JP6706347B2 - 光照射器及び光遮蔽部材 - Google Patents

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Description

本発明は、光照射治療及び理美容等に用いられる光照射器及び光遮蔽部材に関する。
光線力学治療(Photo Dynamic Therapy;PDT)は、異常細胞や腫瘍に親和性をもつ光感受性物質に特定の波長の光を照射することにより起こる化学反応で活性酸素等を生成し、その殺菌力により異常細胞及び腫瘍を壊死させる治療法である。正常な細胞に損傷を与えない治療法であることから、QOL(Quality Of Life)の観点で最近非常に注目されている。
PDTは、新生児黄疸、乾癬、ニキビなどの疾患治療、痛みの緩和、美容理容等、多様な目的で利用されており、例えば、新生児黄疸治療には緑色光及び青白色光、乾癬治療には紫外光、ニキビ治療には青色光、赤色光及び黄色光のそれぞれが用いられている。このように、PDTを行う際には、治療目的に応じて適切な波長の光を照射する光源が用いられている。
近年では、PDTに使用される光源としてレーザが主流となっている。その理由としては、レーザは単色光であり吸収帯が狭い光感受性物質を効果的に励起できること、光強度密度が高いこと、パルス光を発生できること等が挙げられる。しかし、レーザ光は通常スポット光であり、照射可能範囲が狭く、皮膚疾患等の治療には適していない。
又、最近では、天然アミノ酸である5−アミノレブリン酸(ALA)の全身投与と波長410nmのLED光を用いたPDTで、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染皮膚潰瘍の治療に成功した事例が報告されている。
ALAは、ヘム生合成経路においてポルフィリン系化合物の前駆物質であり、それ自体に光増感性はない。生理的には、一定量のヘムが産生されると、ネガティブ・フィードバック機構によってALAの生合成が阻害される。しかし、外因性のALAが過剰に投与されると、ネガティブ・フィードバック機構が無効となり、ヘム生合成における律速酵素であるフェロキラターゼが枯渇し、生体内因性のポルフィリン系化合物、特にプロトポルフィリンIX(PpIX)が細胞内に多量に蓄積される。ALA及びLED光を用いたPDTにおいては、このPpIXを光増感性物質として利用する。この治療法は、新たな耐性菌を生じる事がないために、耐性菌治療に難渋する現代医療における新たな細菌感染の治療法として期待されている。
上述のようなLED光を用いたPDTを普及させるため、種々の3次元的形状及びサイズを有する患部に対して、均一に治療光を照射することができ、望ましくは患部以外に治療光を照射することがない、若しくは少ない光照射装置の実現が要請されている。
従来から用いられている、エキシマーランプ及びアーク灯等の光源の場合には、固定された光源に対して、一定の距離を置いて患部を配置し、治療光を照射する。しかし、これらの光源を用いると、照射面積が大き過ぎて患部以外の正常部位にも治療光が照射されるため、該正常部位に種々の副作用が生じる懸念がある。したがって、正常部位への治療光の照射を防ぐための遮蔽対策が別途必要となり、治療に時間と手間がかかることとなる。例えば、顔の一部にできた疾患を治療する場合、正常部位である目を保護するアイマスク(目隠し)が必要となる。更に、顔の正常部位を保護するために、顔の患部のみを露出するようにしたマスクも必要となる。
又、患者は、治療のために身体を拘束された状態で長時間不動の姿勢を保つ必要が有り、身体に過大な負荷がかかり疲労が蓄積することとなる。更には、患部が、例えば腕の一部又は足の一部のように、湾曲した表面を有する部位の場合、ランプ型の光源を用いた装置では、該部位の表側、裏側、あるいは横側のいずれを照射するかによっては、患者に無理な姿勢を強いることになりかねない。
又、ランプ型の光源を用いた装置に対する、湾曲した表面を有する患部の角度及び距離によって、該患部を構成する部位毎に照射強度が異なるので、上記患部の全体に対して均一な照射強度の治療光を照射するのが難しい場合が生じる。更に、ランプ型の光源を用いた装置は、電源及び冷却装置等の付属装置も多く、大型であるため、設置するために広いスペースを要すると共にその価格も高額となる。
