JP6294975B2 - 加圧ローラーを組み込む2つの加圧ローラーシャフトを備える、ロータリープレスの加圧ローラーステーション - Google Patents

加圧ローラーを組み込む2つの加圧ローラーシャフトを備える、ロータリープレスの加圧ローラーステーション Download PDF

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Description

本発明は、加圧ローラーを受ける2つの加圧ローラー軸(pressure-roller axles)を備える、ロータリープレスの加圧ローラーステーションに関する。比較的大きいプレス力(pressing forces)を吸収するために、またプレスフレームが受けるプレス力プロファイルを大幅に軽減するために、フレームは、開放ガイドプロファイル(open guide profile)から形成され、加圧ローラー軸は、ガイドプロファイルによってガイドされる互いに調整可能な上側加圧ローラーレセプタクル及び下側加圧ローラーレセプタクル上に配置される。加圧ローラー軸は、ガイドプロファイルの2つの側部に対して平行に配置されるようになっている。開放ガイドプロファイルは、加圧ローラーステーションに位置するこれらの構成部品に対する良好なアクセス性を可能にし、ひいては構成部品のメンテナンス、点検及び交換を容易にする。
既知のロータリープレスの場合、通常は分割された加圧ローラーステーションが使用される。そのようなロータリープレスは、フレームと、駆動機構を備えるローターと、フレームハウジングと、コーナーの支持連結部と、ヘッドプレートと、駆動ベースとから構成される。ここで、加圧ローラーは、上側レセプタクル装置及び下側レセプタクル装置に受けられる。上側レセプタクル装置はロータリープレスのヘッドプレートに取り付けられ、下側レセプタクル装置はロータリープレスの駆動ベースに取り付けられる。
上記2つの加圧ローラーは、プレスプロセス(pressing process)中に発生するプレス力に起因して互いに離れようとする。この加圧ローラーは、ロータリープレスのヘッドピース及びベース上にある2つのレセプタクル装置によって、またヘッドピースとベースとを相互接続する2つ〜4つのコーナー連結部によって、そのように互いに離れることを防止される。プレスプロセス中に発生する力は、ラム及びレセプタクル装置によってヘッドピース及びベースに直接伝わり、このプレス力によってこれらの構成部品に加振して、これらの構成部品を可聴域の周波数で振動させるため、大きい騒音を立てる。
特許文献1において、例えば、鉛直ステーによって連結される上下の横方向支持体からフレームが構成される加圧ローラーステーションが記載されている。さらに、特許文献1に記載の加圧ローラーステーションは、上記ステー間に配置されるとともに、加圧ローラーの加圧ローラー軸が摺動するように取り付けられている2つのピラーから構成される。上記フレームは、鉛直軸の周りに枢動可能であるようにプレスフレーム内に取り付けられ、閉位置ではプレスハウジングの構成部品を形成する。このフレームは、その動作位置から約90度枢動して開位置になることができ、開位置では、加圧ローラーの駆動機構は分離され、加圧ローラーはそれぞれ上側ラム及び下側ラムから係脱する。上側加圧ローラーの加圧ローラー軸は、設定可能な(settable)スペーサーによって上側の横方向支持体に連結される。このスペーサーは、ダイディスクのダイへの上側ラムの押込み深さを設定する役割を果たす。下側加圧ローラーの加圧ローラー軸は、シャフトによって油圧設定ユニットに連結される。油圧設定ユニットは、錠剤厚さ、ひいては下側加圧ローラーに作用する加圧トーン(pressing tone)を設定するためのものである。
プレス力がプレスフレーム全体によって吸収されるため、発生するプレス力をロータリープレスのフレームによって確実に吸収することができるほど頑丈にロータリープレスのフレーム及びコーナー連結部を実現する必要があるので、特許文献1に開示されている加圧ローラーステーションの設計実施形態は、材料に関して費用のかかる多大な労力と結びつくことが不都合である。さらに、フレームに伝わる力プロファイルによって、騒音公害につながり得る振動が開始される。さらに、2つの鉛直ピラーと、プレスフレーム内で枢動可能なフレームとへの加圧ローラーの加圧ローラー軸の取付け部は、柔軟であるとともに弾性を有するため、特許文献1に記載の加圧ローラーステーションは、小さいプレス力でしか使用可能でない。
特許文献2において、ロータリープレスの上側加圧ローラー及び下側加圧ローラーが、円柱状に構成されるガイドピラーに取り付けられ、上側加圧ローラーと下側加圧ローラーとが互いに調整可能である加圧ローラーステーションが記載されている。特許文献2に記載の加圧ローラーステーションによれば、フレーム全体による騒音公害の発生及びプレス力の散逸がそのようにして解決されるが、これによって新たな問題が生じている。特許文献2に記載の加圧ローラーステーションの場合、加圧ローラーステーションの円柱状のガイドピラーが、円柱状の閉鎖した外壁を有することが不都合である。これは、医薬品部門に適用可能な衛生上の要件に関しては歓迎されるが、ガイドプロファイルの内部に配置される構成部品のメンテナンス、又は不良の場合に交換が必要となっている構成部品の交換を委託される技術者は、加圧ローラーステーションの全体をロータリープレスから分解しなければならないという問題に直面する。加圧ローラーステーションの総重量は通常500 kgの域にあるので、これは、この目的で特別に作製される吊上げ装置を使用する場合にしか可能でない。そのため、ロータリー式打錠機(rotary tablet press)のダウンタイムが発生し、人員は拘束される。
特許文献2に記載の上側加圧ローラーレセプタクル及び下側加圧ローラーレセプタクルの摺動ガイドは、製造公差によって確立される構成部品の相互の遊びを有することが更にわかっている。この遊びは、ロータリー式打錠機の組立て後に補正することはもはや不可能である。
特許文献3において、とりわけ錠剤、ゲルカプセル等を製造するのに使用される医薬品用金型を製造するシステム、方法及び装置が記載されている。医薬品用金型を製造する方法を実行することが可能な個々のモジュールが、この引用文献に開示されている。米国特許第2000/072799号に開示されている加圧フレームの場合、そのガイドプロファイルが開放して実現されていないことと、上側加圧ローラーレセプタクル及び下側加圧ローラーレセプタクルが互いに調整可能であるように実現されていないこととが不都合である。
米国特許第2846723号は、少なくとも2つの異なる錠剤化機能が履行可能な手段をもつ回転式錠剤プレスを開示し、そこでは、プレシャーローラーのワンペアー以上が使用される。米国特許第2846723号は、スパイラル型のヘリカルスプリングが使われるオーバーロード保護手段を開示する。
特許文献4において、再現性のある加圧動作及び取出し動作をシミュレートすることができるプレスが開示されている。ここでは、プレスラムは、交換可能な加圧ローラーによって移動される。しかしながら、特許文献4に開示されているプレスの場合、加圧ローラーは、共通の加圧ローラーステーションに配置されるようになっていない。
特許文献5において、プレスラムの移動を可能にする2つの加圧ローラーが存在するロータリープレスが開示されている。特許文献5では、2つの加圧ローラーの取付けは、それぞれ打錠機の下側ベース領域又は上側ルーフ領域において互いに別々に行われる。
特許文献6において、スピンドル上のブレーキを監視する方法及び装置が開示されている。ここでは、スピンドルは、モーター、例えば電気モーターによって駆動される。
特許文献7において、保持装置によってマウント装置に解除可能に締結される少なくとも1つの加圧ローラーユニットを備えるロータリープレスが開示されている。
米国特許第3,891,375号 独国特許第19705092号 米国特許出願公開第2000/0072799号 国際公開第99/33624号 英国特許第842189号 欧州特許出願公開第1354694号 国際公開第2010/127861号
