JP6305320B2 - 操作表示器組込型エレベータの三方枠、及びエレベータの操作表示器取付方法 - Google Patents

操作表示器組込型エレベータの三方枠、及びエレベータの操作表示器取付方法 Download PDF

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この発明は、操作表示器を、昇降路側からエレベータの三方枠に設けられた表示器取付位置に取り付ける操作表示器組込型エレベータの三方枠、及びエレベータの操作表示器取付方法に関するものである。
操作表示器が組み込まれたタイプのエレベータの三方枠において、高さ方向について複数の負荷部材が縦枠に互いに離して配置され、所望の負荷部材間に操作表示器を配置しているエレベータの三方枠装置が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された負荷部材は、水平方向について三方枠の縦枠の溝内を充塞する形状になっており、昇降路壁から突出したアンカーと溶接されることで、三方枠の取付位置を決定している。また、負荷部材は、縦枠の溝内を充塞する形状になっており、負荷部材以外の補強材を用いることなく、縦枠の補強が可能になっている。従って、操作表示器は、他の補強部材の制約を受けることなく、容易に縦枠に取り付けることが可能になっている。
特開2003−40567号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1に開示されているエレベータの三方枠装置のように、操作表示器が組み込まれたタイプの三方枠では、操作表示器の保守点検を行うとき、昇降路内部にいる作業員が、操作表示器を三方枠から取り外して点検を行い、点検後、再び三方枠に取り付けることが一般的である。しかし、操作表示器を三方枠に取り付けた後、作業員は、乗場側へ移動し、操作表示器がすれなく三方枠に組み付いたか否かを確認し、必要に応じて、取り付け位置を微調整する必要がある。
これにより、操作表示器が組み込まれたタイプの三方枠の保守点検作業に時間がかかってしまうという問題があった。従って、作業効率が悪化してしまうという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、操作表示器の取り付け位置を乗場側から確認することなく、昇降路側から操作表示器の取付位置を特定することができる操作表示器組込型エレベータの三方枠、及びエレベータの操作表示器取付方法を得ることを目的とする。
この発明による操作表示器組込型エレベータの三方枠は、乗場出入口を囲むフレーム材、ストッパが設けられた誘導溝を形成するガイド板部を有し、フレーム材に回動可能に取り付けられたガイド枠、及び操作表示器を支持した状態で誘導溝に沿って案内される支持板部を有し、支持板部の一端部に設けられた当接部をストッパに当接させた状態で、フレーム材に設けられた開口孔を操作表示器が塞ぐ方向にガイド枠と一体に回動可能な表示ユニットを備え、ガイド枠には、ガイド枠の自重により開口孔を操作表示器が塞ぐ方向に回動力が加えられており、支持板部は、当接部がストッパに当接している状態において、他端部がガイド枠の端部から突出しており、表示ユニットは、支持板部が誘導溝に嵌った状態でスライド移動させることで当接部をストッパに当接させた後、ガイド枠と一体となって回動力に従ってフレーム材内に変位されることにより、操作表示器が開口孔を塞ぐ状態でフレーム材に取り付け可能になっており、ガイド枠の端部から突出している他端部とフレーム材とには、操作表示器で開口孔を塞ぐ状態を維持する保持具が設けられている。
また、この発明によるエレベータの操作表示器取付方法は、乗場出入口を囲むフレーム材、ストッパが設けられた誘導溝を形成するガイド板部を有し、フレーム材に回動可能に取り付けられたガイド枠、及び操作表示器を支持した状態で誘導溝に沿って案内される支持板部を有し、支持板部の一端部に設けられた当接部がストッパに当接させた状態でフレーム材に設けられた開口孔を操作表示器が塞ぐ方向にガイド枠と一体に回動可能な表示ユニットを備えた操作表示器組込型エレベータの三方枠において、表示ユニットをフレーム材に取り付けるためのエレベータの操作表示器取付方法であって、自重により開口孔を操作表示器が塞ぐ方向に回動力が加