実施の形態1
以下本実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は情報処理システムの概要を示す模式図である。図1に示す情報処理システムは、情報処理装置1と、医療用サーバ2と、端末装置3及び電子カルテサーバ4とを備える。情報処理装置1、医療用サーバ2及び端末装置3はインターネット、LAN(Local Area Network)または携帯電話網等の通信網N1により相互に接続されている。医療用サーバ2及び電子カルテサーバ4はインターネット、LANまたは携帯電話網等の通信網N2により相互に接続されている。情報処理装置1は通信網N1を介して、医療用サーバ2及び端末装置3との間で情報の送受信を行っている。医療用サーバ2は通信網N2を介して、電子カルテサーバ4との間で情報の送受信を行っている。なお、電子カルテサーバ4はセキュリティの観点から情報処理装置1及び端末装置3と通信網N1で接続されていない。本実施形態における電子カルテ421内の情報は例えばSS−MIX(Standardized Structured Medical Information eXchange)等のシステムを用いて送受信されている。
以下では情報処理システムの概要を説明する。電子カルテサーバ4は後述する電子カルテ421を記憶する装置であり、例えばサーバコンピュータ等である。電子カルテサーバ4は医療用サーバ2へ電子カルテ421内に記憶された医療情報等を出力する。
医療用サーバ2は患者、看護師又は医師(ユーザ)等を識別するためのID(識別情報)及び医療に関する医療情報等を記憶する装置であり、例えばサーバコンピュータ等である。医療用サーバ2は電子カルテサーバ4から医療情報等を取得する。医療用サーバ2は取得した医療情報等をIDと関連付けて記憶する。医療用サーバ2はIDと関連付けて記憶した医療情報等を情報処理装置1へ出力する。
情報処理装置1は端末装置3に表示する画面等を生成する装置であり、例えばパーソナルコンピュータ等である。情報処理装置1はID及び医療情報等を医療用サーバ2から取得する。情報処理装置1はID及び医療情報等に基づいて医療情報を表示するための医療画面を生成する。情報処理装置1は生成した医療画面を端末装置3へ出力する。
端末装置3は医療画面等を表示する装置であり、例えば、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話又はパーソナルコンピュータ等である。本実施形態における端末装置3はタブレット型コンピュータであるとして説明する。端末装置3は患者の手に巻かれたリストバンドに記載されたバーコードから認証処理を行う(詳しい記述は後述する)。端末装置3は認証処理を行った後、情報処理装置1から医療画面を取得する。端末装置3は取得した医療画面を表示する。患者は医療画面を確認することで自身に行われる医療行為等を知ることができる。
以下では情報処理システムの詳細を説明する。図2は情報処理装置1、医療用サーバ2、端末装置3及び電子カルテサーバ4のハードウェア群を示すブロック図である。図2に示す情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、記憶部12、RAM(記憶部)13、入力部14、表示部15、通信部16及び計時部17を備える。
CPU11は、バスを介してハードウェア各部と接続されている。CPU11は例えば一もしくは複数のCPU又はマルチコアCPU等を備える。CPU11は、記憶部12に記憶されたプログラム12Pに従いハードウェアの各部を制御する。
記憶部12は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部12にはCPU11が処理を行う際に必要とする種々のデータ及びプログラム12Pを格納する。RAM13は例えばSRAM(Static Random Access Memory)等である。RAM13は、記憶部としても機能し、CPU11による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
入力部14はマウス又はキーボード等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU11へ送信する。表示部15はCPU11から送信された画像データを表示する。表示部15は例えば液晶画面である。通信部16は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網N1を介して各種情報を医療用サーバ2及び端末装置3との間で送受信する。計時部17は、例えば現在の時点における時刻及び年月日を計時し、CPU11の要求に従って、計時結果をCPU11に出力する。
図2に示す医療用サーバ2は、CPU21、記憶部22、RAM23、入力部24、表示部25及び通信部26を備える。医療用サーバ2は、CPU21、RAM23、入力部24及び表示部25の構成は、情報処理装置1のCPU11、RAM13、入力部14及び表示部15の構成と同様であるため、簡潔のため記載を省略する。
記憶部22は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部22にはCPU21が処理を行う際に必要とする種々のデータ、医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223、手術情報DB224及びプログラム22Pを格納する。通信部26は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網N1を介して各種情報を情報処理装置1及び端末装置3との間で送受信する。また通信部26は通信網N2を介して医療情報を電子カルテサーバ4との間で送受信する。
図2に示す端末装置3は、CPU31、記憶部32、RAM33、入力部34、表示部35、通信部36及び撮像部37を備える。端末装置3は、CPU31、RAM33及び表示部35の構成は、情報処理装置1のCPU11、RAM13及び表示部15の構成と同様であるため、簡潔のため記載を省略する。
記憶部32は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部32にはCPU31が処理を行う際に必要とする種々のデータ、及びプログラム32Pを格納する。入力部34はタッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU31へ出力する。また入力部34はタッチパネルへ入力を行う電子ペン等も含まれるものとする。通信部36は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網N1を介して各種情報を情報処理装置1及び医療用サーバ2との間で送受信する。撮像部37は例えばCCDカメラ又はCMOSカメラ等であり、CCD又はCOMS等を介して入力された光信号を光電変換することにより画像データを取得する。
図2に示す電子カルテサーバ4は、CPU41、記憶部42、RAM43、入力部44、表示部45及び通信部46を備える。電子カルテサーバ4は、CPU41、RAM43、入力部44及び表示部45の構成は、情報処理装置1のCPU11、RAM13、入力部14及び表示部15の構成と同様であるため、簡潔のため記載を省略する。
記憶部42は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部42にはCPU41が処理を行う際に必要とする種々のデータ、電子カルテ421及びプログラム42Pを格納する。電子カルテ421には例えば、医療情報、医療行為を行う予定を示す予定情報、検査情報及び手術情報等が含まれている。通信部46は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網N2を介して電子カルテ421内の情報を医療用サーバ2との間で送受信する。
図3は医療情報DB221に格納されているデータの一例を示す図である。医療情報DB221は医療情報等を記憶するデータベースである。医療情報とは例えば、後述するリハビリ情報、薬情報、検査情報、手術情報、処置情報、注意メッセージ、ピクトグラム、栄養指導及びバイタル等である。なお、医療情報とはこれらに限られず、医療に関する情報であれば含まれるものとする。医療情報DB221は患者ID列、リハビリ情報列、薬情報列、検査情報列、手術情報列、処置情報列、注意メッセージ列及びピクトグラム列等を備える。患者ID列には患者を識別するための患者IDが記憶される。リハビリ情報列には患者IDに対応づけて、リハビリ内容を示すリハビリ情報が記憶される。薬情報列には薬の内容を示す薬情報が記憶される。
検査情報列には患者IDに対応づけて、検査の内容を示す検査情報が記憶される。検査情報列には例えば、CT(Computed Tomography)検査、血液検査又はMRI(Magnetic Resonance Imaging)検査等が記憶される。手術情報列には手術の内容を示す手術情報が記憶される。手術情報列には例えば、開腹手術、開胸手術又は開頭手術等が記憶される。処置情報列には処置の内容を示す処置情報が記憶される。処置情報列には例えば、止血処置、創傷処置又は熱傷処置等が記憶される。止血処置とは包帯等で止血する処置である。創傷処置とは傷に対して縫合等を行う処置である。熱傷処置とは熱傷に対して冷却等を行う処置である。注意メッセージ列には患者に対する注意を示す注意メッセージが記憶される。ピクトグラム列には患者に対する医療行為を示すピクトグラムが記憶される。
医療情報DB221の記憶方法は以下の通りである。CPU21は医師又は看護師等により入力部24で患者IDの入力を受け付ける。CPU21は受け付けた患者IDを医療情報DB221に記憶する。CPU21は通信部26から医療情報の要求を電子カルテサーバ4へ出力する。CPU41は医療情報の要求を通信部46で電子カルテサーバ4から取得する。CPU41は電子カルテ421に記憶された医療情報を通信部46で医療用サーバ2へ出力する。CPU21は通信部26で医療情報を取得する。CPU21は医療情報DB221に患者IDと対応づけて医療情報を記憶する。なお、医療情報DB221の各列は対応づけられている。
図4は予定情報DB222に格納されているデータの一例を示す図である。予定情報DB222は予定情報等を記憶するデータベースである。予定情報DB222は患者ID列、医療年月日列、医療時刻列及び医療情報列等を備える。患者ID列には患者IDが記憶される。医療年月日列には患者IDに対応づけて、医療行為を行う医療年月日が記憶される。医療時刻列には患者IDに対応づけて、医療行為を行う医療時刻が記憶される。医療情報列には患者IDに対応づけて、医療情報が記憶される。
