JP6299255B2 - 制御装置およびこの装置を備える操作装置 - Google Patents
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Description
このため、操作者が操作部材を操作することにより上記のように状態が遷移した場合、操作部材が第3操作速度を超えるまでは、操作者は操作速度が高くなるにつれて操作部材の動作が次第に鈍くなる感触を受け、操作速度が第3操作速度を超えてからは、操作者は操作部材の動作が次第に鈍くなりにくくなる感触を受ける。このため、操作部材の操作速度が高くなるにつれて摩擦反力成分が増加し続ける場合と比較して、操作者が操作部材を操作しやすくなる。
本制御装置によれば、上限摩擦反力成分が基準摩擦反力成分以下の値を持つ場合と比較して、操作速度が高くなるにつれて操作部材の動作が鈍くなった感触を操作者が受ける操作速度の範囲が広くなる。
ステアリング装置1は、車両(図示略)に搭載され、ステアリングホイール110の操作に基づいて転舵輪100を転舵させる。ステアリング装置1は、ステアリングホイール110と転舵輪100とが機械的に連結されていないステアバイワイヤシステムを構成している。ステアリング装置1は、ステアリングホイール110の操作を妨げるトルク(以下、「反力トルクT」)をステアリングホイール110に付与する操舵機構10、転舵輪100を転舵させる転舵機構20、および、操舵機構10および転舵機構20を制御する制御装置30を有している。なお、ステアリング装置1は「操作装置」に相当する。操舵機構10は「操作機構」に相当する。ステアリングホイール110は「操作部材」に相当する。
反力駆動部12は、ステアリングシャフト11に接続されている。反力駆動部12は、反力モータ13および減速機14を有している。反力モータ13は、減速機14に接続されている。この操舵機構10によれば、反力モータ13の回転が減速機14により減速されてステアリングシャフト11に伝達されることにより、モータトルクが反力トルクTとしてステアリングシャフト11を介してステアリングホイール110に付与される。
ラックシャフト21の長手方向の両端部には、タイロッド22が接続されている。タイロッド22は、ナックル(図示略)を介して転舵輪100に接続されている。
転舵ECU31には、操舵角θsと目標転舵角との関係を示すマップ(図示略)が予め記憶されている。目標転舵角は、操舵角θsが大きくなるにつれて大きくなる。転舵ECU31は、マップを用いて、操舵角θsから目標転舵角を算出する。そして、転舵ECU31は、転舵角θwが目標転舵角となるように転舵モータ24に供給する目標電流値を算出する。そして、転舵ECU31は、目標電流値に基づいて転舵モータ24をPWM制御する。
なお、第1所定速度ω1、第2所定速度ω2、および、第3所定速度ω3は、試験等により予め設定されている。
制御装置30は、ステップS11において、マップMP1を用いて、操舵角θsから復帰反力トルク成分Taを算出し、ステップS12において、マップMP2を用いて、操舵角速度ωから摩擦反力トルク成分Tbを算出する。
運転者がステアリングホイール110を保舵から切り増しするとき、操舵感としては、運転者がステアリングホイール110に力を付与してステアリングホイール110が動き出す前のときには手応え感があり、ステアリングホイール110が動き出すときには、ステアリングホイール110が滑らかに動くことが好ましい。
・変形例のマップMP2は、操舵角速度ωに対する摩擦反力トルク成分Tbの傾きが1次関数以外の関数により設定される。
・変形例のマップMP2は、基準摩擦反力トルク成分Tbkが「0」よりも大きく、かつ、上限摩擦反力トルク成分Tbu未満に設定される。この場合、図4に示されるように、例えば、ステアリングホイール110が中立位置から右方向に切り増しされて操舵角θszで保舵され、その後、再び右方向に切り増しされたとき、上記実施形態と比較して反力トルクTが落ち込むものの、図8に示される従来のステアリング装置のように反力トルクが大きく落ち込むことが抑制される。
・変形例の制御装置30は、反力トルクTの算出処理において、摩擦反力トルク成分Tbを算出した後、復帰反力トルク成分Taを算出する。
・本操作装置は、車両、重機、および、ロボット等を遠隔操作する操作装置のようなステアリング装置1以外の操作装置にも適用できる。要するに、モータ等の駆動源により擬似的に反力を発生させる機能を有する操作装置であれば、本操作装置が適用できる。
Claims (5)
- 操作部材と機械的に連結され、前記操作部材を中立位置に近づける力を模擬する復帰反力成分および前記操作部材が操作されることにより生じる摩擦力を模擬する摩擦反力成分を含む反力を前記操作部材に加える操作装置の制御装置であって、
前記操作部材が操作される操作量と前記復帰反力成分との関係を規定した第1マップまたは第1演算式、および、前記操作部材が操作される操作速度と前記摩擦反力成分との関係を規定した第2マップまたは第2演算式を記憶した記憶部と、
前記第1マップまたは前記第1演算式と前記操作量とに基づいて、前記復帰反力成分を算出し、前記第2マップまたは前記第2演算式と前記操作速度とに基づいて、前記摩擦反力成分を算出し、前記操作装置に出力させる前記反力の大きさを前記摩擦反力成分および前記復帰反力成分に基づいて算出する算出部と
を含み、
前記算出部は、前記第2マップまたは前記第2演算式を用いて、「0」を含む所定速度以下の範囲に含まれる操作速度が与えられたとき、「0」よりも大きい摩擦反力成分である基準摩擦反力成分を算出し、
さらに、前記算出部は、前記第2マップまたは前記第2演算式を用いて、前記所定速度である第1所定速度よりも高く、かつ、前記第1所定速度よりも高い第2所定速度以下の範囲に含まれる操作速度が与えられたとき、前記基準摩擦反力成分よりも小さい範囲において、操作速度が高くなるにつれて摩擦反力成分を小さくする
操作装置の制御装置。 - 前記算出部は、前記第2マップまたは前記第2演算式を用いて、前記第2所定速度よりも高く、かつ、前記第2所定速度よりも高い第3所定速度以下の範囲に含まれる操作速度が与えられたとき、操作速度が高くなるにつれて摩擦反力成分を大きくする
請求項1に記載の操作装置の制御装置。 - 前記算出部は、前記第2マップまたは前記第2演算式を用いて、前記第3所定速度以上の範囲に含まれる操作速度が与えられたとき、前記基準摩擦反力成分と異なる大きさを持つ上限摩擦反力成分を算出する
請求項2に記載の操作装置の制御装置。 - 前記上限摩擦反力成分が前記基準摩擦反力成分よりも大きい
請求項3に記載の操作装置の制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項の制御装置を備える操作装置。
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