JP6302306B2 - 建設機械用ロッド - Google Patents

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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
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Description

本発明は、雌側筒部を有する雌側ロッドと雄側軸部を有する雄側ロッドとがトルク伝達可能に連結している建設機械用ロッドに関し、特に、寿命を長くすることができる建設機械用ロッドに関する。
杭打機等の地盤改良機は、オーガによって掘削ロッド(建設機械用ロッド)を回転駆動させて掘削作業を行っている。この掘削ロッドは、複数のロッドが連結して使用されることが多い。下記特許文献1には、掘削ロッドにおいて上側に配置されているアッパーロッドと、下側に配置されているロアロッドとのジョイント構造が記載されている。図10に示すように、下記特許文献1のジョイント構造J2(以下、「従来のジョイント構造J2」と呼ぶ)では、アッパーロッド131の下端部に雌側筒部131aが形成され、ロアロッド132の上端部に雄側軸部132aが形成されている。
雌側筒部131aの内壁面131bの断面と雄側軸部132aの周面132bの断面は共に六角形状になっていて、雌側筒部131aに雄側軸部132aが挿通されることで、アッパーロッド131とロアロッド132とがトルク伝達可能になっている。また、雌側筒部131aの内壁面131bに、ロッド軸方向(図10の上下方向)と直交する方向(図10の紙面に直交する方向)に延びる略U字状の雌側溝131cが形成され、雄側軸部132aの周面132bに、ロッド軸方向と直交する方向に延びる略U字状の雄側溝132cが形成されている。これら雌側溝131cと雄側溝132cとに連結ピン133が挿通されることで、アッパーロッド131とロアロッド132とがロッド軸方向に相対移動できないようになっている。
特開2001−317041号公報
ところで、上記した従来のジョイント構造J2では、図11に示すように、連結ピン133の軸中心P1(図10参照)の高さ位置でロッド軸方向と直交する断面を見たときに、略U字状の雄側溝132cが直線状で示される。つまり、雄側溝132cは、雄側軸部132aの周面132bに対して直線状の機械加工を施すことによって形成されていて、雄側溝132cの中央部132c1と連結ピン133との間の距離d1と、雄側溝132cの左端部132c2と連結ピン133との間の距離d2と、雄側溝132cの右端部132c3と連結ピン133との間の距離d3とは全て同一になっている。各距離d1,d2,d3は約1mmである。この従来のジョイント構造J2では、以下の問題点が生じていた。
掘削ロッド130で掘削作業を繰り返すと、雌側筒部131aの内壁面131bと雄側軸部132の周面132bとが繰り返しのトルク伝達によって摩耗し始める。これにより、雌側筒部131aの内壁面131bと雄側軸部132aの周面132bとのガタ付きが大きくなる。ガタ付きが大きいと、図12で模式的に示すように、雌側筒部131aと雄側軸部132aとがトルク伝達で僅かに相対回転する際に、雄側溝132cの右端部132c3が連結ピン133に当接する。又は、雄側溝132cの左端部132c2が連結ピン133に当接する(図示省略)。なお、図12では雄側溝132cの右端部132c3が連結ピン133に当接する状態を分かり易くするために、ガタ付きを誇張して示している。
雄側溝132cの両端部(左端部132c2,右端部132c3)が連結ピン133に当接すると、トルク伝達による荷重が連結ピン133に作用することになる。これにより、雌側溝131cにクラックL1(図10参照)が生じたり、連結ピン133が破損するというトラブルが起きて、掘削ロッド130を早期に交換する事態が生じていた。掘削ロッド130は消耗品であるものの、従来では上記したトラブルにより掘削ロッド130の寿命が約1〜2年程度で短くなっていた。従って、上記したトラブルを回避できて、掘削ロッド130の寿命を少しでも長くできることがユーザから求められていた。
