JP6308417B2 - フィルム培地スキャナ装置およびフィルム培地用カセット - Google Patents

フィルム培地スキャナ装置およびフィルム培地用カセット Download PDF

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Description

本発明は、フィルム培地スキャナ装置およびフィルム培地用カセットに係り、とりわけフィルム培地を確実に1枚ずつ連続的に送出し、搬送し、撮像することができるフィルム培地スキャナ装置およびこのフィルム培地スキャナ装置に組込まれたフィルム培地用カセットに関する。
食品中あるいは環境中の微生物を測定するためのフィルム培地が多数考案されている。典型的なフィルム培地は、矩形状防水シートと、その上に形成された枠体と、枠体の内側に形成された培地層(培地領域)とを有するフィルム培地本体と、このフィルム培地本体を覆うカバーシートとからなる。フィルム培地は従来の寒天培地と比較して培地調整の手間がない、場所をとらない、廃棄コストを抑えられる、などの利点があるため、寒天培地の代替として近年普及してきている。それに伴いフィルム培地を撮像するための装置も開発され、コロニーカウント作業の自動化が試みられている。
特許文献1には、積層されたフィルム培地を収容するためのカセットと、カセット内に収容されたフィルム培地を搬送する手段と、搬送しながらフィルム培地を撮像する手段と、コロニーをカウントする手段とを備えるフィルム培地スキャナ装置が記載されている。
特許文献2には、フィルム培地を1枚ずつ収容できるよう配置された複数のプレートを含むカセットと、フィルム培地上のコロニーを検出するためのイメージ形成手段と、フィルム培地をイメージ形成手段に対して所定の位置に移動するためのカセット位置決め手段と、フィルム培地をイメージ形成位置へと送出するための送出手段とを備えるフィルム培地スキャナ装置が記載されている。
特表平7−509084号公報 特表平10−500302号公報
特許文献1の装置は、培養後の積層されたフィルム培地をそのまま処理することができるが、静電気や水分などの影響で2枚以上のフィルム培地が張り付いた状態で搬送されることがあった。特許文献2の装置はフィルム培地を確実に1枚ずつ搬送できるが、カセット内の2枚のプレートの間にフィルム培地を1枚ずつ手で挿入しなければならず、実際には積層されたフィルム培地をそのまま処理することはできなかった。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、培養後の積層されたフィルム培地を1枚ずつ連続的に送出し、搬送し、撮像することができるフィルム培地スキャナ装置およびフィルム培地用カセットを提供することを目的とする。
本発明は、コロニーを含む培地領域と、培地領域外方の非培地領域とを有するフィルム培地本体と、このフィルム培地本体を覆うカバーシートとを備えたフィルム培地を撮像するためのフィルム培地スキャナ装置であって、複数のフィルム培地を積層して収容するカセット本体を含むフィルム培地用カセットと、フィルム培地用カセットのカセット本体に収容されたフィルム培地を連続的に送出する送出機構と、送出機構から送出されたフィルム培地を連続的に搬送する搬送機構と、搬送機構によって搬送しながらフィルム培地を連続的に撮像する撮像機構とを備え、カセット本体の送出側に、カセット本体内に収納されたフィルム培地を送出機構により送出する際、当該送出されるフィルム培地のみを送出し、他のフィルム培地を停止させる可動ストッパを設けてもよい。
本発明は、可動ストッパは、垂直位置と、傾斜位置との間で揺動するとともに、スプリングにより垂直位置に向って付勢され、カセット本体から送出機構により送出されるフィルム培地により押圧されて傾斜されて傾斜位置をとって、当該フィルム培地のみを送出し、スプリングにより垂直位置に戻されて送出されるフィルム培地に隣接するフィルム培地をカセット本体内へ戻してもよい。
本発明は、送出機構はカセット本体の上方にあり、カセット本体内にフィルム培地を保持し送出機構側へ押付ける昇降台を設けてもよい。
本発明は、送出機構はカセット本体の下方にあり、カセット本体内のフィルム培地は自重により送出機構側へ押付けられていてもよい。
