JP6305743B2 - 圧電振動アクチュエータ - Google Patents

圧電振動アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP6305743B2
JP6305743B2 JP2013253352A JP2013253352A JP6305743B2 JP 6305743 B2 JP6305743 B2 JP 6305743B2 JP 2013253352 A JP2013253352 A JP 2013253352A JP 2013253352 A JP2013253352 A JP 2013253352A JP 6305743 B2 JP6305743 B2 JP 6305743B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
diaphragm
piezoelectric vibration
wall portion
vibration actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013253352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015111979A (ja
Inventor
清 有沢
清 有沢
哲司 横江
哲司 横江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2013253352A priority Critical patent/JP6305743B2/ja
Publication of JP2015111979A publication Critical patent/JP2015111979A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6305743B2 publication Critical patent/JP6305743B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、振動板に圧電振動素子を備えてなる圧電振動アクチュエータに関するものである。
特開平5−288868号公報(特許文献1)には、腕時計の内部に配置される圧電振動アクチュエータの一例が示されている。従来の圧電振動アクチュエータでは、一端がケースの周壁部または底壁部に固定され底壁部との間に間隔をあけて配置された細長い振動板と、振動板に設けられた圧電振動素子とを備えている。
特開平5−288868号公報
しかしながら、従来の圧電振動アクチュエータでは、振動板自身の重量だけで振動を発生しているため、振動を強くすることに限界がある。そこで振動板に錘を付けて、振動板の重量を増すことにより、振動を強くすることが考えられた。しかしながら限られた設置スペース内で振動可能に錘を振動板に付けることは容易ではなかった。
本発明の目的は、限られた設置スペース内で振動可能に錘を振動板に付けることができる圧電振動アクチュエータを提供することにある。
本発明は、一端が固定された振動板と、振動板に設けられて振動板の一端が節になるように振動板を振動させる圧電振動素子と、振動板の他端に設けられた錘とを備えてなる圧電振動アクチュエータを改良の対象とする。本出願では、振動板の一端から他端に向かう方向を第1の方向と定義し、第1の方向と直交し且つ圧電振動素子が配置された振動板の面と直交する方向を第2の方向と定義し、第1及び第2の方向と直交する方向を第3の方向と定義する。本発明では、錘が振動板に対して第3の方向の一方側に位置する第1の錘部分と、振動板に対して前記一方側とは逆の他方側に位置する第2の錘部分と、振動板と第2の方向で対向する第3の錘部分とを備えている。そして第1の錘部分乃至第3の錘部分が一体に形成されている。このような構成を採用すると、錘の重量を重くすることができ、振動板は振動板の一端を節とする1次または2次の共振振動をした上で、錘の重量が重くなる分、強い振動を発生することができる。
錘は、第3の部分と振動板との間に、振動板の振動を阻害しない寸法を有する間隙が形成されるように形状が定められているのが好ましい。このようにすれば、錘の重さを増大させて、必要な振動を得ることができる。
なお、この場合、第1及び第2の錘部分は、重量が等しいかまたは略等しいことが好ましい。なお略等しいとは、製造誤差によって生じる重量の相違を含むものである。このようにすると振動板の両側に存在する重量が平衡するため、第1乃至第3の錘部分を一つの錘とみなせる振動態様で振動を発生することができる。
また錘(第1乃至第3の錘部分)は、振動板よりも比重が大きい金属により形成されているのが好ましい。このようにすると錘の重量を大きくして、振動をより大きなものとすることができる。
振動板と錘とは別体に構成されていてもよいが、振動板と錘とが一体に形成されていれば、製造が容易でしかも、部品点数を減少させることができて、圧電振動アクチュエータを安価に製造できるようになる。
錘の重心は、振動板の中心よりも前記他端側に位置するように、錘の形状が定められているのが好ましい。このようにすると振動板の動きと錘の動きを確実に同期させることができて、安定した振動を得ることができる。
本発明の圧電振動アクチュエータは、厚み方向の寸法が、10mm以下の電子機器のケース内に配置されて振動をケースに伝達するように使用することができる。このケースが、底壁部と、該底壁部から起立する周壁部と、底壁部と対向する対向壁部とからなる場合、振動板の一端は、ケースの周壁部または底壁部に固定され、振動板は底壁部及び対向壁部との間に間隔をあけて配置されるのが好ましい。
この場合、第1の錘部分及び第2の錘部分のケースの周壁部と対向する外縁部は、周壁部に沿う形状を有しているのが好ましい。第1の錘部分及び第2の錘部分のケースの形状をこのようにすると、ケースの内部空間の有効利用を図ることができる。
