JP6312329B2 - ロータ及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータ及びモータ、特に、プラスチックマグネットをコアに一体成型してロータ、及びそのロータを用いたモータに関する。
従来、図5に示すように、プラスチックマグネット(回転子マグネット)2をコア3に一体成型したロータ10は、コア3とプラスチックマグネット2間の回転方向及び軸1の方向に対する固定を確実とするために、コア3にローレット4の加工を施して凹凸を設けている。
例えば、特開2002−101583(「先行文献1」)には、ローレット加工して綾目状の凹凸を設けた軸にプラスチックマグネットを一体成型したモータが記載されている。
また、例えば、特開2009−189155(「先行文献2」)には、磁性体のバックヨークの表面にリング状のマグネットを配置した同期電動機の回転子において、マグネットは、外周面が略真円であり、磁極の中心部分である極中心が肉厚で、磁極の切り替わる極間部が薄肉であり、極中心に、周方向に所定の長さ、半径方向の肉厚が均一となる均一肉厚部を備える同期電動機の回転子が記載されている。すなわち、コアの周方向の外周面が断面多角形状に形成されている。
しかしながら、コアとプラスチックマグネット(回転子マグネット)は温度による膨張率が異なり、ロータの環境温度の変化によりローレット加工の凹凸部等の角に応力集中が起きプラスチックマグネット(回転子マグネット)に割れが入り固定が緩むという問題があった。
特開2002−101583号公報 特開2009−189155号公報
本発明は上述のような課題に鑑み、温度変化に伴う応力集中によってプラスチックマグネット(回転子マグネット)の割れが発生せず、コアとプラスチックマグネット(回転子マグネット)間の固定が確実なロータ、及びそのロータを用いたモータを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の第1の観点は、モータのロータであって、軸と、前記軸が挿通される貫通穴が軸方向に形成され、周方向の外周面が断面多角形状に形成されたコアと、前記コアの外周に一体に形成され、その外周面が略真円に形成されたロータマグネットと、を備え、前記コアが外周面の周方向に沿って溝部を有することを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記コアの前記溝部は、軸方向の中心に形成されていてもよい。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記コアの前記外周面は、16角以上であってもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記コアの軸方向の全長をL、前記溝部の幅をdLとするとき、10%以下の溝幅率{(dL/L)×100}を有してもよい。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記コアの前記溝部は、前記コアの半径をr、前記溝部の溝最深部の長さをdrとするとき、7〜10%の範囲の溝深さ率{(dr/r)×100}を有してもよい。
(6)本発明の第2の観点は、モータであって、上記(1)から(5)のいずれか1つに記載のロータと、ステータと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、温度変化に伴う応力集中によってプラスチックマグネット(回転子マグネット)の割れが発生せず、コアとプラスチックマグネット(回転子マグネット)間の固定を確実なロータ、及びそのロータを用いたモータを提供することができる。
本発明の実施形態に係るロータのコアの斜視図である。 図1Aの溝部周辺を示す拡大図である。 コアの角数と主応力との関係を説明する図である。 コアの溝部の幅dLと主応力との関係を説明する図である。 コアの溝部の深さdrと主応力との関係を説明する図である。 従来のロータの斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
本実施形態に係るロータ10は、図5に示すものと同じように、軸1と、軸1が挿通される貫通穴3cが軸方向に形成されたコア3と、コア3の外周に一体に形成され、その外周面が略真円に形成された回転子マグネット2と、を備えている。しかし、コア3は、図5に示すものとは異なって図1A及び図1Bに示すように、周方向の外周面が断面多角形状に形成された第1の側のコア3a及び第2の側のコア3bと、コア3の外周面の周方向に沿った溝部5と、を有している。ここで、溝部5は、第1の側のコア3aと第2の側のコア3bとの間にあって軸方向の中心に形成されていることが回転動作のバランスの観点から好ましい。また、第1の側のコア3aと第2の側のコア3bは、後述するように、16角形の断面を有する場合を示している。
コア3は、軸径がφ6mm以下の小型モータに好適に用いることができるが、ここでは、例えば、コア3の全長Lを18.5mm、軸1の中心とコア3の頂点までの距離rを6.4mmとした例で説明する。もちろん、コア3の寸法はこれらの数値に限定されるものではなく、必要に応じて、任意に設定してよい。ここで、以下、コア3の軸方向の全長をL、溝部5の幅をdL、コア3の半径をr(以上、図1A参照)、溝部5の底からコア3の頂点までの距離すなわち溝最深部の長さをdr(図1B参照)で表す。