えられているガイド枠を、回動力に逆らってフレーム材内の第2回動位置に変位させる第1ステップと、第1ステップにより第2回動位置に変位した状態のガイド枠の誘導溝に対して支持板部が嵌った状態で、支持板部を誘導溝に沿って当接部がストッパに当接するまでスライド移動させる第2ステップと、当接部がストッパに当接した状態を維持したまま、ガイド枠に加えられている回動力に従ってフレーム材内の第1回動位置に変位させることにより、操作表示器が開口孔を塞ぐ状態でフレーム材に表示ユニットを取り付け可能とする第3ステップと、第3ステップの後、ガイド枠の端部から突出している支持板部の他端部と、フレーム材とを固定する第4ステップとを有する。
この発明によれば、操作表示器を支持する支持板部が、フレーム材に対して回動可能に設けられたガイド枠の誘導溝に嵌った状態で当接部がストッパに当接するまで誘導溝に沿って案内されている。また、支持板部が誘導溝に嵌り、当接部がストッパに当接した状態を維持したまま、表示ユニットとガイド枠とを一体として、ガイド枠による開口孔を操作表示器が塞ぐ方向への回動力に従ってフレーム材内に変位されることで、表示ユニットを、ガイド枠によって位置決めされた状態で、表示器取付位置に取り付け可能になる。この結果、操作表示器の取り付け位置を乗場側から確認することなく、昇降路側から操作表示器の取付位置を特定することができる操作表示器組込型エレベータの三方枠、及びエレベータの操作表示器取付方法を実現できる。
本発明の実施の形態1における三方枠で囲まれたエレベータの乗場出入口を示す正面図である。 図1のII−II線に沿った断面図であり、表示ユニットの左右方向断面を示している。 図1のIII−III線に沿った断面図であり、表示ユニットの上下方向断面を示している。 図3のガイド枠を示す斜視図である。 ガイド枠に、表示ユニットを取つける前の状態である着脱位置を示す側面図である。 最下階の表示ユニットを作業員が取り付けている状態を示す図である。 ガイド枠のストッパの一例を示す斜視図である。
以下、本発明のエレベータの三方枠の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における三方枠で囲まれたエレベータの乗場出入口を示す正面図である。なお、以下、図1の乗場出入口1の幅方向である矢印A方向を左右方向とし、乗場出入口1の高さ方向である矢印B方向を上下方向とし、乗場出入口1から昇降路内を見る方向、即ち紙面に垂直な方向を奥行き方向として説明する。
図1に示すように、乗場出入口1の左右及び上部には、乗場壁2に対して固定された三方枠3が設けられている。三方枠3は、左右一対の縦枠30と、縦枠30それぞれの上端部間に設けられた上枠31と、を有している。一対の縦枠30及び上枠31は、乗場出入口1を囲むフレーム材である。
奥行き方向について三方枠3の昇降路側、即ち図1の奥側には、乗場出入口1を開閉する一対の乗場の戸4が設けられている。乗場に面する一方の縦枠30の面には、後述する表示ユニット5が組み込まれ、表示ユニット5の一部を乗場側に露出させる開口孔6が複数(図1の例では、3つ)設けられている。従って、左右方向について、一方の縦枠30の長さは、他方の縦枠30の長さに比べて長くなっている。
図2は、図1のII−II線に沿った断面図であり、表示ユニット5の左右方向断面を示している。また、図3は、図1のIII−III線に沿った断面図であり、表示ユニット5の上下方向断面を示している。
図2及び図3に示すように、表示ユニット5は、ガイド枠8により把持された状態で、縦枠30に対して通常の取付位置に固定されている。ここで、通常の取付位置とは、図3に示すように、縦枠30の表示器取付位置に対して、表示ユニット5の一部が開口孔6を塞いでいる状態で、表示ユニット5が設置されている位置を示している。
なお、ガイド枠8は、一端が縦枠30にヒンジ7を介して固定されており、ヒンジ7により回動可能とすることで、表示ユニット5を把持した状態で、通常の取付位置に表示ユニット5を取り付けることを可能としている。
ヒンジ7は、図3に示すように、縦枠30の内面にボルト及びナットで固定された第1取付片70と、ガイド枠8が取り付けられ、第1取付片70に対して回動可能な第2取付片71とを有している。第2取付片71は、左右方向に沿った軸を中心に第1取付片70に対して回動可能になっている。なお、第1取付片70と縦枠30との固定方法は、ボルト及びナットに限らず、溶接されていてもよい。
