JP6306292B2 - 水溶性多糖類を含むイムノクロマト用展開液 - Google Patents
水溶性多糖類を含むイムノクロマト用展開液 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6306292B2 JP6306292B2 JP2013124661A JP2013124661A JP6306292B2 JP 6306292 B2 JP6306292 B2 JP 6306292B2 JP 2013124661 A JP2013124661 A JP 2013124661A JP 2013124661 A JP2013124661 A JP 2013124661A JP 6306292 B2 JP6306292 B2 JP 6306292B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developing solution
- fine particles
- less
- water
- chromatographic medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Description
これらの免疫測定法では、被検出物質と標識物質により標識化した抗体等との反応工程、被検出物質と結合状態にある標識物質と結合状態にない標識物質との分離工程が必要となるが、これらの工程を、クロマトグラフィーの原理を応用して、固定相とそれに接して連続的に流れる移動相からなる系で行う方法として、イムノクロマト法が知られている。
(1)被検出物質である抗原に特異的に結合する抗体を固定化試薬とし、この固定化試薬をクロマトグラフ媒体の所定の部位に所定の形で塗布すること等により、クロマトグラフ媒体の任意の位置に反応部位を形成する。
(2)一方、被検出物質と特異的に結合する抗体を検出試薬とし、この検出試薬を酵素等の標識物質により標識する、又は、検出試薬を不溶性担体等の標識物質に感作することにより、標識化した検出試薬を調製する。
(3)移動相を構成する展開液を、被検出物質を含む試料及び標識化した検出試薬と共に、固定相であるクロマトグラフ媒体上を展開させる。
このようなイムノクロマト法は、操作が簡便であり、短時間で測定可能であることから、臨床検査や研究室における測定試験等で広く利用されている。イムノクロマト法の標識物質には、一般に酵素や不溶性担体(以下、担体という。)が用いられているが、特別な操作を必要とせず、視覚的に検出することができる担体が、簡便性の点から多く使用されている。担体としては、一般的に金コロイド粒子または、着色ラテックス微粒子が用いられているが、本発明者らは、新規の担体として、着色セルロースナノ微粒子を報告している(特許文献1参照)。
これら問題点に対して、展開液の粘性を増大させずに、高感度を達成するために、担体同士を適度に軟凝集させる方法が知られている。これは、担体同士が、相互に引き寄せて結合するために、クロマトグラフ媒体の反応部位において視覚的に検出される陽性シグナルが増幅されるというものである。例えば、酸素原子含有極性基を有するビニル系水溶性ポリマーを使用すること(特許文献2)、被検出物質以外の成分の非特異的吸着を防止するために、被検出物質を含む試験液にイオン性界面活性剤又はグリシン誘導体を添加すること(特許文献3及び4)、又は、感度増強剤としてホスホベタイン構造を有する基を側鎖に有するポリマーを使用すること(特許文献5)等が提案されている。また、特許文献6では、金コロイド粒子と酸素原子含有極性基を有するビニル系水溶性ポリマーを組み合わせることで、高感度化を達成できると報告されているが、ここで使用している担体の平均粒子径が40nmと小さく、視認性に乏しい粒子を使用しているためか、十分な感度増強効果が得られていない。また、視認性が良い平均粒子径が大きいもの粒子を使用すると、これら合成系ポリマーを感度増強剤としてイムノクロマトキットを作製したとしても、粒子が凝集してしまい、十分な感度増強効果は得られていなかった。
[1]1wt%粘度が0.1cP以上200000cP以下の水溶性多糖類を0.001wt%以上20.00wt%以下で含み、かつ、平均粒子径が60nm以上700nm以下の不溶性担体で標識化された検出試薬を含む、イムノクロマト用展開液。
本発明の展開液とは、クロマトグラフ媒体において、移動相を構成する液体であって、固定相であるクロマトグラフ媒体を、被検出物質を含む試料及び標識化した検出試薬と共に移動するものとして定義する。そのため、本発明の各種成分を含んだ展開液を、検査時に滴下してもよいし、クロマトグラフ媒体中に展開液の各種成分を予め含ませておいてから試料溶液を添加してもよい。すなわち、展開液の使用方法は何ら限定されるものではなく、適宜使用目的に応じて選択すればよい。
