JP6306497B2 - 井戸水の溶存酸素除去システム及び溶存酸素除去方法 - Google Patents

井戸水の溶存酸素除去システム及び溶存酸素除去方法 Download PDF

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Description

本発明は、井戸水の溶存酸素除去システム及び溶存酸素除去方法に関する。
従来、井戸に対して注水又は揚水することにより地下水位を変化させることが行われている。例えば、山留め工事では掘削現場に設けた揚水井戸から地下水を揚水し、他の場所に設けた注水井戸(リチャージ井戸)から地下水を土中に戻している。また、注水又は揚水することによって地下水の流れを制御することができるため、汚染土壌対策においても、汚染域の浄化や拡散防止を目的として注水又は揚水が行われている。
注水井戸及び揚水井戸を使用し続けていると、井戸水に含まれる微粒子(細粒分、有機物、微生物等)、及び井戸水の溶存酸素によって形成される酸化物(酸化鉄、酸化カルシウム等)等により、井戸内構造物や帯水層内部に目詰まりが生じてくる。目詰まりが生じると注水又は揚水を行うことが困難になるため、時々、逆方向に通水することによってこれらの目詰まりを解消することが行われている。
また、目詰まりを防止する方法も考案されている。例えば特許文献1に開示された水処理装置では、山留め工事において揚水した井戸水を他の場所に設けた注水井戸から土中に戻すに際し、揚水した井戸水を地上の設備で濾過及び脱気することによって、井戸水に含まれる微粒子及び溶存酸素を除去している。
特開平10−34134号公報
しかしながら、特許文献1の水処理装置は、揚水井戸における揚水前の井戸水、及び、注水井戸における注水後の井戸水は処理対象とされていないため、溶存酸素に起因する井戸内構造物や帯水層内部の目詰まりが依然として生じ得る。
そこで本発明は、井戸水の溶存酸素に起因する井戸内構造物又は帯水層内部の目詰まりを一層防止することができる井戸水の溶存酸素除去システム、及び溶存酸素除去方法を提供することを目的とする。
本発明は、井戸水を擁し、注水又は揚水が行われる井戸と、一端が井戸内に挿入された脱気管と、脱気管の他端と連通し、一端から脱気管内に井戸水を所定の高さまで引き上げる真空ポンプと、を備える、井戸水の溶存酸素除去システムを提供する。
この溶存酸素除去システムにおいて真空ポンプを稼働させると、脱気管の一端から脱気管内に井戸水が引き上げられ、減圧の程度に応じた水頭圧相当の高さで脱気管内の水面が停止する。そして、減圧に伴い井戸水の溶存酸素が井戸水から脱気され、脱気管内の水面から出て行く。この溶存酸素除去システムは、井戸内の井戸水を直接の脱気対象としているため、従来の溶存酸素除去システムと比べて井戸水の溶存酸素を低減することができ、井戸水の溶存酸素に起因する井戸内構造物又は帯水層内部の目詰まりを一層防止することができる。
ここで、脱気管は、真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内に引き上げられる井戸水の当該脱気管内における水面高さを挟む高さ範囲に、内径が拡幅された拡幅部を有することが好ましい。真空ポンプによる減圧が進むと、溶存酸素が脱気されると共に、井戸水の一部が気化して体積が膨張する。脱気管に拡幅部を設けて内容積を大きくし、且つ、脱気管内における水面を拡幅部内に位置させることで、気液分離が容易となり、井戸水の気化による脱気管の内圧の変化にともなう水位の変化を緩和することもできる。
脱気管の一端は、井戸内における井戸水の水面下に位置していることが好ましい。仮に、一端が井戸水の水面に達していなければ、真空ポンプの稼働後、脱気管から井戸水が引き上げられるようになるためには、井戸内の空気を吸込みながら帯水層から地下水が井戸内に浸入して井戸内の水位が当該一端が水面下に位置するようになるまで上昇することを待たなければならない。このとき、井戸内の水位が大きく変動する。一端があらかじめ井戸水の水面下に位置していれば、こうした井戸内の水位の変動が小さく抑えられる。