本発明は、送出機構近傍に、カセット本体から送出されるフィルム培地を案内する案内板が設けられ、可動ストッパが傾斜位置をとるとき、可動ストッパと案内板との間に、送出されるフィルム培地の厚みに対応する隙間が形成されていてもよい。
本発明は、可動ストッパはカセット本体の送出側の側面に設けられていてもよい。
本発明は、コロニーを含む培地領域と、培地領域外方の非培地領域とを有するフィルム培地本体と、このフィルム培地本体を覆うカバーシートとを備えたフィルム培地を撮像するためのフィルム培地スキャナ装置に組込まれるとともに、複数のフィルム培地を積層して収納し、フィルム培地を送出機構により送出するフィルム培地用カセットにおいて、カセット本体と、カセット本体の送出側の側面に設けられ、カセット本体内に収納されたフィルム培地を送出機構により送出する際、当該送出されるフィルム培地のみを送出し、他のフィルム培地を停止させる可動ストッパとを備えていてもよい。
本発明は、可動ストッパは、垂直位置と、傾斜位置との間で揺動するとともに、スプリングにより垂直位置に向って付勢され、カセット本体から送出機構により送出されるフィルム培地により押圧されて傾斜されて傾斜位置をとって、当該フィルム培地のみを送出し、スプリングにより垂直位置に戻されて送出されるフィルム培地に隣接するフィルム培地をカセット本体内へ戻してもよい。
本発明は、送出機構はカセット本体の上方にあり、カセット本体内にフィルム培地を保持し送出機構側へ押付ける昇降台を設けてもよい。
以上のように本発明によれば、積層されたフィルム培地を確実に1枚ずつ連続的に送出し、搬送し、撮像することができる。
図1は微生物を接種する前のフィルム培地を示す図。 図2は図1のフィルム培地に微生物を接種し、培地領域にコロニーを形成させたフィルム培地を示す図。 図3(a)(b)(c)はフィルム培地用カセットの構造を示す図。 図4(a)(b)(c)はフィルム培地スキャナ装置のフィルム培地用カセットおよび送出機構を示す図。 図5(a)(b)はフィルム培地スキャナ装置の搬送機構を示す図。 図6はフィルム培地スキャナ装置の撮像機構を示す図。 図7はコロニーカウントシステムを示す全体図。
発明の実施形態
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1乃至図7は、本発明の実施形態を示す図である。
(フィルム培地)
まず、図1および図2により、フィルム培地スキャナ装置1(図7参照)によりスキャニングされるフィルム培地20について述べる。
フィルム培地20は、矩形状防水シート11と、矩形状防水シート11上に設けられた円筒状枠体14とを有し、枠体14内にコロニー21aを含む培地領域21が形成され、枠体14外方に非培地領域22が形成されている。また矩形状防水シート11の一端には、矩形状防水シート11と略同一形状のカバーシート13が設けられている。
図2において、矩形状防水シート11と、培地領域21と非培地領域22とを区画する枠体14と、枠体14の内側に形成されたゲル化培地とによりフィルム培地本体20Aが構成され、このフィルム培地本体20Aとカバーシート13とによりフィルム培地20が構成されている。
ところでこのようなフィルム培地20は、以下のような手法により得られる。すなわち、まず矩形状防水シート11と、矩形状防水シート11上に設けられた枠体14と、枠体14内に設けられた乾燥培地層12と、カバーシート13とを有する微生物接種前のフィルム培地10を準備する(図1参照)。次にこのフィルム培地10の乾燥培地層12上に微生物を含む試料液を接種し、ゲル化させた後、ゲル化培地中の微生物を適切な条件で培養することにより、培地領域21にコロニー21aを含むフィルム培地20が得られる。コロニー21aはゲル化培地中の指示薬により着色される。
(コロニーカウントシステム)
次にフィルム培地スキャナ装置1およびコロニーカウントシステム70全体について図7により説明する。