予定情報DB222の記憶方法は以下の通りである。CPU21は医師又は看護師等により入力部24で患者IDの入力を受け付ける。CPU21は受け付けた患者IDを予定情報DB222に記憶する。CPU21は通信部26から予定情報の要求を電子カルテサーバ4へ出力する。CPU41は予定情報の要求を通信部46で電子カルテサーバ4から取得する。CPU41は電子カルテ421に記憶された予定情報を通信部46で医療用サーバ2へ出力する。CPU21は通信部26で予定情報を取得する。CPU21は予定情報DB222に患者IDと対応づけて予定情報を記憶する。なお、予定情報DB222の各列は対応づけられている。
図5は検査情報DB223に格納されているデータの一例を示す図である。検査情報DB223は検査情報等を記憶するデータベースである。検査情報DB223は検査情報列、検査説明列、前日検査説明列及び当日検査説明列を備える。検査情報列には検査情報が記憶される。検査説明列には検査説明が記憶される。検査説明とは患者に対して行われる全体的な検査の説明を示す検査説明メッセージである。検査説明は例えば、検査の内容、検査の目的又は危険性の説明等である。前日検査説明列には前日検査説明が記憶される。前日検査説明とは検査の前日に患者に対して行われる医療行為の説明を示す前日検査説明メッセージである。前日検査説明は例えば、検査の前日に摂る食事の内容、与えられる薬の内容又は一般的な注意等である。当日説明列には当日検査説明が記憶される。当日検査説明とは検査の当日に患者に対して行われる医療行為の説明を示す当日検査説明メッセージである。当日検査説明は、例えば検査の当日に摂る食事の内容、与えられる薬の内容、着る服装又は一般的な注意等である。なお、検査説明、前日検査説明及び当日検査説明はメッセージに限られず、画像又は音声等でもよい。
検査情報DB223の記憶方法は以下の通りである。CPU21は通信部26から検査情報の要求を電子カルテサーバ4へ出力する。CPU41は検査情報等の要求を通信部46で電子カルテサーバ4から取得する。CPU41は電子カルテ421に記憶された検査情報等を通信部46で医療用サーバ2へ出力する。CPU21は通信部26で検査情報等を取得する。CPU21は検査情報DB223に検査情報等を記憶する。なお、検査情報DB223の各列は対応づけられている。
図6は手術情報DB224に格納されているデータの一例を示す図である。手術情報DB224は手術情報等を記憶するデータベースである。手術情報DB224は手術情報列、手術説明列、手術説明フラグ列、前日手術説明列、前日手術説明フラグ列、当日手術説明列、当日手術説明フラグ列、後日手術説明列、後日手術説明フラグ列及び同意フラグ列を備える。手術情報列には手術情報が記憶される。
手術説明列には手術説明が記憶される。手術説明とは患者に対して行われる全体的な手術の説明を示す手術説明メッセージである。手術説明メッセージは例えば、予定している手術の名称及び方法、予想される合併症、偶発症又は危険性、予定している手術により期待される効果、受けていない場合に予想される症状の推移、可能な他の治療法又は実施中に緊急処置を行う必要が生じた場合の処置等である。手術説明フラグ列には手術説明メッセージを表示したか否かを示す手術説明フラグが記憶される。前日手術説明列には前日手術説明が記憶される。前日手術説明とは手術の前日に患者に対して行われる医療行為の説明を示す前日手術説明メッセージである。前日手術説明メッセージは例えば、手術の前日に行われる検査の内容、摂る食事の内容、与えられる薬の内容、行われる処置の内容又は一般的な注意等である。前日手術説明フラグ列には前日手術説明メッセージを表示したか否かを示す前日手術説明フラグが記憶される。
当日手術説明列には当日手術説明が記憶される。当日手術説明とは手術の当日に患者に対して行われる医療行為の説明を示す前日手術説明メッセージである。当日手術説明は例えば手術全体の流れ、手術の注意点、手術の当日に摂る食事の内容、与えられる薬の内容又は一般的な注意等である。当日手術説明フラグ列には当日手術説明メッセージを表示したか否かを示す当日手術説明フラグが記憶される。後日手術説明列には後日手術説明が記憶される。後日手術説明とは手術の後日に患者に対して行われる医療行為の説明を示す前日手術説明メッセージである。後日手術説明は例えば、手術の後日に行われるリハビリ、行われる検査の内容、摂る食事の内容、与えられる薬の内容、行われる処置の内容又は一般的な注意等である。後日手術説明フラグ列には後日手術説明メッセージを表示したか否かを示す後日手術説明フラグが記憶される。同意フラグ列には手術の実施を同意したか否かを示す同意フラグが記憶される。
手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグの夫々がTRUEの場合、手術説明、前日手術説明、当日手術説明及び後日手術説明の夫々を表示したことを示す。手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグの夫々がFALSEの場合、手術説明、前日手術説明、当日手術説明及び後日手術説明の夫々を表示していないことを示す。同意フラグがTRUEの場合、手術の実施を同意したことを示す。同意フラグがFALSEの場合、手術の実施を同意しなかったことを示す。なお、同意フラグがTRUEの場合を同意情報とする。
手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ、後日手術説明フラグ及び同意フラグは初期状態でFALSEに設定されている。なお、手術説明、前日手術説明、当日手術説明及び後日手術説明はメッセージに限られず、画像又は音声等でもよい。
手術情報DB224の記憶方法は以下の通りである。CPU21は通信部26から手術情報等の要求を電子カルテサーバ4へ出力する。CPU41は手術情報等の要求を通信部46で電子カルテサーバ4から取得する。CPU41は電子カルテ421に記憶された手術情報等を通信部46で医療用サーバ2へ出力する。CPU21は通信部26で手術情報等を取得する。CPU21は手術情報DB224に手術情報等を記憶する。また同意フラグ列には予めFALSEが設定されている。なお、手術情報DB224の各列は対応づけられている。
図7は患者の医療情報を表示するための患者用画面5を説明する説明図である。図7に示すように、患者用画面5は右部に設けられた医療情報表示欄50と、医療情報表示欄50の下部に設けられた切り替えボタン54と、医療情報表示欄50の左上部に設けられた年月日欄55とを備える。医療情報表示欄50は左部に設けられた予定欄51と、右部に設けられた注意欄52と、予定欄51及び注意欄52の下部に設けられたピクトグラム欄53とを備える。
医療情報表示欄50は患者の医療情報を表示するための欄である。予定欄51は今日の1日の予定を表示するための欄である。注意欄52は患者に対する注意メッセージを表示するための欄である。ピクトグラム欄53はピクトグラムを表示するための欄である。切り替えボタン54は画面を切り替えるためのボタンである。切り替えボタン54はリハ、与薬、検査、手術及び処置ボタンを備える。年月日欄55は現在の年月日を表示する欄である。リハボタンとは患者のリハビリに関する情報を表示する画面に切り替えるボタンである。与薬ボタンは患者に与える薬を表示するための画面に切り替えるボタンである。検査ボタンは患者に行う検査を表示するための検査表示画面6に切り替えるボタンである。手術ボタンは患者に行う手術に関する説明を表示するための手術表示画面(説明画面)7に切り替えるボタンである。処置ボタンは患者に行う処置を表示するための処置表示画面に切り替えるボタンである。本実施形態においては検査表示画面6及び手術表示画面7を代表して説明する。
本実施形態における情報処理システムを説明する。まず情報処理システムは認証処理を行う。具体的な認証処理は以下の通りである。本実施形態における患者は1次元又は2次元のバーコードを記載したリストバンドを手に巻いている。バーコードには患者IDが含まれている。患者は端末装置3の撮像部37でバーコードを撮像する。CPU31は撮像部37で撮像されたバーコードを取得する。CPU31は画像処理を用いて取得したバーコードを患者ID「001」に変換する。すなわちリストバンドとは、識別情報を含む識別媒体である。識別媒体とは、識別情報を介して自身を所持する患者、看護師又は医師を識別するための器具又は装置等の媒体である。なお、本実施形態ではリストバンドにバーコードを記載したが、これに限られるものではない。リストバンドは画像を記載してもよい。またリストバンドは数字、文字もしくは記号の羅列又はそれらの組み合わせを記載してもよい。
本実施形態では識別媒体としてリストバンドを用いたが、近距離通信を行う無線タグ又はIC(Integrated Circuit)チップを搭載したICカード等を識別媒体として用いてもよい。無線タグの使用方法は以下の通りである。患者が無線タグを端末装置3に近づける。無線タグは患者IDを含む無線信号を端末装置3へ送信する。CPU31は無線タグから無線信号を通信部36で受信し、通信部36で受信した無線信号に含まれる患者IDを取得する。ICカードの使用方法は以下の通りである。患者が端末装置3に付属したカードリーダ(図示せず)にICカードをタッチする。カードリーダはICチップに含まれる患者IDを読み取る。CPU31は読み取った患者IDをカードリーダから取得する。
CPU31は患者ID「001」を通信部36から医療用サーバ2へ出力する。CPU21は患者ID「001」を通信部26で端末装置3から取得する。CPU21は取得した患者ID「001」並びに記憶部22に記憶された医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223及び手術情報DB224を通信部26から情報処理装置1へ出力する。CPU11は患者ID「001」、医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223及び手術情報DB224を通信部16で医療用サーバ2から取得する。なお、CPU11はRAM13に患者IDを一時的に記憶している。また、CPU11は記憶部12に患者IDを記憶してもよい。あるいはCPU11は患者IDと同時に医療情報DB221を取得するだけでなく、予め医療情報DB221等を取得していてもよい。CPU11は医療情報DB221を参照し、患者ID「001」が記憶されているか否かを判定する。CPU11は医療情報DB221に患者ID「001」が記憶されていると判定する。CPU11は医療情報DB221に基づいて患者用画面5を生成する。
以下、患者用画面5の生成方法を説明する。CPU11は計時部17から現在の年月日「2015年8月20日」を取得する。CPU11は現在の年月日「2015年8月20日」を年月日欄55に生成する。CPU11は予定情報DB222を参照する。CPU11は年月日「2015年8月20日」の患者ID「001」に対応する医療時刻「10:20」及び医療情報「CT検査」、医療時刻「14:00」及び医療情報「リハビリ」並びに医療時刻「18:00」及び医療情報「栄養指導」を予定欄51に生成する。
