JP6300120B2 - 制御用データ生成方法および制御用データ生成装置 - Google Patents

制御用データ生成方法および制御用データ生成装置 Download PDF

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Description

本発明は、工作機械における加工を制御する制御用データ生成方法および制御用データ生成装置に関する。
従来、工作機械が備える制御装置は、ワークおよび支持具と工具とが干渉しないように制御する機能を有する。支持具とは、ワークを支持する機器であり、例えば、治具、パレット、テーブルなどが挙げられる。制御装置は、ワークおよび支持具の立体形状データの入力を受け付け、当該立体形状データに基づいてテーブルおよび工具の位置を制御する(例えば、特許文献1を参照)。立体形状データの例としては、CAD(Computer Aided Design)データが挙げられる。干渉チェック用の立体形状データは、ワークの立体形状データと支持具の立体形状データを手作業で合成することで生成される。
また従来、工作機械を制御するための加工プログラムを生成するCAM(Computer Aided Manufacturing)システムが知られている。CAMシステムの例としては、CAD/CAMシステムおよび自動プログラミング装置が挙げられる。CAMシステムに工作機械の加工プログラムを生成させる場合、作業者は、CAMシステムに完成品の立体形状データを入力する。この場合にも、作業者はワークおよび支持具と工具とが干渉しない加工プログラムを生成するために、完成品の立体形状データに加え、干渉チェックのための立体形状データも生成する必要がある。
特開2006−59187号公報
しかしながら、干渉チェック用の立体形状データは、上述したように手作業で合成されるため、作業者がCADシステムにおいて目視確認をしながら微調整する必要がある。そのため、工作機械の制御のための立体形状データを容易に生成することができる技術が求められている。
本発明の目的は、工作機械の制御のための立体形状データを容易に生成する制御用データ生成方法および制御用データ生成装置を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、制御用データ生成方法は、支持具にワークが取り付けられたものである加工・干渉対象物の形状を測定する測定ステップと、前記測定の結果に基づいて前記加工・干渉対象物の立体形状を示す立体形状データを生成する形状データ生成ステップと、前記立体形状データを複数の基本図形の組み合わせに近似変換する変換ステップと、作業者による操作によって、前記立体形状データの一部分の選択を受け付け、前記立体形状データのうち当該部分が属する前記基本図形を特定することで、前記ワークに相当する前記基本図形の領域の指定、および前記支持具に相当する前記基本図形の領域の指定を受け付ける指定ステップとを有する。
本発明の第の態様によれば、第1の態様に係る制御用データ生成方法は、前記加工・干渉対象物が、前記支持具に加工前の前記ワークが取り付けられたものであって、前記立体形状データを干渉チェック用データとして工作機械の制御装置に入力するチェック用データ入力ステップをさらに有する。
本発明の第の態様によれば、第1の態様に係る制御用データ生成方法は、前記加工・干渉対象物が、前記支持具に加工済の前記ワークが取り付けられたものであって、前記立体形状データに基づいて工作機械の加工プログラムを生成する加工プログラム生成ステップをさらに有する。
本発明の第の態様によれば、第1から第の何れかの態様に係る制御用データ生成方法は、前記支持具がテーブルを含み、前記測定ステップにおいて、前記テーブルの割出により、前記テーブルの位置を基準として前記加工・干渉対象物の形状を測定する。
本発明の第の態様によれば、第1から第の何れかの態様に係る制御用データ生成方法は、前記加工・干渉対象物が写る画像を撮像する撮像ステップをさらに有し、前記測定ステップにおいて、前記画像に基づいて前記加工・干渉対象物の形状を測定する。
