JP6289666B2 - 光線力学治療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特定波長の光の照射により患者に投与し滞留した光感受性物質を励起して患部を治療する光線力学治療装置に関する。
光線力学治療(Photo Dynamic Therapy;PDT)は、異常細胞や腫瘍に親和性をもつ光感受性物質に、ある特定の波長の光を照射することにより起こる化学反応で活性酸素等を生成し、その殺菌力により異常細胞や腫瘍を壊死させる治療法である。正常な細胞に損傷を与えないことから、QOL(Quality Of Life)の観点から最近非常に注目されている。
ところで、PDTに使用される光源としてはレーザが主流となっている。その理由としては、レーザは単色光であり吸収帯が狭い光感受性物質を効果的に励起できること、光強度密度が高いこと、パルス光を発生できること等があげられる。しかし、レーザ光は通常スポット光であり、照射可能範囲が狭く、皮膚疾患等の治療には適していない。
最近、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染皮膚潰瘍を、世界ではじめて天然アミノ酸である5−アミノレブリン酸(ALA)の全身投与と波長410nmのLED(Light Emitting Diode)光を用いたPDTで治療することに成功したと、大阪市立大学大学院医学研究科の鶴田大輔教授、小澤俊幸講師等のグループから発表された(非特許文献1参照)。
ALAは、ヘム生合成経路においてポルフィリン系化合物の前駆物質であり、それ自体に光増感性はない。生理的には、一定量のヘムが産生されると、ネガティブ・フィードバック機構によってALAの生合成が阻害される。しかし、外因性のALAが過剰に投与されると、ネガティブ・フィードバック機構が無効となり、ヘム生合成における律速酵素であるフェロキラターゼが枯渇し、生体内因性のポルフィリン系化合物、特にプロトポルフィリンIX(以下、「PpIX」と記載する)が細胞内に多量に蓄積される。ALAを用いたPDTにおいては、このPpIXを光増感性物質として利用する。この治療法は、新たな耐性菌を生じることがないために、耐性菌治療に難渋する現代医療における新たな細菌感染の治療法として期待されている。
以上のような技術に関して、非特許文献2では、LEDを用いたPDT装置がいくつか紹介されているが、日本では一般的ではない。その要因として、PDT装置では、ハロゲンランプ、キセノンランプ、またはメタルハライドランプが一般的であることが考えられる。特に410nmの波長域をカバーするLED光源がないことが考えられる。上記ランプは、発光効率が低く発熱も多い。そのため、発光効率の高いLEDを用いたPDT装置が期待されている。
特許文献1では、ALAを用いた、副作用(例えば、痛み)もなく治療効力が高い代替的なPDT法が提案されている。特許文献1によれば、ALAを用いたPDTには、光過敏症という副作用があり、光強度によっては治療に耐えられない痛みを伴うと記載されている。特許文献1で紹介されている文献によると、ある光強度以上で上記副作用が生じることを暗示しているものであると考えられる。
また、特許文献2では、光源、センサ、多重反射部材、集光レンズ、および投影レンズからなる複数の光源ユニットを搭載したPDT装置が開示されている。
日本国公開特許公報「特開2014−94963号公報(2014年05月22日公開)」 日本国公開特許公報「特開2003−52842号公報(2003年02月25日公開)」
Kuniyuki Morimoto,他6名,"Photodynamic Therapy Using Systemic Administration of 5-Aminolevulinic Acid and a 410-nm Wavelength Light-Emitting Diode for Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus-Infected Ulcers in Mice", PLOS ONE, August2014,Volume 9,Issue 8 e105173,(2014年08月20日出版) 木村誠、「光線力学治療」、ウシオ電機株式会社光技術情報誌「ライトエッジ」、No.38、〈特集号第三回〉、(2012年10月出版)
しかしながら、上述した従来の技術では、以下の課題がある。例えば、特許文献1では、どのようにして光強度分布の最適範囲を治療中に実現するか、また、どのような装置を使うかについての具体的な開示はない。使用者にとって、光強度分布を正確に設定することは、必要不可欠であると考えられる。同文献に開示された技術では、PDT中に最適範囲の光強度分布を実現する方法が開示されていないため、照射条件によっては、人体細胞に損傷を与えてしまうか、または治療がされない可能性があるという問題点がある。
次に、特許文献2では、個々の光源ユニットからの出射光について均一照射を可能とする技術の開示はあるが、複数の光源ユニット全体で、どのようにしてPDT中に光強度分布の最適範囲を実現するかについての開示はない。そのため、照射条件によっては、人体細胞に損傷を与えてしまうか、または治療がされない可能性があるという問題点がある。
