JP6291219B2 - 触媒コンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガス再循環(Exhaust Gas Recirculation)装置を付帯させた内燃機関に用いられる触媒コンバータに関する。
気筒内の燃焼温度を低下させてNOxの排出量を削減しつつ、ポンピングロスの低減を図るEGR装置が周知である。EGR装置は、排気通路と吸気通路とをEGR通路を介して接続し、気筒内で発生する燃焼ガスの一部をEGR通路経由で吸気通路に還流させて吸気に混入するものである。このようなEGR装置の一例として、排気ガス浄化用の触媒を通過した排気ガスを吸気通路に還流するものが知られている(例えば、下記特許文献1を参照)。
図4では、EGR通路101を形成するEGRパイプ102、及び、このEGRパイプ102の排気通路103側の端部104が接続される従来の触媒コンバータ105の断面を模式的に示している。この触媒コンバータ105の下流側部分においては、触媒の下流側の端部から下流側に向かって漸次縮径となるいわゆるロアコーン部106が形成されている。
ロアコーン部106の成形方法について詳述すれば、まず、板金素材にプレス等による加工を施すことにより、全体の円錐台形状が成形される。その後、円錐台形状の傾斜部109にパイプ取付部107を形成するための平面部分110を成形し、この平面部分110に対して穿孔加工及びバーリング加工を施す。このような加工によって、前記ロアコーン部106に、EGRパイプ102を取り付けるための前記平面部分110に直交する孔111と、この孔111の周りに立ち上がる取付ボス112とが形成される。
そして、前記孔111と取付ボス112とを備えたパイプ取付部107を介してEGRパイプ102が触媒コンバータ105のロアコーン部106に接続される。
なお、EGRパイプ102を触媒コンバータ105に接続する際には、EGRパイプ102の内部に凝縮水が溜まって腐食が発生するのを防止するために、EGRパイプ102が水平方向よりも下方に突出するV字形の湾曲部108(図4では二点鎖線で示している)を備えないようにする必要がある。そのため、触媒コンバータ105の軸線114に対して垂直方向にEGRパイプ102の端部104を取り付けなければならない。
しかして、従来の触媒コンバータ105は、プレス加工等により最初に形成される円錐台形状を利用してパイプ取付部107が成形されるものであり、しかも、前記湾曲部108を備えないようにEGRパイプ102を前記軸線114に対して垂直に接続しなければならないため、孔111及び取付ボス112を形成するための平面部分110を大きく設定することが難しかった。そのため、EGRガスが流通するEGRパイプ102の径を大きく設定することができず、EGR量を増加させることに限界があった。
また、従来のものは、前記取付ボス112の上流側にロアコーン部106の内方に突出する凹陥部分113が形成されることとなる。そのため、凹陥部分113に応力集中が生じてロアコーン部106の損傷を招いたり、凹陥部分113によって排気の流れが妨げられたり、さらに、凹陥部分113に熱が集中してしまったりする等の不具合が発生していた。
特開2004−278342号公報
本発明は、EGRパイプの径を大きく設定できるとともに、EGRパイプの接続部分における応力集中を抑制することができる触媒コンバータを提供することを目的とするものである。
本発明では、内燃機関の排気通路内の排気を浄化するための触媒が収容された筒状をなす触媒ケースの端部から下流側に向かって漸次縮径となる一方側の側面部と、この一方側の側面部よりも外方に膨出し、軸を挟んで前記一方側の側面部と対向する位置に設けられる他方側の側面部と、前記排気通路と内燃機関の吸気通路とを連通する排気ガス再循環通路を形成するパイプを前記他方側の側面部の外側から取り付けるためのパイプ取付部とを備える下流側ケースを具備し、前記他方側の側面部が、前記触媒の直下から前記パイプ取付部の下端部近傍まで略同一の径であるとともに、パイプ取付部の下端部近傍から前記一方側の側面部よりも急に縮径している触媒コンバータを構成した。
前記パイプ取付部は、前記他方側の側面部の外面側に成形された平面部分に設けられ、、その平面部分は内方への突出部分を有さないことが好ましい