上述の各問題点を解決するために、患部を直接覆って治療光の照射を行うことができる、幾つかの技術が提案されている。例えば、特許文献1には、発光光源となるLEDがフレキシブル基板上に複数配置された照射装置であって、患部に巻きつけて光照射することができる照射装置が開示されている。又、特許文献2には、発光光源となるLEDをフレキシブル基板上に配置し、患部とLEDとの間に光透過物質を挟み、これによりLEDが発する光を患部に照射することができる光照射装置が開示されている。
又、特許文献3には、レーザ光あるいはパルス化された高輝度白色光等を皮膚表面に照射することによって皮膚の着色細胞組織を除去する光治療器に使用される、白色テープが開示されている。該白色テープは、皮膚表面に剥離可能に貼着できると共に、皮膚の患部の大きさ、形状及び数に応じて穴あけができる。
国際公開公報「WO2001/014012(2001年3月1日公開)」 国際公開公報「WO2012/023086(2012年2月23日公開)」 日本国公開特許公報「特開2005−319210号公報(2005年11月17日公開)」
しかしながら、特許文献1に開示された照射装置は、光源と、該光源を患部に固定する固定具とが一体化されている為、胴、腕又は太腿等の治療部位に応じて、異なるサイズの照射装置を作り分ける必要がある。又、治療部位の表面積が小さい場合には、該治療部位の周辺を含むかなり広い領域の皮膚が光照射を受ける。又、治療毎に光源と固定具とを消毒しなければならず、手間がかかる。更に、光源を冷却するための冷却水を循環させる装置が別途必要であり、コストが高くなってしまう。
又、特許文献2に開示された光照射装置は、LED光の照射時において光源を患部から独立させて使用するものであり、特許文献2には、光源を患部に固定する技術については開示されていない。上記光照射装置の構成では、治療中に患者が光源に触って、光源を故障させたり、位置を動かしたりしてしまう虞がある。更に、特許文献3に開示された白色テープは、患部の大きさを写しとる作業が別途必要であり、作業に手間がかかる。
本発明の一態様は、上記の各問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えば腕、脚等の必ずしも固定具を必要としない身体の部位に対して、安全かつ簡易に、所望の光照射効果を安定的に得ることができる装置を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る光照射器は、照射対象生物の皮膚における特定の領域に光を照射するための光照射器であって、前記皮膚に前記光を照射する光源と、前記皮膚と前記光源との間に配置されることにより、前記皮膚における前記特定の領域以外の領域を前記光から遮蔽する光遮蔽部材と、前記光源及び前記光遮蔽部材が搭載された、可撓性を有する基台と、を備えており、前記光遮蔽部材には、前記特定の領域に対応した開口部を形成することが可能であり、前記光は、前記開口部を通過して前記特定の領域に照射される。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る光遮蔽部材は、照射対象生物の皮膚と、前記皮膚に光を照射する光源との間に配置されることにより、前記皮膚における特定の領域以外の領域を前記光から遮蔽するための光遮蔽部材であって、前記光遮蔽部材には、該光遮蔽部材から取り外すことが可能な、2つ以上の取り外し部が形成されており、前記2つ以上の取り外し部のうち、いずれか1つ以上の取り外し部を前記光遮蔽部材から取り外すことによって、前記特定の領域に対応した開口部が形成される。
本発明の一態様に係る光照射器及び光遮蔽部材によれば、安全に、かつ照射対象生物の負担が軽減された光照射を行うことができる。又、皮膚における所望の領域以外の領域への光照射を防止しつつ、該所望の領域への光照射を確実かつ簡易に行うことができる。
本発明の実施形態1に係る光治療器の表面の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る光治療器の裏面の構成を示す模式図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る光治療器の構成を示す断面模式図である。(b)は、本発明の実施形態1に係る光治療器における、第1光遮蔽部を剥がし取った状態を示す断面模式図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る光照射モジュールをアクリル棒に巻き付けた状態を示す側面模式図である。(b)は、本発明の実施形態1に係る光照射モジュールをアクリル棒に巻き付けた状態を示す正面模式図である。 