本発明の展開液は、非イオン性界面活性剤を含んでいてもよい。非イオン性界面活性剤としては、特に限定はされないが、ポリオキシエチレン系界面活性剤の好ましい例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(商品名「Tween」シリーズ)、ポリオキシエチレンp−t−オクチルフェニルエーテル(商品名「Triton」シリーズ)、ポリオキシエチレンp−t−ノニルフェニルエーテル(商品名「TritonN」シリーズ)等を挙げることができ、より具体的には、「Tween」シリーズでは、特にTween−20(商品名)、Tween−40(商品名)、Tween−60(商品名)、Tween−80(商品名)、「Triton」シリーズでは、特にTriton X−100(商品名)、Nonidet P−40(商品名、)、TritonX−102(商品名)、TritonX−165(商品名)、TritonX−405(商品名)、「TritonN」シリーズでは、特にTritonN−101(商品名)、TritonN−111(商品名)、TritonN−150(商品名)等を挙げることができる。非イオン性界面活性剤は、単独でも2種以上を混合して用いることもできる。上記した非イオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、高感度化の観点から、組成物全体の重量に対し、好ましくは0.001%以上で、より好ましくは0.002%以上である。また、上限値は特にないが、好ましくは10%以下の範囲であり、更に好ましくは5%以下である。
本発明の展開液は、緩衝剤を含有することが好ましい。緩衝剤の好ましい例としては、リン酸塩、トリスヒドロキシメチルアミノメタン緩衝剤等を挙げることができる。これらの緩衝剤に、特に限定されるものではなく、被検出物質の種類、性質、濃度などに応じて適宜調整して使用することが可能である。高感度化の観点から、好ましくは0.001%以上、より好ましくは、0.002%以上である。また、上限としては、10%以下が好ましく、より好ましくは3.0%以下である。これら単体で使用しても良いし、数種類を組み合わせて使用してもよい。
ここで、カゼインは、驚くべきことに感度をほとんど低下させずに、偽陽性反応を抑制するという効果がある。偽陽性反応が生じてしまった場合も、カゼインを添加すると、感度を落とすことなく、偽陽性反応を抑制できる。高感度化と偽陽性反応抑制の両立という観点でカゼインが好ましい。本発明の展開液にカゼインを含む場合、そのカゼインの含有量は0.0001%以上5.000%以下が好ましい。含有量が0.0001%未満であると、偽陽性反応抑制の効果が得られない。偽陽性反応抑制の観点から0.0002%以上が好ましく、より好ましく0.0003%以上である。また、5%を超えると、感度が低下してしまう。感度の観点から、カゼインの含有量は、4.0%以下が好ましく、より好ましくは3.0%以下である。
本発明のクロマトグラフ媒体は、毛管現象を示す微細多孔性物質からなる不活性のものであって、使用される検出試薬、固定化試薬、被検出物質などと反応しないものであり、短時間での判定で十分な感度が得られる展開速度を有していれば、特にその素材が限定されるものではない。
本発明において、クロマトグラフ媒体としては、ニトロセルロース、シリカ、チタニア、ジルコニア、セリア、アルミナ等のセラミック微粒子又は有機高分子の微粒子、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ナイロン又は酢酸セルロース等のセルロース誘導体等で構成される繊維状又は不織布繊維状マトリクス、膜、濾紙、ガラス繊維濾紙、布、綿等が挙げられる。微粒子はそれ自体が多孔性でなくとも、充填された状態では微粒子間に空隙が生じクロマトグラフ媒体として機能する。好ましくはセルロース誘導体やナイロンの膜、濾紙、ガラス繊維濾紙等であり、より好ましくはニトロセルロース膜、混合ニトロセルロースエステル(ニトロセルロースと酢酸セルロースの混合物)膜、ナイロン膜、濾紙である。
<水溶性多糖類の粘度測定方法>
共栓付300mL三角フラスコに2.2gの試料を精密にはかりとり、217.8gの純水を加える。混合溶液を一夜間放置後、マグネチックスターラーで約5分間かきまぜ、完全な溶液としたのち、コーンプレートタイプの粘度計(東機産業社製、TV−25L型)で粘度測定を行った。
前記したように、本発明の展開液とは、クロマトグラフ媒体において、移動相を構成する液体であって、固定相であるクロマトグラフ媒体を、被検出物質を含む試料及び標識化した検出試薬と共に移動するものとして定義する。そのため、本発明の展開液中の含有量は、大きく3つの算出方法に分けられる。
クロマトグラフ媒体に滴下する溶液に水溶性多糖類が含まれる場合は、滴下する溶液量をAとして、溶液に溶解している水溶性多糖類の重量をBとする。この場合、含有量は、下記式(1)により算出した:
水溶性多糖類の含有量(%)=B(水溶性多糖類の重量)/A(滴下する溶液量)...式(1)
