JP5953304B2 - 圧電型振動素子 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電型振動素子に関するものである。
特開2000−305573号公報(特許文献1)には、薄板状のダイヤフラムとダイヤフラムに貼着された圧電素子とからなる圧電振動体と、圧電振動体を支持するハウジング及びカバー部材とを備えた圧電ポンプに用いられる圧電型振動素子が開示されている。特許文献1の圧電振動体は、ハウジングとカバー部材とにより形成される断面略コの字形の空間内に両端部が挿入されて、ハウジングとカバー部材とにより支持されている。
特開2000−305573号公報
特許文献1に示す従来の圧電型振動素子の支持構造では、圧電振動体の両端部をそれぞれ、ハウジングとカバー部材とにより形成される断面略コの字形の空間内に挿入して両端部を支持している。このような圧電型振動素子の支持構造では、圧電振動体の両端部は実質的に固定された状態となる。そのため圧電振動体の両端部はほとんど変形しないので、圧電振動体の振動を妨害してしまい、圧電振動体の振動を大きくすることができなかった。そのため従来は、圧電型振動素子を振動源として用いることができる用途が限られていた。
本発明の目的は、従来よりも大きな振動を得ることができる圧電型振動素子を提供することにある。
本発明は、細長い振動板の表面及び裏面の少なくとも一方に1以上の圧電素子が接合されてなる圧電振動体と、圧電振動体を振動可能に支持する支持体とを備えた圧電型振動素子を改良の対象とする。圧電振動体の振動板は、長手方向の両端に圧電素子が接合されていない一対の延長部を備えている。支持体は、振動板を支持する一対の支持部を備えている。そして一対の支持部は、それぞれ延長部の表面及び裏面と接触する一対の接触片を有し且つ圧電素子が伸縮しているときに延長部が一対の接触片との接触部分を中心にして揺動することを許容するように延長部を支持する構造を有している。本願明細書において、「延長部が一対の接触片との接触部分を中心にして揺動する」とは、延長部の表面及び裏面と一対の接触片との2カ所の接触点が、それぞれ延長部の表面及び裏面の揺動中心となることを意味する。
本発明によれば、圧電振動体の圧電素子が接合される振動板の両端を一対の支持部で支持するため、圧電素子の伸縮を拘束することがない。また振動板の両端は、それぞれ一対の接触片との接触部分を中心にして揺動し得る状態で支持されているため、圧電素子が伸縮したときにおける振動板の動きは、ほとんど拘束されることがない。その結果、圧電振動体で発生する振動を最大限利用することが可能になり、圧電型振動素子の振動源としての用途を広げることができる。
圧電素子は、振動板の表面及び裏面にそれぞれ設けてもよい。このように構成すると、振動板の表面及び裏面に設けた圧電素子を共に振動発生源とすることができるので、圧電型振動素子の振動を大きくすることが可能となる。
支持部の一対の接触片は、延長部の表面または裏面と接触する接触面が、振動板の延長部に向かって凸となる湾曲面によって構成されていることが好ましい。一対の接触片をこのように構成すると、一対の接触片と延長部の表面または裏面との接触面積を小さくできる上、接触部に応力が集中することがない。その結果、一対の接触片による延長部の拘束領域が小さくなり、しかも一対の接触片と振動板の延長部との間の接触抵抗が小さくなるので、振動板の両端の動きをスムーズにして、圧電型振動素子の振動をより大きくすることができる。
なお一対の接触片は、延長部を介して正対するように構成することが好ましい。このように構成すると、延長部の揺動範囲を最大限確保することが可能となる。
具体的な支持体の構成としては、圧電振動体との間に所定の間隔をあけて長手方向に延びる本体部と、本体部の長手方向の両端から立ち上がる立ち上がり部とを備えたものとすることができる。この場合には、立ち上がり部の先端部に支持部を設ける。このように支持体を構成すると、本体部を圧電型振動素子全体の固定部として利用することができ、圧電型振動素子の取り付けが容易になる。
支持体は、一枚の金属板を折り曲げて一体に成形することができる。このように構成すると、圧電型振動素子を製造する際の部品点数を減らすことができて、圧電型振動素子を安価に製造することができる。
圧電型振動素子の振動をさらに大きくしたい場合には、圧電振動体の伸縮を阻害しないように圧電振動体に重り部材を取り付けてもよい。このような重り部材を取り付けると、重り部材により、圧電振動板の慣性力が大きくなって振幅を大きくすることが可能になる。なお重り部材は、振動の振幅が一番大きくなる圧電振動体の長手方向の中央部に設けるとよい。
