JP2002183091A - 認証印刷システム - Google Patents

認証印刷システム

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JP2002183091A
JP2002183091A JP2000383179A JP2000383179A JP2002183091A JP 2002183091 A JP2002183091 A JP 2002183091A JP 2000383179 A JP2000383179 A JP 2000383179A JP 2000383179 A JP2000383179 A JP 2000383179A JP 2002183091 A JP2002183091 A JP 2002183091A
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Mamoru Sasamae
守 笹前
Yoshito Ono
義人 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、機密保持のため印刷装置内のハード
ディスクに印刷データやジョブファイルを格納するた
め、大容量のハードディスクが必要であり、保存された
印刷データのメンテナンスが容易ではない。認証情報を
サーバで行う構成とした場合は、必ずサーバに対しアク
セスする必要があり、処理が無駄である。 【解決手段】 印刷装置2は、受信処理部2bの認証デ
ータ認識機能2baで、受信したデータが認証を必要と
するデータだと認識した場合、記憶媒体2gにその認証
情報と印刷データ保存先URL情報を保存し、データ記
憶処理部2fで管理する。パネル処理部2eから入力し
た認証情報と一致する認証情報が、記憶媒体2gに保存
した認証情報に存在した場合、データ獲得部2kによっ
てその認証情報に対応した印刷データ保存先URL情報
のサーバ3内のハードディスク3aにアクセスして印刷
データを獲得し、印刷データを印刷処理部2dで印刷す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は認証印刷システムに
係り、特にネットワークに接続されたコンピュータと印
刷装置とで構成され、多数のユーザがコンピュータを使
用して共用する印刷装置で印刷する際にユーザの認証を
行ってから印刷を許可する認証印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くのユーザが操作する複数のコ
ンピュータ(以下、クライアントコンピュータというも
のとする)と、1台の印刷装置とがネットワークを介し
て接続された印刷システムにおいて、共用される印刷装
置は通常は受信した印刷データを順番に処理し印刷を行
う。このようなネットワークで接続された印刷装置はク
ライアントコンピュータと距離的に離れている場合が多
く、また、ユーザが多人数に及ぶため、機密性の高い印
刷データにおいても、その機密性が保てないときがあ
る。また、他の印刷物との判別が必要となり、更に各ユ
ーザから印刷枚数に応じた料金を徴収する場合、それを
管理するのは困難である。
【0003】そこで、従来より、印刷装置に認証機能を
付加することで、上記の問題を解決しようとする認証印
刷システムが提案されている(例えば、特許第3034
160号、特開平11−249848号公報、特開20
00−172478など)。特許第3034160号に
は、操作表示部と、ネットワーク上の複数の上位装置か
ら順次受信した文書情報を解析して生成した画像データ
(印刷データ)を印刷するプリンタエンジン(印刷装
置)とを有する印刷装置において、受信した文書情報が
照合確認が必要な文書情報であるときには、その文書情
報を画像データに展開して照合情報と共にプリンタエン
ジン内の記憶手段(ハードディスク)に一旦格納し、操
作表示部から正しい照合情報が入力された場合に、記憶
手段に格納されている画像データを印刷する構成の認証
印刷システムが開示されている。
【0004】また、特開平11−249848号公報に
は、機器管理、ジョブ管理などを行うサーバ機能を持つ
サーバと、主にデバイス側でクライアント機能を持つク
ライアントとからサーバ・クライアント構成をなし、テ
キスト化されたデータ、イメージデータなどをやりとり
するオフィスシステムにおいて、クライアントコンピュ
ータからネットワークに接続されているプリンタ(印刷
装置)に親展プリントを行う場合、親展プリントである
旨の情報と印刷データを転送してプリンタ内の記憶手段
I格納し、親展プリントであることが通知されたユーザ
が適当なときにプリンタの所に行き、その操作部から自
分のユーザIDとそれに対応するパスワードを入力し
て、プリンタ内部に予め登録されているユーザIDとパ
スワードと照合し、照合が一致したときに、プリンタ内
に記憶されている印刷データを印字出力させる認証印刷
システムが開示されている。
【0005】また、この特開平11−249848号公
報には、ネットワークに接続されたサーバに印刷データ
を記憶させると共に、ユーザIDとパスワードの管理を
行う照合手段もサーバに持たせ、照合が一致した時に、
サーバに記憶されている印刷データをプリンタに印字出
力させる構成の認証印刷システムも開示されている。
【0006】更に、特開2000−172478には、
パソコンとLANで接続されたプリンタを有し、指紋認
識システムが稼動するようになされたパソコンには指紋
リーダが付加されており、その指紋リーダに載せられた
指の指紋を指紋認識システムが解析し、解析した指紋情
報を登録済みの指紋情報と照合して、合致するとパソコ
ンはネットワークにログオンされ、指紋情報が印刷デー
タと共にジョブファイルに含められて送信され、LAN
を経由してそのジョブファイルを受信したプリンタは、
受信したジョブファイルを内部のハードディスクなどの
記憶装置に記憶し、そのジョブファイル中の指紋情報と
プリンタ内の指紋登録ファイルに登録されているユーザ
の指紋情報とを照合し、一致すれば印刷データを用紙に
印字出力する認証印刷システムの構成が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記の従
来の認証印刷システムでは、機密保持のため認証機能を
付加すると印刷データを一旦どこかに保持する必要がで