本発明によれば、EGRパイプの径を大きく設定できるとともに、EGRパイプの接続部分における応力集中を抑制することができる。
本発明の一実施形態における車両用内燃機関の全体構成を示す図。 同実施形態の触媒コンバータ及びEGR通路を示す図。 同実施形態の触媒コンバータとEGRパイプとの接続部分を示す中央側断面図。 従来の触媒コンバータとEGRパイプとの接続部分を示す中央側断面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関の概要を示す。
本実施形態における内燃機関は、火花点火式ガソリンエンジンであり、複数の気筒1(図1には、そのうち一つを図示している)を具備している。各気筒1の吸気ポート近傍には、燃料を噴射するインジェクタ11を設けている。また、各気筒1の燃焼室の天井部に、点火プラグ12を取り付けてある。点火プラグ12は、点火コイルにて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を惹起するものである。点火コイルは、半導体スイッチング素子であるイグナイタとともに、コイルケースに一体的に内蔵される。
吸気を供給するための吸気通路3は、外部から空気を取り入れて各気筒1の吸気ポートへと導く。吸気通路3上には、エアクリーナ31、吸気絞りバルブ36、排気ターボ過給機5のコンプレッサ51、インタクーラ35、電子スロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホルド34を、上流からこの順序に配置している。
排気を排出するための排気通路4は、気筒1内で燃料を燃焼させた結果発生した排気を各気筒1の排気ポートから外部へと導く。この排気通路4上には、排気マニホルド42、排気ターボ過給機5の駆動タービン52及び排気浄化用の三元触媒41を配置している。加えて、タービン52を迂回する排気バイパス通路43、及びこのバイパス通路43の入口を開閉するバイパス弁であるウェイストゲートバルブ44を設けてある。ウェイストゲートバルブ44は、アクチュエータに制御信号nを入力することで開閉操作することが可能な電動ウェイストゲートバルブであり、そのアクチュエータとしてDCサーボモータを用いている。
排気ターボ過給機5は、駆動タービン52とコンプレッサ51とを同軸で連結し連動するように構成したものである。そして、駆動タービン52を排気のエネルギを利用して回転駆動し、その回転力を以てコンプレッサ51にポンプ作用を営ませることにより、吸入空気を加圧圧縮(過給)して気筒1に送り込む。
本実施形態の内燃機関には、外部EGR装置2が付帯している。外部EGR装置2は、いわゆる低圧ループEGRを実現するものであり、排気通路4におけるタービン52の下流側と吸気通路3におけるコンプレッサ51の上流側とを連通するEGR通路21と、EGR通路21上に設けたEGRクーラ22と、EGR通路21を開閉し当該EGR通路21を流れるEGRガスの流量を制御するEGRバルブ23とを要素とする。低圧ループEGR通路21の圧力損失は、数百Pa程度と非常に小さい。EGR通路21の入口は、排気通路4における三元触媒41の下流の所定箇所に接続している。EGR通路21の出口は、吸気通路3における吸気絞りバルブ36の下流かつコンプレッサ51の上流の所定箇所に接続している。
低圧ループEGRでは、大気圧に近い低圧の排気ガスをEGR通路2を通じて吸気通路3に還流する。そのために、EGR通路2の出口の上流にある吸気絞りバルブ36を絞ることで、EGR通路2の出口の周囲を負圧化する。因みに、吸気通路3における、吸気絞りバルブ36よりも上流側の圧力は略大気圧、またはコンプレッサ51の稼働によって幾分負圧となる。
内燃機関の運転制御を司るECU(Electronic Control Unit)0は、プロセッサ、メモリ、入力インタフェース、出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステムである。
入力インタフェースには、車両の実車速を検出する車速センサから出力される車速信号a、クランクシャフトの回転角度及びエンジン回転数を検出するエンジン回転センサから出力されるクランク角信号(N信号)b、アクセルペダルの踏込量またはスロットルバルブ32の開度をアクセル開度(いわば、要求負荷)として検出するセンサから出力されるアクセル開度信号c、ブレーキペダルの踏込量を検出するセンサから出力されるブレーキ踏量信号d、吸気通路3(特に、サージタンク33)内の吸気温及び吸気圧を検出する温度・圧力センサから出力される吸気温・吸気圧信号e、機関の冷却水温を検出する水温センサから出力される冷却水温信号f、シフトレバーのレンジを知得するためのセンサ(または、シフトポジションスイッチ)から出力されるシフトレンジ信号g、吸気カムシャフトまたは排気カムシャフトの複数のカム角にてカム角センサから出力されるカム角信号(G信号)h等が入力される。
出力インタフェースからは、点火プラグ12のイグナイタに対して点火信号i、インジェクタ11に対して燃料噴射信号j、スロットルバルブ32に対して開度操作信号k、EGRバルブ23に対して開度操作信号l、吸気絞りバルブ36に対して開度操作信号m、ウェイストゲートバルブ44に対して開度操作信号n等を出力する。
ECU0のプロセッサは、予めメモリに格納されているプログラムを解釈、実行し、運転パラメータを演算して内燃機関の運転を制御する。ECU0は、内燃機関の運転制御に必要な各種情報a、b、c、d、e、f、g、hを入力インタフェースを介して取得し、エンジン回転数を知得するとともに気筒1に充填される吸気量を推算する。そして、それらエンジン回転数及び吸気量等に基づき、要求される燃料噴射量、燃料噴射タイミング(一度の燃焼に対する燃料噴射の回数を含む)、燃料噴射圧、点火タイミング、要求EGR率(または、EGR量)といった各種運転パラメータを決定する。運転パラメータの決定手法自体は、既知のものを採用することが可能である。しかして、ECU0は、運転パラメータに対応した各種制御信号i、j、k、l、m、nを出力インタフェースを介して印加する。
また、ECU0は、内燃機関の始動(冷間始動であることもあれば、アイドリングストップからの復帰であることもある)時において、スタータモータ(セルモータ、図示せず)に制御信号oを入力し、スタータモータのピニオンギアをドライブプレート外周のリングギアに噛合させて機関を回転させるクランキングを行う。クランキングは、初爆から連爆へと至り、エンジン回転数が冷却水温等に応じて定まる閾値を超えたときに(完爆したものと見なして)終了する。
図2に、排気通路4の触媒41周辺部を示すとともに、図3に、排気通路4の触媒41より下流の部位の構造を示す。
本実施形態の排気通路4上には、前記排気マニホルド42と、この排気マニホルド42より下流側の排気管45と、前記排気ターボ過給機5の駆動タービン52より下流側の排気管45に装着された触媒コンバータ7とを備えている。また、触媒41の下流には、EGR通路21を形成するEGRパイプ24の端部が接続される。なお、EGRパイプ24は、触媒41の下流位置から延び、他方の端部がフランジ25を介してエンジン本体に固定されている。詳述すれば、EGRパイプ24は、EGRクーラ22内で発生する凝縮水をその上流端部側から下流側の排気通路4内に排出するべく、触媒コンバータ7に向かって下降するように延びている。
触媒コンバータ7は、排気通路4内の排気を浄化するための三元触媒41が収容された円筒状をなす触媒ケース71と、この触媒ケース71の下流側の端部に設けられる下流側ケース72とを備えてなる。
触媒ケース71は、三元触媒41の配される円筒状をなす保持部73と、この保持部73の上流側(排気マニホルド42側)に設けられ上流に向かって漸次縮径する導入部74とを備えている。この触媒ケース71は、薄肉構造をなす金属製のパイプであり、前記排気管45の一部を構成している。触媒ケース71はブラケットによりエンジン本体に固定されている。触媒ケース71の下流側の端部70には、前記下流側ケース72の上流側の端部が溶接等によって接続されている。なお、図3では、触媒ケース71を図示していない。
下流側ケース72は、前記触媒ケース71の端部70から下流側に向かって漸次縮径となる一方側の側面部75と、この一方側の側面部75よりも外方に膨出し、軸80を挟んで前記一方側の側面部75と対向する位置に設けられる他方側の側面部76と、この他方側の側面部76の外側からEGRパイプ24を取り付けるためのパイプ取付部77と、前記両側面部75、76の下流側に設けられる接続部78とを備えてなる。この下流側ケース72は、薄肉構造をなす金属製のパイプであり、前記排気管45の一部を構成している。
詳述すれば、一方側の側面部75は、軸80を中心とするコーン形状(円錐台形状)に形成されたもので、三元触媒41の直下から徐々に縮径している。一方側の側面部75の傾斜度合いは、従来のコーン形状部分の傾斜度合いに準じて形成されている。
他方側の側面部76は、外方に滑らかに突出して形成されたもので、三元触媒41の直下から前記パイプ取付部77の下端部近傍までは略同一の径であるとともに、前記パイプ取付部77の下端部近傍から前記接続部78に向かって前記一方側の側面部75よりも急に縮径している。そのため、他方側の側面部76における前記接続部78近傍の軸線80に対する傾斜度合いは、前記一方側の側面部75の軸線80に対する傾斜度合いよりも大きく設定されている。この他方側の側面部76の一部には、前記パイプ取付部77が設けられている。
パイプ取付部77は、前記排気通路4と前記吸気通路3とを連通するEGR通路21を形成するEGRパイプ24を前記他方側の側面部76の外側から取り付けるためのものであって、具体的には、前記他方側の側面部76の外面側に設けられた平面部分770に垂直方向に穿設される孔771と、この孔771の周りに設けられ前記平面部分770に対して垂直にバーリング加工が施された取付ボス772とを備えている。
詳述すれば、孔771は、前記軸80に対して略垂直に設けられている。取付ボス772は、前記平面部分770から外側へ立ち上がるように形成されるもので、下流側ケース72に一体に形成されている。この取付ボス772の周辺に存在する平面部分770は、前記他方側の側面部76の内部空間に突出しないように設定されている。そして、取付ボス772の上流側の平面部分770は、前記触媒ケース71の端部70との間に内方への突出部分を有さないように当該触媒ケース71に接続される。
接続部78は、当該下流側ケース72の下流側に配される排気管45と接続されるものであって、前記両側面部75、76の端部に滑らかに連続している。接続部78は、円筒形状をなすもので、下流側の端部には排気の吐出口79が設けられている。
なお、前記吐出口79は、触媒ケース71に対して前記一方側の側面部75側に曲げられている。すなわち、本実施形態の触媒コンバータ7は、前記吐出口79の軸線82が、前記触媒ケース71の軸線81に対して傾斜している。換言すれば、(前記下流側ケース72のさらに下流側に接続される排気管45の軸線83と一致する)前記下流側ケース72の下流側の端部における軸線82が、前記触媒ケース71の軸線81(及びこの軸線81と一致する下流側ケース72の前記接続部78以外の軸線80)に対して、前記パイプ取付部77と反対側に傾斜している。
次に、この下流側ケース72の成形方法について説明すれば、以下の通りである。
まず、板金素材にプレス等による加工を施すことにより、前記円錐台形状の一部をなす一方側の側面部75と、この一方側の側面部75に対向する他方側の側面部76と、これら両側面部75、76の下流側に位置する接続部78とが成形される。その後、前記他方側の側面部76の一部であって触媒ケース71寄りの箇所に、前記平面部分770を成形する。そして、この平面部分770に対して穿孔加工及びバーリング加工を施す。このような加工によって、前記下流側ケース72に、EGRパイプ24を取り付けるための前記孔771と、この孔771の周りに立ち上がる取付ボス772とが形成される。
しかして、この取付ボス772の内周に前記EGRパイプ24の端部が挿入され、溶接等により接続される。その際、EGRパイプ24の排気ガス取出口である排気通路側開口部26が、他方側の側面部76の内部空間に突出しないように設定されている。
このような構成により、エンジンから排出されて触媒コンバータ7によって浄化された排気ガスは、その大部分が前記接続部78を経て下流側の排気管45に導出される一方、他の排気ガスは、下流側ケース72の取付ボス772側に分流されEGRパイプ24に導出されて吸気通路3に還流されることになる。
以上説明したように、本実施形態では、内燃機関の排気通路4内の排気を浄化するための触媒41が収容された円筒状をなす触媒ケース71の端部70から下流側に向かって漸次縮径となる一方側の側面部75と、この一方側の側面部75よりも外方に膨出し、軸80を挟んで前記一方側の側面部75と対向する位置に設けられる他方側の側面部76と、前記排気通路4と前記吸気通路3とを連通するEGR通路21を形成するEGRパイプ24を前記他方側の側面部76の外側から取り付けるためのパイプ取付部77とを備える下流側ケース72を具備することを特徴とする触媒コンバータ7を構成した。