なお圧電振動アクチュエータが搭載される電子機器が、使用者の体に装着される時計または携帯端末である場合には、時計及び携帯端末の薄型を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態の圧電振動アクチュエータを電子腕時計のような電子機器のケース本体から離した状態の分解斜視図である。 (A)乃至(D)は、第1の実施の形態の圧電振動アクチュエータの平面図、正面図、底面図及び右側面図である。 ケース本体内に圧電振動アクチュエータの取付状態を示している図である。
以下、図面を参照して本発明の圧電振動アクチュエータの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態の圧電振動アクチュエータ1を電子腕時計のような電子機器のケース本体3から離した状態の分解斜視図を示している。また図2(A)乃至(D)は、実施の形態の圧電振動アクチュエータ1の平面図、正面図、底面図及び右側面図を示している。そして図3は、ケース本体3内に圧電振動アクチュエータ1の取付状態を示している。本実施の形態の圧電振動アクチュエータ1は、厚み方向の寸法が、10mm以下の電子機器のケース本体3内に配置されて振動をケース本体3に伝達するように使用する。圧電振動アクチュエータ1は、一端が固定された振動板5と、振動板5に設けられた圧電振動素子7と、振動板5の他端に設けられた錘9とを備えている。このケース本体3を含むケースは、底壁部31と、該底壁部31から起立する周壁部33と、底壁部31と対向する対向壁部(図示せず)とからなる。振動板5は可撓性のある金属板により形成されており、例えばリードフレーム等に用いられる鉄ニッケル合金からなる金属板を用いることができる。振動板5は、圧電振動素子7が接着剤を介して接合される本体5Aと、本体5Aと直交する方向に延びて錘9が固定される錘固定部5Bとから構成される。本体5Aの一端が、ケース本体3に固定される。錘固定部5Bは、円弧形状を有している。錘9は、錘固定部5Bに接着剤を用いて接合されている。
圧電振動素子7は、圧電素子としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用いた4層構造のバイモルフ型圧電振動素子である。なお振動板5が、圧電振動素子7の一方の入力電極を外部に引き出す接続線を構成している。また圧電振動素子7の他方の入力電極は、図示しないフレキシブル基板等を利用して外部に引き出される。圧電振動素子7は、振動板5の本体5Aの一端(錘固定部5Bとは反対側の端部)を節にして、振動板5を1次または2次の共振振動させるように構成されている。なお本願明細書では、振動板5の一端から他端に向かう方向を第1の方向Xと定義し、第1の方向Xと直交し且つ圧電振動素子7が配置された振動板5の面と直交する方向を第2の方向Yと定義し、第1及び第2の方向X及びYと直交する方向を第3の方向Zと定義する。
また錘9は、タングステン、真鍮等の密度の高い金属により形成されている。すなわち錘9(第1乃至第3の錘部分)は、振動板5よりも比重が大きい金属により形成されている。このようにすると錘の重量を大きくして、振動をより大きなものとすることができる錘9は、振動板5に対して第3の方向Zの一方側に位置する第1の錘部分9Aと振動板5に対して前記一方側とは逆の他方側に位置する第2の錘部分9Bと、第1の錘部分9Aと第2の錘部分9Cとを連結する第3の錘部分9Cとを一体に備えている。第1の錘部分9A、第2の錘部分9C及び第3の錘部分9Cの部分は、それぞれ振動板5の錘固定部5Bに接合される部分の厚みが、その他の部分の厚みよりも厚く形成されている。その結果、図2(B)に示されるように、振動板5の本体5Aと錘9の第3の錘部分9Cとの間には、隙間gが形成されている。第1の錘部分9A及び第2の錘部分9Bのケース本体3の周壁部33と対向する外縁部は、周壁部33に沿う円弧形状を有している。第1の錘部分9A及び第2の錘部分9Bの形状をこのようにすると、ケースの内部空間の有効利用を図ることができる。
振動板5の本体5Aの一端に設けられた孔5Cは取付ネジが通る孔である。振動板5は、この孔5Cを利用して、ケース本体3の周壁部及び底壁部から延びる被固定部35にネジ止めされる。振動板5の本体5Aの一端が被固定部35に固定された状態で、錘9と底壁部31との間に僅かな間隙が形成されており、また振動板5と図示しない対向壁部との間にも間隙が形成されている。本実施の形態では、面積の大きな第1及び第2の錘部分9A及び9Bが、振動板5の両側に位置するため、圧電振動アクチュエータ1を薄型化することが可能になっており、しかも錘9の重量を増大することを可能にしている。したがって圧電振動アクチュエータ1の設置スペースが、ケース本体3のように厚み寸法に比べて横方向の寸法が大きい形状を有している場合において、本実施の形態の圧電振動アクチュエータ1は大きな振動を振動板5の被固定部35を介してケース本体3に伝達することが可能になる。
なお上記実施の形態では、振動板と錘とは別体に構成されているが、振動板と錘とを一体に形成してもよいのはもちろんである。このようにすると、製造が容易でしかも、部品点数を減少させることができて、圧電振動アクチュエータを安価に製造できるようになる。
本発明によれば、圧電振動アクチュエータを薄型化することができ、しかも錘の重量を増大することが可能になる。したがって圧電振動アクチュエータの設置スペースが、厚み寸法に比べて横方向の寸法が大きい形状を有している場合において、本発明の圧電振動アクチュエータは大きな振動を振動板の被固定部に伝達することが可能になる。
1 圧電振動アクチュエータ
3 ケース本体
5 振動板
7 圧電振動素子
9 錘

Claims (7)

  1. 電子機器のケース内に配置されて振動をケースに伝達する圧電振動アクチュエータであって、
    前記ケースは、底壁部と、該底壁部から起立する周壁部と、前記底壁部と対向する対向壁部とからなり、
    一端が前記ケースの前記周壁部または前記底壁部に固定され前記底壁部及び前記対向壁部との間に間隔をあけて配置された振動板と、
    前記振動板に設けられた圧電振動素子と、
    前記振動板の他端に設けられた錘とを備えてなる圧電振動アクチュエータであって、
