JP6295038B2 - 目隠し用シート - Google Patents

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本発明は、窓ガラスや間仕切りなどに用いられる目隠しシートに関する。
近年、商業施設の大面積透明窓ガラス等の一部等を目隠しするために、目隠し用シートを貼合することが行われている。この目隠し用シート(特許文献1参照)は、目隠し効果に加えて外部の光をある程度透過すること、すなわち明るさを保つことや、耐久性の高さ(傷つきにくさ)が要求される。シートの基材の表面には微細な凹凸が有り、透過光線が散乱されるので外からの視界が妨げられる。
一般に、目隠し用シートは、基材表面に微細な凹凸を施している。その凹凸を施す方法にはいくつかあり、代表的な方法として、基材表面に砂を打ち付け基材表面を荒らすサンドブラスト法、凹凸形状を有する金属彫刻ロールと弾性ロールとの間に基材を通すエンボス加工や、基材表面に塗料を塗布乾燥しマット層を設ける塗工法がある。近年は量産性に優れた塗工法をとることが多い。
この塗工法によるマット層は、主にバインダーとなる樹脂と微粒子の混合物であり、微粒子の粒子径や添加量を適切に選択することによって目隠し効果(ヘーズ)を得ることができる。
特表2009−530147号公報
目隠し用シートには、目隠し効果があることに加えて、目隠し用シートを貼着した室内の明るさを損ねないことも要求される。すなわち目隠し効果が高いことによって、外から室内に入る外光が妨げられると室内が暗くなるため、目隠し効果を有しながら、且つ全光線透過率が高い目隠し用シートが望まれている。
しかし高いヘーズと高い全光線透過率は必ずしも両立しないため、両者を備えた目隠し用シートはいまだ提供されていない。
そこで本発明は、基材表面のマット層において、目隠し効果(ヘーズ)と明るさ(全光線透過率)を保った目隠しシートを提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、マット層の微粒子として粒子径が比較的大きく、その変動係数が12%以下である微粒子を選択した。このように変動係数が比較的小さい粒子を使用することで、比較的少ない添加量で、目隠し効果(ヘーズ)と高い全光線透過率を実施できることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明の目隠し用シートは、基材と、前記基材上に形成されたマット層とを備えた目隠し用シートであって、前記マット層は、バインダー樹脂と微粒子を含み、前記微粒子の平均粒子径が8〜20μm、前記微粒子の粒子径分布の変動係数12%以下であることを特徴とするものである。
また、本発明の目隠し用シートは、前記バインダー樹脂100重量部に対し、前記微粒子の含有量が20〜65重量部であることを特徴とするものである。
また、本発明の目隠し用シートは、前記微粒子の平均粒子径が、前記マット層の厚みより大きいことを特徴とするものである。
また、本発明の目隠し用シートは、前記マット層表面の鉛筆硬度(JIS−K5600−5−4:1999)がH以上であることを特徴とするものである。
また、本発明の目隠し用シートは、部屋の内外を隔てるガラス窓又はガラス戸の内側に貼着され、基材と、前記基材上に形成されたマット層と、前記基材のマット層が形成された面と反対側の面に形成された粘着層とを有し、前記マット層は、バインダー樹脂と微粒子を含み、前記微粒子の平均粒子径が8〜20μm、前記微粒子の粒子径分布の変動係数が12%以下であることを特徴とするものである。
なお、本発明でいう平均粒子径は、コールターカウンター法によって測定した値である。
また、本発明でいう微粒子の粒子径の変動係数とは、微粒子の粒子径のばらつきが平均粒子径に対してどの程度あるのかを表したものであり、その値は、粒子径の標準偏差を平均粒子径で除して求められた値の百分率値である。そして、粒子径の変動係数が小さいほど粒子度分布が狭く、粒子径が均一で粒子サイズが揃っていることを意味し、逆に、粒子径の変動係数が大きいほど粒子分布が広く、粒子径が不均一で粒子サイズが揃っていないことを意味する。
本発明の目隠しシートを窓ガラスに貼ると、外部からの視界を十分妨げることができ、優れた目隠し効果が得られるとともに、十分な明るさ(全光線透過率)を得ることができる。
また、微粒子の粒子径や変動係数及びマット層との厚みで、傷つきやすさが改善され十分な硬度をもたせることができる。
目隠し用シート(内貼り用)の一例を示す断面図
本発明の目隠し用シートは、基材と、前記基材上に形成されたマット層とを備えた目隠し用シートであって、前記マット層は、バインダー樹脂と微粒子を含み、前記微粒子の平均粒子径が8〜20μm、前記微粒子の粒子径分布の変動係数12%以下であることを特徴とするものである。
図1に本発明の目隠し用シートの断面を模式的に示す。基材(2)のうえにマット層(1)が形成されている。マット層は微粒子(11)とバインダー樹脂(12)からなる。このような目隠し用シートは粘着層(3)を介して窓ガラス(4)に貼着される。図1に示す例は、内貼用目隠しシートであり、シートを貼った側と反対側から外光が入る。この目隠しシートは、外光に対し適切な光透過性と目隠し効果を持つことを特徴とする。以下、各構成要素の実施の形態について説明する。
本発明の目隠し用シートは、基材上にマット層を有する構成となっている。
基材としては、各種光透過性プラスチックフィルムや光透過性ガラスを用いることができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、フッ素系樹脂などからなるプラスチックフィルムを用いることができる。これら基材の厚みは特に制限されないが、6μm〜2mm程度とすることが好ましく、さらには12μm〜200μm程度とすることが好ましい。またこれらは全光線透過率が80%以上のものが好ましく、90%以上のものがより好ましい。紫外線吸収剤や光安定剤を含有しているものでも良い。
マット層は、バインダー樹脂と微粒子とを含む。
マット層に含まれるバインダー樹脂としては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン/ポリブタジエン樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリルポリオール樹脂、ポリエステルポリオール樹脂、ポリイソシアネートエポキシアクリレート系樹脂、ウレタンアクリレート系樹脂、ポリエステルアクリレート系樹脂、ポリエーテルアクリレート系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂等の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化樹脂などを用いることが出来るが、表面硬度に優れる硬化性樹脂が特に好ましい。バインダー樹脂としては、これらの1種又は2種以上の混合物が用いられ、使用するフィルム基材への接着性、光透過性、使用する微粒子の分散性等を考慮し、選択することができる。
マット層に含まれる微粒子としては、アクリル系樹脂粒子、シリコーン系樹脂粒子、ナイロン系樹脂粒子、スチレン系樹脂粒子、ポリエチレン系樹脂粒子、ベンゾグアナミン系樹脂粒子、ウレタン系樹脂粒子などの光透過性の樹脂粒子があげられる。特に光透過性と耐候性に優れるアクリル系樹脂粒子が好ましい。
微粒子の平均粒子径は、8〜20μmである。微粒子の平均粒子径が8μm以上であると、マット層の表面に大きくて深い凹凸が生じやすくなり、ヘーズ効果が高まる。また、微粒子の平均粒子径が20μm以下であれば、微粒子のマット層表面からの脱落を防ぐことができる。なお、微粒子の平均粒子径は、10〜15μmがより好ましい。微粒子の平均粒子径が10μm以上であると、マット層の表面により大きくて深い凹凸が生じやすくなり、ヘーズ効果がさらに高まる。また、微粒子の平均粒子径が15μm以下であれば、微粒子のマット層表面からの脱落をさらに防ぐことができる。また、微粒子は粒子径分布の変動係数が12%以下である微粒子を用いる。上述した粒子径範囲であってかつ上記変動係数の微粒子を用いることにより明るさ(全光線透過率)と目隠し効果(ヘーズ)を保つことができる。この理由は定かではないが、以下のように考えられる。
粒子径分布の変動係数12%以下の微粒子を用いた場合、マット層表面に形成される凹凸は均一でかつ比較的明確である。これによって、比較的少ない微粒子の添加量であっても、充分な目隠し効果(ヘーズ)が得られ、また高い全光線透過率を得ることができる結果となる。
また、後述するマット層の厚みとの関係で適切な粒子径とすることにより、微粒子の添加量がある程度多くても、高い全光線透過率が得られる。これは、目隠し用シートの断面図(図1)に示すとおり微粒子粒子がマット層表面から突出していることが有効に働いたと考えられる。すなわち、透明の微粒子が突出していることによって、粒子数が増えても、光は粒子内部に通過し、シート膜全体としての全光線透過率は高くなる。さらに粒子によって光散乱が起きヘーズが生じるため、ヘーズ効果がさらに高くなることが考えられる。
本発明の目隠し用シートのヘーズ効果の指標としては、JIS K7136:2000のヘーズが60%以上であることが好ましく、65%以上がさらに好ましい。
また、明るさを示す指標である全光線透過率は93%以上が好ましい。
なお、本発明でいうヘーズおよび全光線透過率は、ヘーズメーター(NDH2000:日本電色社)を用いてマット層を有する面から光を入射させ、ヘーズはJIS
K7136:2000に基づいて、全光線透過率はJIS K7361−1:1997に基づいて測定した(単位は%)。
さらに、微粒子の含有量は、要求される目隠し効果が異なるため一概には言えないが、バインダー樹脂100重量部に対して20〜65重量部にするのが好ましい。バインダー樹脂100重量部に対して、微粒子の含有量を20重量部以上とすることにより、目隠し効果を得るに十分なヘーズを示しやすくなり、65重量部以下とすることにより、基材とマット層との接着性を保つことができる。
さらに本発明では、マット層の厚みは、粒子径により異なるが4〜10μmであることが好ましい。なお、微粒子を除くマット層の厚み(μm)は、固形分塗布量(g)と固形分比重(m3/g)の積を塗布面積(m2)で除すことにより表される。マット層の厚みを4μm以上とすることにより、微粒子のマット層表面からの脱落を防ぎやすくなる。また、マット層の厚みを10μm以下とすることにより、微粒子全体がマット層表面に埋もれにくくなるので、マット層の表面には大きくて深い凹凸ができやすくなり、ヘーズ効果が高まる。なお、マット層の厚みは、4.5〜10μmであることがより好ましく、5〜9μmであることがさらに好ましい。
基材のマット層とは反対側の面には、被着体に貼り合わせるための粘着層を設けることが好ましい。粘着層としては、アクリル系感圧接着剤、ゴム系感圧接着剤などの感圧接着剤、ホットメルト接着剤などの接着剤の他、熱圧着可能な熱可塑性樹脂フィルムなどを用いることができる。感圧接着剤を用いる場合、粘着層上には、目隠し用シートの取り扱い性を損なわないようにセパレータを貼り合わせておくことが好ましい。セパレータとしては、各種合成樹脂フィルムに雛形処理を施したものなどを使用することができる。
粘着層の厚みは特に限定されるものではないが、2〜60μmが好ましく、10〜40μmがさらに好ましく、15〜30μmがより好ましい。
また本発明のマット層表面の鉛筆硬度(JIS−K5600−5−4:1999)はH以上が好ましい。マット層表面の鉛筆硬度がHB以下であるとマット層に傷がつきやすく、H以上であるとマット層に傷がつきにくいという特性を持つためである。
なお、目隠し用シートは、マット層とは反対側の面に設けた粘着層をガラスに密着させ、貼合用のヘラ(スキージ)でマット層の表面を順次均一に擦りつけて貼り合せる。スキージーで表面を擦る際にマット層に傷がつくことが多いが、マット層表面の鉛筆硬度がH以上であることにより、傷がつきにくく、また内貼り用として用いた時にも傷の発生を防ぐことができる。
なお、マット層、および粘着層には、紫外線吸収剤、または紫外線遮蔽剤を添加しても良い。そうすることによって、目隠し用シートを貼合した被着体の内側にある物の紫外線劣化を防ぐことができる。特に、外貼り用シートの場合はマット層中に紫外線吸収剤を添加することが望ましい。一方、内貼り用シートの場合は粘着層中に紫外線吸収剤を加えることが望ましい。
上述したマット層、粘着層中には、硬化剤、レベリング剤などの添加剤を添加しても良い。
以上のようなマット層、粘着層を設ける方法としては、各層を構成する材料を、適宜必要に応じて添加剤や希釈溶剤等を加えて塗布液として調整して、当該塗布液を従来公知のコーティング方法により塗布し、乾燥して塗膜を形成する方法があげられる。
以上説明した本発明の目隠し用シートは、主として、窓ガラスや間仕切りなどの外側、または内側に貼りつけて使用されるが、粘着層のない目隠し用シートを透明ガラス窓の外側、または内側に吊るしても同様の効果が得られる。
以下、実施例及び図により本発明を更に説明する。なお、「部」、「%」は特に示さない限り、重量基準とする。
1.目隠し用シートの作製
基材として、厚み50μmのポリエステルフィルム(ダイアホイルT600E:三菱樹脂社)を使用し、その一方の面に、下記処方の塗布液をそれぞれバーコート法により塗布した。各塗布液の各微粒子の平均粒子径、微粒子の粒子径分布の変動係数、微粒子の添加量、および希釈溶剤の添加量を表1に示す。
その後、乾燥を行ってマット層を形成し、実施例1〜11および比較例1〜4の目隠し用シートを作製した。各マット層の厚み(μm)を表1に示した。
<目隠し用シート塗布液の処方>
・樹脂(固形分35.2%) 100部
(916-257スプラクリヤーTXF:ミクニペイント株式会社)
・硬化剤(固形分78.5%) 10部
(D14-354:ミクニペイント株式会社)
・微粒子 表1記載の部
・希釈溶剤 表1記載の部
なお、表1記載の粒子径の平均粒子径10μm、変動係数10%の微粒子は綜研化学株式会社のMX1000KS、粒子径の平均粒子径15μm、変動係数5%の微粒子は根上工業株式会社のアートパールGR400、粒子径の平均粒子径2μm、変動係数5%の微粒子は根上工業株式会社のアートパールF4P、粒子径の平均粒子径30μm、変動係数5%の微粒子は根上工業株式会社のアートパールGR200、粒子径の平均粒子径7μm、変動係数34%の微粒子は大日精化工業株式会社のラブコロール030(MD)クリアー、粒子径の平均粒子径10μm、変動係数35%の微粒子はガンツ化成株式会社のGM1007Sを用いた。
Figure 0006295038
R:微粒子の平均粒子径(μm)
CV:微粒子の粒子径分布の変動係数(%)
P/B:バインダー樹脂100重量部に対する微粒子の含有量(重量部)
T:マット層の厚み(μm)
2.評価
各実験例で得られた目隠し用シートについて、全光線透過率及びヘーズを測定した。結果を表2にまとめた。
Figure 0006295038
3.考察
表2から以下のことが考察できる。
実施例1〜11の目隠し用シートは、すべて微粒子の平均粒子径が8〜20μmの範囲にあり、且つ微粒子の粒子径分布の変動係数が12%以下であり、目隠し効果を得るに十分な65%以上のヘーズを示すとともに全光線透過率も93%以上の高い値を示した。
一方、比較例1〜2の目隠し用シートは、微粒子の粒子径分布の変動係数が12%以下の範囲にあるが、微粒子の平均粒子径が8〜20μmの範囲からはずれるので、ヘーズが60%以下となり、十分な目隠し効果が得られない結果となった。以上の結果から平均粒子径が8〜20μmであり、粒子径分布の変動係数が12%以下であれば適切なヘーズ効果が得られることがわかる。
また、比較例3〜4の目隠し用シートは、微粒子の粒子径分布の変動係数が12%以下の範囲からはずれるので、全光線透過率が93%未満となり、十分な全光線透過率が得られない結果となった。以上の結果から微粒子の粒子径分布の変動係数が12%以下であり、平均粒子径が8〜20μmであれば適切な全光線透過率が得られることがわかる。
実施例1〜11の目隠し用シートは、すべて特定の粒子径及び変動係数をもつ微粒子をバインダー樹脂100重量部に対して20〜65重量部の範囲に含有することにより、十分な目隠し効果(ヘーズ)及び明るさ(全光線透過率)が得られる結果となった。
実施例1、6の目隠し用シートについて、マット層表面の鉛筆硬度(JIS−K5600−5−4:1999)を測定したところHであった。本発明の目隠し用シートでは、粒子径の変動係数が小さいがゆえに粒子の大きさが揃い、またマット層の厚みよりも微粒子の粒子径が大きいためマット層表面に硬度の高い粒子が並んだ凹凸が形成されているため、高い硬度が得られシート表面膜が傷つきにくいという効果が得られると考えられる(図1参照)。
以上の実施例が示すように、特定の粒子径及び変動係数をもつ微粒子を特定量含有することにより、目隠し効果(ヘーズ)と明るさ(全光線透過率)を保ち、かつ表面膜が傷つきにくいという特性をもった目隠しシートを得ることができた。
1・・・・マット層
11・・・微粒子
12・・・バインダー樹脂
2・・・・基材
3・・・・粘着層
4・・・・窓ガラス

Claims (4)

  1. 基材と、前記基材上に形成されたマット層と、基材の前記マット層が形成された面と反対側の面に形成された粘着層とを備えた目隠し用シートであって、前記マット層は、バインダー樹脂と、前記バインダー樹脂100重量部に対する含有量が20〜65重量部である微粒子を含み、前記マット層に含まれる微粒子は、平均粒子径が8〜20μm、前記微粒子の粒子径分布の変動係数12%以下であり、前記目隠し用シートのJIS K7136:2000のヘーズが60%以上であり、全光線透過率が93%以上であることを特徴とする目隠し用シート。
  2. 前記微粒子の平均粒子径が、前記マット層の厚みより大きいことを特徴とする請求項記載の目隠し用シート。
  3. 前記マット層表面の鉛筆硬度(JIS−K5600−5−4:1999)がH以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の目隠し用シート。
  4. 請求項1に記載の目隠し用シートであって、前記微粒子は、平均粒子径が10〜15μmであることを特徴とする目隠し用シート。
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