CPU11は医療情報DB221を参照する。CPU11は患者ID「001」に対応する注意メッセージ「アルコール禁止」等を注意欄52に生成する。CPU11は患者ID「001」に対応するピクトグラムH等をピクトグラム欄53に生成する。
CPU11は生成した患者用画面5を通信部16から端末装置3へ出力する。CPU31は患者用画面5を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は患者用画面5を表示部35に表示する。
次に患者用画面5の動作について説明する。患者が入力部34で切り替えボタン54の検査ボタンをタッチする。CPU31は検査ボタンの入力を受け付ける。CPU31は検査表示画面6の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する。CPU11は検査表示画面6の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する。CPU11は検査情報DB223に基づいて検査表示画面6を生成する。CPU11は検査表示画面6を通信部16から端末装置3へ出力する。CPU31は検査表示画面6を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は検査表示画面6を表示部35に表示する。
また患者が入力部34で切り替えボタン54の手術ボタンをタッチする。CPU31は手術ボタンの入力を受け付ける。CPU31は手術表示画面7の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する。CPU11は手術表示画面7の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する。CPU11は手術情報DB224に基づいて手術表示画面7を生成する。CPU11は手術表示画面7、手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグを通信部16から端末装置3へ出力する。CPU31は手術表示画面7、手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグを通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は手術表示画面7を表示部35に表示する。
図8は検査表示画面6を説明する説明図である。図8に示すように、検査表示画面6は上部に設けられた検査名欄61と、検査名欄61の下部に設けられた検査説明ボタン62と、検査説明ボタン62の下部に設けられた前日検査説明ボタン63と、前日検査説明ボタン63の下部に設けられた当日検査説明ボタン64と、下部に設けられた切り替えボタン65とを備える。
以下、検査表示画面6の生成方法について説明する。CPU11は検査情報DB223を参照する。CPU11は検査情報「CT検査」を検査名欄61に生成する。CPU11は前日検査説明ボタン63の左に前日検査説明メッセージの冒頭「現在に至るお体…」を生成する。CPU11は当日検査説明ボタン64の左に当日検査説明メッセージの冒頭「十分な睡眠をとり…」を生成する。切り替えボタン65はリハビリ、投薬、検査及び手術ボタンを備える。リハビリボタン、投薬ボタン、検査ボタン及び手術ボタンは切り替えボタン54におけるリハボタン、与薬ボタン、検査ボタン及び手術ボタンと同様の動作をするボタンである。
次に検査表示画面6の動作について説明する。患者が入力部34で検査説明ボタン62をタッチする。CPU31は検査説明ボタン62の入力を受け付ける。CPU31は検査説明メッセージ(図示せず)を表示部35に表示する。患者が入力部34で前日検査説明ボタン63をタッチする。CPU31は前日検査説明ボタン63の入力を受け付ける。CPU31は前日検査説明メッセージ(図示せず)を表示部35に表示する。患者が入力部34で当日検査説明ボタン64をタッチする。CPU31は当日検査説明ボタン64の入力を受け付ける。CPU31は当日検査説明メッセージ(図示せず)を表示部35に表示する。
図9は手術表示画面7を説明する説明図である。図9に示すように、手術表示画面7は上部に設けられた手術名欄71と、手術名欄71の下部に設けられた手術説明ボタン72と、手術説明ボタン72の右部に設けられた同意書面ボタン(取得ボタン)73と、同意書面ボタン73の下部に設けられた前日手術説明ボタン74と、前日手術説明ボタン74の下部に設けられた当日手術説明ボタン75と、当日手術説明ボタン75の下部に設けられた後日手術説明ボタン76と、下部に設けられた切り替えボタン77とを備える。手術説明ボタン72は手術説明を表示するためのボタンである。同意書面ボタン73は同意情報の入力を受け付けるための同意画面8を取得し、表示部35に表示するためのボタンである。同意書面ボタン73は初期状態で入力が禁止されており、画面上でグレーアウト表示されている。前日手術説明ボタン74は前日手術説明を表示するためのボタンである。当日手術説明ボタン75は当日手術説明を表示するためのボタンである。後日手術説明ボタン76は後日手術説明を表示するためのボタンである。手術説明ボタン72、前日手術説明ボタン74、当日手術説明ボタン75及び後日手術説明ボタン76は初期状態でグレーアウト表示されている。
以下、手術表示画面7の生成方法について説明する。CPU11は手術情報DB224を参照する。CPU11は手術情報「開腹手術」を手術名欄71に生成する。CPU11は前日手術説明ボタン74の左部に前日手術説明メッセージの冒頭「現在に至るお体…」を生成する。CPU11は当日手術説明ボタン75の左部に当日手術説明メッセージの冒頭「十分な睡眠をとり…」を生成する。CPU11は後日手術説明ボタン76の左部に後日手術説明メッセージの冒頭「術後の痛み…」を生成する。切り替えボタン77は切り替えボタン65と同様の構成であり、簡潔のため記載を省略する。
次に手術表示画面7の動作について説明する。患者が入力部34で手術説明ボタン72をタッチする。CPU31は手術説明ボタン72の入力を受け付ける。CPU31は手術説明メッセージ(図示せず)を表示部35に表示する。CPU31は手術説明ボタン72のグレーアウト表示を解除する。CPU31は手術説明フラグをTRUEにする。患者が入力部34で前日手術説明ボタン74をタッチする。CPU31は前日手術説明ボタン74の入力を受け付ける。CPU31は前日手術説明メッセージ(図示せず)を表示部35に表示する。CPU31は前日手術説明ボタン74のグレーアウト表示を解除する。CPU31は前日手術説明フラグをTRUEにする。患者が入力部34で当日手術説明ボタン75をタッチする。CPU31は当日手術説明ボタン75の入力を受け付ける。CPU31は当日手術説明メッセージ(図示せず)を表示部35に表示する。CPU31は当日手術説明ボタン75のグレーアウト表示を解除する。CPU31は当日手術説明フラグをTRUEにする。
患者が入力部34で後日手術説明ボタン76をタッチする。CPU31は後日手術説明ボタン76の入力を受け付ける。CPU31は後日手術説明メッセージ(図示せず)を表示部35に表示する。CPU31は後日手術説明ボタン76のグレーアウト表示を解除する。CPU31は後日手術説明フラグをTRUEにする。
CPU31は手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグがTRUEであるか否かを判定する。すなわち、CPU31は各フラグがTRUEであるか否かを判定することで、手術説明ボタン72、前日手術説明ボタン74、当日手術説明ボタン75及び後日手術説明ボタン76の入力を受け付けたか否かを判定する。CPU31は手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグがTRUEであると判定する。CPU31は手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグがTRUEであるため、同意書面ボタン73の入力の受け付けを可能にし、同意書面ボタン73のグレーアウト表示を解除する。患者が入力部34で同意書面ボタン73をタッチする。CPU31は同意書面ボタン73の入力を受け付ける。CPU31は同意画面8の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する。CPU11は同意画面8の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する。CPU11は医療情報DB221に基づいて同意画面8を生成する。CPU11は同意画面8を通信部16で端末装置3へ出力する。CPU31は同意画面8を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は同意画面8を表示部35に表示する。
図10は同意画面8を説明する説明図である。図10に示すように、同意画面8は上部に設けられた手術メッセージ80と、左部に設けられた同意ボタン81と、右部に設けられた非同意ボタン82と、同意ボタン81及び非同意ボタン82の下部に設けられた氏名欄83と、氏名欄83の下部に設けられた住所欄84とを備える。手術メッセージ80は手術の説明を完了したことを示すメッセージである。同意ボタン81は手術の実施について同意することを示すボタンである。非同意ボタン82は手術の実施について同意しないことを示すボタンである。同意ボタン81及び非同意ボタン82は初期状態で入力部34からの入力を禁止されている。氏名欄83は氏名のサイン画像の入力を受け付けるための欄である。サイン画像とは患者の筆跡で表される署名の画像である。具体的なサイン画像の入力方法は後述する。住所欄84は住所のサイン画像の入力を受け付けるための欄である。
以下、同意画面8の生成方法について説明する。CPU11は医療情報DB221を参照する。患者IDが「001」であり、かつ手術情報が開腹手術であるため、CPU11は手術メッセージ80に「患者ID「001」の患者に対して、現在の病状及び開腹手術に対する説明を行いました」を生成する。
次に同意画面8の動作について説明する。患者は入力部34で氏名欄83及び住所欄84に自身の氏名及び住所のサイン画像を入力する。具体的には患者は入力部34の電子ペンでタッチパネル上の氏名欄83及び住所欄84に自身の名前及び住所を書く。なお、氏名及び住所のサイン画像は入力部34のタッチパネルに手入力で行ってもよい。CPU31は氏名及び住所のサイン画像の入力を受け付ける。CPU31は氏名及び住所のサイン画像の入力を受け付けたか否かを判定する。CPU31は氏名及び住所のサイン画像の入力を受け付けたと判定する。CPU31は同意ボタン81及び非同意ボタン82の入力を許可する。患者が入力部34で同意ボタン81をタッチする。CPU31は同意ボタン81の入力を受け付ける。CPU31は同意フラグをTRUEに設定する。患者が入力部34で非同意ボタン82をタッチする。CPU31は非同意ボタン82の入力を受け付ける。CPU31は同意フラグをFALSEに設定する。
CPU31は同意フラグがTRUEであった場合、手術の実施を同意したことを示す同意メッセージを生成する。同意メッセージとは例えば「患者Aが開腹手術に同意しました」である。CPU11は同意画面8を文書化した同意書面を生成する。文書化した同意書面とは例えば同意画面8をPDF(Portable Document Format、登録商標)に変換した文書である。なお、同意書面はPDFに限られず、他の文書形式で生成してもよい。CPU31は生成した同意メッセージ、同意書面及び設定した同意フラグを通信部36から情報処理装置1へ出力する。CPU11は同意メッセージ、同意書面及び設定した同意フラグを通信部16で端末装置3から取得する。CPU11は同意メッセージを表示部15に表示する。CPU11は手術情報DB224の同意フラグをTRUEに更新する。CPU11はPDF化した同意書面を記憶部12に保存する。なお、同意書面及び同意メッセージは医療用サーバ2又は医師が操作する他の端末装置(図示せず)へ出力するようにしてもよい。
図11〜12は本実施形態における情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。患者は端末装置3の撮像部37でバーコードを撮像する。CPU31は撮像部37で撮像されたバーコードを取得する(ステップS11)。CPU31は画像処理を用いて取得したバーコードを患者IDに変換する(ステップS12)。CPU31は患者IDを通信部36で医療用サーバ2へ出力する(ステップS13)。CPU21は患者IDを通信部26で端末装置3から取得する(ステップS14)。CPU21は取得した患者ID並びに記憶部22に記憶された医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223及び手術情報DB224を通信部26から情報処理装置1へ出力する(ステップS15)。CPU11は患者ID、医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223及び手術情報DB224を通信部16で医療用サーバ2から取得する(ステップS16)。CPU11は医療情報DB221を参照し、患者ID「001」が記憶されているか否かを判定する(ステップS17)。
CPU11は取得した患者IDが医療情報DB221に記憶されていないと判定した場合(ステップS17:NO)、処理を終了する。CPU21は取得した患者IDが医療情報DB221に記憶されていると判定した場合(ステップS17:YES)、医療情報DB221及び予定情報DB222に基づいて患者用画面5を生成する(ステップS18)。CPU11は患者用画面5を通信部16から端末装置3へ出力する(ステップS19)。CPU31は患者用画面5を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS20)。CPU31は患者用画面5を表示部35に表示する(ステップS21)。
CPU31は検査ボタンの入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS22)。CPU31は検査ボタンの入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS22:NO)、処理をステップS24に移す。CPU31は検査ボタンの入力を受け付けたと判定した場合(ステップS22:YES)、検査表示画面6の表示処理を行う(ステップS23)。
CPU31は手術ボタンの入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS24)。CPU31は手術ボタンの入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS24:NO)、処理をステップS21に移し、処理を繰り返す。CPU31は手術ボタンの入力を受け付けたと判定した場合(ステップS24:YES)、手術表示画面7の表示処理を行い(ステップS25)、処理をステップS21に移し、処理を繰り返す。
図13は本実施形態における検査表示画面6の表示処理を示したフローチャートである。CPU31はステップS22がYESであった場合、検査表示画面6の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS31)。CPU11は検査表示画面6の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する(ステップS32)。CPU11は検査情報DB223に基づいて検査表示画面6を生成する(ステップS33)。
CPU11は検査表示画面6を通信部16で端末装置3へ出力する(ステップS34)。CPU31は検査表示画面6を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS35)。CPU31は検査表示画面6を表示部35で表示する(ステップS36)。
CPU31は各説明欄の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS37)。具体的にはCPU31は検査説明ボタン62、前日検査説明ボタン63又は当日検査説明ボタン64の入力を受け付けたか否かを判定する。CPU31は各説明欄の入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS37:NO)、検査表示画面6の表示処理を終了し、処理をステップS24に移す。CPU31は各説明欄の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS37:YES)、各説明欄に対応する検査説明メッセージ、前日検査説明メッセージ又は当日検査説明メッセージ等の説明メッセージを表示し(ステップS38)、検査表示画面6の表示処理を終了し、処理をステップS24に移す。
図14〜16は本実施形態における手術表示画面7等の表示処理を示したフローチャートである。CPU31はステップS24がYESであった場合、手術表示画面7の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS41)。CPU11は手術表示画面7の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する(ステップS42)。CPU11は手術情報DB224に基づいて手術表示画面7を生成する(ステップS43)。
CPU11は手術表示画面7、手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグを通信部16で端末装置3へ出力する(ステップS44)。CPU31は手術表示画面7、手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグを通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS45)。CPU31は手術表示画面7を表示部35で表示する(ステップS46)。
CPU31は各説明ボタンの入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS47)。具体的にはCPU31は手術説明ボタン72、前日手術説明ボタン74、当日手術説明ボタン75又は後日手術説明ボタン76の入力を受け付けたか否かを判定する。CPU31は各説明ボタンの入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS47:NO)、入力を受け付けるまで待機する。CPU31は各説明ボタンの入力を受け付けたと判定した場合(ステップS47:YES)、各説明ボタンに対応する手術説明メッセージ、前日手術説明メッセージ、当日手術説明メッセージ又は後日手術説明メッセージ等の説明メッセージを表示部35に表示する(ステップS48)。
CPU31は各説明メッセージに対応する説明フラグをTRUEに設定する(ステップS49)。具体的にはCPU11は手術説明メッセージ、前日手術説明メッセージ、当日手術説明メッセージ又は後日手術説明メッセージに対応する手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ又は後日手術説明フラグをTRUEに設定する。
全ての説明フラグがTRUEであるか否かを判定する(ステップS50)。具体的にはCPU31は手術説明フラグ、前日手術説明フラグ、当日手術説明フラグ及び後日手術説明フラグがTRUEであるか否かを判定する。CPU31は全ての説明フラグがTRUEでないと判定した場合(ステップS50:NO)、処理をステップS47に移す。
CPU31は全ての説明フラグがTRUEであると判定した場合(ステップS50:YES)、同意書面ボタン73の入力を許可する(ステップS51)。CPU31は同意書面ボタン73の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS52)。CPU31は同意書面ボタン73の入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS52:NO)、同意書面ボタン73の入力を受け付けるまで待機する。
CPU31は同意書面ボタン73の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS52:YES)、同意画面8の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS53)。CPU11は同意画面8の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する(ステップS54)。CPU11は医療情報DB221に基づいて同意画面8を生成する(ステップS55)。CPU11は同意画面8を通信部16で端末装置3へ出力する(ステップS56)。CPU31は同意画面8を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS57)。CPU31は同意画面8を表示部35に表示する(ステップS58)。
CPU31は氏名及び住所のサイン画像の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS59)。CPU31はサイン画像の入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS59:NO)、サイン画像の入力を受け付けるまで待機する。CPU31はサイン画像の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS59:YES)、同意ボタン81及び非同意ボタン82の入力を許可する(ステップS60)。
CPU31は同意ボタン81の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS61)。CPU31は同意ボタン81の入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS61:NO)、非同意ボタン82の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS62)。CPU31は非同意ボタン82の入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS62:NO)、処理をステップS61に移す。
CPU31は非同意ボタン82の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS62:YES)、同意フラグをFALSEに設定し(ステップS63)、手術表示画面7等の表示処理を終了し、処理をステップS21に移す。CPU31は同意ボタン81の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS61:YES)、同意フラグをTRUEに設定する(ステップS64)。CPU31は同意メッセージを生成する(ステップS65)。
CPU31は同意画面8を文書化した同意書面を生成する(ステップS66)。CPU31は同意メッセージ、同意書面及び同意フラグを通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS67)。CPU11は同意メッセージ、同意書面及び同意フラグを通信部16で端末装置3から取得する(ステップS68)。CPU11は同意メッセージを表示部15に表示する(ステップS69)。CPU11は手術情報DB224の同意フラグを更新する(ステップS70)。CPU11は同意書面を記憶部12に保存し(ステップS71)、処理を終了する。またCPU31はステップS67の処理を終了した後、手術表示画面7等の表示処理を終了し、処理をステップS21に移す。
なお、本実施形態ではCPU31はバーコードを撮像部37で撮像したが、バーコードリーダにより読み取ってもよい。また本実施形態は同意ボタン82及び非同意ボタン82の入力を許可するためにサイン画像の入力を受け付けたが、バーコードを再度撮像部37で撮像し、撮像したバーコードで認証処理を行うことで同意ボタン82及び非同意ボタン82の入力を可能にしてもよい。なお、本実施形態では手術情報について同意画面8を生成したが、検査情報等でもよく、同意画面8は医療情報に関連するものであればよい。
一側面によれば、セキュリティを従来より向上させることができる。
一側面によれば、情報処理装置1が同意フラグを取得する。このことにより情報処理装置1を操作する看護師又は医師は手術に同意があったか否かを判断することができる。
なお、本実施形態では情報処理装置1、医療用サーバ2及び電子カルテサーバ4は別体であるが、一体であってもよい。
なお、本実施形態では電子カルテ421の情報をSS−MIXを用いて医療用サーバ2を介して送受信しているが、これに限られない。例えば電子カルテサーバ4は通信網N1に接続し、ビューアで直接電子カルテ421の情報を情報処理装置1との間で送受信してもよい。
実施の形態2
実施の形態2は看護師が患者の医療情報を確認するための看護師専用画面9を表示部35に表示する実施の形態に関する。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。図17は情報処理装置1、医療用サーバ2、端末装置3及び電子カルテサーバ4のハードウェア群を示すブロック図である。図17に示すように、記憶部22はさらにID種類DB225及びバイタルDB226を備える。また記憶部32には端末装置3を識別するための端末IDが記憶されている。
図18はID種類DB225に格納されているデータの一例を示す図である。ID種類DB225はIDの種類等を記憶するデータベースである。ID種類DB225はID列及びID種類列を備える。ID列にはIDが記憶される。ID種類列にはIDにより識別されるユーザの種類が記憶される。ID種類列には例えば、患者ID、看護師ID又は医師ID等が記憶される。患者IDとは患者を識別するためのIDであることを示す。看護師IDとは看護師を識別するためのIDであることを示す。医師IDとは医師を識別するためのIDであることを示す。ID種類DB225は看護師又は医師により入力部24で予め記憶されている。
図19はバイタルDB226に格納されているデータの一例を示す図である。バイタルDB226はバイタル等を記憶するデータベースである。バイタルとは患者の状態を表す情報であり、例えば、体温、呼吸数、最高血圧、最低血圧、脈拍数又は動脈内の酸素濃度等である。すなわち、バイタルとは患者の生命に対する基本的な情報である。バイタルDB226は患者ID列、医療年月日列、医療時刻列、体温列、呼吸数列、最高血圧列、最低血圧列、脈拍数列及び酸素濃度列を備える。患者ID列には患者IDが記憶される。医療年月日列には医療年月日が記憶される。医療時刻列にはバイタルを取得した時刻を示す医療時刻(取得時間)が記憶される。体温列には患者ID、医療年月日及び医療時刻に対応づけられた体温が記憶される。呼吸数列には患者ID、医療年月日及び医療時刻に対応づけられた呼吸数が記憶される。最高血圧列には患者ID、医療年月日及び医療時刻に対応づけられた最高血圧が記憶される。最低血圧列には患者ID、医療年月日及び医療時刻に対応づけられた最低血圧が記憶される。脈拍数列には患者ID、医療年月日及び医療時刻に対応づけられた脈拍数が記憶される。酸素濃度列には患者ID、医療年月日及び医療時刻に対応づけられた酸素濃度が記憶される。バイタルDB226の記憶方法は後述する。なお、バイタルDB226の各列は対応づけられている。
本実施形態における情報処理システムを説明する。CPU31が患者用画面5を表示部35に表示した後、看護師が自身のリストバンドに記載されたバーコードを撮像部37で撮像する。CPU31は撮像部37で撮像されたバーコードを取得する。CPU31はバーコードを看護師ID「N0001」に変換する。CPU31は看護師ID「N0001」を通信部36から医療用サーバ2へ出力する。
CPU21は看護師ID「N0001」を通信部26で端末装置3から取得する。CPU21は取得した看護師ID「N0001」並びに記憶部22に記憶された医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223、手術情報DB224、ID種類DB225及びバイタルDB226を通信部26から情報処理装置1へ出力する。CPU11は看護師ID「N0001」、医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223、手術情報DB224、ID種類DB225及びバイタルDB226を通信部16で医療用サーバ2から取得する。なお、CPU11はRAM13に看護師IDを一時的に記憶している。また、CPU11は記憶部12に予め看護師IDを記憶してもよい。
CPU11はID種類DB225を参照し、看護師ID「N0001」が記憶されているか否かを判定する。CPU11はID種類DB225に看護師ID「N0001」が記憶されていると判定する。CPU11はID種類DB225を参照し、看護師ID「N0001」のID種類が「看護師ID」であるか否かを判定する。CPU11はID「N0001」のID種類が「看護師ID」であると判定する。
CPU11は看護師専用画面9を生成する。CPU11は看護師専用画面9を通信部16から端末装置3へ出力する。CPU31は看護師専用画面9を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は看護師専用画面9を表示部35に表示する。
図20は看護師専用画面9を説明する説明図である。看護師専用画面9は左部に設けられた看護支援記録ボタン91と、看護支援記録ボタン91の右上部に設けられたバイタルボタン92と、バイタルボタン92の右部に設けられた切り替えボタン93とを備える。
看護支援記録ボタン91は患者のバイタルの変化を表示するための看護支援記録画面(変化画面)110を表示するためのボタンである。看護支援記録画面110は電子カルテ421を表示する場合に、一般的に用いられる画面である。看護師は看護支援記録画面110を用いることで見慣れた画面で作業をすることができるため、作業効率を上げることができる。バイタルボタン92は患者のバイタルを入力するためのバイタル画面(入力画面)10を表示するためのボタンである。切り替えボタン93はリハビリ、与薬、検査、手術及び処置ボタンを備える。
以下、看護師専用画面9の動作を説明する。看護師が入力部34でバイタルボタン92をタッチする。CPU31はバイタルボタン92の入力を受け付ける。CPU31はバイタル画面10の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する。CPU11はバイタル画面10の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する。CPU11はバイタル画面10を生成する。CPU11はバイタル画面10を通信部16から端末装置3へ出力する。CPU31はバイタル画面10を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31はバイタル画面10を表示部35に表示する。
看護師が入力部34で看護支援記録ボタン91をタッチする。CPU31は看護支援記録ボタン91の入力を受け付ける。CPU31は看護支援記録画面110の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する。CPU11は看護支援記録画面110の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する。CPU11はバイタルDB226に基づいて看護支援記録画面110を生成する。CPU11は看護支援記録画面110を通信部16から端末装置3へ出力する。CPU31は看護支援記録画面110を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は看護支援記録画面110を表示部35に表示する。切り替えボタン93は切り替えボタン65と同様の動作であり、簡潔のため記載を省略する。
図21はバイタル画面10を説明する説明図である。バイタル画面10は上部に設けられた医療日時欄101と、医療日時欄101の左下部に設けられた体温欄102と、体温欄102の右部に設けられた呼吸数欄103と、体温欄102の下部に設けられた最高血圧欄104と、最高血圧欄104の右部に設けられた最低血圧欄105と、最高血圧欄104の下部に設けられた脈拍欄106と、脈拍欄106の右部に設けられた酸素濃度欄107と、右下部に設けられた登録ボタン108とを備える。
医療日時欄101は医療年月日及び医療を行う医療時刻の入力を受け付けるための欄である。体温欄102は体温の入力を受け付けるための欄である。呼吸数欄103は呼吸数の入力を受け付けるための欄である。最高血圧欄104は最高血圧の入力を受け付けるための欄である。最低血圧欄105は最低血圧の入力を受け付けるための欄である。脈拍欄106は脈拍数の入力を受け付けるための欄である。酸素濃度欄107は酸素濃度の入力を受け付けるための欄である。登録ボタン108は入力されたバイタルを電子カルテ421に登録するためのボタンである。なお、体温欄102、呼吸数欄103、最高血圧欄104、最低血圧欄105、脈拍欄106及び酸素濃度欄107の夫々の単位は、セルシウス度、回数、MmHg(水銀柱ミリメートル)、MmHg、1分あたりの回数及びパーセントである。
以下、バイタル画面10の動作を説明する。看護師が自身の時計を見て、入力部34で医療日時欄101をタッチし、現在の医療年月日「2015年8月20日」及び医療時刻「9時00分」を入力部34で入力する。CPU31は医療年月日「2015年8月20日」及び医療時刻「9時00分」の入力を受け付ける。なお、端末装置3に内蔵された計時部(図示せず)から自動的に医療年月日及び医療時刻を取得してもよい。
看護師が患者の体温「37.0」を医療器具で測る。看護師が入力部34で体温欄102をタッチし、体温「37.0」を入力部34で入力する。CPU31は体温「37.0」の入力を受け付ける。看護師が患者の呼吸数「60」を医療器具で測る。看護師が入力部34で呼吸数欄103をタッチし、呼吸数「60」を入力部34で入力する。CPU31は呼吸数「60」の入力を受け付ける。
看護師が医療器具で患者の最高血圧「130」を測る。看護師が入力部34で最高血圧欄104をタッチし、最高血圧「130」を入力部34で入力する。CPU31は最高血圧「130」の入力を受け付ける。看護師が患者の最低血圧「60」を測る。看護師が入力部34で最低血圧欄105をタッチし、最低血圧「60」を入力部34で入力する。CPU31は最低血圧「60」の入力を受け付ける。
看護師が医療器具で患者の脈拍数「75」を測る。看護師が入力部34で脈拍欄106をタッチし、脈拍数「75」を入力部34で入力する。CPU31は脈拍数「75」の入力を受け付ける。看護師が医療器具で患者の酸素濃度「96」を測る。看護師が入力部34で酸素濃度欄107をタッチし、酸素濃度「96」を入力部34で入力する。CPU31は酸素濃度「96」の入力を受け付ける。
看護師が登録ボタン108を入力部34でタッチした場合、CPU31は医療年月日「2015年8月20日」、医療時刻「9時00分」、体温「37.0」、呼吸数「60」、最高血圧「130」、最低血圧「60」、脈拍数「75」及び酸素濃度「96」等のバイタルを通信部36から医療用サーバ2へ出力する。CPU21は医療年月日「2015年8月20日」、医療時刻「9時00分」、体温「37.0」、呼吸数「60」、最高血圧「130」、最低血圧「60」、脈拍数「75」及び酸素濃度「96」等のバイタルを通信部26で端末装置3から取得する。CPU21はバイタルDB226に各バイタルを記憶する。CPU21はバイタルを通信部26から電子カルテサーバ4へ出力する。CPU41はバイタルを通信部46で医療用サーバ2から取得する。CPU41は電子カルテ421にバイタルを記憶する。CPU41は電子カルテ421内に記憶されたバイタルに基づいて看護支援記録画面110を生成する。
図22は看護支援記録画面110を説明する説明図である。看護支援記録画面110は上部に設けられたバイタルグラフ120と、バイタルグラフ120の下部に設けられた体温欄130と、体温欄130の下部に設けられた脈拍数欄140と、脈拍数欄140の下部に設けられた最高血圧欄150と、最高血圧欄150の下部に設けられた最低血圧欄160と、右部に設けられた患者ID欄170と、患者ID欄170の上部に設けられた医療年月日欄180とを備える。体温欄130は体温表示するための欄である。脈拍数欄140は脈拍数を表示するための欄である。最高血圧欄150は最高血圧を表示するための欄である。最低血圧欄160は最低血圧欄を表示するための欄である。患者ID欄170は患者のIDを表示するための欄である。医療年月日欄180は医療年月日を切り替えるための欄である。バイタルグラフ120は患者のバイタル変化を表示したグラフである。バイタルグラフ120の実線は体温のグラフである。バイタルグラフ120の破線は脈拍数のグラフである。バイタルグラフ120の一点鎖線は最高血圧のグラフである。バイタルグラフ120の二点鎖線は最低血圧のグラフである。看護支援記録画面110は電子カルテ上においてバイタルを表示する一般的な画面である。看護支援記録画面110を表示することで看護師は電子カルテと同じように患者のバイタルを確認することができる。
看護支援記録画面110の動作は以下の通りである。看護師が患者ID欄170の患者ID「001」を入力部34でタッチした場合、CPU31はバイタルグラフ120、体温欄130、脈拍数欄140、最高血圧欄150、最低血圧欄160及び患者ID欄170を患者ID「001」に対応する看護支援記録画面110に切り替える。看護師が医療年月日欄180の医療年月日を入力部34で「2015年8月20日」に切り替えた場合、CPU31は「2015年8月20日」に対応する看護支援記録画面110に切り替える。CPU41は本日、電子カルテ421内に記憶されたバイタルに基づいて看護支援記録画面110を生成する。また、看護師が医療年月日「2015年8月18日」に切り替えた場合、CPU31は「2015年8月18日」に対応する看護支援記録画面110に切り替える。CPU41は過去に電子カルテ421内に記憶されたバイタルに基づいて看護支援記録画面110を生成する。このように、CPU31が医療年月日欄180の表示を切り替えることでCPU41は現在及び過去に記録したバイタルの看護支援記録画面110を生成することができる。またCPU41はバイタル画面10で入力されたバイタルだけでなく、予め診察時等に電子カルテ421内に記録されたバイタルに基づいて看護支援記録画面110を生成してもよい。
患者ID「001」に対応する看護支援記録画面110の生成方法は以下の通りである。CPU41はバイタルDB226を通信部46で医療用サーバ2から取得する。CPU41は取得したバイタルDB226に基づいて電子カルテ421を更新する。CPU41は電子カルテ421に記憶されたバイタルを参照し、体温欄130、脈拍数欄140、最高血圧欄150、最低血圧欄160及び患者ID欄170に体温、脈拍数、最高血圧、最低血圧及び患者IDを生成する。CPU11は体温、脈拍数、最高血圧及び最低血圧の時系列のグラフをバイタルグラフ120に生成する。
具体例として体温のグラフの生成方法を以下に述べる。CPU41は電子カルテ421内のバイタルを参照する。電子カルテ421内のバイタルのデータ構成はバイタルDB226と同様であり、簡潔のため、図19を参照する。図19に示すように、CPU41は患者ID「001」の医療時刻「9:00」に対応する体温「37.0」、医療時刻「10:00」に対応する体温「37.0」、医療時刻「11:00」に対応する体温「37.0」、医療時刻「12:00」に対応する体温「36.7」、医療時刻「13:00」に対応する体温「36.5」をバイタルグラフ120上にプロットし、線で結ぶことでグラフを生成する。以下脈拍数、最高血圧及び最低血圧ともに同様であり、簡潔のため記載を省略する。
CPU31は医療用サーバ2及び情報処理装置1を介して看護支援記録画面110を取得し、表示部35に表示する。
図23〜26は本実施形態における情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS11〜S70の処理は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU31がステップS21の処理を終了した後、看護師が自身の認証カードに記載されたバーコードを撮像部37で撮像する。CPU31は撮像部37で撮像されたバーコードを取得する(ステップS80)。CPU31はバーコードをIDに変換する(ステップS81)。CPU31はIDを通信部36から医療用サーバ2へ出力する(ステップS82)。CPU21はIDを通信部26で端末装置3から取得する(ステップS83)。
CPU21は取得した看護師ID並びに記憶部22に記憶された医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223、手術情報DB224、ID種類DB225及びバイタルDB226を通信部26から情報処理装置1へ出力する(ステップS84)。CPU11は看護師ID、医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223、手術情報DB224、ID種類DB225及びバイタルDB226を通信部16で取得する(ステップS85)。
CPU11はIDがID種類DB225に記憶されているか否かを判定する(ステップS86)。CPU11はIDがID種類DB225に記憶されていないと判定した場合(ステップS86:NO)、処理を終了する。CPU11はIDがID種類DB225に記憶されていると判定した場合(ステップS86:YES)、ID種類が看護師IDであるか否かを判定する(ステップS87)。
CPU11はIDの種類が看護師IDでないと判定した場合(ステップS87:NO)、処理をステップS17に移す。CPU21はIDの種類が看護師IDであると判定した場合(ステップS87:YES)、看護師専用画面9を生成する(ステップS88)。CPU11は看護師専用画面9を通信部16から端末装置3へ出力する(ステップS89)。CPU31は看護師専用画面9を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS90)。CPU31は看護師専用画面9を表示部35に表示する(ステップS91)。
CPU31はバイタルボタン92の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS92)。CPU31はバイタルボタン92の入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS92:NO)、処理をステップS108に移す。CPU31はバイタルボタン92の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS92:YES)、バイタル画面10の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS93)。
CPU11はバイタル画面10の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する(ステップS94)。CPU11はバイタル画面10を生成する(ステップS95)。CPU11はバイタル画面10を通信部16から端末装置3へ出力する(ステップS96)。CPU31はバイタル画面10を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS97)。CPU31はバイタル画面10を表示部35に表示する(ステップS98)。
CPU31はバイタルの入力を受け付ける(ステップS99)。CPU31は入力を受け付けたバイタルを通信部36から医療用サーバ2へ出力する(ステップS100)。CPU21はバイタルを通信部26で端末装置3から取得する(ステップS101)。CPU21はバイタルDB226を更新する(ステップS102)。
CPU21はバイタルDB226を通信部26から電子カルテサーバ4へ出力する(ステップS103)。CPU41はバイタルDB226を通信部46で医療用サーバ2から取得する(ステップS104)。CPU41は取得したバイタルDB226に基づいて電子カルテ421を更新する(ステップS105)。CPU41は電子カルテ421に基づいて看護支援記録画面110を生成する(ステップS106)。CPU41は電子カルテ421に看護支援記録画面110を記憶し(ステップS107)、処理を終了する。
CPU31はステップS100の処理を終了した後、看護支援記録ボタン91の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS108)。CPU31は看護支援記録ボタン91の入力を受け付けなかったと判定した場合(ステップS108:NO)、ステップS92に処理を移す。CPU31は看護支援記録ボタン91の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS108:YES)、看護支援記録画面110の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS109)。CPU11は看護支援記録画面110の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する(ステップS110)。
CPU11は看護支援記録画面110の出力要求を通信部16から医療用サーバ2を介して電子カルテサーバ4へ出力する(ステップS111)。CPU41は看護支援記録画面110の出力要求を通信部46で医療用サーバ2を介して情報処理装置1から取得する(ステップS112)。CPU41は電子カルテ421を参照する(ステップS113)。
CPU41は電子カルテ421内の看護支援記録画面110を取得する(ステップS114)。CPU41は看護支援記録画面110を通信部16から端末装置3へ出力する(ステップS115)。CPU31は看護支援記録画面110を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS116)。
CPU11は看護支援記録画面110を通信部16から端末装置3へ出力する(ステップS117)。CPU31は看護支援記録画面110を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS118)。CPU31は看護支援記録画面110を表示部35に表示する(ステップS119)。CPU31は入力部34で看護師専用画面9等の表示処理の終了処理を行い(ステップS120)、ステップS23に処理を移す。
一側面によれば、CPU31はバイタル画面10でバイタルの入力を受け付けることができる。このことにより、看護師又は医師が端末装置3で容易にバイタルの入力を行うことができる。
一側面によれば、CPU31は看護支援記録画面110に表示する。このため、看護師は見慣れた画面で作業をすることができるため、作業効率を上げることができる。
なお、本実施形態では看護師IDであると判定した場合、看護師専用画面9、バイタル画面10及び看護支援記録画面110を表示したが、医師IDであると判定した場合に看護師専用画面9、バイタル画面10及び看護支援記録画面110を表示してもよい。
実施の形態3
実施の形態3は治療の経過を時系列順に説明するためのクリニカルパスを表示部35に表示する実施の形態に関する。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。図27は情報処理装置1、医療用サーバ2、端末装置3及び電子カルテサーバ4のハードウェア群を示すブロック図である。図27に示すように記憶部12には医療情報とピクトグラムとの対応関係を示すピクトグラムDB121が記憶される。
図28はピクトグラムDB121に格納されているデータの一例を示す図である。ピクトグラムDB121はピクトグラム等を記憶するデータベースである。ピクトグラムDB121は医療情報列及びピクトグラム列を備える。医療情報列には医療情報が記憶される。ピクトグラム列にはピクトグラムが記憶される。ピクトグラムDB121の各列は予め製品納入時に登録されている。なお、ピクトグラムDB121の各列は予め対応づけられている。
図29はクリニカルパスを表示するクリニカルパス画面20を示す説明図である。クリニカルパス画面20は入院日列、手術前日列、手術当日列、手術後日列及び退院日列並びに手術行、検査行及び処置行を備える。クリニカルパス画面20は手術行の手術当日列に手術マーク201を備える。クリニカルパス画面20は検査行の手術後日列にCT検査マーク202を備える。クリニカルパス画面20は処置行の手術前日列に処置マーク203を備える。
入院日列、手術前日列、手術当日列、手術後日列及び退院日列は夫々、8月17日、8月18日、8月19日、8月20日及び8月21日に対応している。手術マーク201は手術を示す。CT検査マーク202はCT検査を示す。処置マーク203は処置を示す。
以下、クリニカルパス画面20の生成方法を説明する。CPU11はピクトグラムDB121、医療情報DB221及び予定情報DB222を参照する。図4に示すように、CPU11は医療年月日列の2015年8月18日の医療情報が止血処置であるため、図27に示すように、止血処置に対応するピクトグラムAを特定する。図3に示すように、止血処置は処置情報であるため、CPU11は特定したピクトグラムAを8月18日列の処置行の処置マーク203に生成する。図4に示すように、CPU11は医療年月日列の2015年8月19日の医療情報が開腹手術であるため、図28に示すように、開腹手術に対応するピクトグラムBを特定する。図3に示すように、開腹手術は手術情報であるため、CPU11は特定したピクトグラムBを8月19日列の手術行の手術マーク201に生成する。図4に示すように、CPU11は医療年月日列の2015年8月20日の医療情報がCT検査を含んでいるため、図28に示すように、CT検査に対応するピクトグラムCを特定する。図3に示すように、CT検査は検査情報であるため、CPU11は特定したピクトグラムCを8月20日列の検査行のCT検査マーク202に生成する。
以下、クリニカルパス画面20の動作を説明する。患者が例えば、CT検査マーク202のピクトグラムCを入力部34でタッチした場合、タッチしたピクトグラムCを通信部36から情報処理装置1へ出力する。
CPU11はピクトグラムCを通信部16で端末装置3から取得する。CPU11はピクトグラムDB121を参照する。CPU11はピクトグラムDB121に基づいてピクトグラムCに対応するCT検査を特定する。
CPU11は医療情報DB221に基づいて特定した医療情報が手術情報であるか否かを判定する。CPU11は特定した医療情報がCT検査であるため、特定した医療情報が手術情報でないと判定する。CPU11は特定したCT検査に対応する検査表示画面6を生成する。CPU11は生成した検査表示画面6を通信部16で端末装置3へ出力する。CPU31は検査表示画面6を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は検査表示画面6を表示部35に表示する。以下、実施の形態1と同様であり、簡潔のため記載を省略する。
患者が例えば、手術マーク201のピクトグラムBを入力部34でタッチした場合、タッチしたピクトグラムBを通信部36から情報処理装置1へ出力する。CPU11はピクトグラムBを通信部16で端末装置3から取得する。CPU11はピクトグラムDB121を参照する。CPU11はピクトグラムDB121に基づいてピクトグラムBに対応する開腹手術を特定する。
CPU11は特定した開腹手術が手術情報であるため、特定した医療情報が手術情報であると判定する。CPU11は医療情報DB221に基づいて特定した開腹手術の同意画面8を生成する。CPU11は生成した同意画面8を通信部16で端末装置3へ出力する。CPU31は同意画面8を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は同意画面8を表示部35に表示する。なお、本実施形態におけるCPU11は同意画面8を生成したが、手術表示画面7を生成してもよい。以下、実施の形態1と同様であり、簡潔のため記載を省略する。
図30〜32は本実施形態における情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。CPU31はクリニカルパス画面20を出力する所定の操作の入力を入力部34で受け付けたか否かを判定する(ステップS121)。CPU31は所定の操作の入力を入力部34で受け付けなかったと判定した場合(ステップS121:NO)、所定の操作があるまで待機する。CPU31は所定の操作の入力を入力部34で受け付けたと判定した場合(ステップS121:YES)、クリニカルパス画面20の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS122)。CPU11はクリニカルパス画面20の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する(ステップS123)。CPU11はピクトグラムDB121、医療情報DB221及び予定情報DB222を参照する(ステップS124)。
CPU11はピクトグラムDB121及び予定情報DB222に基づいてピクトグラムを特定する(ステップS125)。CPU11は医療情報DB221に基づいて特定したピクトグラムに対応する医療年月日及び医療情報の種類に生成することでクリニカルパス画面20を生成する(ステップS126)。CPU11はクリニカルパス画面20を通信部16から端末装置3へ出力する(ステップS127)。CPU31はクリニカルパス画面20を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS128)。CPU31はクリニカルパス画面20を表示部35に表示する(ステップS129)。
CPU31は入力部34でピクトグラムをタッチしたか否かを判定する(ステップS130)。CPU31は入力部34でピクトグラムをタッチしなかったと判定した場合(ステップS130:NO)、ピクトグラムをタッチするまで待機する。CPU31は入力部34でピクトグラムをタッチしたと判定した場合(ステップS130:YES)、タッチしたピクトグラムを通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS131)。
CPU11はピクトグラムを通信部16で端末装置3から取得する(ステップS132)。CPU11はピクトグラムDB121を参照する(ステップS133)。CPU11はピクトグラムDB121に基づいてピクトグラムに対応する医療情報を特定する(ステップS134)。
CPU11は医療情報DB221に基づいて特定した医療情報が手術情報であるか否かを判定する(ステップS135)。CPU11は特定した医療情報が手術情報であると判定した場合(ステップS135:YES)、医療情報DB221に基づいて同意画面8を生成する(ステップS136)。CPU11は生成した同意画面8を通信部16で端末装置3へ出力する(ステップS137)。CPU31は同意画面8を通信部36で情報処理装置1で取得する(ステップS138)。CPU31は同意画面8を表示部35に表示し(ステップS139)、処理をステップS59に移す。
CPU11は特定した医療情報が手術情報でないと判定した場合(ステップS135:NO)、特定した医療情報に対応する医療画面を生成する(ステップS140)。CPU11は生成した医療画面を通信部16で端末装置3へ出力する(ステップS141)。CPU31は医療画面を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS142)。CPU31は医療画面を表示部35に表示する(ステップS143)。以下、実施の形態1の各医療画面に対応する処理を実施し(ステップS144)、処理を終了する。
一側面によれば、CPU31はクリニカルパス画面20で時系列でピクトグラムを表示部35に表示することで、患者の予定を容易に理解することができる。
実施の形態4
実施の形態4は医師が患者の医療情報を確認するための医師専用画面30を表示部35に表示する実施の形態に関する。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態2と同等であり、簡潔のため記載を省略する。図33は情報処理装置1、医療用サーバ2、端末装置3及び電子カルテサーバ4のハードウェア群を示すブロック図である。記憶部22にはさらに画像データDB227が記憶されている。
図34は画像データDB227に格納されているデータの一例を示す図である。画像データDB227はレントゲン画像、内視鏡画像、CT画像、BRI画像又は超音波画像等の画像データを記憶するデータベースである。画像データDB227は患者ID列、医療年月日列及び画像データ列等を備える。患者ID列には患者IDが記憶される。医療年月日列には医療年月日が記憶される。画像データ列には患者ID及び医療年月日に対応付けられた画像データが記憶される。
画像データDB227の記憶方法は以下の通りである。CPU21は電子カルテ421から通信部16で医療年月日及び画像データを取得する。CPU21は取得した医療年月日及び画像データを患者IDに対応づけて画像データDB227に記憶する。
本実施形態における情報処理システムを説明する。CPU31が患者用画面5を表示部35に表示した後、医師が自身のICカードをカードリーダにタッチする。CPU31はICカードから医師ID「D0002」をカードリーダで取得する。CPU31は医師ID「D0002」を通信部36から医療用サーバ2へ出力する。
CPU21は医師ID「D0002」を通信部26で端末装置3から取得する。CPU21は取得した医師ID「D0002」並びに記憶部22に記憶された医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223、手術情報DB224、ID種類DB225及びバイタルDB226を通信部26から情報処理装置1へ出力する。CPU11は医師ID「D0002」、医療情報DB221、予定情報DB222、検査情報DB223、手術情報DB224、ID種類DB225及びバイタルDB226を通信部16で医療用サーバ2から取得する。なお、CPU11はRAM13に医師IDを一時的に記憶している。また、CPU11は記憶部12に医師IDを記憶してもよい。
CPU11はID種類DB225を参照し、医師ID「D0002」が記憶されているか否かを判定する。図18に示すように、CPU11はID種類DB225に医師ID「D0002」が記憶されていると判定する。CPU11はID種類DB225を参照し、医師ID「D0002」のID種類が「医師ID」であるか否かを判定する。CPU11は医師ID「D0002」のID種類が「医師ID」であると判定する。
CPU11は医師専用画面30を生成する。CPU11は医師専用画面30を通信部16から端末装置3へ出力する。CPU31は医師専用画面30を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は医師専用画面30を表示部35に表示する。
図35は医師専用画面30を説明する説明図である。医師専用画面30は左部に設けられた画像データボタン301と、画像データボタン301の右部に設けられた切り替えボタン302とを備える。画像データボタン301は画像を選択するための画像選択画面40を表示するためのボタンである。切り替えボタン302は切り替えボタン93と同様の構成及び動作であり、簡潔のため記載を省略する。
以下、医師専用画面30の動作を説明する。医師は入力部34で画像データボタン301をタッチする。CPU31は画像データボタン301の入力を受け付ける。CPU31は画像選択画面40の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する。CPU31は画像選択画面40の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する。CPU11は画像データDB227に基づいて画像選択画面40を生成する。
CPU11は画像選択画面40を通信部16から端末装置3へ出力する。CPU31は画像選択画面40を通信部36で情報処理装置1から取得する。CPU31は画像選択画面40を表示部35に表示する。
図36は画像選択画面40を説明する説明図である。画像選択画面40は、左部に上から順に設けられた医療年月日欄41A、41B、41C、41D及び41E(以下、場合により代表として医療年月日欄401とする)と、右部に上から順に設けられた画像選択ボタン42A、42B、42C、42D及び42E(以下、場合により代表として画像選択ボタン402とする)とを備える。医療年月日欄401は医療年月日を表示するための欄である。画像選択ボタン402は表示部35に表示する画像を選択するためのボタンである。
以下、画像選択画面40の生成方法を説明する。CPU11は画像データDB227を参照する。CPU11は医師ID「D0002」を取得する前に患者ID「001」を取得している。このため、CPU11は患者「001」に対応する医療年月日「2015年9月3日」、「2015年8月20日」、「2015年8月15日」、「2015年8月10日」及び「2015年8月8日」を医療年月日欄41A、41B、41C、41D及び41Eの夫々に生成する。CPU11は画像選択ボタン42A、42B、42C、42D及び42Eをレントゲン画像A、内視鏡画像A、CT画像A、超音波画像A及び超音波画像Bの夫々に対応づける。
以下、画像選択画面40の動作を説明する。医師が入力部34で画像選択ボタン42Aを選択した場合、CPU31は画像選択ボタン42Aの選択を受け付ける。CPU31は患者「001」及び医療年月日「2015年9月3日」に対応するレントゲン画像Aを表示部35に表示する。また、医師が入力部34で画像選択ボタン42Bを選択した場合、CPU31は画像選択ボタン42Bの選択を受け付ける。CPU31は患者「001」及び医療年月日「2015年8月20日」に対応する内視鏡画像Aを表示部35に表示する。以下、画像選択ボタン42C、42D及び42Eについても同様であり、簡潔のため記載を省略する。
図37〜38は本実施形態における情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS11からステップS21の処理は実施の形態2と同様であり、簡潔のため記載を省略する。CPU31はステップS21を終了した後、ICカードからIDをカードリーダで取得し(ステップS150)、処理をステップS82に移す。CPU11はステップS87がNOであった場合、取得したIDが医師IDであるか否かを判定する(ステップS151)。CPU11は取得したIDが医師IDでないと判定した場合(ステップS151:NO)、処理をステップS17に移す。CPU11は取得したIDが医師IDであると判定した場合(ステップS151:YES)、医師専用画面30を生成する(ステップS152)。CPU11は医師専用画面30を通信部16から端末装置3へ出力する(ステップS153)。CPU31は医師専用画面30を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS154)。CPU31は医師専用画面30を表示部35に表示する(ステップS155)。
CPU31は画像データボタン301の入力を受け付ける(ステップS156)。CPU31は画像選択画面40の出力要求を通信部36から情報処理装置1へ出力する(ステップS157)。CPU31は画像選択画面40の出力要求を通信部16で端末装置3から取得する(ステップS158)。CPU11は画像データDB227に基づいて画像選択画面40を生成する(ステップS159)。
CPU11は画像選択画面40を通信部16から端末装置3へ出力する(ステップS160)。CPU31は画像選択画面40を通信部36で情報処理装置1から取得する(ステップS161)。CPU31は画像選択画面40を表示部35に表示する(ステップS162)。
CPU31は画像選択ボタン402の選択を受け付ける(ステップS163)。CPU31は画像選択ボタン402に対応する画像を表示部35に表示する(ステップS164)。CPU31は入力部34で画像選択画面40の終了処理を行い(ステップS165)、処理を終了する。
一側面によれば、CPU31は画像選択画面40で選択された画像を表示部35に表示することで、患者に関する画像データを容易に参照することができる。
なお、本実施形態では医師IDであると判定した場合、医師専用画面30及び画像選択画面40を表示したが、看護師IDであると判定した場合に医師専用画面30及び画像選択画面40を表示してもよい。また、IDの種類は患者、医師又は看護師IDに限られるものではなく、薬剤師ID又はレントゲン技師ID等の医療関係者を識別するIDにも用いることができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。