重り部材は例えば、圧電振動体を厚み方向に挟む挟持部により、圧電振動体に取り付けることができる。このように構成すると、重り部材と圧電振動体とが完全な固定状態になることがないので、重り部材の存在が圧電振動体の変形を阻害する要因となることを抑制することができる。
重り部材は、圧電振動体の厚み方向両側に位置し且つ一対の延長部に向かうに従って圧電振動体との間の間隔が広がる形状の一対の重錘片が連結部と一体になった構造とすることができる。重り部材をこのように構成すると、重り部材が圧電振動体の変形の邪魔になることがない。
重り部材を、圧電振動体の支持体と対向しない面側にのみ重錘片を有するように構成してもよい。この場合の重り部材は、圧電振動体の厚み方向の片側に位置し且つ一対の延長部に向かうに従って圧電振動体との間の間隔が広がる形状の重錘片と、圧電振動体の支持体の本体部と対向しない面の中央部分と接触する挟持片とが連結部により連結されて一体になった構造とする。このようにすると、支持体と振動板との間に重錘片がないので、支持体と振動板との間に位置する重錘片が、振動板の変形によって支持体と接触して、振動板の変形を制限してしまうことがない。そのため、所望の大きさの振動を確実に得ることができる。
本発明の一実施の形態の圧電型振動素子の正面図である。 図1に示す圧電型振動素子の底面図である。 図1に示す圧電型振動素子の背面図である。 第1の支持部の拡大図である。 支持部の変形例を示す図である。 本発明の他の実施の形態の圧電型振動素子の背面図である。
以下、図面を参照して本発明の圧電型振動素子の実施の形態の一例について説明する。図1は、例えば携帯電話に内蔵されるバイブレータとして用いることができる本実施の形態の圧電型振動素子の正面図を示している。図2及び図3は、それぞれ図1に示す圧電型振動素子の底面図及び背面図を示している。なお、図1乃至図3では、理解を容易にするため、一部の厚み寸法を誇張して描いている。本実施の形態の圧電型振動素子1は、圧電振動体3と、該圧電振動体3に取り付けられた重り部材5と、圧電振動体3を支持する支持体7とを有している。
圧電振動体3は、振動板9と、振動板9に接合された第1の圧電素子11と第2の圧電素子13とを有している。振動板9は、表面9aと裏面9bとを有する細長い長方形の板形状を有しており、鉄−ニッケル合金(42アロイ)、黄銅等からなる金属板により形成されている。本実施の形態では、振動板9の表面9aに第1の圧電素子11が接合され、裏面9bに第2の圧電素子13が接合されている。従って本実施の形態の圧電型振動素子は、バイモルフタイプの圧電型振動素子である。
第1の圧電素子11及び第2の圧電素子13は、振動板9の両端に一対の延長部15及び17を残すように振動板9の表面9aと裏面9bに接合されている。第1の圧電素子11は、表面に図示しない第1電極を有し、裏面に図示しない第2電極を有するように複数の圧電セラミックス層と電極層が交互に積層された構造を有する多層圧電素子である。第1の圧電素子11は、振動板9の延長部15及び17の表面に延長面15a及び17aを残すように図示しない第2の電極が振動板9の表面9aに電気的に導通可能に接合されて、振動板9の表面9aに接合されている。また第2の圧電素子13も第1の圧電素子11と同様に、表面に図示しない第1電極を有し、裏面に図示しない第2電極を有するように複数の圧電セラミックス層と電極層が交互に積層された構造を有する多層圧電素子である。第2の圧電素子13は、振動板9の裏面9bの両端部に延長部15及び17の延長面15b及び17bを残すように図示しない第2の電極が振動板9の裏面9bに電気的に導通可能に接合されて、振動板9の裏面9bに接合されている。なお、本実施の形態では、第1及び第2の圧電素子11,13として多層(積層)圧電素子を用いたが、圧電素子としては単層圧電素子を用いることもできる。圧電振動体3は、振動板9の延長部15及び17が支持体7の後述する一対の支持部により支持されることにより、支持体7に振動可能に支持される。また圧電振動体3の長手方向の中央部には、重り部材5が取り付けられている。
