JP6292974B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、コピー、FAXなどの機能において印刷機能を有する画像形成装置に関する。
近年、コンビニエンスストアなどにはプリンタやFAXなどの複数の機能を有する複合機(多機能周辺装置(MFP:Multi Function Peripheral))が設置されており、不特定多数のユーザが利用している。このような不特定のユーザが利用する場所に設置された複合機においても、できるだけ個人情報の保護は達成されなければならないし、不用意な処理によって個人情報が外部に漏れることを防ぐ必要がある。
例えば、このような複合機においてFAX機能を利用して送信した場合、送信結果を印刷する機能がある。ユーザは、送信した内容の一部と、あて先の電話番号などが記載された送信結果を送信記録として保管する目的で、送信結果を印刷する(特許文献1参照)。このFAXの送信結果は、送信先の情報や、転送したデータの画像データであることから、個人情報等も記載されている事が考えられ、できるかぎり他人の目に触れさせたくない情報である。
特開2009−153075号公報
しかし、市場での実態は、FAXを送信した後、送信結果を印刷しようとした際に、用紙切れが発生し、画面で従業員へ連絡するようメッセージが表示されているものの、従業員が忙しそうにしている場合や、見つからない等の場合等、必ずしもユーザが送信結果を印刷してから、退店するとは限らない。用紙切れのままユーザが退店してしまい、従業員が紙切れに気づいて紙を補充すると、送信結果が印刷される状況が発生する。
この状況は、個人情報の管理からすると好ましくなく、仮に従業員が紙を補充して、送信結果が印刷されることに気がつかない場合は、その送信結果は、次にMFPを使うユーザの目に触れることになるおそれもある。印刷された送信結果の印刷物が、適切に廃棄等の処理がなされるとは限らない事となる。
また、店員が所有者の不明な送信結果を確認した際に、保管方法やいつまで印刷物を保管するか等も問題となる。
また、送信結果印刷を行った際にジャムが発生した場合にも、紙切れと同じ状況となる。市場では、送信結果の印刷の際にジャムが発生した場合でも、印刷用紙切れと同様にユーザがその場を立ち去る事例が多くある。
さらに、不特定多数の人間が行き交う場所で印刷処理をしたくないが、緊急性を有しており印刷せざるを得ない場合もある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、個人情報保護の観点から印刷された個人情報がユーザ以外の人間に漏れにくいようにする画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明は、印刷情報に基づいて画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、前記印刷情報と、前記印刷情報の格納場所を示す格納場所情報と、ユーザ認証を行うための認証情報とに対して処理制御を行う情報処理制御部を備え、
前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報を設定し出力した場合に、前記画像形成部に、前記印刷情報に基づく画像形成処理を行わせないことを特徴とするものである。
また、本発明の画像形成装置は、前記情報処理制御部が前記格納場所情報と前記認証情報を出力し、他の装置から認証情報が入力されたとき、該他の装置からの認証情報が設定された前記認証情報と一致するかを確認する認証判定部を更に備え、前記情報処理制御部は、前記認証判定部が認証情報の一致を判定した場合、前記印刷情報を前記他の装置に出力することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記印刷情報を記憶する記憶部を更に備え、前記情報処理制御部は、前記印刷情報を前記他の装置へ出力した場合、前記印刷情報を削除することを特徴とする。
また、本発明は、印刷情報に基づいて画像を形成する画像形成部を備え、前記印刷情報を格納可能なサーバに接続する画像形成装置であって、前記印刷情報と、前記印刷情報の格納場所を示す格納場所情報と、ユーザ認証を行うための認証情報とに対して処理制御を行う情報処理制御部を備え、
前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報を設定し出力した場合に、前記画像形成部に、前記印刷情報に基づく画像形成処理を行わせず、前記サーバに前記印刷情報を転送し、前記格納場所情報と前記認証情報によって前記サーバから前記印刷情報を取り出し可能とすることを特徴とするものである。
