JP6303680B2 - 共押出複合フィルム - Google Patents
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Description
深絞り包装機(大森機械工業社製FV6300)を用いて図1に示すような包装体を作製し、120℃、30分間の高温殺菌処理後、開封きっかけ部の融着の有無を評価した。融着が発生しなかったものを○、融着が発生したものを×として評価した。結果を下記表1に示す。
深絞り包装機を用いて図1に示すような包装体を作製後、ヒートシール部を15mm幅に切断し、当該フィルムを常温で引張試験機により200mm/分の引張速度で180℃方向に剥離したときの平均荷重を測定した。1.96N/15mm幅以上のものを○、1.96N/15mm幅以下のものを×として評価した。結果を表1に示す。
深絞り包装機を用いて図1に示すような包装体を30個作製し、120℃、30分間の高温殺菌処理後、−40℃で24時間冷凍した後、ダンボールに入れて50cmの高さよりコンクリート面に落下させ、フィルムの割れ・ピンホールの有無を評価した。割れ・ピンホールが発生しなかったものを○、割れ・ピンホールが発生したものを×として評価した。結果を表1に示す。
100mm×100mmに切り取った試験片を、試験温度−20℃で針径0.5インチφのストライカにより3m/secで打ち抜き、衝撃エネルギーを測定した。50kgf・mm以上のものを◎、10kgf・mm以上50kgf・mm未満のものを○、10kgf・mm未満のものを×として評価した。結果を表1に示す。
共押出法およびドライラミネーション法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。なお、実施例および比較例中の「/」は共押出法、「//」はドライラミネート法でそれぞれ積層したことを示す。
Ny(60μm)/ADHDPE(10μm)/PE(40μm)/PE+PP(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
ADHDPE:三菱化学製 モディック(密度0.940、融点131℃)
PE:プライムポリマー製 モアテック
PE+PP:旭化成ケミカルズ製 クレオレックス(密度0.947、融点136℃)+日本ポリプロ製 ノバテックPP(融点141℃)(比率:PE70%、PP30%)
ONy(25μm)//LLDPE(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
LLDPE:東セロ製 T.U.X. 高耐熱グレード
底材の中間層にMXD6を追加した以外は、実施例1と同様の方法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。
Ny(50μm)/MXD6(10μm)/ADHDPE(10μm)/PE(40μm)
/PE+PP(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
MXD6:三菱ガス化学製 MXナイロン
ADHDPE:三井化学製 アドマー(密度0.933、融点129℃)
PE:プライムポリマー製 モアテック
PE+PP:プライムポリマー製 エボリュー(密度0.942、融点134℃)+プライムポリマー製 プライムポリプロ(融点140℃)(比率:PE70%、PP30%)
ONy(25μm)//LLDPE(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
LLDPE:東セロ製 T.U.X. 高耐熱グレード
底材の中間層にEVOHを追加した以外は、実施例1と同様の方法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。
Ny(50μm)/EVOH(10μm)/ADHDPE(10μm)/PE(40μm)
/PE+PP(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
EVOH :クラレ製 エバール
ADHDPE:三井化学製 アドマー(密度0.933、融点129℃)
PE:プライムポリマー製 モアテック
PE+PP :旭化成ケミカルズ製 クレオレックス(密度0.947、融点136℃)+日本ポリプロ製 ノバテックPP(融点141℃) (比率:PE70%、PP30%)
(蓋材)
ONy(25μm)//LLDPE(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
LLDPE:東セロ製 T.U.X. 高耐熱グレード
底材の外層にPPを追加した以外は、実施例1と同様の方法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。
PP(30μm)/Ny(30μm)/ADHDPE(10μm)/PE(40μm)
/PE+PP(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
PP:日本ポリプロ製 ノバテックPP
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
ADHDPE:三菱化学製 モディック(密度0.940、融点131℃)
PE:宇部丸善ポリエチレン製 ユメリット
PE+PP :プライムポリマー製 エボリュー(密度0.942、融点134℃)+プライムポリマー製 プライムポリプロ(融点140℃) (比率:PE70%、PP30%)
(蓋材)
ONy(25μm)//LLDPE(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
LLDPE:東セロ製 T.U.X. 高耐熱グレード
底材の中間層をPPに、イージーピール層をPPベースに変更し、蓋材のシール層をCPPに変更した以外は、実施例1と同様の方法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。
Ny(60μm)/ADPP(10μm)/PP(40μm)/PP+PE(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
ADPP:三菱化学製 モディック
PP:プライムポリマー製 プライムポリプロ
PP+PE :日本ポリプロ製 ウィンテック+日本ポリエチレン製 ノバテックLD (比率:PP70%、PE30%)
(蓋材)
ONy(25μm)//CPP(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
CPP :東レ製 トレファン
底材の中間層をPPに、イージーピール層をPPベースに変更した以外は、実施例1と同様の方法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。
Ny(60μm)/ADPP(10μm)/PP(40μm)/PP+PE(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
ADPP:三井化学製 アドマー
PP:プライムポリマー製 プライムポリプロ
PP+PE:日本ポリプロ製 ウィンテック+日本ポリエチレン製 ノバテックLD (比率:PP70%、PE30%)
(蓋材)
ONy(25μm)//LLDPE(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
LLDPE :東セロ製 T.U.X. 高耐熱グレード
底材のイージーピール層を汎用のPEに変更した以外は、実施例1と同様の方法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。
Ny(60μm)/ADHDPE(10μm)/PE(40μm)/PE+PP(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
ADHDPE:三菱化学製 モディック
PE:プライムポリマー製 モアテック
PE+PP:プライムポリマー製 モアテック(密度0.916、融点119℃)+日本ポリプロ製 ノバテックPP(融点141℃) (比率:PE70%、PP30%)
(蓋材)
ONy(25μm)//LLDPE(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
LLDPE:東セロ製 T.U.X. 高耐熱グレード
底材の中間層にMXD6を追加し、イージーピール層を汎用のPEに変更した以外は、実施例1と同様の方法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。
Ny(50μm)/MXD6(10μm)/ADHDPE(10μm)/PE(40μm)/PE+PP(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
MXD6:三菱ガス化学製 MXナイロン
ADHDPE:三井化学製 アドマー(密度0.933、融点129℃)
PE:プライムポリマー製 モアテック
PE+PP:プライムポリマー製 モアテック(密度0.916、融点119℃)+日本ポリプロ製 ノバテックPP(融点141℃) (比率:PE70%、PP30%)
(蓋材)
ONy(25μm)//LLDPE(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
LLDPE :東セロ製 T.U.X. 高耐熱グレード
底材の外層にPPを追加しイージーピール層を汎用のPEに変更した以外は、実施例1と同様の方法により下記層構成を有する積層フィルムからなる底材および蓋材の積層フィルムを作製した。
PP(30μm)/Ny(30μm)/ADHDPE(10μm)/PE(40μm)/PE+PP(10μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
PP:日本ポリプロ製 ノバテックPP
Ny:三菱エンジニアリングプラスチック製 ノバミッド6Ny
ADHDPE:三井化学製 アドマー(密度0.933、融点129℃)
PE:宇部丸善ポリエチレン製 ユメリット
PE+PP:プライムポリマー製 モアテック(密度0.916、融点119℃)+日本ポリプロ製 ノバテックPP(融点141℃) (比率:PE70%、PP30%)
(蓋材)
ONy(25μm)//LLDPE(40μm)
基材および使用原料を外層側から順に示す。
ONy:東洋紡績製 ハーデンフィルム
LLDPE :東セロ製 T.U.X. 高耐熱グレード
Claims (5)
- 外層、中間層、内層からなる複合フィルムであって、前記外層が少なくとも1層のポリアミド樹脂層を含み、前記中間層が少なくとも1層の高密度ポリエチレンまたは直鎖状低密度ポリエチレンを構成成分とする接着樹脂からなる層を含み、前記内層が少なくとも1層の凝集破壊性を有するイージーピール層を含み、前記接着樹脂の密度が0.925以上であり、前記接着樹脂の融点が125℃以上であり、前記イージーピール層が、密度0.935以上でかつ融点130℃以上であるポリエチレンと、融点130℃以上であるポリプロピレンとの混合層で構成されることを特徴とする共押出複合フィルム。
- イージーピール層のイージーピール強度が25℃で1.96N/15mm幅以上11.8N/15mm幅以下であり、かつ外層、中間層、および内層の層間剥離強度より小さい請求項1に記載の共押出複合フィルム。
- イージーピール層に含まれるポリエチレンの比率が50〜90重量%である請求項1または2に記載の共押出複合フィルム。
- 中間層にエチレン―酢酸ビニル共重合体けん化物樹脂またはMXD6−ナイロン樹脂を有する請求項1〜3のいずれかに記載の共押出複合フィルム。
- 外層の外側にポリプロピレン樹脂からなる層を有する請求項1〜4のいずれかに記載の共押出複合フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014059378A JP6303680B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 共押出複合フィルム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014059378A JP6303680B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 共押出複合フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015182264A JP2015182264A (ja) | 2015-10-22 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014059378A Active JP6303680B2 (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 共押出複合フィルム |
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2014
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