クロマトグラフ媒体に予め水溶性多糖類が含まれており、その後に展開するための溶液を滴下する場合は、滴下する溶液量をAとすると、1クロマトグラフ媒体中に含まれている水溶性多糖類の重量をCとする。この場合、含有量は、下記式(2)により算出した:
水溶性多糖類の含有量(%)=C(媒体に含まれている水溶性多糖類の重量)/A(滴下する溶液量)...式(2)
クロマトグラフ媒体を所定量の純水で洗浄し、FT−NMR(Avance社製、400MHz)で、13C−NMRにより測定を行い、水溶性多糖類の構造と含有量を算出した。
不溶性担体の分散液を、日機装株式会社製粒度分布計マイクロトラックを用いて、粒度分布測定を実施し、平均粒子径を測定した。尚、CV値は下記式(3)により算出した。また、測定は、測定時間30秒で、積算回数99回で実施した。
CV値(%)=(粒度分布測定装置より求めた体積粒度分布における標準偏差)/(粒度分布測定装置より求めた体積平均メジアン径)×100...式(3)
着色セルロース微粒子に対する染料成分の割合は、染料処理前後の重量変化から算出できる。処理後の回収できた粒子の重量と処理前のセルロース微粒子の絶乾後の重量を用いて、以下の式(4)から染料成分の割合を算出した:
染料含有量(%)=1−{(処理前のセルロース微粒子の重量)/(染料処理後の着色セルロース微粒子の重量)}×100...式(4)
着色セルロース微粒子をセルラーゼ処理、酸処理又は塩基処理をしてから、サンプルを重水に溶解させ3〜5wt%重水溶液を調整し、FT−NMRで13C−NMR 400MHz(商品名Avance400 Avance社製)により測定を行い、置換度を算出する。置換度はセルロースのC1のピーク面積を基準とし、染料のピーク面積から算出した。その置換度と染料の分子量から、染料の含有量を算出する。
窒素元素含有率を窒素定量装置CHNコーダー(商品名、ヤナコ分析工業社製)を用いて下記測定条件で発光分析法により測定した。測定した窒素元素含有率から、含まれている染料の含有量を算出した。
測定方式:自己積分方式
キャリアーガス:ヘリウム
助燃ガス:高純度酸素
助燃方式:ヘリウム、酸素混合方式
蛍光セルロース微粒子に対する蛍光色素化合物成分の割合は、蛍光色素化合物処理前後の重量変化から算出できる。処理後の回収できた粒子の重量と処理前のセルロース微粒子の絶乾後の重量を用いて、以下の式(5)から蛍光色素化合物成分の割合を算出した:
蛍光色素化合物含有量(%)=1−{(処理前のセルロース微粒子の重量)/(蛍光色素化合物処理後の蛍光セルロース微粒子の重量)}×100...式(5)
蛍光セルロース微粒子をセルラーゼ処理、酸処理又は塩基処理をしてから、サンプルを重水に溶解させ3〜5wt%重水溶液を調整し、FT−NMRで13C−NMR(Avance 400MHz)により測定を行い、置換度を算出する。置換度はセルロースのC1のピーク面積を基準とし、蛍光色素化合物のピーク面積から算出した。その置換度と蛍光色素化合物の分子量から、蛍光色素化合物の含有量を算出した。
窒素元素含有率を窒素定量装置CHNコーダー(商品名、ヤナコ分析工業社製)を用いて下記測定条件で発光分析法により測定した。測定した窒素元素含有率から、含まれている蛍光色素化合物の含有量を算出した。
測定方式:自己積分方式
キャリアーガス:ヘリウム
助燃ガス:高純度酸素
助燃方式:ヘリウム、酸素混合方式
反応部位におけるテストラインの赤い線を非常に明確に確認できるものを「+++」、赤い線を明確に確認できるものを「++」、赤い線を確認できるものを「+」、赤い線は確認できるが、非常に色が薄いものを「±」、赤い線を確認できないものを「−」とした。
[実施例1]
1.標識物質溶液の作製
不溶性担体として着色セルロース微粒子懸濁液(着色セルロース微粒子濃度1wt%(赤色)、平均粒子径335nm)300μLに、トリス緩衝液(50mM、pH7.0)を600μL加え、更に抗hCG-αマウス抗体(Fitzgerald社製、モノクローナル抗体)の0.1%水溶液を300μL加えて、ボルテックスで攪拌する。続いて、37℃で120分間、温調しながら攪拌した。上記懸濁液に36mLの1%のカゼイン水溶液(pH8.5、100mMホウ酸含有)を添加し、ボルテックスで攪拌後、37℃で60分間、温調しながら攪拌した。その後、遠心分離操作(10000g、15分間)を行い、上澄み液を除去した。その残渣に、ホウ酸水溶液(ホウ酸濃度100mM、pH10.0)を37.2mL加えて、30秒間超音波処理を行い、再度、遠心分離(10000g、15分間)した後、上澄み液を除去し、0.2%のカゼイン水溶液(pH9.5、100mMホウ酸含有)を18mL加えてから、超音波処理を30秒間行った。
1で調製した懸濁液1800μLに、スクロースを180mg加え、ボルテックスで攪拌し、超音波で30秒間処理した。その後、Glass Fiber Conjugate Pad(商品名、MILLIPORE社製)10mm×300mmに塗布して、50℃で60分間乾燥させた。