本発明の実施形態1に係る光遮蔽部材の構成を示す断面模式図である。 (a)〜(e)は、本発明の実施形態2に係る光治療器を構成する光遮蔽部材の各例を示す模式図である。 本発明の実施形態3に係る光治療器の表面の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態3に係る光治療器の裏面の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態3に係る光治療器の構成の第1例を示す断面模式図である。 本発明の実施形態3に係る光治療器の構成の第2例を示す断面模式図である。 本発明の実施形態4に係る光治療器の構成を示す断面模式図である。 (a)〜(f)は、本発明の実施形態4に係る光治療器の使用方法の第1例を示す説明図である。 (a)〜(h)は、本発明の実施形態4に係る光治療器の使用方法の第2例を示す説明図である。 本発明の実施形態5に係る光治療器の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態6に係る光治療器の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態7に係る光遮蔽部材の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態1に係る光照射モジュールの構成を示す平面模式図である。 (a)は、本発明の実施形態1に係る光治療器とLEDチップとの位置を示す断面模式図である。(b)は、平面視における、本発明の実施形態1に係る光治療器とLEDチップとの位置を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る光治療器における、光遮蔽部材とLEDチップと保護樹脂との位置を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る光治療器における、光照射モジュールと保護樹脂とスペーサとの位置を示す模式図である。 本発明の実施形態8に係る光治療器の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態9に係る光治療器の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態10に係る光治療器の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態11に係る光治療器の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態11に係る光治療器の変形例の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態11に係る光治療器の変形例の構成を示す断面模式図である。
以下に、比較的小面積の皮膚疾患に対して、本発明の一態様に係る光照射器を用いて光照射治療(以下、「光治療」と略記する)を実施する場合を例に挙げて、本発明の各実施形態を説明する。尚、以下では、上記光照射器は、柔軟性のある基板の表面に所定の波長を発するLEDを実装し、該LEDを点灯できる様にした機器を想定しているが、これに限ったものではない。例えば本発明の一態様に係る光照射器は、LEDに代えてレーザ、有機EL等も実装可能である。
なお、比較的小面積の皮膚疾患に対して面内均一性の高い治療光を照射することを考えて、本発明の一態様に係る光照射器は、面発光できる光照射モジュール、つまり面発光光源を備えていることが望ましい。
又、以下では、治療の為の薬剤が患部(皮膚における特定の領域)に塗布されているか、あるいは事前に服用されていることを前提とするとともに、患部全体に対して均一に光照射する為に、LEDと患部とが適切な距離に保たれていることを前提としている。
又、薬剤、治療に使用する光波長、及び基板の具体的な内容等は本発明の一態様に係る光照射器の構成には影響を与えない為、以下では詳述しない。更に、本明細書において、「照射対象生物」とは人に限られず、動物も「照射対象生物」に含まれるものとする。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について、図1〜図5、図17〜図20に基づいて説明すれば、以下の通りである。以下では、光照射モジュール2におけるLEDチップ14(光源:図17参照)が搭載されている面を表面とし、上記LEDチップ14が搭載されている面と反対側の面を裏面として説明する。
