JP2015084724A - フィルム培地用スキャナ装置およびコロニーカウント装置 - Google Patents

フィルム培地用スキャナ装置およびコロニーカウント装置 Download PDF

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将慶 籠田
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Abstract

【課題】 撮像前の複数積層したフィルム培地と、撮像済の複数積層したフィルム培地を夫々別のフィルム培地用カセットに収納することができるフィルム培地用スキャナ装置およびコロニーカウント装置を提供する。【解決手段】 フィルム培地10を撮像する撮像装置20と、撮像装置にて撮像するフィルム培地を複数積層した状態で収納するフィルム培地用第1カセット30と、フィルム培地用第1カセットから送り出された撮像済のフィルム培地を受け取り、撮像済のフィルム培地を積層した状態で収納するフィルム培地用第2カセット40とを備え、フィルム培地用第1カセット30はフィルム培地用第1保持部材を有し、フィルム培地用第2カセット40はフィルム培地用第2保持部材を有し、撮像済フィルム培地用受取口を有することを特徴とするフィルム培地用スキャナ装置1とすることにより上記課題を解決することができた。【選択図】 図1

Description

本発明は、フィルム培地用スキャナ装置およびコロニーカウント装置に関するものである。
フィルム培地は従来の寒天培地と比較して培地調整の手間をとらず、場所をとらず、廃棄コストを抑えられる、などの利点があるため、寒天培地の代替として近年普及してきている。それに伴い、フィルム培地をスキャニングして画像を生成するフィルム培地用スキャナ装置も開発され、コロニー数のカウント作業の効率化が進んでいる。
ここで「フィルム培地」とは、基材シートの上に形成された培養層に微生物を含む試料液を接種し、培養層にコロニーを発生し得るシートをいう。
特許文献1は、培養細胞収容容器を顕微鏡のステージにセットし、観察対象を位置決めすれば、その容器の位置が変わっても最初に位置決めした観察対象を撮像装置で捕えてモニタで観察を行うことができる培養細胞観察装置が記載されている。
特許文献2は、培養後のフィルム培地を1枚ずつ受け取り、フィルム培地を撮像し、撮像後のフィルム培地を排出スロットを介して1枚ずつ排出するフィルム培地用スキャナ装置が記載されている。
特開平5−49467号公報 特表2006−507836号公報
従来よりフィルム培地を用いた検査において、撮像前のフィルム培地と撮像済のフィルム培地とを使用者が分離する必要があった。このため、撮像前のフィルム培地と撮像済のフィルム培地が混在したり、検査の順番が入れ替わって積層されるといった人為的ミスが発生する可能性があった。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、撮像前の積層された複数のフィルム培地と、撮像済の積層された複数のフィルム培地を夫々別のフィルム培地用カセットに収納することができるフィルム培地用スキャナ装置およびコロニーカウント装置の提供を目的とするものである。
上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明のフィルム培地用スキャナ装置は、微生物によるコロニーを培養するよう構成された培地を有するフィルム培地を撮像する撮像装置と、前記撮像装置にて撮像する前記フィルム培地を複数積層した状態で収納するフィルム培地用第1カセットと、前記フィルム培地用第1カセットから送り出された撮像済のフィルム培地を受け取り、前記撮像済のフィルム培地を積層した状態で収納するフィルム培地用第2カセットと、を備え、前記フィルム培地用第1カセットは、積層された複数の前記フィルム培地の積層された状態を保持するためのフィルム培地用第1保持部材を有し、前記フィルム培地用第2カセットは、積層された複数の前記撮像済のフィルム培地の積層された状態を保持するためのフィルム培地用第2保持部材を有し、かつ、撮像済フィルム培地用受取口を有することを特徴とする。
上記において、前記フィルム培地用第1カセットと前記フィルム培地用第2カセットとの間に前記撮像装置にて撮像された最上層のフィルム培地を前記フィルム培地用第1カセット内から送り出すフィルム培地送出手段が設けられていてもよい。
また、前記フィルム培地用第1保持部材の一部に開口を有し、前記開口から前記撮像済のフィルム培地が、送り出されてもよい。
