JP6305949B2 - 安全弁機構の検査装置及び安全弁機構の検査方法 - Google Patents

安全弁機構の検査装置及び安全弁機構の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、安全弁機構の検査装置及び検査方法に関する。
複数の電槽がケース内に収容された電池モジュールには、電槽内で発生したガスを外部に放出する安全弁機構が設けられている。この種の安全弁機構としては、複数の安全弁と、電槽から安全弁を介して排出されたガスが集合するガス集合部と、ガス集合部のガスを外部に放出する排出口とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
安全弁は、電槽の内圧が所定値に達したときに開く。排出口は、安全弁と同数設けられることはなく、通常では、複数の安全弁に対して一つ設けられている。
ところで、電池モジュールの出荷前には、安全弁の開弁圧を検出する検査が行われる。
図15に示すように、従来における検査方法では、ガス供給部101と、複数の安全弁11のうち一つとを、ガス供給路102を介して接続する。また、ガス供給路102に、安全弁11よりも上流側の1次圧力を検出する1次圧力計103を設ける。さらに、安全弁機構のガス排出口110には、ガス排出路105を介して、ガス排出口110側の圧力である2次圧力を検出する2次圧力計106を接続する。そして、2次圧力計106により2次圧力の上昇を検出するとともに、2次圧力が上昇し始めたとき又は2次圧力が所定値以上となったときを、安全弁11が開弁したときと判断し、そのときの1次圧力を、当該安全弁11の開弁圧とする。
特開2004−178909号公報
しかし、従来の検査方法では、一つの安全弁11に対して、その安全弁11の一次圧力の検出と2次圧力の検出とを同時に行う必要があるが、図10に示すような安全弁機構では、ガス排出口110が1つしかないため、安全弁11が複数ある場合でも、安全弁11の開弁圧を1つずつ検査しなければならない。従って、上述した検査方法では、検出対象となる全ての安全弁11について検査を完了するまで長時間を要するといった問題があった。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、検査に要する時間を短縮することができる安全弁機構の検査装置及び安全弁機構の検査方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する安全弁機構の検査装置は、複数の安全弁と、当該複数の安全弁を介してガスが導入されるガス集合部と、当該ガス集合部内のガスを外部に排出するガス排出口とを有する安全弁機構について、前記複数の安全弁のうち1回の検査で検査対象となる2以上の安全弁の開弁圧を検査する安全弁機構の検査装置であって、ガスを供給するガス供給部と、前記ガス供給部と、前記検査対象となる2以上の安全弁とを接続するガス供給路と、前記検査対象となる安全弁に供給されるガスの圧力を検出する圧力計と、前記検査対象となる安全弁に供給されるガスの流量を検出する流量計と、を備えた。
上記課題を解決する安全弁機構の検査方法は、複数の安全弁と、当該複数の安全弁を介してガスが導入されるガス集合部と、当該ガス集合部内のガスを外部に排出するガス排出口とを有する安全弁機構について、前記複数の安全弁のうち1回の検査で検査対象となる2以上の安全弁の開弁圧を検査する安全弁機構の検査方法であって、ガスを供給するガス供給部から、前記検査対象となる2以上の安全弁にそれぞれ接続されるガス供給路を通じて前記各安全弁にガスを供給した状態で、前記安全弁に供給されるガスの圧力及びガスの流量を検出し、流量又は流量の変化量が閾値以上となった際の圧力を、当該安全弁の開弁圧として検出する。
上記構成又は方法によれば、流量が上昇した際に検出された圧力が、検査対象の安全弁の開弁圧として検出される。また、ガス排出口側の2次圧力を検出することなく、ガス供給部と安全弁との間の流量及び圧力を用いて開弁圧を検出するので、ガス排出口の数に影響を受けず、複数の安全弁の開弁圧を同時に検出できる。このため、従来の検査装置に比べ、検査に要する時間を短縮することができる。
上記安全弁機構の検査装置について、前記流量計が検出した流量を入力し、前記圧力計が検出した圧力を入力するとともに、流量又は流量の変化量が閾値以上となったときの圧力を、対応する前記安全弁の開弁圧として出力する制御装置を備えることが好ましい。
安全弁機構は、安全弁の下流側にガス集合部を備えるので、安全弁が開弁したとしても、ガス排出口からガスが排出されるまでに時間がかかる。そのため、ガス排出口側で測定される2次圧力は、安全弁の開弁に対する応答性が比較的低い。一方、安全弁よりも上流側では、安全弁よりも下流部にガス集合部があったとしても、安全弁が開弁すると同時にガスの流れが変化し、流量に影響する。即ち、安全弁の上流側の流量は、ガス集合部の影響を受けず、高い応答性を示す。上記構成によれば、制御装置は、安全弁よりも上流側の流量又は流量の変化量が閾値以上となったときの圧力を開弁圧として検出するので、開弁圧の精度を高めることができる。
上記安全弁機構の検査装置について、前記制御装置は、前記安全弁に供給されるガスの圧力が圧力上限値に到達したとき、前記安全弁に供給されるガスの流量又は流量の変化量が、前記ガス集合部における詰まりの有無を判断するための閾値未満である場合には、前記ガス集合部に詰まりが生じていると判断することが好ましい。
上記構成によれば、圧力計により検出された圧力と、流量計により検出された流量又は流量変化量とを用いて、ガス集合部に詰まりが生じているか否かを判断することができる。すなわち、開弁圧の検査とガス集合部の詰まりの検査とを同時に行うことが可能となるため、そのように検査を行う場合には安全弁機構の検査を効率よく行うことができる。また、開弁圧の検査とガス集合部の詰まりの検査とを同じ検査装置によって行うことが可能であるので、そのように検査を行う場合には検査装置を有効に利用することができる。
上記安全弁機構の検査装置について、前記制御装置は、前記安全弁に供給されるガスの流量又は流量の変化量が第1の閾値になったときのガスの圧力を開弁圧とし、前記ガス集合部における詰まりの有無を判断するための前記閾値は、前記第1の閾値以上の値の第2の閾値として設定されることが好ましい。
ガス集合部は安全弁よりも下流側に設けられているため、ガス集合部にガスが流入するタイミングは、安全弁が開き始めるタイミングよりも遅い。このため、ガス集合部に詰まりがある場合には、安全弁が開き始めたときにガスの流量又は流量の変化量は増加するものの、増加する量が小さいか、又はガス集合部に詰まりがない場合に比べて緩やかに増加する。上記構成によれば、制御装置には、安全弁の開弁タイミングを判断するための第1の閾値と、ガス集合部の異常の有無を判断するための第2の閾値とが設定され、第2の閾値は、第1の閾値以上であるので好適にガス集合部の異常を判断できる。なお、異なる構造の安全弁機構であっても、第1の閾値以上の範囲で、第2の閾値の値を安全弁からガス集合部までの流路長やガス集合部の断面積などに応じて設定することで、ガス集合部の詰まりを検出することができる。
上記安全弁機構の検査装置について、前記流量計は、前記ガス供給路のうち前記圧力計よりも前記安全弁側に設けられることが好ましい。
上記構成によれば、安全弁から流量計までの流路長は、安全弁から圧力計までの流路長よりも短いので、流量計の開弁に対する応答性をさらに高めることができる。
この安全弁機構の検査装置について、前記ガス供給は、前記ガス供給部に接続する第1のガス供給路と、当該第1のガス供給路から複数に分岐し、前記検査対象となる2以上の安全弁にそれぞれ接続する第2のガス供給路を有し、前記圧力計は、前記第1のガス供給路に設けられ、前記流量計は、前記複数の第2のガス供給路にそれぞれ設けられることが好ましい。
上記構成によれば、圧力計は、複数の流量計に対し1つ設けられ、当該圧力計は、各流量計の流量の変化から、複数の安全弁の開弁圧を検出する。このため、圧力計の個数を低減することができる。
この安全弁機構の検査装置について、前記ガス供給路、前記圧力計及び前記流量計は、それぞれ前記検査対象となる安全弁毎に設けられることが好ましい。
上記構成によれば、ガス供給路、圧力計及び流量計は、検査対象となる安全弁の数と同数設けられるので、検査対象となる全ての安全弁の開弁圧を同時に測定できる。
本発明によれば、検査に要する時間を短縮することができる。
検査が適用される電池モジュールの安全弁機構の斜視図。 安全弁機構の断面図。 第1の実施形態の検査装置の概略を示す模式図。 同検査装置と安全弁機構との接続状態を示す模式図。 検査時の流量の変化及び1次圧力の変化を示すグラフ。 同実施形態の安全弁機構の検査方法の手順を示すフローチャート。 (a)は、同実施形態における安全弁機構の検査を含む電池モジュールの生産ラインの例を示す模式図、(b)は、従来の電池モジュールの生産ラインの例を示す模式図。 第2の実施形態の検査装置の概略を示す模式図。 同実施形態の検査時の流量の変化及び1次圧力の変化を示すグラフ。 第3の実施形態における安全弁機構の断面図。 図10中、XI−XI線断面図における断面図。 図10中、XII−XII断面線における断面図。 ガス集合部に詰まりのない安全弁機構について検査を行ったときのガスの一次圧力の変化及び流量の変化の一例を示すグラフ。 ガス集合部に詰まりがある安全弁機構について検査を行ったときのガスの一次圧力の変化及び流量の変化の一例を示すグラフ。 従来の検査装置の概略を示す模式図。
(第1の実施形態)
以下、安全弁機構の検査装置及び安全弁機構の検査方法について、その第1の実施形態を説明する。本実施形態では、当該検査装置及び検査方法が適用される安全弁機構を、6つの安全弁と1つのガス排出口とを有する安全弁機構に例示して説明する。
まず、本実施形態において、検査が行われる電池モジュールの構成について説明する。
図1に示すように、電池モジュール10は、内部に6つの電槽12を有するケース本体13と、ケース本体13の上部開口を封止する安全弁機構としての蓋部15とを備えている。電槽12内には極板群14が、電解液とともに収容されている。極板群14は、正極活物質を含む複数の正極板と、負極活物質を含む複数の負極板とがセパレータを介して積層されたものである(いずれも図示略)。また、電槽12内には、上記正極板が接合される集電板、及び上記負極板が接合される集電板が収容されている(いずれも図示略)。
また、蓋部15は、ベース16と、ベース16に形成された弁体収容部に挿入される弁体17と、弁体17を収容したベース16を封止するカバー18とを備えている。
図2に示すように、ベース16の上面には、凹部20が形成されている。この凹部20の底面には、6つの弁体収容部21が形成されており、弁体収容部21の下面は、弁体17が配置される弁座22となっている。弁体17は、弾性を有する材料からなり、ベース16とカバー18との間に介在する。また、弁座22には、電槽12に連通する連通孔23が形成されている。これらの弁体17及び弁座22は、安全弁11を構成する。弁体17の底面が弁座22に当接することによって、安全弁11は閉じられ、弁体17の底面が弁座22から離間することによって安全弁11は開かれる。
また、カバー18は、平面視において矩形状に形成され、縁部が下方に突出した突出部24を備えている。カバー18の突出部24の先端が、ベース16の凹部20の底面に当接することによって、カバー18の上面とベース16の上面とは同じ高さとなるとともに、カバー18とベースとの間には、中空のガス集合部25が形成される。このガス集合部25は、各弁体収容部21に連通している。
さらにカバー18には、上面から突出する排出部26が設けられている。排出部26には、ガス集合部25と連通するガス排出口27が設けられている。このガス排出口27を介してガス集合部25が外部に連通されることで、ガス集合部25の圧力は、大気圧とされる。
弁体17は、電槽12の内圧が大きくなると、カバー18側に押圧されて圧縮され、その底面が弁座22から離間する。これにより、安全弁11は開弁された状態となり、連通孔23とガス集合部25とが連通される。なお、本実施形態では、安全弁11を介してガス集合部25側に排出されるガスの流量が、予め設定された閾値以上となったときを、安全弁11の開弁とみなす。
電槽12から安全弁11を介してガス集合部25に排出されたガスは、ガス排出口27から外部へ放出される。電槽12の内圧と大気圧との差が小さくなると、弁体17が伸張し、その底面が弁座22に当接することにより、安全弁11は閉弁され、連通孔23が閉じられる。
次に図3及び図4を参照して、安全弁機構の検査装置について説明する。
図3に示すように、検査装置30は、ガス供給部31と、ガス供給部31及び安全弁11を接続するガス供給路32と、ガス供給路32に設けられる流量計33と、圧力計34とを備える。
