JP6295114B2 - 正立型グリス摺動フロントフォークとこれを備えた車輪懸架装置 - Google Patents
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Description
前記別の正立型油圧フロントフォークを、請求項1〜4の何れか1項に記載の正立型グリス摺動フロントフォークに懸架スプリングと減衰力発生機構を設けて構成したことを特徴とする。
[正立型グリス摺動フロントフォーク]
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る正立型グリス摺動フロントフォークの半裁断面図であり、図示の正立型グリス摺動フロントフォーク(以下、特記する場合を除き単に「フロントフォーク」と称する)1においては、車軸側のアウタチューブ2の内部に車体側のインナチューブ3の一部が上方から挿入され、前記アウタチューブ2の内周の上下に嵌着されたガイドブッシュ4,5によって前記インナチューブ3が上下摺動可能に支持されている。尚、アウタチューブ2の下端部は、これに形成された軸孔2aに挿通する不図示の車軸によって前輪に取り付けられており、インナチューブ3の上端部は、これの外周に嵌着された割締ブラケット6を介して車体側に取り付けられている。
次に、本発明の実施の形態2を図4に基づいて以下に説明する。
次に、本発明の実施の形態3を図5に基づいて以下に説明する。
次に、本発明の実施の形態4を図6及び図7に基づいて以下に説明する。
次に、本発明の実施の形態5を図8に基づいて以下に説明する。
次に、本発明の実施の形態6を図9及び図10に基づいて以下に説明する。
次に、本発明の実施の形態7を図11に基づいて以下に説明する。
[車輪懸架装置]
次に、本発明に係る車輪懸架装置について説明する。
自動二輪車の走行中に前輪が路面凹凸に追従して上下動すると、前輪を懸架する正立型油圧フロントフォーク21のアウタチューブ22とインナチューブ23が伸縮動するが、インナチューブ23がアウタチューブ22に対して相対的に下動する圧縮行程においては、油室S2内のオイルが圧縮されてその圧力が高くなり、この油室S2内のオイルの一部は開状態にあるチェックバルブ37を通って油室S3内に流入する。又、油室S2内のオイルの一部は、油孔41を通って油室S3内へと流れ込む。そして、この圧縮行程において、油孔41とチェックバルブ37を通過するオイルの流動抵抗によって所望の減衰力が発生する。尚、この圧縮行程においては、エア室Sa内の空気は、インナチューブ23の進入体積分(インナチューブ23の断面積(外径に囲まれる断面積)×ストローク)だけ圧縮される。
インナチューブ23がアウタチューブ22に対して相対的に上動する伸長行程においては、油室S2の容積が増大するために該油室S2の油圧が低下し、油室S1のオイルの一部が油孔41を通って油室S2内に流入する。又、この伸長行程においては、油室S3の容積が減少して該油室S3の油圧が高くなるが、前述のように伸長行程においてはチェックバルブ37は閉じて油室S3から油室S2へのオイルの通過を阻止するため、油室S3内のオイルの一部は、油孔40を通って油室S1へと流れ込む。そして、このときの油孔40,41を通過するオイルの流動抵抗によって所要の減衰力が発生する。尚、この伸長行程においては、エア室Sa内のエアは、インナチューブ23の油室S2からの退出体積分(インナチューブ23の断面積(外径に囲まれる断面積)×ストローク)だけ膨張する。
21 正立型油圧フロントフォーク
2,22 アウタチューブ
3,23 インナチューブ
4,5,24,25 ガイドブッシュ
6 割締ブラケット
6a 割締ブラケットの環状溝
7 グリスダストシール
8 フォークボルト
8A フォークボルトの頭部
8a フォークボルトの横孔
8b フォークボルトの縦孔
9 ボルト
10 呼吸連通路
11 栓部材
11a,11b 栓部材の縦孔
11c 栓部材のリップ部
12 発泡部材
13 キャップ
13a キャップの溝
14 フォークボルト頭部とキャップの間の通路
S 空間
Claims (5)
- 車軸側のアウタチューブの内部に車体側のインナチューブの一部を上方から挿入し、前記アウタチューブ内周の上下に嵌着されたガイドブッシュによって前記インナチューブを上下摺動可能に支持するとともに、該インナチューブを、その上端外周に固着された割締ブラケットによって車体側に取り付け、
グリスを介して互いに摺接する前記ガイドブッシュと前記インナチューブとの摩擦抵抗によって減衰力を発生する正立型グリス摺動フロントフォークにおいて、
前記インナチューブの上端部に迷路状の呼吸連通路を形成し、該呼吸連通路を介して前記インナチューブの内部と外気とを連通させ、
前記割締ブラケットの内周下部に環状溝を形成し、前記インナチューブの上端部側壁に、前記割締ブラケットの環状溝に開口する横孔を形成し、これらの縦溝と横孔によって前記呼吸連通路を構成したことを特徴とする正立型グリス摺動フロントフォーク。 - 車軸側のアウタチューブの内部に車体側のインナチューブの一部を上方から挿入し、前記アウタチューブ内周の上下に嵌着されたガイドブッシュによって前記インナチューブを上下摺動可能に支持するとともに、該インナチューブを、その上端外周に固着された割締ブラケットによって車体側に取り付け、
グリスを介して互いに摺接する前記ガイドブッシュと前記インナチューブとの摩擦抵抗によって減衰力を発生する正立型グリス摺動フロントフォークにおいて、
前記インナチューブの上端部に迷路状の呼吸連通路を形成し、該呼吸連通路を介して前記インナチューブの内部と外気とを連通させ、
フォークボルトを中空状としてその内部に、中心部に縦孔が形成された栓部材を装着し、該フォークボルトの下部外周と前記インナチューブの上部外周との間に閉じられた空間を形成するとともに、前記インナチューブの前記割締ブラケットの直下に形成された横孔と前記フォークボルトの側壁に形成された横孔を前記空間に開口せしめることによって前記呼吸連通路を構成したことを特徴とする正立型グリス摺動フロントフォーク。 - 車軸側のアウタチューブの内部に車体側のインナチューブの一部を上方から挿入し、前記アウタチューブ内周の上下に嵌着されたガイドブッシュによって前記インナチューブを上下摺動可能に支持するとともに、該インナチューブを、その上端外周に固着された割締ブラケットによって車体側に取り付け、
グリスを介して互いに摺接する前記ガイドブッシュと前記インナチューブとの摩擦抵抗によって減衰力を発生する正立型グリス摺動フロントフォークにおいて、
前記インナチューブの上端部に迷路状の呼吸連通路を形成し、該呼吸連通路を介して前記インナチューブの内部と外気とを連通させ、
フォークボルトを中空状としてその内部に、中心部とその周囲に縦孔が形成された栓部材を装着し、該栓部材の下端部に一体に形成されたリップ部と前記フォークボルト及び前記インナチューブによって画成される空間に、前記インナチューブの前記割締ブラケットの直下に形成された横孔と前記栓部材の縦孔を開口せしめることによって前記呼吸連通路を構成したことを特徴とする正立型グリス摺動フロントフォーク。 - 前記呼吸連通路の途中に、エアフィルタ効果を有する発泡部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の正立型グリス摺動フロントフォーク。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載の正立型グリス摺動フロントフォークとこれと対を成す別の正立型油圧フロントフォークとで車輪を懸架する装置であって、
前記別の正立型油圧フロントフォークを、請求項1〜4の何れか1項に記載の正立型グリス摺動フロントフォークに懸架スプリングと減衰力発生機構を設けて構成したことを特徴とする車輪懸架装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2014055804A JP6295114B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 正立型グリス摺動フロントフォークとこれを備えた車輪懸架装置 |
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JP2014055804A Active JP6295114B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 正立型グリス摺動フロントフォークとこれを備えた車輪懸架装置 |
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2014
- 2014-03-19 JP JP2014055804A patent/JP6295114B2/ja active Active
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