JP6294683B2 - インバータ装置、及びファンの取付構造 - Google Patents

インバータ装置、及びファンの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、インバータ装置、及びファンの取付構造に関する。
例えばインバータ装置などの電子機器には、冷却用ファンが取り付けられている。この冷却用ファンの取り付けに際し、ねじなどを使用せずに、いわゆるスナップフィットなどを備えたアタッチメントを用いる場合がある。このようなアタッチメントは、例えば樹脂を射出成形することにより構成されている。
この場合、スナップフィットの弾性力が十分でなかったり、冷却ファンとアタッチメント、及びアタッチメントとインバータ本体との間に隙間が存在していたりすると、冷却用ファンで生じた振動により、冷却用ファンとアタッチメント、及びアタッチメントとインバータが相互に衝突して騒音が生じる。そのため、冷却ファンを取り付けるアタッチメントは、冷却ファンとアタッチメントとの間、及びアタッチメントとインバータ本体との間、の2箇所に対して、寸法の調整をする必要がある。
しかしながら、この調整は、まずアタッチメントの成形型の寸法を変更し、その成形型を用いて実際にアタッチメントを製造し、製造したアタッチメントを用いて冷却ファンをインバータ本体に取り付けて検証し最適化する必要があり、手間とコストがかかる。
特開平11−068364号公報
そこで、ねじなどを用いることなく冷却ファンをインバータ本体に取り付けるものにおいて、冷却ファンによる騒音を極力抑制するとともに、冷却ファンをインバータ本体に取り付けるための取り付け部材の調整を極力容易にしたインバータ装置及びファンの取付構造を提供する。
実施形態のインバータ装置は、インバータ本体と、ファンを取り付けた状態で前記インバータ本体に取り付けられる取付部材と、を備える。前記取付部材は、前記インバータ本体と前記ファンとの間を弾性的に接続する性部有している前記取付部材は、前記ファンに弾性的に接触して前記ファンを保持する第1保持部と、第1保持部の外側に設けられ前記インバータ本体に弾性的に接触する第2保持部と、を有し、前記弾性部は、前記第1保持部と前記第2保持部とを弾性的に接続する。
また、実施形態のファンの取付構造は、ファンを取り付けた状態で電子機器本体に取り付けられる取付部材を備える。前記取付部材は、前記電子機器本体と前記ファンとの間を弾性的に接続する性部有している前記取付部材は、前記ファンに弾性的に接触して前記ファンを保持する第1保持部と、第1保持部の外側に設けられ前記電子機器本体に弾性的に接触する第2保持部と、を有し、前記弾性部は、前記第1保持部と前記第2保持部とを弾性的に接続する。

第一実施形態によるインバータ装置を示す斜視図 第一実施形態による取付部材を示す斜視図 第一実施形態による取付部材をインバータ本体に取り付けた状態で示す平面図 第二実施形態による図2相当図 第二実施形態による図3相当図 第三実施形態による図2相当図 第三実施形態による図3相当図 第四実施形態による図1相当図 第四実施形態による取付部材をインバータ本体に取り付けた状態で示す側面図 第五実施形態による図3相当図
以下、複数の実施形態によるインバータ装置及びファンの取付構造について、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第一実施形態)
本実施形態では、ファンの取付構造をインバータ装置10に適用した例について説明する。なお、以下の説明において、図1に示す実線矢印方向を、インバータ装置10の左右方向とする。図1に示すように、インバータ装置10は、インバータ本体11、冷却ファン12、及び取付部材20などを備えている。この場合、インバータ装置10は電子機器に相当し、インバータ本体11は電子機器本体に相当する。インバータ本体11は、内部に図示しないインバータ回路などを有している。インバータ本体11の外郭は、例えば金属板を折り曲げて構成されており、一方が開放されて各角が略直角のU字すなわちコ字の溝状であって、その両辺部に板状の耳部111を有した形状となっている。
インバータ本体11は、耳部111と、左右の側壁部112と、上壁部113と、を一体に有して構成されている。上壁部113の幅寸法は、側壁部112の幅寸法よりも大きい。耳部111は、左右側壁部112に対して略直角に設けられている。上壁部113は、耳部111と略平行であって、左右側壁部112を繋いでいる。インバータ装置10は、耳部111を設置面90に当てて取り付けられる。
インバータ本体11には、溝穴114及び開口部115が形成されている。溝穴114は、図1及び図3に示すように、左右側壁部112を矩形の溝状に貫いて形成されている。溝穴114は、設置面90から離間する方向へ長く延びている。開口部115は、左右側壁部112と、上壁部113とに囲まれて形成されている。開口部115を介して、インバータ本体11の内部に連通している。
取付部材20は、冷却ファン12をインバータ本体11に取り付けるためのものである。冷却ファン12は、取付部材20に保持された状態で、インバータ本体11の開口部115から、インバータ本体11の内部に配置される。取付部材20は、例えば樹脂を射出成形して構成されている。取付部材20は、図2及び図3に示すように、前面部21と、第1保持部22と、第2保持部23と、第1弾性部24と、を一体に有して構成されている。
前面部21は、インバータ本体11の開口部115よりもやや小さい矩形に形成されている。前面部21には、当該前面部21を貫いて通気口211が形成されている。第1保持部22は、板状であって、前面部21に2個設けられている。第1保持部22は、インバータ本体11の左右側壁部112と略平行であって、前面部21に対して略直角に設けられている。2個の第1保持部22は、前面部21の左右方向の中心に対して線対称となるように相互に離間して設けられている。この場合、2個の第1保持部22の基端部222間の距離寸法は、冷却ファン12の幅寸法と同等か若干大きい寸法に設定されている。
第1保持部22は、いわゆるスナップフィットに構成されており、冷却ファン12に弾性的に接触して冷却ファン12を保持する。第1保持部22は、係止部221を有している。係止部221は、第1保持部22の先端部すなわち前面部21と反対側にあって、内側へ突出している。各第1保持部22は、基端部222すなわち前面部21との接合部分を支点に、相互に離接する方向へ弾性変形する。この場合、各第1保持部22の前端部間の距離寸法は、冷却ファン12の取り付け前の状態において、後述する第1弾性部24の作用によって冷却ファン12の幅寸法よりも若干小さくなる。冷却ファン12は、2個の第1保持部22の間に配置される。2個の第1保持部22は、冷却ファン12を両側から弾性的に挟んで保持する。そして、係止部221は、冷却ファン12を係止し、冷却ファン12の前後方向の移動すなわち前面部21から離間する方向への移動を規制する。
第2保持部23は、図2及び図3に示すように、板状であって、前面部21に2個設けられている。第2保持部23は、インバータ本体11の左右側壁部112と略平行であって、前面部21に対して略直角に設けられている。2個の第2保持部23は、前面部21の左右方向の中心に対して線対称となるように相互に離間しており、第1保持部22の外側すなわち側壁部112側に設けられている。この場合、第2保持部23は、前面部21の左右側縁部に設けられている。2個の第2保持部23の基端部232間の距離寸法は、インバータ本体11の開口部115の幅寸法と同等か若干小さい寸法に設定されている。
第2保持部23は、いわゆるスナップフィットに構成されており、インバータ本体11に弾性的に接触する。第2保持部23は、係止部231を有している。係止部231は、第2保持部23の先端部すなわち前面部21と反対側にあって、外側すなわち側壁部112側へ突出している。各第2保持部23は、第1保持部22と同様に、基端部232すなわち前面部21との接合部分を支点に、相互に離接方向へ弾性変形する。この場合、各第2保持部23の前端部間の距離寸法は、取付部材20がインバータ本体11に取り付けられる前の状態において、後述する第1弾性部24の作用によってインバータ本体11の左右側壁部112間の幅寸法よりも若干大きくなる。取付部材20がインバータ本体11に取り付けられた際、第2保持部23は、側壁部112の内側に弾性的に接触する。
第1弾性部24は、各第2保持部23の先端部にあって、内側すなわち第1保持部22側へ突出している。すなわち、第1弾性部24は、第1保持部22と第2保持部23との間に設けられている。第1弾性部24は、第1保持部22及び第2保持部23の厚み以下又は同程度の厚みの板状に構成されている。第1弾性部24は、弓形状となって弾性変形可能に構成されている。第1弾性部24の先端部は、第1保持部22の係止部221付近に弾性的に接触している。この場合、第1弾性部24は、第2保持部23の先端部に一体に設けられているが、第1保持部22の先端部とは分離されている。
第1弾性部24の左右方向の直線寸法は、第1保持部22と第2保持部23との間の距離寸法と同等か若干大きく設定されている。そのため、第1弾性部24は、第1保持部22と第2保持部23とを相互に離間する方向へ付勢する。これにより、第1弾性部24は、第1保持部22又は第2保持部23に対して作用する力、この場合、相互に接する方向へ作用する力を、相互に伝達する。このように、第1弾性部24は、第1保持部22と第2保持部23とを弾性的に接続している。
取付部材20は、2個の第1保持部22の間に冷却ファン12を取り付けた状態、すなわち、2個の第1保持部22で冷却ファン12を挟んで保持した状態で、インバータ本体11の開口部115内に取り付けられる。第2保持部23の係止部231は、インバータ本体11の溝穴114の周囲の側壁部112に係止される。これにより、取付部材20は、インバータ本体11から外れないように保持される。
この場合、第1弾性部24は、第1保持部22の先端部と第2保持部23の先端部とを相互に離間する方向へ付勢している。そのため、2個の第1保持部22の間に冷却ファン12が配置される前の状態において、2個の第1保持部22の先端部間の距離は、冷却ファン12の幅寸法よりも小さくなっている。一方、冷却ファン12が2個の第1保持部22間に取り付けられると、第1保持部22は冷却ファン12に押し広げられて、第1保持部22の先端部が相互に離間する。すると、第1保持部22の先端部の相互間の拡大による力が、第1弾性部24を介して、第2保持部23の先端部へ伝達される。これにより、第2保持部23の先端部つまり係止部231は、インバータ本体11の側壁部112に密接し、側壁部112を強固に捕らえる。その結果、第2保持部23とインバータ本体11との隙間が減少し、取付部材20は、インバータ本体11によって強固に保持される。
同様に、取付部材20がインバータ本体11に取り付けられる前の状態において、第2保持部23の先端部間の距離は、第1弾性部24の弾性力によって、開口部115の幅寸法よりも大きくなっている。一方、第1保持部22に冷却ファン12を保持した状態で、取付部材20がインバータ本体11に取り付けられると、第2保持部23の先端部は、インバータ本体11の左右側壁部112に押される。これにより、2個の第2保持部23の先端部が相互に接近する。すると、第2保持部23の先端部の相互間の縮小による力が、第1弾性部24を介して、第1保持部22の先端部へ伝達される。これにより、第1保持部22は、冷却ファン12の側面に密接し、冷却ファン12の側面を強固に捕らえる。その結果、取付部材20の第1保持部22は、その先端部つまり係止部221において、冷却ファン12を、隙間なく強固に保持する。このように、第1弾性部24は、インバータ本体11と冷却ファン12との間を弾性的に接続している。
これによれば、冷却ファン12をインバータ本体11に取り付ける際、ねじなどを用いなくても、冷却ファン12と取付部材20との間、及び取付部材20とインバータ本体11との間の2箇所において、隙間が生じることを極力防止することができる。これにより、冷却ファン12で生じた振動によって、冷却ファン12と取付部材20、及び取付部材20とインバータ本体11が相互に衝突して生じる騒音を、極力抑制することができる。
また、第1保持部22及び第2保持部23は、弾性変形可能に構成されている。さらに、第1弾性部24によって、第1保持部22と第2保持部23の相互間で力が伝達される。このため、冷却ファン12の幅寸法や、インバータ本体11の開口部115の幅寸法の寸法誤差は、第1保持部22及び第2保持部23によってある程度吸収される。したがって、冷却ファン12と取付部材20との間、及び取付部材20とインバータ本体11との間、の2箇所の寸法の調整をする際、第1弾性部24の形状や長さ寸法、すなわち弾性力を変更するだけで、調整を行うことができるため、その調整を極力容易なものとすることができる。
さらに、2個の第1保持部22の基端部222間の距離は、冷却ファン12の幅寸法と同等か若干大きく設定されている。したがって、冷却ファン12を第1保持部22間に配置し易い。また、2個の第1保持部22の先端部つまり係止部221には、第1弾性部24による弾性力が作用する。そたのめ、第1保持部22の間に冷却ファン12を配置した際、第1保持部22は、冷却ファン12との隙間を低減し、冷却ファン12の側面を強固に捕らえることができる。
2個の第2保持部23の基端部232間の距離は、インバータ本体11の開口部115の幅寸法と同等か若干小さく設定されている。そのため、取付部材20をインバータ本体11の開口部115内に配置し易い。また、2個の第2保持部23の先端部つまり係止部231には、第1弾性部24による弾性力が作用する。そのため、取付部材20がインバータ本体11に取り付けられた際、第2保持部23は、インバータ本体11の側壁部112との隙間を低減し、インバータ本体11の側壁部112を強固に捕らえることができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。
第二実施形態において、インバータ装置10は、取付部材20に換えて、取付部材30を備えている。取付部材30は、前面部21と、第2保持部23と、第1弾性部25と、を一体に有して構成されている。すなわち、取付部材30は、第一実施形態の取付部材20から第1保持部22を除いた構成となっている。第1弾性部25は、第一実施形態の第1弾性部24と比べ、除かれた第1保持部22の厚み分だけ左右方向の長さ寸法が延長されている。この場合、冷却ファン12は、両側2個の第1弾性部25の先端部に挟まれて保持される。そして、第1弾性部25は、インバータ本体11と冷却ファン12との間を弾性的に接続している。
これによれば、上記第一実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。
第三実施形態において、インバータ装置10は、取付部材20に換えて、取付部材40を備えている。取付部材40は、前面部21と、第1保持部22と、第1弾性部26と、を一体に有して構成されている。すなわち、取付部材40は、第一実施形態の取付部材20から第2保持部23を除いた構成となっている。第1弾性部26は、第一実施形態の第1弾性部24と比べ、除かれた第2保持部23の厚み分だけ左右方向の長さ寸法が延長されている。この場合、第1弾性部26は、第1保持部22の先端部にある係止部221付近に接続されている。取付部材40は、第1弾性部26の弾性力によって、インバータ本体11の内側に保持される。そして、第1弾性部26は、インバータ本体11と冷却ファン12との間を弾性的に接続している。
これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第四実施形態)
次に、第四実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。
第四実施形態におけるインバータ装置50は、上記各実施形態におけるインバータ装置10と、その取り付けの姿勢が異なる。
すなわち、インバータ装置50は、設置面90からの突出量が、上記各実施形態におけるインバータ装置10に比べて大きい。インバータ装置50は、インバータ本体51、冷却ファン12、及び取付部材60などを備えている。インバータ本体51の構成は、インバータ本体11と同様に、例えば金属板を折り曲げて構成されている。インバータ本体51は、耳部511と、左右側壁部512と、上壁部513と、を一体に有して構成されている。側壁部512の幅寸法は、上壁部513の幅寸法よりも大きい。インバータ本体51には、溝穴514及び開口部515が形成されている。溝穴514は、上壁部513を矩形の溝状に貫いて形成されている。開口部515は、左右側壁部512と、上壁部513とに囲まれて形成されている。
取付部材60は、図9に示すように、前面部61、第1保持部62、第2保持部63、第3保持部64、第1弾性部65、及び第2弾性部66、を一体に有して構成されている。取付部材60も、上記各実施形態における取付部材20、30、40と同様に、樹脂を射出成型して構成されている。前面部61は、前面部21と同様に、板状に構成されて、通気口611を有している。
第1保持部62は、第1保持部22と同様の形状であるが、設置面90すなわち上壁部513に対して平行に設けられている。第1保持部62は、上記第1保持部22と同様に、前面部61に2個設けられており、冷却ファン12の幅寸法分相互に離間している。また、第1保持部62は、上記各実施形態における係止部221と同様の係止部621を有している。
第2保持部63と第3保持部64は、係止部631の有無によって区別されている。すなわち、第2保持部63及び第3保持部64は、板状であって、第1保持部62と平行に設けられている。第2保持部63と第3保持部64とは、設置面90と上壁部513との距離寸法分相互に離間している。第2保持部63は、上壁部513側にあって、その先端部に係止部631を有している。係止部631は、上壁部513側へ向かって突出している。第3保持部64は、上壁部513と反対側すなわち設置面90側に設けられている。第3保持部64は、係止部を有していない。
第1弾性部65は、第2保持部63に一体に設けられている。第2弾性部66は、第3保持部64に一体に設けられている。そして、各弾性部65、66の先端部は、それぞれ第1保持部62に接触している。これにより、第1弾性部65は、2個の第1保持部62のうち一方の第1保持部62、この場合上壁部513側の第1保持部62と第2保持部63とを弾性的に接続している。また、第2弾性部66は、2個の第1保持部62のうち他方の第1保持部62、この場合設置面90側の第1保持部62と第3保持部64とを弾性的に接続している。すなわち、第1弾性部65は、インバータ本体51と冷却ファン12との間を弾性的に接続する。第2弾性部66は、設置面90と冷却ファン12との間を弾性的に接続する。第1保持部62、第2保持部63、第3保持部64、及び弾性部65は、それぞれ弾性を有している。
取付部材60をインバータ本体51に取り付けた際、図9に示すように、第2保持部63の係止部631は、溝穴514の周囲の上壁部513に係止される。また、第3保持部64は、設置面90を押圧する。これにより、取付部材60は、第1保持部62と冷却ファン12との隙間、第2保持部63とインバータ本体51の上壁部513との隙間、及び第3保持部64と設置面90との隙間を低減し、インバータ本体51に強固に取り付けられる。
これによれば、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第五実施形態)
次に、第五実施形態について、図10を参照して説明する。
第五実施形態において、取付部材70は、上記第一実施形態における取付部材20の第1弾性部24に換えて、弾性部材71を有している。この場合、弾性部材71は、第1弾性部として機能する。弾性部材71は、前面部21、第1保持部22、及び第2保持部23とは別体に構成された、例えば圧縮コイルばねなどである。この場合、第1保持部22と第2保持部23とが対向する面に、それぞれ突部72、73が設けられている。そして、弾性部材71は、突部72、73にはめ込まれている。弾性部材71は、第1保持部22と第2保持部23とを相互に離間させる方向へ付勢する。これにより、弾性部材71は、第1弾性部24に換えて、第1保持部22と第2保持部23との相互間において力を伝達する。
これによれば、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、冷却ファン12と取付部材70との間、及び取付部材70とインバータ本体11との間、の2箇所の寸法の調整をする際、別体に構成された弾性部材71の弾性力を調整するだけで良い。例えば、弾性部材71がコイルばねである場合、コイルばね71の長さ寸法を調整するだけで良い。これにより、上記調整をより簡易なものとすることができる。
なお、弾性部材71は、圧縮コイルばねに限られず、例えば柱状のゴム材など一定の弾性力すなわち復元力を有する部材であれば良い。
以上、実施形態において、インバータ装置は、インバータ本体と、ファンを取り付けた状態で前記インバータ本体に取り付けられる取付部材と、を備えている。すなわち、実施形態のファンの取付構造は、ファンを取り付けた状態で電子機器本体に取り付けられる取付部材を備えている。そして、取付部材は、電子機器本体となるインバータ本体と、ファンとの間を弾性的に接続する第1弾性部、又は設置面とファンとの間を弾性的に接続する第2弾性部の少なくともいずれか一方を有している。
これによれば、第1弾性部がインバータ本体とファンとの間で力を伝達するため、又は第2弾性部が設置面とファンとの間で力を伝達するため、ファンと取付部材との間、及び取付部材とインバータ本体との間に生じる隙間を極力小さくすることができる。そのため、冷却ファンによる騒音を極力抑制することができる。さらに、冷却ファンと取付部材との間、及び取付部材とインバータ本体との間の2箇所の寸法、又は冷却ファンと取付部材との間、及び取付部材と設置面との間の2箇所の寸法の調整をする際、第1弾性部又は第2弾性部を調整するだけで、全体の調整を行うことができる。その結果、取付部材の調整を極力容易にすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10はインバータ装置及び電子機器、11はインバータ本体及び電子機器本体、12は冷却ファン(ファン)、20は取付部材、22は第1保持部(保持部)、23は第2保持部(保持部)、24、25、26は第1弾性部、30は取付部材、40は取付部材、50はインバータ装置及び電子機器、51はインバータ本体及び電子機器本体、60は取付部材、62は第1保持部(保持部)、63は第2保持部(保持部)、64は第3保持部(保持部)、65は第1弾性部、66は第2弾性部、70は取付部材、71は第1弾性部材を示す。

Claims (4)

  1. インバータ本体と、
    ファンを取り付けた状態で前記インバータ本体に取り付けられる取付部材と、を備え、
    前記取付部材は、前記インバータ本体と前記ファンとの間を弾性的に接続する性部有しており、
    前記取付部材は、
    前記ファンに弾性的に接触して前記ファンを保持する第1保持部と、
    第1保持部の外側に設けられ前記インバータ本体に弾性的に接触する第2保持部と、を有し、
    前記弾性部は、前記第1保持部と前記第2保持部とを弾性的に接続するインバータ装置。
  2. 前記弾性部を第1弾性部とした場合に、
    前記第1保持部の外側に設けられ設置面に弾性的に接触する第3保持部と、
    前記第1保持部と前記第3保持部とを弾性的に接続する2弾性部と、をさらに有する請求項1記載のインバータ装置。
  3. ファンを取り付けた状態で電子機器本体に取り付けられる取付部材を備え、
    前記取付部材は、前記電子機器本体と前記ファンとの間を弾性的に接続する性部有しており、
    前記取付部材は、
    前記ファンに弾性的に接触して前記ファンを保持する第1保持部と、
    第1保持部の外側に設けられ前記電子機器本体に弾性的に接触する第2保持部と、を有し、
    前記弾性部は、前記第1保持部と前記第2保持部とを弾性的に接続するファンの取付構造。
  4. 前記弾性部を第1弾性部とした場合に、
    前記第1保持部の外側に設けられ設置面に弾性的に接触する第3保持部と、
    前記第1保持部と前記第3保持部とを弾性的に接続する第2弾性部と、をさらに有する請求項3に記載のファンの取付構造。
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