ガス供給部31は、ガス供給路32に空気や窒素等のガスを圧送する電動アクチュエータや、電空レギュレータから構成され、図示しないガスタンク等のガス供給源からのガス供給圧を調整する。本実施形態では、ガス供給部31は、空気を供給するものとする。また、圧力計34は、安全弁11よりも上流側の1次圧力を検出する。流量計33は、ガス供給路32のうち、圧力計34よりも安全弁11に近い位置に設けられる。即ち、安全弁11から流量計33までの流路長は、安全弁11から圧力計34までの流路長よりも短くなっている。
また、検査装置30は、流量計33及び圧力計34からデータを収集するデータロガー35と、安全弁11の開弁圧を検出する制御装置36とを備える。データロガー35は、流量計33から入力した電気信号に基づく流量Fを、時刻とともに記憶部に記憶する。またデータロガー35は、圧力計34から入力した電気信号に基づく圧力Pを、時刻とともに記憶部に記憶する。即ち、流量F及び圧力Pは、時刻によって互いに関連付けられている。
また、制御装置36は、入力操作装置37に電気的に接続されている。入力操作装置37には、開始釦38及び停止釦39が設けられている。開始釦38がオン操作されると、制御装置36は、ガス供給部31を駆動して、ガス供給路32に空気を圧送する。また、データロガー35から、流量F及び圧力Pを入力し、流量F及び圧力Pに基づき開弁圧を検出する。また、制御装置36は、開弁圧を検出して検査を終了するとき、又は停止釦39の操作に基づき検査を停止するときには、ガス供給部31の駆動を停止する。
さらに、制御装置36は、出力部40に電気的に接続されている。出力部40は、ディスプレイ、記憶装置、印刷装置等である。
ところで、安全弁機構に対する検査では、全ての安全弁11を検査対象とすることもあれば、全個数よりも少ない複数の安全弁11を検査対象とすることもある。本実施形態では、全ての安全弁11を検査対象として開弁圧を検査する場合について説明する。なお、ここでいう検査対象の安全弁11とは、1回の検査で対象となる安全弁11のことをいう。
図4に示すように、全ての安全弁11を検査対象とするとき、各安全弁11に対して、流量計33、圧力計34、及びガス供給路32からなる各検査部41がそれぞれ接続される。そして、これらの検査部41によって、安全弁11の開弁圧が同時に測定される。即ち、検査装置30には、6つの検査部41が設けられている。データロガー35は、6つの検査部41に対して1つ設けられ、各検査部41から入力した流量F及び圧力Pを、検査部41毎に記憶する。制御装置36は、各検査部41で検出された流量F及び圧力Pに基づき、各安全弁11の開弁圧をそれぞれ測定する。
次に、制御装置36が、流量Fに基づき開弁圧を検出する方法について説明する。なお、ガス供給部31は、一定の供給圧力で、ガスとしての空気を供給するものとする。
図5中、線C1は、ガス供給部31から空気の供給を開始してから安全弁11が開弁するまでについての流量計33によって検出された流量の変化を示し、線C2は、圧力計34によって検出された1次圧力の変化を示す。線C2に示されるように、1次圧力は安全弁11が開き始めたときであっても上昇するため、1次圧力のみでは開弁のタイミングを把握することは難しい。一方、線C1に示されるように、ガス供給部31から安全弁11に空気を供給することによって、安全弁11が開き始めると、流量は上昇し始める。そして、流量Fが閾値Fth以上になったとき、制御装置36は、そのときの圧力Pを、その安全弁11の開弁圧Poとする。
図5中、線C3は、本実施形態の検査方法との比較のために検出した2次圧力の変化を示す。2次圧力は、ガス排出口27に接続されたガス排出路で検出された圧力である。線C3の上昇からわかるように、2次圧力は流量よりも遅いタイミングで上昇する。即ち、蓋部15は、安全弁11の下流側にガス集合部25を備えるので、安全弁11が開弁したとしても、ガス排出口27から空気が排出されるまでに時間がかかる。そのため、ガス排出口側で測定される2次圧力は、安全弁の開弁に対する応答性が比較的低い。
一方、安全弁11よりも上流側のガス供給路32では、安全弁11よりも下流部にガス集合部25が存在しても、安全弁11が開弁すると同時に空気の流れが変化し、流量Fに影響する。そのため、安全弁11の上流側の流量は、ガス集合部の影響を受けず、高い応答性を示す。従って、流量Fの方が、2次圧力に比べ、安全弁11の開弁に対して応答性が高いため、流量Fに基づき開弁圧を検出することで、開弁圧の精度が高められる。
次に、検査装置30の動作について、安全弁機構の検査方法の手順とともに説明する。なお、各検査部41において同じ手順で検査が行われるので、一つの検査部41における手順について説明する。
図6に示すように、検査が開始されると、制御装置36は、ガス供給部31を駆動して、ガス供給路32を介して安全弁11に空気を供給する(ステップS1)。そして、流量F及び圧力Pを、データロガー35から時刻とともに入力する(ステップS2)。
次に、制御装置36は、入力した流量Fが、閾値Fth以上であるか否かを判断する(ステップS3)。流量Fが閾値Fth未満であると判断すると(ステップS3:NO)、空気の供給(ステップS1)、及び流量F及び圧力Pの入力を継続する(ステップS2)。
一方、流量Fが閾値Fth以上であると判断すると(ステップS3:YES)、制御装置36は、流量Fが閾値Fth以上となったときの圧力Pを取得して、その取得された圧力Pを開弁圧とする(ステップS4)。
開弁圧を検出すると、制御装置36は、検査結果を、出力部40に出力し(ステップS5)、ガス供給路32の排気等の検査終了処理を行う(ステップS6)
次に図7を参照して、安全弁機構の検査装置30及び検査方法によって得られる作用について説明する。従来の検査装置では、ガス供給部と安全弁11との間のガス供給路に1次圧力計を接続し、ガス排出口27側に2次圧力計を接続するので、安全弁11を1つずつ検査しなければならない。
従って図7(b)に示すように、例えば、電池モジュール10の生産ラインで検査を行うとき、第1のステーションで一つ目の安全弁11(安全弁#1)を検査した後、第1のステーションから第2のステーションに電池モジュール10を搬送し、第2のステーションで2つ目の安全弁11(安全弁#2)を検査する。従って6つの安全弁11(安全弁#1〜#6)を検査するためには第6のステーションを設ける必要がある。このため、安全弁11の検査時間に長時間を有するほか、生産ラインを構成する検査システムが大型化する。