次に、非特許文献2では、いろいろなPDT装置が紹介されているが、どれも上記2つの問題点を有している。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、光強度分布の最適範囲を治療中に実現することにより安全性を向上させることができる光線力学治療装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る光線力学治療装置は、特定波長の発光ピークを有する光を発する複数の発光素子を備えた光源部と、上記複数の発光素子のそれぞれが発する光の強度を、上記光源部が発する光の光強度分布として検出する光検出部と、上記光検出部によって検出される上記複数の発光素子のそれぞれが発する光の強度が所定の範囲内に収まるように、上記複数の発光素子のそれぞれを駆動する電流を決定する光強度分布決定部と、を備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、光強度分布の最適範囲を治療中に実現することにより安全性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る光線力学治療装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、上記実施形態1に係る光線力学治療装置の外観構成を示す斜視図であり、(b)は、上記実施形態1に係る光線力学治療装置の短手方向の断面を示す図である。 上記光線力学治療装置の光検出部の変形例の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る光線力学治療システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る光線力学治療装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、上記実施形態3に係る光線力学治療装置の外観構成を示す斜視図であり、(b)は、上記実施形態3に係る光線力学治療装置の短手方向の断面を示す図である。 本発明の実施形態4に係る光線力学治療システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態5に関し、上記実施形態1〜4に係る光線力学治療装置(または光線力学治療システム)の使用方法の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態6に関し、上記実施形態1〜4に係る光線力学治療装置(または光線力学治療システム)の使用方法の別の例を示す模式図である。 本発明の実施形態7に関し、上記実施形態1〜4に係る光線力学治療装置(または光線力学治療システム)の使用方法のさらに別の例を示す模式図である。 本発明の実施形態8に関し、上記実施形態1〜4に係る光線力学治療装置(または光線力学治療システム)の使用方法のさらに別の例を示す模式図である。 本発明の実施形態9に関し、上記実施形態2または4に係る光線力学治療システムにおいて、故障前に測定データ等を外部の通信装置に送信することの利点を説明するための、累積照射時間と順電流との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態10に係る光線力学治療装置(または光線力学治療システム)の使用方法の例を示す模式図である。 本発明の実施形態11に係る光線力学治療装置(または光線力学治療システム)の使用方法の例を示す模式図である。
本発明の実施形態について図1〜図14に基づいて説明すれば、次の通りである。以下、説明の便宜上、特定の実施形態にて説明した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付記し、その説明を省略する場合がある。
〔実施形態1〕
図1に基づき、本発明の実施形態1に係る光線力学治療装置1aの構成について説明する。図1は、光線力学治療装置1aの構成を示すブロック図である。同図に示すように、光線力学治療装置1aは、光源(光源部)2、光検出器(光検出部)3、光強度分布制御回路(光強度分布決定部)6、光源制御部7a、および検出部制御部7bを備える。また、光線力学治療装置1aの提示制御部13は、外部の提示部14に接続され、光強度分布制御回路6は、外部の操作部15に接続されている。
(光源2)
光強度分布(または光強度密度分布)を測定可能とするため、光源2は、複数、例えば10個以上のLED(発光素子)4を備えている。また、本実施形態の各LED4は、マトリクス状(2次元的)に配列されている。LED4は、例えば400nmから420nmの範囲の特定波長を発光ピークとして発光する。なお、各LED4の光は、例えば凸レンズおよび凹レンズの組合せを用いることによって均一照射光にするようにしても良いが、本発明を具現化する形態はこのような形態に限定されない。
(光検出器3)
光検出器3は、複数、例えば10個以上の光センサ5を備えている。LED4と光センサ5との数は同じである必要はない。光センサ5は、LED4が発する400nmから420nmの範囲の特定波長に感度を持つものであれば良い。また、光センサ5を並べる替わりに、CCD(Charge Coupling Device)やCMOS(Complementary metal-oxide semiconductor)によるイメージ化で代用することも可能である。
(光強度分布制御回路6)