本発明の溶存酸素除去システムは、その一態様として、脱気管は、一端から他端の間の位置から分岐し、端部が井戸内に挿入された分岐管を有し、脱気管又は分岐管は、真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内又は当該分岐管内に引き上げられる井戸水の当該脱気管内又は当該分岐管内における水面高さよりも低い位置に、当該脱気管内又は当該分岐管内を流通する井戸水を移送する移送ポンプを有するように構成してもよい。この溶存酸素除去システムによれば、移送ポンプの稼働により、脱気管と分岐管との間で井戸水の流通方向が逆向きになりながら、井戸水が一方向に循環する。これにより、井戸水のうち、溶存酸素が十分に低減された部分と、まだ十分に低減されていない部分とが入れ替わるように井戸水が撹拌されるため、井戸水全体から溶存酸素を効率的に脱気することができる。
また、本発明の溶存酸素除去システムは、その一態様として、脱気管は、真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内に引き上げられる井戸水の当該脱気管内における水面高さを挟む高さ範囲に、内径が拡幅された拡幅部を有し、一端が井戸内に挿入され、他端が水面高さよりも低い位置において拡幅部内に突き出している流通管を更に備えるように構成してもよい。拡幅部内の井戸水は、減圧により温度が低下するため、密度が増大する。密度が増大した井戸水には脱気管内を下降する駆動力が生じ、その下降に伴って、井戸内の井戸水は流通管内を上昇して拡幅部内に案内される。すなわち、脱気管と流通管との間で井戸水が一方向に循環する流れが生じる。従って、この溶存酸素除去システムによれば、井戸水の循環のための特別の駆動源を用いることなく、井戸水全体から溶存酸素を効率的に脱気することができる。
また、本発明の溶存酸素除去システムは、その一態様として、井戸は、注水管により注水が行われる注水井戸であり、注水管は、脱気管に接続されていてもよい。この溶存酸素除去システムでは、脱気管の一部が注水管を兼ねるため、注水井戸の構造が単純化される。
また、本発明の溶存酸素除去システムは、その一態様として、井戸は、揚水管により揚水が行われる揚水井戸であってもよい。これによれば、井戸水の溶存酸素に起因する井戸内構造物や揚水ポンプの目詰まりを一層防止することができる。
また、本発明は、井戸水を擁し、注水又は揚水が行われる井戸に対して、脱気管の一端を井戸内に挿入し、真空ポンプを用いて脱気管の一端から脱気管内に井戸水を所定の水頭圧相当の高さまで引き上げる、井戸水の溶存酸素除去方法を提供する。この方法によれば、真空ポンプによる減圧に伴い井戸水の溶存酸素が気化し、井戸水から脱気される。この方法では、井戸内の井戸水を直接の脱気対象としているため、従来の溶存酸素除去システムと比べて井戸水の溶存酸素を低減することができ、井戸水の溶存酸素に起因する井戸内構造物又は帯水層内部の目詰まりを一層防止することができる。
本発明によれば、井戸水の溶存酸素に起因する井戸内構造物又は帯水層内部の目詰まりを一層防止することができる井戸水の溶存酸素除去システム、及び溶存酸素除去方法を提供することができる。
第1の実施形態に係る溶存酸素除去システムを示す図である。 第1の実施形態に係る溶存酸素除去システムの使用状態を示す図である。 第2の実施形態に係る溶存酸素除去システムの使用状態を示す図である。 第3の実施形態に係る溶存酸素除去システムの使用状態を示す図である。 第4の実施形態に係る溶存酸素除去システムを示す図である。 第4の実施形態に係る溶存酸素除去システムの使用状態を示す図である。 第5の実施形態に係る溶存酸素除去システムの使用状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本明細書において、「井戸水」とは、地下水のうち井戸内に浸み出て留まっている水、及び、注水されて井戸内に留まっている水、更には、真空ポンプの稼働によって井戸内から脱気管内に引き上げられている水をいう。