したがって、本発明は、従来技術の欠点及び不都合点を有せず、さらには、メンテナンス又は交換を必要とする加圧ローラーステーションの構成部品に対するアクセス性の向上を保証する加圧ローラーステーションを提供するという目的に基づくものである。
この目的は、主請求項の特徴部によって達成される。本発明の更なる設計実施形態は、従属請求項に記載されている。
本発明によれば、上記目的は、加圧ローラーを受ける2つの加圧ローラー軸を備える、ロータリープレスの加圧ローラーステーションによって達成される。加圧ローラーステーションのガイドプロファイルは開放して設計され、加圧ローラー軸は、ガイドプロファイルによってガイドされる互いに調整可能な上側加圧ローラーレセプタクル及び下側加圧ローラーレセプタクル上に配置される。加圧ローラー軸は、ガイドプロファイルの2つの側部に対して平行に配置されるようになっている。それにより、大きいプレス力を吸収するように使用可能な加圧ローラーステーションが得られることが有利である。上記加圧ローラーステーションの開放ガイドプロファイルは、極めて安定した設計とすることが可能であり、機械のフレームによってプレス力プロファイルが伝わることが回避される。さらに、上側加圧ローラーレセプタクル及び下側加圧ローラーレセプタクルは、互いに独立して調整することができるだけでなく、合同して調整することもできることが有利である。ここでは、一定の相互距離を置いて2つの加圧ローラーレセプタクルを平行に調整することにより、プレスゾーンの非常に簡単な調整が可能になる。すなわち、粉末状のプレス材料のプレスが実行されるダイ穴内の領域を変更することができ、ダイスリーブの内側の全ての領域が通過され、その全ての領域が均一に応力を受けて摩耗することが有利である。このようにして、全く驚くべきことに、予期しない程度まで不釣り合いなほどダイの耐用寿命を延ばすことができるようになった。
他の用途の場合では、下側加圧ローラーレセプタクルは、上側加圧ローラーレセプタクルに対して調整されることが好ましい場合もある。それにより、驚くべきことに、製造される錠剤のウェブ高さの調整に関して、特に精密かつ作業者フレンドリーな可能形態がもたらされ、そのため、錠剤厚さの特に精密な設定が可能になる。
いくつかの従来のロータリープレスの場合、上側加圧ローラー及び/又は下側加圧ローラーの調整は、偏心シャフトによって行われる。ここでは、これらの2つの加圧ローラーは、2つの偏心シャフトの1つの規定位置においてのみ、直線状に重なる。この動作位置では、上側ラムヘッド及び下側ラムヘッドは、通常この加圧ローラー対の上死点及び下死点を同時に通過し、ダイ穴に配置されているプレス材料に、一定の圧力保持時間でプレス工具により上方及び下方から同じプレス力を印加するようになっている。このとき、上側ラムの押込み深さを増大させるように、偏心シャフトを右下方又は左下方に回転させることによって上側加圧ローラーの位置を調整する場合、下側加圧ローラーの以前の位置に対する上側加圧ローラーの上死点は中心軸の右側又は左側に移動する。そのため、上側ラムヘッド及び下側ラムヘッドのプラトーがローラー対を同時に通過しないので、ダイ穴内のプレス材料に対するプレス力動作は短縮及びひいては低減され、製造される錠剤の硬さに悪影響を及ぼす。
本発明に係る加圧ローラーピラーの設計実施形態の場合、上側加圧ローラーマウント及び下側加圧ローラーマウント並びにガイドは、軸方向に平行にガイドされることが好ましい。したがって、上側加圧ローラー及び下側加圧ローラーの頂点が、加圧ローラーの全ての考えられる調整の場合に通常は同じ軸線上に位置することと、こうして一定の圧力保持時間が常にプレス材料に印加されることとが保証され、そのため、最適な打錠結果が得られる。
本発明に関して、「開放ガイドプロファイル」という用語は、加圧ローラーステーションの内部構造を指す。プロファイルの少なくとも1つの側における内部構造が、完全には閉鎖していない側面、したがって開放構造又は開口を有する場合、プロファイルは開放している。本発明に関して、例えば直方体又は円柱が閉鎖プロファイルである。特に、本発明の開放ガイドプロファイルは、円柱状であるように構成されないとともに円形のフットプリントを有しない。
さらに、本発明によれば、加圧ローラー軸が平行に配置されるようになっている。これは、加圧ローラー軸がガイドプロファイルの2つの側部に対して略平行に配置されるようになっていることを意味する。当業者であれば、「略平行」という文言が上述したような製造に関する公差に言及していることがわかる。ガイドプロファイルに対してそれぞれ平行又は略平行に延びる加圧ローラー軸を備えるガイドプロファイルの設計実施形態の場合に、驚くほど大きいプレス力を確実に吸収することができることが実証されている。これにより、本発明に係るロータリープレスの特に静かで驚くほど騒音が低減された動作が保証される。
本発明に関して、「略」、又はそれぞれ「略平行」若しくは「略直角」という用語は、好ましくは、製造プロセス、例えば溶接作業、フライス加工作業、及び/又は中ぐり作業によって平行関係又は直角からの少しの逸脱が生じてもよいことを意味する。機械工学部門の当業者であれば、このように述べられる構成部品を依然として平行又は直角であるとみなすであろう。平行関係からの逸脱は、それぞれ機械の使用又は動作によって引き起こされる場合もある。打錠機の構築経験を有する機械工学の当業者であれば、通常の製造公差によるこのような逸脱がどの程度の大きさであり得るかがわかり、したがって、当業者は、依然としてその組立体を平行であるとみなすであろう。
1つの好ましい実施形態において、2つの側部は、互いに平行に配置され、連結部に接続可能であるようになっている。側部と連結部との内角は直角である。当業者であれば、「平行」という文言は、90度の角度からの少しの逸脱をその意味に含むこともできること、及びそれらの逸脱の大きさがどの程度であり得るかがわかる。本発明の全般的な文脈における当業者であれば、好ましくは「直角」という用語を「直角」又は「略直角」として理解する。平行関係に関する「略」という文言に関してなされた注釈が同様に適用される。
このように、ガイドプロファイルは、本発明に関して開放ガイドプロファイルである。本発明に関して、加圧ローラーステーションの残りの構成部品は、開放ガイドプロファイルの側部及び連結部に配置されるようになっていることが好ましい。ガイドプロファイルの開放構造により、加圧ローラーステーションは、メンテナンス及び交換を必要とする加圧ローラーステーションの全ての構成部品に対する驚くほど良好なアクセス性と、高い安定性及び予想外の高い曲げ剛性とを有する。
加圧ローラーステーションの構成部品が、例えば交換又は点検を必要とする場合、加圧ローラーステーション全体をロータリープレスから分解することなく、開放ガイドプロファイルを通してこの交換プロセス又はメンテナンスプロセスが可能であることが好ましい。現在まで、このためには特別な吊上げ装置が必要であった。全く驚くべきことに、本発明によれば、交換プロセス又はメンテナンスプロセスの場合に加圧ローラーステーションをロータリープレス内に留めておくことができると考えられる、開放ガイドプロファイルを備える加圧ローラーステーションを提供することができるようになった。それにより、かなりの人員投資及び費用投資が回避され、上述のプロセスに必要なロータリープレスのダウンタイムを驚くべき程度まで短縮することができる。
さらに、加圧ローラーステーションの開放ガイドプロファイルの構成部品はフライス加工によって製造することができ、これにより、構成部品の精密度が特に高くなる。開放ガイドプロファイルの2つの側部は、加圧ローラーステーションのハウジングの右側面及び左側面を形成することが好ましい。2つの側部を相互接続する連結部は、これらの3つの部分が平面図で見ると大文字の「H」の形状をなすように、側部間の中央に配置されるようになっていることが好ましい。「H」の2つの開口のうちの一方がローターに面する一方で、「H」の第2の開口が加圧ローラーステーションのローターから離れる方を向く側であって、本発明に関して好ましくは加圧ローラーステーションの後側部と称される側に位置することが好ましい。このように述べられる加圧ローラーステーション内での開放ガイドプロファイルの好ましい配置により、ロータリープレス内での加圧ローラーステーションの驚くべき省空間構成が可能になり、それにより、得られるロータリープレスを特にコンパクトに設計することができる。そのため、例えばロータリープレスの輸送において又は例えば複数のロータリープレスを機械置き場にセットアップする場合に、体積が節減されることが有利である。
特に、ガイドプロファイルの形状は、好ましくは箱状と称することができ、2つの側部と連結部との内角は略直角である。しかし、側部と連結部との内角は、90度よりも小さいか又は大きい角度であることが好ましい場合もある。本発明に関して、このような角度は、「略直角」と称される。
ガイドプロファイルの外形の設計は、組立て、メンテナンス及び点検に関して利点がある開放構造が形成されるように行われることが好ましい。これは、従来技術に記載される閉鎖構成形態から逸脱するものである。基本的に、従来技術において知られている加圧ローラーステーションは、「裏返される」ことが有利であった。このようにして、例えば加圧ローラーステーションの駆動機構及びガイド又は移動距離測定システム等の他の構成部品は、加圧ローラーステーションを完全に分解することを必要とせずに、問題解決及び修理のために外側から驚くほど容易にアクセス可能となる。
本発明の1つの更なる好ましい実施形態において、加圧ローラーレセプタクルは、開放ガイドプロファイルに取り付けられる。加圧ローラーレセプタクルは、加圧ローラーを受ける役割を果たす。加圧ローラーレセプタクルを加圧ローラーステーションのガイドプロファイル内に取り付けることにより、プレスプロセス中に発生するプレス力が、ガイドプロファイルによって吸収され、振動から隔離されたロータリー式打錠機の支持プレート上に下方へ散逸されることが好ましい。それにより、プレスプロセス中に打錠機のフレーム全体がプレス力に曝されることが回避される。これにより、あまりかさばらない設計実施形態のベースが可能になると同時に、材料が節減される。さらに、ヘッドプレート、コーナー連結部及びベース等のフレームの構成部品は、加振されて、周波数が可聴域にある場合に騒音公害につながり得るように振動することがない。
本発明の更なる設計実施形態において、上側加圧ローラーレセプタクルには、開放ガイドプロファイルに係合する上側調整用駆動機構が設けられ、下側加圧ローラーレセプタクルには、レセプタクル及び過負荷保護装置を使用して下側調整用駆動機構が設けられる。この下側調整用駆動機構は、上側加圧ローラーレセプタクルに取り付けられ、上側加圧ローラーレセプタクルに係合する。このように、レセプタクルは、上側加圧ローラーレセプタクルと下側加圧ローラーレセプタクルとの間の連結具をなすことが好ましい。レセプタクルが、過負荷保護装置と、下側調整用駆動機構と、スピンドルのマウントとを備えるようになっていることが好ましい。したがって、上側加圧ローラーレセプタクルと下側加圧ローラーレセプタクルとは、直接相互作用するのではなく、スピンドルによって相互接続されることが好ましい。2つの加圧ローラーレセプタクルを相互接続するスピンドルは、移動及び大きい張力を伝達することができることが有利である、台形ねじ付きのスピンドルであることが好ましい。スピンドルは、上記レセプタクル上に取り付けられることが好ましく、このレセプタクルには、過負荷保護装置も締結される。
本発明の1つの更なる好ましい実施形態において、下側加圧ローラーレセプタクルは、過負荷保護装置を使用して力嵌めによってレセプタクルに接続される。本発明に関して、スピンドルを調整する場合、下側加圧ローラーレセプタクル及びレセプタクルは、この下側加圧ローラーレセプタクル及びレセプタクルが好ましくは連続的な部分を形成し、合同して移動することができるように、集合的に変位されることが好ましい。
構造に関して、上側加圧ローラーレセプタクル、レセプタクル及び下側加圧ローラーレセプタクルは、共通の1つの摺動ガイド面上に連なって配置されるようになっていることが好ましい。上記レセプタクルは、例えば共通の摺動ガイド面上でスライドのように摺動する。本発明に係る加圧ローラーステーションは、特に構造に関して調整可能な遊びを有するように実現される摺動マウントとして平坦なガイドを備えることが好ましい。ガイドの遊びが最小限であるので、加圧ローラーレセプタクルのガイド精度、ひいては加圧ローラーの位置決め精度が驚くべき程度まで向上される。
ダイへの上側加圧ラムの押込み深さは、上側調整用駆動機構によって有利に調節可能であることが好ましい。製造される錠剤のウェブ厚さは、下側調整用駆動機構の助けによって制御されることが好ましい。ダイディスクのダイにおいて、ロータリープレスの上側ラム及び下側ラムは、ラム間に配置されプレスされる粉末状の材料から錠剤がプレス成形されるように相互作用する。ここでは、上側ラムの下側部及び下側ラムの上側部は、これらのラム間に、錠剤の形状に略対応する形状のキャビティが存在するような形状になっている。ここでは、上側ラム及び下側ラムは、プレス作業中に上側ラム及び下側ラムが互いに接触しないように、ラジアルカム及びレールによって常にガイドされる。しかしながら、プレス工具は大きいプレス力によって損傷する可能性がある。したがって、プレスされる粉末状の材料がラム間に常に配置されるようになっている。多くの場合、錠剤は、外周部よりも中央領域において厚さが大きい。この厚さは、外周部に向かって減少することができるが、ゼロの値はとらない。なぜなら、ゼロの値をとることは、上側ラムと下側ラムとの間の望ましくない接触が起こることを意味するからである。錠剤は、その外周部において、ウェブ高さ又は厚さと称される厚さを有することが好ましい。本発明の1つの好ましい実施形態において、このウェブ高さ又はウェブ厚さは、下側調整用駆動機構によって非常に正確に設定することができる。上側調整用駆動機構の位置を考慮しながら下側調整用駆動機構によってウェブ厚さを設定することにより、プレス工具間の望ましくない接触が特に確実に回避されることが適用試験によって実証されている。
本発明に関して、過負荷保護装置は、例えば2つの加圧ローラー間に作用するプレス力が事前に確立された値を超える場合であって、かつ超えるとき、ロータリー式打錠機内の工具を保護する装置であることが好ましい。本発明に関して、この事前に確立された値は、付勢力と称されることが好ましい。
本発明の1つの更なる好ましい実施形態において、加圧ローラーステーションの過負荷保護装置は、機械的な過負荷保護装置であり、調節可能かつ張力付与可能な皿ばねを備える。皿ばねによる好ましい機械的な設計実施形態の過負荷保護装置は、過負荷保護装置の最初の使用前に、準備されるロータリープレス内の条件に合わせて一度だけ設定すればよい過負荷保護装置を可能にする。一方で、例えば、別のタイプの錠剤を製造するか又はプレス工具を交換する場合に、過負荷保護装置をプレスプロセスの実際の要件に合わせて設定することが好ましい場合もある。
本発明に関して、「皿ばね」という用語は、特に軸方向に応力を受けることが可能であるとともに、例えば静的にも動的にも応力を受けることができる円錐形の環状プレートを指すことが好ましい。皿ばねを機械的な過負荷保護装置の構成部品として使用することは、皿ばねが、特に利用可能な空間が小さい場合にロータリープレスにおいて発生するような大きいプレス力を吸収することができ、また長い耐用寿命を特徴とするので、特に有利である。個々の皿ばね及び皿ばね群の好適な積層及び配列によって、驚くほど良好なばね作用を得ることができる。
本発明の1つの更なる好ましい実施形態において、過負荷保護装置は、油圧式に動作する過負荷保護装置とすることもできる。これは、工具取替えの際、過負荷保護装置が実際に使用される工具の最大許容負荷に合わせて迅速に設定されるべき場合であって、かつ設定されるべきであるとき、特に有利である。
本発明の1つの更なる好ましい設計実施形態において、上側加圧ローラーレセプタクル及び下側加圧ローラーレセプタクルは、支持遊びを最小限にするように調節可能かつ交換可能な摺動ガイドを備える。本発明に関して、「遊び」という用語は、機械的な構成部品が組立て後に自由に移動することができる自由運動空間として理解されることが好ましい。全く驚くべきことに、従来技術から逸脱して、組立て中に本発明に係る加圧ローラーステーションの摺動ガイド内の遊びを調節可能な加圧ローラーステーションが提供されることになった。これは、従来技術において記載されている加圧ローラーステーションの場合は可能でない。むしろ、当該技術分野では、加圧ローラーステーションの場合、遊びは専ら製造の精度によって予め決まるものであり、組立て後に補正することは可能でないと現在まで考えられてきた。本発明に関して、本発明に係る開放ガイドプロファイルを使用すること、及びこれに関連して加圧ローラーステーション内で旋削加工ではなくフライス加工された構成部品を使用することができる(フライス加工された構成部品は特に、驚くほど高い製造精度を有する)ことにより、摺動ガイドの驚くべき設定性が可能になることが好ましい。
加圧ローラーレセプタクルのガイドは、スライドストリップの形態の摺動ガイドによって行われることが好ましい。本発明に関して、スライドストリップという用語は、摺動コーティングが有利に施されている水平な薄く細長い構成部品を指すことが好ましい。当業者であれば、表面を構成する材料、又は確実な摺動を可能にするために表面がどのように改質若しくは処理されるかがわかる。
本発明に係る加圧ローラーステーションの更なる利点は、ガイドプロファイルの開放構成によって特に単純にガイドストリップを交換可能であることにある。摩耗のためにガイドストリップを交換する場合、加圧ローラーステーション全体を分解することなく、その影響を受けたガイドストリップを交換するだけでよいことが有利である。したがって、例えばガイドストリップ等の摩耗しやすい構成部品の交換は、驚くほど単純、迅速、かつ費用効果的に行うことが可能である。
本発明の1つの更なる好ましい実施形態において、開放ガイドプロファイルは前側部及び後側部を有し、前側部は、ガイドプロファイルのローターに面する側をなし、ガイドプロファイルの前側部及び後側部にはクラッディングパネルが設けられる。本発明に係る加圧ローラーステーションは、平面図で見ると大文字の「H」をなす開放ガイドプロファイルを備えることが好ましい。ここでは、加圧ローラーステーションのハウジングの側面は、ガイドプロファイルの側部によって形成されることが好ましい。ガイドプロファイルの前側部は、ロータリープレスのローターに面し、特に加圧ローラーを含むことが好ましい。ガイドプロファイルの後側部は、前側部に対して略平行であるように、ロータリープレスのローターから離れる方を向く側に配置されることが好ましい。
医薬品部門に適用される衛生上の要件を満たすように加圧ローラーステーションの開放ガイドプロファイルを閉鎖するために、ガイドプロファイルの前側部及び後側部には、例えば専用のシールプロファイルを設けることができるクラッディングパネルが設けられることが好ましい。
本発明に関して、クラッディングパネルは、好ましくはステンレス鋼製の略矩形で薄く平坦かつ水平な金属プレートであり、その周縁部には、例えば、クラッディングパネルを特に加圧ローラーステーションのハウジングに接続する穴が設けられることが好ましい。
上記クラッディングパネルは、接続手段、例えばねじによって加圧ローラーステーションのハウジングに取り付けられることが好ましい。金属製の接続手段としてのねじは、例えば超音波浴において容易に洗浄可能であり、したがって、医薬品工場における構成部品に設定される高い要件を満たすことが有利である。一方で、これに限定されることなく、両面接着テープ、フックアンドループ締結具、及び/又は磁気ストリップ等の代替的な接続手段も、他の用途のために想定可能である。特に接続手段としてのねじの使用は、クラッディングパネルを特に単純に加圧ローラーステーションから解除及び除去することを可能にし、それにより、加圧ローラーステーションの内部構成部品は、驚くほど容易にアクセス可能になる。これは、加圧ローラーステーションの構成部品の作業者フレンドリーなメンテナンス若しくは修理、又は点検措置の容易な実行、又は摩耗した若しくは不良な構成部品の交換に関して有利である。従来技術において記載されている打錠機とは異なり、加圧ローラーステーション全体を分解する必要はもはやなく、むしろ、例えば接続手段を解除することによってクラッディングパネルを除去し、それにより、加圧ローラーステーションの内部構成部品がアクセス可能になることが有利である。本発明に係る加圧ローラーステーションに対する上述した作業は、本発明に係る加圧ローラーステーションの内側領域のアクセス性の向上によってより迅速に行うことができ、また特別に訓練された技能者の存在の必要度が下がることが有利である。本発明の重要な利点は、ロータリープレスのダウンタイム及びそのために必要な人員投資を驚くべき程度まで低減可能になったことにある。
本発明の1つの更なる実施形態において、加圧ローラーステーションのガイドプロファイルは、その下側部にエアクッションを備える。本発明に係る加圧ローラーステーションの下側部においてエアクッションを使用することにより、ガイドプロファイルと支持プレートとの間の摩擦力が驚くべき程度まで低減し、それにより、ロータリープレスの支持プレート上での加圧ローラーステーションの特に確実な運動性能が可能になる。したがって、現在まで加圧ローラーステーションの重量による物理的な応力のために一定の作業者を排除してきた加圧ローラーステーションの再配置作業を、ここではそれらの作業者によっても行うことができ、それにより、人員採用及び人員計画が大幅に容易になる。
加圧ローラーステーションは、完全な組立て状態では、ロータリープレスの駆動ベースの上側末端部をなす支持プレートに取り付けられることが好ましい。ここでは、加圧ローラーステーションは、締結用フランジによって中央張力付与ユニットに接続される、及び/又は、好ましくはねじである接続手段によって、加圧ローラーステーションのガイドプロファイルの周縁部に沿って振動から隔離された支持プレートに接続されることが好ましい。本発明に関して、ベースの床側の下側末端部は、ベースプレートと称されることが好ましく、その一方で、支持プレートは、ベースの上側末端部を形成することが好ましい。
点検の場合、又は例えばロータリー式打錠機を使用して別のタイプの錠剤を製造する場合、加圧ローラーステーションはベースプレート上で移動され、別の位置に動かすことが必要となる場合がある。加圧ローラーステーションの数百キログラムもある質量のために、これを実現するには専ら困難が伴う。この移動作業を容易にするために、好ましい一実施形態における本発明に係る加圧ローラーステーションは、この加圧ローラーステーションの下側部に、ガイドピラーと支持プレートとの間の摩擦力を低減するエアクッションを備える。本発明に関して、加圧ローラーステーションの下側部と支持プレートとの間に圧縮空気によってエアクッションが生成されることが好ましい。それにより、加圧ローラーステーションは、驚くほど僅かな力によって、ほとんど摩擦を起こすことなく、ベースプレート上で例えば水平方向に、手動で有利に移動させることができることが好ましい。
エアクッションは、点検又は別の構成に変更する目的で加圧ローラーステーションを手動で移動させる必要がある場合にのみ作動されることが好ましい。特に、エアクッションは、加圧ローラーステーションを持ち上げない。そうではなく、圧縮空気の上方に作用する力は、ベースプレート上での加圧ローラーステーションの重量によって生じる摩擦力を最小限にするような大きさである。
エアクッションは、好ましくは加圧ローラーステーションの下側部にある平坦なキャビティが空気圧によって満たされることで生成される。このキャビティは、1 mm〜2 mmの高さであることが好ましく、加圧ローラーステーションのガイドプロファイルのフットプリントの寸法に対応することが好ましい。エアクッションを生成する圧力は、2バール〜4バールの範囲にあることが好ましく、ロータリープレスの空圧設備の減圧バルブによって提供されることが好ましい。エアクッションの蓄積中にキャビティの側部から空気が漏れることができないようにするために、キャビティをベースプレートに対して有利にシールするシールが、キャビティの周りを囲むように配置されることが好ましい。エアクッションは、圧力ホースを結合することによって恒久的に接続又は一時的に接続することができる。圧縮空気の供給は、駆動ベースの支持プレートによって行われることが好ましい。本発明に関して、加圧ローラーステーションが製造位置において張力付与されるか又はねじ締めされる場合、圧力の供給はオフに切り替えられることが好ましい。エアクッションを作動する前に、中央張力付与装置による自動的な張力付与又は加圧ローラーステーションのねじ締結は解除される必要があり、この場合、それによりエアクッションの安全な使用がもたらされることが好ましい。
本発明の1つの更なる設計実施形態において、加圧ローラーステーションが、プレス力を測定するセンサーを備える。このために、加圧ローラー軸には、プレス力を判定するために歪みゲージ(複数の場合もある)が備えられることが好ましい。本発明に関して、歪みゲージは、伸長変形及び/又は圧縮変形を検出する測定設備であることが好ましい。上記歪みゲージは、少しの変形の場合でもその電気抵抗を変化させることが好ましく、このため、歪みセンサーとして特に好適である。上記歪みゲージは、当業者には既知の好適な方法で、応力下で最小限の程度だけ変形する構成部品に取り付けられることが好ましい。このような変形又は伸長により、歪みゲージの抵抗が変化することが有利である。1つの特に好ましい実施形態において、本発明に係る加圧ローラーステーションにおける下側加圧ローラー軸にそのような歪みゲージが設けられる。一方で、上側加圧ローラー軸又は双方の加圧ローラー軸に歪みゲージを設けることが好ましい場合もある。歪みゲージは、段階的に20 kN〜100 kNの範囲の力をカバーすることが好ましい。
本発明の1つの更なる実施形態において、加圧ローラーステーションは、開放ガイドプロファイルの鉛直点の周りに変位可能、枢動可能及び/又はであるように支持プレート上に搭載される。ここでの回転中心は、必然ではないが、開放ガイドプロファイルの対角線の交点であることが好ましい。例えば、回転中心は、ガイドプロファイルの締結面に横方向に配置される固定点としてもよい。
少なくとも1つの加圧ローラーステーションの枢動は、腕力によって手動で、また自動化された方法で行うことができることが好ましい。手動で動かす場合、加圧ローラーステーションは、直接把持されるように有利に回転されるか、又はハンドルが使用されることが好ましい。
1つの更なる態様において、本発明は、本発明に係る加圧ローラーステーションの使用に関する。ここでは、過負荷保護装置の皿ばねは、付勢力により、加圧ローラーレセプタクル間に作用するプレス力が付勢力を超える場合であって、かつ超えるとき、下側加圧ローラーレセプタクルがレセプタクルから解放されるように設定される。
本発明に関して、付勢力は、積層された皿ばねによって生成されることが好ましい。これらの皿ばねは、コンパクトかつ強固に構成されることが好ましく、例えば利用可能な設置空間内で150 kNまでの付勢力を保証するのに好適である。過負荷保護装置が反作用する場合に付勢力及び要求される持上げ力を増大させるために、ばねの積層及び配列が必要となる。過負荷保護装置は、プレス力が設定した付勢力を下回るように減少する場合であって、かつ減少するとき、自動的にその初期位置に戻ることが好ましい。下側加圧ローラーレセプタクルとレセプタクルとの間の力嵌め接続は、過負荷保護装置を形成する皿ばねのばね力によって有利に形成されることが好ましい。
例えば、上側ラム及び下側ラムが相互作用し、この相互作用によってプレスが行われるロータリープレスのダイ内に、更に圧縮することができないプレス材料(pressings)のプレス残りが存在する場合の、いわゆる「オーバープレス(overpressings:過剰プレス)」に際して、付勢力の超過が発生する。さらに、過負荷保護装置は、例えば過剰に充填されたダイによって引き起こされる場合もある。加圧ローラーのプレス作業及び相互の位置決めは、充填高さと、プレスされる質量の特徴、特にそのかさ密度及び圧縮率とに適合されることが好ましい。オーバープレスの場合、プレス力は急激に増大し、工具及び加圧ローラーステーションを損傷し得る。
プレス力がばね付勢力若しくは過負荷保護装置の付勢力にそれぞれ達するか又はそれを超える場合であって、かつ達するか又は超えるとき、下側加圧ローラーレセプタクルは下方に変位し、レセプタクルから解放されることが好ましい。したがって、上側加圧ローラーと下側加圧ローラーとの間の間隔が有利に拡大し、プレス力が、過負荷保護装置の設定されたばね付勢力を超えることができなくなる。本発明に関して、プレス力が再び減少すると、下側加圧ローラーレセプタクルが力嵌めによって再びレセプタクル上に支持されることが好ましい。製造される錠剤のウェブ高さが下側調整用駆動機構によって設定される場合であって、かつ設定されるとき、下側加圧ローラーレセプタクル及びレセプタクルは、プレス力が付勢力の値よりも低い限り、過負荷保護装置の皿ばねのばね力によって実現される力嵌め接続によって、連続的な部分として移動することが好ましい。
本発明の1つの更なる好ましい実施形態において、付勢力は、最大100 kN、好ましくは最大125 kN、特に好ましくは最大150 kNである。全く驚くべきことに、従来技術から逸脱する、上述の大きさの付勢力を提供する十分な空間を有する過負荷保護装置が新たに配置されるコンパクトな構成のロータリープレスを提供することができるようになった。
本発明の1つの更なる好ましい実施形態において、過負荷保護装置は、プレス力が付勢力を超える場合であって、かつ超えるとき、又は調節可能な数のそのような事象の発生後に、ロータリープレスをオフに切り替える安全スイッチを備える。打錠機に設定されるプログラム及び要件に応じて迅速に又は調節可能な数のオーバープレス事象の発生後に、プレスプロセスが停止されることが好ましい。ロータリー式打錠機のダイ内に、更に圧縮することができない例えばプレスされる錠剤粉末のプレス残りが残っている際に引き起こされるオーバープレスの場合に、このような事象が発生する。さらに、例えば、ウェブ高さがあまりに低く設定されているダイに、プレスされる錠剤粉末があまりに大量に充填される場合であって、かつ充填されるとき、オーバープレスが引き起こされる場合がある。
スイッチは、好ましくは近接イニシエーター(proximity initiator)とすることができる。近接イニシエーターとは、接近すると反応するセンサー、すなわち直接接触せずに非接触式に反応するセンサーである。一方で、スイッチは、マイクロスイッチ又は光学センサーとすることが好ましい場合もある。当業者であれば、他のどのタイプのスイッチを過負荷保護装置に使用することができるかがわかる。
加圧ローラーのプレス作業及び相互位置は、錠剤粉末の充填高さと、プレスされる質量の性質、例えばかさ密度及び圧縮率とに適合されることが好ましい。オーバープレスが発生すると、その急激に増大するプレス力によってプレス工具及び加圧ローラーステーションを損傷する可能性がある。加工される錠剤材料に応じて、打錠機は、オーバープレス事象が一回発生した場合にオフに切り替えることが好ましい場合もある。一方で、他の場合では、打錠機は、好ましくは予め確立した数のオーバープレス事象の発生後にのみ停止することもできる。これは、経験により、また粉末構造に基づき、プレスされた錠剤粉末の残りが、例えば自動的に再びダイから放出される場合に指示することができる。製造プロセスの特定の要件に合わせてプログラムし、したがってそれらの要件に適合させることができるスイッチを、過負荷保護装置の作動の電気的な監視に使用することにより、過負荷保護装置の特に柔軟な使用が保証される。
本発明の1つの更なる実施形態において、加圧ローラーステーションは、移動距離を測定する少なくとも1つのセンサーを備える。加圧ローラーステーションは、例えば1つ又は2つのセンサーを備えてもよい。
移動距離を測定するセンサー、すなわち移動距離測定システムは、特に測定値を連続的に記録する移動長さ測定システムであることが好ましい。当業者であれば、精度が高く、再現性及び直線性が優れている移動距離測定システムを使用することができること、及び、そのような移動距離測定システムを、非接触式測定、接触式測定、磁気式測定、光学式測定、又は誘電式測定の群から選択することができることがわかる。
加圧ローラーステーションの開放ガイドプロファイルはクラッディングパネルによって終端するので、クラッディングパネルを除去することによって外側から、特に移動距離を測定するセンサー及び調整用駆動機構に、スピンドル等のその伝達部材と一緒に容易にアクセスすることができるようになり、点検又は組立ての場合に加圧ローラーステーション全体を交換する必要なく単純に交換することができることが好ましい。
ガイドプロファイルの前側部及び後側部上のクラッディングパネルを除去した後、移動距離測定システムの機能性を確認し、電気的な接続部を検査及び/又は交換することが可能であることが好ましい。さらに、加圧ローラーステーション全体を分解することなく、押込み深さ及びウェブ厚さを調整する調整用駆動機構のモーター及びギアボックスが検査及び交換されることが好ましい。さらに、押込み深さ及びウェブ厚さを調整するスピンドル並びに上側加圧ローラー軸及び下側加圧ローラー軸を加圧ローラーと一緒に交換することも可能であることが有利である。
本発明の1つの更なる設計実施形態において、押込み深さを調整する上側調整用駆動機構は、上側調整用駆動機構に形状嵌め及び/又は力嵌めによって接続されるスピンドルと、作動される場合にスピンドルを調整用駆動機構のハウジングに対して遮断する解除可能なブレーキ装置とを備える。この遮断により、上側加圧ローラーレセプタクルと上側調整用駆動機構との間の力の流れが有利に遮られ、そのため、驚くほど大きい制動作用が達成される。
本発明の1つの更なる実施形態において、ウェブ厚さを設定する下側調整用駆動機構は、下側調整用駆動機構に形状嵌め及び/又は力嵌めによって接続されるスピンドルと、作動される場合にスピンドルをレセプタクルに対して遮断するブレーキ装置とを備える。それにより、下側加圧ローラーレセプタクルと下側調整用駆動機構との間の力の流れが有利に遮られ、ここでのブレーキ装置も、非常に大きい遮断作用を与える。
従来技術では、無張力状態の駆動機構を抑制するブレーキ装置は、それぞれのモーターにかかる力の流れのそれぞれの終点において有効となる。驚くべきことに、本発明に係る加圧ローラーステーションでは、ブレーキ装置は、力伝達部材であるスピンドル上に直接効果を与えるように配置することができるようになり、現在まで当該技術分野で考慮されていなかった従来技術からの逸脱をなす。したがって、本発明に係る加圧ローラーステーションの場合、ブレーキ装置は、ウェブ高さ及び押込み深さを設定するスピンドル上に直接配置されることが好ましい。このように、驚くべきことに制動作用の伝達経路が長くなることが回避され、加圧ローラーが互いに離れようとする場合に、スピンドルを抑制することにより特に効果的にスピンドルの回転運動が阻止される。
本発明に係る加圧ローラーステーションの内部構成部品の設計実施形態によって、モーター及びギアボックスは、上側加圧ローラーレセプタクル及び下側加圧ローラーレセプタクルの調整時に、プレスプロセス中のプレス力に反作用するだけでよい。調整作業の完了後は、ブレーキ位置においてモーター及びギアボックスを再びトルク及び力を受けないように切り替え、したがってプレス力及びプレス力の変動に晒されないようにすることが有利である。
ブレーキ装置は、形状嵌め及び力嵌めの双方によって実現することができることが好ましい。作動状態の解除可能なブレーキ装置はそれぞれの調整用駆動機構の調整動作を行うために開放されるのに対し、張力又は圧力を受けていない非作動状態のこのブレーキ装置は制動されることが好ましい。
本発明の1つの更なる実施形態において、ブレーキ装置の作動は、電気、空気及び/又は油圧によって行われる。ブレーキ装置の作動は空気によって行われることが好ましい。しかし、電気的又は油圧式の作動が行われることが好ましい場合もある。驚くべきことに、ブレーキ装置が力伝達部材に対して直接効果を与え、モーター及びギアボックスの背後に配置されるようになっている必要がないように、それぞれの自動動作ブレーキの作動を加圧ローラーステーションにおいて利用することができるようになった。
以下の例示的な実施形態及び添付の図面を用いて、本発明をより詳細に記載する。
加圧ローラーステーションの好ましい一実施形態の長手方向の断面図である。 加圧ローラーステーションの好ましい一実施形態の長手方向の断面図であって、移動距離及びプレス力を測定するセンサーの位置が示されている。 加圧ローラーステーションの好ましい一実施形態の側面図である。 加圧ローラーステーションの好ましい一実施形態の平面図である。
図1は、本発明に係る加圧ローラーステーション100の断面図を示している。特に、加圧ローラーステーション100の前側部115と後側部116と下側部118とが示されている。ここでは、加圧ローラーステーション100の前側部115は打錠機90のローター91に面する。加圧ローラーステーション100の後側部116は、加圧ローラーステーション100の前側部115と略平行であり、打錠機90のローター91から離れる方を向くように配置される。当業者であれば、「平行」という用語は「略平行」な面も含み、「略平行」な面は、平行関係からの好ましくは6度以下、最も好ましくは3度以下の逸脱を含むことがわかる。開放ガイドプロファイル1の前側部115及び後側部116を閉鎖するクラッディングパネル96、97が更に示されている。クラッディングパネル96、97は、接続手段98、特にねじによって加圧ローラーステーション100のハウジングに締結される。図1では、例として接続手段98のうちのいくつかに符号が付されている。
図1の断面は、加圧ローラーステーション100のガイドピラー1の中心を通るものであり、そのため、開放ガイドプロファイル1の平行な側部112、113は図1では見えない。しかし、2つの側部112、113を相互接続するガイドプロファイル1の連結部114は見える。連結部114は、ガイドプロファイル1にその特定の安定性を与える。加圧ローラー40、50を受けて保持する加圧ローラーレセプタクル2、3が、ガイドピラー1のこの連結部114上に配置される。加圧ローラーレセプタクル2、3は、ガイドプロファイル1に取り付けられる。上側加圧ローラーレセプタクル2は上側摺動ガイド103を有し、下側加圧ローラーレセプタクル3は下側摺動ガイド104を有する。これらのガイド103、104によって、加圧ローラーレセプタクル2、3が共通の摺動面上で摺動するようにガイドされる。ここでは、摺動ガイド103、104は、摺動ガイド103、104の組立て時に、後の段階で補正可能な遊びを設定することを可能にする、フライス加工された高精密構成部品から構成される。2つの加圧ローラー40、50は互いに調整することができるが、これは特にスピンドル18によって行われる。それにより、ウェブ厚さを設定することができる。
加圧ローラーレセプタクル2、3は、加圧ローラー軸20によって摺動ガイド103、104に連結される。
さらに、ガイドプロファイルに係合する上側調整用駆動機構4を備える上側加圧ローラーレセプタクル2は、ガイドプロファイル1の上側領域に取り付けられる。上側調整用駆動機構4は、上側加圧ローラー40を設定し、ひいては上側加圧ローラー40が衝突する上側ラム56の押込み深さを設定するとともに、上側加圧ローラー40及び下側加圧ローラー50を集合的に、すなわち一定の間隔を置いて平行に調整する役割を果たす。それにより、ロータリー式打錠機90のプレスゾーンを設定することができる。このことは、それによってダイディスクのダイの様々な領域を選択及び標的とすることができるので有利である。そのため、プレス作業中にダイの様々な領域が応力を受けることにより、ダイの全高を使用することでダイの耐用寿命を延ばすことができる。
下側加圧ローラーレセプタクル3には、レセプタクル108及び過負荷保護装置109を使用して下側調整用駆動機構5が設けられる。この下側調整用駆動機構5は、上側加圧ローラーレセプタクル2に取り付けられ、この上側加圧ローラーレセプタクル2に係合する。ここでは、スピンドル18により、上側加圧ローラーレセプタクル2と下側加圧ローラーレセプタクル3とは直接相互作用しないようになっている。スピンドル18はレセプタクル108に取り付けられる。レセプタクル108には過負荷保護装置109も締結される。下側加圧ローラーレセプタクル3は、レセプタクル108に力嵌めによって間接的に接続される。下側加圧ローラー50の下側調整用駆動機構5は、スピンドル18とともに、上側加圧ローラー40に対してウェブ厚さを設定する役割を果たす。
ギアモーター6は、上側ラム56の押込み深さを設定する役割を果たす更なるスピンドル7と相互作用する。押込み深さを設定するブレーキ装置105及びウェブ厚さを設定するブレーキ装置107が、スピンドル7、18上に直接取り付けられる。したがって、ブレーキ装置105、107は、力伝達部材に、すなわちスピンドル7、18に直接作用する。
プレスプロセス中に発生する力に起因して2つの加圧ローラー40、50が互いに離れようとする場合であって、かつ離れようとするとき、スピンドル7、18も回転しようとする。スピンドル7、18は、こうして運動するのをブレーキ装置105、107によって阻止される。ここでは、押込み深さを設定するスピンドル7は、上側調整用駆動機構4のハウジング106に対して遮断され、それによって、上側加圧ローラーレセプタクル2と調整用駆動機構4との間の力の流れが遮られる。ウェブ厚さを設定するスピンドル18は、レセプタクル108に対して遮断され、その結果、下側加圧ローラーレセプタクル3と下側調整用駆動機構5との間の力の流れが遮られる。
上側加圧ローラーレセプタクル2は、ギアモーター6の作動下でスピンドル7及び上側摺動ガイド103と相互作用して、ガイドピラー1内で鉛直方向の上下に移動することができ、それにより、上側ラム56の押込み深さが設定される。下側加圧ローラーレセプタクル3は、ギアモーター13の作動下でスピンドル18及び下側摺動ガイド104と相互作用して、ガイドピラー1内で鉛直方向の上下に移動することができ、それにより、ウェブ厚さが設定される。
図1には、張力付与可能な皿ばね117を使用して付勢力を生成する、機械的な過負荷保護装置109が更に示されている。この付勢力によって、下側加圧ローラーレセプタクル3とレセプタクル108との間の力嵌めによる接続がもたらされる。過負荷保護装置109は、上側ラム56及び下側ラム57等のプレス工具を、例えば大きすぎるプレス力による応力から保護する。この過負荷保護装置109は、連続的に接続される積層された皿ばね117又は皿ばね群によって形成される。加圧ローラー40、50間のプレス力が、過負荷保護装置109に設定される付勢力を超えることになる場合、下側加圧ローラーレセプタクル3は、レセプタクル108から解放され、下方に摺動する。したがって、プレス力が付勢力を超える可能性がないので、ロータリープレス90のプレス工具56、57及び加圧ローラー40、50の損傷が防止される。
過負荷保護装置109には、ロータリープレス90をオフに切り替えることができるスイッチ110が設けられる。ロータリープレス90のオフ切替えは、加圧ローラー40、50間のプレス力が過負荷保護装置109の付勢力を超える場合又は調節可能な数のオーバープレス事象が発生した場合に行うことができる。
図1は、加圧ローラーステーション100の下側部に取り付けられるものとなっているエアクッション111を更に示している。このエアクッション111は、支持プレート29上での加圧ローラーステーション100の、摩擦力が低減された移動を可能にする。エアクッション111は、加圧ローラーステーション100の下のキャビティに生成される。エアクッション111には、圧縮空気の供給源を恒久的に又は一時的に接続することができる。エアクッション111の圧縮空気の供給は、加圧ローラーステーション100の供給コネクタによって行われることが好ましい。このことは、加圧ローラーステーション100に適合されるエアクッション111の生成に関する要件に圧力条件を適合させることができるので有利である。一方で、ロータリー式打錠機90の支持プレート29によって圧縮空気の供給を行うことが好ましい場合もある。
図2は、加圧ローラーステーションの好ましい一実施形態の長手方向の断面図を示している。移動距離を測定するセンサー101、102及びプレス力を測定するセンサー119の位置が示されている。図2には、移動距離を測定するセンサー101、102の位置、すなわちそれぞれ移動距離測定システムの位置が特に示されている。移動距離を測定するセンサー101、102は、ここでは、測定値を連続的に記録する移動長さ測定システムであることが好ましい。プレス力を測定するセンサー119を更に見ることができ、これは歪みゲージである。図2に示す本発明の実施形態では、プレス力を測定するセンサー119は、下側加圧ローラーレセプタクル3に取り付けられる。歪みゲージは、機械的な変形に際して電気抵抗を変化させる。この抵抗の変化は、プレス力を判定する電気信号として使用される。この電気信号は、プレス力センサーの電気信号用のラインコネクタ120によって中継される。
図3は、好ましい一実施形態の加圧ローラーステーション100の側面図を示している。この好ましい実施形態では、加圧ローラーステーション100は、締結用フランジ92及び接続手段93によってロータリープレス90の支持プレート29に締結されることを見て取ることができる。図3は、加圧ローラーステーション100の開放ガイドプロファイル1の2つの側面のうちの一方112と、加圧ローラーステーション100の前側部115及び後側部116とを更に示している。ここでは、加圧ローラーステーション100の前側部115は、ロータリー式打錠機90のローター91に面するのに対し、後側部116は、加圧ローラーステーション100のローター91から離れる方を向く側に位置する。図3は、加圧ローラーステーション100の上側加圧ローラー40及び下側加圧ローラー50を更に示している。図3は、錠剤を成形するために上側加圧ローラー40及び下側加圧ローラー50によって押し付けられる、ロータリー式打錠機90の上側プレス工具56及び下側プレス工具57、すなわち上側ラム56及び下側ラム57を更に示している。
図4は、開放ガイドプロファイル1のH字型の形状をはっきりと見ることができる、好ましい一実施形態の加圧ローラーステーション100の平面図を示している。上記ガイドプロファイルは、2つの略平行な側部112、113と、これらの2つの略平行な側部112、113に対して略垂直に延びる連結部114とによって形成される。ここでは、側部112、113は、加圧ローラーステーション100の側面を形成する。この平面図では、加圧ローラーステーション100をロータリー式打錠機90の支持プレート29に締結する締結用フランジ92及び接続手段93も見ることができる。図4は、ガイドプロファイル1の開放構造を強調している。ガイドプロファイル1は、加圧ローラーステーション100の前側部115及び後側部116において、それぞれの場合に1つのクラッディングパネル96、97によって閉鎖されている。
1 開放ガイドプロファイル
2 上側加圧ローラーレセプタクル
3 下側加圧ローラーレセプタクル
4 押込み深さの調整用駆動機構
5 ウェブ厚さの調整用駆動機構
6 ギアモーター
7 スピンドル
13 ギアモーター
17 スピンドルナット
18 スピンドル
20 加圧ローラー軸
29 支持プレート
40 上側加圧ローラー
50 下側加圧ローラー
56 上側ラム
57 下側ラム
90 ロータリー式打錠機
91 ローター
92 締結用フランジ
93 支持プレート29における締結用フランジの接続手段
95 フレーム
96 クラッディングパネル
97 クラッディングパネル
98 クラッディングパネルの接続手段
100 加圧ローラーステーション
101 移動距離測定システム
102 移動距離測定システム
103 上側加圧ローラーレセプタクル2の調節可能な遊びを有する摺動ガイド
104 下側加圧ローラーレセプタクル3の調節可能な遊びを有する摺動ガイド
105 押込み深さを設定するブレーキ装置
106 調整用駆動機構4のハウジング
107 ウェブ厚さを設定するブレーキ装置
108 過負荷保護装置のレセプタクル
109 過負荷保護装置
110 過負荷保護装置をトリガーするための信号機能部(スイッチ)
111 エアクッション
112 開放ガイドプロファイルの側部
113 開放ガイドプロファイルの側部
114 開放ガイドプロファイルの連結部
115 加圧ローラーステーションの前側部
116 加圧ローラーステーションの後側部
117 張力付与可能な皿ばね
118 開放ガイドプロファイルの下側部
119 プレス力を測定するセンサー
120 プレス力センサーの電気信号用のラインコネクタ

Claims (15)

  1. 加圧ローラーを受ける2つの加圧ローラー軸(20)を備える、ロータリープレス(90)の加圧ローラーステーション(100)であって、該加圧ローラーステーション(100)の開放ガイドプロファイル(1)が、前記開放ガイドプロファイル(1)の少なくとも一つの側における開放ガイドプロファイル(1)が完全には閉鎖されていない2つの側部(112、113)をもつという意味で、開放して設計され、前記加圧ローラー軸(20)は、前記開放ガイドプロファイル(1)によってガイドされる、互いに調整可能な上側加圧ローラーレセプタクル(2)及び下側加圧ローラーレセプタクル(3)上に配置され、前記加圧ローラー軸(20)は、前記開放ガイドプロファイル(1)の前記2つの側部(112、113)に対して平行に配置されるようになっていることを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  2. 請求項1に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、前記2つの側部(112、113)は、互いに対して平行に配置されるとともに、連結部(114)に接続可能であるようになっており、前記側部(112、113)と前記連結部(114)とは直角に結合することを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  3. 請求項1又は2に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、前記上側加圧ローラーレセプタクル(2)には、前記開放ガイドプロファイル(1)に係合する上側調整用駆動機構(4)が設けられ、前記下側加圧ローラーレセプタクル(3)には、レセプタクル(108)及び過負荷保護装置(109)を使用して下側調整用駆動機構(5)が設けられ、該下側調整用駆動機構(5)は、前記上側加圧ローラーレセプタクル(2)に取り付けられるとともに、該上側加圧ローラーレセプタクル(2)に係合することを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  4. 請求項3に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、前記下側加圧ローラーレセプタクル(3)は、前記過負荷保護装置(109)を使用して前記レセプタクル(108)に力嵌めによって接続されることを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  5. 請求項3又は4に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、前記過負荷保護装置(109)は機械的な過負荷保護装置であり、調節可能かつ張力付与可能な皿ばね(117)を備えることを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  6. 請求項3又は4に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、前記過負荷保護装置(109)は油圧式の過負荷保護装置であることを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、前記上側加圧ローラーレセプタクル(2)及び前記下側加圧ローラーレセプタクル(3)は摺動ガイド(103、104)を備え、該摺動ガイド(103、104)は、支持遊びを最小限にするように調節可能かつ交換可能であることを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、前記開放ガイドプロファイル(1)は前側部(115)及び後側部(116)を有し、該前側部(115)は前記開放ガイドプロファイル(1)のローター(91)に面する側であり、前記開放ガイドプロファイル(1)の前記前側部(115)及び前記後側部(116)にはクラッディングパネル(96、97)が設けられることを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、前記開放ガイドプロファイル(1)は、その下側部にエアクッション(111)を備えることを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  10. 請求項3〜9のいずれか1項に記載の加圧ローラーステーション(100)であって、該加圧ローラーステーション(100)は、前記開放ガイドプロファイル(1)の鉛直点の周りに変位可能、枢動可能及び/又は回転可能であるように支持プレート(29)上に搭載されることを特徴とする、加圧ローラーステーション。
  11. 請求項3〜10のいずれか1項に記載の前記加圧ローラーステーション(100)の使用であって、過負荷保護装置(109)の皿ばね(117)は、付勢力により、前記加圧ローラーレセプタクル(2、3)間に作用するプレス力が前記付勢力を超える場合、前記下側加圧ローラーレセプタクル(3)が前記レセプタクル(108)から解放されるように設定されることを特徴とする、使用。
  12. 請求項11に記載の前記加圧ローラーステーション(100)の使用であって、前記過負荷保護装置(109)は、プレス力が前記付勢力を超える場合、又はプレス力が前記付勢力を超える場合の調整可能な特定回数の発生後に、前記ロータリープレス(90)をオフに切り替えるスイッチ(110)を備えることを特徴とする、使用。
  13. 請求項11又は12に記載の前記加圧ローラーステーション(100)の使用であって、前記加圧ローラーステーション(100)は、移動距離を測定する少なくとも1つのセンサー(101、102)及び/又は前記プレス力を測定する少なくとも1つのセンサー(119)を備えることと、調整用駆動機構(4、5)及び前記センサー(101、102、119)は、前記加圧ローラーステーション(100)全体を前記ロータリープレス(90)から分解することを必要とせずに、クラッディングパネル(96、97)を除去することによってアクセス可能かつ交換可能であることとを特徴とする、使用。
  14. 請求項11〜13のいずれか1項に記載の前記加圧ローラーステーション(100)の使用であって、押込み深さを調整する上側調整用駆動機構(4)は、該上側調整用駆動機構(4)に形状嵌め及び/又は力嵌めによって接続されるスピンドル(7)と、ブレーキ装置(105)とを備え、該ブレーキ装置(105)は、作動される場合、前記スピンドル(7)を前記調整用駆動機構(4)のハウジング(106)に対して遮断することを特徴とする、使用。
  15. 請求項11〜14のいずれか1項に記載の前記加圧ローラーステーション(100)の使用であって、ウェブ厚さを設定する下側調整用駆動機構(5)が、該下側調整用駆動機構(5)に形状嵌め及び/又は力嵌めによって接続されるスピンドル(18)と、ブレーキ装置(107)とを備え、該ブレーキ装置(107)は、作動される場合、前記スピンドル(18)を前記レセプタクル(108)に対して遮断することを特徴とする、使用。
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