光強度分布制御回路6は、光検出器3によって検出される複数のLED4のそれぞれが発する光の強度が所定の範囲内に収まるように、複数のLED4のそれぞれを駆動する電流(値)を決定し、その決定結果を光源制御部7aに渡すようになっている。
(電源71,光源制御部7a)
電源71は、光源2を構成する各LED4に電気的に接続されており、各LED4を駆動する電流を供給するようになっている。また、光源制御部7aは、光強度分布制御回路6から受け取った上記決定結果に応じて、各LED4に供給する電流の電流値を制御するようになっている。
より具体的には、複数のLED4の光はそれぞれ光センサ5に入射し、検出(測定)された光強度に下限値を下回っているものがあれば、光強度分布制御回路6を介して電源71により、LED4それぞれに供給する電流の電流値を増大させることによりそれぞれの光センサ5が検出する光強度が下限値に達するようフィードバックさせる。同様に、それぞれの光センサ5によって測定された光強度に上限値を上回っているものがあれば、光強度分布制御回路6を介して電源71により、LED4それぞれに供給する電流の電流値を減少させることによりそれぞれの光センサ5の光強度が上限値に達するようフィードバックさせる。なお、上記上限値および上記下限値のそれぞれは、ユーザが操作部15を介して設定できるようにしても良い。
また、提示制御部13は、各光センサ5によって検出(測定)された光強度に下限値を下回っているものがあれば、提示部14に「光が弱すぎます」等の画面表示を提示させたり、警告音を発生させたりするようにしても良い。また、提示制御部13は、各光センサ5によって検出(測定)された光強度に上限値を上回っているものがあれば、提示部14に「光が強すぎます」等の画面表示を提示させたり、警告音を発生させたりするようにしても良い。提示部14は、例えば、表示部(ディスプレイ)またはスピーカなどで構成される。これらの機能を備えることにより、光強度分布を所定の範囲内(設定範囲内)に収めることが可能となる。
なお、以上の説明では、光強度(単位はmW)を用いたが、光強度密度(単位はmW/cm)を用いても良い。光強度密度は、光強度を光センサ5の面積で割ることにより、容易に算出することができる。光強度分布制御回路6は、光強度を光強度密度に換算する機能を備えていても良い。
(電源72,検出部制御部7b)
電源72は、光検出器3を構成する各光センサ5に電気的に接続されており、各光センサ5を駆動する電流を供給するようになっている。また、検出部制御部7bは、各光センサ5に供給する電流の電流値を制御するようになっている。また、検出部制御部7bは、各光センサ5が検出した光強度(または光密度)に係る情報を光強度分布制御回路6に渡す制御を行うようになっている。
また、検出部制御部(判定部)7bは、光検出器3(各光センサ5)を駆動する電流の値に基づいて、光線力学治療装置1a(またはLED4、光センサ5)の交換が必要か否かを判定するように構成しても良い。これにより、適切なタイミングで光線力学治療装置1a(またはLED4、光センサ5)の交換を行うことが可能になる。
以下、光線力学治療装置1aの動作について説明する。光線力学治療装置1aは、以下の各ステップを実行するように動作する。
《ステップ1;光線力学治療条件の決定(以降の各実施形態にて同様にステップ1という)》
図2の(a)は光線力学治療条件の決定方法を説明するための図である。まず、光源2と光検出器3との距離を固定する(距離をdinとする)。次に、LED4に電流を供給して光源2を点灯させる。
上述したように、光源2の光はそれぞれ光センサ5に入射し、測定された光強度に下限値(ユーザが設定できても良い)を下回っているものがあれば、光強度分布制御回路6を通して電源71により、LED4それぞれに供給する電流を増大させることによりそれぞれの光センサ5の光強度が下限値(使用者が設定できても良い)に達するようフィードバックさせる。同様に、それぞれの光センサ5によって測定された光強度に上限値(ユーザが設定できても良い)を上回っているものがあれば、光強度分布制御回路6を通して電源71により、LED4それぞれに供給する電流を減少させることによりそれぞれの光センサ5の光強度が上限値に達するようフィードバックさせる。これらの機能を備えることにより、光強度分布を設定範囲内に収めることが可能となる。
ところで、光線力学治療において、光強度密度も副作用という観点で重要だが、エネルギー密度(単位はJ/cm)も重要である。必要なエネルギー密度は、使用する光感受性物質の種類や濃度や波長等、PDTの種類により異なる。光源2を点灯させ、光センサ5での光強度密度測定を、例えば1秒毎に行って、
Figure 0006289666
を得る。ただし、Eは、単位時間のエネルギー密度、sは時間の関係に基づいて、光強度密度Eを階段状またはパルス状に変えることも可能である。検出部制御部7bは、光検出器3の検出結果に基づいて、上記エネルギー密度を算出する機能を備えていても良い。また、この場合、上記の算出結果を光強度分布制御回路6に渡すように構成しても良い。また、このとき、光強度分布制御回路6は、上記エネルギー密度が所定の範囲内に収まるように、各LED4に供給する電流値を決定しても良い。
なお、図1に示す提示制御部13は、上記のフィードバック前後の各LED4の供給電流や光センサ5により測定された光強度、光強度分布、光強度密度または光強度密度分布に係るデータ等、またはこれらを画像化したものを提示部14に画面表示させる制御を行っても良い。さらに、提示制御部13は、提示部14に累積照射時間(光源2を点灯させている時間)等を画面表示させる制御や、警告音等を発生させるように構成されていても良い。
