JP2011208363A - 井戸洗浄装置、井戸洗浄方法、井戸洗浄・浄化剤注入システムおよび井戸洗浄・浄化剤注入方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な機構で注入井戸の洗浄を行うことができ、しかも浄化剤の注入機構も併せ持つ井戸洗浄装置、井戸洗浄方法、井戸洗浄・浄化剤注入システムおよび井戸洗浄・浄化剤注入方法を提供する。
【解決手段】注入井戸に接続される井戸洗浄装置であって、測定装置により少なくとも注入量と圧力に基づき前記注入井戸に目詰まりの発生を検出した場合に、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と、前記汲み上げた地下水を開放する工程とを繰り返し行うことができる井戸洗浄部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】注入井戸に接続される井戸洗浄装置であって、測定装置により少なくとも注入量と圧力に基づき前記注入井戸に目詰まりの発生を検出した場合に、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と、前記汲み上げた地下水を開放する工程とを繰り返し行うことができる井戸洗浄部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、井戸洗浄装置、井戸洗浄方法、井戸洗浄・浄化剤注入システムおよび井戸洗浄・浄化剤注入方法に関する。
土壌・地下水汚染の浄化では、掘削除去より環境負荷・コストが小さい化学的・生物化学的浄化剤を汚染地層に注入する現位置浄化の手法が開発され実施されはじめた。化学的な手法では、フェントン試薬、過硫酸塩などを注入する手法、生物化学的な手法では、生物的な栄養剤を注入するバイオレメディエーションによるバイオスティミュレーション、バイオオーグメンテーションが検討・開発されている。いずれの手法においても対象地盤(帯水層)へ浄化剤を注入する工程が重要であり、液状の浄化剤を注入することが一般的に行われている。その浄化剤注入システムの設計にあたっては、水文地質構造等を事前に調査し、注入井戸構造や浄化剤の注入流量、注入方法等を決めていた。
注入井戸は、浄化の対象地盤区間にスクリーンを設置する構造となっている。そして、スクリーンの周りには、対象地盤の損壊防止と揚水した場合の防砂を目的として砂利や硅砂を充填し、地表水や他の帯水層の地下水が混入しないように適切なシールが施される。また、管材料からの汚染が生じない等に留意した構造としている。
このような注入井戸では設置後に、掘削に伴う孔壁の汚れを除去するため、大量の地下水を汲み上げて注入井戸の孔内洗浄を入念に行う必要がある。また、浄化剤の注入可能な流量の推定は、事前の水文地質構造調査の一環として実施し、揚水試験や透水試験等の結果から設計する。
また、浄化剤の注入方法は、浄化範囲や対象物質濃度などの浄化仕様から、事前の水文地質構造調査の結果により浄化効果の設計として最適化した浄化剤の希釈率や注入量、注入流量、注入期間等に応じ、高低差圧を利用した自然注入法やポンプ等を利用した加圧(高圧)注入法を選択し、注入装置の規模などを決定している。注入井戸に浄化用流体を注入するものとして、特許文献1がある。
バイオレメディエーションによる浄化剤の対象地盤への注入工程においては、事前に想定する注入場所の微視的な水文地質構造、井戸構造等の差異や、注入工程中における注入井戸へのエアー混入や目詰まり等により、事前に調査し設計した注入流量を確保できないことがあった。その結果、ある一定注入量を確保できない場合には、工期遅延にも繋がり、浄化効果及び工程管理上、大きなリスクとなっていた。
また、従来の注入工程中に予定注入量を確保できない若しくは低下した場合には、注入装置を一旦井戸から取り外してから、井戸洗浄装置を取り付けていた。そして、井戸洗浄装置により注入井戸から孔内地下水を揚水して孔内洗浄し、この洗浄と浄化剤注入を繰り返しながら予定注入流量を確保していた。しかしながら、このような方法では、井戸洗浄装置の脱着切り替えと、井戸洗浄に多くの時間を要することになる。また、井戸洗浄においては、大量の地下水を汲み上げることになり、その後始末の汚染水処理の問題や洗浄効果を確認しにくい等の欠点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、簡単な機構で注入井戸の洗浄を行うことができ、しかも浄化剤の注入機構も併せ持つことができる井戸洗浄装置、井戸洗浄方法、井戸洗浄・浄化剤注入システムおよび井戸洗浄・浄化剤注入方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、一実施形態の井戸洗浄装置は、注入井戸に接続される井戸洗浄装置であって、測定装置により少なくとも注入量と圧力に基づき前記注入井戸に目詰まりの発生を検出した場合に、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と、前記汲み上げた地下水を開放する工程とを繰り返し行う井戸洗浄部を有することを特徴とする。
また、一実施形態の井戸洗浄方法は、測定装置により少なくとも注入量と圧力に基づき前記注入井戸に目詰まりの発生を検出した場合に、注入井戸の地下水を汲み上げる工程と、前記汲み上げた地下水を開放する工程とからなり、これらの工程を交互に繰り返すことにより前記注入井戸の洗浄を行うことを特徴とする。
また、一実施形態の井戸洗浄・浄化剤注入システムは、注入井戸と、前記注入井戸に接続され、浄化剤を注入する浄化剤注入部と、前記注入井戸に接続され、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と、前記汲み上げた地下水を開放する工程とを繰り返し行うことができる井戸洗浄部と、前記注入井戸と前記浄化剤注入部との接続又は前記注入井戸と前記井戸洗浄部との接続を切り替える切り替えバルブと、を有することを特徴とする。
また、一実施形態の井戸洗浄・浄化剤注入方法は、注入井戸に浄化剤を注入する工程と、測定装置により少なくとも注入量と圧力に基づき前記注入井戸に目詰まりの発生を検出した場合に、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と前記汲み上げた地下水を開放する工程とを交互に繰り返す洗浄工程とよりなることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な機構で注入井戸の洗浄を行うことができる。また、注入井戸の洗浄機構と浄化剤の注入機構も併せ持つことができる。浄化剤の注入と、注入井戸がエアーの混入やスクリーン(ストレーナ)の目詰まり等により注入量が低下した場合に行う井戸洗浄を、装置の脱着切り替えをしないで行える。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、井戸洗浄装置を含んだ第1の実施形態に係る井戸洗浄・浄化剤注入システムの構成を示す図である。本実施形態の井戸洗浄・浄化剤注入システム10は、注入井戸100、ホース200、切り替えバルブ300、浄化剤注入機構400、井戸洗浄機構500などで構成されている。
図1は、井戸洗浄装置を含んだ第1の実施形態に係る井戸洗浄・浄化剤注入システムの構成を示す図である。本実施形態の井戸洗浄・浄化剤注入システム10は、注入井戸100、ホース200、切り替えバルブ300、浄化剤注入機構400、井戸洗浄機構500などで構成されている。
また、浄化剤注入機構400は、複合流量計410、ポンプ420、浄化剤注入タンク430などで構成されている。また、井戸洗浄機構500は、止弁510、井戸洗浄バッファータンク520、瞬時開放弁530、止弁540、連成計550、ポンプ560などから構成されている。
注入井戸100は、汚染されている地下水を浄化するために掘られた井戸である。注入井戸100の底部は、砂溜りとなっている。砂溜りから上側の網掛け部が、スクリーン設置区間である。この注入井戸100へ、浄化剤注入機構400から浄化剤を注入することによって汚染された地下水が浄化される。注入井戸100の最上端には、開閉蓋100Aが設けられ、後述する井戸洗浄の際には注入井戸100を真空状態にして、地下水を汲み上げることができるようにする。
ホース200は、注入井戸100内に浄化剤注入機構400からの浄化剤を注入する時に使用すると共に、井戸洗浄の際には注入井戸100内の空気を吸引する時にも使用される。ホース200は、切り替えバルブ300から2つに分岐し、一方のホース200Aは、浄化剤注入機構400の複合流量計410に接続されている。他方のホース200Bは、井戸洗浄機構500の止弁510に接続されている。
切り替えバルブ300は、図示しない監視制御部からの制御信号によって、ホース200とホース200Aとの接続、又はホース200と200Bとの接続を切り替える。ここでは、監視制御部からの制御信号によって切り替えるとしたが、人為的な切り替えであっても構わない。