また、本発明の画像形成装置は、前記印刷情報を記憶する記憶部を更に備え、前記情報処理制御部は、前記サーバに前記印刷情報を転送したときに、前記記憶部から前記印刷情報を削除することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記情報処理制御部は、印刷トラブルにより前記画像形成部が画像形成不可能になった場合に、前記格納場所情報と前記認証情報を出力することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、レシートを印刷するレシート印刷部を更に備え、前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報を前記レシート印刷部に出力して印刷させることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、情報を表示する表示部を更に備え、前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報とを前記表示部に出力して表示させることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報の少なくともといずれかをバーコードとして出力することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報の少なくともといずれかをQRコード(登録商標)として出力することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザは、個人情報に関わるもので、他人の目にできるだけ触れさせたくないものを印刷するときは、格納場所情報と認証情報を出力して画像形成装置での印刷を止めて、これらの情報によって印刷情報にアクセスし、人目に触れない別の画像形成装置によって印刷できるので、個人情報の保護を測ることができる。また、印刷トラブルにより印刷不可となっても、格納場所情報と認証情報を出力して画像形成装置での印刷を止めてしまうので、トラブルが解決されて動画回復しても、印刷情報が印刷されることもない。
本発明の画像形成装置を示す外観図である。 画像形成装置の一構成例を示すブロック図である。 第1実施形態における画像形成装置の印刷処理に関わるシステムを示す説明図である。 第1実施形態における画像形成装置のFAX処理を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるレジスタの印刷処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における画像形成装置のFAX処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における画像形成装置の印刷処理に関わるシステムを示す説明図である。 第3実施形態におけるスマートフォンによる認証処理と印刷処理を示すフローチャートである。 第4実施形態における画像形成装置の表示部の表示画面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像形成装置を示す外観図である。図1に示すように画像形成装置10は、第1の画像形成装置100と第2の画像形成装置200とを備えている。画像形成装置10は、いわゆる複合機(MFP)であり、コンビニエンスストアなどに設置されるタイプのものである。
第1の画像形成装置100は、たとえばプリンタ、スキャナ、コピー、FAX等の機能を有しており、これら機能を用いたサービスを提供する。第2の画像形成装置200は、第1の画像形成装置100に接続されて、コインベンダ−としての課金機能を有しており、領収書を発行できる熱転写印刷機能も有している。また、写真印刷のための昇華型印刷装置も内蔵している。
第1の画像形成装置100は、その上部に原稿読取り部111が配置されており、自動原稿搬送装置で送られた原稿やコンタクトガラス上に置かれた原稿を読み取る。原稿読取り部111の前面側に操作パネル部112が設けられている。操作パネル部112は、主に、必要な情報をユーザに伝えたり、ユーザからの指示を入力したりするために設けられている。
原稿読取り部111の下方には、排紙トレイである胴内排紙部114が配置されている。胴内排紙部114の下方であって、第1の画像形成装置100の筺体内に、画像形成部115が配置されている。画像形成部115の下方に、給紙部116が配置されている。画像形成部115は、給紙部116から送られた用紙に、トナーを用いた電子写真方式の画像形成を行い、胴内排紙部114に排出する。
第2の画像形成装置200は、第1の画像形成装置100の左側に配置されて、ユーザに画像形成装置10の利用に必要な料金を投入させる課金機能と、レシートや写真の印刷機能を有している。第2の画像形成装置200の上面には、コインの投入口201とコインの返却ボタン202が設けられている。ユーザは、コイン投入口201から料金であるコインを投入する。また、札投入口204も第2の画像形成装置200の全面に備えており、ここから札を投入する。ユーザが画像形成装置10の利用を中止した際、あるいはおつりを出す際に、ユーザはコイン返却ボタン202を押して、コインを前面側に設けられたコイン返却口205に出すことができる。
また、第2の画像形成装置200は、内部にレシート印刷部や写真印刷部を備える。それらは第1の画像形成装置100とは異なり、熱転写方式の印刷装置である。レシートは、レシート印刷部で印刷されてレシート返却口203に排出される。また、写真は、写真印刷部で印刷されて写真返却口206に排出される。
なお、図1では、支払いの際にコイン投入口201や札投入口204からお金を投入しているが、金額データが記憶されたカードから残金を読み取り、必要な金額を差し引いて記録するリーダ/ライタを備えてもよい。
図2は、画像形成装置10の一構成例を示すブロック図である。図2に示すように第1の画像形成装置100は、先に述べた原稿読取り部111、操作パネル部112、画像形成部115の他に、通信インターフェース123、電力制御部124、一時記憶部(RAM)125、読取画像データ生成制御部126、記憶部128、及び主制御部129を備えている。操作パネル部112は、表示部121と入力操作部122を備える構成である。記憶部128は、プログラム131、印刷データ、格納場所情報、認証情報などの各データ132を記憶する。主制御部129は、情報処理制御部133、認証判定部134、課金処理部135を備える。これら各部は、バス150を介して相互接続されている。
また、第2の画像形成装置200は、課金部210、レシート印刷部211、写真印刷部212を備えている。これら各部と第1の画像形成装置100もバス150を介して相互接続されている。
主制御部129は、バス150を介して接続された上記各部の動作、すなわち、画像形成装置10(第1の画像形成装置100及び第2の画像形成装置200)の全体の動作を制御するものである。この主制御部129は、例えばCPU(Central Processing Unit)等からなり、記憶部128に格納されている各種のプログラム131や操作のための案内情報、印刷データ、認証情報などの各データ132を一時記憶部125にロードし、この一時記憶部125内のプログラム131を実行し、データ132を処理しつつ、ユーザからの指示内容等に基づいて第1の画像形成装置100及び第2の画像形成装置200の上記各部の動作を制御し、各種の処理(原稿読取処理、印刷処理等)を実行する。また、各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
主制御部129の情報処理制御部133は、印刷データ、印刷データの格納場所を示す格納場所情報、ユーザ認証を行うための認証情報の処理制御を行う。すなわち、印刷データを印刷や表示できるように画像処理したり、格納場所情報や認証情報を設定したり、記憶部128に記憶したりする。
認証判定部134は、認証情報が外部の他の装置(たとえばレジスタ20)から入力された場合に、その入力認証情報と設定認証情報とが一致するかを判定する。
課金処理部135は、第1の画像形成装置100と第2の画像形成装置200の処理に応じて課金処理を行う。ここで求めた課金情報は、情報処理制御部133からレシート印刷部211に送られて印刷される。
表示部121は、原稿読取処理、印刷処理等の各処理の実行に際し、ユーザに提示すべき各種の情報を表示する。入力操作部122は、ユーザにより入力操作され、ユーザからの操作指示を受け付けて主制御部129に伝達する。ユーザは、表示部121に表示された各種の情報を見ながら、入力操作部122を操作して、必要な指示を主制御部129に送る。
原稿読取り部111は、原稿を走査して光学的に読み取るものである。読取画像データ生成制御部126は、原稿読取り部111により読み取られた光学信号を電気信号に変換して画像データを生成し、この画像データに各種の処理を施す。
通信インターフェース123は、画像形成装置10に通信可能に接続された外部装置との通信を制御するものである。通信インターフェース123は、ファクス通信部、インターネット用通信部、赤外線通信部、WiFi通信部等を備えている。
読取画像データ生成制御部126で生成された画像データ、通信インターフェース123を介して得られた画像データは、一時記憶部125に一時的に格納される。
画像形成部115は、画像データを一時記憶部125から読み出し、この画像データに応じた画像を記録用紙上に印刷形成する。印刷制御部127は、画像形成部115の印刷処理動作を制御する。
電力制御部124は、電力を各部に供給し、また画像形成装置10における消費電力の検知処理、待機状態への移行処理、及び電源オフ処理などを制御する。
第2の画像形成装置200の課金部210は、コイン投入口201や札投入口204から投入した金額をカウントし、お釣りがある場合は、コイン返却口205へお釣りのコインを送り込む機能を有する。
レシート印刷部211は、主制御部129の課金処理部135で求めた処理金額についてレシートにして印刷する。
また、写真印刷のときは、主制御部129は、通信インターフェース123などから取り込んだ画像データを情報処理制御部133で処理して写真印刷部212に印刷させる。
[第1実施形態]
図3は、第1実施形態における印刷処理に関わるシステムを示す説明図である。
第1実施形態においては、画像形成装置(デジタル複合機)10が、ネットワーク40を介して、レジスタ20、プリンタ30と接続している。レジスタ20は、POSシステムを構築しており、画像形成装置10と連携をしている。また、プリンタ30は、レジスタ側の一般客の目の届かない場所に設置されており、基本的に店員が印刷を行うものである。
ユーザは、画像形成装置10のFAX機能を利用してFAX送信を行ったとする。図4は、第1実施形態における画像形成装置のFAX処理を示すフローチャートである。図5は、第1実施形態におけるレジスタの印刷処理を示すフローチャートである。
図4に示すように、ユーザが、第1の画像形成装置100の原稿読取り部111に送信文書を載置し、入力操作部122からFAX送信の操作を行うと、画像形成装置100は原稿を読み取り、通信インターフェース123を介してFAX送信を行う(ステップS11)。送信処理が終了した段階で、主制御部129の情報処理制御部133は、FAX送信結果の画像を表示部121に送って表示し(ステップS12)、さらに表示部121に送信結果を印刷するか否かを表示して、ユーザに問い合せる(ステップS13)。ユーザが入力操作部122を用いて印刷は不要とした場合には、主制御部129はステップS17に進んで課金処理を行う。
ユーザが入力操作部122を用いて印刷を必要するとした場合には、主制御部129は、表示部121に、さらにレジスタ20の方で印刷するかを問い合せる表示を行う(ステップS14)。不特定多数の人が行き来する場所での印刷を避けたい場合には、ユーザはレジスタ20のところでの印刷を選択できる。
ユーザが、レジスタ20での印刷は不要で画像形成装置10での印刷で構わないとした場合には、主制御部129の情報処理制御部133は、FAX送信結果を画像形成部115に送って印刷させる(ステップS15)。ユーザがレジスタ20の方での印刷を望んだ場合には、主制御部129の情報処理制御部133は、送信結果のデータを格納する場所のURL(格納場所情報)とPINコード(パスワード:認証情報)を設定する(ステップS16)。このとき、URLについてはバーコード化する処理を行う。この場合の処理については、あらかじめ処理内容を設定しておき、情報処理制御部133はそれに従って処理を行う。
主制御部129の課金処理部135は、課金処理を行う(ステップS17)。必要な支払い額を算出し、表示部121に提示し、ユーザが支払いを済ませて課金処理が終了したかを課金部210を介して確認する(ステップS18)。課金処理が終了していれば、主制御部129の情報処理制御部133は、課金情報、URL、PINコードの情報をレシート印刷部211に送ってレシート51の印刷を行う(ステップS19)。レシート51には、データが格納されている場所を示すURLがバーコード52で示され、さらにPINコード(パスワード)53が印刷されている。
ユーザは、このレシート51を持ってレジスタ20のところに行く。店員は、レシート51のバーコード52をレジスタ20に読み込ませると、それが画像形成装置であると確認し、PINコードの入力をレジスタ20が要求する。そこで、レシートの認証情報を入力すると、レジスタ20は認証処理を行う(ステップS21)。レジスタ20は、ネットワーク40を介して画像形成装置10にURLとPINコードの情報を送信する。画像形成装置100の主制御部129の認証判定部134が認証を行い、その結果を、通信インターフェース123からネットワーク40を介してレジスタ20に通知する。レジスタ20は認証判定がOK否かを確認し(ステップS22)、認証判定がOKであれば、それを表示する(ステップS23)。そして、画像形成装置10からレジスタ20を介してプリンタ30に印刷データを送信させ、FAX送信結果を印刷させる(ステップS24)。認証がNGであれば、その旨を表示して(ステップS25)、ステップS26に進む。
ステップS26では、レジスタ20が、プリンタ30による印刷が終了した場合(ステップS26)、画像形成装置10に印刷終了通知を行う(ステップS27)。
画像形成装置10の記憶部128に保存されている印刷データ(FAX送信結果)は、画像形成装置10で印刷処理が終了した場合、あるいは、印刷不要とした場合は、ステップS19のレシート印刷を時点で、記憶部128から削除する。また、プリンタ30で印刷した場合は、レジスタ20から印刷終了の通知が画像形成装置10に送られ、その時点で印刷データを記憶部128から削除する。そして、画像形成装置10は、印刷要求をキャンセルする。
また、印刷データは、処理が終了しても、一定期間は記憶部128に記憶することにしてもよいし、ユーザが認証情報を提示すれば、読み出すことができるとしてもよい。
こうして、ユーザは、他人の目にできるだけ触れさせたくないものを印刷するときは、画像形成装置10ではなく、人目に触れない別のプリンタを選択できるので、個人情報の保護を測ることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、印刷トラブルが生じたときの処理を示す。
FAXの送信結果を印刷する場合、用紙切れやジャムなどが生じて、印刷が滞る場合がある。このままにして放置してしまうと、印刷トラブルが解決したときに、文書が印刷されてしまうことがあり得るので、第2実施形態ではそれを防止する処理を行う。
図6は、第2実施形態における画像形成装置のFAX処理を示すフローチャートである。
第1実施形態では、印刷段階でユーザに印刷装置を選択させるものであったが、第2実施形態では、そのまま画像形成装置10で印刷する設定になっているとする。
まず、ユーザは、画像形成装置10に送信文書を載置し、FAX送信の操作を行うと、画像形成装置10はFAX送信を行う(ステップS31)。送信処理が終了した段階で、送信結果を表示し(ステップS32)、さらに画像形成装置10は送信結果を印刷するか否かをユーザに問い合せる(ステップS33)。ここまでは、第1実施形態のステップS11〜S13と同じである。ユーザが印刷は不要とした場合には、ステップS38に進んで課金処理を行う。
ユーザが印刷を必要とした場合には、主制御部129の情報処理制御部133は、画像形成部115に印刷データを送り印刷処理を行う(ステップS34)。また、印刷処理途中で印刷トラブルが発生しないかを確認している(ステップS35)。印刷トラブルがなければ、ステップS38に進む。
印刷トラブルがあった場合、主制御部129の情報処理制御部133は、印刷処理を中止する(ステップS36)。このとき、主制御部129の情報処理制御部133は、以後、印刷が行われないように印刷処理は終了したものとする。主制御部129の情報処理制御部133は、送信結果のデータを格納した場所のURLとPINコードを設定する(ステップS37)。このとき、主制御部129の情報処理制御部133は、URLについてはバーコード化する処理を行う。
次に主制御部129の課金処理部135は、課金処理を行う(ステップS38)。必要な支払い額を算出し、表示部121に提示して、ユーザが支払いを済ませて課金処理が終了したかを課金部210を介して確認する(ステップS39)。課金処理が終了していれば、主制御部129の情報処理制御部133は、課金情報、URL、PINコードの情報を印刷制御部213に送ってレシート51の印刷を行う(ステップS40)。図3に示すように、レシート51には、データが格納されている場所を示すURLがバーコード52で示され、さらにPINコード53が印刷されている。
このレシート51を持ってレジスタ20のところに行き、プリンタ30によって印刷をしてもらうのは、図5と同じ処理である。
こうして、印刷トラブルが回復したときに、不用意に印刷が完了していなかった印刷処理がなされることがなく、個人情報が他人に見られてしまうことはない。つまり、ユーザが居る状態で紙補充がなされた場合は、そのPINコードを入力してそのユーザの送信結果を印刷する事ができると共に、ユーザが退店していた場合に、従業員が紙補充を行った場合、PINコードが不明な場合、その送信結果を印刷する事なく、廃棄する事が可能となる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、画像形成装置10が発行するURL及びPINコードの情報をスマートフォンに格納し、印刷はユーザの望むところで行うものである。
図7は、第3実施形態における画像形成装置の印刷処理に関わるシステムを示す説明図である。
第3実施形態では、画像形成装置10で印刷処理を行うのではなく、ユーザの要望あるいは印刷トラブルで印刷ができない状態になったときに、スマートフォン60などの携帯端末にURLとPINコード情報を格納し、いつでも好きなところで印刷可能とするものである。
このシステムでは、画像形成装置10がインターネット40を介してクラウドサーバ50に接続しており、印刷データをクラウドサーバ70に格納することができる。画像形成装置10は、印刷データの格納先であるクラウドサーバ70のURLをQRコード55としてレシート51に印刷する。ユーザは、スマートフォン60にQRコードを読み取らせると、スマートフォン60が変換処理をしてURLを得る。この情報をスマートフォン60に記憶しておけば、あらかじめ設定された期間内であれば、クラウドサーバ70に接続して、いつでも印刷データを読み出して、ユーザが望みのプリンタ、たとえばプリンタ80で印刷できる。
この実施形態における画像形成装置10のFAX処理は、図4及び図6の処理とほぼ同じである。第3実施形態においては、ステップS16及びS37のURLとPINコードをQRコードとする。
画像形成装置10は、別のプリンタでの印刷を行う場合、あるいは印刷トラブルが発生した場合、URL及びPINコードを出力する。これら情報を出力した場合、画像形成装置10は、この印刷データに関して画像形成処理を行わない。URLとPINコードの情報は、図7に示すレシート54から、スマートフォン60に記憶されている。また、スマートフォン60には、あらかじめ画像形成装置10との連携アプリケーションがインストールされているものとする。
図8は、第3実施形態におけるスマートフォンによる認証処理と印刷処理を示すフローチャートである。
ユーザは、スマートフォン60を用いて、URL(QRコード55)からクラウドサーバ70にアクセスし、PINコード56をクラウドサーバ70に送る(ステップS41)。クラウドサーバ70は、スマートフォン60から入力されたPINコード56により認証を行い、結果をスマートフォン60に返す。スマートフォン60は、認証結果がOKであるかを確認し(ステップS42)、OKであれば、認証OKであることを表示して(ステップS43)、印刷データを取り込む(ステップS44)。場合によっては、スマートフォン60は、印刷データをプリンタ30にて印刷を行う(ステップS45)。
認証結果がNGであった場合は、認証がNGであることを表示して処理を終了する(ステップS46)。
この場合は、印刷データ(FAXの送信結果)がクラウドサーバ70に一旦格納されて一定期間保持され、クラウドサーバ70にアクセス可能となる認証情報を有するユーザは、スマートフォン60などの端末を用いて好きな時に印刷データを取り出し、他人に覗かれるおそれのないプリンタで印刷することができる。従って、個人情報が外に漏れる可能性を低減することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、レシート印刷せずに、画面にたとえばQRコードなどを表示するものである。レシートなどの印刷物の場合、それを落とすことにより、それを拾った他人に情報を見られる可能性があるためである。
この場合は、レシートなどの印刷物はなく、すべて画像形成装置100の表示部121に認証情報は表示するものである。図9に示すように、URLはQRコード55による表示とし、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末により読み取り変換する。また、パスワードも表示され、ユーザはそれをスマートフォンなどに入力する。
これをレジスタ20に持ち込めば、この情報を読み取って印刷処理を行う。
こうすれば、印刷情報のURLやPINコードの印刷物(たとえば、上述のようなレシート)が存在せず、それを落とすことによって情報が漏れるおそれもなくなるという利点がある。
また、PINコードを入力して認証情報と一致しない場合、一致しない回数が所定数を超えると、印刷要求をキャンセルするものとしても良い。ユーザが印刷を要望する場合は、保守作業用操作等で、PINコード入力の代わりとして処理する。その際、未印刷の送信結果の電話番号と、1ページ目のFAX送信原稿をスキャンする事により、保持している送信結果の内容と一致する場合に、保持していた送信結果を印刷してもよい。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等された発明も含まれる。
10 :画像形成装置
20 :レジスタ
30 :プリンタ
40 :ネットワーク
50 :クラウドサーバ
51 :レシート
52 :バーコード
53 :PINコード
54 :レシート
55 :QRコード
56 :PINコード
60 :スマートフォン
70 :クラウドサーバ
80 :プリンタ
100 :第1の画像形成装置
111 :原稿読取り部
112 :操作パネル部
114 :胴内排紙部
115 :画像形成部
116 :給紙部
121 :表示部
122 :入力操作部
123 :通信インターフェース
124 :電力制御部
125 :一時記憶部
126 :読取画像データ生成制御部
127 :印刷制御部
128 :記憶部
129 :主制御部
131 :プログラム
132 :データ
133 :情報処理制御部
134 :認証判定部
135 :課金処理部
150 :バス
200 :第2の画像形成装置
210 :課金部
211 :レシート印刷部
212 :写真印刷部
213 :印刷制御部

Claims (10)

  1. 印刷情報に基づいて画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、
    前記印刷情報と、前記印刷情報の格納場所を示す格納場所情報と、ユーザ認証を行うための認証情報とに対して処理制御を行う情報処理制御部を備え、
    前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報を設定し出力した場合に、前記画像形成部に、前記印刷情報に基づく画像形成処理を行わせないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記情報処理制御部が前記格納場所情報と前記認証情報を出力し、他の装置から認証情報が入力されたとき、該他の装置からの認証情報が設定された前記認証情報と一致するかを確認する認証判定部を更に備え、
    前記情報処理制御部は、前記認証判定部が認証情報の一致を判定した場合、前記印刷情報を前記他の装置に出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記情報処理制御部は、前記印刷情報を前記他の装置へ出力した場合、前記印刷情報を削除することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 印刷情報に基づいて画像を形成する画像形成部を備え、前記印刷情報を格納可能なサーバに接続する画像形成装置であって、
    前記印刷情報と、前記印刷情報の格納場所を示す格納場所情報と、ユーザ認証を行うための認証情報とに対して処理制御を行う情報処理制御部を備え、
    前記情報処理制御部は、
    前記格納場所情報と前記認証情報を設定し出力した場合に、前記画像形成部に、前記印刷情報に基づく画像形成処理を行わせず、前記サーバに前記印刷情報を転送し、前記格納場所情報と前記認証情報によって前記サーバから前記印刷情報を取り出し可能とすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記印刷情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記情報処理制御部は、前記サーバに前記印刷情報を転送したときに、前記記憶部から前記印刷情報を削除することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記情報処理制御部は、印刷トラブルにより前記画像形成部が画像形成不可能になった場合に、前記格納場所情報と前記認証情報を出力することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. レシートを印刷するレシート印刷部を更に備え、
    前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報を前記レシート印刷部に出力して印刷させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 情報を表示する表示部を更に備え、
    前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報とを前記表示部に出力して表示させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報の少なくともといずれかをバーコードとして出力することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記情報処理制御部は、前記格納場所情報と前記認証情報の少なくともといずれかをQRコードとして出力することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
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