サンプルパッド用の処理用水溶液(2%BSA、2%Tween−20、250mM Tris、pH8.2)を調整し、Cellulose Fiber Sample Pad(商品名、MILLIPORE社製)17mm×300mmに塗布して、50℃で60分間乾燥させた。
ニトロセルロース膜(ミリポア社製、Hi−Flow Plus HF090、メンブレン )25mm×300mmに、抗体塗布機(BioDot社製)を用いて、テストラインとして66mMリン酸緩衝液(pH7.4)で、0.05%になるように希釈した抗hCG-βマウス抗体(MedixBiochemica社製、モノクローナル抗体)を塗布した。次いで、コントロールラインとして、66mMリン酸緩衝液(pH7.4)で、0.05%になるように希釈した抗マウスウサギ抗体(Daco社製、ポリクローナル抗体)を塗布した。その後37℃で、30分間乾燥させた。
バッキングシートから成る基材に、調製したサンプルパッド、コンジュゲートパッド、メンブレン、そして、不溶性担体を吸収するための吸収パッドを貼り合わせた。最後に、裁断機で幅が5mmとなるように裁断し、クロマトグラフ媒体を作製した。
作製したクロマトグラフ媒体を用いて、以下の方法で試料中のhCG抗源の存在の有無を測定した。1.0重量%BSA水溶液と66mMリン酸緩衝液緩衝溶液(pH7.4)から成る展開液を陰性検体試料とし、ここにhCG抗体(Spipac社製)で各々の抗原濃度に調整したものを陽性検体試料とし、ここに1%のCMC水溶液(セロゲン7A、第一工業製薬社製、置換度0.75、1wt%粘度10cP、重合度250)を12mg加え、各々の試料を120μL分、クロマトグラフ媒体のサンプルパッド上に載せて展開させ、15分後に5キット分の目視判定をした。その結果、抗原濃度0.031mIU/mLまで検出することができ、偽陽性反応も発生しなかった。結果を以下の表1に示す。また、表1中の「展開液中の濃度」は、クロマトグラフ媒体中を展開している水溶性多糖類の濃度を、構成成分の量から算出したものである。
実施例1の「6.測定」での、CMC濃度を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表1に示す。
実施例1の「6.測定」での、CMCの置換度、粘度を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表1に示す。
実施例1の「1.標識物質溶液の作製」での、着色セルロース微粒子の平均粒子径、染料含有量、CV値、長径/短径を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表1に示す。
実施例1の「1.標識物質溶液の作製」で、着色セルロース微粒子の代わりに金コロイド粒子や着色ラテックス微粒子を使用した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表1に示す。
実施例1の「6.測定」で、CMCを添加せずに、「2.コンジュゲートパッドの処理」で試験実施時にCMCを各濃度になるように添加した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表1に示す。
実施例1の「6.測定」で、CMCを添加せずに、「2.コンジュゲートパッドの処理」で試験実施時にCMCを各濃度になるように添加し、乾燥方法として凍結乾燥を用いた以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表1に示す。興味深いことに、実施例31と32では、キットの目視判定時、他の実施例よりも発色がより早く安定化し、5分間でラインの発色が安定化していた。
実施例1の「3.サンプルパッドの処理」と「6.測定」で、Tween−20を使用しない以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表1に示す。
実施例1の「6.測定」での、CMCを添加しない以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、各々の実施例よりも低感度だった。結果を以下の表1に示す。
実施例1の「6.測定」での、CMC濃度、置換度、粘度を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。結果を以下の表1に示す。比較例2では、CMCの濃度が低すぎて、感度上昇の効果が見られなかった。比較例3では、展開液中のCMC濃度が高すぎて、高粘度になってしまい、クロマトグラフ媒体中で全く展開しなかった。比較例4では、展開液に均一に溶解しなかったためか、クロマトグラフ媒体中で目詰まりを起こしており、バックグラウンドが汚かった。比較例5では、CMCの粘度が低すぎるために、高感度化の効果が見られなかった。比較例6では、粘度が高すぎるために、高粘度になってしまい、目詰まりを起こしており、また偽陽性反応も発生していた。