《ステップ2;光線力学治療(以降の各実施形態にて同様にステップ2という)》
次に、図2(b)は光線力学治療を行う際の光線力学治療装置1aの短手方向の断面図である。前述のステップ1により、あらかじめ決定された照射条件(LED4への供給電流、光源2から患部への距離、照射時間等)により患部への光照射を行う。レーザによる局所照射ではない光線力学治療は、図2の(b)に示すように、光照射を行いたい(=治療を行いたい)患部102以外を遮光して行われるのが望ましい(患部以外を遮光するもの103参照)。その理由としては、光源2からの熱を最小化する、光過敏症が発生する部位を最小化する等が考えられる。
《光線力学治療装置1aの効果》
上述した形態によれば、複数のLED4のそれぞれが発する光の強度が所定の範囲内に収まるように、上記複数のLED4のそれぞれを駆動する電流が決定される。このため、各LED4の光の強度を適切な範囲に収めることにより、光強度分布の最適範囲を治療中に実現できる。これにより、光線力学治療装置1aの安全性を向上させることができる。以上により、光線力学治療装置1aによれば、光強度分布の最適範囲を治療中に実現することにより安全性を向上させることができる。
《光検出方法の変形例について》
上述した形態では、光検出器3の形態は、複数の光センサ5をマトリクス状(2次元的)に配列した形態について説明したが、本発明を具現化する形態はこれに限定されない。例えば、図3に示すように単一(複数でも良い)の光センサ5を走査させて各LED4から出射される光のそれぞれの強度を経時的に検出する構成を採用することもできる。
〔実施形態2〕
次に、図4に基づき、本発明の実施形態2に係る光線力学治療システム100の構成について説明する。図4は、光線力学治療システム100の構成を示すブロック図である。
本実施形態の光線力学治療システム100では、上記の光線力学治療装置1aが、通信制御部(送信制御部)12を備え、この通信制御部12を介して外部のPC又は通信端末(通信装置)8と通信可能になっている点が、図1に示した形態と異なっている。
(通信制御部12)
通信制御部12は、複数のLED4のそれぞれを駆動する電流の値に係る情報を外部のPC又は通信端末8に送信する制御を行うように構成しても良い。これにより、複数のLED4のそれぞれを駆動する電流の値に係る情報をデータ通信することによって、故障防止や素早いメンテナンスや素早い交換対応の実現が可能になる。
また、通信制御部12は、光検出器3(各光センサ5)によって検出された複数のLED4のそれぞれが発する光の強度に係る情報(光強度分布や光強度密度分布でも良い)をPC又は通信端末8に送信する制御を行うように構成しても良い。これにより、複数のLED4のそれぞれが発する光の強度に係る情報をデータ通信することによって、故障防止や素早いメンテナンスや素早い交換対応の実現が可能になる。
また、通信制御部12は、光検出器3(各光センサ5)を駆動する電流の値に係る情報をPC又は通信端末8に送信しても良い。これにより、光検出器3(各光センサ5)を駆動する電流の値に係る情報をデータ通信することによって、故障防止や素早いメンテナンスや素早い交換対応の実現が可能になる。
また、通信制御部12は、光強度分布制御回路6にて光強度密度や光強度密度分布等が規定の範囲内に入らなかったと判定された場合、その警告に係る情報をPC又は通信端末8に送信しても良い。
以下、光線力学治療システム100の動作について説明する。光線力学治療システム100は、以下の各ステップを実行するように動作する。
上述したステップ1では、通信制御部12が、制御前後のLED4に供給された電流、光センサ5により測定された光強度、光強度分布、光強度密度、または光強度密度分布などに係る情報をPC又は通信端末8により送信する制御を行う。
上述したステップ2では、通信制御部12が、LED4への供給電流、照射時間、累積照射時間などに係る情報をPC又は通信端末8に送信する制御を行う。
《光線力学治療システム100の効果》
本実施形態の光線力学治療システム100によれば、下記の3つの効果が期待できる。
(1)光線力学治療装置1aの使用状況を、使用者への訪問や接触無しに知ることができる。
(2)光線力学治療装置1aのメンテナンス時期、交換時期を使用者への訪問や接触無しに知ることができる。
(3)光線力学治療装置1aの故障を未然に防ぐことができるため、大事なときに使えないということが少なくなる。
以上、3つの効果により、従来の光線力学治療装置では、メンテナンスに使用者または地域別に営業担当者を配置しなくてはならなかったのを、ホストコンピューターと、従来と比較して少ない営業担当者などで代用することができ、コストダウンが図れる。
〔実施形態3〕
次に、図5に基づき、本発明の実施形態3に係る光線力学治療装置1bの構成について説明する。図5は、光線力学治療装置1bの構成を示すブロック図である。
本実施形態の光線力学治療装置1bは、距離センサ9、距離制御回路(距離判定部)10、および距離駆動系(駆動部)11を備えている点で、上述した形態と異なっている。
(距離センサ9)
距離センサ9は、光源2と光検出器3との間の距離を検出するものである。距離制御回路10は、距離センサ9が検出した上記距離が、所定の範囲内にあるか否かを判定するようになっている。また、距離駆動系11は、距離制御回路10によって、上記距離が上記所定の範囲内に無いと判定された場合に、光源2と光検出器3との間の距離を上記所定の範囲内に変更する制御を行うようになっている。光源2の光強度分布は、光源2と光検出器3との距離により変化することが多い。また、光線力学治療において、光源2から熱が発せられると、光感受性物質が変質したり、患者にとって苦痛となったりする可能性がある。このため、上記構成のように、光源2と光検出器3との間の距離が所定の範囲内に収まるように制御することが好ましい。すなわち、少なくとも上記ステップ2では、本実施形態のように、照射距離を一定にしたり、変化させたりする機構を備えることが望ましい。上記要望により、上述した光線力学治療装置1aに対して、距離センサ9、距離制御回路10、距離駆動系11を追加したものが光線力学治療装置1bである。
以下、光線力学治療装置1bの動作について説明する。光線力学治療装置1bは、以下の各ステップを実行するように動作する。
例えば、図6の(a)に示すように、ステップ1では、距離センサ9により、光源2と光検出器3との距離を検出(距離d)、あらかじめ設定した距離下限値に対して、近すぎる場合は、距離制御回路10を通して、距離駆動系11を動かして、光源2または光検出器3の距離を遠くする。なお、提示制御部13は、提示部14に距離下限値に対して、近すぎる場合、提示部14に「光源が近すぎます」等の画面表示を行わせても良いし、警告音を発生させるように構成しても良い。
また、あらかじめ設定した距離上限値に対して、遠すぎる場合は、同じく近くすることができる。なお、提示制御部13は、提示部14に距離上限値に対して、遠すぎる場合は、「光源が遠すぎます」等の画面表示を行わせても良いし、警告音を発生させるように構成しても良い。以上のようにして、距離制御回路10は、適正距離dfixを決定するようにしても良い。提示制御部13は、このようにして決定した距離を提示部14に画面表示する制御を行っても良い。
次に、例えば、図6の(b)に示すように、ステップ2では、患部102と光源2との距離を同じくフィードバックを行い、適正距離dfixに修正する。適正距離に修正する際は、マニュアル操作により行っても構わない。
〔実施形態4〕
次に、図7に基づき、本発明の実施形態4に係る光線力学治療システム200の構成について説明する。図7は、光線力学治療システム200の構成を示すブロック図である。
本実施形態の光線力学治療システム200では、上記の光線力学治療装置1bが、通信制御部(送信制御部)12を備え、この通信制御部12を介して外部のPC又は通信端末(通信装置)8と通信可能になっている点が、図5に示した形態と異なっている。
(通信制御部12)
実施形態3のステップ1でLED4へ供給する電流の制御および距離制御を行った際に、あらかじめ設定した上限値よりも遠くなった場合、それは光源2が経時劣化したことを意味する。このため、通信制御部12は、実施形態3にて説明した距離制御を行って決定した距離や、それに伴う警告に係る情報をPC又は通信端末8に送信するようにしても良い。
〔実施形態5;実施形態1〜4の適用例1〕
上述した実施形態1〜4に関して、例えば、図8の(b)に示すように、光源2と略平行に身体差込口104を備えることにより、身体がある部分105を光源2の光により均一に照射することが可能となる。本実施形態に関して、各ステップは以下のようになる。なお、以降の説明では、上述した実施形態4に関して説明を行うが、上述した実施形態1〜3についても同様である。また、ステップ1については、実施形態3と同様なので、ここでは説明を省略する。
ステップ2では、例えば図8の(b)に示すように、ステップ1で決定した光源2と光検出器3との距離と同じになるように、光源2と光検出器3とを保持する。身体差込口104から身体がある部分105に身体を差し入れる。身体差込口104は、挿入した身体の一部を支える機構を備えており、身体の一部を固定することが可能である。これにより、ステップ1で決定した照射条件に近い条件での照射が可能となる。また、身体の一部に隠されていない光センサ5により、光源2の光の強さのモニタリングが可能となる。これにより、光線力学治療の効果が少ないか、または光が強いことによる様々な副作用を防ぐことが可能となる。
〔実施形態6;実施形態1〜4の適用例2〕
上述した実施形態1〜4に関して、本実施形態では、例えば図9に示すように、光源2が光検出器3の設置位置に対して相対的に移動し(スライドし)、さらに身体を置く部分106を備えている。ステップ1については、実施形態3と同様なので、ここでは説明を省略する。
ステップ2では、例えばステップ1で決定した照射条件を実現するように次のように動作させることができる。
(1)光線力学治療を行いたい身体の一部を身体を置く部分106に保持する(固定ベルトを備えていても良い)。
(2)光源2をステップ1で決定した照射条件で点灯させる。
〔実施形態7;実施形態1〜4の適用例3〕
上述した実施形態1〜4に関して、本実施形態では、例えば図10のように、光源2が光検出器3の設置位置に対して相対的に移動し(スライドし)、さらに身体を置く部分106を備えている。また、本実施形態では、身体を置く部分106を移動させる機構を備えていても良い。例えば、あらかじめ身体の厚さを測定しておいて、その厚さ分、身体を置く部分106を上下させる(最終的に光センサ5の設置位置より低い位置とする)。ステップ1については、実施形態3と同様なので、ここでは説明を省略する。
ステップ2では、例えば、ステップ1で決定した照射条件を実現するように次のように動作させることができる。
(1)光線力学治療を行いたい身体の一部を身体を置く部分106に保持する(固定ベルトを備えていても良い)。
(2)身体の一部の厚さを測定する。
(3)上記(2)で測定した厚さ分、身体を置く部分106を光源2から遠ざかるように移動する。
(4)光源2をステップ1で決定した照射条件で点灯させる。
〔実施形態8;実施形態1〜4の適用例4〕
上述した実施形態1〜4に関して、本実施形態では、例えば図11に示すように、光源2が光検出器3の設置位置に対して相対的に移動し(スライドし)、さらに身体を置く部分106を備えている。また、本実施形態では、身体を置く部分106を移動させる機構を備えている。さらに、本実施形態では、光センサ107を取り付けた、患部以外を遮光するもの103を備えていることにより、患部に照射されている光の強さをリアルタイムモニタリングしても良い。例えば、患部以外を遮光する布106に光センサ107を取付け、検出される光の強度が規定値以上になると、電流をOFFするようにしても良い。これにより、過剰照射による事故を防止することができる。
さらに、光センサ107により測定された光強度によって、LED4に供給する電流を制御し、光源2の光の強さを変えることもできる。これにより、光線力学治療の効果が少ないか、または光が強いことによる様々な副作用を防ぐことが可能となる。
〔実施形態9〕
上述した実施形態1〜4に関して、本実施形態では、上述した光線力学治療装置1a,1bの検出部制御部(判定部)7bは、LED4に印加されている順電流IFが、上記フィードバックの結果、ある値(例えば初期値の1.2倍、図12参照)になったと判定した場合に、提示制御部13にその旨を通知するようにしても良い。このとき、提示制御部13は、提示部14にアラート(警告)を提示させる制御を行うように構成しても良い。
以上のように、従来なら、故障(I=1.4×I)でメンテナンスしたところを、あらかじめ1.2×Iという予備ポイントを設定する。これにより、I=1.2×Iの時点で、メンテナンスや交換を行うことにより、使えない期間を最小化することができる。
なお、上記1.2倍は、操作部15を介して使用者の方で設定することも可能としても良い。これにより、従来は故障(例えば初期値の1.4倍、図12参照)になった際に、メンテナンスあるいは交換を検討しており、場合によっては光線力学治療装置の使用に関して不便が生じていたところが、あらかじめ故障時期を予測する機能を備えることにより、使用に関する不便さが最小限に抑えられる。さらに実施形態2または4に記載した、通信機能を備えた方がより良いのは言うまでもない。
〔実施形態10〕
次に、図13に基づき、本発明の実施形態10に係る光線力学治療装置1bの動作について説明する。図5は、光線力学治療装置1bの構成を示すブロック図である。本実施形態の光線力学治療装置1bは、光検出器3aが、患部の形状に沿って、その形状を変化させることが可能になっている(例えば、光検出器3aが患部102に沿って曲がる)という点で、上述した形態と異なっている。
PDT(光線力学治療)は、例えば、腕、顔、臀部など湾曲している患部に対して施されることが多い。光検出器3aの形状が患部の形状に沿って変化する(例えば、湾曲する)ことによって、患部の形状に沿った光強度分布を正確に測定することが初めて可能となる。またそれによって、湾曲した患部においても、正確な光強度分布を実現することも初めて可能となる。
以下、光線力学治療装置1bの動作について説明する。光線力学治療装置1bは、以下の各ステップを実行するように動作する。例えば、図13の(a)に示すように、ステップ1では、まず、光検出器3aを患部102に巻きつけを行い(テープなどで貼りつけても良い)、患部102に応じた曲率の光検出器3aを選択する。患部102が痛みを伴うなどの理由により無理な場合は、図13の(c)に示すように、患部に近い曲率のダミー患部103をあらかじめ用意しておいて、それに応じた曲率の光検出器3aを選択する。
光検出器3aは、例えば、湾曲したCMOSやCCD、光強度により色が変わる樹脂のようなもので構成しても良い。とにかく光強度が検出できるもの(わかるもの)であれば良い。距離センサ9を用いて、適切な光源2と光検出器3aとの距離を適切な距離に調節する。光源2をLED4のそれぞれに電流を加えることによって点灯させる。光検出器3aが患部102と同じ形状になることによって、実際に患部102が受ける光の強度分布を測定することが可能となる。光検出器3aが測定した、光強度分布または光強度をあらかじめ設定した値の範囲内に入るよう、LED4のそれぞれに加える電流をコントロールする。
次に、図13の(b)に示すように、ステップ2では、患部102から光検出器3aを取り外す。ダミー患部を用いた場合は、この動作は行わない。光源2をLED4のそれぞれに電流を加えることによって点灯させる。これらにより、真っ直ぐの形状ではない患部102においても、均一の光強度分布を得ることが可能となる。
〔実施形態11〕
次に、実施形態10の光検出器3aの変形例として図14の(a)に示すように、例えば、フレキシブル基板108上に光センサ5を配置し、ワイヤー110により光センサ5と距離センサ9とを接続しても良い。すなわち、本実施形態は、光検出器3aが、フレキシブル基板108上に光センサ5が実装された構造を有している点で、上述した形態と異なっている。
上記構成によれば、フレキシブル基板108に光センサ5を実装することによって、安価で、湾曲した患部において正確な光強度分布を測定することができる光検出器3aの作製が可能となる。なお、保護フィルム109は、ワイヤー110の保護のために貼られている。また、フレキシブル基板108上の光センサ5の実装の形態は図示した形態に限るものではない。
〔実施形態12〕
次に、図14の(b)に、上述した実施形態10の変形例(実施形態12の光線力学治療装置)を示す。本変形例では、実施形態10の光線力学治療装置において、光源2が、患部102の形状に沿って、その形状を変化させる(例えば、光源2が湾曲する)ことが可能になっている点で、上述した形態と異なっている。これにより、患部102に対応した形状での光照射が可能となり、より均一の光強度分布を得ることが可能となる。
また、例えば、光源2は、フレキシブル基板上にLED4が実装された構造を有していても良い。上記構成によれば、光源2もフレキシブルにすることによって、上記のステップ2において患部に密着させることが可能となる。また、患者が動いても上記のステップ1で測定した光強度分布を常に実現することが可能となる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る光線力学治療装置は、特定波長の発光ピークを有する光を発する複数の発光素子(LED4)を備えた光源部(光源2)と、上記複数の発光素子のそれぞれが発する光の強度を、上記光源部が発する光の光強度分布として検出する光検出部(光検出器3)と、上記光検出部によって検出される上記複数の発光素子のそれぞれが発する光の強度が所定の範囲内に収まるように、上記複数の発光素子のそれぞれを駆動する電流を決定する光強度分布決定部(光強度分布制御回路6)と、を備えている構成である。
上記構成によれば、複数の発光素子のそれぞれが発する光の強度が所定の範囲内に収まるように、上記複数の発光素子のそれぞれを駆動する電流が決定される。このため、各発光素子の光の強度を適切な範囲に収めることにより、光強度分布の最適範囲を治療中に実現できる。これにより、光線力学治療装置の安全性を向上させることができる。
以上により、上記構成によれば、光強度分布の最適範囲を治療中に実現することにより安全性を向上させることができる。
また、本発明の態様2に係る光線力学治療装置は、上記態様1において、上記複数の発光素子のそれぞれを駆動する電流の値に係る情報を外部の通信装置に送信する送信制御部(通信制御部12)を備えていても良い。上記構成によれば、複数の発光素子のそれぞれを駆動する電流の値に係る情報をデータ通信することによって、故障防止や素早いメンテナンスや素早い交換対応の実現が可能になる。
また、本発明の態様3に係る光線力学治療装置は、上記態様2において、上記送信制御部は、上記光検出部によって検出された上記複数の発光素子のそれぞれが発する光の強度に係る情報を上記通信装置に送信しても良い。上記構成によれば、複数の発光素子のそれぞれが発する光の強度に係る情報をデータ通信することによって、故障防止や素早いメンテナンスや素早い交換対応の実現が可能になる。
また、本発明の態様4に係る光線力学治療装置は、上記態様2または3において、上記送信制御部は、上記光検出部を駆動する電流の値に係る情報を上記通信装置に送信しても良い。上記構成によれば、光検出部を駆動する電流の値に係る情報をデータ通信することによって、故障防止や素早いメンテナンスや素早い交換対応の実現が可能になる。
また、本発明の態様5に係る光線力学治療装置は、上記態様1〜4のいずれかにおいて、上記光源部と上記光検出部との間の距離を検出する距離センサと、上記距離センサが検出した上記距離が、所定の範囲内にあるか否かを判定する距離判定部と、上記距離判定部によって、上記距離が上記所定の範囲内に無いと判定された場合に、上記光源部と上記光検出部との間の距離を上記所定の範囲内に変更する駆動部と、を備えていても良い。
光源部の光強度分布は、光源部と光検出部との距離により変化することが多い。また、光線力学治療において、光源部から熱が発せられると、光感受性物質が変質したり、患者にとって苦痛となったりする可能性がある。このため、上記構成のように、光源部と光検出部との間の距離が所定の範囲内に収まるように変更できるようにすることが好ましい。
また、本発明の態様6に係る光線力学治療装置は、上記態様1〜5のいずれかにおいて、上記光検出部を駆動する電流の値に基づいて、自装置の交換が必要か否かを判定する判定部を備えていても良い。上記構成によれば、適切なタイミングで自装置の交換を行うことが可能になる。
また、本発明の態様7に係る光線力学治療装置は、上記態様1〜6のいずれかにおいて、上記光検出部は、患部の形状に沿って、その形状を変化させることが可能になっていても良い。
PDT(光線力学治療)は、例えば、腕、顔、臀部など湾曲している患部に対して施されることが多い。光検出部の形状が患部の形状に沿って変化する(例えば、湾曲する)ことによって、患部の形状に沿った光強度分布を正確に測定することが初めて可能となる。またそれによって、湾曲した患部においても、正確な光強度分布を実現することも初めて可能となる。
また、本発明の態様8に係る光線力学治療装置は、上記態様7において、上記光検出部は、フレキシブル基板上に光センサが実装された構造を有していても良い。
上記構成によれば、フレキシブル基板に光センサを実装することによって、安価で、湾曲した患部において正確な光強度分布を測定することができる光検出部の作製が可能となる。
本発明の態様8に係る光線力学治療装置は、上記態様7または8において、上記光源部は、フレキシブル基板上に上記発光素子が実装された構造を有していても良い。
上記構成によれば、光源部もフレキシブルにすることによって、上記のステップ2において患部に密着させることが可能となる。また、患者が動いても上記のステップ1で測定した光強度分布を常に実現することが可能となる。
〔本発明の別の表現〕
本発明の一態様に係る光線力学治療装置は、湾曲している患部に対して、患部の形状に沿って上記光検出部が可変な形を取っても良い。PDTは、腕、顔、臀部など湾曲している患部に対して施されることが多い。光検出部が湾曲することによって、患部の形状に沿った光強度分布を正確に測定することが初めて可能となる。またそれによって、湾曲した患部においても、正確な光強度分布を実現することも初めて可能となる。
また、本発明の別の態様に係る光線力学治療装置は、上記光検出部はフレキシブル基板上に光センサを実装していても良い。上記態様の光検出部の変形例として、湾曲するCCDまたはCMOSなどのイメージセンサを備えた形態、光強度に対応して色が変わる樹脂を備えた形態など色々な形態が考えられるが、フレキシブル基板に光センサを実装することによって、安価で、湾曲した患部において正確な光強度分布を測定することができる光検出部が作製可能である。
また、本発明の別の態様に係る光線力学治療装置は、上記光源部はフレキシブル基板上にLEDを実装していても良い。光源部もフレキシブルにすることによって、上記のステップ2において患部に密着させることが可能となる。患者が動いても上記のステップ1で測定した光強度分布を常に実現することが可能となる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、光線力学療法に使用する光線力学治療装置に利用することができ、特に、光過敏症を最小化する、優れた利用性がある光線力学治療装置に好適である。
1a,1b 光線力学治療装置
2 光源(光源部)
3 光検出器(光検出部)
4 LED(発光素子)
6 光強度分布制御回路(光強度分布決定部)
8 PC又は通信端末(通信装置)
9 距離センサ
10 距離制御回路(距離判定部)
11 距離駆動系(駆動部)
12 通信制御部(送信制御部)
100,200 光線力学治療システム

Claims (9)

  1. 数の発光素子と
    上記複数の発光素子の光の強分布検出する検出部と、
    記検出部によって検出される光の強度の分布が所定の範囲内に収まるように、上記複数の発光素子を駆動する電流を決定する決定部と、を備え、
    記決定部は、上記光の強度の分布の中に所定の下限値を下回っているものがあれば、上記複数の発光素子の内、対応する発光素子を駆動する電流を上記光の強度が上記下限値に達するように制御し、上記光の強度の分布の中に所定の上限値を上回っているものがあれば、上記複数の発光素子の内、対応する発光素子を駆動する電流を上記光の強度が上記上限値に達するように制御することを特徴とする光線力学治療装置。
  2. 上記複数の発光素子を駆動する電流の値に係る情報を外部に送信する送信制御部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光線力学治療装置。
  3. 上記送信制御部は、
    記検出部によって検出された上記複数の発光素子の光の強度に係る情報を外部に送信することを特徴とする請求項2に記載の光線力学治療装置。
  4. 上記送信制御部は、上記検出部を駆動する電流の値に係る情報を外部に送信することを特徴とする請求項2または3に記載の光線力学治療装置。
  5. 上記複数の発光素子と上記検出部との間の距離を計測るセンサと、
    記距離が、所定の範囲内にあるか否かを判定する距離判定部と、
    上記距離判定部によって、上記距離が上記所定の範囲内に無いと判定された場合に、上記距離を上記所定の範囲内に変更する駆動部と、を備えていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の光線力学治療装置。
  6. 記検出部を駆動する電流の値に基づいて、自装置の交換が必要か否かを判定する判定部を備えていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の光線力学治療装置。
  7. 記検出部は、患部の形状に沿って、その形状を変化させることが可能になっていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の光線力学治療装置。
  8. 記検出部は、フレキシブル基板上に光センサが載置された構造を有していることを特徴とする請求項7に記載の光線力学治療装置。
  9. 上記複数の発光素子は、フレキシブル基板上に載置されていることを特徴とする請求項7または8に記載の光線力学治療装置。
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