JP6299538B2 - 回転電機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、界磁巻線を有する回転子と、電機子巻線を有する固定子とを備える回転電機に適用される制御装置に関する。
この種の制御装置としては、下記特許文献1に見られるように、直流電源から界磁巻線に供給される界磁電流を制御する界磁電流制御手段と、直流電源の電力を交流電力に変換して電機子巻線に給電する電力変換器とを備えるものが知られている。詳しくは、この制御装置では、内燃機関の始動時において、界磁電流制御手段によって界磁巻線に給電を開始すると同時に、または給電開始直前に、界磁巻線に電流を流すことによって生じる磁束とは反対方向の磁束が発生するように、電力変換器から電機子巻線に通電している。
特開2004−144019号公報
ここで、上記特許文献1に記載された界磁電流の制御手法では、界磁電流を流し始めてから、界磁電流がその目標値に到達するまでの時間を必ずしも最短にできるとは限らない。このため、界磁電流の制御手法については、未だ改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、界磁電流を流し初めてから、界磁電流がその目標値に到達するまでの時間を好適に短縮できる回転電機の制御装置を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、界磁巻線(11)を有する回転子(12)と、電機子巻線(10a,10b)を有する固定子(13)とを備える回転電機(10)に適用され、前記界磁巻線に流す界磁電流を制御する界磁電流制御手段(40j,40k)と、前記界磁電流を流すことによって生じる界磁磁束を、前記電機子巻線に電流を流すことによって生じる磁束で打ち消すように、前記電機子巻線に流す電流を制御する電機子電流制御手段(40c,40d,40f,40h,40i)と、前記界磁電流制御手段によって前記界磁電流を流し始めてから、前記界磁電流が増大してその目標値に到達する前までの期間において、前記電機子電流制御手段によって前記電機子巻線に流す電流を前記界磁磁束の打ち消し方向に増加させるタイミングを、前記界磁電流制御手段によって前記界磁電流を流し始めるタイミングよりも遅延させる遅延手段とを備えることを特徴とする。
界磁電流を流し始めた後、界磁電流はその目標値に向かって上昇するものの、界磁電流の上昇速度は時間経過とともに徐々に低下する。これは、界磁電流が大きくなるほど、界磁巻線の抵抗成分における電圧降下量が増大し、界磁巻線のインダクタンス成分に対する印加電圧が低下するためである。ここで、本発明者は、界磁電流を流し始めてから界磁電流が目標値に到達するまでの期間のうち、界磁電流の流し始め直後の期間における界磁電流の上昇速度が比較的高いことに着目した。そして、界磁電流を流し始めてから界磁電流の上昇速度が比較的高い期間が経過した後、界磁磁束を打ち消す方向に電機子巻線に流す電流を増加させることで、界磁電流を流し初めてから、界磁電流がその目標値に到達するまでの時間を短縮できることを見出した。
そこで、上記発明では、界磁電流を流し始めてから、界磁電流が目標値に到達する前までの期間において、界磁磁束の打ち消し方向に電機子巻線に流す電流を増加させるタイミングを、界磁電流を流し始めるタイミングよりも遅延させる。このため、例えば界磁磁束の打ち消し方向に電機子巻線に流す電流の増加タイミングと界磁電流の流通開始タイミングとを同時に設定する構成と比較して、界磁電流を流し初めてから、界磁電流が目標値に到達するまでの時間を短縮することができる。これにより、回転電機のトルクを迅速に立ち上げることができる。
第1実施形態にかかる車載モータ制御システムの全体構成図。 制御装置における各種処理を示すブロック図。 弱め界磁電流を増加させるd軸電流切替処理を示すフローチャート。 界磁巻線等の等価回路を示す図。 第1実施形態の効果を説明するためのタイムチャート。 界磁電流の推移を1次遅れ要素でモデル化した図。 第2実施形態にかかるd軸電流切替処理を示すフローチャート。 第3実施形態にかかるd軸電流切替処理を示すフローチャート。 第4実施形態にかかるd軸電流切替処理を示すフローチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明にかかる制御装置を車載主機としてエンジンを備える車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、モータ10は、多相多重巻線を有する巻線界磁型回転電機であり、具体的には、3相2重巻線を有する巻線界磁型同期モータである。