実施例1の「1.標識物質溶液の作製」での、着色セルロース微粒子の平均粒子径、染料含有量、CV値、長径/短径を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。結果を以下の表1に示す。着色セルロース微粒子の平均粒子径が小さい比較例7では、感度が低かった。また、比較例8では、着色セルロース微粒子の平均粒子径が大きすぎて、少しは展開したものの、クロマトグラフ媒体中で目詰まりを起こしてしまっていて、バックグラウンドが汚かった。比較例9と10では、着色セルロース微粒の染料含有量が少なすぎて高感度が発現しなかった。比較例11では、ある程度の感度は発現したものの、着色セルロース微粒子のCV値が高く、またバックグラウンドが汚かった。比較例12では、着色セルロースの長径/短径が、大きすぎたため、クロマトグラフ媒体中で目詰まりを起こしていた。
実施例1の「1.標識物質溶液の作製」でカゼインを添加しない以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、感度は高かったものの、偽陽性反応が発生した。結果を以下の表1に示す。
実施例1の「1.標識物質溶液の作製」で着色セルロース微粒子の代わりに、金コロイド粒子(平均粒子径40nm、CV値15%)を用いて、「2.コンジュゲートパッドの処理」で、特許文献6とほぼ同等のCMCを用いて、濃度を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、本発明の実施例と比較して感度は低く、また偽陽性反応が発生した。結果を以下の表1に示す。
[実施例34〜36]
実施例1の「6.測定」で、CMCは使用せず、代わりにMCを各種濃度になるように、添加した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表2に示す。
実施例1の「6.測定」での、CMCは使用せず、代わりに、各種置換度及び粘度のMCを、添加した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表2に示す。
実施例1の「6.測定」での、CMCは使用せず、代わりにHPMCを各種濃度になるように、添加した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表2に示す。
実施例1の「6.測定」での、CMCは使用せず、代わりに、各種置換度及び粘度のHPMCを、添加した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表2に示す。
実施例1の「6.測定」での、CMCは使用せず、代わりにCECを各種濃度になるように、添加した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表2に示す。
実施例1の「6.測定」での、MC濃度、置換度を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。結果を以下の表2に示す。比較例17では、MCの濃度が低すぎて、感度上昇の効果が見られなかった。比較例18では、展開液中のMC濃度が高すぎて、粘度が上昇しすぎたため、クロマトグラフ媒体中で全く展開しなかった。比較例19では、展開液に均一に溶解せず、クロマトグラフ媒体中で目詰まりを起こしており、偽陽性反応も発生していた。
実施例1の「6.測定」での、HPMC濃度、置換度を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。結果を以下の表2に示す。比較例20では、HPMCの濃度が低すぎて、感度上昇の効果が見られなかった。比較例21では、展開液中のHPMC濃度が高すぎて、粘度が上昇しすぎたため、クロマトグラフ媒体中で全く展開しなかった。比較例22では、展開液に均一に溶解せず、クロマトグラフ媒体中で目詰まりを起こしており、偽陽性反応も発生していた。
実施例1の「6.測定」での、CMCは使用せず、代わりに各種水溶性合成ポリマーとして、ポリビニルピロリドン(10、40T、いずれも商品名、東京化成工業社製をそれぞれ添加した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。結果を以下の表2に示す。比較例23と24でポリビニルピロリドンを用いた場合、感度の低下が見られた。
[実施例50]
実施例1の「1.標識物質溶液の作製」で着色セルロース微粒子の代わりに、蛍光セルロース微粒子(平均粒子径335nm、蛍光波長671nm)を用いた以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。15分間放置後、テストストリップのサンプルパッドとコンジュゲートパッドを剥がし、メンブレンを露出させ、レーザダイオードを用いて励起を行いフォトダイオードで蛍光を受光することでメンブレンの蛍光プロファイルを取得した。得られた蛍光プロファイルからテストライン、コントロールラインの蛍光強度を評価した。評価基準として、テストラインにて、発色が認められない場合を(−)、発色が認められる場合を(+)とした。その結果、偽陽性を発生させること無く、高感度を達成することができた。結果を以下の表3に示す。
