JP6290673B2 - 整流子、及び整流子の製造方法 - Google Patents
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又、複数の短絡導体は、中間部が絶縁材に埋設されてそれらの間隔が保持されるため、短絡導体同士の絶縁状態を確保することができるとともに、取り扱いが容易となる。
又、整流子片の径方向外側に突出して巻線が係止される結線爪部が形成されて整流子片及び短絡導体の少なくとも一方に電気的に接続される結線爪部材を備えるため、必要となる箇所のみに結線爪部を設けることができる。これにより、全ての整流子片を同じ形状とすることができ、例えば、板材から整流子片を製造する際の無駄を無くすことができる。即ち、複数の整流子片を製造する際の板材は、整流子片から折り返されてなる結線爪を有する場合では、折り返す前の長さの板材が必要となり、結線爪が必要となる箇所以外の板材が大きく無駄になってしまうが、その無駄を無くすことができる。
又、結線爪部材は、その基部に短絡導体の端部が挿通される挿通孔を有するとともに、基部が整流子片と絶縁材とに挟持されるため、整流子片及び短絡導体の少なくとも一方と良好に電気的に接続させることができるとともに、強固に保持させることができる。
同構成によれば、整流子片の軸方向端部には、短絡導体の端部を挿入可能な溝部が形成されるため、整流子片に対する短絡導体の位置決めが容易となる。よって、例えば、位置決め後に溶接等を行うことで整流子を容易に製造することができる。
図1に示すように、電機子1は、図示しないハウジングに回転可能に支持される回転軸11と、該回転軸11に固定された電機子コア12及び整流子13と、電機子コア12に巻装される巻線14とを備えている。尚、本実施形態の電機子コア12は、12個のティースを有する12スロットのものである。
本実施形態の整流子13の製造方法は、「巻回工程」と「短絡導体埋設工程」と「切断工程」と「結線爪部材配設工程」と「接続工程」とを備えている。
次に、「接続工程」では、上記したように前記短絡導体21の両端部21aをそれぞれ整流子片15の外周面より内側で該整流子片15に電気的に接続する。詳しくは、短絡導体21の両端部21aを整流子片15の溝部15aに挿入して溶接することで電気的に接続する。
給電用ブラシ18から該給電用ブラシが押圧接触された整流子片15に駆動電流が供給されると、その駆動電流は、短絡導体21を介して接続された整流子片15にも供給され、それら整流子片15に接続された巻線14に供給される。すると、電機子1と図示しないハウジングに設けられたステータマグネットとの磁束の授受が行われて電機子1が回転駆動される。
(1)短絡導体21は、継ぎ目無く形成され、その両端部21aがそれぞれ整流子片15の外周面より内側で整流子片15に電気的に接続されるため、短絡導体21が結線爪部24c周りのスペースを使うことなくサイズの大型化を抑制することができるとともに、継ぎ目の無い短絡導体21にて電気的な接続箇所の数を抑えることができる。
・上記実施形態では、整流子片15の軸方向端部には、短絡導体21の端部21aを挿入可能な溝部15aが形成されるとしたが、短絡導体21の両端部がそれぞれ整流子片15の外周面より内側で整流子片15に電気的に接続されれば、溝部15aが形成されていない整流子片としてもよい。例えば、短絡導体21の両端部をそれぞれ整流子片の軸方向端面に接続してもよい。
・上記実施形態では、結線爪部24cが形成されて整流子片15及び短絡導体21に電気的に接続される結線爪部材24を備えるとしたが、これに限定されず、例えば、結線爪部は、整流子片15に一体成形してもよい。
・上記実施形態では、結線爪部材24は、メッキを施した真鍮材よりなるとしたが、導電性部材なら他の素材よりなるものに変更してもよい。
Claims (4)
- 周方向に複数配設される整流子片と該整流子片の径方向内側でそれらを保持すべく配設される本体絶縁材とを有する整流子本体と、
前記整流子本体の軸方向端部に設けられ、離間した前記整流子片同士を電気的に接続する複数の短絡導体と
を備えた整流子であって、
前記短絡導体は、継ぎ目無く形成され、その両端部がそれぞれ前記整流子片の外周面より内側で該整流子片に電気的に接続され、
複数の前記短絡導体は、中間部が絶縁材に埋設されてそれらの間隔が保持され、
前記整流子片の径方向外側に突出して巻線が係止される結線爪部が形成されて前記整流子片及び前記短絡導体の少なくとも一方に電気的に接続される結線爪部材を備え、
前記結線爪部材は、その基部に前記短絡導体の端部が挿通される挿通孔を有するとともに、基部が前記整流子片と前記絶縁材とに挟持されたことを特徴とする整流子。 - 請求項1に記載の整流子において、
前記整流子片の軸方向端部には、前記短絡導体の端部を挿入可能な溝部が形成されたことを特徴とする整流子。 - 周方向に複数配設される整流子片と該整流子片の径方向内側でそれらを保持すべく配設される本体絶縁材とを有する整流子本体と、
前記整流子本体の軸方向端部に設けられ、離間した前記整流子片同士を電気的に接続する複数の短絡導体と
を備えた整流子の製造方法であって、
放射状に複数の突部を有する板状の短絡導体形成治具における前記突部間の治具溝部に導体線材を予め設定されたパターンで順次巻回していく巻回工程と、
前記巻回工程の後に、前記短絡導体形成治具の片面側の導体線材を切断排除することでそれぞれ継ぎ目の無い複数の前記短絡導体を形成する切断工程と、
前記切断工程の後に、前記短絡導体の両端部をそれぞれ前記整流子片の外周面より内側で該整流子片に電気的に接続する接続工程と
を備えたことを特徴とする整流子の製造方法。 - 請求項3に記載の整流子の製造方法において、
前記巻回工程の後であって前記切断工程の前、又は、前記切断工程の後に、前記短絡導体形成治具にて配置が保持されたままの前記導体線材又は前記短絡導体の一部を絶縁材で覆う短絡導体埋設工程を備えたことを特徴とする整流子の製造方法。
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