本発明のコロニーカウント装置は、前記フィルム培地用スキャナ装置と、前記フィルム培地用スキャナ装置の前記撮像装置に接続され、前記撮像装置からの情報に基づいて画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部で生成された画像からフィルム培地の培地のコロニーの数をカウントするコロニーカウント部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、撮像前の積層された複数のフィルム培地と、撮像済の積層された複数のフィルム培地を夫々別のフィルム培地用カセットに収納することにより、撮像前のフィルム培地と撮像済のフィルム培地を確実に分離することができるので、人為的ミスを低減することができる。
フィルム培地用スキャナ装置の構成を示す図である。 微生物のコロニーを発生させたフィルム培地を示す図である。 フィルム培地用第1カセットを示す図である。 フィルム培地用第1カセットの変形例を示す図である。 フィルム培地用第1カセットの変形例を示す図である。 フィルム培地用第2カセットを示す図である。 フィルム培地用第2カセットの変形例を示す図である。 コロニーカウント装置の構成を示す図である。
本発明の実施形態は、微生物によるコロニーを培養するよう構成された培地を有するフィルム培地を撮像する撮像装置と、前記撮像装置にて撮像する前記フィルム培地を複数積層した状態で収納するフィルム培地用第1カセットと、前記フィルム培地用第1カセットから送り出された撮像済のフィルム培地を受け取り、前記撮像済のフィルム培地を積層した状態で収納するフィルム培地用第2カセットと、を備え、前記フィルム培地用第1カセットは、積層された複数の前記フィルム培地の積層された状態を保持するためのフィルム培地用第1保持部材を有し、前記フィルム培地用第2カセットは、積層された複数の前記撮像済のフィルム培地の積層された状態を保持するためのフィルム培地用第2保持部材を有し、かつ、撮像済フィルム培地用受取口を有することを特徴とするフィルム培地用スキャナ装置である。
また、前記フィルム培地用スキャナ装置と、前記フィルム培地用スキャナ装置の前記撮像装置に接続され、前記撮像装置からの情報に基づいて画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部で生成された画像からフィルム培地の培地のコロニーの数をカウントするコロニーカウント部と、を備えたことを特徴とするコロニーカウント装置である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
〔フィルム培地〕
図2により、フィルム培地10について説明する。
フィルム培地10は、微生物によるコロニー15を培養するよう構成された培地を有するフィルム培地本体18と、フィルム培地本体18を覆うカバーシート13とを備えている。
図2において、フィルム培地本体18は、矩形状防水シート17と、円筒状の枠体14と、枠体14内に培地を有している。枠体14は、培地領域11と非培地領域12とを区画している。培地領域11は、培地が形成された部分をいい、非培地領域12は、培地が形成されていない部分をいう。
ここで、培地は、微生物を含む被検液を接種し、コロニー15を培養するように構成されている。
コロニー15とは、培地に被検液として微生物を接種し、被検液中の微生物または細胞を培養し、形成された集落または培養成長物をいう。
ここで、被検液とは、被検試料を含有した溶液をいう。被検試料としては、食品から得られた固体試料や、液体試料などが挙げられる。被検液は、固体試料を緩衝液等の適切な溶媒に溶解または希釈して得られた溶液であってもよく、液体試料を溶媒により希釈して得られた溶液であってもよい。
フィルム培地10には、検体情報16を印刷してもよい。検体情報16は、検査ID、検査日、製品名、ロット番号、検査者、検査対象となる微生物の種類(菌種)、検体の希釈率、対象の製品に対して実施される検査のn数(検査枚数)などに関する情報を含むことができる。このことによって、個々のフィルム培地10から検体の検査結果をより確実に管理することができる。
また、フィルム培地10には、検体情報16以外に、カラーチャート19、グレースケールを印刷することができる。カラーチャート19、グレースケールを印刷することによって、画像データの色補正が可能となり、撮像装置でコロニー数をより確実に読み取ることができる。
〔フィルム培地用スキャナ装置〕