本発明の第6の態様によれば、制御用データ生成装置は、支持具にワークが取り付けられたものである加工・干渉対象物の形状を測定する測定部と、前記測定部による測定の結果に基づいて前記加工・干渉対象物の立体形状を示す立体形状データを生成し、前記立体形状データを複数の基本図形の組み合わせに近似変換する形状データ生成部と、作業者による操作によって、前記立体形状データの一部分の選択を受け付け、前記立体形状データのうち当該部分が属する前記基本図形を特定することで、前記ワークに相当する前記基本図形の領域の指定、および前記支持具に相当する前記基本図形の領域の指定を受け付ける指定部とを備える。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、加工制御装置は、支持具にワークが取り付けられたものである加工・干渉対象物の形状の測定により立体形状データを生成する。これにより、作業者は、ワークの立体形状データと支持具の立体形状データとを合成することなく、工作機械の制御のための立体形状データを得ることができる。
第1の実施形態に係る制御用データ生成装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る制御装置のソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る干渉チェック用データの生成方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る制御装置のソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態に係るプログラム作成用データの生成方法を示すフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
《第1の実施形態》
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る制御用データ生成装置の構成を示す概略ブロック図である。
本実施形態に係る制御用データ生成装置10は、工作機械における工具と治具等との干渉を防ぐために用いられる干渉チェック用データの生成機能を有する。
制御用データ生成装置10は、パレットPを支持するテーブル11と、テーブル11を回転させるモータ12と、立設されるガントリ13と、ガントリ13に取り付けられた2つのカメラ14と、ガントリ13に取り付けられたレーザスキャナ15と、制御装置16とを備える。なお、カメラ14およびレーザスキャナ15の設置数および位置関係は、これに限られない。また、制御用データ生成装置10は、工作機械の構成の一部であってもよい。
モータ12は、テーブル11を鉛直軸回りに回転させる。
2つのカメラ14は、互いの撮像方向に伸びる直線がテーブル11の回転軸上で交差するように設けられる。
レーザスキャナ15は、テーブル11の回転軸に沿ってレーザを走査させ、その反射光に基づいてテーブル11の上に載置された物体の空間位置を特定する。例えば、レーザスキャナ15は、レーザの照射時刻から反射光の検知時刻までの時間から、物体の空間位置を特定することができる。レーザスキャナ15は、特定した空間位置を示す検知情報を出力する。
制御装置16は、モータ12、カメラ14およびレーザスキャナ15の制御を行い、干渉チェック用データを生成する。制御装置16は、情報を表示するためのディスプレイ17を備える。
パレットPには、加工対象であるワークWおよびワークWを支持する治具Jが固定される。ここで、パレットPおよび治具Jによって支持されたワークWを、加工・干渉対象物Waとよぶ。なお、テーブル11、パレットPおよび治具Jは、ワークWを支持する支持具の一例である。つまり、加工・干渉対象物Waとは、ワークWと支持具とを組み合わせたものである。また、本実施形態に係る加工・干渉対象物Waにおいて、パレットPには、加工前のワークWが固定される。
図2は、第1の実施形態に係る制御装置のソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。
制御装置16は、カメラ制御部101、スキャナ制御部102、割出部103、測定部104、形状データ生成部105、表示制御部106、指定部107、チェック用データ生成部108、チェック用データ入力部109を備える。
カメラ制御部101は、カメラ14に撮像指示を出力し、またカメラ14から撮像画像を取得する。
スキャナ制御部102は、レーザスキャナ15に走査指示を出力し、またレーザスキャナ15から検知情報を取得する。
割出部103は、モータ12に回転角度を示す割出指示を出力する。これにより、モータ12が回転し、テーブル11が指定の回転角度に割り出される。
測定部104は、カメラ制御部101が取得した撮像画像、スキャナ制御部102が取得した検知情報、および割出部103が指示した回転角度に基づいて、加工・干渉対象物Waの立体形状を測定する。
ここで、具体的な立体形状の測定方法について説明する。
測定部104は、カメラ制御部101が2つのカメラ14からそれぞれ取得した2つの撮像画像の対応する画素を探索する。視差の探索方法の例としては、ブロックマッチング法などが挙げられる。測定部104は、探索した対応する各画素間の距離を視差として算出する。そして、測定部104は、算出した視差と、2つのカメラ14のカメラパラメータとを用いて、三角測量法により、加工・干渉対象物Waのうち撮像画像に写った面の空間位置を特定する。なお、カメラパラメータは、カメラ14の設置座標、視線角度、および撮像倍率を含むパラメータである。また測定部104は、スキャナ制御部102から取得した検知情報から、加工・干渉対象物Waのうちレーザが照射された面の空間位置を特定する。そして、測定部104は、割出部103が指示した回転角度ごとに、特定した空間位置の座標を回転させることで、加工・干渉対象物Waの全ての面の空間位置を特定する。なお、加工・干渉対象物Waの同一部分の空間位置が重複して計測されている場合、測定部104は、平均値の算出によりその部分の空間位置を特定する。
形状データ生成部105は、測定部104による測定結果に基づいて立体形状データを生成する。例えば、形状データ生成部105は、STL(Stereolithography)データを生成する。この場合、形状データ生成部105は、測定部104による測定結果が示す加工・干渉対象物Waの各部分の空間位置を、三角形ポリゴンの頂点座標に変換することで、STLデータを生成することができる。このとき、形状データ生成部105は、立体形状データを複数の基本図形の組み合わせに近似変換する。基本図形の例としては、直方体、球、三角柱、三角錐、円柱、円錐などが挙げられる。
表示制御部106は、形状データ生成部105が生成した立体形状データをディスプレイ17に表示させる。
指定部107は、作業者から、ディスプレイ17に表示された立体形状データのうち、ワークW、治具J、パレットP、およびテーブル11に相当する領域の指定をそれぞれ受け付ける。例えば、指定部107は、作業者による操作によって、ディスプレイ17に表示された立体形状データの一部分の選択を受け付ける。次に、指定部107は、立体形状データのうち、選択された部分が属する基本図形を特定する。次に、指定部107は、作業者による操作によって、選択された部分の種別(ワークW、治具J、パレットP、またはテーブル11)の入力を受け付ける。そして、指定部107は、特定した基本図形の領域が入力された種別の部材に相当すると特定する。
チェック用データ生成部108は、指定部107によって指定された部材の種別および領域に基づいて、形状データ生成部105が生成した立体形状データを、工作機械の制御装置に入力する干渉チェック用データのフォーマットに変換する。
チェック用データ入力部109は、チェック用データ生成部108が生成した干渉チェック用データを、工作機械の制御装置に入力する。
次に、本実施形態に係る制御用データ生成装置10による干渉チェック用データの生成方法について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る干渉チェック用データの生成方法を示すフローチャートである。
まず作業者は、パレットPに治具Jおよび加工前のワークWを取り付け、加工・干渉対象物Waを作成する(ステップS1)。次に、作業者は、加工・干渉対象物Waをテーブル11に設置する(ステップS2)。次に、作業者は、制御用データ生成装置10を操作し、制御用データ生成装置10に干渉チェック用データの生成プログラムを実行させる。
制御用データ生成装置10がチェック用データの生成プログラムの実行を開始すると、割出部103は、テーブル11の回転角度が基準角度(例えば、0度)となるように、モータ12に割出指示を出力する(ステップS3)。次に、制御用データ生成装置10は、テーブル11が1周するまで、以下のステップS5からステップS9に示す処理を繰り返し実行する(ステップS4)。
まずカメラ制御部101は、2つのカメラ14に撮像指示を出力し、2つのカメラ14から撮像画像を取得する(ステップS5)。またスキャナ制御部102は、レーザスキャナ15に走査指示を出力し、レーザスキャナ15から検知情報を取得する(ステップS6)。次に、測定部104は、カメラ14から取得した撮像画像およびスキャナ制御部102から取得した検知情報に基づいて、加工・干渉対象物Waの空間位置を測定する(ステップS7)。次に、測定部104は、測定した空間位置を、テーブル11の回転軸回りに、現在のテーブル11の割出角度だけ回転させることで、テーブル11の基準角度を基準とした加工・干渉対象物Waの空間位置を特定する(ステップS8)。
