JP6292276B1 - エンジンの可変動弁装置 - Google Patents

エンジンの可変動弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6292276B1
JP6292276B1 JP2016205329A JP2016205329A JP6292276B1 JP 6292276 B1 JP6292276 B1 JP 6292276B1 JP 2016205329 A JP2016205329 A JP 2016205329A JP 2016205329 A JP2016205329 A JP 2016205329A JP 6292276 B1 JP6292276 B1 JP 6292276B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable valve
drive circuit
intake
valve mechanism
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016205329A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018066317A (ja
Inventor
剛之 鴨山
剛之 鴨山
後藤 剛
剛 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2016205329A priority Critical patent/JP6292276B1/ja
Priority to US15/725,679 priority patent/US20180106198A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6292276B1 publication Critical patent/JP6292276B1/ja
Publication of JP2018066317A publication Critical patent/JP2018066317A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/0203Variable control of intake and exhaust valves
    • F02D13/0207Variable control of intake and exhaust valves changing valve lift or valve lift and timing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2820/00Details on specific features characterising valve gear arrangements
    • F01L2820/03Auxiliary actuators
    • F01L2820/032Electric motors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】モータの駆動回路の収容に用いられる部品点数増大の抑制、当該駆動回路の配設スペース確保の容易化、駆動回路で発生した熱による熱害の抑制、及び、駆動回路からモータへの電力供給用の電線で発生した磁界による電磁ノイズの抑制を図りつつ、全体としてコストの低減を図る。【解決手段】複数の電動可変動弁機構を備えたエンジンの可変動弁装置において、前記複数の電動可変動弁機構のうち少なくとも2つの電動可変動弁機構2,3の駆動に、1つの駆動回路24が用いられるようにし、駆動回路24を制御する制御装置50を、駆動回路24とは別体で構成し、駆動回路24を、前記少なくとも2つの電動可変動弁機構2,3のうち少なくともいずれか1つの電動可変動弁機構2と一体化させる。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の電動可変動弁機構を備えたエンジンの可変動弁装置に関する。
近年、自動車用エンジンの可変動弁機構には、電動モータによって駆動される電動式のものが採用されることがある。電動式の可変動弁機構では、油圧駆動式のものに比べて、緻密で応答性に優れた制御が可能になる。また、油圧駆動式では、低温状態や低エンジン回転状態のときに油圧制御を行えない課題があるのに対して、電動式の可変動弁機構では、制御可能な温度領域や運転領域を拡大できる利点がある。
また、複数の可変動弁機構が設けられる場合、例えば、吸気用の可変動弁機構として、制御性に優れた電動式を採用し、排気用の可変動弁機構として、電動式に比べて低コストの油圧駆動式を採用することがあるが、吸気用及び排気用のいずれにおいても、電動可変動弁機構を採用することもある。