図7(a)に示すように、本実施形態では、6つの検査部41によって、6つの安全弁11(安全弁#1〜#6)の開弁圧を同時に測定することができる。このため、検査に要する時間を大幅に短縮することができる。また、6つの安全弁11に対する検査を、1つのステーションで行うことが可能となり、従来に比べ、生産ラインを構成する検査システムを小型化することができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られるようになる。
(1)検査装置30では、ガス供給路32の流量が上昇したときに検出された1次圧力が、検査対象である各安全弁11の開弁圧として検出される。また、ガス排出口27側の2次圧力を検出することなく、ガス供給部31と安全弁11との間の流量及び圧力を用いて開弁圧を検出するので、ガス排出口27の数に影響を受けず、複数の安全弁11の開弁圧を同時に検出できる。このため、従来の検査装置に比べ、検査に要する時間を短縮することができる。
(2)蓋部15は、安全弁11の下流側にガス集合部25を備えるので、安全弁11が開弁したとしても、ガス排出口27から空気が排出されるまでに時間がかかる。そのため、ガス排出口27側で測定される2次圧力は、安全弁11の開弁に対する応答性が低い。一方、安全弁11よりも上流側のガス供給路32では、安全弁11よりも下流にガス集合部25があったとしても、安全弁11が開弁すると同時に空気の流れが変化し、流量に影響する。即ち、安全弁11の上流側の流量は、ガス集合部25の影響を受けず、高い応答性を示す。検査装置30では、流量計33及び圧力計34の検出値は、データロガー35に記録され、制御装置36によって、流量Fが閾値Fth以上となったときの圧力が開弁圧として検出される。このため、2次圧力に基づき開弁圧を検出する場合に比べ、開弁圧の精度を高めることができる。
(3)安全弁11から流量計33までの流路長は、安全弁11から圧力計34までの流路長よりも短い。そのため、安全弁11から流量計33までの流路長が、圧力計34の存在に影響されず、当該流路長を短くすることができる。これにより、流量計33の開弁に対する応答性をさらに高めることができる。
(4)ガス供給路32、圧力計34及び流量計33は、安全弁11の数と同数設けられるので、安全弁機構に備えられる全ての安全弁11の開弁圧を同時に測定できる。このため、検査にかかる時間を短縮できる。また、安全弁機構の検査を電池モジュール10の生産ラインで行う場合には、生産ラインを構成する検査システムを小型化することができる。
(第2の実施形態)
次に図8及び図9を参照して、安全弁機構の検査装置及び安全弁機構の検査方法の第2の実施形態を説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の検査装置の一部を変更した構成であるため、同様の部分については同一符号を付してその詳細な説明を割愛する。なお、第2の実施形態では、1回の検査で検査対象となる安全弁11は2つ(#1、#2)である。
図8に示すように、ガス供給路32は、ガス供給部31及び圧力計34が設けられる第1のガス供給路32aと、第1のガス供給路32aから分岐する複数の第2のガス供給路32bとを有する。本実施形態では、第2のガス供給路32bは、2つ設けられ、第1のガス供給路32aの圧力計34と流量計33との間で分岐する。第2のガス供給路32bには、流量計33がそれぞれ設けられている。本実施形態では、安全弁11に対して流量計33は1つ設けられ、圧力計34及びガス供給部31は、2つの安全弁11に対してそれぞれ1つ設けられる。なお、ガス供給部31の空気の供給圧は、電池モジュール10のガス排出口27における圧力よりも十分に大きいものとする。
図9に示すように、制御装置36は、データロガー35から、流量F及び圧力Pを入力する。なお、図9において、便宜上、線C4(安全弁#1の流量)、線C5(安全弁#2の流量)を重ならないように記載しており、第2の実施形態においては、閾値Fthは同じ値である。図9中、線C4に示すように、一方の安全弁11(安全弁#1)の流量Fが閾値Fth以上になると、線C6で示されるその時点の1次圧力である圧力Pを、その安全弁11(安全弁#1)の開弁圧Poとする。また、線C5に示すように、他方の安全弁11(安全弁#2)の流量Fが閾値Fth以上になると、その時点の1次圧力である圧力Pを、その安全弁11(安全弁#2)の開弁圧Poとする。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載した(1)〜(3)の効果に加えて、以下の効果が得られるようになる。
(5)圧力計34は、2つの流量計33に対し1つ設けられ、当該圧力計34は、各流量計33の流量の変化から、2つの安全弁11の開弁圧を検出する。このため、圧力計34の個数を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に図10〜図14を参照して、安全弁機構の検査装置及び安全弁機構の検査方法の第3の実施形態を説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態の検査装置の一部を変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を割愛する。
本実施形態では、制御装置36によって、安全弁11の開弁圧の検査に加え、ベース16とカバー18とで区画されるガス集合部25に詰まりが生じているか否かについて検査が行われる点で、第1の実施形態と相違する。
図10に示すように、蓋部15には、第1安全弁11a〜第6安全弁11fが設けられている。第1安全弁11aは、蓋部15のうち排出部26から最も離れた端部に設けられている。第2安全弁11b〜第6安全弁11fは、第1安全弁11aが設けられた蓋部15の一端から他端に向かって順に並んでいる。第1安全弁11a〜第6安全弁11fは、第1の実施形態の安全弁11と同じ構成であるが、説明の便宜上、異なる符号を付している。また、第1安全弁11a〜第6安全弁11fを区別しないで説明する場合には、単に安全弁11として説明する。
ガス集合部25内の空気を排出する排出部26は、第4安全弁11dと、第5安全弁11eとの間に設けられている。このため、第1安全弁11a〜第4安全弁11dのいずれかが開いたときには、その開いた安全弁11を介してガス集合部25に流入した空気は、第1安全弁11aから第4安全弁11dに向かう方向120に沿って流れ、排出部26のガス排出口27から排出される。また、第5安全弁11e及び第6安全弁11fのどちらかが開いたときには、その開いた安全弁11を介して流入した空気は、第1安全弁11a〜第4安全弁11dが開いたときの空気の流れる方向120とは反対の方向121に沿って流れ、ガス排出口27から排出される。