図7に示すように、コロニーカウントシステム70は、フィルム培地用カセット挿入口72と排出スロット73とを有するケース71と、フィルム培地用カセット挿入口72に挿入されたフィルム培地用カセット30とを有し、フィルム培地を連続的に送出し、搬送し、撮像するフィルム培地スキャナ装置1と、このフィルム培地スキャナ装置1からの情報に基づいて、コロニーをカウントするカウント制御部75とを備えている。またケース71の排出スロット73にはフィルム培地スキャナ装置1から取り外し可能な排出トレイ74が設けられている。
このうち、フィルム培地スキャナ装置1は、フィルム培地20を積層状態で収容可能なフィルム培地用カセット30と、フィルム培地用カセット30に収容されたフィルム培地20を搬送機構50へ連続的に送出する送出ローラ46を含む送出機構40と、送出機構40により送出されるフィルム培地20を連続的に搬送する搬送機構50と、搬送機構50により搬送されるフィルム培地20を連続的に撮像する撮像機構60とを有している。
またカウント制御部75は、後述する撮像機構60の撮像素子65からの情報に基づいて画像を生成する画像生成部75aと、画像生成部75aで生成された画像から培地領域21のコロニー21aの数をカウントするコロニーカウント部75bと、画像生成部75aで生成された画像およびコロニーカウント部75bでカウントされたコロニー21aの数を表示するディスプレイ75cとを有している。
なお、カウント制御部75は、フィルム培地スキャナ装置1と外部インタフェースを介して接続されており、このカウント制御部75は、フィルム培地20の画像を生成し、コロニー21aの数をカウントするとともに、送出機構40、搬送機構50、および撮像機構60を駆動制御するようになっている。
(フィルム培地用カセット)
次に図3(a)(b)(c)〜図5(a)(b)により、積層されたフィルム培地20を収容するためのフィルム培地用カセット30について説明する。
フィルム培地用カセット30は、図3(a)(b)(c)に示すように、上面が開口するとともに、送出側の側面(送出側の面ともいう)30aと、送出側と反対側の側面(送出側と反対側の面ともいう)30bと、側面30aと側面30b間の一対の側面30cと、底面30dとを有し、複数のフィルム培地20を積層して収納する箱型のカセット本体30Aと、カセット本体30Aの送出側の側面30aに設けられ、カセット本体30A内に収納されたフィルム培地20を送出ローラ46により送出する際、当該送出されるフィルム培地20のみを送出し、他のフィルム培地20を停止させる一対の可動ストッパ33とを有している。
ここで図3(a)はフィルム培地用カセット30を示す斜視図であり、図3(b)はフィルム培地用カセット30の可動ストッパ33を示す正面図であり、図3(c)はフィルム培地用カセット30の可動ストッパ33を示す側面図である。
図3(a)(b)(c)に示すように、カセット本体30Aの送出側の側面30aには側面貫通部32が形成され、底面30dには底面貫通部31が形成されている。
また各可動ストッパ33は、カセット本体30Aの送出側の側面30aの両側上部に各々設けられている。
また各可動ストッパ33は送出側の側面30aの上部に、回動軸33aを中心として揺動自在に設けられている。この場合、各可動ストッパ33は垂直位置(図3(c)の破線位置)と傾斜位置(図3(c)の実線位置)との間で揺動可能となっており、カセット本体30Aから送出ローラ46によって送出されるフィルム培地20により押圧されて揺動して傾斜位置をとる。また各可動ストッパ33の回動軸33a下方にはスプリング35が巻付けられた支持軸34が設けられており、このスプリング35によって各可動ストッパ33は垂直位置に向って付勢され、可動ストッパ33は通常時、この垂直位置に図示しない停止手段により位置決めされている。
なお、各可動ストッパ33は、上述のようにフィルム培地20により揺動して傾斜位置をとるが、この場合、可動ストッパ33はこの傾斜位置に図示しない停止手段により位置決めされる。
また、フィルム培地用カセット30の上方にはカセット本体30内から送出ローラ46により送出されるフィルム培地20を上方からガイドする案内板62が配置されており、この案内板62はフィルム培地用カセット30の上方から撮像機構60まで延びている(図5(a)(b)参照)。この案内板62については、更に後述する。