例えば特許文献1に開示された構成のように、複数の電動可変動弁機構が設けられる場合、これらの可変動弁機構を個別に作動させるために、可変動弁機構毎に駆動源としてのモータが設けられる。また、例えば特許文献1の図5に開示されているように、エンジン制御装置(PCM)からの指令に基づいてモータを制御する駆動回路(ドライバ)は、通例、モータ毎に設けられる。
各モータの駆動回路は、モータのオン・オフの切り換え、正転・逆転の切り換え、回転数、回転角度等を制御可能なように、複数の電子部品が組み合わされて構成される。モータとこれに対応する駆動回路は、通例、同じケースに収容された状態でユニット化されて、カムシャフトの一端側に配設される。
特開2008−267342号公報
ところで、上記のように複数の電動可変動弁機構が設けられる場合において、モータと駆動回路からなるモータユニットが可変動弁機構毎に設けられると、部品コストが増大する課題がある。
この課題に対しては、各モータに駆動回路をユニット化させる構成に代えて、モータから独立して設けられた1つの駆動回路を、複数のモータの制御に共用させる構成を採用することが考えられる。この場合、単価の高い駆動回路の個数が減少することで、全体的に部品コストの低減を図ることが可能になる。
しかしながら、この場合、モータ用のケースとは別に、駆動回路用のケースやこれを支持するためのブラケット等が新たに必要になったり、駆動回路を配設するためのスペースを確保したりする必要がある。
また、駆動回路専用のケースの省略及び省スペース化を図るために、駆動回路をエンジン制御装置(PCM)の回路基板上に組み込むことも考えられるが、この場合、駆動回路で発した熱や、駆動回路からモータへの電力供給用の電線で発生した磁界が、エンジン制御装置に悪影響を及ぼす可能性がある。例えば、エンジン制御装置に熱害が生じたり、上記の電力供給用の電線が他の通信用の電線と共に束ねられてなるハーネスにおいて、通信用の電線で電磁ノイズが発生したり、該電磁ノイズの対策を行うためのコストアップを招いたりする可能性がある。
そこで、本発明は、複数の電動可変動弁機構を備えたエンジンの可変動弁装置において、モータの駆動回路の収容に用いられる部品点数増大の抑制、当該駆動回路の配設スペース確保の容易化、駆動回路で発した熱による熱害の抑制、及び、駆動回路からモータへの電力供給用の電線で発生した磁界による電磁ノイズの抑制を図りつつ、全体としてコストの低減を図ることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るエンジンの可変動弁装置は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
複数の電動可変動弁機構を備えたエンジンの可変動弁装置であって、
吸気弁の開閉に用いられる電動式の吸気側可変動弁機構と、
排気弁の開閉に用いられる電動式の排気側可変動弁機構と、
前記吸気側可変動弁機構および前記排気側可変動弁機構の駆動に共用され、それぞれ電線を介して前記吸気側可変動弁機構の被電力供給部と前記排気側可変動弁機構の被電力供給部とに接続された1つの駆動回路と、
前記吸気側可変動弁機構の前記被電力供給部を収容する吸気側ケースと、
前記吸気側ケースに隣接して配置され、前記排気側可変動弁機構の前記被電力供給部を収容する排気側ケースと、
前記駆動回路とは別体であり、該駆動回路を制御する制御装置と、を備え、
前記駆動回路は、前記吸気側ケースに収容されることで前記吸気側可変動弁機構に一体化されており、
前記駆動回路を前記吸気側可変動弁機構の前記被電力供給部に繋ぐ電線は、前記吸気側ケースに収容され、
前記駆動回路を前記排気側可変動弁機構の前記被電力供給部に繋ぐ電線は、前記吸気側ケース及び前記排気側ケースの外側を通って配索されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記吸気側可変動弁機構の前記被電力供給部、及び、前記排気側可変動弁機構の前記被電力供給部は、それぞれモータであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記吸気側可変動弁機構、及び、前記排気側可変動弁機構は、それぞれ、弁の開閉タイミング及びリフト量のうち一方又は両方を変化させるものであることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明に係るエンジンの可変動弁装置によれば、複数の電動可変動弁機構の駆動に、1つの駆動回路が共用されるため、駆動回路の個数が減少することで、全体的に部品コストの低減を図ることができる。
また、駆動回路は少なくとも1つの電動可変動弁機構に一体化されるため、駆動回路専用のケースやこれを支持するためのブラケット等を省略することができると共に、エンジンルーム等において、電動可変動弁機構とは異なる場所に、駆動回路の配設スペースを確保する必要がない。