また、ベース16には、弁体17を収容する弁体収容部21のほか、温度センサなどを挿入するための収容凹部28が設けられている。収容凹部28は、第3安全弁11cと第4安全弁11dとの間に設けられている。
図10中、1点鎖線で囲った拡大図に示すように、収容凹部28は、電槽12側に突出するとともに、その内側に底部を有する穴部28aを備えている。また、カバー18のうち、収容凹部28に向かい合う位置には、貫通孔18aが設けられている。さらに、カバー18のうち、ベース16の凹部20側となる裏面には、貫通孔18aを囲む円筒状の第1の突出部18bが設けられている。カバー18がベース16の凹部20を覆った状態では、第1の突出部18bは、凹部20の底面のうち、穴部28aの開口端の周りに当接する。凹部20の底面に当接した第1の突出部18bは、収容凹部28の穴部28aとガス集合部25とを隔てる。
図11に示すように、カバー18の裏面には、第1の突出部18bのほかに、第2の突出部18cが設けられている。第2の突出部18cは、カバー18の裏面側に突出し、長方形のカバー18の一対の長辺及び一対の短辺にそれぞれ設けられている。ガス集合部25は、第2の突出部18cの先端がベース16の凹部20の底面に当接することによって形成される。ガス集合部25は、収容凹部28以外の位置では、カバー18の短手方向における幅W1が、第1の突出部18bの内側の幅となっている。
一方、図12に示すように、ガス集合部25は、収容凹部28の位置においては、ベース16の穴部28a、貫通孔18a及び第1の突出部18bが設けられる分だけ、カバー18の短手方向に沿った幅が短くなる。すなわち、ガス集合部25には、収容凹部28の位置に流路断面積が狭められた狭小部29が設けられている。狭小部29は、円筒状の第1の突出部18bの両側にあり、第1の突出部18bと第2の突出部18cとの間に設けられている。狭小部29は、収容凹部28以外の位置のガス集合部25の流路断面積の幅W1よりも、小さい幅W2を有している。
ところで、ベース16及びカバー18は樹脂から形成されるとともに、溶着によって互いに接合される。ベース16及びカバー18が互いに溶着される際には、溶融した樹脂の一部がガス集合部25側に流れこむことがある。図11に示すような収容凹部28が設けられた位置以外の位置ではガス集合部25の幅W1が大きく、その流路断面積が大きいため、少量の樹脂がガス集合部25内に流れこんでも、排出部26へ向かう空気の流れやすさに特に影響はない。
しかし、図12に示すような狭小部29においては、溶着の際に樹脂が流れ込むと、狭小部29が閉塞されるか又は完全には閉塞されないものの流路断面積が縮小されて、空気の流れを阻害する「詰まり」となりやすい。狭小部29に詰まりが生じると、第1安全弁11a〜第3安全弁11cから流入した空気が、ガス集合部25を含む通路を介して、ガス排出口27まで到達できなくなるか、又は流れにくくなる。一方、第4安全弁11d〜第6安全弁11fと排出部26との間の通路には、流路断面積が縮小された狭小部はないため、第4安全弁11d〜第6安全弁11fからガス排出口27に向かう空気の流れには、樹脂の流れこみの影響はない。
蓋部15をX線撮影又はコンピュータ断層撮影することによって、狭小部29の閉塞、及び空気の流れが阻害される程の流路断面積の縮小が生じているか否かについて確認することができるが、専用の装置が必要となる。
そこで、本実施形態では、開弁圧を検査する検査装置30(図3参照)を使用して、開弁圧を検査すると同時に、第1安全弁11a〜第3安全弁11cの流量又は流量変化量に基づき、ガス集合部25に詰まりが生じているか否かを検査する。また、本実施形態では、ガス集合部25のうち詰まりが生じうる箇所を狭小部29に特定して検査を行う。
狭小部29の閉塞、又は空気の流れが阻害される程度の流路断面積の縮小が生じ、狭小部29の流路断面積が不適正である場合には、ガス供給部31から空気が供給された第1安全弁11a〜第3安全弁11cのいずれかが開くと、その開いた安全弁11とガス集合部25の狭小部29との間の区間に空気が溜まることによって、当該区間内の圧力が高くなる。このように安全弁11とガス集合部25の狭小部29との間の区間の圧力が高くなると、安全弁11を介してガス集合部25に供給される空気の流量又は流量の変化量は小さくなる。その後も空気の供給が継続されると、第1安全弁11a〜第3安全弁11cの1次圧力が、予め設定された圧力上限値に到達する。この圧力上限値は、開弁圧の適正範囲よりも大きい値に設定されている。
したがって、検査装置30は、第1安全弁11a〜第3安全弁11cの各々の流量と1次圧力とを取得するとともに、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち1乃至複数の1次圧力が、圧力上限値に到達したか否かを判断する。さらに検査装置30は、第1安全弁11a〜第3安全弁11cの1乃至複数の1次圧力が圧力上限値に到達したとき、1次圧力が圧力上限値に到達した安全弁11の流量が、ガス集合部25の詰まりの有無を判断するための第2の閾値Fth2未満であるか否かを判断する。なお、本実施形態では、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうちいずれかの1次圧力が圧力上限値に到達し、1次圧力が圧力上限値に到達した安全弁11の流量が第2の閾値Fth2未満である場合には、ガス集合部25に詰まりがあると判断する。
安全弁11に供給される空気の流量が第1の実施形態における閾値Fth(以下、第1の閾値Fth1という)以上となったとき、安全弁11が開き始めたと判断するが、ガス集合部25に空気が流入され詰まりの位置に到達するタイミングは、安全弁11が開き始めるタイミングよりも遅い。安全弁11が開き始めた後も空気の供給を継続すると、流量は増加する。このため、第2の閾値Fth2は、第1の閾値Fth1以上の値に設定されている。安全弁11が開き始めるタイミングと、ガス集合部25に空気が流入されるタイミングとの間のずれが僅かである場合には、第2の閾値Fth2は、第1の閾値Fth1と同じ値であってもよい。
また、第2の閾値Fth2は、狭小部29の流路断面積の規格に応じて設定される閾値であって、狭小部29の流路断面積が拡大されるに伴い、大きい値に設定される。なお、本実施形態では、第2の閾値Fth2は、第1の閾値Fth1よりも大きい値に設定している。