又、図17に示すように、フレキシブル基板15(基台)には、LEDチップ14が実装された複数のLED実装領域17が平面視で格子状に形成されている。隣り合う2つのLED実装領域17間は絶縁されているとともに、該2つのLED実装領域17は配線16により接続されている。尚、配線16にはワイヤボンディング接続も含まれる。
ここで、図18を用いて、本発明の実施形態1に係る光治療器1(光照射器)における、光遮蔽部材3とLEDチップ14との位置について説明する。図18の(a)及び(b)に示すように、光照射モジュール2にはLEDチップ14が実装されており、LEDチップ14の全体が光遮蔽部材3によって覆われている。又、光遮蔽部材3は光遮蔽材35と接着材36で構成されており、接着材36の厚みはLEDチップ14の厚みよりも大きい。このような構成とすることによりLEDチップ14の凹凸を緩和でき、光遮蔽材35の表面が滑らかになるので、皮膚に対して光遮蔽部材3を接触させ易くなっている。
又、光遮蔽材35の最外周部は最外周のLEDチップ14の外側に位置する。このような配置にすることで、光照射範囲(図3の(b)参照:開口部9)を最大とした場合に複数のLEDチップ14の全体で最大照射効率を得ることができる。
又、図19を参照して、光治療器1における光遮蔽部材3とLEDチップ14と保護樹脂18との位置について説明する。図19に示すように、光照射モジュール2にはLEDチップ14が実装されている。また、LEDチップ14は保護樹脂18に覆われており、保護樹脂18は光遮蔽部材3に覆われている。接着材36は、保護樹脂18を接着できるような材料が選ばれる。
なお、保護樹脂18には波長変換部材が含まれていても良い。あるいは、保護樹脂18の上に波長変換部材を含む樹脂シートが備えられていても良い。この場合、波長変換部材を含む樹脂シートは光遮蔽部材3に覆われることになる。
又、図20に示すように、患部8(図20において不図示)と光照射モジュール2とを一定距離離間するよう、光照射モジュール2の発する光に対して透明性を有するスペーサ20を備えていても良い。これにより、光照射モジュール2の発する光の面内均一性を高めることが可能である。
さらに、保護樹脂18には波長変換部材が含まれていても良いし、保護樹脂18の上に波長変換部材を含む樹脂シートが備えられていても良い。あるいは、スペーサ20に波長変換部材が含まれていても良いし、さらに、スペーサ20上に波長変換部材を含む樹脂シートが備えてられていても良い。
<光治療器の構成>
図1〜図5を参照して、本発明の実施形態1に係る光治療器1の構成について説明する。図1は、光治療器1の表面の構成を示す模式図である。図2は、光治療器1の裏面の構成を示す模式図である。図3の(a)は、光治療器1の構成を示す断面模式図であり、図3の(b)は、本発明の実施形態1に係る光治療器における、第1光遮蔽部を剥がし取った状態を示す断面模式図である。尚、図3は、図1及び図2に示す光治療器1のA−A’線の断面図に相当する。
又、図4の(a)は、光照射モジュール2をアクリル棒13に巻き付けた状態を示す側面模式図であり、図4の(b)は、光照射モジュール2をアクリル棒13に巻き付けた状態を示す正面模式図である。図5は、光遮蔽部材3の構成を示す断面模式図である。図7は、光照射モジュール2の構成を示す平面模式図である。
光治療器1は、照射対象生物(不図示)の患部8(図13等参照)にLED光(光)を照射することにより、照射対象生物の皮膚疾患を光治療するための機器である。図1〜図3に示すように、光治療器1は、光照射モジュール2の表面に光遮蔽部材3が設けられているとともに、入力線4によって光照射モジュール2と電源部5とが接続されている。
(光照射モジュール)
光照射モジュール2は、可撓性を有するフレキシブル基板15にLEDチップ14が実装され、かつフレキシブル基板15とLEDチップ14とが一体となって形成された、平面視で略正方形状の板状部材である。尚、光照射モジュール2は、LED、レーザチップ、又はレーザパッケージがフレキシブル基板と一体化されたものでも良いし、有機EL、LED、又はレーザと導光板、又は拡散板等を組み合わせたものでも良い。更に、LED光の波長については、意図する光治療及び皮膚疾患の程度に応じて、適した波長を適宜選択することができる。
照射対象生物の各部位は平坦でない面を有していることから、該平坦でない面を有する患部8に対してLED光を照射する場合を想定し、光照射モジュール2には可撓性を持たせている。具体的には、図4の(a)及び(b)に示すように、光照射モジュール2は、直径R=5cmの円柱状のアクリル棒13に対して、その側面に密着させつつ巻き付けることが可能な程度の可撓性を有している。
ここで、光照射モジュール2は、上記円柱状のアクリル棒13に巻き付けた際、例えば不点灯、断線などによる機能喪失が起こらないような配線16・光照射モジュール2の構成部品の配置となっていることが望ましい。又、光照射モジュール2は、直径1cmの円柱状のアクリル棒13に対しても巻き付けることが可能であるとともに、上記の機能喪失が起こらないことがより望ましい。
尚、光治療器1は、上述のフレキシブル基板15に代えて、ガラス、フィルム基板、包帯又は布を備え、これらの基台にLEDチップ14が搭載されていても良い。換言すれば、光治療器1は、LEDチップ14とフレキシブル基板15とが一体となった光照射モジュール2を備えている必要は必ずしもなく、LEDチップ14をはじめとする何らかの光源が搭載された、可撓性を有する基台を備えていれば良い。
(光遮蔽部材)
光遮蔽部材3は、照射対象生物の皮膚とLEDチップ14との間に配置されることにより、患部8以外の正常部位(皮膚における特定の領域以外の領域)をLED光から遮蔽する、平面視で略正方形状の板状部材である。図1〜図3に示すように、光遮蔽部材3には、第1光遮蔽部31、第2光遮蔽部32、第3光遮蔽部33、第4光遮蔽部34(第1〜第4光遮蔽部31・32・33・34:取り外し部)が形成されている。
光遮蔽部材3は、光照射モジュール2の表面に密着して配置されている。又、光遮蔽部材3の厚さは光照射モジュール2の厚さよりも若干薄く、光遮蔽部材3の平面視の大きさは、光照射モジュール2の平面視の大きさよりも小さい。言い換えれば、光照射モジュール2の表面には、光遮蔽部材3によって覆われていない領域が存在する。
第1光遮蔽部31は、第1〜第4光遮蔽部31・32・33・34のうち、平面視で最も光遮蔽部材3の内部に形成されている、平面視で略正方形状の板状部材である。第2〜第4光遮蔽部32・33・34は平面視でロ字形状の板状部材であり、それぞれ第1光遮蔽部31を取り囲んでいるとともに、この順番で光照射モジュール2のより端部側に配置されている。具体的には、図3の(b)に示すように、第1光遮蔽部31を剥がし取ることにより、開口部9を形成することができる。
第1〜第4光遮蔽部31・32・33・34は、患部8の大きさ・形状に応じて、それらのうちの1つ以上を光照射モジュール2から剥がし取る(取り外す)ことが可能であり、剥がし取る光遮蔽部の種類・個数によって、様々な大きさ・形状の開口部9を形成することができる。言い換えれば、開口部9は患部8の大きさ・形状に対応して形成され、LED光はこの開口部9を通過して患部8に照射される。
第4光遮蔽部34は、剥がし取ってしまうと、光照射モジュール2から発せられるLED光(治療光)を遮蔽する部分が無くなってしまう。そのため、正常部位をLED光の照射から保護する観点から、第4光遮蔽部34については、剥がし取ることができないように光照射モジュール2に対して固定されていれば、より好適である。
尚、本実施形態では、光遮蔽部材3に、第1光遮蔽部31、第2光遮蔽部32、第3光遮蔽部33、第4光遮蔽部34という4つの光遮蔽部が形成されている例について説明したが、光遮蔽部材3に4つの光遮蔽部が形成されている必要はない。ただし、4つより多くの光遮蔽部が形成されていることによって、様々な患部のサイズにより対応できることは言うまでもない。又、第1光遮蔽部31、第2光遮蔽部32、第3光遮蔽部33、第4光遮蔽部34をこの順番通りに剥がし取っていく必要は必ずしもない。
更に、第1〜第4光遮蔽部31・32・33・34に用いる材料は、光反射材(アルミ等)、光吸収材(遮光フィルム等)、又は生体接合性接着剤等の複合材料を想定しているが、これらの複合材料に限定されない。
又、光遮蔽部材3は、図5に示すように光遮蔽材35と接着材36とから構成されている。光遮蔽材35は、光照射モジュール2の発するLED光の強度を、実質的に安全なレベルにまで弱める効果があり、具体的には、光照射モジュール2と対向する側の面が、上記LED光に対して、反射、屈折、及び吸収等を行うことができる。実質的に安全なレベルについては、日本工業規格JISC7550(ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性)、JISC6802(レーザ製品の安全基準)等を参考にすることができる。接着材36は、光遮蔽材35と光照射モジュール2とを接着することにより、光遮蔽部材3を光照射モジュール2に対して固定する。尚、光遮蔽部材3にLED光が入射した際に、透過光が入射光の30%未満であることが望ましい。