図1により、フィルム培地用スキャナ装置1の全体構成について説明する。
図1に示すように、フィルム培地用スキャナ装置1は、複数のフィルム培地を積層するフィルム培地用第1カセット30と、フィルム培地用第1カセット30に収納された最上層のフィルム培地を撮像する撮像装置20と、フィルム培地用第1カセット30から送り出された撮像済のフィルム培地10を受け取り、積層した状態で収納するフィルム培地用第2カセット40と、を備えている。
本実施形態のフィルム培地用スキャナ装置1は、培養後の積層されたフィルム培地10をフィルム培地用第1カセット30内に収納したまま撮像し、撮像済のフィルム培地10をフィルム培地用第2カセット40内に積層した状態で収納することができる。
〔コロニーカウント装置〕
図8により、コロニーカウント装置2の全体構成について説明する。
図8に示すように、コロニーカウント装置2は、上記のフィルム培地用スキャナ装置と、コロニーカウント制御部50と、を備えている。
本実施形態のコロニーカウント装置2は、撮像装置20に接続されており、培養後の積層されたフィルム培地をフィルム培地用第1カセット30内に収納したまま、フィルム培地の画像を生成し、コロニーの数をカウントすることができる。
〔フィルム培地用第1カセット〕
図3により、フィルム培地用第1カセット30について説明する。
図3に示すように、フィルム培地用第1カセット30は、フィルム培地用第1カセット30の側面32を構成するフィルム培地用第1保持部材33を備えている。
本実施態様では、フィルム培地用第1カセット30の上面は、開口36しており、最上層のフィルム培地の培地領域が視認可能となっている。
フィルム培地用第1カセット30は、更にフィルム培地用第1カセット30内にフィルム培地を支持する昇降台34を備えていてもよい。
本実施形態のフィルム培地用第1カセット30は、複数のフィルム培地を積層した状態で収納することができる。
フィルム培地用第1カセット30は、その上面において、最上層のフィルム培地の培地を視認可能となることにより、撮像装置によって培地のコロニーを精度良く撮像することができる。
〔フィルム培地用第1保持部材〕
図3に示すように、フィルム培地用第1保持部材33の4つの側面32は互いに連結され、また、互いに分割可能となっている。
側面32の一部または上面が開口して開口37を形成している。この側面32の一部または上面の開口を介して、フィルム培地用第1カセット30から撮像された最上層のフィルム培地をフィルム培地用第2カセット40に送り出すことができる。
フィルム培地用第1保持部材33は、撮像前のフィルム培地を積層された状態で保持することができる。
なお、フィルム培地用第1保持部材33は、図3に示すようにフィルム培地用第1カセット30の側面32自体であっても良いし、フィルム培地用第1カセット30の側面32とは別体に設けても構わない。
また、フィルム培地用第1保持部材33は、全体として合成樹脂からなっている。
〔昇降台〕
図3に示すように、フィルム培地用第1カセット30内には、フィルム培地を支持し上方へ持上げる昇降台34が昇降可能に設けられていてもよい。
この昇降台34は全体として矩形状をなし、中央部分が開口して開口34aを形成している。
また、昇降台34のうち開口34aの周囲に、フィルム培地の非培地領域と当接する当接領域34bが形成されている。昇降台34の四隅に駆動シリンダが連結している。
昇降台34は、フィルム培地の非培地領域と当接領域34bを介して当接するため、昇降台34によりフィルム培地の培地領域が過度に押圧されることはない。
また、駆動シリンダが連結していることによって、昇降台を上下方向に昇降させることができる。
また、昇降台34の形状は、矩形状に限られず、中央に開口を有するリング状等でもよい。
なお、昇降台34の駆動装置38は、駆動シリンダの代わりに押圧スプリングでもよい。
〔係合部〕
図3に示すように、フィルム培地用第1保持部材33の上面において、最上層のフィルム培地の非培地領域に当接するように係合部31aを設けてもよい。
フィルム培地は、非培地領域にて係合部31aと当接するため、昇降台により上方に持ち上げられた際に、カセット上面から上方へ飛び出ることを防止することができる。
また、係合部31aを備えることにより、昇降台により持ち上げられた最上層のフィルム培地と撮像するためのレンズ23との距離が一定に保たれるため、光源21以外の外部光からの影響を受けにくい状態で、安定した撮像が可能である。最上層のフィルム培地と撮像するためのレンズ23との距離が一定に保たれないと、最上層のフィルム培地とレンズ23との間に外部光が入り込み、外部光からの影響を受けやすくなるので、安定して撮像することができない。