ヒンジ7を縦枠30に固定する位置は、三方枠3を据え付ける前に、表示ユニット5を予め縦枠30に組み込むことで決定される。具体的には、第2取付片71に取り付けられるとともに表示ユニット5を把持したガイド枠8を通常の取付位置に配置した状態で、第1取付片70を縦枠30に取り付けている。
図4は、図3のガイド枠8を示す斜視図である。図2、図3、及び図4に示すように、ガイド枠8は、ヒンジ7の第2取付片71に取り付けられる矩形の上板部80と、上板部80の両端部に設けられた一対のガイド板部81とを有している。
上板部80の昇降路側の面には、スタットボルト82が複数(図4の例では、4つ)固定されている。これにより、上板部80は、第2取付片71のボルト通し穴に通されたスタットボルト82にナット83を締め付けることにより、第2取付片71と固定される。なお、この図4の例では、詳細は図示していないが、4つのスタットボルト82の左側2つと右側2つのそれぞれに対して、個別のヒンジ7を用いて、縦枠30内に取り付けられる構成となっている。
一対のガイド板部81のそれぞれは、第2取付片71に固定された上板部80の両端部から下方に向かって延びるように設けられている。各ガイド板部81は、互いに対向する把持板部81a、81bと、把持板部81a、81bの一端部間に設けられた繋板部81cとを有している。これにより、各ガイド板部81は、把持板部81a、81bと繋板部81cとで断面略C字型の誘導溝を形成している。
把持板部81a、81bと繋板部81cとは、例えば、鋼板を折り曲げて断面略C字型に成型されている。各ガイド板部81は、把持板部81a、81bと繋板部81cとで形成される誘導溝の開口部を対向させた状態で、上板部80に取り付けられている。また、把持板部81bは、上板部80と同一平面状に設けられている。
従って、一対のガイド板部81のそれぞれの把持板部81aと把持板部81bとは、奥行き方向について互いに対向しており、各ガイド板部81の繋板部81c同士は、左右方向について互いに対向している。
また、各ガイド板部81の一端部には、ストッパ84が設けられている。ストッパ84は、上下方向についてガイド板部81の両端部のうち、ヒンジ7と固定される上板部80に近いガイド板部81の端部に設けられている。この図4の例では、ストッパ84は、上下方向について各ガイド板部81の上端部に設けられている。
ストッパ84は、断面略L字の部材になっており、L字の一面が、把持板部81a、81b及び繋板部81cのいずれか1つの板部の面に取り付けられ、L字の他面が、把持板部81a、81bと繋板部81cとで囲まれる空間内に突出している。この図4の例では、ストッパ84は、把持板部81aに取り付けられ、把持板部81aから把持板部81bに向かって延びている。従って、ストッパ84は、誘導溝内に設けられていることになる。
表示ユニット5が通常の取付位置にあるとき、把持板部81a、81bは、奥行き方向について表示ユニット5を挟み込む位置に配置され、互いに対向する繋板部81cは、左右方向について表示ユニット5を挟み込む位置に配置されている。また、ストッパ84は、表示ユニット5が通常の取付位置にあるとき、表示ユニット5の上端部がストッパ84に当接するような位置に取り付けられている。即ち、表示ユニット5が通常の取付位置にある状態で、支持板部52の上端部が、ストッパ84に対する当接部になっている。
表示ユニット5は、乗場の利用者にかごの運転状況を表示する操作表示器である表示器50と、乗場の利用者が呼び登録可能な操作表示器である複数の呼び釦51と、表示器50及び呼び釦51を支持する支持板部52と、を有している。即ち、支持板部52は、操作表示器を支持している。
表示器50としては、例えば、かごが現在どの階を走行しているか、及び乗場に到着するかごが上下階どちらに進むかを表示するインジケータが挙げられる。これに限らず、表示器50は、乗場に到着するかごが上下階どちらに進むかを表示するホールランタンであってもよい。
呼び釦51は、図1に示した例では、2つ設けられ、利用者が現在いる階から上下階どちらに行きたいかを登録可能な上下矢印を示す釦になっている。なお、呼び釦51は、これに限るものではなく、例えば、利用者が行先階を直接登録可能な数字の釦、またはテンキー釦になっていてもよい。
支持板部52は、互いに対向する一対の第1板部52aと、第1板部52aの一端部間に設けられた第2板部52bとで構成された断面略C字型の板になっている。
第2板部52bには、表示器50の一部を挿入可能な表示器用孔と、呼び釦51の一部を挿入可能な釦用孔とが開けられている。表示器用孔及び釦用孔は、各開口孔6に対応する位置に設けられている。
表示器用孔の周囲には、第2板部52bから第1板部52aが設けられている側に突出するスタットボルト53が複数(図3の例では、2つ)固定されている。支持板部52は、表示器50に設けられたボルト通し穴に通されたスタットボルト53にナット54を締め付けることにより、表示器50を支持している。このとき、表示器用孔に挿入された表示器50は、表示器用孔を塞ぎ、第2板部52bを介して第1板部52aと反対方向に第2板部52bの面から突出している。
釦用孔の周囲には、第2板部52bから第1板部52aが設けられている側に突出する案内枠55が釦用孔と同軸に設けられている。案内枠55の形状は、釦用孔の形状よりも大きく設定され、かつ、呼び釦51の外周形状と同等の大きさに設定されている。これにより、呼び釦51は、釦用孔の軸上を案内枠55に沿って移動可能になっている。従って、支持板部52は、呼び釦51を案内枠55及び釦用孔に挿入することで、呼び釦51を支持している。このとき、釦用孔に挿入された呼び釦51は、釦用孔を塞ぎ、第2板部52bを介して第1板部52aと反対方向に第2板部52bの面から突出している。
把持板部81aと把持板部81bとの距離は、第1板部52aの長さによって決められており、第1板部52aが把持板部81aと把持板部81bとの間を案内されたとき、奥行き方向について表示ユニット5が所望の範囲内で位置決めできるような距離に設定されている。また、一対のガイド板部81の対向する繋板部81c間の距離は、第2板部52bの長さによって決められており、第2板部52bが一対のガイド板部81の対向する繋板部81c間を案内されたとき、左右方向について表示ユニット5が所望の範囲内で位置決めできるような距離に設定されている。
即ち、表示ユニット5は、ガイド板部81である把持板部81a、81bと繋板部81cとで形成された誘導溝に、支持板部52が嵌った状態で誘導溝に沿って案内されることにより、通常の取付位置と、通常の取付位置よりもガイド板部81の下端部側にずれた着脱位置との間でガイド板部81に対してスライド移動可能になっている。
また、表示ユニット5が通常の取付位置にあるとき、上下方向について、第2板部52bの下部は、ガイド枠8の下端部よりも下方に突出しており、その第2板部52bの突出部56と縦枠30とが固定される。表示ユニット5の突出部56と縦枠30とは、縦枠30の内面に固定されたスタットボルト9を第2板部52bに設けられたボルト通し穴に通し、ナット10で締め付けることにより固定される。これにより、表示ユニット5の突出部56と縦枠30とには、表示ユニット5を通常の取付位置に保持するために保持具であるスタットボルト9及びナット10が設けられていることになる。
次に、ガイド枠8と表示ユニット5との関係について説明する。表示ユニット5がガイド板部81の取付位置にあるとき、支持板部52の上端部は、ストッパ84に当接している。また、表示ユニット5が、ガイド板部81の取付位置にあるとき、上下方向について、第1板部52aの大部分がガイド板部81に重なっている。
このとき、上下方向について、第2板部52bの下端部の位置は、ガイド板部81の下端部よりも下方に位置している。また、表示ユニット5がガイド板部81の取付位置にある状態で、ガイド枠8と表示ユニット5とは、一体に動かすことが可能になっている。なお、ストッパ84と支持板部52の上端部とに接着部材、例えば磁石が設けられており、支持板部52の上端部がストパ84と当接した状態を保持していてもよい。
一方、表示ユニット5が、ガイド板部81の着脱位置にあるとき、表示ユニット5がガイド板部81の取付位置にあるときよりも、第2板部52bの下端部の位置からガイド板部81の下端部までの距離が長くなっている。即ち、ガイド板部81の下端部から突出する表示ユニット5の突出量が大きくなっている。これにより、表示ユニット5が着脱位置にあるときには、表示ユニット5は、ガイド枠8からの取り外しが容易になっている。