そのため、従来のものに比べて、EGRパイプ24を取り付けるための孔771及び取付ボス772を形成するための平面部分770を大きく設定することが可能となる。そして、EGRガスが流通するEGRパイプ24の径を大きく設定すれば、EGR量を増加させて燃費を向上させることができる。
また、従来パイプ取付部を形成することによって生じていた凹陥部分をなくすことができる。したがって、凹陥部分に生じる応力集中をなくして、内燃機関の振動が伝達されるEGR装置2や触媒コンバータ7の剛性を担保することができる。また、前記凹陥部分がないため、従来のものよりも排気ガスをより滑らかにEGRパイプ24へ導くことができる。さらに、凹陥部分がないため、熱応力を低減でき、凹陥部分に熱が集中してしまう不具合の発生も抑制できる。
特に、本実施形態の下流側ケース72は、全体として内側方向に突出する凹みを抑制しているので、下流側ケース72の端部からさらに下流側の排気管45へと流れていく排気ガスの圧力損失を低減することができる。
また、前記下流側ケース72の下流側に設けられる排気の吐出口79が、前記一方側の側面部75側に曲げられており、前記吐出口79の軸線82が、前記触媒ケース71の軸線81に対して傾斜しているので、パイプ取付部77の下流側部分の水平方向に対する傾斜を前記一方側の側面部75の水平方向に対する傾斜よりも小さくすることができ、この部分を通る排気ガスの流れをより滑らかにすることが可能となる。
しかも、本実施形態のパイプ取付部77は、前記EGRパイプ24の端部が前記触媒ケース71の軸心81に対して略垂直に取り付けられるように設けられているので、従来のものよりもEGRパイプ24の開口部26を排気通路4の下流側に傾斜させることができる。したがって、EGRパイプ24内に凝縮水が溜まることを防止できる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
本発明の触媒コンバータは、排気ターボ過給機を備えない内燃機関に適用してもよい。この場合には、EGR通路の入口は、排気通路における触媒コンバータの下流側ケースに接続するとともに、EGR通路の出口は、例えば、吸気通路におけるスロットルバルブの上流の所定箇所や、サージタンク等に接続すればよい。
下流側ケースは、傾斜部と膨出部とを一体に成形したものに限られず、傾斜部を形成する第1のケース部材と、膨出部を形成する第2のケース部材とを別々に成形した後に溶接等により接続して構成されるものであってもよい。
その他、各部の具体的構成や処理の手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、車両に搭載される内燃機関に適用することができる。
21…排気ガス再循環通路(EGR通路)
3…吸気通路
4…排気通路
41…触媒
7…触媒コンバータ
71…触媒ケース
72…下流側ケース
75…一方側の側面部
76…他方側の側面部
77…パイプ取付部
79…吐出口
80…軸
81…軸線
82…軸線

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気通路内の排気を浄化するための触媒が収容された筒状をなす触媒ケースの端部から下流側に向かって漸次縮径となる一方側の側面部と、
    この一方側の側面部よりも外方に膨出し、軸を挟んで前記一方側の側面部と対向する位置に設けられる他方側の側面部と、
    前記排気通路と内燃機関の吸気通路とを連通する排気ガス再循環通路を形成するパイプを前記他方側の側面部の外側から取り付けるためのパイプ取付部と
    を備える下流側ケースを具備し、
    前記他方側の側面部が、前記触媒の直下から前記パイプ取付部の下端部近傍まで略同一の径であるとともに、パイプ取付部の下端部近傍から前記一方側の側面部よりも急に縮径している触媒コンバータ。
  2. 前記他方側の側面部の外面側に成形された平面部分に前記パイプ取付部が設けられ、その平面部分は内方への突出部分を有さない請求項1記載の触媒コンバータ。
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