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態として、図1及び図2を参照しながら、注水井戸内の井戸水の溶存酸素を除去するシステムについて説明する。図1に示されたとおり、本実施形態の溶存酸素除去システム1Aは、注水に用いる注水管が取り付けられた注水井戸2、注水井戸2に挿入された脱気管3、及び、脱気管3に接続された真空ポンプ4を備えたものである。注水管は図示を省略している。
注水井戸2は、地下水を湛える帯水層の深さまで地面を掘られて形成されたものであり、内部に井戸水Wを擁している。注水井戸2の内壁面は、崩落を防ぐために井戸内構造物で覆われている。井戸内構造物としては、帯水層よりも浅い地層(例えば、粘土層のように地下水の流れがない層)においては鉄板21が用いられ、帯水層においては網目状のストレーナー22が用いられている。注水時、井戸水Wはストレーナー22を介して帯水層へ浸入する。
注水井戸2の上部は、脱気管3が貫通した蓋23によって密閉されている。蓋23には、注水井戸2内の気圧を調整するための開放弁V1が取り付けられている。
脱気管3は、その長さ方向が鉛直方向を向くように、注水井戸2の内外にわたって延在して取り付けられている。脱気管3の一端(下端)31は、蓋23を貫通して下方に延びるように注水井戸2内に挿入され、井戸水Wの水面下に位置している。脱気管3の他端(上端)32は、地上部分において、真空ポンプ4に接続されている。
脱気管3の横断面形状は円形であることが好ましく、その内径は、1cm〜5cmであることが好ましい。
脱気管3は、真空ポンプ4を稼働させたときに当該脱気管3内に引き上げられる井戸水Wの当該脱気管3内における水面高さを挟む高さ範囲(図2も参照)に、内径が拡幅された拡幅部33を有している。本実施形態では、拡幅部33は地上部分に存在している。
拡幅部33の横断面形状は円形であることが好ましく、その内径は、5cm〜30cmであることが好ましい。或いは、拡幅部33の内径は、拡幅部33以外の部分の内径の3倍〜10倍であることが好ましい。
脱気管3は、拡幅部33よりも上方の位置において、脱気管3内の気圧を調整するための開放弁V2を有している。
脱気管3の他端32には、真空ポンプ4が接続されており、脱気管3と真空ポンプ4とが互いに連通されている。脱気管3は他端32に近い位置に、真空ポンプ4との連通を遮断するためのバルブV3が設けられている。
次に、溶存酸素除去システム1Aを用いた井戸水Wの溶存酸素除去方法について説明する。開放弁V1,V2及びバルブV3を閉じた状態で真空ポンプ4を稼働させ、バルブV3を開放すると、図2に示されたとおり、脱気管3の一端31から脱気管3内に井戸水Wが引き上げられ、減圧の程度に応じた水頭圧相当の高さまで引き上げられたところで、脱気管3内の水面が停止する。停止した水面は、拡幅部33内に位置する。
井戸水Wが脱気管3内に引き上げられると、引き上げられた体積の分、注水井戸2内の水位が低下するが、脱気管3の一端31は、それでも井戸水Wの水面下に位置している。
ここで、注水井戸2内の水面を基準とした脱気管3内の水面の高さ(h)は、最大で約10m(真空ポンプ4による減圧で絶対圧が略0kPaとなった場合の水頭圧)となる。
そして、減圧に伴い井戸水Wの溶存酸素が井戸水Wから脱気され、脱気管3内の水面から出て行く。脱気された井戸水Wは、溶存酸素の低下に基づき、井戸水Wに残存する酸素の濃度拡散によって順次脱気されてゆく。また、脱気管3内では、井戸水Wの密度差の変化に基づく対流が起こり、井戸の下部に溜まっている井戸水Wが脱気管3内に案内されて脱気が促進される。