ガイド枠8は、図3に示す第1回動位置と、後述する図5に示す第1回動位置よりも縦枠30から離れた第2回動位置との間で回動される。表示ユニット5がガイド枠8の取付位置にある状態で、ガイド枠8がヒンジ7の軸を中心に回動されることにより、表示ユニット5の状態が、表示器50及び呼び釦51が開口孔6を塞ぐ状態と、縦枠30内に変位されて開口孔6を塞がない状態との間で変化する。
即ち、ガイド枠8の取付位置にあるときの表示ユニット5の状態は、ガイド枠8が第1回動位置へ回動されると、表示器50及び呼び釦51が開口孔6を塞ぐ状態になる。また、ガイド枠8の取付位置にあるときの表示ユニット5の状態は、ガイド枠8が第2回動位置へ回動されると、表示器50及び呼び釦51が開口孔6を塞がない状態になる。ここで、表示ユニット5が表示器50及び呼び釦51で開口孔6を塞いでいる状態では、表示器50及び呼び釦51の一部が、開口孔6から乗場に露出している。
通常、ガイド枠8には、ガイド枠8の自重により、ガイド枠8が第1回動位置へ回動される方向に回動力が加わっている。即ち、ガイド枠8には、表示器50及び呼び釦51が開口孔6を塞ぐ方向に回動力が加わっている。このとき、ガイド枠8の把持板部81bは、縦枠30の内面に押し付けられている。
従って、表示ユニット5は、突出部56がスタットボルト9及びナット10により縦枠30に固定され、かつ、表示ユニット5がガイド枠8の回動力により縦枠30に押し付けられている状態では、通常の取付位置に保持され、ガイド枠8の取付位置から着脱位置へのスライド移動が阻止される。
一方、表示ユニット5は、突出部56のスタットボルト9及びナット10による縦枠30への固定が解除され、ガイド枠8が第2回動位置に移動されることで、ガイド枠8の取付位置から着脱位置へのスライド移動が許容される。
次に、表示ユニット5の取付方法について図5を用いて説明する。図5は、ガイド枠8に、表示ユニット5を取り付ける前の状態である着脱位置を示す側面図である。
先ず、第1ステップとして、作業員は、図5に示すように、ガイド枠8の下端部が回動力に逆らって縦枠30から離れた状態、即ち、第1回動位置から第2回動位置へ、ガイド枠8を移動させる。次に、第2ステップとして、作業員は、表示ユニット5の下端部を持ち、図5の矢印C方向に沿って、表示ユニット5をガイド枠8に挿入させる。そして、表示器50及び呼び釦51が取り付けられた支持板部52の上端部が、ガイド枠8のストッパ84に当たるまで表示ユニット5をガイド枠8に挿入していく。これにより、表示ユニット5が、ガイド枠8の取付位置へ移動する。
このとき、支持板部52は、ガイド板部81が形成する誘導溝に嵌った状態で、誘導溝に沿ってスライド移動していく。即ち、表示ユニット5は、支持板部52が誘導溝に嵌った状態になることで、左右方向及び奥行き方向の位置決めがなされ、ストッパ84に当たることで、上下方向の位置決めがなされ、通常の取付位置に表示ユニット5の位置を決定できることになる。
作業員は、表示ユニット5の上端部がストッパ84に当たり、表示ユニット5がガイド枠8の取付位置にきたとき、第3ステップとして、表示ユニット5をガイド枠8の回動力に従って図5の矢印D方向に動かし、ガイド枠8ごと縦枠30に向かって回動させる。即ち、表示ユニット5が、ガイド枠8の取付位置にある状態で、ガイド枠8を第2回動位置から第1回動位置に移動させる。
これにより、表示ユニット5は、図3の通常の取付位置に移動することになる。このとき、表示器50及び呼び釦51は、開口孔6を塞いだ状態になっている。また、縦枠30に固定されたスタットボルト9は、第2板部52bに設けられたボルト通し穴に通った状態になっている。
この後、第4ステップとして、スタットボルト9にナット10を締め付けることで、縦枠30に表示ユニット5が固定される。これにより、縦枠30へ表示ユニット5を取り付ける作業が完了する。
また、表示ユニット5の取付、点検または交換を行う際は、上記の逆の手順で取り外すことができる。