浄化剤注入機構400の浄化剤注入タンク430は、注入井戸100の地下水を浄化するために使用する浄化剤が貯蔵されている。ポンプ420は、浄化剤注入タンク430に貯蔵されている浄化剤を注入井戸100に注入する時に使用するポンプである。複合流量計410は、圧力や流量を計測しながら浄化剤を注入するための流量管理制御機能を有する測定装置である。このような構成により、浄化剤注入タンク430に貯蔵される浄化剤を、ポンプ420を用いて注入井戸100に注入する際に、複合流量計410によって浄化剤の圧力や流量を計測しながら注入することができる。
なお、複合流量計410で計測された浄化剤の圧力や流量の測定値は、上記監視制御部でモニタ表示されている。監視者は、モニタ表示の状況から浄化剤が適切に注入されていることを監視することができる。もしも、異常が見うけられる場合には、ポンプ420の電源を遮断して保守点検を実行する。
井戸洗浄機構500の井戸洗浄バッファータンク520は、注入井戸100を洗浄する際に注入井戸100から吸い上げた地下水を一時貯蔵するタンクである。タンクに貯蔵された汚染された地下水は、浄化して注入井戸100に戻すことができる。ポンプ560は、注入井戸100を洗浄する際に、注入井戸100から地下水を吸い上げるために使用される。止弁510,540は、浄化剤の注入工程時には閉じられ、井戸洗浄を行う際に開かれる弁である。瞬間開放弁530は、井戸洗浄工程の真空状態からの開放時に使用する弁である。これらの弁は、上記監視制御部からの信号に基づいて開閉制御される。連成計550は、井戸洗浄バッファータンク520の圧力を測定監視する装置である。連成計550の監視状況は、上記監視制御部でモニタ表示されている。
次に、本実施形態に係る井戸洗浄・浄化剤注入システムの浄化剤の注入工程作業、注入井戸の洗浄工程作業について説明する。
図2は、浄化剤注入機構400から浄化剤を注入井戸100に注入するときの状態を示す図である。この注入工程作業では、切り替えバルブ300によって浄化剤注入機構400側のバルブが開けられ、ホース200とホース200Aとを接続する。一方、井戸洗浄機構500側のバルブは閉じられた状態とする。なお、この時は、井戸洗浄機構500の止弁510,540は、閉じられた状態とするのが好ましい。
この状態で、浄化剤注入機構400のポンプ420を稼動させ、浄化剤注入タンク430に貯蔵している浄化剤をホース200A,200を介して注入井戸100に注入する。作業者は、この注入工程で複合流量計410によって計測される圧力、流量を監視しながら注入井戸100に浄化剤を注入する。
図3および図4は、井戸洗浄機構500によって注入井戸100を洗浄するときの状態を示す図である。この洗浄工程作業では、切り替えバルブ300によって井戸洗浄機構500側のバルブが開けられ、ホース200とホース200Bとを接続する。一方、浄化剤注入機構400側のバルブは閉じられた状態とする。更に、注入井戸100の最上端の開閉蓋100Aを閉じた状態とする。また、井戸洗浄機構500の止弁510,540は、開かれた状態とする。また、瞬時開放弁530は、図3では閉じられた状態とし、図4では開かれた状態とする。
この状態で、まず図3に示すように、井戸洗浄機構500のポンプ560を稼動させ、井戸洗浄バッファータンク520内を連成計550で圧力管理しながら注入井戸100の空気を真空引きする。すると、注入井戸100の孔内の地下水が矢印100Bの方向に引き上げられる。そして、地下水の状態を目視できる状態まで井戸洗浄バッファータンク520に溜まったところで、ポンプ560を停止させる。
この状態で、図4に示すように瞬時開放弁530を開き、一気に井戸洗浄バッファータンク520内の圧力を開放する。その結果、注入井戸100の孔内に引き上げた水が矢印100Cの方向に戻される。
この図3の「真空引き」工程と、図4の「開放」工程を交互に繰り返すことにより、注入井戸100の洗浄が行われることになる。
即ち、この井戸洗浄バッファータンク520内の「真空引き」と「開放」を繰り返し、注入井戸100の孔内の地下水位を上下振動させることによって、汚染地下水を大量に汲み上げることなく、脱気、目詰まり等の原因となるスクリーン周囲の微粒子等の除去や水路(みずみち)の確保等を行うことができる。
なお、脱気したエアーは目視確認できる井戸洗浄バッファータンク520に回収される。また、微粒子等は井戸洗浄バッファータンク520や注入井戸100の管底の砂溜り部分に回収される。さらに、「真空引き」工程では、必要に応じて井戸洗浄バッファータンク520に地下水を汲み上げればよく、全ての「真空引き」工程で地下水を井戸洗浄バッファータンク520に汲み上げなくてもよい。
図5は、浄化剤の注入工程と注入井戸の洗浄工程の時間的な状態を示す図である。図5の横軸は時間、縦軸は注入量および圧力を示している。そして、図5の上側には浄化剤注入の状態遷移を示し、下側には注入ポンプ600の圧力遷移を示している。これらは、複合流量計410によって測定することができる。
上述したように、注入圧力、流量を常時測定しながら注入井戸100に浄化剤注入タンク430からの浄化剤を注入する浄化剤注入工程では、徐々に注入井戸100内にエアーや微粒子等の混入によるスクリーンの目詰まり等が起こる。すると、図5に示すように、複合流量計410により注入ポンプ600の注入圧力が上昇するとともに、浄化剤の注入流量が低下する現象の発生を検出できる。
本実施形態では、複合流量計410によってこの目詰まりした状態が確認された場合に、井戸洗浄工程に切り替え、浄化剤の注入圧力と流量が計画設計量を確保できるよう注入井戸100の孔内の洗浄を行う。ここで井戸洗浄の効果が確認できれば、再度浄化剤注入工程に切り替え浄化剤の注入を継続する。この操作を繰り返すことによって、装置脱着の時間ロスを無くし、井戸洗浄効果を高め、計画通り短時間で一定の浄化剤量を注入井戸に注入することができるようになる。
ここで、目詰まりした状態の各種の例を、図6乃至図8を参照して説明する。図6は、一般的な目詰まりの例であり、複合流量計410によって注入量のA点の値、圧力のB点の値を検出する毎に、切り替えバルブ300を井戸洗浄機構500側に接続して、井戸洗浄工程を複数回実施する。
図7は、初期空気混入による注入不全の例を示す。同様に、複合流量計410によって注入量のC点の値、圧力のD点の値を検出した時、切り替えバルブ300を井戸洗浄機構500側に接続して、井戸洗浄工程を複数回実施する。第2回では、複合流量計410によって注入量のE点の値、圧力のF点の値を検出した時、切り替えバルブ300を井戸洗浄機構500側に接続して、井戸洗浄工程を複数回実施する。初期状態から図6のように同じような計測結果が得られるまでは、段階的な値により井戸洗浄工程を実施することになる。
図8は、鉄コロイド等による長期的な目詰まりの例を示す。同様に、複合流量計410によって、鉄コロイドに応じた注入量のJ点の値、圧力のK点の値を検出する毎に、切り替えバルブ300を井戸洗浄機構500側に接続して、井戸洗浄工程を複数回実施する。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態の井戸洗浄・浄化剤注入システムを示すブロック図である。この第2の実施形態が第1の実施形態と違う点は、ポンプ600を共有使用するようにした点である。すなわち、第2の実施形態では、井戸洗浄機構500のポンプ560を無くして、浄化剤注入機構400のポンプ600を共有使用する構成とした。これにより、よりコンパクトな構成とすることができる。なお、第2の実施形態の動作は第1の実施形態と同じであるので、その説明は省略する。
図9は、第2の実施形態の井戸洗浄・浄化剤注入システムを示すブロック図である。この第2の実施形態が第1の実施形態と違う点は、ポンプ600を共有使用するようにした点である。すなわち、第2の実施形態では、井戸洗浄機構500のポンプ560を無くして、浄化剤注入機構400のポンプ600を共有使用する構成とした。これにより、よりコンパクトな構成とすることができる。なお、第2の実施形態の動作は第1の実施形態と同じであるので、その説明は省略する。
図10は、井戸洗浄装置を使用せずに浄化剤注入機構400のポンプ700の方向を切り替えるだけで、浄化剤の注入と井戸洗浄を繰り返すものである。
本実施形態によれば、浄化剤注入機構400のバルブを開、井戸洗浄機構500のバルブを閉として、浄化剤注入タンク430内の浄化剤を加圧(高圧)注入法等により、圧力、流量管理制御機能をもつ装置を介し注入井戸100に注入することができる。なお、加圧(高圧)注入法でなくとも、自然注入法で注入してもよい。
また、浄化剤の注入と注入井戸がエアーの混入やスクリーン(ストレーナ)の目詰まり等により注入量が低下した場合に行う井戸洗浄を、それぞれの装置の脱着切り替えをしないで行える。
また、井戸洗浄時に大量の地下水を揚水する必要がなく、揚水後の発生汚染地下水の処理を最小限にできる。
さらに、井戸洗浄では、バッファータンク内の真空引きと開放を繰り返し、井戸管内の地下水位を上下、振動させることによって洗浄効果(脱気、スクリーン周囲の微粒子等の除去、地層の透水性の確保を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。
10‥井戸洗浄・浄化剤注入システム
100‥注入井戸
200‥ホース
300‥切り替えバルブ
400‥浄化剤注入機構
410‥複合流量計
420‥ポンプ
430‥浄化剤注入タンク
500‥井戸洗浄機構
510,550‥止弁
520‥井戸洗浄バッファータンク
530‥瞬時開放弁
540‥連成計
560‥ポンプ
100‥注入井戸
200‥ホース
300‥切り替えバルブ
400‥浄化剤注入機構
410‥複合流量計
420‥ポンプ
430‥浄化剤注入タンク
500‥井戸洗浄機構
510,550‥止弁
520‥井戸洗浄バッファータンク
530‥瞬時開放弁
540‥連成計
560‥ポンプ
Claims (7)
- 注入井戸に接続される井戸洗浄装置であって、測定装置により少なくとも注入量と圧力に基づき前記注入井戸に目詰まりの発生を検出した場合に、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と、前記汲み上げた地下水を開放する工程とを繰り返し行う井戸洗浄部を有することを特徴とする井戸洗浄装置。
- 測定装置により少なくとも注入量と圧力に基づき前記注入井戸に目詰まりの発生を検出した場合に、注入井戸の地下水を汲み上げる工程と、前記汲み上げた地下水を開放する工程とからなり、これらの工程を交互に繰り返すことにより前記注入井戸の洗浄を行うことを特徴とする井戸洗浄方法。
- 注入井戸と、
前記注入井戸に接続され、浄化剤を注入する浄化剤注入部と、
前記注入井戸に接続され、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と、前記汲み上げた地下水を開放する工程とを繰り返し行うことができる井戸洗浄部と、
前記注入井戸と前記浄化剤注入部との接続又は前記注入井戸と前記井戸洗浄部との接続を切り替える切り替えバルブと、
を有することを特徴とする井戸洗浄・浄化剤注入システム。 - 前記注入井戸と前記浄化剤注入部とを接続して前記注入井戸に前記浄化剤を注入し、前記注入井戸に目詰まりが発生した場合、前記切り替えバルブによって前記注入井戸と前記井戸洗浄部との接続し、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と前記汲み上げた地下水を開放する工程とを交互に繰り返すことを特徴とする請求項3に記載の井戸洗浄・浄化剤注入システム。
- 前記浄化剤注入部からの前記浄化剤を前記注入井戸に圧入するポンプと、前記井戸洗浄部によって前記地下水を真空引きするポンプを共有することを特徴とする請求項3に記載の井戸洗浄・浄化剤注入システム。
- 前記浄化剤を前記注入井戸に圧入するポンプによる注入量と圧力に基づき、前記注入井戸に目詰まりの発生を検出する測定装置を更に有することを特徴とする請求項3に記載の井戸洗浄・浄化剤注入システム。
- 注入井戸に浄化剤を注入する工程と、
測定装置により少なくとも注入量と圧力に基づき前記注入井戸に目詰まりの発生を検出した場合に、前記注入井戸の地下水を汲み上げる工程と前記汲み上げた地下水を開放する工程とを交互に繰り返す洗浄工程と、
よりなることを特徴とする井戸洗浄・浄化剤注入方法。
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JP2010074160A JP2011208363A (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 井戸洗浄装置、井戸洗浄方法、井戸洗浄・浄化剤注入システムおよび井戸洗浄・浄化剤注入方法 |
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JP2016112490A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 鹿島建設株式会社 | 井戸水の溶存酸素除去システム及び溶存酸素除去方法 |
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WO2016190556A1 (ko) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 동아대학교 산학협력단 | 지하저수지 주입-양수 계통의 최적 설계 방법 |
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