そこで、本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、雌側溝にクラックが生じたり、連結ピンが破損するというトラブルをできるだけ回避できて、寿命を長くすることができる建設機械用ロッドを提供することを目的とする。
本発明に係る建設機械用ロッドは、雌側筒部を有する雌側ロッドと、雄側軸部を有する雄側ロッドとを備え、前記雌側筒部に前記雄側軸部が挿通されて、前記雌側ロッドと前記雄側ロッドとがトルク伝達可能に連結していて、前記雌側筒部の内壁面に、ロッド軸方向と直交する方向に延びる略U字状の雌側溝が形成され、前記雄側軸部の周面に、ロッド軸方向と直交する方向に延びる略U字状の雄側溝が形成され、前記雌側溝と前記雄側溝とに連結ピンが挿通されて、前記雌側ロッドと前記雄側ロッドとがロッド軸方向の相対移動を規制されているものであって、前記連結ピンの軸中心の高さ位置で前記ロッド軸方向と直交する断面を見たときに、前記雄側溝の両端部と前記連結ピンとの間の距離が、前記雄側溝の中央部と前記連結ピンとの間の距離より大きくなっていることを特徴とする。
本発明に係る建設機械用ロッドによれば、連結ピンの軸中心の高さ位置でロッド軸方向と直交する断面を見たときに、雄側溝の両端部と連結ピンとの間の距離が、雄側溝の中央部と連結ピンとの間の距離より大きい。このため、雌側筒部の内壁面と雄側軸部の周面とのガタ付きが大きくなっても、雌側筒部と雄側軸部とがトルク伝達で僅かに相対回転する際に、雄側溝の両端部が連結ピンに当接し難くなる。この結果、雌側溝にクラックが生じたり、連結ピンが破損するというトラブルをできるだけ回避できて、建設機械用ロッドの寿命を長くすることができる。
また、本発明に係る建設機械用ロッドにおいて、前記連結ピンの軸中心の高さ位置で前記ロッド軸方向と直交する断面を見たときに、前記雄側溝は、前記中央部から前記両端部に向かって前記連結ピンから遠くなる円弧状に形成されていることが好ましい。
この場合には、円弧状の雄側溝を成形することは、例えば台形形状の雄側溝を成形する場合に比べて、機械加工機に対する指令値が少なくて済む。このため、円弧状の雄側溝を成形し易い。また、円弧状の雄側溝は角部分を有していないため、仮に円弧状の雄側溝が連結ピンに当接したとしても、連結ピンに局所的な荷重が作用することを防止できる。従って、上記したトラブルをより回避することができる。
本発明によれば、従来に比べて建設機械用ロッドの寿命を大幅に向上させることができて、ユーザの要望を満たすことができる。
本実施形態の掘削ロッドが適用されている杭打機を示した図である。 図1のA部分を拡大した図である。 図2を縦方向に切断した断面図である。 図3のB−B線に沿った断面図である。 (A)図2に示した雌側ロッドの部分的な断面図である。(B)図5(A)を右側から見た側面図である。 (A)図2に示した雄側ロッドの部分的な断面図である。(B)図6(A)を右側から見た側面図である。 図4のC部分を拡大した図である。 本実施形態の雄側溝が連結ピンに当接しない状態を模式的に示した図である。 変形実施形態の雄側溝を示した図である。 従来の掘削ロッドのジョイント構造を示した図である。 従来の雄側溝を示した図である。 従来の雄側溝が連結ピンに当接する状態を模式的に示した図である。
本発明に係る建設機械用ロッドの実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の掘削ロッド30(建設機械用ロッド)が適用されている杭打機1を示した図である。図1に示すように、杭打機1は上部旋回体2と下部走行体3とを備え、上部旋回体2がクローラによって走行可能な下部走行体3の上に旋回可能に搭載されている。上部旋回体2の前方(図1の左側)には、バックステーシリンダ4によって支持されたリーダ10が立設されている。
リーダ10は、起立している状態からバックステーシリンダ4の収縮によって後方に倒伏するように構成されている。リーダ10の前方には、作業装置としてのオーガ20が取付けられている。オーガ20は、リーダ10のガイドパイプ11を挟み込むガイドギブ21を備え、ガイドギブ21によってガイドパイプ11に沿って摺動可能になっている。
そして、オーガ20は、リーダ10に沿って自力で昇降できるように油圧モータ(図示省略)を備え、油圧モータによって回転するピニオンギヤとリーダ10に形成されたラックギヤ12とが噛合している。こうして、油圧モータがピニオンギヤを正逆回転させると、ピニオンギヤがラックギヤに沿って転動して、オーガ20がリーダ10に沿って昇降することができる。
杭打機1では、地盤改良を行う場合に、掘削ロッド30がオーガ20に取付けられる。そして、掘削ロッド30はオーガ20から回転トルクを与えられて回転し、オーガ20が油圧モータの回転駆動によってリーダ10に沿って下降すると、掘削ロッド30の下端部に設けられた掘削ヘッド30Aが地盤を掘削する。このとき、掘削ヘッド30Aがセメントミルクを吐出し、セメントミルクが攪拌翼30Bによって掘削土と共に攪拌混合されて、軟弱な地盤が基礎に耐え得る強度に養生される。
ここで、本実施形態の掘削ロッド30では、ロッド軸方向(図1の上下方向)の長さを伸ばすために、上側に配置されている雌側ロッド31と下側に配置されている雄側ロッド32とが接続されている。図2は、図1のA部分を拡大した図であり、雌側ロッド31と雄側ロッド32とのジョイント構造J1を示している。図3は図2を縦方向に切断した断面図であり、図4は図3のB−B線に沿った断面図である。図5(A)は図2に示した雌側ロッド31の部分的な断面図であり、図5(B)は図5(A)を右側から見た側面図である。図6(A)は図2に示した雄側ロッド32の部分的な断面図であり、図6(B)は図6(A)を右側から見た側面図である。
雌側ロッド31及び雄側ロッド32は、セメントミルクが通過できるように中空状になっている。雌側ロッド31は、下端部(図3の下側)に雌側筒部31aを有し、雄側ロッド32は上端部(図3の上側)に雄側軸部32aを有している。図5(B)及び図6(B)に示すように、雌側筒部31aの内壁面31bの断面と雄側軸部32aの周面32bの断面は、雌側筒部31aと雄側軸部32aが嵌合できるように、同じ六角形状になっている。このため、雌側筒部31aに雄側軸部32aが挿通されることで、雌側ロッド31と雄側ロッド32とが一体回転し、オーガ20から与えられる回転トルクを伝達可能になっている。
また、図3に示すように、雌側筒部31aの内壁面31bには、ロッド軸方向(図3の上下方向)と直交する方向(図3の紙面に直交する方向)に延びる略U字状の雌側溝31cが2個形成されている。また、雄側軸部32aの周面32bにも、ロッド軸方向と直交する方向に延びる略U字状の雄側溝32cが2個形成されている。各雌側溝31cと各雄側溝32cはロッド軸方向に所定量離れていて、掘削ロッド30の周方向に180度離れて配置されている。
略U字状の雌側溝31cと略U字状の雄側溝32cとが対向することで、1つの略円形の貫通孔になる。これにより、円柱状の連結ピン33が一対の雌側溝31cと雄側溝32cとに挿通されて、雌側ロッド31と雄側ロッド32とがロッド軸方向に相対移動できないようになっている。なお、雌側筒部31aの下端に形成されている開口縁部31dと、雄側軸部32aの根元に形成されている段部32dとが当接することで、雌側ロッド31と雄側ロッド32とのロッド軸方向の位置決めがされている。
また、雌側筒部31aには、図5(A)に示すように、外壁面31fから雌側筒部31aの軸中心に向かって延びる取付孔31eが2個形成されている。各取付孔31eはロッド軸方向に所定量離れていて、図5(B)に示すように、雌側筒部31aの周方向に180度離れて配置されている。取付孔31eは、連結ピン33の抜け止めを行うための抜け止めボルト34を取付けるものである。このため、図4に示すように、抜け止めボルト34の先端が連結ピン33に形成されている係合溝33aに係合することで、連結ピン33が雌側溝31cと雄側溝32cとから抜け落ちないようになっている。
ところで、発明が解決しようとする課題で説明したように、従来のジョイント構造J2では、雌側筒部131aの内壁面131bと雄側軸部132aの周面132bとのガタ付きが大きくなると、雌側筒部131aと雄側軸部132aとがトルク伝達で僅かに相対回転する際に、雄側溝132cの右端部132c3又は左端部132c2が連結ピン133に当接する(図12参照)。これにより、雌側溝131cにクラックL1(図10参照)が生じたり、連結ピン133が破損するというトラブルが生じるおそれがあった。この問題点に対して、雄側溝132cの両端部132c2,132c3が連結ピン133に当接しないように、雄側溝132cを雄側軸部132aの周面132bからより深い位置まで形成することが考えられる。しかしこの方法では、雄側軸部132aをより多く削り取ることになるため、雄側軸部132aの強度が低下するという点で好ましくない。
そこで、本実施形態では、雄側軸部32aの強度をできるだけ低下させることなく、上記した問題点を解決できるように雄側溝32cが構成されている。ここで、図7は、図4のC部分の拡大図であり、連結ピン33の軸中心O1(図3参照)の高さ位置でロッド軸方向と直交する断面を見た状態を示している。図7に示すように、雄側溝32cは、直線状ではなく円弧状(R状)になるように形成されていて、雄側溝32cの左端部32c2と連結ピン33との間の距離D2と、雄側溝32cの右端部32c3と連結ピン33との間の距離D3は、雄側溝32cの中央部32c1と連結ピン33との間の距離D1より大きくなっている。そして、雄側溝32cは、中央部32c1から両端部(左端部32c2,右端部32c3)に向かって連結ピン33から遠くなる円弧状に形成されている。
この雄側溝32cは、例えば五面加工機によって成形されている。五面加工機は加工ヘッド上にセットした雄側ロッド32に対して5方面(上面、前面、後面、左側面、右側面)から同一の工具によって加工するNC工作機であり、工具及び材料(雄側ロッド32)のセットが一度で済むため、大型構造物である雄側ロッド32の加工に有効である。中央部32c1と連結ピン33との間の距離D1は1mmであり、両端部32c2,32c3と連結ピン33との間の距離D2,D3は2mmである。
こうして、本実施形態の雄側溝32cでは、中央部32c1及び両端部32c2,32c3の全体が雄側軸部32aの周面32bから深く削り取られたものではない。つまり、従来の雄側溝132c(図11参照)と比べて、両端部32c2,32c3については多く削り取っているものの、中央部32c1についてはほぼ同程度に削り取っている。このため、雄側軸部32aの強度をできるだけ低下させないようになっている。上記した距離D1,D2,D3はあくまで一例として示した値であって、掘削ロッド30の大きさに応じて適宜変更可能である。なお、上記では図3の上側に示されている雄側溝32cの形状について説明したが、図3の下側に示されている雄側溝32cの形状も同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態の掘削ロッド30によれば、図7に示すように、雄側溝32cの両端部32c2,32c3と連結ピン33との間の距離D2,D3が、雄側溝32cの中央部32c1と連結ピン33との間の距離D1より大きい。このため、図8で模式的に示すように、雌側筒部31aの内壁面31bと雄側軸部32aの周面32bとのガタ付きが大きくなっても、雌側筒部31aと雄側軸部32aとがトルク伝達で僅かに相対回転する際に、雄側溝32cの右端部32c3が連結ピン33に当接し難くなる。同様に、雄側溝32cの左端部32c2が連結ピン33に当接し難くなる(図示省略)。この結果、雌側溝31cにクラックL1が生じたり、連結ピン33が破損するというトラブルをできるだけ回避できて、掘削ロッド30の寿命を約1〜2年よりも大幅に長くすることができる。
ここで、変形実施形態の雄側溝32eについて図9を参照して説明する。図9に示すように、変形実施形態の雄側溝32eは、台形形状になるように形成されている。雄側溝32eの左端部32e2と連結ピン33との間の距離E2、雄側溝32eの右端部32e3と連結ピン33との間の距離E3は、雄側溝32eの中央部32e1と連結ピン33との間の距離E1より大きくなっている。距離E1は1mmであり、上記した距離D1と同じである。また、距離E2,E3はそれぞれ2mmであり、上記した距離D2,D3と同じである。こうして、変形実施形態でも、上記した作用効果と同様、雄側溝32eの左端部32e2及び右端部32e3が連結ピン33に当接し難くなり、掘削ロッド30の寿命を大幅に長くすることができる。
これに対して、本実施形態の雄側溝32cは以下の特有の作用効果を有する。即ち、図7に示す円弧状の雄側溝32cを成形することは、図9に示す台形形状の雄側溝32eを成形する場合に比べて、五面加工機に対する指令値が少なくて済む。つまり、円弧状の雄側溝32cでは、台形形状の雄側溝32eのように角部分が無くて連続的に成形できるため、角部分に対する指令値を入力する手間がなくなる。このため、円弧状の雄側溝32cを成形し易い。また、仮に円弧状の雄側溝32cが連結ピン33に当接したとしても、連結ピン33に局所的な荷重が作用することを防止できる。従って、雌側溝31cにクラックL1が生じたり、連結ピン33が破損するというトラブルをより回避することができる。
以上、本発明に係る建設機械用ロッドの実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施形態において、雌側筒部31aの内壁面31bの断面と雄側軸部32aの周面32bの断面は六角形状であったが、八角形状であっても良い。つまり、雌側筒部31aと雄側軸部32aがトルク伝達可能であれば、雌側筒部31aの内壁面31bの断面と雄側軸部32aの周面32bの断面の形状は適宜変更可能である。
また、本実施形態において、雄側溝32cは円弧状になるように形成されているが、雄側溝32cの形状は適宜変更可能であり、例えば雄側溝は中央部が連結ピン33に近くなるような三角形状であっても良い。
また、本実施形態において、上側に雌側ロッド31が配置されて、下側に雄側ロッド32が配置されている掘削ロッド30であったが、上側に雄側ロッドが配置され、上側に雌側ロッドが配置されている掘削ロッドであっても良い。
また、本実施形態では建設機械用ロッドとして掘削ロッド30を例にして説明したが、本発明は掘削ロッド30以外にも適用できるものである。つまり、雌側ロッドと雄側ロッドとがトルク伝達可能に連結し、雌側ロッドと雄側ロッドとのロッド軸方向の相対移動が連結ピンによって規制されている建設機械用ロッドであれば、本発明を適用することができる。
1 杭打機
30 掘削ロッド
31 雌側ロッド
31a 雌側筒部
31b 内壁面
31c 雌側溝
31e 取付孔
32 雄側ロッド
32a 雄側軸部
32b 周面
32c,32e 雄側溝
32c1,32e1 中央部
32c2,32e2 左端部
32c3,32e3 右端部
33 連結ピン
34 抜け止めボルト
J1 ジョイント構造

Claims (1)

  1. 雌側筒部を有する雌側ロッドと、
    雄側軸部を有する雄側ロッドとを備え、
    前記雌側筒部に前記雄側軸部が挿通されて、前記雌側ロッドと前記雄側ロッドとがトルク伝達可能に連結していて、
    前記雌側筒部の内壁面に、ロッド軸方向と直交する方向に延びる略U字状の雌側溝が形成され、
    前記雄側軸部の周面に、ロッド軸方向と直交する方向に延びる略U字状の雄側溝が形成され、
    前記雌側溝と前記雄側溝とに連結ピンが挿通されて、前記雌側ロッドと前記雄側ロッドとがロッド軸方向の相対移動を規制されている建設機械用ロッドにおいて、
    前記連結ピンの軸中心の高さ位置で前記ロッド軸方向と直交する断面を見たときに、前記雄側溝は、中央部から両端部に向かって前記連結ピンから遠くなる円弧状に形成されていること、
    を特徴とする建設機械用ロッド。
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