重り部材5は、真鍮、タングステン、金属粉末を混入し比重を上げた樹脂等からなる一対の重錘片19及び21と、一対の重錘片19及び21の側面をそれらの長手方向の中央部分で連結する連結部22とを備えている。重り部材5は、一対の重錘片19及び21の中央部分と連結部22とからなる挟持部23により、圧電振動体3を厚み方向の両側から挟むように圧電振動体3に取り付けられている。本実施の形態では、重錘片19が第1の圧電素子11と対向し、重錘片21が第2の圧電素子13と対向するように重錘片19及び重錘片21を配置している。従って重錘片19及び重錘片21は、圧電振動体3の厚み方向両側に位置している。一対の重錘片19及び21はそれぞれ、圧電振動体3の厚み方向から見た形状が、その幅寸法が圧電素子の幅寸法と略同一であり、長手方向の長さ寸法が圧電素子の長手方向の長さ寸法よりも短い長方形形状になるように形成されている。また重錘片19及び21の第1の圧電素子11及び第2の圧電素子13と対向する面は、それぞれ長手方向の中央部に挟持部23の一部を構成する接触面19a及び21aと、この接触面19a及び21aの両側に位置して延長部15及び17に向かうに従って第1の圧電素子11との間の間隔が広がるように傾斜する一対の傾斜面19b及び21bとから構成される。なお一対の重錘片19及び21は、接触面19a及び21aを第1の圧電素子11及び第2の圧電素子13に接着剤または両面テープにより固定してもよい。重り部材5が、このような構造を有していると、重り部材5が圧電振動体3の伸縮を阻害することはない。本実施の形態では、一対の重錘片19及び21と連結部22とがと一体に形成されている。
支持体7は、圧電振動体3との間に所定の間隔をあけて長手方向に延びる本体部25と、本体部25の長手方向の両端から立ち上がる立ち上がり部26と、立ち上がり部26の先端部に設けられた第1及び第2の支持部27及び29とを備えている。本体部25は、長手方向に延びる長方形の板形状を有している。第1及び第2の支持部27及び29は、振動板9の延長部15及び17をそれぞれ支持する。本実施の形態では、本体部25、立ち上がり部26、第1の支持部27及び第2の支持部29は、一枚のステンレス板等の金属板を折り曲げ加工することにより、一体に形成されている。なお本体部25が、携帯電話のハウジングに固定される。
第1の支持部27は、延長部15の表面側の延長面15a及び裏面側の延長面15bと接触する一対の接触片31及び33と、一対の接触片31及び33を連結する一対の連結片34a及び34bを一体に有している。一対の接触片31及び33は、平板状部31a及び33aと平板状部31a及び33aの中央部に形成された接触部31b及び33bとを一体に有している。接触部31b及び33bは、それぞれ延長部15の延長面15a及び延長面15bに向かう方向に凸となる湾曲面31c及び33cを備えている。本実施の形態では、接触部31b及び33bが、ほぼ半円筒形状を有している。これらの湾曲面31c及び33cが、延長部15の延長面15a及び延長面15bと接触する接触面を構成している。
第2の支持部29は、延長部17の表面側の延長面17a及び裏面側の延長面17bと接触する一対の接触片35及び37と、一対の接触片35及び37を連結する一対の連結片41a及び41bを一体に有している。一対の接触片35及び37は、平板状部35a及び37aと平板状部35a及び37aの中央部に形成された接触部35b及び37bとを一体に有している。接触部35b及び37bは、それぞれ延長部17の延長面17a及び延長面17bに向かう方向に凸となる湾曲面35c及び37cを備えている。本実施の形態では、接触部35b及び37bが、ほぼ半円筒形状を有している。これらの湾曲面35c及び37cが、延長部17の延長面17a及び延長面17bと接触する接触面を構成している。
本実施の形態では、一対の接触片31及び33が延長部15を中心として対称となる形状を有しているので、一対の接触片31及び33(接触部31b及び33b)は正対している。また一対の接触片35及び37も延長部17を中心として対称となる形状を有しているので、一対の接触片35及び37(接触部35b及び37b)は正対している。本実施の形態では、このような構造の一対の支持部27及び29で振動板9の一対の延長部15及び17を支持することにより、第1及び第2の圧電素子11及び13が伸縮しているときに延長部15及び17が一対の接触片31及び33並びに35及び37との接触部分31d及び33d並びに35d及び37dを中心にして揺動する。図4に拡大して模擬的に示すように、延長部15の延長面15a及び15bと接触片31及び33の湾曲面31c及び33cとの2カ所の接触部分31d及び33dが、それぞれ延長部15の延長面(表面)15a及び延長面(裏面)15bの揺動中心となる。図4においては、揺動後の延長部15を破線で示してある。同様に、延長部17の延長面17a及び17bと接触片35及び37の湾曲面35c及び37cとの2カ所の接触点35d及び37dが、それぞれ延長部17の延長面(表面)17a及び延長面(裏面)17bの揺動中心となる。
