4と、を有している。
本発明の実施の形態2に係る複合断熱材について説明する。図4は、本実施の形態に係る複合断熱材9bの構成を示す斜視図である。図4に示すように、真空断熱材1の耳部5のうち互いに平行な2辺の耳部5(図4中の左側及び右側の耳部5)は、実施の形態1と同様に、芯材3の積層方向と同じ向きに折り曲げられている。
本発明の実施の形態3に係る複合断熱材について説明する。図5は、本実施の形態に係る複合断熱材9bの構成を示す模式的な断面図である。図5に示すように、本実施の形態では、芯材3の積層方向と同じ向きに折り曲げられた耳部5において、2枚の外被材シート4a、4bを熱融着させた部分の少なくとも一部(例えば、折り曲げられたときに、外被材4の芯材3を覆う部分の表面よりもさらに芯材3の積層方向に延伸する部分)の表面には、当該耳部5の幅方向(すなわち、複合断熱材9bの厚み方向)に沿って波形状に成形された波形部5aが形成されている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
本発明の実施の形態4に係る複合断熱材及びそれを備えた保温タンクについて説明する。図6は、本実施の形態に係る複合断熱材9cの構成を示す模式的な断面図である。図6に示すように、複合断熱材9cは、部分円筒状(例えば、半円筒状)の形状を有している。また、真空断熱材1は、複合断熱材9cと概ね同心の部分円筒状の形状を有している。複合断熱材9cの外周面は、少なくとも一部で真空断熱材1の外周面が露出するように構成されている。複合断熱材9cの内周面は、全面に亘ってビーズ法発泡断熱材6のみで構成されている。言い換えれば、真空断熱材1の外周面(外被材シート4b側の表面)は外部に露出しており、真空断熱材1の内周面(外被材シート4a側の表面)は全面に亘ってビーズ法発泡断熱材6により覆われている。また、例えば真空断熱材1の周囲の端面(軸方向の端面及び周方向の端面)も、全面に亘ってビーズ法発泡断熱材6により覆われている。
本発明の実施の形態5に係る複合断熱材について説明する。図9は、本実施の形態に係る複合断熱材9eの構成を示す模式的な断面図である。図9に示すように、複合断熱材9eの内周面は、少なくとも一部で真空断熱材1の内周面が露出するように構成されている。複合断熱材9eの外周面は、全面に亘ってビーズ法発泡断熱材6のみで構成されている。言い換えれば、真空断熱材1の内周面(外被材シート4b側の表面)は外部に露出しており、真空断熱材1の外周面(外被材シート4a側の表面)は全面に亘ってビーズ法発泡断熱材6により覆われている。また、例えば真空断熱材1の周囲の端面(軸方向の端面及び周方向の端面)も、全面に亘ってビーズ法発泡断熱材6により覆われている。
本発明の実施の形態6に係る複合断熱材について説明する。図10は、本実施の形態に係る複合断熱材9fの構成を示す模式的な断面図である。図10に示すように、複合断熱材9f(ビーズ法発泡断熱材6)の周方向端面には、嵌合段差12が形成されている。例えば、円筒状のタンク本体21の外周面を覆うように2つの複合断熱材9fを組み合わせる際には、嵌合段差12同士が嵌まり合うようになっている。その他の構成は、図6に示した構成と同様である。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、シール層4a1、4b1の材質としてEVOHを例に挙げたが、複合断熱材をより温度の低い部位に適用する場合には、より安価なCPP(無延伸ポリプロピレン)やLLDPE(リニア低密度ポリエチレン)などを用いてもよい。
Claims (9)
- 繊維が積層された積層体構造を有する芯材、及び前記芯材を覆って真空密閉された外被材を有する真空断熱材と、
前記真空断熱材と一体成形されたビーズ法発泡断熱材と、を備え、
前記真空断熱材は、前記外被材の外周端と前記芯材の外周端との間に形成された耳部を備え、
前記耳部のうち少なくとも一部は、前記芯材の積層方向と同じ向きになるように折り曲げられており、
折り曲げられた前記耳部の端部は、前記外被材の前記芯材を覆う部分の表面よりもさらに前記芯材の積層方向に延伸しており、
延伸した前記耳部は、前記ビーズ法発泡断熱材で両面から挟持され、
前記真空断熱材は、折り曲げられた前記耳部の折曲げ方向側の表面および前記表面とは反対側の他面のうちの一方が前記ビーズ法発泡断熱材に覆われ、前記表面および前記他面のうちの他方が露出していることを特徴とする複合断熱材。 - 折り曲げられなかった前記耳部は、折り曲げられた前記耳部の折曲げ方向とは反対方向に折り返され、前記外被材の前記芯材を覆う部分の表面に密着していることを特徴とする請求項1に記載の複合断熱材。
- 折り曲げられた前記耳部の少なくとも一部は、前記ビーズ法発泡断熱材に対する滑り抵抗が大きくなる曲面形状を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複合断熱材。
- 前記外被材の接合部の一部又は全部は、前記ビーズ法発泡断熱材で囲繞されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の複合断熱材。
- 前記外被材は、最内層にシール層を備えたラミネートフィルムであり、
前記シール層は、エチレンビニルアルコール共重合体フィルムで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の複合断熱材。 - 前記真空断熱材は、部分円筒形状に成形されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の複合断熱材。
- タンク本体と、前記タンク本体の外周面の少なくとも一部を覆う請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の複合断熱材と、を有することを特徴とする保温タンク。
- 前記外被材は、アルミニウム箔を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の複合断熱材。
- 繊維が積層された積層体構造を有する芯材、及び前記芯材を覆って真空密閉された外被材を有し、前記外被材の外周端と前記芯材の外周端との間に耳部が形成された真空断熱材を準備し、
準備した前記真空断熱材が有する前記耳部のうち少なくとも一部を前記芯材の積層方向と同じ向きになるように折り曲げ、
前記真空断熱材を金型内に設置し、
前記耳部が折り曲げられ前記真空断熱材が設置された前記金型内に発泡粒子を充填して前記金型を密閉し、