〔フィルム培地送出手段〕
図1により、フィルム培地送出手段60について説明する。
フィルム培地送出手段60は、撮像された最上層のフィルム培地をフィルム培地用第1カセット30内から送り出すためのものである。
図1に示すように、フィルム培地用第1カセット30とフィルム培地用第2カセット40との間に、撮像済のフィルム培地10をフィルム培地用第1カセット30内からフィルム培地送出手段60を設けて送り出してもよい。
図1に示すように、フィルム培地の送出方向に対して左右対称に搬送ローラを配置する。
フィルム培地送出手段60により、左右のバランスを図りながら撮像された最上層のフィルム培地から順次送り出すことができる。
また、フィルム培地送出手段60をフィルム培地の左右の非培地領域に配置することで培地領域と接触させずにフィルム培地を送出することができる。
〔フィルム培地用第2カセット〕
図6により、フィルム培地用第2カセット40について説明する。
フィルム培地用第2カセット40は、フィルム培地用第1カセットに隣接して配置されてもよい。そして、積層された複数の撮像済のフィルム培地を保持するためのフィルム培地用第2保持部材43を有している。
フィルム培地用第2カセット40は、フィルム培地用第1カセット内から送り出された撮像済のフィルム培地を積層した状態で収納することができる。
図6に示すように、フィルム培地用第2カセット40は、側面の一部、上面、または下面が開口し、この開口45により設けられた撮像済フィルム培地用受取口を有している。
この撮像済フィルム培地用受取口を介して、フィルム培地用第1カセットから撮像済のフィルム培地をフィルム培地用第2カセット40へ受け取ることができる。
〔フィルム培地用第2保持部材〕
図6に示すように、フィルム培地用第2保持部材43の3つの側面41は互いに連結され、また、互いに分割可能となっている。
フィルム培地用第2保持部材43は、撮像済のフィルム培地10を積層された状態で保持することができる。
なお、フィルム培地用第2保持部材43は、図6に示すようにフィルム培地用第2保持部材43の側面41がフィルム培地用第2カセット40の側面自体であっても良いし、フィルム培地用第2カセット40の側面とは別体に設けられたものであっても構わない。
また、フィルム培地用第2保持部材43は、全体として合成樹脂からなっている。
〔撮像装置〕
図8により、撮像装置20について説明する。
図8に示すように、撮像装置は、照明光をフィルム培地用第1カセット30の開口36を介してフィルム培地へ照射する光源21と、フィルム培地からの反射光を受けるとともに、この反射光をレンズ23側へ導くミラー22とを有し、レンズ23からの光は、例えば直線状のCCD画像センサからなる撮像素子24により受光される。
撮像装置の撮像素子24において、フィルム培地からの反射光は電気信号に変換されて、デジタルデータ化される。
図8に示すように、撮像装置20は、フィルム培地用第1カセット30の上方に配置することにより、フィルム培地10をフィルム培地用第1カセット30内に収納したまま確実に撮像して、コロニーカウント作業を行うことができる。
なお、撮像装置20は、図8の配置に限定されず、フィルム培地用第1カセット30とフィルム培地用第2カセット40との間に配置してもよい。この場合、フィルム培地10は、フィルム培地用第1カセット30から送り出されて撮像装置20で撮像された後、フィルム培地用第2カセット40まで搬送される。
〔コロニーカウント制御部〕
図8により、コロニーカウント制御部50について説明する。
コロニーカウント制御部50は、フィルム培地用スキャナ装置の撮像装置に接続され、撮像装置からの情報に基づいて画像を生成する画像生成部51と、画像生成部51で生成された画像からフィルム培地の培地のコロニーの数をカウントするコロニーカウント部52と、画像生成部51で生成された画像およびコロニーカウント部52でカウントされたコロニーの数を表示する表示部53とを有している。
コロニーカウント制御部50は、撮像装置と外部インタフェースを介して接続されており、このコロニーカウント制御部50は、少なくとも培地領域11を含むフィルム培地の画像を生成し、コロニーの数をカウントすることができる。
〔フィルム培地用スキャナ装置およびコロニーカウント装置の使用方法〕