脱気時間は、井戸水Wの量及び溶存酸素の量によって変動するものの、概ね1分〜10分が好ましい。脱気を終了させるときは、バルブV3を閉じて真空ポンプ4を停止させ、開放弁V1,V2の開閉を調節して脱気管3内及び注水井戸2内の気圧を元に戻す。これに伴い、脱気管3内に引き上げられていた井戸水Wは下降し、水面の位置が図1の状態に戻る。
溶存酸素除去システム1Aは、注水井戸2内の井戸水Wを直接の脱気対象としているため、従来の溶存酸素除去システムと比べて井戸水Wの溶存酸素を低減することができ、井戸水Wの溶存酸素に起因する井戸内構造物(ここではストレーナー22)又は帯水層内部の目詰まりを一層防止することができる。また、ストレーナー22が溶存酸素の影響で錆びることも防止することができる。
また、溶存酸素除去システム1Aは、真空ポンプ4による減圧が進むと、溶存酸素が脱気されると共に、井戸水の一部が気化して体積が膨張する。ここで、脱気管3は内径が拡幅されて内容積が大きくされた拡幅部33を有し、且つ、脱気管3内における水面が拡幅部33内に位置しているので、気液分離が容易となり、井戸水Wの気化による脱気管3の内圧の変化にともなう水位の変化が緩和される。
また、本実施形態では脱気管3の一端31が注水井戸2内の井戸水Wの水面下に位置しているため、一端31が水面下にない場合と比べて、井戸水Wの水位への影響を小さく抑えることができる。すなわち、仮に、一端31が井戸水Wの水面に達していなければ、真空ポンプ4の稼働後、脱気管3から井戸水Wが引き上げられるようになるためには、注水井戸2内の空気を吸込みながら帯水層から地下水が注水井戸2内に浸入して注水井戸2内の水位が一端31が水面下に位置するようになるまで上昇することを待たなければならない。このとき、注水井戸2内の水位が大きく変動する。一端31があらかじめ井戸水Wの水面下に位置していれば、こうした注水井戸2内の水位の変動が小さく抑えられる。
なお、注水井戸2に対する注水は、脱気中にも行うことができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について説明する。図3に示されたとおり、第2の実施形態の溶存酸素除去システム1Bが第1の実施形態の溶存酸素除去システム1Aと異なる点は、脱気管3が分岐管3aを有する点、及び、分岐管3aに移送ポンプ34が取り付けられ、脱気管3と共に井戸水Wの循環を積極的に行う点である。
本実施形態の脱気管3は、その拡幅部33の最下部33aにおいて分岐した分岐管3aを有している。分岐管3aは、脱気管3と並走するようにして下方へ延び、蓋23を貫通して注水井戸2内に進入し、更には端部31aが井戸水Wの水面下に達している。換言すれば、脱気管3のうち拡幅部33よりも下方の部分と分岐管3aとは、いずれも上端は拡幅部33の最下部33aに開口し、下端31,31aは井戸水Wの水面下に位置している。拡幅部33の最下部33aと脱気管3の下端31,31aとの距離は、10mを超えない長さとされている。
分岐管3aの途中の地上部分には、分岐管3a内を流通する井戸水Wを移送する移送ポンプ34が取り付けられている。なお、この取り付け高さは、真空ポンプ4を稼働させたときに分岐管3a内に引き上げられる井戸水Wの分岐管3a内における水面高さよりも低い位置にあたる。
移送ポンプ34の種類としては、水を移送することができるものであれば種類を問わない。ここでは、移送ポンプ34は、井戸水Wを上方へ移送する向きに取り付けられている。
この溶存酸素除去システム1Bでは、真空ポンプ4の稼働によって溶存酸素が脱気されている時に移送ポンプ34を稼働させれば、分岐管3a内を流通する井戸水Wが上方へ移送され、拡幅部33内へ案内される。これと入れ替わるようにして、拡幅部33内の井戸水Wは、脱気管3内を下降し、注水井戸2中へ戻る。すなわち、脱気管3と分岐管3aとの間で井戸水Wの流通方向が逆向きになりながら(図3の矢印を参照)、井戸水Wが一方向に循環する。これにより、井戸水Wのうち、溶存酸素が十分に低減された部分と、まだ十分に低減されていない部分とが入れ替わるように井戸水Wが撹拌されるため、井戸水W全体から溶存酸素を効率的に脱気することができる。