次に、検査装置30の動作について説明する。検査装置30は、第1の実施形態と同じ手順で開弁圧検査を実行する。すなわち、検査装置30の制御装置36によって、ガス供給部31から、第1安全弁11a〜第6安全弁11fの各々に接続されたガス供給路32に空気を供給しながら、第1安全弁11a〜第6安全弁11fの各々に接続された流量計33及び圧力計34によって流量及び圧力を測定する。第1安全弁11a〜第6安全弁11fのうち、いずれかの流量が第1の閾値Fth1に到達したときには、流量が第1の閾値Fth1に到達した安全弁について、第1の閾値Fth1に到達したときの1次圧力を開弁圧とする。
次に図13及び図14を参照して、ガス集合部25の詰まりの有無について判断する検査について説明する。図13及び図14に示すグラフでは、横軸が時間、左側の縦軸が第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち一つについて測定された1次圧力、右側の縦軸が1次圧力を測定した安全弁について測定された流量を示している。また、これらのグラフには、測定された流量を示す流量変化線C10と、測定された1次圧力を示す1次圧力変化線C11とが示されている。開弁圧の検査では、流量が第1の閾値Fth1に到達したときの圧力を開弁圧Poとする。そして、開弁圧Poが、開弁圧下限値Pth2及び開弁圧上限値Pth1とで定められる適正範囲Rに含まれる場合は、開弁圧Poが適正であると判断し、適正範囲Rよりも低い値または適正範囲Rよりも高い値となる場合は、開弁圧Poが不適正であると判断する。
制御装置36は、第4安全弁11d〜第6安全弁11fについては、空気の流量が第1の閾値Fth1に到達したとき、又は空気の流量が第1の閾値Fth1に到達したタイミングよりも所定時間後に、開弁圧の検査を終了する。一方、制御装置36は、第1安全弁11a〜第3安全弁11cについては、流量が第2の閾値Fth2に到達するか、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達するまで、空気の供給を継続する。
図13は、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち一つについて、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達する前に、流量が第2の閾値Fth2に到達した例を示している。このように、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのいずれかについて、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達しないまま流量が第2の閾値Fth2に到達した場合には、制御装置36は、ガス集合部25に詰まりがないと判断する。
図14中、実線で示す流量変化線C10は、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち一つについて、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達した時の流量Fが第1の閾値Fth1以上第2の閾値Fth2未満であって、開弁圧Poが適正範囲R内である例を示している。この場合、制御装置36は、開弁圧Poが正常であるが、ガス集合部25に詰まりがあると判断する。また、図14中、鎖線で示す流量変化線C10は、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち一つについて、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達した時の流量Fが第1の閾値Fth1未満である例を示している。この場合には、開弁圧Poが異常であると判断する。
このように、一つの検査装置30によって、安全弁11の開弁圧を検査するために安全弁11へガスを供給しながら1次圧力及び流量を測定するとともに、そのガスの供給と1次圧力および流量の測定を継続することによって、ガス集合部25の詰まりの有無を判断する検査も開弁圧検査と同時に行うことができる。このため、安全弁機構である蓋部15の検査を効率よく行うことができる。また、開弁圧の検査及びガス集合部25の詰まりの有無の検査は、同じ検査装置30によって行われるため、検査装置30を有効に利用することができる。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、第1の実施形態に記載した(1)〜(4)の効果に加えて、以下に列挙する効果が得られるようになる。
(6)第1安全弁11a〜第3安全弁11cへ供給される空気の圧力が圧力上限値に到達したときの空気の流量又は流量の変化量が閾値未満であるか否かを判断することによって、ガス集合部25の詰まりの有無が判断される。このため、ガス集合部25の詰まりの有無の検査でも、開弁圧の検査のために圧力計34によって測定された圧力と流量計33によって測定された流量又は流量の変化量とを用いることができる。したがって、開弁圧の検査とガス集合部25の詰まりの検査とを同時に行うことが可能となるため、蓋部15の検査を効率よく行うことができる。また、開弁圧の検査とガス集合部25の詰まりの検査とを同じ検査装置30によって行うことができるので、検査装置30を有効に利用することができる。
(7)ガス集合部25は第1安全弁11a〜第3安全弁11cよりも下流側(ガス排出口27側)に設けられているため、ガス集合部25に空気が流入するタイミングは、第1安全弁11a〜第3安全弁11cが開き始めるタイミングよりも遅い。このため、ガス集合部25に詰まりがある場合でも、第1安全弁11a〜第3安全弁11cが開き始めた後の空気の流量又は流量の変化量は変化しないか、又は増加する。上記実施形態によれば、制御装置36には、安全弁11の開弁タイミングを判断するための第1の閾値Fth1と、ガス集合部25の異常の有無を判断するための第2の閾値Fth2とが設定され、第2の閾値Fth2は、第1の閾値Fth1以上である。このため、異なる構造の蓋部15であっても、第1の閾値Fth1以上の範囲で、第2の閾値Fth2の値を第1安全弁11a〜第3安全弁11cからガス集合部25までの流路長やガス集合部25の断面積などに応じて設定することで、ガス集合部25の詰まりを検出することができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・第2の実施形態では、第1のガス供給路32aから、2つの第2のガス供給路32bを分岐させたが、3つ以上の第2のガス供給路32bを分岐させてもよい。