このような実施の形態1によるエレベータの三方枠は、操作表示器を有する表示ユニットと、縦枠内に回動可能に設けられたガイド枠を有している。また、ガイド枠は、表示ユニットを案内可能な誘導溝を形成するガイド板部と、ガイド板部の上部に設けられたストッパと、を有している。表示ユニットは、誘導溝に嵌った状態でかつ、ストッパに当接させた状態で、ガイド枠と一体にガイド枠の自重による回動力に従って縦枠内に回動することで、通常の取付位置に取り付け可能になっている。
このような構成を備えることで、表示ユニットは、誘導溝及びストッパによりガイド枠内で、上下方向、左右方向、及び奥行き方向の位置を決定することができる。また、表示ユニットは、ストッパに当たるまで誘導溝に沿ってガイド枠内に挿入した後、ガイド枠を縦枠にむけて回動するだけで、操作表示器が縦枠に設けられた開口孔を塞ぐ位置に表示ユニットを誘導することができる。この結果、昇降路内の作業員が、表示ユニット設置後に、乗場側から操作表示器の位置確認及び調整を行う手間を省くことができる。これにより、乗作業効率を向上に繋げることができる。
また、ガイド枠は、自重により、表示器及び呼び釦が開口孔を塞ぐ方向に回動力が加わっている。これにより、乗場側から利用者が誤ってぶつかるなどの外力が加わった場合でも、表示ユニットは、ガイド枠により表示器及び呼び釦が開口孔を塞ぐ方向に戻ることができる。従って、表示ユニットの外れを防ぐことができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、上下方向について、通常の取付位置にある表示ユニット5及びガイド枠8の下端部の位置について特に特定していない。ここで、表示ユニット5の保守点検において、最下階を除く階床では、作業員はかご上に乗って作業を行う。従って、作業員は、所望の位置にかごを移動させた後、表示ユニット5の保守点検を行うことができる。
しかしながら、最下階の表示ユニット5の保守点検は、かご上での作業が不可能であるため、昇降路ピットからの作業になる。このとき、昇降路ピット内に常設されている足場では、作業員の手が届かないことが多く、別途、大型の脚立を昇降路ピット内に搬入する必要があり、作業効率が悪いという問題があった。
そこで、本実施の形態2では、最下階に表示ユニット5を設置する場合を考慮して、通常の取付位置にある表示ユニット5及びガイド枠8の下端部の位置を特定する例について説明する。
図6は、最下階の表示ユニット5を作業員が取り付けている状態を示す図である。図6に示すように、上下方向について、通常の取付位置にある表示ユニット5の突出部56の下端部及びガイド枠8の下端部のうち、昇降路ピット面11からより離れた端部までの距離が所望の長さ、例えば、2.5mに設定されている。表示ユニット5の突出部56の下端部及びガイド枠8の下端部と、昇降路ピット面11との距離が所望の長さに達していない場合は、表示ユニット5及びガイド枠8の長さを調節して、所望の長さに合わせる。
ここで、所望の長さとは、昇降路ピット内に常設してある足場12の高さ、及び表示ユニット5の通常の取付位置に基づいて決定され、足場12からでも作業員の手が表示ユニット5に届く長さに設定されている。
この例では、上下方向について、昇降路ピット面11から突出部56の下端部までの距離よりも昇降路ピット面11からガイド枠8の下端部までの距離(図6の矢印E)が大きくなっている。即ち、昇降路ピット面11からガイド枠8の下端部までの距離が、2.5m以下の位置に設定されている。
これにより、表示ユニット5の下端部及びガイド枠8の下端部の位置は、作業員が、昇降路ピット内に常設してある足場12からでも手が届く位置に設定されていることになる。その他の構成は、先の実施の形態1と同様である。
このような実施の形態2による表示ユニットは、縦枠と固定される部分であり、ガイド枠から突出している表示ユニットの突出部の端部及び、回動基準と反対側になるガイド枠の端部のうち、昇降路ピット面からより離れた端部までの距離が2.5m以下に設定されている。このような構成を備えることで、作業員が、最下階の表示ユニットの保守点検を行う際に、昇降路内ピット内に常設してある足場からでも作業を行うことができる。この結果、作業員が、昇降路外から別途足場となる脚立を持って入る手間を無くすことができる。
なお、各上記実施の形態では、ガイド枠8の上部にストッパ84を設けて、表示ユニット5をガイド枠8の取付位置で止めているが、表示ユニット5をガイド枠8の取付位置に止める方法は、これに限るものではない。図7は、ガイド枠8のストッパ84の一例を示す斜視図である。なお、図7は、一対のガイド板部81のうち片方のみ示している。