ところで、各可動ストッパ33が傾斜位置をとった際、案内板62と可動ストッパ33との間に隙間gが形成される。この案内板62と可動ストッパ33との間の隙間gの大きさは、一枚のフィルム培地20の厚みに対応しており、実際には、フィルム培地20の厚みよりわずかに大きくなっている。
すなわち、隙間gの大きさが一枚のフィルム培地20の厚みに対応するとは、実際は隙間gの大きさが、フィルム培地20の厚みよりわずかに大きくなっている場合をいう。このため可動ストッパ33が傾斜位置をとった際、可動ストッパ30と案内板62との間を一枚のフィルム培地20のみが通過するようになっている。
また、図4(a)(b)(c)および図5(a)(b)に示すように、カセット本体30A内には、積層されたフィルム培地20を保持して送出ローラ46側へ押付ける昇降台44が昇降自在に設けられ、この昇降台44は押圧スプリング43を介して駆動シリンダー41の駆動軸42により上下方向へ駆動される。
ところで図3(a)に示すように、カセット本体30Aの底面30には、底面貫通部31が形成され、この底面貫通部31を通ってフィルム培地20を保持する昇降台44が通過する。この底面貫通部31はカセット本体30Aの幅方向全体に渡って形成されている。また、カセット本体30Aの送出側の側面30aに設けられた側面貫通部32は、フィルム培地20をカセット本体30A内に収容する際に、指がカセット本体30Aに引っかからないようにするためのものであり、本体30Aの高さ方向全体に渡って形成されている。
また上述のように、図3(b)(c)に示すように、可動ストッパ33はスプリング35によって垂直位置をとり、フィルム培地20が通過するときには送出方向へ一定の角度まで傾斜して傾斜位置をとる。この場合、傾斜位置にある可動ストッパ33と案内板62との間に、送出ローラ46に直接当接しているフィルム培地20のみ通過できる隙間gが形成され、このことにより、静電気や水分などの影響で2枚以上のフィルム培地20が張り付いた状態でカセット本体30Aから送出されるのを確実に防止することができる。
また、2つの可動ストッパ33はフィルム培地20の送出方向に対して左右対称に配置されており、このことにより、フィルム培地20の送出方向に対して左右のバランスを図りながらフィルム培地20を送出することができる。
なお、カセット本体30Aから送出されるフィルム培地20の直下の隣接するフィルム培地20は、スプリング35によって垂直位置まで戻される可動ストッパ33により、カセット本体30A側へ戻されるようになっている。
(送出機構)
次に、フィルム培地20をフィルム培地用カセット30のカセット本体30A内から搬送機構50へ連続的に送出する送出機構40について説明する。図4(a)(b)(c)に示すように、送出機構40はフィルム培地用カセット30のカセット本体30A内に積層された複数のフィルム培地20のうち、最上段のフィルム培地20を連続的に搬送機構50へ送出する2つの送出ローラ46を有している。なお、2つの送出ローラ46は連結軸47によって連結された駆動ローラ45によって駆動される。
また上述のように、カセット本体30A内には、積層された複数のフィルム培地20を保持して送出ローラ46側へ押圧する昇降台44が昇降自在に設けられており、この昇降台44は押圧スプリング43を介して駆動シリンダー41の駆動軸42により上下方向へ駆動される。
ここで図4(a)(b)(c)はフィルム培地スキャナ装置および送出機構を示す図である。
図4(a)(b)(c)に示すように、昇降台44はフィルム培地用カセット30のカセット本体30Aの底面30dに形成された底面貫通部31を通って、カセット本体30A内に積層されたフィルム培地20を下から持ち上げ、送出ローラ46に対して一定の圧力で押し当てる。このとき、昇降台44と2つの送出ローラ46によってフィルム培地20の非培地領域22が押圧スプリング43に応じた強さで挟持される。その後、駆動モータ45によって駆動された2つの送出ローラ46が回動することによって、最上段のフィルム培地20が搬送機構50へと送出される。最上段のフィルム培地20とその直下の隣接するフィルム培地20が静電気や水分などの影響で張り付いている場合は、前述のように2つの可動ストッパ33により下側のフィルム培地20が停止され、このことにより下側のフィルム培地20が搬送機構50へ送出されることはない。