てくる。プリンタ(印刷装置)内のハードディスクに印
刷データやジョブファイルを格納する従来の認証印刷シ
ステムでは、プリンタを多人数で使用するため大容量の
ハードディスクが必要であり、また、プリンタ内のハー
ドディスクでは、保存された印刷データのメンテナンス
が容易ではない。
【0008】特開平11−249848号公報に開示さ
れた、印刷データをサーバ内に格納する従来の認証印刷
システムでは、プリンタ内のハードディスクに印刷デー
タを格納する場合に比べてメモリの容量の不安もなく、
メンテナンスも容易である反面、その認証機能はプリン
タを管理するサーバでしか行えなく、任意の複数のパソ
コンに対しては認証を行うことはできない。また、ID
及びパスワードの認証をサーバで行う構成とした場合
は、必ずサーバに対しアクセスする必要があり、処理が
無駄であるという問題もある。
【0009】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
クライアントコンピュータから認証の必要な印刷データ
を印刷する場合、印刷データは任意のサーバへ保存し、
印刷装置に対しては印刷データ保存個所のユニフォーム
・リソース・ロケータ(URL:Uniform Resource Loc
ator)情報と認証に必要な管理データのみを送信して記
憶装置に格納する事により、印刷装置の記憶装置の容量
を削減し得る認証印刷システムを提供することを目的と
する。
【0010】また、本発明の他の目的は、ユーザの印刷
データのメンテナンス等の使い勝手の向上を図り得る認
証印刷システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、第
1の発明は、任意の印刷データを印刷データ保存個所U
RL情報及び認証情報と共にネットワークを介して送信
する一又は二以上のクライアントコンピュータと、印刷
データ保存個所URL情報で指定された記憶装置を有
し、送信された印刷データを記憶装置に格納する一又は
二以上のサーバと、送信された印刷データ保存個所UR
L情報及び認証情報を対応付けて認証管理テーブルとし
て記憶する記憶手段と、外部から認証情報を取得するた
めの入力部と、入力部から入力された認証情報と記憶手
段に記憶されている認証情報とを照合する照合手段と、
照合により両者が一致した場合、記憶手段に記憶されて
いる印刷データ保存個所URL情報で示されるネットワ
ーク上のサーバ内の記憶装置に保存された印刷データを
取り込む手段と、その取り込んだ印刷データを印刷する
印刷処理手段とを備える印刷装置とを有する構成とした
ものである。
【0012】この発明では、印刷データを印刷データ保
存個所URL情報で指定されるサーバ内の記憶装置に記
憶し、認証情報と印刷データ保存個所URL情報のみ印
刷装置内の記憶手段に記憶し、印刷装置に入力された認
証情報と印刷装置内の記憶手段に記憶されている認証情
報との照合が一致したときにのみ、印刷データ保存個所
URL情報で示されるネットワーク上のサーバ内の記憶
装置に保存された印刷データを獲得して印刷することが
できる。
【0013】また、上記の目的を達成するため、第2の
発明は、認証情報及び印刷データをネットワークを介し
て送信する一又は二以上のクライアントコンピュータ
と、送信された認証情報に基づき作成した認証管理テー
ブルを予め記憶している記憶手段と、ネットワークを介
して受信した認証情報を記憶手段に記憶されている認証
管理テーブルの認証情報と照合する照合手段と、両者が
一致した場合、ネットワークを介して認証情報と共に受
信した印刷データを印刷する印刷処理手段とを備える印
刷装置とを有することを特徴とする。
【0014】この発明では、ネットワークを介して受信
した認証情報と認証管理テーブルの認証情報との照合が
一致した場合、ネットワークを介して認証情報と共に受
信した印刷データを印刷するようにしているため、印刷
装置内に受信した印刷データ用の記憶手段を不要にでき
る。
【0015】また、上記の目的を達成するため、第3の
発明は、認証情報を既存の任意のURL情報と共にネッ
トワークを介して送信する一又は二以上のクライアント
コンピュータと、送信された認証情報及びURL情報を
対応付けた認証管理テーブルを予め記憶している記憶手
段と、ネットワークを介して受信した認証情報を記憶手
段に記憶されている認証管理テーブルの認証情報と照合
する照合手段と、両者が一致した場合、認証管理テーブ
ルに照合一致した認証情報に対応して登録されているU
RL情報のサーバからネットワークを介して印刷データ
を獲得するデータ獲得手段と、データ獲得手段により獲
得した印刷データを印刷する印刷処理手段とを備える印
刷装置とを有する構成としたものである。
【0016】この発明では、ネットワークを介して受信
した認証情報と記憶手段に記憶されている認証管理テー
ブルの認証情報との照合が一致した場合、認証管理テー
ブルに照合一致した認証情報に対応して登録されている
URL情報のサーバからネットワークを介して印刷デー
タを獲得して印刷するようにしているため、登録されて
いるURL情報のサーバを印刷することができる。
【0017】また、上記の目的を達成するため、第4の
発明は、照合手段により照合一致の結果が得られたとき
に、認証管理テーブルに照合一致した認証情報に対応し
て登録されているURL情報が複数あるときは、それら
複数のURL情報を一覧表示する表示手段と、表示手段
により一覧表示され複数のURL情報の中から任意の一
つのURL情報を選択させ、選択された一つのURL情
報のサーバからネットワークを介して印刷データをデー
タ獲得手段により獲得させる選択手段とを更に有するこ
とを特徴とする。
【0018】また、上記の目的を達成するため、第5の
発明は、第1乃至第4の発明における認証情報を、ユー
ザID及びパスワードとし、第6の発明は生体情報とし
たことを特徴とする。
【0019】また、上記の目的を達成するため、第7の
発明は、任意の印刷データをユーザ固有のユーザ情報と
共にネットワークを介して送信する一又は二以上のクラ
イアントコンピュータと、ネットワークを介して送信さ
れた印刷データを受信して、ユーザ情報毎の領域に記憶
する記憶手段と、予めユーザの所定の生体情報とユーザ
情報を登録している認証データベースと、生体情報を読
み取る読取装置と、記憶手段に記憶されている印刷デー
タを印刷する印刷装置と、ネットワークを介して受信さ
れた印刷データを、印刷データと共に受信されたユーザ
情報を認証データベースに登録されているユーザ情報と
比較照合し、照合が一致した時にのみ受信した印刷デー
タを記憶手段のそのユーザ用領域に記憶し、読取装置に
より読み取った生体情報と認証データベースに登録され
ている生体情報とを比較し、両者が一致した時にのみ記
憶手段のそのユーザ用領域に記憶されている印刷データ
を読み出して印刷装置により印刷を実行させる制御手段
とを有することを特徴とする。
【0020】この発明では、従来の認証印刷システムの
ように、印刷データを印刷装置内の記憶装置に格納する
のではなく、記憶手段に記憶することができる。また、
受信した生体情報が予め認証データベースに登録されて
いる生体情報と一致したときに受信した印刷データを自
動印刷する従来の認証印刷システムとは異なり、読取装
置でユーザが印刷しようと希望する時に生体情報を読取
装置に読み取らせ、照合が一致した場合は印刷データを
印刷することができる。
【0021】また、上記の目的を達成するため、第8の発
明は、制御手段により、読取装置により読み取った生体
情報と認証データベースに登録されている生体情報との
照合一致結果が得られた時に、記憶手段のそのユーザ用
領域に記憶されている複数の印刷データの名称を表示部
に一覧表示する表示手段と、表示部に一覧表示された複
数の印刷データの名称のうち任意の一の名称を選択さ
せ、かつ、選択した名称の印刷データを印刷又は削除の
いずれかに指定して実行させる選択指定手段とを更に有
することを特徴とする。この発明では、印刷データの印
刷だけでなく、削除もユーザの選択で行える。
【0022】更に、上記の目的を達成するため、第9の
発明は、第7の発明の記憶手段に記録されてから予め設
定した一定時間経過した印刷データを、記憶手段から自
動的に破棄するデータ破棄手段を更に有することを特徴
とする。この発明では、記憶手段の容量を有効に利用で
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の各実施の形態につ
いて図面と共に説明する。図1は本発明になる認証印刷
システムの第1の実施の形態のシステム構成図を示す。
同図に示すように、この認証印刷システムは、クライア
ントコンピュータ1、印刷装置2、サーバ3がネットワ
ーク4を介して接続された構成となっている。また、ク
ライアントコンピュータ6、サーバ5のようにネットワ
ーク4には複数のクライアントコンピュータや複数のサ
ーバが接続された構成であっても問題はない。
【0024】図2は図1で示した認証印刷システムを構
成するそれぞれの機器の内部構成の一実施の形態のブロ
ック図である。図2において、クライアントコンピュー
タ1は、印刷装置2に印刷データを送信するためのプリ
ンタドライバ1aに認証機能設定部1aaを有し、更に
その認証機能設定部1aa中にデータ保存個所設定部1
aaaと認証情報設定部1aabが設けられている。
【0025】印刷装置2は、内部処理全体を制御する制
御部2aと、データを受信する受信処理部2bと、受信
データを解析してプリンタ言語に変換するデータ処理部
2cと、印刷出力処理を行う印刷処理部2dと、ユーザ
が印刷装置2に直接設定を行うためのパネル処理部2e
を有している。また、本発明に関わる部分として、受信
処理部2bに認証データ情報かどうかを認識する認証デ
ータ認識機能2ba、パネル表示部2eには、認証情報
を入力するための認証情報入力部2eaと、認証情報を
表示する表示部2ebがある。
【0026】また、印刷装置2は、認証情報を記憶・管
理するデータ記憶処理部2fと、認証情報を保存する記
憶媒体2gと、実際に認証処理を行う認証処理部2h
と、認証確認ができた場合、印刷データを獲得するため
のデータ獲得部2kと、認証の入力部として接続される
認証ユニット2jと、認証ユニット2jを制御する認証
ユニット制御部2iとを有している。サーバ3は、一般
的にハードディスク3aを有している。
【0027】印刷装置2で印刷を行う場合、通常はクラ
イアントコンピュータ1で印刷データを作成し、印刷装
置2に印刷データを送信する事により印刷が実行され
る。認証印刷を行う場合に、データ保存個所設定部1a
aaと認証情報設定部1aabの設定を行い印刷処理を
行うと、認証を必要とする印刷データは、データ保存個
所設定部1aaaで指定するサーバ3内のハードディス
ク3aに保存され、印刷装置2には認証情報が送信され
る。
【0028】印刷装置2は、受信処理部2bの認証デー
タ認識機能2baで、受信したデータが認証を必要とす
るデータかどうかを認識し、認証を必要とするデータだ
と認識した場合、記憶媒体2gにその認証情報を保存
し、データ記憶処理部2fで管理する。さらに、パネル
処理部2eの認証情報入力部2eaや、外部装置の認証
ユニット2jなどから認証情報を入力すると、記憶媒体
2gに保存した認証情報とを認証処理部2hで比較処理
する。入力された認証情報と一致する認識管理情報が存
在した場合、その認証情報を表示部2ebに表示し、パ
ネル処理部2eでその表示された中の任意のものをユー
ザに選択させ、データ獲得部2kによってその選択され
た印刷データが保存されているURLに対しアクセス
し、データの獲得処理を行い、認証データの印刷を印刷
処理部2dで行う。
【0029】次に、図2及び図3を参照して、本発明シ
ステムの第1の実施の形態における、クライアントコン
ピュータから認証が必要なデータを印刷実行し、印刷装
置が認証情報を認識し保存・管理する場合の動作を説明
する。図3は本発明システムの第1の実施の形態での印
刷装置が認証情報を保存する動作を説明するフローチャ
ートである。
【0030】まず、例えば、クライアントコンピュータ
1を操作するユーザが、印刷しようとする印刷データが
認証を必要とするか否か判断し(ステップ101)、認
証を必要としない印刷データの場合は、通常に印刷が実
行される(ステップ108)。それに対し、認証を必要
とする印刷データの場合、ユーザは、クライアントコン
ピュータ1内のプリンタドライバ1aの認証機能設定部
1aa内のデータ保存個所設定部1aaaで印刷データ
の保存先URL(サーバ3のハードディスク3a内)を