図7に示すように、繋板部81cには、スリット85が設けられており、スリット85の上端部がストッパ84の役割を果たしていてもよい。この場合、図示していないが、一対の第1板部52aには、スリット85内を案内され、ストッパ84で止まる当接部となる部材が、第1板部52aから繋板部81cに向かって突出して設けられている必要がある。
また、各上記実施の形態では、ガイド枠8の自重により、ガイド枠8が第1回動位置へ回動される方向に回動力が加わっている。これに加えて、ヒンジ7に、ガイド枠8が第1回動位置へ回動される方向に付勢力を与えるばねが設けられていてもよい。
1 乗場出入口、3 三方枠、5 表示ユニット、6 開口孔、8 ガイド枠、11 昇降路ピット面、52 支持板部、81 ガイド板部、84 ストッパ。

Claims (3)

  1. 乗場出入口を囲むフレーム材、
    ストッパが設けられた誘導溝を形成するガイド板部を有し、上記フレーム材に回動可能に取り付けられたガイド枠、及び
    操作表示器を支持した状態で上記誘導溝に沿って案内される支持板部を有し、上記支持板部の一端部に設けられた当接部を上記ストッパに当接させた状態で、上記フレーム材に設けられた開口孔を上記操作表示器が塞ぐ方向に上記ガイド枠と一体に回動可能な表示ユニット
    を備え、
    上記ガイド枠には、上記ガイド枠の自重により上記開口孔を上記操作表示器が塞ぐ方向に回動力が加えられており、
    上記支持板部は、上記当接部が上記ストッパに当接している状態において、他端部が上記ガイド枠の端部から突出しており、
    上記表示ユニットは、上記支持板部が上記誘導溝に嵌った状態でスライド移動させることで上記当接部を上記ストッパに当接させた後、上記ガイド枠と一体となって上記回動力に従って上記フレーム材内に変位されることにより、上記操作表示器が上記開口孔を塞ぐ状態で上記フレーム材に取り付け可能になっており、
    上記ガイド枠の端部から突出している上記他端部と上記フレーム材とには、上記操作表示器で上記開口孔を塞ぐ状態を維持する保持具が設けられている
    操作表示器組込型エレベータの三方枠。
  2. 上記ガイド枠の端部から突出している上記支持板部の端部及び回動基準と反対側になる上記ガイド枠の端部のうち、昇降路ピット面からより離れた端部までの距離が2.5m以下に設定されている
    請求項1に記載の操作表示器組込型エレベータの三方枠。
  3. 乗場出入口を囲むフレーム材、
    ストッパが設けられた誘導溝を形成するガイド板部を有し、上記フレーム材に回動可能に取り付けられたガイド枠、及び
    操作表示器を支持した状態で上記誘導溝に沿って案内される支持板部を有し、上記支持板部の一端部に設けられた当接部が上記ストッパに当接させた状態で上記フレーム材に設けられた開口孔を上記操作表示器が塞ぐ方向に上記ガイド枠と一体に回動可能な表示ユニット
    を備えた操作表示器組込型エレベータの三方枠において、上記表示ユニットを上記フレーム材に取り付けるためのエレベータの操作表示器取付方法であって、
    自重により上記開口孔を上記操作表示器が塞ぐ方向に回動力が加えられている上記ガイド枠を、上記回動力に逆らって上記フレーム材内の第2回動位置に変位させる第1ステップと、
    第1ステップにより上記第2回動位置に変位した状態の上記ガイド枠の上記誘導溝に対して上記支持板部が嵌った状態で、上記支持板部を上記誘導溝に沿って上記当接部が上記ストッパに当接するまでスライド移動させる第2ステップと、
    上記当接部が上記ストッパに当接した状態を維持したまま、上記ガイド枠に加えられている上記回動力に従って上記フレーム材内の第1回動位置に変位させることにより、上記操作表示器が上記開口孔を塞ぐ状態で上記フレーム材に上記表示ユニットを取り付け可能とする第3ステップと、
    上記第3ステップの後、上記ガイド枠の端部から突出している上記支持板部の他端部と、上記フレーム材とを固定する第4ステップと
    を有するエレベータの操作表示器取付方法。
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