また、2つの送出ローラ46はフィルム培地20の送出方向に対して左右対称に配置されており、このことにより、フィルム培地20の送出方向に対して左右のバランスを図りながらフィルム培地20を送出することができる。また、昇降台44および2つの送出ローラ46により、フィルム培地20をバランス良く平坦化することができる。
さらに、2つの送出ローラ46は、フィルム培地20のうち枠体14外方、すなわち非培地領域22に対応する位置に配置されている。このためフィルム培地20を昇降台44および送出ローラ46により挟持しても、フィルム培地20の培地領域21中に存在するコロニー21aの配置や形状を乱すことはなく搬送機構50側へ送出することができる。また、送出ローラ46はフィルム培地20の培地領域21に当接することがない。このため培地領域21中に含まれるゲル化培地がフィルム培地20の送出中に外方へ流出することを確実に防止することができる。
なお、送出機構40が送出ローラ46を有する例を示したが、これに限らず送出機構40は最上段のフィルム培地20を送出すベルト機構を有していてもよい。また送出機構40は最上段のフィルム培地20を吸引して持上げる吸引部材と、持上げたフィルム培地20の後縁を送り出す押し板とを有していてもよく、吸引部材はフィルム培地20を押し板により送り出した後、フィルム培地20の吸引を解除するようになっている。
(搬送機構)
次に図5(a)(b)により、送出機構40により送出されるフィルム培地20を連続的に搬送する搬送機構50について説明する。搬送機構50は図5(a)(b)に示すように、フィルム培地20の上方に位置する4つの上方搬送ローラ53aと、フィルム培地20の下方に位置する4つの下方搬送ローラ53bとを有している。
ここで図5(a)は搬送機構50を示す側面図、図5(b)は搬送機構50を示す平面図である。
図5(a)(b)に示すように、4つの上方搬送ローラ53aと4つの下方搬送ローラ53bとは平面からみて互いに対応する位置に配置されており、このことにより、上方搬送ローラ53aと、上方搬送ローラ53aに対応する下方搬送ローラ53bとによってフィルム培地20を挟持して水平方向に連続して搬送することができる。
また4つの上方搬送ローラ53aおよび4つの下方搬送ローラ53bは、いずれもフィルム培地20の搬送方向に対して左右対象に配置されており、このことにより、上方搬送ローラ53aおよび4つの下方搬送ローラ53bにより、フィルム培地20の搬送方向に対して左右のバランスを図りながらフィルム培地20を搬送させることができる。また上方搬送ローラ53aおよび下方搬送ローラ53bにより、フィルム培地20をバランス良く平坦化することができる。
また、4つの上方搬送ローラ53aおよび4つの下方搬送ローラ53bは、いずれもフィルム培地20のうち枠体14外方、すなわち非培地領域22に対応する位置に配置されている。このためフィルム培地20を上方搬送ローラ53aおよび下方搬送ローラ53bにより挟持しても、フィルム培地20の培地領域21中に存在するコロニー21aの配置や形状を乱すことはなく、撮像機構60によってコロニー21aを精度良く撮像することができる。また上方搬送ローラ53aはフィルム培地20の培地領域21に当接することがない。このため培地領域21中に含まれるゲル化培地がフィルム培地20の搬送中に外方へ流出することを確実に防止することができる。
ところで図5(a)(b)において、4つの上方搬送ローラ53aはフリーとなっている。他方4つの下方搬送ローラ53bは連結ローラ53cに連結されている。そして各連結ローラ53cが駆動ベルト52を介して駆動モータ51aにより駆動される駆動ローラ51に連結されている。
図5(a)(b)において、駆動モータ51aにより駆動ローラ51を駆動することにより、駆動ベルト52を介して連結ローラ53cが駆動され、このことにより下方搬送ローラ53bが駆動される。
下方搬送ローラ53bが駆動することにより、下方搬送ローラ53bとともにフィルム培地20を挟持するフリーの上方搬送ローラ53aも回動し、このことにより上方搬送ローラ53aと下方搬送ローラ53bとによりフィルム培地20が搬送される。
なお、上方搬送ローラ53a間に窓62aを有する案内板62が設置され、この案内板62によりフィルム培地20が上方へ飛び上がることを防止することができる。また案内板62は上述のように上方搬送ローラ53aからさらにフィルム培地用カセット30のカセット本体30A上方まで延びている。
また、左右に並んだ上方搬送ローラ53aは互いに連結軸54により連結され、さらに左右に並んだ下方搬送ローラ53bも互いに連結軸54により連結されている。
(撮像機構)
次に撮像機構60について述べる。図6に示すように、撮像機構60は照明光を案内板62の窓62aを介してフィルム培地20へ照射する光源61と、フィルム培地20からの反射光を窓62aを介して受けるとともに、この反射光をレンズ64側へ導くミラー63とを有し、レンズ64からの光は、例えば直線状のCCD画像センサからなる撮像素子65により受光される。
撮像機構60の撮像素子65において、フィルム培地20からの反射光は電気信号に変換されて、デジタルデータ化される。
そして撮像機構60からの信号が、カウント制御部75へ送られるようになっている。
なお、図5および図7において、上方搬送ローラ53a間に、フィルム培地20を案内する案内板62が設けられているが、案内板62の窓62aはフィルム培地20の搬送方向に対して直交して延びている。
(実施形態の作用)
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図1に示すフィルム培地10の乾燥培地層12上に微生物を含む試料液を接種し、ゲル化させた後、複数のフィルム培地10をフィルム培地用カセット30のカセット本体30A内に積層して収容する。これをインキュベーターに入れ、所定時間培養することにより、図2に示すような培地領域21にコロニー21aを形成させた複数のフィルム培地20を得る。
次に、フィルム培地20が収容されたフィルム培地用カセット30をフィルム培地用カセット挿入口72に挿入する。このとき、昇降台44はフィルム培地用カセット30のカセット本体30Aの直下に位置しており、次に昇降台44はフィルム培地用カセット30のカセット本体30Aの底面貫通部31を通過し、駆動シリンダー41によりフィルム培地20を下から持ち上げ、2つの送出ローラ46に対して一定の圧力で押し当てる。このとき、昇降台44と2つの送出ローラ46によりフィルム培地20の非培地領域22が押圧スプリング43に応じた強さで挟持される。その後、駆動モータ45によって駆動された送出ローラ46が回動することによってカセット本体30A内に積層された最上段のフィルム培地20が可動ストッパ33のスプリング35の力に逆らって搬送機構50側へ送出される。このとき可動ストッパ33は傾斜位置まで揺動し、可動ストッパ33と案内板62との間に、フィルム培地20の一枚分の厚さに対応する隙間gを形成する。静電気や水分などの影響によって最上段のフィルム培地とその下側のフィルム培地とが張り付いている場合は、可動ストッパ33がその下側のフィルム培地20を停止させる。これにより、最上段のフィルム培地20のみが送出機構40から搬送機構50側へ送出される。
このようにカセット本体30A内に収納されたフィルム培地20のうち、最上段のフィルム培地20が送出ローラ46により搬出機構50側へ送られると、送出ローラ46がわずか上方へ移動する。
このとき、可動ストッパ33はスプリング35の力によって垂直位置まで戻され、このことにより可動ストッパ33により下側のフィルム培地20もカセット本体30A内へ戻される。
その後、図5(a)(b)および図7に示すように、駆動モータ51aにより駆動ローラ51を駆動することにより、駆動ベルト52を介して連結ローラ53cが駆動され、このことにより下方搬送ローラ53bが駆動される。
下方搬送ローラ53bが駆動することにより、下方搬送ローラ53bとともにフィルム培地20を挟持するフリーの上方搬送ローラ53aも回動し、このことにより上方搬送ローラ53aと下方搬送ローラ53bとによりフィルム培地20が搬送される。
フィルム培地20はその後、排出スロット73から排出トレイ74上へ排出される。
この間、光源61から案内板62の窓62aを介してフィルム培地20へ光が照射され、フィルム培地20からの反射光が窓62aを介してミラー63に導かれる。その後フィルム培地20からの反射光は、レンズ64から撮像素子65により受光される。撮像素子65は受光した反射光を電気信号に変換し、デジタルデータ化して外部インタフェースを介してカウント制御部75へ送る。
カウント制御部75では、撮像素子65から送られた電気信号に基づいて、画像生成部75aにおいてフィルム培地20の画像が生成され、次に画像生成部75で生成された画像に基づいて、コロニーカウンタ部75bにおいて培地領域21のコロニー21aの数がカウントされる。
その後、画像生成部75aにおいて生成された画像およびコロニーカウンタ部75bにおいてカウントされたコロニー21aの数がディスプレイ75c上に表示される。
ところで搬送機構50は図5(a)(b)に示すように、フィルム培地20の上方に位置する4つの上方搬送ローラ(搬送要素)53aと、フィルム培地20の下方に位置する4つの下方搬送ローラ(搬送要素)53bとを有している。
また4つの上方搬送ローラ53aと4つの下方搬送ローラ53bは平面からみて互いに対応する位置に配置されており、このことにより、上方搬送ローラ53aと、上方搬送ローラ53aに対応する下方搬送ローラ53bとによってフィルム培地20を挟持して水平方向に連続して搬送することができる。
また4つの上方搬送ローラ53aおよび4つの下方搬送ローラ53bは、いずれもフィルム培地20の搬送方向に対して左右対象に配置されており、このことにより、上方搬送ローラ53aおよび下方搬送ローラ53bにより、搬送方向に対して左右のバランスを図りながらフィルム培地20を搬送させることができる。また上方搬送ローラ53aおよび下方搬送ローラ53bにより、フィルム培地20をバランス良く平坦化することができる。
また、4つの上方搬送ローラ53aおよび4つの下方搬送ローラ53bは、いずれもフィルム培地20のうち枠体14外方、すなわち非培地領域22に対応する位置に配置されている。このためフィルム培地20を上方搬送ローラ53aおよび下方搬送ローラ53bにより挟持しても、フィルム培地20の培地領域21中に存在するコロニー21aの配置や形状を乱すことはなく、撮像機構60によってコロニー21aを精度良く撮像することができる。また上方搬送ローラ53aおよび下方搬送ローラ53bが、フィルム培地20の培地領域21に当接することがない。このため培地領域21中に含まれるゲル化培地がフィルム培地20の搬送中に外方へ流出することを確実に防止することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、カセット本体30Aの送出側の側面30aに可動ストッパ33を設置したのでカセット本体30A内に積層された複数のフィルム培地20を上方から一枚ずつ連続的に送出し、搬送し、撮像することができる。また、フィルム培地20中に含まれるコロニー21aの配置や形状を乱すことなく、フィルム培地20を精度良く撮像してコロニー21aの数を正確にカウントすることもできる。
なお、上記実施の形態において、カセット本体30Aの送出側の側面30aに一対の可動ストッパ33を設けた例を示したが、これに限らず一対のストッパ33はカセット本体30Aと別個に、例えばフィルム培地用カセット挿入口72側に設置してもよい。
またカセット本体30Aの上方に送出ローラ46を設け、カセット本体30A内にフィルム培地20を保持して送出ローラ46側へ押付ける昇降台44を設けた例を示したが、これに限らずカセット本体30Aの下方に送出ローラ46を設けるとともに、カセット本体30A内に昇降台44を設けることなく、フィルム培地20の自重によってフィルム培地20を送出ローラ46側へ押付けてもよい。この場合は、カセット本体30Aの送出側の下方に、可動ストッパ33を設けるとともに、カセット本体30Aの下方に可動ストッパ33との間で隙間gを形成する案内板62を設ける。
1 フィルム培地スキャナ装置
10 微生物接種前のフィルム培地
11 矩形状防水シート
12 乾燥培地層
13 カバーシート
14 枠体
20 フィルム培地