・第2の実施形態のように、圧力計34と流量計33との間からガス供給路を複数に分岐させる場合、分岐したガス供給路の途中であって、流量計33よりも上流側にバルブを設けてもよい。この場合、検査を行う安全弁11に接続するガス供給路だけ開き、それ以外のガス供給路を閉じる。このようにすると、圧力計34の数を低減しつつ、所望の数の安全弁11について検査することができる。
・第1の実施形態では、検査部41毎にガス供給部31を設けたが、ガス供給部31は、複数の圧力計34及び流量計33に対してガスを供給するものであってもよい。この場合、ガス供給路32は、ガス供給部31と圧力計34との間で分岐し、複数の圧力計34に接続される。
・第3の実施形態では、安全弁の流量に対して規定された第2の閾値Fth2を第1の閾値Fth1よりも大きい値に設定したが、上記したように第2の閾値Fth2を第1の閾値Fth1と同じとしてもよい。第1の閾値Fth1と第2の閾値Fth2とが同じであるとき、開弁圧Poが異常であるのか、又はガス集合部25に詰まりがあるのかを判別する場合には、複数の安全弁11について流量及び1次圧力を測定した結果に基づき判別する。詰まりが発生しうる位置を狭小部29に特定しているとき、例えば、制御装置36は、第1安全弁11a〜第3安全弁11cの全てについて、流量が、第1の閾値Fth1と等しい第2の閾値Fth2(以下、単に閾値Fthという)に到達するか、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達するまで、空気の供給を継続して検査を行う。たとえば、第1安全弁11a〜第3安全弁11cの全ての1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達し、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達したときの第1安全弁11a〜第3安全弁11cの全ての流量が閾値Fth未満であったときには、ガス集合部25に詰まりがあると判断する。また、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち1つ又は2つの1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達し、且つそのときの流量が閾値Fth未満であるとともに、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち残りの安全弁の流量が閾値Fthに到達したときには、ガス集合部25の詰まりはないものとする。そして、流量が閾値Fth未満である安全弁の開弁圧に異常があると判断する。
・上記各実施形態では、流量計33によって検出された流量Fが閾値Fth以上となったときを安全弁11の開弁とみなしたが、流量Fが上昇し始めたときを開弁とみなしてもよい。また、流量の変化量、又は時間あたりの流量の変化量が、予め設定された変化量の閾値以上となったときを安全弁11の開弁とみなしてもよい。
・流量計33が設けられる位置は、必ずしも圧力計34が設けられる位置よりも安全弁11に近い位置でなくてもよい。例えば、流量及び圧力の両方を測定可能な測定装置が設けられる場合には、流量計及び圧力計の位置は、ほぼ同一となる。また、流量計33は、圧力計34よりも安全弁11に対して遠い位置に設けられていてもよい。
・安全弁11は、電槽12側からの圧力によって弁体17が圧縮されることによって開弁する構成としたが、弁体17や弁座22の構成は変更してもよい。例えば、弁体17は、連通孔23に貫挿され、ガス集合部25側に配置される弁体部と電槽側に配置される係合部とを備える構成であってもよい。電槽12の内圧が所定の圧力以上となると、弁体17がガス集合部25側に押されて、弁体部が弁座から離れ、圧力導入溝を通じて電槽12及びガス集合部25が連通する。
・検査装置30の構成は、ガス供給部、流量計、圧力計を備えるものであればよく、適宜変更することもできる。例えば、制御装置36が、流量計33及び圧力計34からの電気信号を直接入力して、流量及び圧力を時刻とともに記憶するようにしてもよい。また出力部40は、開弁圧が異常値であるときに報知を行う、ランプやブザー等の報知部であってもよい。
・第1の実施形態では全ての安全弁11、第2の実施形態では2つの安全弁11を検査対象としたが、検査対象となる安全弁11の数は限定されず、全ての安全弁11を検査対象としてもよく、全個数未満の複数の安全弁11を検査対象としてもよい。
・第3の実施形態では、ガス集合部25のうち詰まりが発生しうる箇所を狭小部29に特定し、第1安全弁11a〜第3安全弁11cを対象としてガス集合部25の詰まりの検査を行った。しかし、詰まりが発生しうる箇所が特定できない場合などには、検査対象の安全弁からガス排出口27の間を詰まりが発生しうる領域とし、詰まりの検査の対象を全ての安全弁11としてもよい。この場合には、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達したときの流量(又は流量の変化量)が第2の閾値Fth2未満である安全弁11の位置と、流量(又は流量の変化量)が第2の閾値Fth2未満である安全弁11の位置と、排出部26の位置とに基づいて、詰まりの位置を判断してもよい。たとえば、第1安全弁11aおよび第2安全弁11b(図10参照)は、排出部26へ向かう空気の流れが同じ方向である。それらのうち、第1安全弁11aでは、1次圧力が圧力上限値に到達したときの流量が第2の閾値未満であり、第2安全弁11bでは、流量が第2の閾値以上である場合には、第2安全弁11bと第3安全弁11cとの間で詰まりが発生していると推測できる。また、全ての安全弁11について、1次圧力が圧力上限値に到達したときの流量が第2の閾値未満である場合には、排出部26に詰まりが発生しているか、又はガス集合部25の複数位置で詰まりが発生している可能性があると判断する。