本実施形態では、モータ10として、スタータ及びオルタネータ(発電機)の機能を統合したISG(Integrated Starter Generator)を想定している。特に本実施形態では、エンジン20の初回の始動に加えて、所定の自動停止条件が成立する場合にエンジン20を自動停止させ、その後、所定の再始動条件が成立する場合にエンジン20を自動的に再始動させるアイドリングストップ機能を実行する場合にも、モータ10がスタータとして機能する。
モータ10を構成するロータ12は、界磁巻線11を備え、また、エンジン20のクランク軸20aと動力伝達が可能とされている。本実施形態において、ロータ12は、ベルト21を介してクランク軸20aに連結(より具体的には直結)されている。
モータ10のステータ13には、2つの電機子巻線群(以下、第1巻線群10a、第2巻線群10b)が巻回されている。第1,第2巻線群10a,10bに対して、ロータ12が共通とされている。第1巻線群10a及び第2巻線群10bのそれぞれは、異なる中性点を有する3相巻線からなる。なお、本実施形態では、第1巻線群10aを構成する巻線のそれぞれのターン数N1と、第2巻線群10bを構成する巻線のターン数N2とを等しく設定している。
モータ10には、第1巻線群10a及び第2巻線群10bのそれぞれに対応した2つのインバータ(以下、第1インバータINV1、第2インバータINV2)が電気的に接続されている。詳しくは、第1巻線群10aには、第1インバータINV1が接続され、第2巻線群10bには、第2インバータINV2が接続されている。第1インバータINV1及び第2インバータINV2のそれぞれには、共通の直流電源である高圧バッテリ22が並列接続されている。高圧バッテリ22には、昇圧型DCDCコンバータ23によって昇圧された低圧バッテリ24の出力電圧が印加可能とされている。低圧バッテリ24(例えば、鉛蓄電池)の出力電圧は、高圧バッテリ22(例えば、リチウムイオン蓄電池)の出力電圧よりも低く設定されている。
第1インバータINV1は、第1のU,V,W相高電位側スイッチSUp1,SVp1,SWp1と、第1のU,V,W相低電位側スイッチSUn1,SVn1,SWn1との直列接続体を3組備えている。U,V,W相における上記直列接続体の接続点は、第1巻線群10aのU,V,W相の端子に接続されている。本実施形態では、各スイッチSUp1〜SWn1として、NチャネルMOSFETを用いている。そして、各スイッチSUp1〜SWn1にはそれぞれ、ダイオードDUp1〜DWn1が逆並列に接続されている。なお、各ダイオードDUp1〜DWn1は、各スイッチSUp1〜SWn1のボディーダイオードであってもよい。また、各スイッチSUp1〜SWn1としては、NチャネルMOSFETに限らず、例えばIGBTであってもよい。
第2インバータINV2は、第1インバータINV1と同様に、第2のU,V,W相高電位側スイッチSUp2,SVp2,SWp2と、第2のU,V,W相低電位側スイッチSUn2,SVn2,SWn2との直列接続体を3組備えている。U,V,W相における上記直列接続体の接続点は、第2巻線群10bのU,V,W相の端子に接続されている。本実施形態では、本実施形態では、各スイッチSUp2〜SWn2として、NチャネルMOSFETを用いている。そして、各スイッチSUp2〜SWn2にはそれぞれ、ダイオードDUp2〜DWn2が逆並列に接続されている。なお、各ダイオードDUp2〜DWn2は、各スイッチSUp2〜SWn2のボディーダイオードであってもよい。また、各スイッチSUp2〜SWn2しては、NチャネルMOSFETに限らず、例えばIGBTであってもよい。
第1,第2インバータINV1,INV2の高電位側の端子(各高電位側スイッチのドレイン側の端子)には、高圧バッテリ22の正極端子が接続されている。低電位側の端子(各低電位側スイッチのソース側の端子)には、高圧バッテリ22の負極端子が接続されている。
界磁巻線11には、界磁回路36によって直流電圧が印加可能とされている。界磁回路36は、界磁巻線11に印加する直流電圧を調整することにより、界磁巻線11に流れる界磁電流を制御する。