上記実施の形態では、第1の圧電素子11と第2の圧電素子13が伸縮しているときに、第1の支持部27の接触片31及び33との接触部分を中心にして延長部15が揺動することができる。また、第2の支持部29の接触片37c及び39cとの接触部分を中心にして延長部17が揺動することができる。そのため、第1の圧電素子11と第2の圧電素子13が伸縮したときにおける振動板の動きは、ほとんど拘束されることがない。また、表面壁部の接触片と裏面壁部の接触片とが正対しているので、延長部の揺動範囲を最大限確保することが可能である。
図5は、支持部の変形例を示す図である。なお図5には、図1乃至4に示した実施の形態の構成部分と同様の部分に、図1乃至4に示した実施の形態に付した符号の数に100の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。この支持部127は、振動板115の長手方向の一端側で二つの接触片131及び133連結片134が連結されている。
図6は、本発明の他の形態の圧電型振動素子の背面図である。なお図6には、図1乃至4に示した実施の形態の構成部分と同様の部分に、図1乃至4に示した実施の形態に付した符号の数に200の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。図6に示す圧電型振動素子では、重り部材205は、圧電振動体203の支持体207の本体部207aと対向しない面側に位置する1つの重錘片221と、圧電振動体203の支持体207と対向する面の中央部分と接触する挟持片219とが、連結部222により連結されて一体になった構造を有している。従って図6の重り部材205は、重錘片221の中央部分の接触面221aと挟持片219と連結部222とからなる挟持部223により、圧電振動体203を厚み方向から挟むように圧電振動体203に取り付けられている。
上記実施の形態では、バイモルフタイプの圧電型振動素子について説明したが、本発明はユニモルフタイプの圧電型振動素子にも適用できるのは勿論である。
本発明によれば、圧電振動体の圧電素子が接合される振動板の両端を一対の支持部で支持するため、圧電素子の伸縮を拘束することがない。また振動板の両端は、それぞれ一対の接触片との接触部分を中心にして揺動し得る状態で支持されているため、圧電素子が伸縮したときにおける振動板の動きは、ほとんど拘束されることがない。その結果、圧電振動体で発生する振動を最大限利用することが可能になり、圧電型振動素子の振動源としての用途を広げることができる。
1 圧電型振動素子
3 圧電振動体
5 重り部材
7 支持体
9 振動板
11 第1の圧電素子
13 第2の圧電素子
15 延長部
17 延長部
19 重錘片
21 重錘片
22 連結部
23 挟持部
25 本体部
26 立ち上がり部
27 第1の支持部
29 第2の支持部
31 接触片
31a 平板状部
31b 接触部
31c 湾曲面
33 接触片
34a 連結片
34b 連結片
35 接触片
37 接触片
41a 連結片
41b 連結片

Claims (10)

  1. 細長い振動板の表面及び裏面の少なくとも一方に1以上の圧電素子が接合されてなる圧電振動体と、
    前記圧電振動体を振動可能に支持する支持体とを備えた圧電型振動素子であって、
    前記振動板は長手方向の両端に前記圧電素子が接合されていない一対の延長部を備えており、
    前記支持体は前記振動板の前記一対の延長部を支持する一対の支持部を備えており、
    前記支持部は、前記延長部の前記表面及び前記裏面と接触する一対の接触片を有し且つ前記圧電素子が伸縮しているときに前記延長部が前記一対の接触片との接触部分を中心にして揺動することを許容するように前記延長部を支持する構造を有しており、
    前記圧電素子は前記振動板の前記表面及び前記裏面にそれぞれ設けられており、
    前記一対の接触片は、前記延長部の前記表面または前記裏面と接触する接触面が、前記延長部に向かって凸となる湾曲面によって構成されており、
    前記一対の接触片は、前記延長部を介して正対しており、
    前記支持体は、前記圧電振動体との間に所定の間隔をあけて前記長手方向に延びる本体部と、前記本体部の前記長手方向の両端から立ち上がる立ち上がり部と、前記立ち上がり部の先端部に設けられた前記支持部とを備えており、
    前記支持体は、一枚の金属板が折り曲げられて一体に成形されており、
    前記圧電振動体の長手方向の中央部には、前記圧電振動体の伸縮を阻害しないように重り部材が取り付けられており、
    前記重り部材は、前記圧電振動体を厚み方向に挟む挟持部により、前記圧電振動体に取り付けられており、
    前記重り部材は、前記圧電振動体の前記厚み方向両側に位置し且つ前記一対の延長部に向かうに従って前記圧電振動体との間の間隔が広がる形状の一対の重錘片が連結部により連結されて一体になった構造を有していることを特徴とする圧電型振動素子。