実施例50の「6.測定」での、CMC濃度を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表3に示す。
実施例50の「6.測定」での、CMCの置換度、粘度を変更した以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、いずれも偽陽性反応が発生することなく、高感度を達成することができた。結果を以下の表3に示す。
実施例50の「6.測定」での、CMCを添加しない以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、実施例50〜59の結果と比較して、低感度の結果となってしまった。結果を以下の表3に示す。
[実施例60]
1.標識物質溶液の作製
着色セルロース微粒子懸濁液(着色セルロース微粒子濃度1wt%、平均粒子径335nm)10mLを、100 mM炭酸カリウムでpHを7 . 0に調製した。2 mMホウ酸溶液で透析、遠心分離し精製した抗A型インフルエンザウイルスモノクローナルマウス抗体を2 mMホウ酸溶液で100μg/mLの濃度になるように調製した。調製した抗A型インフルエンザウイルスモノクローナル抗体の最終濃度が4μg/mLとなる量を十分撹拌させながら着色セルロースの懸濁液に加えた。5分後、36mLの1wt%のカゼイン水溶液(pH8.5、10mMホウ酸酸含有)を添加し、ボルテックスで攪拌後、37℃で60分間、温調子ながら攪拌した。全量を遠心管に移し、遠心分離操作(10000 g、15分)し、上澄み液を除去し、0.2wt%のカゼイン水溶液(pH9.5、100mMホウ酸酸含有)を18mL加えてから、超音波処理を30秒間行った。
1で調整した懸濁液1800μLに、スクロースを180mgと、1wt%のCMC水溶液(セロゲン6A、第一工業製薬社製、置換度0.75、重合度250)を900mg加え、ボルテックスで攪拌し、超音波で30秒間処理した。その後、Glass Fiber Conjugate Pad(商品名、MILLIPORE社製)に塗布して、50℃で60分間乾燥させた。
サンプルパッド用の処理用水溶液(2%BSA、2%Tween−20、250mM Tris、pH8.2)を調整し、Cellulose Fiber Sample(商品名、MILLIPORE社製)に塗布して、50℃で60分間乾燥させた。
プロテインAカラムでアフィニティー精製した抗インフルエンザウイルスモノクローナル抗体( マウス) を用意した。ニトロセルロース膜(ミリポア社製:Hi−Flow Plusメンブレン)に、抗体塗布機(BioDot社製)を用いて、テストラインとして66mMリン酸緩衝液(pH7.4)で、0.05%になるように希釈した抗インフルエンザウイルスモノクローナル抗体( マウス)を塗布した。次いで、コントロールラインとして、66mMリン酸緩衝液(pH7.4)で、0.05%になるように希釈した抗マウスウサギ抗体(Daco社製、ポリクローナル抗体)を塗布した。その後37℃で、30分間乾燥させた。
バッキングシートから成る基材に、上記調製したサンプルパッド、コンジュゲートパッド、メンブレン、そして、不溶性担体を吸収するための吸収パッドを貼り合わせた。最後に、裁断機で幅が5mmとなるように裁断し、クロマトグラフ媒体を作製した。
上記作製したクロマトグラフ媒体を用いて、以下の方法で試料中のインフルエンザ抗源の存在の有無を測定した。0.5重量%Tween−20、1.0重量%BSA水溶液と66mMリン酸緩衝液緩衝溶液(pH7.4)から成る展開液を陰性検体試料とした。またA型インフルエンザウイルスを含むと思われるサンプル(吸引カテーテルにより採取した鼻腔吸引液から綿棒で検体を採取)を各々の希釈濃度に調整したものを陽性検体試料とし、各々の試料を150μL分、クロマトグラフ媒体のサンプルパッド上に載せて展開させ、15分後に目視判定をした。後述する比較例26と27よりも、高い感度を示した。結果を以下の表4に示す。
実施例60の「6.測定」での、CMCを使用しない以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、実施例60と比較して、低感度だった。
実施例60の「1.標識物質溶液の作製」で着色セルロース微粒子の代わりに、金コロイド粒子(平均粒子径40nm、CV値15%)を用いた以外は全て同じ条件でクロマトグラフ媒体を作製し、展開試験を実施した。その結果、発色が見られなかった。
2 コンジュゲートパッド
3 試薬固定化クロマトグラフ媒体
4 吸収パッド
5 バッキングシート(支持体)
6 テストライン
7 コントロールライン
Claims (9)
- 1wt%粘度が0.1cP以上200000cP以下の水溶性多糖類を0.001wt%以上20.00wt%以下で含み、かつ、平均粒子径が60nm以上700nm以下の不溶性担体で標識化された検出試薬を含む、イムノクロマト用展開液。
- 前記水溶性多糖類は、水溶性セルロース誘導体である、請求項1に記載の展開液。
- 前記水溶性セルロース誘導体は、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選ばれる、請求項2に記載の展開液。
- 前記不溶性担体は、金コロイド、着色又は蛍光ラテックス微粒子、及び着色又は蛍光セルロース微粒子からなる群から選ばれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の展開液。
- 前記着色又は蛍光セルロース微粒子100個の長径/短径は平均10以下である、請求項4に記載の展開液。
- 前記着色又は蛍光セルロース微粒子のCV値は40%以下である、請求項4又は5に記載の展開液。
- 前記着色又は蛍光セルロース微粒子の染料又は蛍光色素化合物の含有量は0.01%以上95%以下である、請求項4〜6のいずれか1項に記載の展開液。
- カゼインをさらに含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の展開液。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の展開液を含む、イムノクロマトキット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013124661A JP6306292B2 (ja) | 2013-06-13 | 2013-06-13 | 水溶性多糖類を含むイムノクロマト用展開液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013124661A JP6306292B2 (ja) | 2013-06-13 | 2013-06-13 | 水溶性多糖類を含むイムノクロマト用展開液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015001398A JP2015001398A (ja) | 2015-01-05 |
JP6306292B2 true JP6306292B2 (ja) | 2018-04-04 |
Family
ID=52296016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013124661A Expired - Fee Related JP6306292B2 (ja) | 2013-06-13 | 2013-06-13 | 水溶性多糖類を含むイムノクロマト用展開液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6306292B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102593963B1 (ko) * | 2015-08-28 | 2023-10-25 | 에이껜 가가꾸 가부시끼가이샤 | 면역학적 측정용 시약 조성물 및 이의 용도 |
JP6877564B2 (ja) * | 2017-09-25 | 2021-05-26 | 旭化成株式会社 | 有機着色微粒子、診断薬キット、及びインビトロ診断方法 |
JP7352831B2 (ja) * | 2018-01-09 | 2023-09-29 | 東洋紡株式会社 | イムノクロマト試験片および測定キットおよび測定方法 |
US11543419B2 (en) | 2018-01-11 | 2023-01-03 | Toyobo Co., Ltd. | Measurement sample dilution liquid, kit, and measurement method |
JP2020067395A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 東洋紡株式会社 | 測定試料希釈液 |
US12066438B2 (en) | 2018-11-30 | 2024-08-20 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Method for detecting causative bacterium of mastitis |
WO2020230826A1 (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | 旭化成株式会社 | イムノクロマト診断キット用吸収パッド及びイムノクロマト診断キット |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005291783A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Denka Seiken Co Ltd | 免疫測定に供する検体浮遊液調製用媒体組成物及びそれを用いる免疫測定方法 |