本実施形態にかかる制御システムは、回転角センサ30、電圧センサ31、界磁電流センサ32、及び相電流検出部33を備えている。回転角センサ30は、モータ10の回転角(電気角θ)を検出する回転角検出手段である。電圧センサ31は、第1,第2インバータINV1,INV2の電源電圧(入力電圧ともいう)を検出する。界磁電流センサ32は、界磁巻線11に流れる界磁電流を検出する。相電流検出部33は、第1巻線群10aの各相電流(固定座標系における第1巻線群10aに流れる電流)と、第2巻線群10bの各相電流を検出する。なお、回転角センサ30としては、例えばレゾルバを用いることができる。また、界磁電流センサ32及び相電流検出部33としては、例えば、カレントトランスや抵抗器を備えるものを用いることができる。
上記各種センサの検出値は、制御装置40に取り込まれる。制御装置40は、中央処理装置(CPU)やメモリを備え、メモリに格納されたプログラムをCPUにて実行するソフトウェア処理手段である。制御装置40は、モータ10の制御量(トルク)をその指令値(指令トルクTrq*)に制御すべく、これら各種センサの検出値に基づき、第1インバータINV1及び第2インバータINV2を操作する操作信号を生成して出力する。詳しくは、制御装置40は、指令トルクTrq*を実現するための指令電流とモータ10の第1,第2巻線群10a,10bに流れる電流とが一致するように、各スイッチSUp1〜SWn1,SUp2〜SWn2をオンオフ操作する。本実施形態では、第1巻線群10a及び第2巻線群10bのそれぞれについて独立したモータ制御(ベクトル制御)を行う。なお、図1には、第1インバータINV1の各スイッチSUp1〜SWn1を操作する信号を第1操作信号gUp1〜gWn1として示し、第2インバータINV2の各スイッチSUp2〜SWn2を操作する信号を第2操作信号gUp2〜gWn2として示している。なお、上記界磁回路36は、制御装置40に内蔵されていてもよいし、制御装置40に対して外付けされていてもよい。
続いて、図2を用いて、モータ制御について説明する。なお、本実施形態では、第1,第2インバータINV1,INV2のそれぞれでモータ制御手法が同一である。このため、図2では、第1インバータINV1を例にして説明する。
指令電流設定部40aは、指令トルクTrq*に基づいて、第1巻線群10aに対応する回転座標系(dq座標系)の電流指令値であるd,q軸指令電流Id*,Iq*を設定する。詳しくは、d軸は、界磁磁束の向きに沿う方向で定義され、q軸は、d軸と直交する方向で定義されている。本実施形態では、損失低減の観点から、d軸指令電流Id*を0に設定している。
2相変換部40bは、回転角センサ30によって検出された電気角θと、相電流検出部33によって検出された各相電流IU,IV,IWとに基づき、第1巻線群10aに対応する固定座標系におけるU,V,W相電流を、回転座標系におけるd軸電流Idrと、q軸電流Iqrとに変換する。
切替部40cは、指令電流設定部40aから出力されたd軸指令電流Id*と、切替d軸電流Idcとのいずれか一方を選択してd軸指令電流として出力する。
d軸偏差算出部40dは、切替部40cから出力されたd軸指令電流と、2相変換部40bから出力されたd軸電流Idrとの偏差であるd軸偏差ΔIdを算出する。具体的には、切替部40cから出力されたd軸指令電流からd軸電流Idrを減算することで、d軸偏差ΔIdを算出する。q軸偏差算出部40eは、q軸指令電流Iq*と、2相変換部40bから出力されたq軸電流Iqrとの偏差であるq軸偏差ΔIqを算出する。具体的には、q軸指令電流Iq*からq軸電流Iqrを減算することで、q軸偏差ΔIqを算出する。
d軸制御器40fは、d軸偏差ΔIdに基づいて、d軸電流Idrを切替部40cから出力されたd軸指令電流にフィードバック制御するための操作量としてd軸指令電圧Vd*を算出する。本実施形態では、d軸偏差ΔIdに基づく比例積分制御によってd軸指令電圧Vd*を算出する。q軸制御器40gは、q軸偏差ΔIqに基づいて、q軸電流Iqrをq軸指令電流Iq*にフィードバック制御するための操作量としてq軸指令電圧Vq*を算出する。本実施形態では、q軸偏差ΔIqに基づく比例積分制御によってq軸指令電圧Vq*を算出する。