まず、フィルム培地の培地上に微生物を含む試料液を接種し、ゲル化させた後、これをインキュベーターに入れ、所定時間培養することにより、図2に示すような培地領域にコロニーを形成させた複数のフィルム培地を得る。
次にフィルム培地用第1カセット30の側面32を構成するフィルム培地用第1保持部材33とおよび係合部31aを取外し、昇降台上に複数のフィルム培地を積層した状態で設置する。次にフィルム培地用第1保持部材33および係合部31aを取付ける。
次にフィルム培地が収納されたフィルム培地用第1カセット30内において駆動装置38により昇降台を上昇させる。この場合、最上層のフィルム培地はフィルム培地用第1カセット30の上面のうち、係合部31aに係合し、培地領域はフィルム培地用第1カセット30上面の開口36を介してフィルム培地の培地が視認可能となる。
次に図8に示すように、フィルム培地用第1カセット30を撮像装置の下方へもってくる。次に撮像装置の光源21からフィルム培地用第1カセット30の上面において、開口36を介してフィルム培地の培地領域へ光が照射され、フィルム培地の培地領域からの反射光がミラー22に導かれる。その後、フィルム培地の培地領域からの反射光は、レンズ23から撮像素子24により受光される。撮像素子24は受光した反射光を電気信号に変換し、デジタルデータ化して外部インタフェースを介してコロニーカウント制御部50へ送る。
図8に示すように、コロニーカウント制御部50では、撮像素子24から送られた電気信号に基づいて、画像生成部51において少なくとも培地領域11を含むフィルム培地の画像が生成され、次に画像生成部51で生成された画像に基づいて、コロニーカウント部52において培地領域のコロニーの数がカウントされる。
その後、画像生成部51において生成された画像およびコロニーカウント52においてカウントされたコロニーの数が表示部53に表示される。
この間、フィルム培地の検体情報16がマーク検知器により読み取られ、フィルム培地の検体情報16が取得される。
その後、昇降台により持上げられた撮像済のフィルム培地は、フィルム培地第1保持部材33の開口37において、フィルム培地の送出方向に対して左右対称に設置された搬送ローラによって、フィルム培地用第2カセットの方向に送り出される。
その後、フィルム培地用第1カセット30から送り出された撮像済のフィルム培地は、フィルム培地用第2カセットに収納される。
その後は上記と同様にして、最上層のフィルム培地の直下のフィルム培地に対して、フィルム培地が撮像され、その培地領域のコロニーの数が測定され、さらにフィルム培地の検体情報16が読み取られ、フィルム培地用第2カセットへ送り出され、積層される。
その後、フィルム培地用第2カセットの側面41を構成するフィルム培地用第2保持部材43が、取外され、フィルム培地用第2カセット内から積層された撮像済みのフィルム培地が取出される。
以上のように本実施の形態によれば、撮像済のフィルム培地を第2フィルム培地用カセット内に収納されるので、撮像前のフィルム培地と撮像済のフィルム培地を確実に分離することが可能なので、人為的ミスを低減できる。
〔変形例〕
次に、フィルム培地用第1カセット30の変形例を図4を用いて説明する。
〔フィルム培地用第1カセット〕
図4に示す変形例は、フィルム培地用第1カセット30の側面を構成するフィルム培地第1保持部材33のうち、撮像済みのフィルム培地を送出する面のみが開口37していると共に、その上面が透明板31bからなる点が異なるのみであり、他の構成は、図3に示す実施の形態と同一である。
フィルム培地用第1カセット30は、少なくとも上面において、全体として透明板31bからなり、このうち上面と3つの側面とは、互いに分割可能となっている。
上記の実施形態を採ることにより、フィルム培地用第1カセット30は、外方から最上層のフィルム培地を観察可能である。
なお、フィルム培地用第1カセット30は、図3の実施形態において、上面を開口せずに透明板31bを備える構成であってもよい。
次に、図5により、フィルム培地用第1カセット30の変形例について説明する。
図5に示す変形例は、フィルム培地用第1カセット30において、フィルム培地用第1保持部材が板状でなく、棒状である点が異なるのみであり、他の構成は、図3に示す実施の形態と同一である。
図5に示す変形例において、第1フィルム培地用カセットは、側面となる領域に棒状のフィルム培地用第1保持部材33を有する。なお、棒状のフィルム培地用第1保持部材33は、撮像前のフィルム培地を積層して収納することができれば、棒状の本数は特に限定されない。