20A フィルム培地本体
21 培地領域
21a コロニー
22 非培地領域
30 フィルム培地用カセット
30A フィルム培地用カセット本体
30a 送出側の側面
30b 送出側と反対側の側面
30c 一対の側面
30d 底面
31 底面貫通部
32 側面貫通部
33 可動ストッパ
33a 回動軸
34 支持軸
35 スプリング
40 送出機構
41 駆動シリンダー
42 駆動軸
43 押圧スプリング
44 昇降台
45 駆動モータ
46 送出ローラ
50 搬送機構
51 駆動ローラ
51a 駆動モータ
52 駆動ベルト
53a 上方搬送ローラ
53b 下方搬送ローラ
53c 連結ローラ
54 連結軸
60 撮像機構
61 光源
62 案内板
62a 窓
63 ミラー
64 レンズ
65 撮像素子
70 コロニーカウントシステム
75 カウント制御部
75a 画像生成部
75b コロニーカウント部
75c ディスプレイ
g 隙間

Claims (7)

  1. コロニーを含む培地領域と、前記培地領域外方の非培地領域とを有するフィルム培地本体と、前記フィルム培地本体を覆うカバーシートとを備えたフィルム培地を撮像するためのフィルム培地スキャナ装置であって、
    複数のフィルム培地を積層して収容するカセット本体を含むフィルム培地用カセットと、
    前記フィルム培地用カセットの前記カセット本体に収容された前記フィルム培地を連続的に送出する送出機構と、
    前記送出機構から送出された前記フィルム培地を連続的に搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構によって搬送しながらフィルム培地を連続的に撮像する撮像機構とを備え、
    前記カセット本体のフィルム培地送出側に、前記カセット本体内に収納された前記フィルム培地を前記送出機構により送出する際、当該送出されるフィルム培地のみを送出し、他のフィルム培地を停止させる可動ストッパを設け
    前記搬送機構は、前記フィルム培地本体の前記非培地領域に対応する位置に配置された搬送ローラを含むことを特徴とするフィルム培地スキャナ装置。
  2. 前記送出機構は、前記フィルム培地本体の前記非培地領域に対応する位置に配置された送出ローラを含むことを特徴とする請求項1に記載のフィルム培地スキャナ装置
  3. 前記可動ストッパは、垂直位置と、傾斜位置との間で揺動するとともに、スプリングにより垂直位置に向って付勢され、前記カセット本体から前記送出機構により送出されるフィルム培地により押圧されて傾斜されて傾斜位置をとって、当該フィルム培地のみを送出し、前記スプリングにより垂直位置に戻されて送出されるフィルム培地に隣接するフィルム培地を前記カセット本体内へ戻すことを特徴とする請求項1または2に記載のフィルム培地スキャナ装置。
  4. 前記送出機構は前記カセット本体の上方にあり、前記カセット本体内に前記フィルム培地を保持し前記送出機構側へ押付ける昇降台を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフィルム培地スキャナ装置。
  5. 前記送出機構は前記カセット本体の下方にあり、前記カセット本体内の前記フィルム培地は自重により前記送出機構側へ押付けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフィルム培地スキャナ装置。
  6. 前記送出機構の側方に、前記カセット本体から送出される前記フィルム培地を案内する案内板が設けられ、前記可動ストッパが傾斜位置をとるとき、前記可動ストッパと前記案内板との間に、送出される前記フィルム培地の厚みに対応する隙間が形成されることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載のフィルム培地スキャナ装置。
  7. 前記可動ストッパは前記カセット本体の送出側の面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のフィルム培地スキャナ装置。
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