設定し、また、認証情報設定部1aabでユーザIDや
パスワード等の認証情報を入力する(ステップ10
2)。この設定をイリーガルに行った場合、例えば印刷
データの保存先URLが存在しない、もしくは作成でき
ないといった場合は、認証情報を再度入力することにな
る(ステップ103)。
【0031】認証情報が正しく入力されると、印刷実行
を行う(ステップ104)。このステップ104の印刷
実行は、クライアントコンピュータ1で作成した印刷デ
ータを、ネットワーク4を介してデータ保存個所設定部
1aaaに入力した印刷データの保存個所URL情報で
あるサーバ3のハードディスク3aへ転送することと、
ネットワーク4を介して印刷装置2に、上記の印刷デー
タ保存個所URL情報と共に、クライアントコンピュー
タ1の認証機能設定部1aaで入力した認証情報を転送
することである。
【0032】上記の印刷データ転送により印刷データが
ハードディスク3aに保存される(ステップ105)。
また、印刷装置2はクライアントコンピュータ1から送
信されたデータを、受信処理部2bの認証データ認識機
能2baで通常の印刷データか認証情報のみのデータか
を認識する(ステップ106)。ここでは、送られてき
たデータが認証情報と判断するので、記憶媒体2gにデ
ータ記憶処理部2fの管理の基、上記の受信された認証
情報が保存される(ステップ107)。なお、ステップ
106で認証情報ではなく、印刷データと判断されたと
きには、通常の印刷が行われる(ステップ108)。
【0033】次に、図2及び図4を参照して、認証を行
い保存していたデータの印刷実行の動作について説明す
る。図4は本発明システムの第1の実施の形態の認証情
報を入力した際、印刷データを取得して印刷を実行する
動作の説明用のフローチャートである。
【0034】印刷装置2はパネル処理部2eの認証情報
入力部2eaや、認証ユニット制御部2iの管理の下、
外部接続の認証ユニット2jからユーザIDやパスワー
ド等の認証情報が入力される(ステップ201)。通常
は、印刷データを送信したクライアントコンピュータ1
のユーザが印刷装置2の所に行き、認証ユニット2jか
らユーザIDやパスワード等の認証情報を入力すること
になる。
【0035】印刷装置2に入力されたこの認証情報は、
認証処理部2hにおいてデータ記憶処理部2fで管理さ
れている記憶媒体2gに保存されている認証情報と比較
検証される(ステップ202)。両者が一致しなけれ
ば、入力された認証情報が正しくないと判断して、認証
情報の再入力(ステップ203)となり、一致するもの
が存在すれば、データ獲得部2kは、その一致した認証
情報と共に記憶媒体2gに格納されている印刷データの
保存個所URL情報を読み出し(ステップ204)、そ
のURLであるサーバ3のハードディスク3aから印刷
データを読み出し、ネットワーク4を介してデータ獲得
処理を実行する(ステップ205)。
【0036】そのURLに印刷データが存在しなかった
場合は、表示部2ebにエラー表示を行う(ステップ2
07)。URLから印刷データの読み出しが成功した場
合は、その印刷データの印刷処理を実行する(ステップ
208)。
【0037】次に、本発明の第1の実施の形態の実際の
動作を詳細に説明する。図5を参照して、認証が必要な
データを印刷する場合、クライアントコンピュータ1の
プリンタドライバ1aで、図6に示すような認証情報設
定画面に従いユーザID、パスワード、保存個所URL
情報(保存先URL)の指定を行う。
【0038】今、ユーザIDを「nec」、パスワードを
「password」、保存先URLを「http://www.sample.ne
c.co.jp/data.xxx」で指定したとする。そして、印刷処
理を実行すると、プリンタドライバ1aは、入力した認
証情報と保存先URL情報とを印刷装置2に送信し、実
際の印刷データに対しては前記サーバ3に相当するワー
ルド・ワイド・ウェブ・サーバ(以後WWWサーバと呼
ぶ)のハードディスク3aの保存先URL(http://ww
w.sample.nec.co.jp/data.xxx)に対し保存処理を要求
する。なお、実施例としてWWWサーバを用いたがFT
Pサーバなど他プロトコルのサーバでも問題ないことは
言うまでもない。
【0039】印刷装置2はデータを受信すると、認証デ
ータ認識機能2baにおいて、受信データが認証情報及
び保存先URL情報であることを認識し、データ記憶処
理部2fに対して認証情報及び保存先URL情報の保存
を要求する。データ記憶処理部2fは図7に示されるよ
うな、管理No.とユーザIDとパスワードと保存先U
RL情報とファイル名と受信日付とを対応させた認証管
理テーブルを作成しハードディスク15(2g)に保存
を行い管理する。
【0040】その後、ユーザが印刷装置2のオペレーシ
ョンパネル16(パネル処理部2eに相当)でユーザI
D「nec」、パスワード「password」を入力し、認証要
求を実行すると、認証処理部2hにおいて、この入力さ
れたユーザIDとパスワードが一致するデータ記憶処理
部2fで管理されているハードディスク15(2g)の
図7に示した認証管理テーブルを検索する。
【0041】もし、一致するものが複数存在した場合
は、オペレーションパネル16に表示し、ユーザが指定
する事になる。なお、今の場合ユーザID「nec」、パ
スワード「password」で管理されているものは1つしか
ないので、そのデータのみがオペレーションパネル16
に表示される。ユーザがその認証されたデータの印刷指
定を行うと、データ獲得部18はその指定されたURL
(WWWサーバのハードディスク3a)に対しデータの
獲得を行い、印刷処理部2dにおいて印刷処理が行われ
る。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態について
図8と共に説明する。図8は本発明になる認証印刷シス
テムの第2の実施の形態の要部の動作説明図である。こ
の第2の実施の形態では、予めクライアントコンピュー
タ1や6から各ユーザが自身のユーザID及びパスワー
ドをネットワークを介して印刷装置2へ送信し、図8に
示すハードディスク25(図2の記憶媒体2gに相当)
に、同図に26で示すようなユーザIDとパスワードを
対応付けた認証管理テーブルを予め作成しておくこと
で、この印刷装置2を使える人を特定するものである。
【0043】この第2の実施の形態では、クライアント
コンピュータ1や6から印刷データを送信する際には、
印刷データの送信に先立ってプリンタドライバ1aより
ユーザIDとパスワードを送信する。ここでは、ユーザ
IDを「nec」、パスワードを「password」と設定して
印刷を実行するものとする。印刷装置2は認証データ認
識機能2baで、プリンタドライバ1aから送られてき
たユーザIDとパスワードを受け取る。認証データ認識
機能2baは認証処理部23(2h)にその認証データ
を渡す。
【0044】認証処理部23(2h)は、データ記憶処
理部2fに対してハードディスク25に保存されている
認証管理テーブル26の参照要求を出す。今、認証管理
テーブル26にはユーザID「nec」は登録されていな
い。認証処理部23(2h)はユーザIDが登録されて
いないことを判断すると印刷を受け付けないようにす
る。
【0045】一方、受信した認証情報(パスワード及び
ユーザID)が認証管理テーブル26に対応付けて格納
されているものである場合には、認証処理部23(2
h)はユーザID及びパスワードが認証管理テーブル2
6に登録されていることを判断し、上記の認証情報に続
けてクライアントコンピュータ1や6から送信されてき
た印刷データを、印刷処理部(図2の2d)を用いて用
紙に印刷する。すなわち、この実施の形態では、印刷デ
ータはサーバのハードディスクに一旦記憶されるのでは
なく、認証情報の照合の結果、印刷が許可された場合に
直接、印刷装置2で印刷される。このようにして、本実
施の形態では印刷装置2の使用権限を特定することが可
能になる。
【0046】この第2の実施の形態では、印刷装置2内
には保存個所URL情報及び印刷データ保存用の記憶装
置は不要であり、印刷装置2のハードディスク25とし
て、それほど容量の大きなものを必要とすることがな
い。
【0047】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図9は本発明になる認証印刷システムの第3
の実施の形態の要部の動作説明図である。この第3の実
施の形態では、予めクライアントコンピュータ1や6か
ら各ユーザが自身のユーザID及びパスワードと共に、
ユーザが希望する印刷データが得られる既存のURL情
報をネットワークを介して印刷装置2へ送信し、図9に
示すハードディスク31(図2の記憶媒体2gに相当)
に、同図に32で示すようなユーザIDとパスワードを
対応付けた認証管理テーブルを予め作成しておくこと
で、この印刷装置2上からその登録したURLから得た
印刷データの印刷を行うようにしたものである。
【0048】すなわち、図9において、ユーザがクライ
アントコンピュータ1(又は6)から印刷装置2に対し
て、プリンタドライバ1aより所望の既存のURL情報
「http://www.sample.nec.co.jp/aaa.htm」とユーザI
D「nec」とパスワード「password」を送信する。印刷
装置2は認証データ認識機能2baでその送られてきた
認証情報(ユーザID及びパスワード)及びURL情報
を認識し、データ記憶処理部2fにその認証情報を渡
し、データ記憶処理部2fによりハードディスク31
(図2の記憶媒体2gに相当)に、図9に32で示すよ
うに、ユーザIDとパスワードとURL情報とを対応付
けた認証管理テーブルを作成して保存する。
【0049】その後、ユーザが印刷装置2のオペレーシ
ョンパネル16(図2の2eに相当)でユーザID「ne
c」、パスワード「password」を入力し、認証要求を実
行すると、認証処理部33(図2の2hに相当)におい
て、この入力されたユーザIDとパスワードが一致する
データ記憶処理部2fで管理されているハードディスク
31内の認証管理テーブル32を検索する。
【0050】今の場合、ハードディスク31内の認証管
理テーブル32のユーザID「nec」、パスワード「pas
sword」で管理されているURL情報は「http://www.aa
a.ne.jp/abc.htm」と「http://www.sample.nec.co.jp/a
aa.htm」があるため、その2つのURL情報がオペレー
ションパネル16(2e)に一覧表示される。ユーザが
その表示された2つのURL情報のうちの一方のURL
情報「http://www.sample.nec.co.jp/aaa.htm」の印刷
指定を行うと、データ獲得部2kはその指定された既存
のURL情報からネットワークを介してデータの獲得を
行う。印刷処理部2dはデータ獲得部2kにより獲得し
た既存のURLからのデータを用紙に印刷出力する。
【0051】このように、この第3の実施の形態では、
印刷データをユーザが作成してサーバへ送信するのでは
なく、予め認証情報と共に所望の既存のURL情報を認
証管理テーブル32に保存しておき、オペレーションパ
ネル16から認証情報を入力して、その照合の結果、正
当性が認められた時(照合一致のとき)に、予め登録さ
れている既存のURLから得られるデータを印刷するよ
うにしているため、印刷装置2に印刷データを保存して
おくための記憶装置を不要にできる。
【0052】なお、第3の実施の形態における既存のU
RL情報の代わりに、クライアントコンピュータで設定
するサーバの印刷データの保存先URL情報とすること
により、第1の実施の形態でも第3の実施の形態と同様
に、複数の印刷データの保存先URL情報がある場合に
これらを一覧表示してユーザに選択させることができ
る。また、以上の実施の形態では、認証情報としてユー
ザIDとパスワードを用いたが、指紋その他の生体情報
を用いることも可能である。
【0053】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図10は本発明になる印刷システムの第4の
実施の形態の構成図を示す。同図において、クライアン
トコンピュータ41及び42は、ネットワーク43を介
してホストコンピュータ44に接続され、ホストコンピ
ュータ44には印刷装置45が接続されている。さら
に、印刷装置45には、指紋読取装置46、表示部47
及び操作部48が接続されている。
【0054】ホストコンピュータ44は、図11に示す
ように、印刷装置45に接続されている制御部441
と、制御部441により書き込みと読み出しが制御され
る記憶部442とを有している。ホストコンピュータ4
4は、ユーザがクライアントコンピュータ41又は42
から印刷要求をした場合に送信される、印刷データとユ
ーザの判別に用いる情報をネットワーク43を介して受
信し、それを記憶部442にそれぞれ保存する。
【0055】実際に印刷物を手にする場合は、印刷装置
45に接続された指紋読取装置46を用いてユーザ認証
を行い、印刷を実行するデータを表示部47に表示され
るメニューから操作部48を用いて選択する事でそのデ
ータが印刷され、印刷終了後、ホストコンピュータ44
の記憶部442からそのデータが消去される。
【0056】次に、図12及び図13の各フローチャー
トと共に、図10及び図11の本実施の形態の動作につ
いて説明する。まず、クライアントコンピュータ41及
び42の少なくともいずれか一方からホストコンピュー
タ44へ印刷要求が行われた時、ホストコンピュータ4
4の制御部441はネットワーク43を介して受信した
データからユーザ情報を参照して、予め作成しておいた
記憶部442のユーザ認証データベースに同じユーザ情
報が登録されているか照合して印刷許可の判断を行う
(図12のステップ301)。
【0057】認証データベースに登録がされていないユ
ーザからの要求の場合(照合不一致の場合)、ホストコ
ンピュータ44はその旨を示す「異常終了」を要求元の
クライアントコンピュータ41又は42にネットワーク
43を介して送信すると共に、受信したデータを破棄す
る(図12のステップ302)。
【0058】一方、認証データべ−スに登録されている
ユーザの場合(照合一致の場合)、ホストコンピュータ
44は記憶部442に保存領域を確保できるか確認し
(図12のステップ303)、保存領域を確保できたと
きには、その保存領域に受信した印刷データを保存して
おく(図12のステップ304)。また、印刷データを
送信したクライアントコンピュータのユーザ名、受信日
時も保存領域に記録しておく(図12のステップ30
5)。このとき、保存領域はユーザ単位に設けられるの
で、印刷データが他のユーザの保存領域に記録されるこ
とはない。
【0059】上記の保存終了後、ホストコンピュータ4
4は印刷要求元のクライアントコンピュータ41又は4
2に印刷要求が受理された旨の「正常終了」の報告を送
信する(図12のステップ306)。なお、ステップ3
02で記憶部442の領域不足で保存領域が確保できな
いときは、「異常終了」を要求元のクライアントコンピ
ュータ41又は42にネットワーク43を介して送信す
ると共に、受信したデータを破棄する(図12のステッ
プ302)。
【0060】次に、実際に印刷データを出力する方法を
説明する。印刷装置45に接続された指紋読取装置46
からユーザの指紋を読み取り、その指紋情報がホストコ
ンピュータ44内の記憶部442のユーザ認証データベ
ースに予め登録されている指紋情報と同じであるかどう
か照合することでユーザ情報を確認する(図13のステ
ップ401)。指紋照合の結果、不一致であるときに
は、ホストコンピュータ44は印刷許可を受けていない
ユーザの印刷データの出力であると判断して、「ユーザ
情報なし」を表示部47に表示して、印刷装置45によ
る印刷データを出力できないようにする(図13のステ
ップ402)。
【0061】指紋照合の結果、一致であるときには、ホ
ストコンピュータ44は印刷許可を受けているユーザの
印刷データの出力であると判断して、記憶部442内に
保存されている、そのユーザ用に確保されている領域の
印刷データを取得し、印刷装置45の表示部47に印刷
データの名称を一覧表示する(図13のステップ40
3)。従って、表示部47には指紋照合が一致したユー
ザが、以前にクライアントコンピュータから送信した印
刷データのみが一覧表示される。
【0062】続いて、ホストコンピュータ44は、操作
部48によるユーザ操作が何かを確認し(図13のステ
ップ404)、終了であれば処理を終了し、表示部47
の一覧表示の中からユーザが任意の印刷データの名称を
選択し、「印刷」または「削除」の実行が可能である
(図13のステップ405)。
【0063】データ削除を選択した場合、データ削除確
認画面が表示され、「取消」を選択すれば削除を中止
し、「削除」を選択すればデータの削除を行ってデータ
表示画面に戻る。「印刷」を選択した場合は、図14の
フローチャートに従って印刷装置45側ではホストコン
ピュータ43から指定した印刷データを記憶部422か
ら取得する。次に、印刷を行うユーザの印刷権限を取得
し、確認する(図14のステップ501)。その結果、
印刷不可能となった場合、「印刷制限」を表示部47に
表示し(図14のステップ502)、処理を終了する。
【0064】ホストコンピュータ44は印刷可能と判断
した場合、その際に印刷実行開始時間、認証を行ったユ
ーザ名及び取得した印刷データ名を記録し(図14のス
テップ503)、印刷データの印刷を実行する(図14
のステップ504)。印刷終了後は、記憶部442に保
存していた印刷データを削除し(図14のステップ50
5)、印刷終了時間及び実際に印刷したページ枚数も記
録しておく(図14のステップ506)。
【0065】また、記憶部442に記録されてから一定
時間経過した印刷データを自動的に破棄する事もでき、
破棄までの時間はホストコンピュータ44側で設定して
おく。これにより、長期間印刷または削除が行われずに
いる印刷データが原因でホストコンピュータ44の記録
部442の空き容量を抑圧することを防止できる。
【0066】このように、本実施の形態では、従来の認
証印刷システムのように、印刷データを印刷装置45内
の記憶装置に格納するのではなく、ホストコンピュータ
44内の記憶部442に記憶するので、印刷装置45内
の記憶装置の容量を削減することができる。また、受信
した指紋情報が予め認証データベースに登録されている
指紋情報と一致したときに受信した印刷データを自動印
刷する従来の認証印刷システムとは異なり、指紋読取装
置46でユーザが印刷しようと希望する時に指紋を指紋
読取装置46に読み取らせ、照合が一致した場合は印刷
データを印刷するだけでなく、印刷データの削除もユー
ザの選択で行え、更に、一定時間経過した印刷データを
自動的に破棄することで記憶部442の空き容量を確保
することができ、使い勝手を向上できる。
【0067】また、指紋情報を認証に用いるので、ユー
ザ固有のID番号などを覚えておく必要もなく、識別カ
ードのような識別手段を別途用意しておき印刷物を取得
する際に識別手段を携帯しておく必要もない。
【0068】なお、上記の実施の形態ではユーザ認証及
び印刷データの保存にホストコンピュータ44を使用し
ているが、印刷装置45本体にこの機能を搭載する事も
可能である。また、ユーザの認証手段として指紋を用い
たが、他の生体部位(瞳、顔、その他)を用いることも
可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷データを印刷データ保存個所URL情報で指定され
るサーバ内の記憶装置に記憶し、認証情報と印刷データ
保存個所URL情報のみ印刷装置内の記憶手段に記憶
し、印刷装置に入力された認証情報と印刷装置内の記憶
手段に記憶されている認証情報との照合が一致したとき
にのみ、印刷データ保存個所URL情報で示されるネッ
トワーク上のサーバ内の記憶装置に保存された印刷デー
タを獲得して印刷するようにしたため、印刷装置の記憶
媒体の容量削減ができる。
【0070】また、本発明によれば、認証指示された印刷
データを印刷する際に印刷データは指定のサーバ内、認
証情報は印刷装置内で管理されるようにしたため、ユー
ザによる印刷データの管理が容易にできる。
【0071】また、本発明によれば、認証処理が印刷装置
内で行われるので、印刷装置のみで認証処理を行うこと
ができ、処理に無駄がなく、処理を効率的にできる。
【0072】また、本発明によれば、ネットワークを介し
て受信した認証情報と認証管理テーブルの認証情報との
照合が一致した場合、ネットワークを介して認証情報と
共に受信した印刷データを印刷することにより、印刷装
置内に受信した印刷データ用の記憶手段を不要にできる
ため、印刷装置を安価に構成することができる。
【0073】また、本発明によれば、認証管理テーブルに
照合一致した認証情報に対応して登録されているURL
情報のサーバからネットワークを介して印刷データを獲
得して印刷することにより、登録されているURL情報
のサーバからの印刷データを印刷することができるた
め、ユーザによる印刷データの管理が容易にできる。
【0074】更に、本発明によれば、受信した生体情報が
予め認証データベースに登録されている生体情報と一致
したときに受信した印刷データを自動印刷する従来の認
証印刷システムとは異なり、読取装置でユーザが印刷し
ようと希望する時に生体情報を読取装置に読み取らせ、
照合が一致した場合は印刷データを印刷することがで
き、また、ユーザが印刷しようと希望する時に生体情報
を読取装置に読み取らせ、照合が一致した場合は印刷デ
ータを印刷するだけでなく、印刷データの削除もユーザ
の選択で行えるため、使い勝手を向上できる。
【0075】また、更に、本発明によれば、ユーザ識別の
手段として指紋情報等の生体情報を用いるようにしたた
め、ユーザ固有のID番号などを覚えておく必要もな
く、識別カードのような識別手段を別途用意しておき印
刷物を取得する際に識別手段を携帯しておく必要もな
く、ユーザ認証の後に印刷を実行するので、どのユーザ
が印刷を実行したかを記録する事で、印刷に応じて課金
するシステムを構築する場合にも管理が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる認証印刷システムの第1の実施の
形態のシステム構成図である。
【図2】図1で示した認証印刷システムを構成するそれ
ぞれの機器の内部構成の一実施の形態のブロック図であ
る。
【図3】本発明システムの第1の実施の形態での印刷装
置が認証情報を保存する動作を説明するフローチャート
である。
【図4】本発明システムの第1の実施の形態の認証情報
を入力した際、印刷データを取得して印刷を実行する動
作の説明用のフローチャートである。
【図5】本発明システムの第1の実施の形態の要部の動
作説明図である。
【図6】認証情報設定画面の一例を示す図である。
【図7】図5で用いる管理テーブルの一例を示す図であ
る。
【図8】本発明システムの第2の実施の形態の要部の動
作説明図である。
【図9】本発明システムの第3の実施の形態の要部の動
作説明図である。
【図10】本発明になる認証印刷システムの第4の実施
の形態のシステム構成図である。
【図11】図10のホストコンピュータ内の一例の構成
図である。
【図12】図10の印刷要求の動作説明用フローチャー
トである。
【図13】図10の印刷データ操作の動作説明用フロー
チャートである。
【図14】図10の印刷データ出力の動作説明用フロー
チャートである。
【符号の説明】
1、6、41、42 クライアントコンピュータ 1a プリンタドライバ 1aa 認証機能設定部 1aaa データ保存個所設定部 1aab 認証情報設定部 2、45 印刷装置 2a 制御部 2b 受信処理部 2ba 認証データ認識機能 2c データ処理部 2d 印刷処理部 2e パネル処理部 2ea 認証情報入力部 2eb 表示部 2f データ記憶処理部 2g 記憶媒体 2h、23、33 認証処理部 2i 認証ユニット制御部 2j 認証ユニット 2k データ獲得部 3、5、34 サーバ 3a、25、31 ハードディスク 4、43 ネットワーク 16 オペレーションパネル 26、32 認証管理テーブル 44 ホストコンピュータ 46 指紋読取装置 47 表示部 48 操作部 441 制御部 442 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 CL08 HJ06 HK11 HN15 HQ06 2C087 AB06 BA03 BA06 BC18 CB02 DA14 2C187 AE06 GD02 5B021 AA01 EE01 NN18 5B085 AC03 AE23 BE07 BG07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の印刷データを印刷データ保存個所
    URL情報及び認証情報と共にネットワークを介して送
    信する一又は二以上のクライアントコンピュータと、 前記印刷データ保存個所URL情報で指定された記憶装
    置を有し、送信された前記印刷データを該記憶装置に格
    納する一又は二以上のサーバと、 送信された前記印刷データ保存個所URL情報及び前記
    認証情報を対応付けて認証管理テーブルとして記憶する
    記憶手段と、外部から認証情報を取得するための入力部
    と、該入力部から入力された認証情報と前記記憶手段に
    記憶されている認証情報とを照合する照合手段と、前記
    照合により両者が一致した場合、前記記憶手段に記憶さ
    れている前記印刷データ保存個所URL情報で示される
    ネットワーク上の前記サーバ内の記憶装置に保存された
    前記印刷データを取り込む手段と、その取り込んだ印刷
    データを印刷する印刷処理手段とを備える印刷装置とを
    有することを特徴とする認証印刷システム。
  2. 【請求項2】 認証情報及び印刷データをネットワーク
    を介して送信する一又は二以上のクライアントコンピュ
    ータと、 送信された前記認証情報に基づき作成した認証管理テー
    ブルを予め記憶している記憶手段と、前記ネットワーク
    を介して受信した前記認証情報を前記記憶手段に記憶さ
    れている前記認証管理テーブルの認証情報と照合する照
    合手段と、両者が一致した場合、前記ネットワークを介
    して前記認証情報と共に受信した前記印刷データを印刷
    する印刷処理手段とを備える印刷装置とを有することを
    特徴とする認証印刷システム。
  3. 【請求項3】 認証情報を既存の任意のURL情報と共
    にネットワークを介して送信する一又は二以上のクライ
    アントコンピュータと、 送信された前記認証情報及びURL情報を対応付けた認
    証管理テーブルを予め記憶している記憶手段と、前記ネ
    ットワークを介して受信した前記認証情報を前記記憶手
    段に記憶されている前記認証管理テーブルの認証情報と
    照合する照合手段と、両者が一致した場合、前記認証管
    理テーブルに照合一致した該認証情報に対応して登録さ
    れている前記URL情報のサーバから前記ネットワーク
    を介して印刷データを獲得するデータ獲得手段と、該デ
    ータ獲得手段により獲得した印刷データを印刷する印刷
    処理手段とを備える印刷装置とを有することを特徴とす
    る認証印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記照合手段により照合一致の結果が得
    られたときに、前記認証管理テーブルに照合一致した該
    認証情報に対応して登録されている前記URL情報が複
    数あるときは、それら複数のURL情報を一覧表示する
    表示手段と、前記表示手段により一覧表示された複数の
    URL情報の中から任意の一つのURL情報を選択さ
    せ、選択された一つのURL情報のサーバから前記ネッ
    トワークを介して印刷データを前記データ獲得手段によ
    り獲得させる選択手段とを更に有することを特徴とする
    請求項1又は3記載の認証印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記認証情報は、ユーザID及びパスワ
    ードであることを特徴とする請求項1乃至4のうちいず
    れか一項記載の認証印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記認証情報は、生体情報であることを
    特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の認
    証印刷システム。
  7. 【請求項7】 任意の印刷データをユーザ固有のユーザ
    情報と共にネットワークを介して送信する一又は二以上
    のクライアントコンピュータと、 前記ネットワークを介して送信された前記印刷データを
    受信して、前記ユーザ情報毎の領域に記憶する記憶手段
    と、 予めユーザの所定の生体情報と前記ユーザ情報を登録し
    ている認証データベースと、 生体情報を読み取る読取装置と、 前記記憶手段に記憶されている前記印刷データを印刷す
    る印刷装置と、 前記ネットワークを介して受信された印刷データを、該
    印刷データと共に受信された前記ユーザ情報を前記認証
    データベースに登録されているユーザ情報と比較照合
    し、照合が一致した時にのみ受信した該印刷データを前
    記記憶手段のそのユーザ用領域に記憶し、前記読取装置
    により読み取った生体情報と前記認証データベースに登
    録されている生体情報とを比較し、両者が一致した時に
    のみ前記記憶手段のそのユーザ用領域に記憶されている
    前記印刷データを読み出して前記印刷装置により印刷を
    実行させる制御手段とを有することを特徴とする認証印
    刷システム。
  8. 【請求項8】 前記制御手段により、前記読取装置によ
    り読み取った生体情報と前記認証データベースに登録さ
    れている生体情報との照合一致結果が得られた時に、前
    記記憶手段のそのユーザ用領域に記憶されている複数の
    前記印刷データの名称を表示部に一覧表示する表示手段
    と、前記表示部に一覧表示された複数の前記印刷データ
    の名称のうち任意の一の名称を選択させ、かつ、選択し
    た名称の印刷データを印刷又は削除のいずれかに指定し
    て実行させる選択指定手段とを更に有することを特徴と
    する請求項7記載の認証印刷システム。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段に記録されてから予め設定
    した一定時間経過した前記印刷データを、前記記憶手段
    から自動的に破棄するデータ破棄手段を更に有すること
    を特徴とする請求項7記載の認証印刷システム。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段、前記認証データベース
    及び前記制御手段は、前記ネットワークと前記印刷装置
    の間に接続されるホストコンピュータにより構成される
    ことを特徴とする請求項7記載の認証印刷システム。
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