JP6307676B2 - 放電電極 - Google Patents
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Description
このような装置で、高電圧が印加される放電電極は、使用によって劣化するため、それを交換できるように、放電電極を装置本体側にねじ結合によって着脱自在にしたものも知られている。例えば、放電電極針の外周に直接雄ねじを形成して、それを指で回して高電圧プレートのねじ孔にねじ止めるものがある。
このような不均一な帯電処理では、例えば静電気を利用して異物を捕獲するフィルター部材を処理した場合、フィルター部材に、異物の吸着力が弱くなる部分ができてしまう。そのため、フィルターとしての機能を十分に果たせないことが起こってしまう。
この放電電極は、雄ねじ部3を、帯電装置の高電圧バー4に形成したねじ孔4aにねじ止めして固定するものである。上記高電圧バー4は、絶縁材料からなるケーシング5内に、絶縁材6を介して固定され、図示しない高電圧電源と接続される。
そして、上記高電圧バー4に、所定の間隔を保って上記ねじ孔4aを形成しておけば、図9に示すように六角形のフランジ部1を備えた多数の放電電極を整列させることができる。
なお、図8、9に示すような放電電極に関する文献は見つからなかった。
そのため、針部2,2間距離L1は、フランジ部の寸法よりもかなり大きくなり、上記針部2をそれほど高密度に配置することはできなかった。
しかし、図9のように、フランジ部1を六角形にした従来の放電電極では、上記したように、高電圧バー4に配置する針部2,2間距離L1を小さくすることはできなかったので、均一なイオン生成は難しかった。
また、上記六角形のフランジ部1の外周は、工具でしっかり保持できるように六角の角1aが尖って方が有利であるが、このような角1aからは放電が起こりやすい。この角1aから異常放電が起こらないようにするためには、上記角1aと外部アースとの距離を大きくする必要がある。そのため、上記フランジ部1の外周と絶縁体からなるケーシング5の側壁5aとの距離aを大きくしなければならなかった。そのため、針部2を高密度に配置できないうえに、装置全体が大きくなってしまうという問題もあった。
この発明の目的は、先端位置を一定にした針部を、給電部材に高密度に配置できる放電電極を提供することである。
なお、上記外周円のほぼ中心から突出した針部とは、放電電極の製造過程において針部を設ける際に、外周円の中心からわずかにずれてしまった針部も含むということであり、意図的に外周円の中心からずらした位置に針部を設けるということではない。
また、針部がフランジ部の円の中心に位置しているので、円の中心を回転中心としてねじを回したとき、ねじの回転角度によらず針部の位置が一定になる。そのため、針部間距離を一体に保つことができる。
また、フランジ部が給電部材に接触するまでねじを締めることによって、全ての放電電極の雄ねじ部の締め込み深さを一定にすることができる。そのため、針部の先端位置を一定に保つこともできる。
さらにまた、円形のフランジ部は、外周に放電しやすい尖った部分がないので、放電電極を絶縁体からなるケーシング内に設けた場合にも、ケーシングからフランジ部外周までの距離をそれほど大きくする必要がなく、装置を小型化することもできる。
このような放電電極を用いた帯電装置は、均一な高密度帯電処理ができるため、例えば、静電フィルター部材などの処理に最適である。
上記支持部材9を構成するフランジ部7と雄ねじ部8とは、フランジ部7の外形円の中心を通る軸線を共通の回転軸とし、支持部材9は、上記回転軸に沿って支持部材9を貫通する軸方向孔9aを備えている。
このような放電電極も、従来と同様、図2に示すように、雄ねじ部8を給電部材である高電圧バー4に形成したねじ孔4aにねじ込むことで固定し、フランジ部7を高電圧バー4に接触するまでねじ込むことによって、高電圧バー4から針部10aの先端位置を一定にすることができる。なお、上記ねじ孔4aには、放電電極を取り付けるためのこの発明の取付け用雌ねじが形成されていている。
また、この第1実施形態において、図8,9に示す従来例と同じ構成要素には従来例と同じ符号を用いている。
そして、上記凹部11に、六角棒レンチのようなねじ回し工具を差し込めば、雄ねじ部8を回すことができる。この凹部11が、この発明の工具差し込み用の凹部であり、工具掛けとめ部である。ただし、ここで用いる工具は、六角棒レンチの中心内部に、針部10aを収容可能な軸方向凹部が形成されたものである。
実際には、直径が約2[mm]の雄ねじ部8に直径4[mm]のフランジ部7を設け、針部10a,10a間距離L2を5[mm]にした帯電装置を実現している。
また、図3では、第1実施形態の放電電極針を1列に配置しているが、図4に示すように2列に配置したり、あるいは3列以上配置したりすれば、より高濃度なイオンを均一に生成することができる。
なお、この第1実施形態では、針部材10と支持部材9とを別部材にし、針部材10を軸方向孔9aに圧入することで放電電極を形成するようにしているが、放電電極の形成方法はこれに限らない。例えば、フランジ部7に形成した凹部11の底面に針部10aを起立させて溶接などで固定するようにしてもよい。
ただし、この第1実施形態のように、支持部材9の軸方向孔9aに針部材10を圧入して放電電極を形成するようにすれば、フランジ部7からの針部10aの突出長さhを変えた放電電極を、同一部品を用いて形成することもできる。つまり、部品の共通化が可能になるというメリットがある。
その他の構成は、上記第1実施形態と同じであり、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を用い、以下の説明にも図2,3を参照する。
したがって、この第2実施形態の放電電極は、上記凹部12,12にねじ回し用の工具を差し込んで回すことによって、上記高電圧バー4のねじ孔4aにねじ止めることができる(図2参照)。
この第2実施形態においても、フランジ部7の外形が円形で、工具差し込み用の凹部12,12が上記フランジ部7の外円の内側に形成されているため、図3に示す第1実施形態と同様に、隣り合うフランジ部7,7間に工具のための隙間が必要なく、針部10aを高密度に配置することができる。
また、フランジ部7の外周に放電しやすい尖った部分がないので、フランジ部7の外周とケーシング5までの距離bを短くすることもできる(図3参照)。
例えば図7に示す第3実施形態では、円形のフランジ部7の針部10a側の面7b上に一対の工具掛け止め用の凸部16,16を形成している。この凸部16,16にねじ回し工具をひっかけてねじを回すようにしている。このような凸部16,16を回す場合には、図6に示す差し込み部14の先端に、上記凸部16に一致する凹部を備えた工具を用いるようにすればよい。上記工具掛け止め用の凸部16,16以外の構成は、図1に示す第1実施形態と同じである。
この第3実施形態の放電電極も、フランジ部7の外周にねじ回し用の工具を嵌める必要がないので、隣り合うフランジ部7の外周同士を接近させて設けることができ、多数の針部10aを高密度に配置することができる点は、上記他の実施形態と同じである。
ただし、工具掛け止め用の凸部は、その凸部外周に、尖った部分がない形状にすることが好ましい。外周に尖った部分があると、尖った部分がない場合と比べて異常放電の可能性が高くなるため、上記ケーシング5までの距離を大きくしなければならなくなるからである。
一方、工具掛け止め用の凸部には、ねじを回し用の工具と密着して回転力を受ける面が必要である。そこで、工具掛け止め用の凸部としては、例えば、工具に接触する平面を備えながら、他の部分を曲面にしたり、角を丸くしたりした形状が好ましいものと考えられる。
4a ねじ孔
7 フランジ部
8 雄ねじ部
9 支持部材
9a 軸方向孔
10 針部材
10a 針部
11 (工具差し込み用の)凹部
12 (工具差し込み用の)凹部
16 (工具掛け止め用の)凸部
Claims (4)
- 高電圧を印加する給電部材に取り付け、イオンを生成する帯電あるいは除電装置用の放電電極であって、
外周が円形のフランジ部と、
このフランジ部の一方の面の外周円の中心もしくはほぼ中心から突出した針部と、
上記フランジ部を介して上記針部と反対側に設け、上記給電部材に形成された取付け用雌ねじに結合するための雄ねじ部とからなり、
上記フランジ部は、上記針部側の面において、その外周円の内側に、ねじ回し用工具を掛けとめるための工具用掛けとめ部を備えたことを特徴とする放電電極。 - 上記フランジ部における雄ねじ部側の面から、上記針部の先端までの長さを所定長さに設定した請求項1に記載の放電電極。
- 上記工具用掛けとめ部は、上記フランジ部の針部側の面に形成した工具差し込み用の凹部からなる請求項1又は2に記載の放電電極。
- 上記フランジ部及び雄ねじ部からなる支持部材と、
この支持部材と別体の針部材とを備え、
上記支持部材に、上記フランジ部の外周円の中心もしくはほぼ中心を通る軸方向孔を形成するとともに、この軸方向孔に上記針部材を圧入して上記針部を構成した請求項1〜3のいずれか1に記載の放電電極。
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