JP4299332B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2009-07-22 | 株式会社ホギメディカル | 酵素免疫検定方法およびこれに用いる展開用組成物 |
JP4559510B2 (ja) * | 2008-07-14 | 2010-10-06 | 田中貴金属工業株式会社 | イムノクロマトグラフ法のための展開液、及びそれを用いた測定方法 |
CN102667482B (zh) * | 2009-11-17 | 2015-02-18 | 旭化成纤维株式会社 | 有机着色微粒、含有其的诊断药试剂盒以及体外诊断方法 |
-
2013
- 2013-06-13 JP JP2013124661A patent/JP6306292B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015001398A (ja) | 2015-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6306292B2 (ja) | 水溶性多糖類を含むイムノクロマト用展開液 | |
JP4559510B2 (ja) | イムノクロマトグラフ法のための展開液、及びそれを用いた測定方法 | |
JP6148033B2 (ja) | 蛍光色素化合物を含むセルロース微粒子 | |
JP6226624B2 (ja) | 溶血性レンサ球菌診断イムノクロマト試薬、キット及び検出方法 | |
KR101947884B1 (ko) | 면역 크로마토그래피 분석 방법 | |
JP5351054B2 (ja) | 不溶性担体粒子の製造方法、不溶性担体粒子、測定試薬、検体分析用具および免疫比濁法 | |
WO2017010574A1 (ja) | 免疫測定法、免疫クロマトキット | |
JP6008670B2 (ja) | イムノクロマトグラフ試験ストリップ用メンブレン、試験ストリップ及び検査方法 | |
JP6741013B2 (ja) | イムノクロマト試験片 | |
JP6192374B2 (ja) | 担体及び水溶性多糖類を含むイムノクロマト用展開液 | |
JP2013120120A (ja) | ラテラルフロー型クロマト法用テストストリップ、およびそれを用いたアナライトの検出または定量方法 | |
TWI696833B (zh) | 有機著色微粒子、診斷藥套組及體外診斷方法 | |
JP6270781B2 (ja) | クロマト分析装置およびクロマト分析方法 | |
JP4219491B2 (ja) | 乾式分析方法及び乾式分析要素 | |
JP2012215494A (ja) | イムノクロマト測定法ならびにそれに用いられるキットおよびシステム | |
JP6533216B2 (ja) | 免疫クロマト分析装置及び免疫クロマト分析方法 | |
JP2020020687A (ja) | イムノクロマト用展開液 | |
JP2008197038A (ja) | イムノクロマトグラフィー法 | |
WO2020166699A1 (ja) | イムノクロマト試験片およびそれを用いた測定方法 | |
WO2020166698A1 (ja) | イムノクロマト試験片およびそれを用いた測定方法 | |
JP6841679B2 (ja) | イムノクロマトグラフ法 | |
TW202022344A (zh) | 測定試樣稀釋液 | |
WO2023089972A1 (ja) | 蛍光セルロース粒子 | |
JP2019120497A (ja) | 免疫学的測定用金属ナノ粒子−セルロース複合体、標識物質、免疫学的測定法、免疫学的測定用試薬、アナライトの測定方法、アナライト測定用キット、及び、ラテラルフロー型クロマト用テストストリップ | |
JP5265423B2 (ja) | クロマトグラフ方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160316 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20160404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170920 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180308 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6306292 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |