JP6297401B2 - 管内損傷部封止バンド固定具 - Google Patents

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この発明は、水道や下水などの配水管あるいは工業用の排水管などにおける管内の損傷部を補修するための、管内損傷部封止バンド固定具及び管内損傷部封止バンド固定方法に関する。
従来から、水道や下水などの配水管あるいは工業用の排水管などにおける管内の損傷部を補修するため、補修用の部品や補修方法が提案されており、さらに工事現場では各種の補修方法が用いられてきた。
そして、同一出願人は一つの提案として特許文献1において、管内損傷部封止バンドを発明して具体的に内容を開示した。
特開2014−58995号公報(図3参照)
即ち、図3に示すように三枚の損傷部封止バンド22、23、24および打ち込み楔25によって、損傷部を有する部分の排水管21等の内面を覆ったうえで、確実に排水管21等の内面に三枚の損傷部封止バンド22、23、24および打ち込み楔25固定するためにそれぞれにねじ穴が形成されており、このねじ穴にアンカーボルトを取り付けて締め付けることによって、位置ずれを生じ難くして強固に固定するものである。
しかしながら、アンカーボルトを取り付けて締め付けることによって、一時的には位置ずれが生じ難くなり強固に固定されるが、アンカーボルトにより局部的な応力が管内面にかかるために、経時変化によって排水管等の内面の劣化が進みアンカーボルト先端と排水管等の内面とに隙間が生じ易くなる。また、地震その他の振動によってボルト先端部が微振動を起すことによって排水管などの表面を削り取る現象が生じて、この面からも信頼性を欠くことになる。そのため、このような従来のアンカーボルトを用いた取り付け方法では、長期に亘って損傷部封止バンドを所定状態で固定することが困難である。
このような状況下において補修作業が簡便であって補修の手間が掛からず、かつ補修部分が安定して封止効果が持続可能な補修部品及び補修方法が求められている。
この発明は、前記のような課題を解決するものであり、管内の損傷部を補修するための管内損傷部封止バンドを管内面の損傷部を含む部位に敷設し、当該バンドを管内面に密着させた上で、経時変化に伴う各種の現象よって劣化したりバンドの緩みが生じたりすることとなく、確実に損傷部に設置される管内損傷部封止バンド固定具及び当該バンドを用いた管内損傷部封止バンド固定方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため請求項1に記載の発明によれば、管内の損傷部を補修するための管内損傷部封止バンド固定具において、 複数個に分割され且つ円周方向の両端が楔状に隙間を有し管内の内周面全周囲に亘って敷設されるように薄板で帯状に形成されたバンドと、 前記バンドの円周方向の前記隙間を埋めるとともに装着時に前記バンドを管内周面に密着させるように楔状に構成された打ち込み楔とを有し、 敷設後に、複数個に分割された前記バンド相互を連結するとともに、前記バンドおよび前記打ち込み楔を相互に連結する複数の固定板を備え、一つの前記固定板が前記打ち込み楔と隣り合って両側に位置する二つの前記バンド相互間および前記打ち込み楔をそれぞれ固定して連結するように構成したことを特徴とする。
また請求項2に記載の発明によれば、管内の損傷部を補修するための管内損傷部封止バンド固定具において、円周方向の両端が楔状に隙間を有し管内の内周面全周囲に亘って敷設されるように薄板で帯状に形成されたバンドと、 前記バンドの円周方向の前記隙間を埋めるとともに装着時に前記バンドを管内周面に密着させるように楔状に構成された打ち込み楔とを有し、敷設後に前記バンドおよび前記打ち込み楔を相互に連結する固定板を備え、前記固定板が前記打ち込み楔と隣り合って両側に位置する二つの前記バンド相互間を連結する部分には円周方向に、また前記打ち込み楔との連結部分には円筒方向にそれぞれ連結位置を考慮した形状に形成して前記打ち込み楔を固定して連結するようにしたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、バンドおよび打ち込み楔は敷設後に相互に連結する固定板が隣り合うバンドおよび前記打ち込み楔相互を連結して固定するように構成したから、管内の損傷部を補修するための管内損傷部封止バンドを管内面の損傷部を含む部位に敷設し、当該バンドを管内面に密着させた上で局部的な応力を生じさせることなく、経時変化に伴う各種の現象によって劣化したりバンドの緩みが生じたりすることとなく、確実に損傷部に設置される管内損傷部封止バンド固定具を提供し、管内損傷部を補修することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、管内の損傷部を補修するための管内損傷部封止バンドおよび打ち込み楔を管内面の損傷部を含む部位にそれぞれ連結位置を考慮した形状に敷設し、当該バンドを管内面に密着させた上で、経時変化に伴う各種の現象によって劣化したりバンドの緩みが生じたりすることとなく、確実に損傷部に設置される管内損傷部封止バンド固定具を用いた管内損傷部封止バンド固定方法を提供できる。
この発明の実施の一形態による管内損傷部封止バンド固定具の設置を説明した斜視図である。 この発明の実施の一形態による管内損傷部封止バンドの楔取り付け具を設置した斜視図である。 従来の管内損傷部封止バンドの斜視図である。
以下、この発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は、既設の排水管21等の内部に、この排水管21等の接合部の水漏れや部分的な欠損などが生じることがあり、このような損傷部分21aの補修が必要になる場合の解決策の一つである。
損傷部分21aを含む円周方向内面に、厚さが5ミリメートルで幅が200ミリメートルのステンレス鋼板で形成された損傷部封止バンドが貼り付けられる。なお、損傷部封止バンドの厚さ並びに幅は適用される既設の排水管21等の内径及び損傷部の幅に対応して適宜設定され、厚さが12ミリメートル以上に及ぶこともある。
図1は、この発明が適用される損傷部封止バンド22,23,24及び打ち込み楔25を設置した場合の斜視図である。既設の排水管21等は、例えば内径が1100ミリメートルのヒューム管などで製作され設置されている。
この損傷部封止バンドは一枚で構成しても良いが、運搬などの都合上から本実施形態では三枚の損傷部封止バンド22、23、24及び打ち込み楔25で構成している。また、損傷部封止バンド22,23,24の両側終端の接合部分には、図1に示すように打ち込み楔25が配置される。打ち込み楔25は隙間28に挿入するために一方が広口25bで、他方が狭口25aとなるように構成される。即ち、図1に示すように損傷部封止バンドは、三枚のバンド22、23、24を連結して構成され、下側に構成される両側終端の接合部分には、打ち込み楔25を挿入する隙間28が形成されている。
楔状の傾斜角度は実験結果からは8〜9°が好ましい。そして、傾斜した楔状の端面両側には図1に示すように細長い突起25cが形成されている。この端面両側の細長い突起25cは、封止バンド22、24の両側終端の接合部分に打ち込み楔25が挿入される際に、両側終端の接合部分に形成された薄い幅の溝22a、24aに嵌合される。
本発明は、このように構成された封止バンド22、23、24および打ち込み楔25のそれぞれの接合部に、固定板34を取り付けて排水管21等の接合部の水漏れ或は部分的な欠損などの損傷部分21aの補修を完全にするものである。
即ち、図1に示すように封止バンド22、24の端部及び打ち込み楔25の中央部にはそれぞれねじ穴22b、24b及び25dが形成されている。そして、固定板34にはこれらのねじ穴に対応させるべく、ねじ取り付け穴34aおよび34bが形成されている。ここで、ねじ取り付け穴34aおよび34bは、封止バンド22、24の端部及び打ち込み楔25の延び縮みや製作誤差のために位置ずれが生じるのでこの点を考慮してある。即ち、封止バンド22、24のそれぞれねじ穴22b、24bに対応するねじ取り付け穴34aは円周方向の長穴とし、打ち込み楔25のねじ穴25cに対応するねじ取り付け穴34bは円筒方向の長穴として形成されている。
固定板34の敷設には、三枚の封止バンド22、23、24を連結して排水管21等の内面に仮止めされ、最後に打ち込み楔25が排水管21等の内面で円筒方向から両側終端の接合部分の隙間28に挿入された後、ねじ穴22b、24b及び25cに合わせて固定板34が設置されて、取り付けねじがそれぞれのねじ穴22b、24b及び25dに取り付けられる。
即ち、打ち込み楔25の挿入により封止バンド全体の内径が大きく膨らむことを意味し、それによって封止バンド22、23、24を排水管21等の内面に密着させるように作用するが、この状態で放置すると打ち込み楔25が抜ける方向に位置ずれなどを生じ易い。そのために固定板34を取り付けることによって損傷部封止バンド22、23、24及び打ち込み楔25の設置当初の強固な取り付け状態を維持し、そのような問題が生じないようにしている。
上記実施形態では、固定板34が打ち込み楔25の部分に取り付けられた実施形態について説明したが、封止バンド22、23、24の相互間の接合部に取り付けて実施することもできる。
また、固定板34と封止バンド22、23、24および打ち込み楔25との結合を、ねじによって取り付ける実施形態について説明したが、これに限定されるものでなくリベットや溶接或は強力な接着剤によって結合しても良い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜実施形態を変更して実施することができる。
21;既設の排水管
21a;損傷部分
22,23,24;損傷部封止バンド
25;打ち込み楔
34;固定板

Claims (2)

  1. 管内の損傷部を補修するための管内損傷部封止バンド固定具において、
    複数個に分割され且つ円周方向の両端が楔状に隙間を有し管内の内周面全周囲に亘って敷設されるように薄板で帯状に形成されたバンドと、
    前記バンドの円周方向の前記隙間を埋めるとともに装着時に前記バンドを管内周面に密着させるように楔状に構成された打ち込み楔とを有し、
    敷設後に、複数個に分割された前記バンド相互を連結するとともに、前記バンドおよび前記打ち込み楔を相互に連結する複数の固定板を備え、一つの前記固定板が前記打ち込み楔と隣り合って両側に位置する二つの前記バンド相互間および前記打ち込み楔をそれぞれ固定して連結するように構成したことを特徴とする管内損傷部封止バンド固定具。
  2. 管内の損傷部を補修するための管内損傷部封止バンド固定具において、
    円周方向の両端が楔状に隙間を有し管内の内周面全周囲に亘って敷設されるように薄板で帯状に形成されたバンドと、
    前記バンドの円周方向の前記隙間を埋めるとともに装着時に前記バンドを管内周面に密着させるように楔状に構成された打ち込み楔とを有し、
    敷設後に前記バンドおよび前記打ち込み楔を相互に連結する固定板を備え、前記固定板が前記打ち込み楔と隣り合って両側に位置する二つの前記バンド相互間を連結する部分には円周方向に、また前記打ち込み楔との連結部分には円筒方向にそれぞれ連結位置を考慮した形状に形成して前記打ち込み楔を固定して連結するように構成したことを特徴とする管内損傷部封止バンド固定具
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