密閉した前記金型内で前記発泡粒子を発泡させてビーズ法発泡断熱材を形成し、形成した前記ビーズ法発泡断熱材で前記耳部を両面から挟持して複合断熱材を製造することを特徴とする複合断熱材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014137765A JP6312540B2 (ja) | 2014-07-03 | 2014-07-03 | 複合断熱材及びそれを備えた保温タンク並びに複合断熱材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014137765A JP6312540B2 (ja) | 2014-07-03 | 2014-07-03 | 複合断熱材及びそれを備えた保温タンク並びに複合断熱材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016014447A JP2016014447A (ja) | 2016-01-28 |
JP6312540B2 true JP6312540B2 (ja) | 2018-04-18 |
Family
ID=55230790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014137765A Active JP6312540B2 (ja) | 2014-07-03 | 2014-07-03 | 複合断熱材及びそれを備えた保温タンク並びに複合断熱材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6312540B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4390022B2 (ja) * | 1999-03-31 | 2009-12-24 | 倉敷紡績株式会社 | 真空断熱材およびその製造方法 |
JP4443727B2 (ja) * | 2000-05-11 | 2010-03-31 | パナソニック株式会社 | 真空断熱容器の製造方法 |
US20040074208A1 (en) * | 2000-05-30 | 2004-04-22 | Advantek, Inc. | Vacuum insulation panels and method for making same |
JP3513123B2 (ja) * | 2001-07-12 | 2004-03-31 | 松下冷機株式会社 | 冷蔵庫の製造方法 |
JP3680853B1 (ja) * | 2004-03-17 | 2005-08-10 | 松下電器産業株式会社 | 真空断熱材および折り畳み式保冷容器 |
JP2010242773A (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-28 | Panasonic Corp | 真空断熱材を適用した断熱体、及び断熱箱体、及び冷凍冷蔵庫 |
JP2011106664A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-06-02 | Panasonic Corp | 真空断熱材、および断熱箱体、断熱体 |
JP5835041B2 (ja) * | 2012-03-19 | 2015-12-24 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯機の断熱構造体 |
-
2014
- 2014-07-03 JP JP2014137765A patent/JP6312540B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016014447A (ja) | 2016-01-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3942189B2 (ja) | 真空断熱材の製造方法 | |
JP5618756B2 (ja) | 真空断熱材およびその製造方法 | |
KR101353647B1 (ko) | 진공단열재용 심재 및 이를 이용한 진공단열재 | |
JP2017011799A (ja) | 輻射熱遮蔽コルゲートチューブ形成用シートおよびワイヤハーネス | |
JP4781235B2 (ja) | 真空断熱材と冷蔵庫 | |
JP5664297B2 (ja) | 真空断熱材および断熱箱 | |
JP6266162B2 (ja) | 保温体、真空断熱材および真空断熱材の製造方法 | |
JP6312540B2 (ja) | 複合断熱材及びそれを備えた保温タンク並びに複合断熱材の製造方法 | |
JP5907204B2 (ja) | 真空断熱材の製造方法 | |
JP2007155135A (ja) | 真空断熱材及びその製造方法 | |
JP4603817B2 (ja) | 真空断熱材、及び真空断熱材を用いた冷蔵庫、並びに真空断熱材の製造方法 | |
JP6498097B2 (ja) | 真空断熱材、真空断熱材の製造方法、及び保温容器 | |
JP2017187126A (ja) | 真空断熱装置及びその製造方法 | |
JP4297756B2 (ja) | 真空断熱材用コア材 | |
JP2009092224A (ja) | 真空断熱材、および真空断熱材を適用した建物 | |
JP5517150B2 (ja) | 真空断熱パネル用包装材及び真空断熱パネル | |
JP6742076B2 (ja) | 真空断熱材および真空断熱材の製造方法 | |
JP2007211921A (ja) | 真空断熱体 | |
JPWO2014122939A1 (ja) | 断熱パネル | |
JP6382596B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH0557896B2 (ja) | ||
JP2005076726A (ja) | 真空断熱パネルの製造方法 | |
JP2017053483A (ja) | 複合断熱材の製造方法、給湯機の製造方法および複合断熱材 | |
JP2017002949A (ja) | 真空断熱材及びそれを用いた機器 | |
JP5585512B2 (ja) | 冷蔵庫およびその解体方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161007 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180320 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6312540 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |