JP6303862B2 - 電波到来方向推定装置、電波到来方向推定システム - Google Patents
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Description
回転盤(112)と、その回転盤を予め設定した一定周期で回転させる駆動部(113)と、その回転盤の上の回転中心以外の位置に固定されて無線タグが送信する電波を受信するアンテナ(111)とを備えた受信部(100)と、
無線タグが送信する電波を平面波とする近似を用いて、受信部が出力する信号である受信信号を表す近似モデルであって、未知パラメータとして、基準方位に対する無線タグの方位角と、方位角、アンテナの回転角度、時間の影響を受けない位相項とを含む近似モデルを記憶する記憶部(220)と、
受信部が出力する受信信号と、記憶部に記憶されている近似モデルとの一致度を、近似モデルの未知パラメータを変化させつつ行うことで、受信信号と最も一致する近似モデルにおける方位角を決定する方位角決定部(230)と、を備える。
受信部は、アンテナが受信した電波の周波数を、アンテナの回転速度により定まる最大ドップラーシフトよりも中心周波数が低くなるように低下させた低周波信号を生成する低周波信号生成部(120)を備え、受信信号として低周波信号を出力し、
記憶部には、近似モデルとして、無線タグが送信する電波を平面波とする近似を用いて、低周波信号生成部が生成した低周波信号を表す低周波近似モデルが記憶されており、
方位角決定部は、
低周波近似モデルにおける未知パラメータである方位角を180度以下の範囲で変化させるようになっており、
低周波信号生成部が生成した低周波信号と記憶部に記憶されている低周波近似モデルとの一致度を、一致度算出区間をアンテナが180度よりも多く回転する区間として、低周波近似モデルのパラメータを変化させつつ算出することで、低周波信号に最も一致する低周波近似モデルにおける方位角を決定する。
受信部は、アンテナが受信した電波の周波数を、アンテナの回転速度により定まる最大ドップラーシフトよりも中心周波数が低くなるように低下させたI成分信号およびQ成分信号を生成する低周波信号生成部(120)を備え、受信信号としてI成分信号およびQ成分信号を出力し、
記憶部には、近似モデルとして、無線タグが送信する電波を平面波とする近似を用いて、低周波信号生成部が生成したI成分信号、Q成分信号をそれぞれ表すI成分近似モデル、Q成分近似モデルが記憶されており、
方位角決定部は、
I成分近似モデル、Q成分近似モデルにおける未知パラメータである方位角を180度よりも広い範囲に渡り変化させるようになっており、
低周波信号生成部が生成したI成分信号と記憶部に記憶されているI成分近似モデルとの一致度、および、低周波信号生成部が生成したQ成分信号と記憶部に記憶されているQ成分近似モデルとの一致度を、一致度算出区間をアンテナが180度よりも多く回転する区間として、I成分近似モデルおよびQ成分近似モデルのパラメータを変化させつつ算出することで、I成分信号およびQ成分信号に最も一致するI成分近似モデルおよびQ成分近似モデルにおける方位角を決定する。
アンテナ部110は、アンテナ111、回転盤112、駆動部113を備える。アンテナ111は、回転盤112の外周縁に固定される。アンテナ111の形状および大きさは、無線タグ300が送信する無変調波を受信でき、回転盤112において回転中心以外の場所に固定できる大きさであれば、それ以外に制限はない。
低周波信号生成部120は、バンドパスフィルタ121、局部発振器122、ミキサ123、ローパスフィルタ124、A/D変換器125、位相シフト器126、ミキサ127、ローパスフィルタ128、A/D変換器129を備えている。
信号処理部200は、信号取得部210、記憶部220、方位角決定部230を備える。信号取得部210は、A/D変換器125、129からI成分信号、Q成分信号を取得して、取得した信号を記憶部220あるいは図示しないRAMなどの所定の記憶部に格納する。
I成分近似モデル、Q成分近似モデルを説明する前に、アンテナ111が受信する受信信号を、近似を行わないで表したモデル(以下、厳密モデル)を説明する。
前述の実施形態の局部発振器122に代えて、変形例1では、図9に示すように、リファレンスアンテナ130と、バンドパスフィルタ131を備える。リファレンスアンテナ130は、回転盤112の付近に固定される。また、回転盤112の回転中心に固定されてもよい。回転盤112の回転中心は、回転盤112が回転しても位置が変わらないからである。
前述の実施形態では、一致度算出区間をアンテナ111が360度回転する区間としていたが、一致度算出区間は、アンテナ111が180度よりも多く回転する区間であればよい。
前述の実施形態では、I成分信号、Q成分信号は、中心周波数が0Hzとなる信号であったが、I成分信号、Q成分信号の中心周波数は0Hzでなくてもよい。ただし、最大ドップラーシフトよりも低いことが好ましい。最大ドップラーシフトとは、無線タグ300が静止していると仮定して、アンテナ111の回転のみにより生じるドップラーシフトの最大値である。最大ドップラーシフトは、アンテナ111の速度ベクトルが、無線タグ300に向かう方向に最大となるとき、および、無線タグ300から遠ざかる方向に最大となるときのドップラーシフトである。
前述の実施形態では、I成分信号およびQ成分信号の2つを用いていた。2つの信号を用いていた理由は、I成分近似モデルおよびQ成分近似モデルは、方位角φが180度異なっていても、同じ波形になることがあるからである。したがって、方位角φの探索範囲が180度以下であれば、I成分信号およびQ成分信号のいずれか一方のみを用いて方位角φを決定してもよい。なお、変形例4において用いるI成分近似モデルまたはQ成分近似モデルは、請求項の低周波近似モデルに相当する。
アンテナ111の回転半径Rに対してアンテナ111と無線タグ300との距離LRが短いほど、近似モデルを用いることによる位相誤差は大きくなる。換言すれば、無線タグ300の方位角φを決定する状況が、主として、アンテナ111の回転半径Rに対してアンテナ111と無線タグ300との距離LRが長ければ、位相誤差が方位角φの推定精度に与える誤差は小さい。位相誤差の影響が小さい場合には、負の周波数が生じるように中心周波数を低下させなくてもよい。
Claims (5)
- 無線タグ(300)が送信する予め設定された一定周波数の電波の到来方向を推定する電波到来方向推定装置であって、
回転盤(112)と、その回転盤を予め設定した一定周期で回転させる駆動部(113)と、その回転盤の上の回転中心以外の位置に固定されて前記無線タグが送信する電波を受信するアンテナ(111)とを備えた受信部(100)と、
前記無線タグが送信する電波を平面波とする近似を用いて、前記受信部が出力する信号である受信信号を表す近似モデルであって、未知パラメータとして、基準方位に対する前記無線タグの方位角と、前記方位角、前記アンテナの回転角度、時間の影響を受けない位相項とを含む近似モデルを記憶する記憶部(220)と、
前記受信部が出力する前記受信信号と、前記記憶部に記憶されている近似モデルとの一致度を、前記近似モデルの未知パラメータを変化させつつ算出することで、前記受信信号と最も一致する前記近似モデルにおける前記方位角を決定する方位角決定部(230)と、を備え、
前記受信部は、前記アンテナが受信した電波の周波数を、前記アンテナの回転速度により定まる最大ドップラーシフトよりも中心周波数が低くなるように低下させた低周波信号を生成する低周波信号生成部(120)を備え、前記受信信号として前記低周波信号を出力し、
前記記憶部には、前記近似モデルとして、前記無線タグが送信する電波を平面波とする近似を用いて、前記低周波信号生成部が生成した低周波信号を表す低周波近似モデルが記憶されており、
前記方位角決定部は、
前記低周波近似モデルにおける未知パラメータである前記方位角を180度以下の範囲で変化させるようになっており、
前記低周波信号生成部が生成した前記低周波信号と前記記憶部に記憶されている前記低周波近似モデルとの一致度を、一致度算出区間を前記アンテナが180度よりも多く回転する区間として、前記低周波近似モデルのパラメータを変化させつつ算出することで、前記低周波信号に最も一致する前記低周波近似モデルにおける前記方位角を決定することを特徴とする電波到来方向推定装置。 - 無線タグ(300)が送信する予め設定された一定周波数の電波の到来方向を推定する電波到来方向推定装置であって、
回転盤(112)と、その回転盤を予め設定した一定周期で回転させる駆動部(113)と、その回転盤の上の回転中心以外の位置に固定されて前記無線タグが送信する電波を受信するアンテナ(111)とを備えた受信部(100)と、
前記無線タグが送信する電波を平面波とする近似を用いて、前記受信部が出力する信号である受信信号を表す近似モデルであって、未知パラメータとして、基準方位に対する前記無線タグの方位角と、前記方位角、前記アンテナの回転角度、時間の影響を受けない位相項とを含む近似モデルを記憶する記憶部(220)と、
前記受信部が出力する前記受信信号と、前記記憶部に記憶されている近似モデルとの一致度を、前記近似モデルの未知パラメータを変化させつつ算出することで、前記受信信号と最も一致する前記近似モデルにおける前記方位角を決定する方位角決定部(230)と、を備え、
前記受信部は、前記アンテナが受信した電波の周波数を、前記アンテナの回転速度により定まる最大ドップラーシフトよりも中心周波数が低くなるように低下させたI成分信号およびQ成分信号を生成する低周波信号生成部(120)を備え、前記受信信号として前記I成分信号およびQ成分信号を出力し、
前記記憶部には、前記近似モデルとして、前記無線タグが送信する電波を平面波とする近似を用いて、前記低周波信号生成部が生成した前記I成分信号、Q成分信号をそれぞれ表すI成分近似モデル、Q成分近似モデルが記憶されており、
前記方位角決定部は、
前記I成分近似モデル、Q成分近似モデルにおける未知パラメータである前記方位角を180度よりも広い範囲に渡り変化させるようになっており、
前記低周波信号生成部が生成した前記I成分信号と前記記憶部に記憶されている前記I成分近似モデルとの一致度、および、前記低周波信号生成部が生成した前記Q成分信号と前記記憶部に記憶されている前記Q成分近似モデルとの一致度を、一致度算出区間を前記アンテナが180度よりも多く回転する区間として、前記I成分近似モデルおよびQ成分近似モデルのパラメータを変化させつつ算出することで、前記I成分信号および前記Q成分信号に最も一致する前記I成分近似モデルおよびQ成分近似モデルにおける前記方位角を決定することを特徴とする電波到来方向推定装置。 - 請求項1において、
前記低周波信号生成部は、中心周波数が0Hzとなる前記低周波信号を生成し、
前記方位角決定部は、前記一致度算出区間を、前記アンテナが360度回転する区間とすることを特徴とする電波到来方向推定装置。 - 請求項2において、
前記低周波信号生成部は、中心周波数が0Hzとなる前記I成分信号および前記Q成分信号を生成し、
前記方位角決定部は、前記一致度算出区間を、前記アンテナが360度回転する区間とすることを特徴とする電波到来方向推定装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電波到来方向推定装置と、前記無線タグとを備えた電波到来方向推定システム。
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