3相変換部40hは、電気角θに基づいて、d,q軸指令電圧Vd*,Vq*を、固定座標系における3相の指令電圧VU*,VV*,VW*に変換する。変調部40iは、第1インバータINV1の各相電圧を指令電圧VU*,VV*,VW*とするための第1操作信号gUp1〜gWn1を生成する。本実施形態では、電圧センサ31によって検出された電源電圧VINVにて指令電圧VU*,VV*,VW*を規格化したものと、キャリア(例えば三角波信号)との大小比較に基づく三角波PWM処理によって第1操作信号gUp1〜gWn1を生成する。変調部40iは、生成された第1操作信号gUp1〜gWn1を第1インバータINV1に出力する。これにより、第1巻線群10aのU,V、W相には、電気角で互いに位相が120度ずれた正弦波状の電圧が印加され、電気角で互いに位相が120度ずれた正弦波状の電流が流れることとなる。
界磁偏差算出部40jは、界磁電流センサ32によって検出された界磁電流Ifrとその目標電流If*との偏差である界磁偏差ΔIfを算出する。具体的には、目標電流If*から界磁電流Ifrを減算することで界磁偏差ΔIfを算出する。なお、目標電流If*は、可変設定されてもよいし、固定値に設定されてもよい。
界磁制御器40kは、界磁偏差ΔIfに基づいて、界磁電流Ifrを目標電流If*にフィードバック制御するための操作量として、界磁巻線11に印加する直流電圧指令値である界磁指令電圧Vfを算出する。本実施形態では、界磁偏差ΔIfに基づく比例積分制御によって界磁指令電圧Vfを算出する。界磁回路36は、界磁巻線11に界磁指令電圧Vfを印加するように操作される。なお、本実施形態において、上記各処理部40c,40d,40f,40h,40iが「電機子電流制御手段」に相当する。また、界磁偏差算出部40j及び界磁制御器40kが「界磁電流制御手段」に相当する。
判定部40lは、指令電流設定部40aから出力されたd軸指令電流Id*と、切替d軸電流Idcとのいずれか一方を選択してd軸偏差算出部40dに出力するd軸電流切替処理を行う。以下、この処理を設ける理由について説明する。
モータ10のトルクは、下式(eq1)によって表される。
Figure 0006299538
上式(eq1)において、「Pn」はモータ10の極対数を示し、「Mf」は各巻線群10a,10bのそれぞれと界磁巻線11とのd軸上における相互インダクタンスを示し、「If」は界磁巻線11に流れる界磁電流を示す。また、「Iq1,Iq2」は第1,第2インバータIN1,INV2におけるq軸電流を示し、「Id1,Id2」は第1,第2インバータIN1,INV2におけるd軸電流を示す。さらに、「Ld」は第1,第2インバータIN1,INV2におけるd軸インダクタンスを示し、「Lq」は第1,第2インバータIN1,INV2におけるq軸インダクタンスを示す。加えて、「Md」は第1,第2インバータINV1,INV2間におけるd軸相互インダクタンスを示し、「Mq」は第1,第2インバータINV1,INV2間におけるq軸相互インダクタンスを示す。
上式(eq1)は、モータ10のトルクTが、d,q軸電流Id1,Id2,Iq1,Iq2のみならず、界磁電流Ifによっても制御できることを表している。ただし、界磁電流Ifの時定数は大きいため、界磁電流Ifの調整によるトルク制御の応答性は著しく低い。したがって、例えばアイドリングストップ機能によるエンジン20の再始動時において、エンジン20の始動が開始されてから完了されるまでの時間が長くなる懸念がある。そこで本実施形態では、界磁電流をその目標電流If*に迅速に到達させるべく、上記d軸電流切替処理を行う。
図3に、d軸電流切替処理の手順を示す。この処理は、制御装置40(判定部40l)によって例えば所定の処理周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、モータ10の始動指示がなされたか否かを判断する。本実施形態では、アイドリングストップ機能によるエンジン20の再始動指令がなされた場合に本ステップにおいて肯定判断する。
ステップS10において肯定判断した場合には、界磁電流の目標電流If*を規定電流(>0)までステップ状に立ち上げてステップS11に進む。ステップS11では、現在の処理周期における目標値Itgt[k]と、現在の処理周期における界磁電流Ifr[k]との差である界磁偏差ΔIf[k]を算出する。本実施形態では、現在の処理周期における目標値Itgt[k]から現在の処理周期における界磁電流Ifr[k]を減算することで界磁偏差ΔIf[k]を算出する。ここで、現在の処理周期における界磁電流Ifr[k]は、現在の処理周期において界磁電流センサ32によって検出された界磁電流である。
続くステップS12では、現在の処理周期における界磁電流Ifr[k]、界磁指令電圧Vf、及び切替d軸電流Idcに基づいて、次回の処理周期における界磁電流の予測値(以下、予測電流Ifr[k+1])を算出する。詳しくは、予測電流Ifr[k+1]は、第1,第2インバータINV1,INV2のそれぞれのd軸電流を0から負方向に増加させたと仮定した場合(すなわち、弱め界磁電流を増加させたと仮定した場合)における次回の処理周期の界磁電流のことである。本実施形態では、下式(eq2)を用いて予測電流Ifr[k+1]を算出する。
Figure 0006299538
上式(eq2)において、「Lf」は界磁巻線11の自己インダクタンスを示し、「Rf」は界磁巻線11の巻線抵抗を示し、「Ts」は制御装置40の処理周期(処理タイミングの時間間隔)を示す。また、「Vpl」はd軸電流と界磁電流との干渉項を示す。上式(eq2)は、各インバータINV1,INV2のそれぞれのd軸電流を負方向に変化させることにより、干渉項Vplを正の値として増加させ、界磁電流Ifrを増加できることを示している。上式(eq2)は、界磁巻線11の電圧方程式を元にしたモデル式である。より詳しくは、下式(eq3)の電圧方程式を後退差分によって離散化することで上式(eq2)が導かれる。下式(eq3)において、「s」はラプラス演算子(微分演算子)を示す。なお、図4に、界磁巻線11の等価回路を示した。
Figure 0006299538
先の図3の説明に戻り、続くステップS13では、予測電流Ifr[k+1]から現在の処理周期の界磁電流Ifr[k]を減算した値が、ステップS11で算出した界磁偏差ΔIf[k]以上であるか否かを判断する。この処理は、界磁電流を流し始めた後、次回の処理周期において負方向へのd軸電流の増加を完了させたと仮定した場合に、次回の処理周期において界磁電流が目標電流If*に到達するか否かを判断するための処理である。なお、本実施形態において、本ステップの処理が「到達判断手段」に相当する。
ステップS13において否定判断した場合、上記ステップS11に戻る。一方、ステップS13において肯定判断した場合、次回の処理周期において到達すると判断し、ステップS14に進む。ステップS14では、第1,第2インバータINV1,INV2のそれぞれのd軸電流を、d軸指令電流Id*から切替d軸電流Idcへとステップ状に変化させる。本実施形態では、切替d軸電流Idcとして、d軸電流の負方向の許容値(以下、負側許容値「−Idmaxn」)に設定する。負側許容値「−Idmaxn」は、モータ10の信頼性を維持する観点から設定されている。なお、本実施形態において、本ステップの処理が「遅延手段」に相当する。
以上説明した構成によれば、図5に示すように、関連技術と比較して、界磁電流を流し初めてから、界磁電流が目標電流If*に到達するまでの時間を短縮することができる。図5には、関連技術と本実施形態とのそれぞれにおけるd,q軸電流Idr,Iqrと界磁電流Ifとの推移を示す。ここで、関連技術とは、界磁電流を流し始めるタイミングと、d軸電流を0から負方向に増加させるタイミングとを同一に設定した技術である。
図示されるように、関連技術では、時刻t1aにおいて界磁電流Ifrを流し始めるとともに、d軸電流Idrを0から負側許容値「−Idmaxn」にステップ状に増加させている。また、時刻t1aにおいて、トルクに大きく寄与するq軸電流Iqrもステップ状に増加させている。ここで、d軸電流Idrを負方向へ1回増加させても、界磁電流Ifrが目標電流If*に到達しない。この場合、その後の界磁電流Ifrの上昇速度が過度に低下することとなる。なお、その後、時刻t2aにおいて界磁電流Ifrが目標電流If*に到達する。
これに対し、本実施形態では、時刻t2aにおいて界磁電流Ifrを流し始めた後、時刻t2bにおいてd軸電流Idrを0から負方向にステップ状に増加させる。これにより、界磁電流Ifrが目標電流If*に到達するまでの時間TBを、関連技術における到達時間TAよりも大きく短縮することができる。