  2. 細長い振動板の表面及び裏面の少なくとも一方に1以上の圧電素子が接合されてなる圧電振動体と、
    前記圧電振動体を振動可能に支持する支持体とを備えた圧電型振動素子であって、
    前記振動板は長手方向の両端に前記圧電素子が接合されていない一対の延長部を備えており、
    前記支持体は前記振動板の前記一対の延長部を支持する一対の支持部を備えており、
    前記支持部は、前記延長部の前記表面及び前記裏面と接触する一対の接触片を有し且つ前記圧電素子が伸縮しているときに前記延長部が前記一対の接触片との接触部分を中心にして揺動することを許容するように前記延長部を支持する構造を有しており、
    前記支持体は、前記圧電振動体との間に所定の間隔をあけて前記長手方向に延びる本体部と、前記本体部の前記長手方向の両端から立ち上がる立ち上がり部と、前記立ち上がり部の先端部に設けられた前記支持部とを備え、
    前記支持体は、一枚の金属板が折り曲げられて一体に成形されていることを特徴とする圧電型振動素子。
  3. 前記圧電素子は前記振動板の前記表面及び前記裏面にそれぞれ設けられている請求項2に記載の圧電型振動素子。
  4. 前記一対の接触片は、前記延長部の前記表面または前記裏面と接触する接触面が、前記延長部に向かって凸となる湾曲面によって構成されている請求項2に記載の圧電型振動素子。
  5. 前記一対の接触片は、前記延長部の前記表面または前記裏面と接触する接触面が、前記延長部に向かって凸となる湾曲面によって構成されている請求項3に記載の圧電型振動素子。
  6. 前記一対の接触片は、前記延長部を介して正対している請求項4または5に記載の圧電型振動素子。
  7. 前記圧電振動体の長手方向の中央部には、前記圧電振動体の伸縮を阻害しないように重り部材が取り付けられている請求項2に記載の圧電型振動素子。
  8. 前記重り部材は、前記圧電振動体を厚み方向に挟む挟持部により、前記圧電振動体に取り付けられている請求項9に記載の圧電型振動素子。
  9. 細長い振動板の表面及び裏面の少なくとも一方に1以上の圧電素子が接合されてなる圧電振動体と、
    前記圧電振動体を振動可能に支持する支持体とを備えた圧電型振動素子であって、
    前記振動板は長手方向の両端に前記圧電素子が接合されていない一対の延長部を備えており、
    前記支持体は前記振動板の前記一対の延長部を支持する一対の支持部を備えており、
    前記支持部は、前記延長部の前記表面及び前記裏面と接触する一対の接触片を有し且つ前記圧電素子が伸縮しているときに前記延長部が前記一対の接触片との接触部分を中心にして揺動することを許容するように前記延長部を支持する構造を有しており、
    前記圧電振動体の長手方向の中央部には、前記圧電振動体の伸縮を阻害しないように重り部材が取り付けられており、
    前記重り部材は、前記圧電振動体を厚み方向に挟む挟持部により、前記圧電振動体に取り付けられており、
    前記重り部材は、前記圧電振動体の前記厚み方向両側に位置し且つ前記一対の延長部に向かうに従って前記圧電振動体との間の間隔が広がる形状の一対の重錘片が連結部により連結されて一体になった構造を有していることを特徴とする圧電型振動素子。
  10. 細長い振動板の表面及び裏面の少なくとも一方に1以上の圧電素子が接合されてなる圧電振動体と、
    前記圧電振動体を振動可能に支持する支持体とを備えた圧電型振動素子であって、
    前記振動板は長手方向の両端に前記圧電素子が接合されていない一対の延長部を備えており、
    前記支持体は前記振動板の前記一対の延長部を支持する一対の支持部を備えており、
    前記支持部は、前記延長部の前記表面及び前記裏面と接触する一対の接触片を有し且つ前記圧電素子が伸縮しているときに前記延長部が前記一対の接触片との接触部分を中心にして揺動することを許容するように前記延長部を支持する構造を有しており、
    前記圧電振動体の長手方向の中央部には、前記圧電振動体の伸縮を阻害しないように重り部材が取り付けられており、
    前記重り部材は、前記圧電振動体を厚み方向に挟む挟持部により、前記圧電振動体に取り付けられており、
    前記重り部材は、前記圧電振動体の前記厚み方向の片側に位置し且つ前記一対の延長部に向かうに従って前記圧電振動体との間の間隔が広がる形状の重錘片と、前記圧電振動体の前記支持体の前記本体部と対向する面の中央部分と接触する挟持片とが連結部により連結されて一体になった構造を有していることを特徴とする圧電型振動素子。
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