本実施形態では、脱気管3内の井戸水Wの通流方向が一方向に定まるため、特に脱気管3の内径が小さい場合等、第1の実施形態において酸素の濃度拡散や自然対流が形成されにくい場合に有用である。
なお、上記説明では、移送ポンプ34によって分岐管3a内を流通する井戸水Wが上方へ移送される態様を示したが、井戸水Wを下方へ移送するように構成してもよい。また、上記説明では分岐管3aに移送ポンプ34が取り付けられた態様を示したが、同様の高さ位置における脱気管3のほうへ移送ポンプ34を取り付けた態様としてもよい。
また、上記説明では、分岐管3aが一本である態様を示したが、分岐管3aは複数本であってもよい。また、上記実施形態では、拡幅部33よりも下方且つ脱気時の脱気管3内の水面よりも下方の位置において分岐管3aが分岐している態様を示したが、分岐管3aは、例えば拡幅部33よりも上方の位置において分岐していてもよい。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について説明する。図4に示されたとおり、第3の実施形態の溶存酸素除去システム1Cが第1の実施形態の溶存酸素除去システム1Aと異なる点は、脱気管3の他に流通管5を有する点、及び、地上部分の構造物の一部が断熱材6で覆われている点である。
本実施形態の溶存酸素除去システム1Cが備えている流通管5は、長さ方向が鉛直方向を向くように配置され、その下端51は蓋23を貫通して注水井戸2内に挿入され、水面下において脱気管3の一端31と同じ高さに位置している。流通管5の上端52は、拡幅部33の最下部33aを貫通して拡幅部33内に突き出しており、真空ポンプ4を稼働させたときに拡幅部33内に引き上げられる井戸水Wの拡幅部33内における水面高さよりも低い位置に到達している。
溶存酸素除去システム1Cが備える地上部分の構造物のうち、脱気管3の拡幅部33及び拡幅部33より下方の部分、並びに流通管5は、断熱材6に覆われている。断熱材6の素材としては、例えばグラスウール、コンクリートを使用することができる。
この溶存酸素除去システム1Cでは、真空ポンプ4の稼働によって拡幅部33内の井戸水Wは、減圧により温度が低下するため、密度が増大する。密度が増大した井戸水Wには脱気管3内を下降する駆動力が生じ、その下降に伴って、注水井戸2内の井戸水Wは流通管5内を上昇して拡幅部33内に案内される(図4の矢印参照)。すなわち、脱気管3と流通管5との間で井戸水Wが一方向に循環する流れが生じる。従って、この溶存酸素除去システム1Cによれば、井戸水Wの循環のための特別の駆動源を用いることなく、井戸水W全体から溶存酸素を効率的に脱気することができる。
また、断熱材6によって脱気管3及び流通管5の一部が覆われていることから、減圧により冷却された拡幅部33内の井戸水Wが保温されるため、密度が増大した井戸水W下降の駆動力が維持されやすい。
なお、本実施形態では、断熱材6に覆われている部分の井戸水Wが冷却されすぎて凝結しないように、当該井戸水Wの温度を監視する温度監視センサ、及び、当該監視部分の井戸水が冷却されすぎた場合に熱を供給して井戸水Wを加温する加温手段を設けてもよい。
また、上記説明では、溶存酸素除去システム1Cが流通管5を一本備える態様を示したが、流通管5を複数本備えていてもよい。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について説明する。図5及び図6に示されたとおり、第4の実施形態の溶存酸素除去システム1Dが第1の実施形態の溶存酸素除去システム1Aと異なる点は、脱気管3に注水管7が接続されている点である。
本実施形態の脱気管3は、拡幅部33を有する位置よりも上方の位置において、注水管7が接続されている。注水管7の他端は注水ポンプ(図示せず)に接続されており、脱気管3との接続部と注水ポンプとの間には、バルブV4が設けられており、これにより注水の実施と停止とを切替えることができる。また、注水管7のうち、脱気管3との接続部とバルブV4との間には、排水弁V5が設けられている。排水弁V5を開放することにより、注水管7に溜まっている水を排水することができ、同時に注水管7内及び脱気管3内の気圧を調整することができる。
図5は、注水井戸2に対して注水が行われている様子を示している。開放弁V1,V2、バルブV3及び排水弁V5を閉じ、バルブV4を開いた状態で注水ポンプを稼働させると、水が注水管7から供給されて、脱気管3内を満たしながら進入し(図5の矢印参照)、注水井戸2内に到達する。
図6は、井戸水Wの脱気を行っている様子を示している。図5に示された注水の状態から図6に示された脱気の状態に移行するには、バルブV4を閉じて注水ポンプを停止し、排水弁V5を開いて注水管7内に溜まっている水を排水し、排水弁V5を閉じる。その後、第1の実施形態と同様の脱気手順を踏む。
この溶存酸素除去システム1Dでは、脱気管3の一部が注水管7を兼ねているため、注水井戸2の構造が単純化される。
なお、上記説明では、注水管7が拡幅部33を有する位置よりも上方の位置において接続されている態様を示したが、注水管7が拡幅部33を有する位置よりも下方の位置(すなわち、脱気中の脱気管3内の水面よりも下方)において接続されていてもよい。
<第5の実施形態>
本発明の第4の実施形態として、図7を参照しながら、揚水井戸内の井戸水の溶存酸素を除去するシステムについて説明する。図7に示されたとおり、第5の実施形態の溶存酸素除去システム1Eが第1の実施形態の溶存酸素除去システム1Aと異なる点は、脱気対象が注水井戸ではなく揚水井戸8であって、注水に用いる注水管の代わりに揚水に用いる揚水管9を有する点、及び、脱気管3の形状に特徴を有する点である。
揚水井戸8には、揚水管9が取り付けられている。揚水管9の地上部分には揚水ポンプ91が取り付けられており、揚水井戸8の内部へ延びる端部は井戸水Wの水面下に位置している。汲み上げられる井戸水Wに含まれる微粒子が揚水ポンプ91に過度に取り込まれないように、揚水管9の端部には微粒子の吸込みを防止するストレーナー92が巻かれている。
脱気管3は、井戸水Wに浸かった部分の側面において開口部35を有する。開口部35は、脱気管の内側から外側への一方向のみに水が流れうる逆止弁により構成されていることが好ましい。
脱気管3の拡幅部33は、第1の実施形態における拡幅部よりもその高さ幅が大きくされており、拡幅部33の下端側が蓋23を貫通して揚水井戸8内に進入している。拡幅部33の高さは、直径の3倍〜10倍であることが好ましい。
溶存酸素除去システム1Eによれば、井戸水Wの溶存酸素に起因する井戸内構造物(ここでは揚水管9のストレーナー92)や揚水ポンプ91の目詰まりを一層防止することができる。
また、一般に揚水井戸では、帯水層から浸みだしてくる地下水の揚水を断続的に繰り返しているが、実施期間が長くなるにつれて、井戸内の底部に滞留部分が生じてくる。この滞留部分には、地下水に由来する微粒子が溜まっており、これを大量に含む井戸水Wが揚水されると、揚水管9のストレーナー92や揚水ポンプ91に目詰まりを生じる原因となり得る。従って、微粒子等の目詰まり要因物質が溜まる前に、早期に排出しておくことが望まれる。
ここで、本実施形態の溶存酸素除去システム1Eでは、脱気管3が井戸水Wに浸かった部分の側面において開口部35を有しているため、脱気終了後に脱気管3内及び揚水井戸8内の気圧を大気圧に戻し、脱気管3内の井戸水Wが揚水井戸8内に下降する際に、下端31からのみならず、開口部35を通じて脱気管3の外側へ向う水流が生じる。この水流により、揚水井戸8内の滞留部分が撹拌されて微粒子が拡散し、微粒子の濃度が薄められる。そして、微粒子が揚水管9によって排出されやすくなり、揚水管9のストレーナー92や揚水ポンプ91に目詰まりを生じることが抑制される。またここで、本実施形態では拡幅部33の容積が第1の実施形態の拡幅部33の容積よりも大きくされているため、上記開口部35からの水流の量が多くなり、当該水流による揚水井戸8内の滞留部分の撹拌効率が高められている。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記各実施形態は、適宜組み合わせて実施することができる。例えば、第2の実施形態、第3の実施形態及び第4の実施形態は注水井戸に対する適用例を示したが、これらの構成を揚水井戸に対して適用することもできる。
また、上記各実施形態では、脱気管3の一端31が井戸水Wの水面下に位置している態様を示したが、当該一端31は、水面よりも高い位置に位置してもよい。
また、上記各実施形態では、井戸の上部が蓋23で密閉された態様を示したが、井戸は上部が開放されていてもよい。
また、拡幅部は必ずしも地上部にある必要は無い。
また、上記各実施形態では、注水管又は揚水管を常時備えている態様を示したが(ただし、第1の実施形態〜第3の実施形態では図示を省略している)、脱気時に注水管又は揚水管を脱気管と差替えて使用する態様としてもよい。
1A,1B,1C,1D,1E…溶存酸素除去システム、2…注水井戸、3…脱気管、3a…分岐管、4…真空ポンプ、5…流通管、6…断熱材、7…注水管、8…揚水井戸、9…揚水管、31…脱気管の下端(一端)、31a…分岐管の下端(端部)、32…脱気管の上端(他端)、33…拡幅部、34…移送ポンプ、51…流通管の下端(一端)、52…流通管の上端(他端)、W…井戸水。

Claims (11)

  1. 井戸水を擁し、注水又は揚水が行われる井戸と、
    一端が前記井戸内に挿入された脱気管と、
    前記脱気管の他端と連通し、前記一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の高さまで引き上げる真空ポンプと、を備え
    前記脱気管は、前記真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内に引き上げられる前記井戸水の当該脱気管内における水面高さを挟む高さ範囲に、内径が拡幅された拡幅部を有し、
    前記所定の高さは、前記真空ポンプによる減圧の程度に応じた水頭圧相当の高さである、井戸水の溶存酸素除去システム。
  2. 前記一端は、前記井戸内における前記井戸水の水面下に位置している、請求項1記載の井戸水の溶存酸素除去システム。
  3. 井戸水を擁し、注水又は揚水が行われる井戸と、
    一端が前記井戸内に挿入された脱気管と、
    前記脱気管の他端と連通し、前記一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の高さまで引き上げる真空ポンプと、を備え、
    前記脱気管は、前記一端から前記他端の間の位置から分岐し、端部が前記井戸内に挿入された分岐管を有し、
    前記脱気管又は前記分岐管は、前記真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内又は当該分岐管内に引き上げられる井戸水の当該脱気管内又は当該分岐管内における水面高さよりも低い位置に、当該脱気管内又は当該分岐管内を流通する前記井戸水を移送する移送ポンプを有する、井戸水の溶存酸素除去システム。
  4. 前記脱気管は、前記真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内に引き上げられる前記井戸水の当該脱気管内における水面高さを挟む高さ範囲に、内径が拡幅された拡幅部を有する、請求項3記載の井戸水の溶存酸素除去システム。
  5. 井戸水を擁し、注水又は揚水が行われる井戸と、
    一端が前記井戸内に挿入された脱気管と、
    前記脱気管の他端と連通し、前記一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の高さまで引き上げる真空ポンプと、を備え、