図2は、環境温度を90℃から−40℃に変化させたときにプラスチックマグネット2(回転子マグネット)に作用する主応力とコア3の角数の関係について、角数を8角、10角、12角、16角及び24角とした場合を示している。図2の従来とは、図5に示したような円筒のコアであって中央部にローレット4の加工が施されたものである。なお、このデータは、コア3の全長Lを18.5mm、軸1の中心とコア3の頂点までの距離rを6.4mmとし、溝部5を設けないで測定したときのものである。
図2によれば、コア3の角数が大きいほど、主応力は小さくなることから、角数は大きい方が熱収縮によるプラスチックマグネット2(回転子マグネット)の変形が小さくなる。すなわち、コア3の角数が大きいほど、コア3を取り巻くプラスチックマグネット2(回転子マグネット)の割れを抑制することができる。
ここで、ブラシレスモータにおいて、一般にモータのトルクはロータ極数が大きくなるほど大きなトルクが得られるとともにトルクリップルを抑制することができる。また、角数はロータ極数との最小公倍数にすることでトルクリップルを抑制することができる。このような観点から、コア3の角数は、従来のローレット4の加工のものに比べて十分に主応力が小さく、かつ、モータトルクを大きく設定できる角数である16角以上が好ましい。
次に、図3は、角数が16角のコア3において、その軸方向の中心に溝部5を追加した場合の溝部5の幅dLと主応力との関係を、溝幅率{(dL/L)×100}を用いて示している。なお、このデータは、前述と同じ寸法のコア3を用いて測定したものである。
図3によれば、溝部5の幅dLのコア3の全長Lに対する比である溝幅率{(dL/L)×100}が0%(溝なし)の状態から大きくなるにしたがって、主応力が増加していることが分かる。ここで、溝部5の深さは、溝最深部drのコア3の半径rに対する比である溝深さ率{(dr/r)×100}を5%に設定している。
そして、図4は、角数が16角のコア3で、かつ、その軸方向の中心に溝幅率{(dL/L)×100}を10%とする溝部5を追加した場合の溝部5の深さと主応力との関係を、溝深さ率{(dr/r)×100}を用いて示している。なお、このデータは、前述と同じ寸法のコア3を用いて測定したものである。
図3及び図4において、aの位置、すなわち、溝深さ率{(dr/r)×100}が5%から大きくなるにしたがって主応力が減少するとともに、溝深さ率{(dr/r)×100}が10%を超えると主応力が増加に転じる。すなわち、溝深さ率{(dr/r)×100}が7〜10%のときに主応力σは30MPa程度となる。従来のローレット4の加工を施したロータの主応力σが63MPa程度(図2参照)と比べると、主応力を半分以下にすることができることから、プラスチックマグネット2(回転子マグネット)の割れを抑制できることが分かる。
以上で説明したコア3を設けたロータ10と、ステータ(不図示)とを備えるモータ(不図示)は、例えば、軸径がφ6mm以下の小型モータであっても、温度変化に伴う応力集中によってプラスチックマグネット(回転子マグネット)の割れが発生せず、コアとプラスチックマグネット(回転子マグネット)間の固定を確実なモータとすることができる。
以上、実施形態を具体的に述べたが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を行ったものも含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…軸
2…プラスチックマグネット(回転子マグネット)
3…コア
3a…第1の側のコア
3b…第2の側のコア
3c…貫通穴
4…ローレット
5…溝部
10…ロータ

Claims (5)

  1. ステータと、
    ータと、を備え
    前記ロータは、
    軸と、
    前記軸が挿通され貫通穴を有するコアと、
    前記コアの外周に一体成型され回転子マグネットと、を備え、
    前記回転子マグネットはプラスチックマグネットであり、
    前記コアは、
    断面形状が多角形状である第1の側のコアと、
    断面形状が多角形状である第2の側のコアと、
    周方向に延在する溝部と、を備え、
    前記溝部は、軸方向において、前記第1の側のコアと前記第2の側のコアとの間にあり、
    前記溝部が、前記コアの軸方向の全長をL、前記溝部の幅をdLとするとき、10%以下の溝幅率{(dL/L)×100}を有することを特徴とするモータ
  2. 記溝部が、軸方向の中心に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ
  3. 前記多角形状は16角以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ
  4. 記溝部が、前記コアの半径をr、前記溝部の溝最深部の長さをdrとするとき、7〜10%の範囲の溝深さ率{(dr/r)×100}を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のモータ
  5. モータのロータであって、
    軸と、
    前記軸が挿通された貫通穴を有するコアと、
    前記コアの外周面に一体成型された回転子マグネットと、を備え、
    前記コアは、
    断面形状が多角形状である第1の側のコアと、
    断面形状が多角形状である第2の側のコアと、
    周方向に延在する溝部と、を備え、
    前記溝部は、軸方向において、前記第1の側のコアと前記第2の側のコアとの間にあり、
    前記回転子マグネットがプラスチックマグネットであることを特徴とするロータ。
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