    前記一端から前記他端に向かう方向を第1の方向と定義し、前記第1の方向と直交し且つ前記圧電振動素子が配置された前記振動板の面と直交する方向を第2の方向と定義し、前記第1及び第2の方向と直交する方向を第3の方向と定義したときに、前記錘は前記振動板に対して前記第3の方向の一方側に位置する第1の錘部分と、前記振動板に対して前記一方側とは逆の他方側に位置する第2の錘部分と、前記振動板と前記第2の方向で対向する第3の錘部分とを備えており、
    前記錘は、前記第3の部分と前記振動板との間に、前記振動板の振動を阻害しない寸法を有する間隙が形成されるように形状が定められており、
    前記第1の錘部分乃至第3の錘部分が一体に形成されている圧電振動アクチュエータ。
  2. 前記第1及び第2の錘部分は、重量が等しいかまたは略等しい請求項1に記載の圧電振動アクチュエータ。
  3. 前記錘は、前記振動板よりも比重が大きい金属により形成されている請求項1または2に記載の圧電振動アクチュエータ。
  4. 前記振動板と前記錘は一体に形成されている請求項1に記載の圧電振動アクチュエータ。
  5. 前記錘の重心が、前記振動板の中心よりも前記他端側に位置するように、前記錘の形状が定められている請求項1乃至のいずれか1項に記載の圧電振動アクチュエータ。
  6. 前記第1の錘部分及び前記第2の錘部分の前記ケースの前記周壁部と対向する外縁部は、前記周壁部に沿う形状を有している請求項に記載の圧電振動アクチュエータ。
  7. 前記電子機器が、使用者の体に装着される時計または携帯端末である請求項またはに記載の圧電振動アクチュエータ。
JP2013253352A 2013-12-06 2013-12-06 圧電振動アクチュエータ Expired - Fee Related JP6305743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253352A JP6305743B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 圧電振動アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013253352A JP6305743B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 圧電振動アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015111979A JP2015111979A (ja) 2015-06-18
JP6305743B2 true JP6305743B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=53526398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013253352A Expired - Fee Related JP6305743B2 (ja) 2013-12-06 2013-12-06 圧電振動アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6305743B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013108573A1 (ja) * 2012-01-18 2013-07-25 北陸電気工業株式会社 圧電振動デバイス
JP2013223818A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Murata Mfg Co Ltd 圧電アクチュエータ、電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015111979A (ja) 2015-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106537938B (zh) 具有限位器机构的mems声换能器以及声换能器装置
US9893655B2 (en) Piezoelectric power generation apparatus
JP2011091719A (ja) 撓み振動型アクチュエータ
TWI629114B (zh) 聲響產生裝置及電子設備
TWI571134B (zh) 產生音響之裝置
KR20150130804A (ko) 진동 발생장치
KR20160026787A (ko) 능동 댐핑 메카니즘을 갖는 진동 유체 무버 제트
TW201324279A (zh) 激振裝置
US9356221B2 (en) Piezoelectric vibrator
WO2016147917A1 (ja) 超音波センサ
WO2012060046A1 (ja) 電子機器
JP6305743B2 (ja) 圧電振動アクチュエータ
US20180176678A1 (en) Receiver assembly
JP6642709B2 (ja) 骨伝導装置
JP5953304B2 (ja) 圧電型振動素子
JP6432372B2 (ja) 音響センサ
JP4701054B2 (ja) 圧電発音体
US20180352348A1 (en) Bone conduction device
TW201815172A (zh) 聲音振動產生裝置以及電子機器
JP2012217014A (ja) 発振装置及び電子機器
JP5238944B2 (ja) 多機能型振動アクチュエータのストッパー構造
JP6423148B2 (ja) 圧電振動伝達素子
JPWO2010023755A1 (ja) 骨伝導マイクロフォンおよびヘッドセット
US20120155697A1 (en) Electromagnetic transducer
JPWO2020170937A1 (ja) 振動装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6305743

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees