JP6298230B2 - 蛍光体含有シリコーン系組成物および該組成物で封止されてなる発光装置 - Google Patents
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Description
式[AR1 2SiO−SiO3/2]a[R2 3SiO−SiO3/2]b
(a+bは6〜24の整数、aは1以上の整数、bは0または1以上の整数;Aはアルケニル基および/または水素原子。ただし、少なくとも1つはアルケニル基である;R1は、アルキル基またはアリール基;R2は、アルケニル基および水素原子以外の置換基、アルキル基、アリール基、または、他の多面体骨格ポリシロキサンやシロキサン化合物と連結している基)で表されるシロキサン単位から構成される多面体構造ポリシロキサン系化合物であることを特徴とする、1)〜4)のいずれか1項に記載蛍光体含有シリコーン系組成物。
式[BR1 2SiO−SiO3/2]a[R2 3SiO−SiO3/2]b
(a+bは6〜24の整数、aは1以上の整数、bは0または1以上の整数;Bはアルケニル基および/または水素原子。ただし、少なくとも1つは水素原子である;R1は、アルキル基またはアリール基;R2は、アルケニル基および水素原子以外の置換基、アルキル基、アリール基、または、他の多面体骨格ポリシロキサンやシロキサン化合物と連結している基)で表されるシロキサン単位から構成される多面体構造ポリシロキサン系化合物であることを特徴とする、1)〜4)のいずれか1項に記載の蛍光体含有シリコーン系組成物。
本発明の蛍光体含有シリコーン系組成物を得るために用いる蛍光体は、発光素子の発する光を吸収して異なる波長の光を発生するものであれば特に限定されず、一般に公知の蛍光体を用いることができ、本発明の蛍光体含有組成物で封止してなる発光装置に求められる発光色を得るために任意のものを選択することができる。具体的に、例えば、黄色蛍光体としては、(Y,Gd)3Al5O12;Ce等のYAG系蛍光体、Tb3Al5O12;Ce等のTAG系蛍光体、CaGa2S4;Eu等の硫化物系蛍光体、(Sr,Ca,Ba)2SiO4;Eu等のシリケート系蛍光体、Ca−α−Sialon;Eu等のオキシナイトライド系蛍光体が挙げられ、緑色蛍光体としては、Y3(Al,Ga)5O12;Ce,SrGa2S4;Eu、(Ba,Sr)2SiO4;Eu、Ca3Sc2Si3O12;Ce、CaSc2O4;Ce、β−Sialon;Eu、(Sr,Ba)Si2O2N2;Eu、Ba3Si6O12N2;Eu等が挙げられ、赤色蛍光体としては(Ca,Sr)2Si5N8;Eu、CaAlSiN3;Eu等のナイトライド系蛍光体、(Sr,Ca)S;Eu、(Sr,Ba)3SiO5;Eu、K2SiF6;Mn等が挙げられ、青色蛍光体としては、(Sr,Ca,Ba,Mg)10(PO4)6Cl2;Eu、(Ba,Sr)MgAl10O17;Eu、SrSi9Al19ON31;Eu、(Sr,Ba)3MgSi2O8;Eu等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。これら蛍光体は1種または2種以上を任意の比率及び組み合わせで用いることができる。得られるLEDの発光効率の観点からは1種を、演色性の観点からは2種以上の蛍光体を併用することが好ましい。
M1(OR6)m-x(R7)x (2)
M2(OR8)n (3)
(M1、M2はそれぞれ、Si,Ti,Al,Zr,Ge,Yから選択される金属であり、すべて同じものであってもよく、異なるものが混在していてもよい。またR6,R8はアルキル基又は水素であり、すべて同じものであってもよく、異なるものが混在していてもよい。またR7はアルケニル基を有する基であり、すべて同じであってもよく、異なるものが混在していてもよい。mはM1の価数と同じ整数,nはM2の価数と同じ整数である。さらにxは1以上の整数であり、m>xである。)
化学式(2)のアルキル置換金属アルコキシドの具体例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルトリ−n−プロポキシシラン、ビニルメチルジ−n−プロポキシシラン、ビニルジメチル−n−プロポキシシラン、ビニルトリブトキシシラン、ビニルメチルジブトキシシラン、ビニルジメチルブトキシシラン、ビニルトリペンチルオキシシシラン、ビニルメチルジペンチルオキシシラン、ビニルジメチルペンチルオキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、アリルトリメトキシシラン、アリルメチルジメトキシシラン、アリルジメチルメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、アリルメチルジエトキシシラン、アリルジメチルエトキシシラン、アリルトリ−n−プロポキシシラン、アリルメチルジ−n−プロポキシシラン、アリルジメチル−n−プロポキシシラン、アリルトリブトキシシラン、アリルメチルジブトキシシラン、アリルジメチルブトキシシラン、アリルトリペンチルオキシシシラン、アリルメチルジペンチルオキシシラン、アリルジメチルペンチルオキシシラン、アリルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン等を挙げることができる。また金属種がチタン、アルミニウム、ジルコニウム、ゲルマニウム、イットリウムの金属アルコキシド類も同様に用いることができる。
本発明に用いられるアルケニル基および/またはヒドロシリル基を有するポリシロキサン(a)は、アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有するポリシロキサンであれば特に制限はなく、アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する直鎖構造のポリシロキサン、分子末端にアルケニル基および/またはヒドロシリル基を有するポリシロキサン、アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する多面体構造ポリシロキサン系化合物が例示され、これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。このうち、本発明の効果をさらに高める点から、(a)成分が後述のアルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する多面体構造ポリシロキサン系化合物であることが好ましい。
本発明の(a)成分に用いられるアルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する多面体構造ポリシロキサン系化合物は、分子中にアルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する、多面体骨格を有するポリシロキサンであれば、特に限定はない。具体的に、例えば、以下の式
[R9SiO3/2]x[R10SiO3/2]y
(x+yは6〜24の整数;xは1以上の整数、yは0または1以上の整数;R9はアルケニル基および/またはヒドロシリル基、または、アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する基;R10は、任意の有機基、または、他の多面体骨格ポリシロキサンと連結している基)で表されるシロキサン単位から構成されるアルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する多面体構造ポリシロキサン系化合物を好適に用いることができる。
[AR1 2SiO−SiO3/2]a[R2 3SiO−SiO3/2]b
(a+bは6〜24の整数、aは1以上の整数、bは0または1以上の整数;Aはアルケニル基および/または水素原子。ただし、少なくとも1つはアルケニル基である;R1は、アルキル基またはアリール基;R2は、アルケニル基および水素原子以外の置換基、アルキル基、アリール基、または、他の多面体構造ポリシロキサンやシロキサン化合物と連結している基)が例示される。
[BR1 2SiO−SiO3/2]a[R2 3SiO−SiO3/2]b
(a+bは6〜24の整数、aは1以上の整数、bは0または1以上の整数;Bはアルケニル基および/または水素原子。ただし、少なくとも1つは水素原子である;R1は、アルキル基またはアリール基;R2は、アルケニル基および水素原子以外の置換基、アルキル基、アリール基、または、他の多面体構造ポリシロキサンやシロキサン化合物と連結している基)が例示される。
<ヒドロシリル基またはアルケニル基を有する化合物(b)>
本発明に用いられる、ヒドロシリル基またはアルケニル基を有する化合物(b)は、アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有するポリシロキサン(a)と反応可能なヒドロシリル基またはアルケニル基を有する化合物であれば特に限定はなく、蛍光体の存在下で(a)成分と反応して、本発明の蛍光体含有シリコーン系組成物を得るための成分である。
本発明に用いられる1分子中にアルケニル基またはヒドロシリル基を1個有する有機ケイ素化合物(a’)は、前述のアルケニル基および/またはヒドロシリル基を含有するポリシロキサン(a)とヒドロシリル基またはアルケニル基を有する化合物(b)が有する、ヒドロシリル基またはアルケニル基と反応してキャップすることにより、得られる蛍光体含有シリコーン系組成物の架橋密度を制御して物性を調整したり、新たな基を導入したりするための成分である。
<蛍光体含有シリコーン系組成物>
本発明の蛍光体含有シリコーン系組成物は、蛍光体と後述のヒドロシリル化触媒の存在下、アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有するポリシロキサン(a)、(a)成分とヒドロシリル化反応可能なヒドロシリル基またはアルケニル基を有する化合物(b)、および必要に応じて1分子中にアルケニル基またはヒドロシリル基を1個有する有機ケイ素化合物(a’)とをヒドロシリル化反応させることにより得られる。
本発明の蛍光体含有シリコーン系組成物には、硬化剤(B)を加えることができる。
本発明の発光装置は、発光素子を本発明の蛍光体含有シリコーン系組成物で封止して得られる。発光素子を蛍光体含有組成物で封止する方法としては、特に限定されないが、例えば、リフレクターに発光素子を実装し、蛍光体含有組成物を注入・硬化して封止してもよいし、リフレクターを用いずに、プレス成形・トランスファー成形などの手法により、基盤に実装した発光素子を蛍光体含有組成物で直接封止してもよい。ここで、リフレクターや基盤としては、特に限定されず、汎用されているもの等を用いることができる。また、発光素子としては、特に限定されず、LEDの発光素子として汎用されているもの等を用いることができ、放射した光により蛍光体を励起できるものであれば良く、例えば、青色光発光素子や紫外光発光素子などが挙げられる。本発明の発光装置においては、1つの発光装置あたりに複数個の同一または異なる種類の発光素子を実装してもよい。
10mlサンプル瓶に下記の蛍光体含有組成物5gを入れ、25℃の室温で48時間静置した後の、蛍光体の沈降・凝集状態を確認した。蛍光体の沈降または凝集が全くみられない場合を○、蛍光体が沈降し液の上部に透明な上澄みを確認、または、目視で蛍光体の凝集が確認された場合を×と評価した。
180℃に温度設定した熱風循環オーブン内にて、下記の硬化物を24時間養生し、外観の変化がみられない場合を○、変色がみられる場合を×と評価した。
スガ試験機(株)社製、メタリングウェザーメーター(形式M6T)を用いた。下記の硬化物をブラックパネル温度120℃、放射照度0.53kW/m2で、積算放射照度50MJ/m2まで照射後、外観の変化がみられない場合を○、変色がみられる場合を×と評価した。
48%コリン水溶液(トリメチル−2ヒドロキシエチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液)1803gにテトラエトキシシラン1459gを加え、室温で2時間激しく撹拌した。反応系内が発熱し、均一溶液になった段階で、撹拌を緩め、さらに12時間反応させた。次に、反応系内に生成した固形物に、メタノール1400mLを加え、均一溶液とした。
テトラエトキシシラン70.6g、トリメトキシビニルシラン29.4g、メタノール80.8gの溶液を撹拌しながらに対し、0.1N HCl 3.92gと純水17.2gの混合溶液を滴下した。滴下終了後、さらに室温で24時間反応させた。別途、Intematix社製シリケート系黄色蛍光体 EY4750 30.6gをメタノール107.2gに撹拌して分散させ、そこに、前記の24時間反応させたアルコキシシラン縮合物メタノール溶液62.2gを滴下した。滴下終了後、さらに室温で2時間撹拌した。得られた液をメタノールで洗いながら吸引ろ過し、得られた黄色固体を150℃で2時間感想することにより、アルケニル基で修飾された蛍光体39.2g(理論蛍光体含量25.9g)を得た。
製造例1で得られたアルケニル基含有多面体構造ポリシロキサン系化合物であるテトラキス(ビニルジメチルシロキシ)テトラキス(トリメチルシロキシ)オクタシルセスキオキサン10.0gをトルエン20.0gに溶解させ、撹拌しながら製造例2で得られたアルケニル基で修飾された蛍光体5.50g、白金ビニルシロキサン錯体のキシレン溶液(白金として3wt%含有する白金ビニルシロキサン錯体、ユミコアプレシャスメタルズジャパン製、Pt−VTSC−3X)0.50μLを順に加えた。このようにして得られた溶液を撹拌しながら、1,3,5,7−テトラハイドロジェン−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン8.17g、トルエン8.17gの溶液にゆっくりと滴下し、105℃で2時間撹拌して反応させた。反応終了後、エチニルシクロヘキサノール9.5μl、マレイン酸ジメチル2.2μlを加え、トルエンと未反応成分を留去することにより、本発明の蛍光体含有シリコーン系組成物21,9gを得た。また、得られた組成物5gに対し、硬化剤として1,1,5,5−テトラメチル−3,3−ジフェニル−1,1−ジビニルトリシロキサン1.0gを加え、型枠に流し込み、150℃で5h加熱することで硬化物を得た。得られた硬化物について、上記の耐熱試験、耐光試験を行った評価結果を表1に示す。
製造例1で得られたアルケニル基含有多面体構造ポリシロキサン系化合物であるテトラキス(ビニルジメチルシロキシ)テトラキス(トリメチルシロキシ)オクタシルセスキオキサン10.0gをトルエン20.0gに溶解させ、撹拌しながら製造例2で得られたアルケニル基で修飾された蛍光体8.68g、ビニルジフェニルメチルシラン10.5g、白金ビニルシロキサン錯体のキシレン溶液(白金として3wt%含有する白金ビニルシロキサン錯体、ユミコアプレシャスメタルズジャパン製、Pt−VTSC−3X)0.50μLを順に加えた。このようにして得られた溶液を、1,3,5,7−テトラハイドロジェン−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン8.17g、トルエン8.17gの溶液にゆっくりと滴下し、105℃で2時間反応させた。反応終了後、エチニルシクロヘキサノール9.5μl、マレイン酸ジメチル2.2μlを加え、トルエンと未反応成分を留去することにより、本発明の蛍光体含有シリコーン系組成物37.1gを得た。得られた組成物について、上記蛍光体の分散安定性評価を行った結果を下記表1に示す。また、得られた組成物5gに対し、硬化剤と1,1,5,5−テトラメチル−3,3−ジフェニル−1,1−ジビニルトリシロキサン1.0gを加え、型枠に流し込み、150℃で5h加熱することで硬化物を得た。得られた硬化物について、上記の耐熱試験、耐光試験を行った評価結果を表1に示す。
製造例1で得られたアルケニル基含有多面体構造ポリシロキサン系化合物であるテトラキス(ビニルジメチルシロキシ)テトラキス(トリメチルシロキシ)オクタシルセスキオキサン10.0gをトルエン20.0gに溶解させ、白金ビニルシロキサン錯体のキシレン溶液(白金として3wt%含有する白金ビニルシロキサン錯体、ユミコアプレシャスメタルズジャパン製、Pt−VTSC−3X)0.50μLを加えた。このようにして得られた溶液を、1,3,5,7−テトラハイドロジェン−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン8.17g、トルエン8.17gの溶液にゆっくりと滴下し、105℃で2時間反応させた。反応終了後、エチニルシクロヘキサノール9.5μl、マレイン酸ジメチル2.2μlを加え、トルエンと未反応成分を留去することにより、液状の多面体構造ポリシロキサン16.5gを得た。
Claims (8)
- アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する多面体構造ポリシロキサン系化合物(a)、(a)成分とヒドロシリル化反応可能なヒドロシリル基またはアルケニル基を有する環状シロキサンまたは直鎖状シロキサン化合物(b)、表面処理によってアルケニル基が導入された無機系蛍光体、および必要に応じてアルケニル基またはヒドロシリル基を1分子中に1個有する有機ケイ素化合物(a’)のヒドロシリル化反応物、および、
アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有するシロキサン化合物を含む硬化剤(B)
を含有することを特徴とする蛍光体含有シリコーン系組成物であって、
ヒドロシリル化反応物は、アルケニル基またはヒドロシリル基を有し、
ヒドロシリル化反応物がアルケニル基を有する場合、硬化剤(B)はヒドロシリル基を有し、ヒドロシリル化反応物がヒドロシリル基を有する場合、硬化剤(B)はアルケニル基を有する蛍光体含有シリコーン系組成物。 - 前記(a)成分、(b)成分および(a’)成分の総量100重量部に対し、蛍光体が5重量部以上200重量部以下であることを特徴とする請求項1に記載の蛍光体含有シリコーン系組成物。
- 前記(a)成分が、
式[AR1 2SiO−SiO3/2]a[R2 3SiO−SiO3/2]b
(a+bは6〜24の整数、aは1以上の整数、bは0または1以上の整数;Aはアルケニル基および/または水素原子。ただし、少なくとも1つはアルケニル基である;R1は、アルキル基またはアリール基;R2は、アルケニル基および水素原子以外の置換基、アルキル基、アリール基、または、他の多面体骨格ポリシロキサンやシロキサン化合物と連結している基)で表されるシロキサン単位から構成される多面体構造ポリシロキサン系化合物であることを特徴とする、請求項1または2に記載の蛍光体含有シリコーン系組成物。 - 前記(a)成分が、
式[BR1 2SiO−SiO3/2]a[R2 3SiO−SiO3/2]b
(a+bは6〜24の整数、aは1以上の整数、bは0または1以上の整数;Bはアルケニル基および/または水素原子。ただし、少なくとも1つは水素原子である;R1は、アルキル基またはアリール基;R2は、アルケニル基および水素原子以外の置換基、アルキル基、アリール基、または、他の多面体骨格ポリシロキサンやシロキサン化合物と連結している基)で表されるシロキサン単位から構成される多面体構造ポリシロキサン系化合物であることを特徴とする、請求項1または2に記載の蛍光体含有シリコーン系組成物。 - 前記(b)成分が、ヒドロシリル基またはアルケニル基を有する環状シロキサンであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蛍光体含有シリコーン系組成物。
- 前記(b)成分が、分子末端にヒドロシリル基またはアルケニル基を有する直鎖状シロキサンであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蛍光体含有シリコーン系組成物。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置封止用蛍光体含有シリコーン系組成物。
- アルケニル基および/またはヒドロシリル基を有する多面体構造ポリシロキサン系化合物(a)、(a)成分とヒドロシリル化反応可能なヒドロシリル基またはアルケニル基を有する環状シロキサンまたは直鎖状シロキサン化合物(b)、および必要に応じてアルケニル基またはヒドロシリル基を1分子中に1個有する有機ケイ素化合物(a’)を、表面処理によってアルケニル基が導入された無機系蛍光体の存在下でヒドロシリル化反応することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の蛍光体含有シリコーン系組成物の製造方法。
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