    前記脱気管は、前記真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内に引き上げられる井戸水の当該脱気管内における水面高さを挟む高さ範囲に、内径が拡幅された拡幅部を有し、
    一端が前記井戸内に挿入され、他端が前記水面高さよりも低い位置において前記拡幅部内に突き出している流通管を更に備える、井戸水の溶存酸素除去システム。
  6. 前記一端は、前記井戸内における前記井戸水の水面下に位置している、請求項3〜5のいずれか一項記載の井戸水の溶存酸素除去システム。
  7. 前記井戸は、注水管により注水が行われる注水井戸であり、
    前記注水管は、前記脱気管に接続されている、請求項1又は2記載の井戸水の溶存酸素除去システム。
  8. 前記井戸は、揚水管により揚水が行われる揚水井戸である、請求項1又は2記載の井戸水の溶存酸素除去システム。
  9. 井戸水を擁し、注水又は揚水が行われる井戸と、一端が前記井戸内に挿入された脱気管と、前記脱気管の他端と連通し、前記一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の高さまで引き上げる真空ポンプと、を備え、前記脱気管は、前記真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内に引き上げられる前記井戸水の当該脱気管内における水面高さを挟む高さ範囲に、内径が拡幅された拡幅部を有し、前記所定の高さは、前記真空ポンプによる減圧の程度に応じた水頭圧相当の高さである井戸水の溶存酸素除去システムを用いる、井戸水の溶存酸素除去方法であって、
    前記真空ポンプを用いて前記脱気管の一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の水頭圧相当の高さまで引き上げる、井戸水の溶存酸素除去方法。
  10. 井戸水を擁し、注水又は揚水が行われる井戸と、一端が前記井戸内に挿入された脱気管と、前記脱気管の他端と連通し、前記一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の高さまで引き上げる真空ポンプと、を備え、前記脱気管は、前記一端から前記他端の間の位置から分岐し、端部が前記井戸内に挿入された分岐管を有し、前記脱気管又は前記分岐管は、前記真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内又は当該分岐管内に引き上げられる井戸水の当該脱気管内又は当該分岐管内における水面高さよりも低い位置に、当該脱気管内又は当該分岐管内を流通する前記井戸水を移送する移送ポンプを有する、井戸水の溶存酸素除去システムを用いる、井戸水の溶存酸素除去方法であって、
    前記真空ポンプを用いて前記脱気管の一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の水頭圧相当の高さまで引き上げる、井戸水の溶存酸素除去方法。
  11. 井戸水を擁し、注水又は揚水が行われる井戸と、一端が前記井戸内に挿入された脱気管と、前記脱気管の他端と連通し、前記一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の高さまで引き上げる真空ポンプと、を備え、前記脱気管は、前記真空ポンプを稼働させたときに当該脱気管内に引き上げられる井戸水の当該脱気管内における水面高さを挟む高さ範囲に、内径が拡幅された拡幅部を有し、一端が前記井戸内に挿入され、他端が前記水面高さよりも低い位置において前記拡幅部内に突き出している流通管を更に備える、井戸水の溶存酸素除去システムを用いる、井戸水の溶存酸素除去方法であって、
    前記真空ポンプを用いて前記脱気管の一端から前記脱気管内に前記井戸水を所定の水頭圧相当の高さまで引き上げる、井戸水の溶存酸素除去方法。
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