本実施形態において、界磁電流Ifrが目標電流If*に到達するまでの時間を、関連技術よりも短縮できるのは、以下の理由による。図6に示すように、界磁電流Ifrを流し始めた後、界磁電流Ifrは目標電流If*に向かって上昇するものの、界磁電流Ifrの上昇速度は時間経過とともに徐々に低下する。図6では、界磁電流Ifrの推移を1次遅れ要素で表現している。界磁電流Ifrの上昇速度が徐々に低下するのは、界磁電流Ifrが大きくなるほど、界磁巻線11の巻線抵抗における電圧降下量「Rf×Ifr」が増大し、界磁巻線11の自己インダクタンスLfに対する印加電圧が低下するためである。ここで、界磁電流Ifrを流し始めてから界磁電流Ifrが目標電流If*に到達するまでの期間のうち、界磁電流Ifrの流し始め直後の期間における界磁電流Ifrの上昇速度は、図6に示すように、界磁電流Ifrが目標電流If*に近くなる期間における上昇速度よりも十分高い。このため、界磁電流Ifrの上昇速度が十分高い期間を有効利用した後、d軸電流を負方向に増加させることにより、界磁電流Ifrが目標電流If*に到達するまでの時間を短縮できる。
以上説明したように、本実施形態では、界磁電流を流し始めてから、界磁電流が目標電流If*に到達する前までの期間において、d軸電流を0から負方向に増加させるタイミングを、界磁電流を流し始めるタイミングよりもあえて遅延させた。このため、界磁電流を流し初めてから、界磁電流が目標電流If*に到達するまでの時間を好適に短縮することができる。これにより、モータ10のトルクを迅速に立ち上げることができ、例えばエンジン20の再始動を迅速に完了することができる。
特に本実施形態では、d軸電流Idrを負方向に増加させることにより、次回の処理周期において界磁電流が目標電流If*に到達すると判断された場合、現在の処理周期においてd軸電流Idrを負方向に増大させた。こうした構成が、界磁電流が目標電流If*に到達するまでの時間を短縮することに大きく寄与している。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、d軸電流切替処理手法を変更する。
図7に、上記処理の手順を示す。この処理は、制御装置40(判定部40l)によって例えば所定の処理周期で繰り返し実行される。なお、図7において、先の図3と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断した場合、ステップS15に進む。ステップS15では、ステップS10において肯定判断してから(目標電圧If*が0から規定電流までステップ状に増加されてから)、規定時間Tγ経過したか否かを判断する。ここで、規定時間Tγは、界磁電流を流し始めてから界磁電流が目標電流If*に到達するまでの時間よりも短い時間であって、d軸電流を0から負方向に1回増加させることにより、界磁電流が目標電流If*以上になると想定される最短時間(先の図5の時刻t1b〜t2bまでの時間)に設定されている。なお、本実施形態において、規定時間Tγは、目標電流If*、現在の処理周期における界磁電流Ifr[k]、及び負方向へのd軸電流の増加量ΔIdg(切替d軸電流Idc)と関係付けられたマップを用いて算出すればよい。本実施形態では、切替d軸電流Idcが負側許容値「−Idmaxn」に設定されていることから、規定時間Tγは、実質的には、目標電流If*及び現在の処理周期における界磁電流Ifr[k]と関係付けられることとなる。なお、上記マップは、制御装置40の記憶手段(例えばメモリ)に記憶されている。
ステップS15において肯定判断した場合には、ステップS14に進む。
以上説明した本実施形態によれば、d軸電流の負方向への切り替えを簡易な構成で行うことができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、d軸電流切替処理手法を変更する。
図8に、上記処理の手順を示す。この処理は、制御装置40(判定部40l)によって例えば所定の処理周期で繰り返し実行される。なお、図8において、先の図3と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
この一連の処理では、ステップS11の処理の完了後、ステップS16に進む。ステップS16では、予測増加量ΔIfgを算出する。本実施形態において、予測増加量ΔIfgは、d軸電流を負方向に増加させたと仮定した場合において、現在の処理周期から次回の処理周期までの期間における界磁電流Ifrの増加量のことである。本実施形態において、予測増加量ΔIfgは、界磁電流Ifr[k]及びd軸電流の増加量ΔIdgとが関係付けられたマップを用いて算出する。このマップは、制御装置40の上記記憶手段に記憶されている。
続くステップS17では、現在の処理周期における界磁電流Ifr[k]に予測増加量ΔIfgを加算した値が、ステップS11で算出された界磁偏差ΔIf[k]以上であるか否かを判断する。なお、本実施形態において、本ステップの処理が「到達判断手段」に相当する。
ステップS17において否定判断した場合には、上記ステップS11に戻る。一方、ステップS17において肯定判断した場合には、ステップS18に進む。ステップS18では、d軸電流をd軸指令電流Id*から切替d軸電流Idcに切り替える。なお、本実施形態では、切替d軸電流Idcを、0未満の値であってかつ負側許容値「−Idmaxn」以上の任意の値に可変設定するものとしている。
以上説明した本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、d軸電流切替処理手法を変更する。
図9に、上記処理の手順を示す。この処理は、制御装置40(判定部40l)によって例えば所定の処理周期で繰り返し実行される。なお、図9において、先の図3と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
この一連の処理では、ステップS13において肯定判断した場合には、ステップS19に進む。ステップS19では、第1,第2インバータINV1,INV2のそれぞれにおけるd軸電流を、d軸指令電流Id*から切替d軸電流Idcに切り替える。本実施形態では、第1,第2インバータINV1,INV2のそれぞれにおけるd軸指令電流Id*を、正の値で定義される正側許容値Idmaxpに設定する。正側許容値Idmaxpは、モータ10の信頼性を維持する観点から設定されている。
このように、本実施形態では、正側許容値Idmaxpから負側許容値「−Idmaxn」の範囲内にd軸電流を収めることを条件として、正側許容値Idmaxpから負側許容値「−Idmaxn」へとd軸電流を増加させるタイミングを、界磁電流を流し始めるタイミングよりも遅延させた。このため、d軸電流がその許容値で制限される場合であっても、d軸電流の負方向への増加量を大きくすることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1,第3,第4実施形態では、d軸電流を負方向に増加させたと仮定した場合に界磁電流が目標電流If*に到達すると判断された場合、d軸電流を負方向に増加させたがこれに限らない。界磁電流を流し始めた後であれば、界磁電流が目標電流If*に到達すると判断されると想定されるタイミングよりも前において、d軸電流を負方向に増加させてもよい。この場合であっても、上記第1実施形態の効果に準じた効果を得ることはできる。
・上記第4実施形態において、d軸指令電流Id*を、例えば、0よりも大きい値であってかつ正側許容値Idmaxpよりも小さい値に設定してもよい。
・上記第3実施形態では、界磁電流Ifr[k]及びd軸電流の増加量ΔIdgと予測増加量ΔIfgとが関係付けられたマップを増加量予測情報として用いたがこれに限らない。例えば、界磁電流Ifr[k]及びd軸電流の増加量ΔIdgと予測増加量ΔIfgとが関係付けられた数式を作成可能であれば、この数式を増加量予測情報として用いて予測増加量ΔIfgを算出してもよい。
・上記第1実施形態の図3のステップS13の処理を、ステップS12で予測された界磁電流Ifr[k+1]が目標電流If*以上になったか否かを判断する処理に置換してもよい。
・モータの制御量としては、トルクに限らず、例えば回転速度であってもよい。また、モータとしては、多重巻線型同期モータに限らず、1つの電機子巻線群を備える同期モータであってもよい。この場合、例えば、第2インバータINV2を除去すればよい。さらに、モータの用途としては、エンジンの始動に限らず、車載補機の駆動用等、他の用途であってもよい。
10…モータ、11…界磁巻線、12…ロータ、13…ステータ、10a,10b…第1,第2巻線群、40…制御装置。

Claims (9)

  1. 界磁巻線(11)を有する回転子(12)と、電機子巻線(10a,10b)を有する固定子(13)とを備える回転電機(10)に適用され、
    前記界磁巻線に流す界磁電流を制御する界磁電流制御手段(40j,40k)と、
    前記界磁電流を流すことによって生じる界磁磁束を、前記電機子巻線に電流を流すことによって生じる磁束で打ち消すように、前記電機子巻線に流す電流を制御する電機子電流制御手段(40c,40d,40f,40h,40i)と、
    前記界磁電流制御手段によって前記界磁電流を流し始めてから、前記界磁電流が増大してその目標値に到達する前までの期間において、前記電機子電流制御手段によって前記電機子巻線に流す電流を前記界磁磁束の打ち消し方向に増加させるタイミングを、前記界磁電流制御手段によって前記界磁電流を流し始めるタイミングよりも遅延させる遅延手段とを備えることを特徴とする回転電機の制御装置。
  2. 前記界磁電流を流し始めた後、前記界磁磁束の打ち消し方向に前記電機子巻線に流す電流を増加させたと仮定した場合に前記界磁電流が前記目標値に到達するか否かを判断する到達判断手段をさらに備え、
    前記遅延手段は、前記到達判断手段によって到達すると判断された場合、前記界磁磁束の打ち消し方向に前記電機子巻線に流す電流を増加させる請求項1記載の回転電機の制御装置。
  3. 前記界磁電流を流し始めた後、前記界磁磁束の打ち消し方向に前記電機子巻線に流す電流を増加させたと仮定した場合における次回の処理周期の前記界磁電流を予測する予測手段をさらに備え、
    前記到達判断手段は、前記予測手段によって予測された前記界磁電流が前記目標値以上となることに基づいて、次回の処理周期の前記界磁電流が前記目標値に到達すると判断し、
    前記遅延手段は、次回の処理周期の前記界磁電流が前記目標値に到達すると前記到達判断手段によって判断された場合、前記界磁磁束の打ち消し方向に前記電機子巻線に流す電流を増加させる請求項2記載の回転電機の制御装置。
  4. 前記予測手段は、前記界磁巻線の印加電圧、前記界磁電流、前記界磁巻線の抵抗成分、及び前記界磁巻線のインダクタンス成分を関係付けるモデル式を用いて、次回の処理周期の前記界磁電流を予測する請求項3記載の回転電機の制御装置。
  5. 前記界磁磁束の打ち消し方向に前記電機子巻線に流す電流を増加させたと仮定した場合における次回の処理周期の前記界磁電流の増加量を、前記界磁磁束の打ち消し方向への前記電機子巻線に流す電流の増加量と前記界磁電流と関係付けた情報を、増加量予測情報とし、
    前記予測手段は、前記増加量予測情報を用いて、次回の処理周期の前記界磁電流を予測する請求項3記載の回転電機の制御装置。
  6. 前記遅延手段は、前記界磁電流を流し始めてから規定時間経過したタイミングにおいて、前記界磁磁束の打ち消し方向に前記電機子巻線に流す電流を増加させ、
    前記規定時間は、前記界磁電流を流し始めてから前記界磁電流が増大して前記目標値に到達するまでの時間よりも短い時間であって、前記電機子巻線に流す電流の前記界磁磁束の打ち消し方向への1回の増加により、前記界磁電流が前記目標値以上になると想定される時間に設定されている請求項1記載の回転電機の制御装置。
  7. 前記電機子巻線に流れる電流のうち、前記回転電機の回転座標系において定義される電流であって、前記界磁磁束の向きに沿う電流をd軸電流と定義し、
    前記界磁磁束を打ち消す方向に流れるd軸電流を負の値として定義し、
    前記遅延手段は、0から負の所定値へとd軸電流を増加させるタイミングを、前記界磁電流を流し始めるタイミングよりも遅延させる請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  8. 前記電機子巻線に流れる電流のうち、前記回転電機の回転座標系において定義される電流であって、前記界磁磁束の向きに沿う電流をd軸電流と定義し、
    前記界磁磁束を打ち消す方向に流れるd軸電流を負の値として定義し、
    前記遅延手段は、正の値で定義される正側許容値から、負の値で定義される負側許容値の範囲内にd軸電流を収めることを条件として、正の所定値から負の所定値へとd軸電流を増加させるタイミングを、前記界磁電流を流し始めるタイミングよりも遅延させる請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  9. 前記界磁磁束の打ち消し方向に前記電機子巻線に流す電流の増加量は、前記界磁電流を流し始めるタイミングと同時に前記界磁磁束の打ち消し方向に前記電機子巻線に電流を流したとしても、前記界磁電流が前記目標値に到達しない量に設定されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
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