・第3の実施形態では、第1安全弁11a〜第3安全弁11cの少なくとも一つについて、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達しないまま流量が第2の閾値Fth2に到達した場合には、制御装置36は、ガス集合部25に詰まりがないと判断した。この態様以外に、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち複数について、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達しないまま流量が第2の閾値Fth2に到達した場合に、ガス集合部25に詰まりがないと判断してもよい。
・第3の実施形態では、第1安全弁11a〜第3安全弁11cの少なくとも一つについて、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達したときの流量が第2の閾値Fth2未満である場合には、制御装置36は、ガス集合部25に詰まりがあると判断した。この態様以外に、第1安全弁11a〜第3安全弁11cのうち複数について、1次圧力が圧力上限値Pmaxに到達したときの流量が第2の閾値Fth2未満である場合に、ガス集合部25に詰まりがあると判断してもよい。
・上記各実施形態では、ガス集合部25を、ベース16に形成された凹部20とカバー18とで区画される略直方体形状の空間としたが、ガス集合部25はこれ以外の形状であってもよい。たとえば、ガス集合部25は、安全弁11からガス排出口27までの流路を、たとえばラビリンス構造などの複数回屈曲する構造であってもよい。この態様におけるガス集合部25においては、略直方体形状の空間からなるガス集合部25に比べて詰まりが生じやすいため、全ての安全弁11の圧力と流量又は流量の変化量に基づきガス集合部25の詰まりの有無を判断することができる。また、圧力が圧力上限値に到達した安全弁11の位置と、圧力が圧力上限値に到達せずに流量が第2の閾値に到達した安全弁11の位置とに応じて、詰まりの位置を判断することも可能である。
・上記各実施形態では、電池モジュール10を6個の電槽12から構成したが、6個以外の複数個の電槽12から構成してもよい。また電池モジュール10の安全弁機構(蓋部15)の構成は、上述した構成に限らず、安全弁11の個数を変更してもよいし、ベース16及びカバー18の構成を変更してもよい。例えば、安全弁11は、複数の電槽12に対して1つ設けられていてもよい。また、ガス排出口27は、複数設けられていてもよい。
・上記各実施形態では、安全弁機構の検査装置および検査方法を、電池モジュールに設けられた安全弁機構について検査する装置及び方法に適用したが、電池モジュール以外のものに適用してもよい。たとえば、液体(ゲルを含む)を容器に収容し、容器の蓋に設けられる安全弁機構に設けてもよい。
10…電池モジュール、11…安全弁、11a〜11f…第1安全弁〜第6安全弁、12…電槽、13…ケース本体、14…極板群、15…蓋部、16…ベース、17…弁体、18…カバー、18a…貫通孔、18b…第1突出部、18c…第2突出部、20…凹部、21…弁体収容部、22…弁座、23…連通孔、24…突出部、25…ガス集合部、26…排出部、27…ガス排出口、28…収容凹部、28a…穴部、29…狭小部、30…検査装置、31…ガス供給部、32…ガス供給路、32a…第1のガス供給路、32b…第2のガス供給路、33…流量計、34…圧力計、35…データロガー、36…制御装置、37…入力操作装置、38…開始釦、39…停止釦、40…出力部、41…検査部。

Claims (8)

  1. 複数の安全弁と、当該複数の安全弁を介してガスが導入されるガス集合部と、当該ガス集合部内のガスを外部に排出するガス排出口とを有する安全弁機構について、前記複数の安全弁のうち1回の検査で検査対象となる2以上の安全弁の開弁圧を検査する安全弁機構の検査装置であって、
    ガスを供給するガス供給部と、
    前記ガス供給部と、前記検査対象となる2以上の安全弁とを接続するガス供給路と、
    前記検査対象となる安全弁に供給されるガスの圧力を検出する圧力計と、
    前記検査対象となる安全弁に供給されるガスの流量を検出する流量計と、を備えたことを特徴とする安全弁機構の検査装置。
  2. 前記流量計が検出した流量を入力し、前記圧力計が検出した圧力を入力するとともに、流量又は流量の変化量が閾値以上となったときの圧力を、対応する前記安全弁の開弁圧として出力する制御装置を備える請求項1に記載の安全弁機構の検査装置。
  3. 前記制御装置は、前記安全弁に供給されるガスの圧力が圧力上限値に到達したとき、前記安全弁に供給されるガスの流量又は流量の変化量が、前記ガス集合部における詰まりの有無を判断するための閾値未満である場合には、前記ガス集合部に詰まりが生じていると判断する請求項2に記載の安全弁機構の検査装置。
  4. 前記制御装置は、前記安全弁に供給されるガスの流量又は流量の変化量が第1の閾値になったときのガスの圧力を開弁圧とし、前記ガス集合部における詰まりの有無を判断するための前記閾値は、前記第1の閾値以上の値の第2の閾値として設定される請求項3に記載の安全弁機構の検査装置。
  5. 前記流量計は、前記ガス供給路のうち前記圧力計よりも前記安全弁側に設けられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の安全弁機構の検査装置。
  6. 前記ガス供給は、前記ガス供給部に接続する第1のガス供給路と、当該第1のガス供給路から複数に分岐し、前記検査対象となる2以上の安全弁にそれぞれ接続する第2のガス供給路を有し、
    前記圧力計は、前記第1のガス供給路に設けられ、前記流量計は、前記複数の第2のガス供給路にそれぞれ設けられる請求項5に記載の安全弁機構の検査装置。
  7. 前記ガス供給路、前記圧力計及び前記流量計は、それぞれ前記検査対象となる安全弁毎に設けられる請求項1〜のいずれか1項に記載の安全弁機構の検査装置。
  8. 複数の安全弁と、当該複数の安全弁を介してガスが導入されるガス集合部と、当該ガス集合部内のガスを外部に排出するガス排出口とを有する安全弁機構について、前記複数の安全弁のうち1回の検査で検査対象となる2以上の安全弁の開弁圧を検査する安全弁機構の検査方法であって、
    ガスを供給するガス供給部から、前記検査対象となる2以上の安全弁にそれぞれ接続されるガス供給路を通じて前記各安全弁にガスを供給した状態で、前記安全弁に供給されるガスの圧力及びガスの流量を検出し、流量又は流量の変化量が閾値以上となった際の圧力を、当該安全弁の開弁圧として検出することを特徴とする安全弁機構の検査方法。
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