さらに、駆動回路は、これを制御する制御装置とは別体であるため、駆動回路や駆動回路からモータ等への電力供給用の電線に大電流が流れても、制御装置に熱害が生じたり、制御装置に接続されたハーネスにおける通信用の各電線において電磁ノイズが発生したりすることを抑制できる。また、このような電磁ノイズの対策が不要になることで、コストの低減を図ることができる。
また、前記駆動回路が一体化される吸気側可変動弁機構は、高温の排ガスに晒される排気側可変動弁機構に比べて温度が上昇し難いため、駆動回路の熱害を効果的に抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、吸気側可変動弁機構のモータと、前記駆動回路とが、共通の吸気側ケースに収容されることで、該吸気側ケース内において、駆動回路とモータとの間を繋ぐ電線を簡素に配索できる。また、吸気側ケースには、モータと駆動回路を1つずつ収容するだけでよいため、モータ、駆動回路及び吸気側ケースからなるユニットをコンパクトに構成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、弁の開閉タイミングやリフト量の可変、或いはこれらの組合せを実現する電動可変動弁機構を備えたエンジンの可変動弁装置において、上述の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るエンジンの可変動弁装置を車体上方側から見た平面図である。 第1実施形態におけるモータの制御系を示す図である。 本発明の参考実施形態におけるモータの制御系を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るエンジンの可変動弁装置について、実施形態毎に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るエンジンの可変動弁装置1を車体上方側から見た平面図である。可変動弁装置1は、例えば直列4気筒型のガソリンエンジンに設けられている。ただし、本発明において、エンジンの種類や具体的構成は特に限定されるものでない。
可変動弁装置1は、エンジンの吸気弁4の開閉に用いられる吸気側可変動弁機構2と、エンジンの排気弁6の開閉に用いられる排気側可変動弁機構3とを備えている。
なお、図1には、2気筒分の吸気弁4及び排気弁6が二点鎖線で図示されており、図1に示す例において、吸気弁4及び排気弁6は気筒毎に2つずつ設けられている。
吸気側可変動弁機構2は、吸気弁4の開閉タイミングを変化させる電動式の可変バルブタイミング機構(VVT)である。吸気側可変動弁機構2は、気筒列方向に延びるように設けられた吸気側カムシャフト10を備えている。吸気側カムシャフト10は、シリンダヘッド(図示せず)に支持されている。
吸気側カムシャフト10には、その長さ方向に間隔を空けて複数のカム部11が設けられている。カム部11は吸気弁4毎に設けられており、各カム部11は、例えばロッカアーム5を介して吸気弁4に係合されている。
吸気側可変動弁機構2は、吸気側被駆動ユニット14と、吸気側モータユニット20とを更に備えている。
吸気側被駆動ユニット14は、吸気側カムシャフト10の一端部に設けられている。吸気側被駆動ユニット14の外周部には、スプロケット16が設けられている。スプロケット16は、吸気側カムシャフト10と同じ軸心上に配置されている。スプロケット16にはタイミングチェーン8が巻き掛けられており、スプロケット16は、タイミングチェーン8を介してクランクシャフト(図示せず)に駆動連結されている。
なお、吸気側カムシャフト10の駆動方式としては、タイミングチェーンによる駆動に代えて、ベルト駆動やギヤ駆動が採用されてもよい。
吸気側被駆動ユニット14は、吸気側カムシャフト10の位相を変化させる位相変換機構18を備えている。位相変換機構18としては、周知の機構が任意に採用される。スプロケット16は、位相変換機構18を介して吸気側カムシャフト10に連結されている。これにより、クランクシャフト側からスプロケット16に入力された回転は、位相変換機構18を介することで位相が変換又は保持されて、吸気側カムシャフト10に伝達される。
吸気側モータユニット20は、吸気側カムシャフト10の一端部に吸気側被駆動ユニット14を介して駆動連結されており、フロントカバー(図示せず)に取り付けられている。吸気側モータユニット20は、位相変換機構18を作動させる吸気側モータ22と、吸気側モータ22に対して吸気側カムシャフト10とは反対側に隣接して配置された駆動回路24と、吸気側モータ22及び駆動回路24を収容するケース26とを備えている。
吸気側モータ22の出力軸は、吸気側カムシャフト10と連れ回りするように、位相変換機構18を介して吸気側カムシャフト10に駆動連結されている。吸気側モータ22の出力回転数が吸気側カムシャフト10の回転数と同期する所定回転数であるとき、吸気側カムシャフト10の位相は保持され、吸気側モータ22の出力回転が前記所定回転数よりも増速されると、吸気側カムシャフト10の位相は進角され、吸気側モータ22の出力回転が前記所定回転数よりも減速されると、吸気側カムシャフト10の位相は遅角される。
なお、上記とは逆に、吸気側モータ22の出力回転が前記所定回転数よりも増速されたときに、吸気側カムシャフト10の位相が遅角され、吸気側モータ22の出力回転が前記所定回転数よりも減速されたときに、吸気側カムシャフト10の位相が進角されるように構成されてもよい。
排気側可変動弁機構3は、排気弁6の開閉タイミングを変化させる電動式の可変バルブタイミング機構(VVT)である。排気側可変動弁機構3は、気筒列方向に延びるように設けられた排気側カムシャフト30を備えている。排気側カムシャフト30は、シリンダヘッド(図示せず)に支持されている。
排気側カムシャフト30には、その長さ方向に間隔を空けて複数のカム部31が設けられている。カム部31は排気弁6毎に設けられており、各カム部31は、例えばロッカアーム7を介して排気弁6に係合されている。
排気側可変動弁機構3は、排気側被駆動ユニット34と、排気側モータユニット40とを更に備えている。
排気側被駆動ユニット34は、排気側カムシャフト30の一端部に設けられている。排気側被駆動ユニット34は、気筒列方向において、吸気側被駆動ユニット14と同じ位置に配置されている。排気側被駆動ユニット34は、気筒列方向に直角な方向において、吸気側被駆動ユニット14に隣接して配置されている。
排気側被駆動ユニット34の外周部には、スプロケット36が設けられている。スプロケット36は、排気側カムシャフト30と同じ軸心上に配置されている。スプロケット36には上記のタイミングチェーン8が巻き掛けられており、スプロケット36は、タイミングチェーン8を介してクランクシャフト(図示せず)に駆動連結されている。
なお、排気側カムシャフト30の駆動方式としては、吸気側と同様、タイミングチェーンによる駆動に代えて、ベルト駆動やギヤ駆動が採用されてもよい。
排気側被駆動ユニット34は、排気側カムシャフト30の位相を変化させる位相変換機構38を備えている。位相変換機構38としては、周知の機構が任意に採用される。スプロケット36は、位相変換機構38を介して排気側カムシャフト30に連結されている。これにより、クランクシャフト側からスプロケット36に入力された回転は、位相変換機構38を介することで位相が変換又は保持されて、排気側カムシャフト30に伝達される。
排気側モータユニット40は、排気側カムシャフト30の一端部に排気側被駆動ユニット34を介して駆動連結されており、フロントカバー(図示せず)に取り付けられている。排気側モータユニット40は、位相変換機構38を作動させる排気側モータ42と、排気側モータ42を収容するケース46とを備えている。
排気側モータ42の出力軸は、排気側カムシャフト30と連れ回りするように、位相変換機構38を介して排気側カムシャフト30に駆動連結されている。排気側モータ42の出力回転数が排気側カムシャフト30の回転数と同期する所定回転数であるとき、排気側カムシャフト30の位相は保持され、排気側モータ42の出力回転が前記所定回転数よりも増速されると、排気側カムシャフト30の位相は進角され、排気側モータ42の出力回転が前記所定回転数よりも減速されると、排気側カムシャフト30の位相は遅角される。
なお、上記とは逆に、排気側モータ42の出力回転が前記所定回転数よりも増速されたときに、排気側カムシャフト30の位相が遅角され、排気側モータ42の出力回転が前記所定回転数よりも減速されたときに、排気側カムシャフト30の位相が進角されるように構成されてもよい。
排気側モータ42は、気筒列方向において、吸気側モータ22と同じ位置に配置されている。排気側モータ42は、気筒列方向に直角な方向において、吸気側モータ22に隣接して配置されている。排気側モータユニット40のケース46は、気筒列方向において、吸気側モータユニット20のケース26よりもコンパクトに構成されている。
図2に示すように、上述の駆動回路24は、電力供給用の電線51,52を介して、吸気側モータ22及び排気側モータ42の双方に接続されており、吸気側モータ22及び排気側モータ42を駆動可能となっている。これにより、駆動回路24は、吸気側可変動弁機構2及び排気側可変動弁機構3の駆動に用いられるようになっている。
駆動回路24と吸気側モータ22を繋ぐ電線51は、その全体が吸気側モータユニット20のケース26に収容されている。駆動回路24と排気側モータ42を繋ぐ電線52は、吸気側モータユニット20及び排気側モータユニット40のケース26,46の外側を通って配索されている。
駆動回路24には、エンジン制御装置としてのPCM(Powertrain Control Module)50から送られる制御信号が入力され、該PCM50によって制御される。PCM50は、エンジンの各種動作を制御するものであり、例えばマイクロプロセッサを主要部として構成されている。PCM50は、駆動回路24とは別体であり、車両におけるエンジンから離れた任意の場所に設けられている。
第1実施形態によれば、吸気側及び排気側の2つの可変動弁機構2,3の駆動に1つの駆動回路24が共用されるため、可変動弁機構2,3毎に駆動回路が設けられる場合に比べて、高価な駆動回路の個数が減少することで、全体的に部品コストの低減を図ることができる。
また、第1実施形態において、駆動回路24は、吸気側モータユニット20のケース26に収容されることで、吸気側可変動弁機構2に一体化されている。そのため、吸気側可変動弁機構2及び排気側可変動弁機構3とは異なる場所に、これらとは別体の駆動回路を設ける場合に比べて、駆動回路専用のケースやこれを支持するためのブラケット等を省略することができると共に、エンジンルーム等において、駆動回路専用の配設スペースを確保する必要がない。
さらに、第1実施形態において、駆動回路24が一体化される吸気側可変動弁機構2は、高温の排ガスに晒される排気側可変動弁機構3に比べて温度が上昇し難いため、駆動回路24の熱害を効果的に抑制できる。
また、第1実施形態によれば、吸気側モータ22と駆動回路24とが共通のケース26に収容されている。また、ケース26内において、吸気側モータ22と駆動回路24は近接して配置されている。そのため、ケース26内において、駆動回路24と吸気側モータ22との間を繋ぐ電線51を短く簡素に配索できる。
さらに、吸気側モータユニット20のケース26には、吸気側モータ22と駆動回路24を1つずつ収容するだけでよいため、吸気側モータユニット20を全体的にコンパクトに構成することができる。
また、吸気側モータ22と排気側モータ42は互いに隣接して配置されているため、吸気側モータユニット20に設けられた駆動回路24と排気側モータ42とを繋ぐ電線52を短く簡素に配索できる。
さらに、排気側モータユニット40のケース46には、駆動回路24が収容されず、排気側モータ42を1つ収容するだけでよいため、排気側モータユニット40を効果的にコンパクト化することができる。
また、吸気側モータユニット20のケース26内で短く簡素に配索される電力供給用の電線51は、他の電線と共に束ねられてハーネスを構成するものではない。さらに、吸気側モータユニット20と排気側モータユニット40との間では、何らかの通信を行ったり、排気側モータ42以外への電力供給を行ったりする必要がないことから、吸気側モータユニット20の駆動回路24から排気側モータユニット40の排気側モータ42まで短く簡素に配索される電力供給用の電線52も、他の電線と共に束ねられてハーネスを構成するものではない。
そのため、吸気側モータ22や排気側モータ42の作動時において、電力供給用の電線51,52に大電流が流れても、通信用の電線において電磁ノイズが発生することを抑制できる。また、このような電磁ノイズの対策が不要になることで、コストの低減を図ることができる。
また、第1実施形態において、駆動回路24は、PCM50とは別体であり、該PCM50から離れた場所に配設されている。そのため、吸気側モータ22や排気側モータ42の作動時において、駆動回路24に大電流が流れても、PCM50に熱害が及ぶことを抑制できる。
参考実施形態]
図3を参照しながら、参考実施形態に係るエンジンの可変動弁装置について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素については、図3において同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
図3に示すように、参考実施形態において、駆動回路24は、電力供給用の電線151,152を介して吸気側モータ22及び排気側モータ42に接続されているとともに、PCM50によって制御されるようになっており、これらの点では第1実施形態と同様である。
一方で、参考実施形態では、吸気側モータ22と排気側モータ42が共通のケース126に収容されており、この点で第1実施形態と異なっている。これにより、吸気側モータ22と排気側モータ42は、共通のモータユニット120を構成している。
該モータユニット120のケース126には、駆動回路24も収容されている。また、駆動回路24と吸気側モータ22を繋ぐ電線151、及び、駆動回路24と排気側モータ42を繋ぐ電線152も、これらの全体が共通のケース126に収容されている。
参考実施形態によれば、吸気側モータ22、排気側モータ42及び駆動回路24が、全て共通のケース126に収容されることで、該ケース126内において、駆動回路24と各モータ22,42との間を繋ぐ電線151,152を短く簡素に配索できる。
また、駆動回路24は、吸気側モータ22及び排気側モータ42と共に1つのモータユニット120を構成するため、モータ22,44毎にモータユニットが構成される場合に比べて、部品コストの低減、及び、組立工数の低減を図ることができる。
さらに、第1実施形態と同様、2つの可変動弁機構2,3の駆動に1つの駆動回路24が共用されることで、高価な駆動回路の個数を低減できるため、全体的に部品コストの低減を図ることができる。
また、駆動回路24は、モータユニット120のケース126に収容されることで、吸気側可変動弁機構2及び排気側可変動弁機構3に一体化されている。そのため、吸気側可変動弁機構2及び排気側可変動弁機構3とは異なる場所に、これらとは別体の駆動回路を設ける場合に比べて、駆動回路専用のケースやこれを支持するためのブラケット等を省略することができると共に、エンジンルーム等において、駆動回路専用の配設スペースを確保する必要がない。
さらに、ケース126内で短く簡素に配索される電力供給用の電線151,152は、他の電線と共に束ねられてハーネスを構成するものではない。そのため、吸気側モータ22や排気側モータ42の作動時において、電力供給用の電線151,152に大電流が流れても、通信用の電線において電磁ノイズが発生することを抑制できる。また、このような電磁ノイズの対策が不要になることで、コストの低減を図ることができる。
また、第1実施形態と同様、駆動回路24は、PCM50とは別体であり、該PCM50から離れた場所に配設されている。そのため、吸気側モータ22や排気側モータ42の作動時において、駆動回路24に大電流が流れても、PCM50に熱害が及ぶことを抑制できる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の本実施形態では、複数の電動可変動弁機構として、1つの吸気側可変動弁機構と1つの排気側可変動弁機構とを備えたエンジンの可変動弁装置について説明したが、本発明において、複数の電動可変動弁機構は、吸気側の機構のみで構成されたり、排気側の機構のみで構成されたりしてもよい。また、本発明に係るエンジンの可変動弁装置は、3つ以上の電動可変動弁機構を備えてもよい。
また、上述の実施形態では、1つの駆動回路が2つの電動可変動弁機構の駆動に用いられる例を説明したが、本発明では、1つの駆動回路が3つ以上の電動可変動弁機構の駆動に用いられてもよい。
さらに、上述の実施形態では、モータユニットのケースに駆動回路を収容することで、該駆動回路を電動可変動弁機構に一体化する例を説明したが、本発明において、電動可変動弁機構に駆動回路を一体化する構成はこれに限定されるものでなく、例えば、モータを支持するブラケットに駆動回路を一体化させたり、モータと駆動回路を共通のブラケットに支持させたりしてもよい。
またさらに、上述の実施形態では、駆動回路によって駆動される電動可変動弁機構が、弁の開閉タイミングを変化させる可変バルブタイミング機構(VVT)である例を説明したが、本発明において、駆動回路によって駆動される電動可変動弁機構は、弁のリフト量を変化させるもの、又は、開閉タイミング及びリフト量の両方を変化させるものであってもよい。
以上のように、本発明によれば、複数の電動可変動弁機構を備えたエンジンの可変動弁装置において、モータの駆動回路の収容に用いられる部品点数増大の抑制、当該駆動回路の配設スペース確保の容易化、駆動回路で発生した熱による熱害の抑制、及び、駆動回路からモータへの電力供給用の電線で発生した磁界による電磁ノイズの抑制を図りつつ、全体としてコストの低減を図ることが可能となるから、可変動弁機構として電動式のものを採用した自動車用エンジンの製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 エンジンの可変動弁装置
2 吸気側可変動弁機構
3 排気側可変動弁機構
4 吸気弁
6 排気弁
8 タイミングチェーン
10 吸気側カムシャフト
11 カム部
14 吸気側被駆動ユニット
16 スプロケット
18 位相変換機構
20 吸気側モータユニット
22 吸気側モータ
24 駆動回路
26 ケース
30 排気側カムシャフト
31 カム部
34 排気側被駆動ユニット
36 スプロケット
38 位相変換機構
40 排気側モータユニット
42 排気側モータ
46 ケース
50 PCM(エンジン制御装置)
51,52 電力供給用の電線
120 モータユニット
126 ケース
151,152 電力供給用の電線

Claims (3)

  1. 複数の電動可変動弁機構を備えたエンジンの可変動弁装置であって、
    吸気弁の開閉に用いられる電動式の吸気側可変動弁機構と、
    排気弁の開閉に用いられる電動式の排気側可変動弁機構と、
    前記吸気側可変動弁機構および前記排気側可変動弁機構の駆動に共用され、それぞれ電線を介して前記吸気側可変動弁機構の被電力供給部と前記排気側可変動弁機構の被電力供給部とに接続された1つの駆動回路と、
    前記吸気側可変動弁機構の前記被電力供給部を収容する吸気側ケースと、
    前記吸気側ケースに隣接して配置され、前記排気側可変動弁機構の前記被電力供給部を収容する排気側ケースと、
    前記駆動回路とは別体であり、該駆動回路を制御する制御装置と、を備え、
    前記駆動回路は、前記吸気側ケースに収容されることで前記吸気側可変動弁機構に一体化されており、
    前記駆動回路を前記吸気側可変動弁機構の前記被電力供給部に繋ぐ電線は、前記吸気側ケースに収容され、
    前記駆動回路を前記排気側可変動弁機構の前記被電力供給部に繋ぐ電線は、前記吸気側ケース及び前記排気側ケースの外側を通って配索されていることを特徴とするエンジンの可変動弁装置。
  2. 前記吸気側可変動弁機構の前記被電力供給部、及び、前記排気側可変動弁機構の前記被電力供給部は、それぞれモータであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの可変動弁装置。
  3. 前記吸気側可変動弁機構、及び、前記排気側可変動弁機構は、それぞれ、弁の開閉タイミング及びリフト量のうち一方又は両方を変化させるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの可変動弁装置。
JP2016205329A 2016-10-19 2016-10-19 エンジンの可変動弁装置 Active JP6292276B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016205329A JP6292276B1 (ja) 2016-10-19 2016-10-19 エンジンの可変動弁装置
US15/725,679 US20180106198A1 (en) 2016-10-19 2017-10-05 Variable valve train for engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016205329A JP6292276B1 (ja) 2016-10-19 2016-10-19 エンジンの可変動弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6292276B1 true JP6292276B1 (ja) 2018-03-14
JP2018066317A JP2018066317A (ja) 2018-04-26

Family

ID=61628651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016205329A Active JP6292276B1 (ja) 2016-10-19 2016-10-19 エンジンの可変動弁装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20180106198A1 (ja)
JP (1) JP6292276B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006016996A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toyota Motor Corp 内燃機関の動弁特性制御装置
JP2006170088A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Fujitsu Ten Ltd 可変動弁システムの制御装置
JP2011507469A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 ヴァレオ セキュリテ アビタクル 複数のモータを制御するための回路

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5417186A (en) * 1993-06-28 1995-05-23 Clemson University Dual-acting apparatus for variable valve timing and the like
US6371066B1 (en) * 2000-12-15 2002-04-16 Ford Global Technologies, Inc. Torque based cam timing control method and system
JP4506504B2 (ja) * 2005-02-25 2010-07-21 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP2006329181A (ja) * 2005-04-28 2006-12-07 Toyota Motor Corp 内燃機関の動弁装置
US8033954B2 (en) * 2007-04-18 2011-10-11 GM Global Technology Operations LLC Hybrid powertrain with reversing engine and method of control
US7789054B2 (en) * 2008-03-10 2010-09-07 Gm Global Technology Operations, Inc. Twin cam phaser for dual independent cam phasing
US8682564B2 (en) * 2010-08-30 2014-03-25 Delphi Technologies, Inc. Camshaft position sensing in engines with electric variable cam phasers

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006016996A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toyota Motor Corp 内燃機関の動弁特性制御装置
JP2006170088A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Fujitsu Ten Ltd 可変動弁システムの制御装置
JP2011507469A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 ヴァレオ セキュリテ アビタクル 複数のモータを制御するための回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018066317A (ja) 2018-04-26
US20180106198A1 (en) 2018-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1426567B1 (en) Electric valve-driving system of internal combustion engine
US10389212B2 (en) Motor device
KR101542966B1 (ko) 캠 페이져와 캠샤프트-인-캠샤프트를 포함하는 밸브 트레인 레이아웃 구조
US9145835B2 (en) Internal combustion engine valve drive device for a motor vehicle
CN106460587B (zh) 凸轮轴相位器系统和使用于该凸轮轴相位器系统的电动机换向的方法
JP4130878B2 (ja) 内燃機関用フロントカバー
JPH01153880A (ja) スロツトルバルブを操作するための装置
JP6699368B2 (ja) エンジンのマウント構造
JP2008174113A (ja) 可変バルブタイミング機構付エンジンのマウント構造
JP6292276B1 (ja) エンジンの可変動弁装置
JPS6388231A (ja) 船外機エンジンの速度制御装置
US20170159508A1 (en) Hydraulic circuit for internal combustion engine
JP6729005B2 (ja) エンジンのチェーンカバー構造
JP2009167979A (ja) エンジンの油圧制御装置
US6904880B2 (en) VCT sensor and actuator module
EP3401519B1 (en) Mounting structure of oil control valve unit and motorcycle
CN108223033B (zh) 用于内燃机的凸轮轴停用系统
JP2000199418A (ja) 内燃機関のオイル通路構造
EP3640464B1 (en) Straddled vehicle equipped with independent throttle engine
JP5590324B2 (ja) 電動アクチュエータの作動制御装置の配置構造
CN113811673B (en) Valve timing adjusting device
JP6436056B2 (ja) エンジン制御装置
JP7078013B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP4186302B2 (ja) 内燃機関のオイルコントロールバルブ冷却構造
JP2008024021A (ja) 内燃機関の車載構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6292276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150