フィルム培地用第1保持部材は、棒状であることによって、フィルム培地を複数積層した状態でフィルム培地用第1カセット30からの出し入れ等の操作をより容易に行うことができる。
〔フィルム培地送出手段〕
フィルム培地送出手段60は、搬送ローラの替わりに、吸盤を用いてもよい。
フィルム培地用第1カセット30の上面が開口している構成の場合、順次、撮像済の最上層のフィルム培地の非培地領域を複数の吸盤で吸着して持ち上げ、順次、フィルム培地用第2カセットへ送出することができる。そして、フィルム培地用第2カセットの上方で吸着をやめて吸盤から撮像済のフィルム培地を離して落下させることができる。
〔フィルム培地用第2カセット〕
図7により、フィルム培地用第2カセットの変形例について説明する。
図7に示す変形例は、フィルム培地用第2カセットの側面が開口することなく、上面だけが開口を形成している点が異なるのみであり、他の構成は、図6に示す実施の形態と同一である。
図7に示す変形例において、フィルム培地用第2カセットは、4つの側面と、下面42とを有する。
フィルム培地用第2カセットの側面を構成するフィルム培地用第2保持部材は、合計4面から構成され、底面から分割可能となっている。
この態様によれば、フィルム培地用第2カセットをフィルム培地用第1カセット30の高さより下側の位置に隣接して配置することにより、フィルム培地用第2カセットは、フィルム培地用第1カセットから送り出されたフィルム培地を上面側から順次積層して収納することができる。
1 フィルム培地用スキャナ装置
2 コロニーカウント装置
10 フィルム培地
11 培地領域
12 非培地領域
13 カバーシート
14 枠体
15 コロニー
16 検体情報
17 矩形状防水シート
18 フィルム培地本体
19 カラーチャート
20 撮像装置
21 光源
22 ミラー
23 レンズ
24 撮像素子
30 フィルム培地用第1カセット
31 上面
31a 係合部
31b 透明板
32 側面
33 フィルム培地用第1保持部材
34 昇降台
34a 開口
34b 当接領域
36、37 開口
38 駆動装置
39 底面
40 フィルム培地用第2カセット
41 側面
42 下面
43 フィルム培地用第2保持部材
45 開口
50 コロニーカウント制御部
51 画像生成部
52 コロニーカウント部
53 表示部
60 フィルム培地送出手段

Claims (4)

  1. 微生物によるコロニーを培養するよう構成された培地を有するフィルム培地を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置にて撮像する前記フィルム培地を複数積層した状態で収納するフィルム培地用第1カセットと、
    前記フィルム培地用第1カセットから送り出された撮像済のフィルム培地を受け取り、前記撮像済のフィルム培地を積層した状態で収納するフィルム培地用第2カセットと、を備え
    前記フィルム培地用第1カセットは、積層された複数の前記フィルム培地の積層された状態を保持するためのフィルム培地用第1保持部材を有し、
    前記フィルム培地用第2カセットは、積層された複数の前記撮像済のフィルム培地の積層された状態を保持するためのフィルム培地用第2保持部材を有し、かつ、撮像済フィルム培地用受取口を有することを特徴とするフィルム培地用スキャナ装置。
  2. 前記フィルム培地用第1カセットと前記フィルム培地用第2カセットとの間に前記撮像装置にて撮像された最上層のフィルム培地を前記フィルム培地用第1カセット内から送り出すフィルム培地送出手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のフィルム培地用スキャナ装置。
  3. 前記フィルム培地用第1保持部材の一部に開口を有し、前記開口から前記撮像済のフィルム培地が、送り出されることを特徴とする請求項1または2記載のフィルム培地用スキャナ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載のフィルム培地用スキャナ装置と、
    前記フィルム培地用スキャナ装置の前記撮像装置に接続され、前記撮像装置からの情報に基づいて画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部で生成された画像からフィルム培地の培地のコロニーの数をカウントするコロニーカウント部と、を備えたことを特徴とするコロニーカウント装置。
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