次に、割出部103は、モータ12にテーブル11を単位角度だけ回転させる割出指示を出力する(ステップS9)。
テーブル11が1周する間、上記のステップS5からステップS9の処理が実行されると、形状データ生成部105は、測定部104が測定した加工・干渉対象物Waの空間位置に基づいて立体形状データを生成する(ステップS10)。次に、表示制御部106は、形状データ生成部105が生成した立体形状データをディスプレイ17に表示させる(ステップS11)。次に、指定部107は、作業者から、加工・干渉対象物Waを構成する部材ごとに、その部材に相当する立体形状データの領域および部材の種別の指定を受け付ける(ステップS12)。
次に、チェック用データ生成部108は、指定部107によって指定された部材の領域に基づいて、形状データ生成部105が生成した立体形状データを、工作機械の制御装置に入力する干渉チェック用データのフォーマットに変換する(ステップS13)。そして、チェック用データ入力部109は、チェック用データ生成部108が生成した干渉チェック用データを、工作機械の制御装置に入力する(ステップS14)。
このように、本実施形態によれば、制御用データ生成装置10は、加工・干渉対象物Waの測定により立体形状データを生成する。つまり、測定により得られる立体形状データは、ワークWと支持具とが組み合わされたものの形状を示す。したがって、作業者は、ワークWの立体形状データと支持具の立体形状データを組み合わせる作業をすることなく、工作機械の制御のための立体形状データを容易に生成することができる。また、本実施形態によれば、ワークWおよび治具Jの設計データをワークWの提供者から得ることができない場合にも、工作機械の制御のための立体形状データを生成することができる。
また、本実施形態によれば、制御用データ生成装置10は、形状データ生成部105が生成した立体形状データのうち、加工・干渉対象物Waを構成する部材ごとに、部材の種別とその部材に相当する領域の指定を受け付ける。これにより、制御用データ生成装置10は、立体形状データのうち加工対象となる部分と加工対象とならない部分とを特定することができる。なお、他の実施形態においては、制御用データ生成装置10は、立体形状データについて、部材の種別とその部材に相当する領域の指定を受け付けなくてもよい。例えば、他の実施形態に係る工作機械が、加工対象となる部分と加工対象とならない部分とを切り分けた制御を行わない場合、制御用データ生成装置10は、形状データ生成部105が生成した立体形状データそのものを、干渉チェック用データとして制御装置に入力してもよい。
また、本実施形態によれば、制御用データ生成装置10は、テーブル11の割出により、テーブル11の位置を基準として加工・干渉対象物Waの形状を測定する。これにより、制御用データ生成装置10は、正確に加工・干渉対象物Waの形状を測定することができる。なお、他の実施形態においては、制御用データ生成装置10は、テーブル11の割出を行わなくてもよい。例えば、他の実施形態に係る制御用データ生成装置10は、カメラ14およびレーザスキャナ15を加工・干渉対象物Wa回りに回転させることで、加工・干渉対象物Waの全体の形状を測定してもよい。
《第2の実施形態》
以下、第2の実施形態について詳しく説明する。
第1の実施形態に係る制御用データ生成装置10は、干渉チェック用データの生成機能を有するものである。これに対し、第2の実施形態に係る制御用データ生成装置10は、加工プログラムの生成機能を有する。なお、第2の実施形態に係る制御用データ生成装置10の構成は、第1の実施形態に係る制御用データ生成装置10と同じである。
図4は、第2の実施形態に係る制御装置のソフトウェア構成を示す概略ブロック図である。
第2の実施形態に係る制御装置16は、第1の実施形態の構成のうち、表示制御部106、指定部107、チェック用データ生成部108、チェック用データ入力部109に代えて、プログラム用データ入力部110を備える。
プログラム用データ入力部110は、形状データ生成部105が生成した立体形状データを、CAMシステムに入力する。なお、CAMシステムとは、立体形状データに基づいて加工プログラムを自動生成する装置である。また、加工プログラムとは、工作機械を制御するためのNC(Numerical Control)データである。
次に、本実施形態に係る制御用データ生成装置10によるプログラム作成用データの生成方法について説明する。
図5は、第2の実施形態に係るプログラム作成用データの生成方法を示すフローチャートである。
まず作業者は、パレットPに治具Jおよび加工済のワークWを取り付け、加工・干渉対象物Waを作成する(ステップS101)。次に、作業者は、加工・干渉対象物Waをテーブル11に設置する(ステップS102)。次に、作業者は、制御用データ生成装置10を操作し、制御用データ生成装置10にプログラム作成用データの生成プログラムを実行させる。
制御用データ生成装置10がプログラム作成用データの生成プログラムの実行を開始すると、割出部103は、テーブル11の回転角度が基準角度(例えば、0度)となるように、モータ12に割出指示を出力する(ステップS103)。次に、制御用データ生成装置10は、テーブル11が1周するまで、以下のステップS105からステップS109に示す処理を繰り返し実行する(ステップS104)。
まずカメラ制御部101は、2つのカメラ14に撮像指示を出力し、2つのカメラ14から撮像画像を取得する(ステップS105)。またスキャナ制御部102は、レーザスキャナ15に走査指示を出力し、レーザスキャナ15から検知情報を取得する(ステップS106)。次に、測定部104は、カメラ14から取得した撮像画像およびスキャナ制御部102から取得した検知情報に基づいて、加工・干渉対象物Waの空間位置を測定する(ステップS107)。次に、測定部104は、測定した空間位置を、テーブル11の回転軸回りに、現在のテーブル11の割出角度だけ回転させることで、テーブル11の基準角度を基準とした加工・干渉対象物Waの空間位置を特定する(ステップS108)。
次に、割出部103は、モータ12にテーブル11を単位角度だけ回転させる割出指示を出力する(ステップS109)。
テーブル11が1周する間、上記のステップS105からステップS109の処理が実行されると、形状データ生成部105は、測定部104が測定した加工・干渉対象物Waの空間位置に基づいて立体形状データを生成する(ステップS110)。そして、チェック用データ入力部109は、形状データ生成部105が生成した立体形状データをプログラム作成用データとしてCAMシステムに入力することで、加工プログラムを生成する(ステップS111)。
このように、本実施形態によれば、制御用データ生成装置10は、加工・干渉対象物Waの立体形状データを、プログラム作成用データとして、CAMシステムに入力する。これにより、作業者は、ワークWの設計データをワークWの提供者から得ることができない場合にも、CAMシステムにそのワークWの加工プログラムを作成させることができる。また、本実施形態に係るプログラム作成用データには、支持具の形状データが含まれたものとなっている。これにより、作業者は、干渉チェック用の立体形状データを別個に作成することなく、CAMシステムに、工具が支持具に干渉しない加工プログラムを自動生成させることができる。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、制御用データ生成装置10は、カメラ14の撮像画像およびレーザスキャナ15の検知情報に基づいて、加工・干渉対象物Waの形状を測定するが、これに限られない。例えば、他の実施形態では、制御用データ生成装置10は、カメラ14の撮像画像のみ、またはレーザスキャナ15の検知情報のみに基づいて、加工・干渉対象物Waの形状を測定してもよい。また、他の実施形態では、制御用データ生成装置10は、プローブを加工・干渉対象物Waに接触させることで、接触方式による形状測定を行っても良い。
また、上述した実施形態では、制御用データ生成装置10は、工作機械の制御装置およびCAMシステムと別個の装置であるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る制御用データ生成装置10は、工作機械の制御装置に備えられていてもよい。この場合、制御用データ生成装置10は、生成した干渉チェック用データに基づいて、干渉チェック処理を行う。また他の実施形態に係る制御用データ生成装置10は、CAMシステムに備えられていてもよい。この場合、制御用データ生成装置10は、生成した立体形状データに基づいて、加工プログラムの生成処理を行う。
また、上述した実施形態に係る加工・干渉対象物Waは、パレットPにワークWおよび治具Jを取り付けたものであるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る加工・干渉対象物Waは、テーブル11をさらに備えるものであってもよいし、パレットPを備えないものであってもよい。
図6は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、CPU91、メインメモリ92、ストレージ93、インタフェース94を備える。
上述の制御用データ生成装置10は、コンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ93に記憶されている。CPU91は、プログラムをストレージ93から読み出してメインメモリ92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、ストレージ93は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース94を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ90に配信される場合、配信を受けたコンピュータ90が当該プログラムをメインメモリ92に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ93に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10 制御用データ生成装置
11 テーブル
12 モータ
13 ガントリ
14 カメラ
15 レーザスキャナ
16 制御装置
101 カメラ制御部
102 スキャナ制御部
103 割出部
104 測定部
105 形状データ生成部
106 表示制御部
107 指定部
108 チェック用データ生成部
109 チェック用データ入力部
Wa 加工・干渉対象物
W ワーク
J 治具
P パレット

Claims (6)

  1. 支持具にワークが取り付けられたものである加工・干渉対象物の形状を測定する測定ステップと、
    前記測定の結果に基づいて前記加工・干渉対象物の立体形状を示す立体形状データを生成する形状データ生成ステップと、
    前記立体形状データを複数の基本図形の組み合わせに近似変換する変換ステップと、
    作業者による操作によって、前記立体形状データの一部分の選択を受け付け、前記立体形状データのうち当該一部分が属する前記基本図形を特定することで、前記ワークに相当する前記基本図形の領域の指定、および前記支持具に相当する前記基本図形の領域の指定を受け付ける指定ステップと
    を有する制御用データ生成方法。
  2. 前記加工・干渉対象物が、前記支持具に加工前の前記ワークが取り付けられたものであって、
    前記立体形状データを干渉チェック用データとして工作機械の制御装置に入力するチェック用データ入力ステップ
    をさらに有する請求項1に記載の制御用データ生成方法。
  3. 前記加工・干渉対象物が、前記支持具に加工済の前記ワークが取り付けられたものであって、
    前記立体形状データに基づいて工作機械の加工プログラムを生成する加工プログラム生成ステップ
    をさらに有する請求項1に記載の制御用データ生成方法。
  4. 前記支持具がテーブルを含み、
    前記測定ステップにおいて、前記テーブルの割出により、前記テーブルの位置を基準として前記加工・干渉対象物の形状を測定する
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の制御用データ生成方法。
  5. 前記加工・干渉対象物が写る画像を撮像する撮像ステップをさらに有し、
    前記測定ステップにおいて、前記画像に基づいて前記加工・干渉対象物の形状を測定する
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の制御用データ生成方法。
  6. 支持具が取り付けられたワークである加工・干渉対象物の形状を測定する測定部と、
    前記測定部による測定の結果に基づいて前記加工・干渉対象物の立体形状を示す立体形状データを生成し、前記立体形状データを複数の基本図形の組み合わせに近似変換する形状データ生成部と
    作業者による操作によって、前記立体形状データの一部分の選択を受け付け、前記立体形状データのうち当該一部分が属する前記基本図形を特定することで、前記ワークに相当する前記基本図形の領域の指定、および前記支持具に相当する前記基本図形の領域の指定を受け付ける指定部と
    を備える制御用データ生成装置。
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