光遮蔽材35は、第1光遮蔽材351、第2光遮蔽材352、第3光遮蔽材353及び第4光遮蔽材354で構成されており、接着材36は、第1接着材361、第2接着材362、第3接着材363及び第4接着材364で構成されている。又、第1光遮蔽材351と第1接着材361とで第1光遮蔽部31が、第2光遮蔽材352と第2接着材362とで第2光遮蔽部32が、第3光遮蔽材353と第3接着材363とで第3光遮蔽部33が、第4光遮蔽材354と第4接着材364とで第4光遮蔽部34が、それぞれ構成されている。
更に、光遮蔽材35の厚さは、接着材36の厚さよりも厚いことが望ましく、0.1〜10mm程度であることが望ましい。光遮蔽部材3が必要以上に厚いと、平坦でない面を有する患部に光遮蔽部材3を密着させることが難しくなる。一方、光遮蔽部材3が必要以上に薄いと、その強度及び光遮蔽効果等に支障が生じる。
ここで、光遮蔽部材3は、照射対象生物の皮膚に密着するため、いわゆる生体適合性を有することが望ましい。すなわち、光遮蔽部材3の表面(照射対象生物の皮膚と密着する面)は、感染症予防の観点から、光治療器1を使用するまで保護フィルム又は保護紙等で保護されていることが望ましい。
又、光遮蔽部材3の表面は接着性を有することが望ましい。接着性を有することにより、照射対象生物の患部8又はその他の部位に光治療器1を取り付けることができ、照射対象生物が動いた際に光治療器1が患部等から外れることを防ぐことができる。この場合、光遮蔽部材3の表面は、接着性を有する面を露出していることとなり、該表面にゴミ等が付着する虞がある。この虞を回避する観点からも、光遮蔽部材3の表面は、光治療器1を使用するまで保護フィルムや保護紙等で保護されていることが望ましい。
又、第1〜第4光遮蔽部31・32・33・34のいずれか1つ以上を剥離して開口部9を形成する際に、光遮蔽部材3を医療従事者又は照射対象生物(この場合、人)が触ることが考えられる。したがって、感染症予防の観点から、光遮蔽部材3の表面は上記の保護フィルム等に加えて、更に保護フィルム又は保護紙等で保護されていることが望ましい。つまり、光遮蔽部材3の表面は、少なくとも2枚の保護フィルム又は保護紙等で保護されていることがより望ましい。
更に、光遮蔽部材3の裏面(光照射モジュール2と対向する側の面)に貼り付けられた保護フィルム又は保護紙等は、第1〜第4光遮蔽部31・32・33・34のそれぞれに合わせた形でミシン目を形成しても良い。あるいは、光遮蔽部材3の裏面には、第1〜第4光遮蔽部31・32・33・34のいずれか1つ以上を剥離することで形成される各開口部9のそれぞれに合わせた形の、保護フィルム又は保護紙等を重ね合わせても良い。
又、第1〜第4光遮蔽部31・32・33・34のいずれか1つ以上を剥離した後に、LED光に対して実質的に透明な、例えば透過率が80%以上、望ましくは90%以上の接着剤もしくは任意の透過材が光照射モジュール2に残るようにしても良い。これにより、上記4つの光遮蔽部を光照射モジュール2の表面から直に剥がすことがなくなり、その結果、光照射モジュール2の表面の損傷を低減することができる。又例えば、上記4つの光遮蔽部を剥離した後に、任意のフィルタ効果を有するフィルム状の部材が光照射モジュール2の表面に残るようにしても良い。これにより、照射対象生物にとって有害な光を除去することが可能となる。
又、図5では第1光遮蔽材351、第2光遮蔽材352、第3光遮蔽材353及び第4光遮蔽材354の表面高さは同じになっている。これらの表面高さが同じであると、上記4つの光遮蔽材のいずれか1つ以上を剥離した際に、患部から光照射モジュール2までの距離が同じになるため、都合が良い。
又、光遮蔽部材3の厚さを該光遮蔽部材3の各部位に応じて適宜変えることにより、平坦でない面を有する患部に光治療器1を装着した際に、光照射モジュール2が患部に接触しないようにすることができる。このようにすることで、光治療器1が、患部に触ることができない皮膚疾患、又は痛みを伴う皮膚疾患を治療する場合に好適となる。
又、光遮蔽部材3は、絶縁性を有していることが望ましい。光遮蔽部材3は照射対象生物の皮膚に接触するため、光遮蔽部材3に絶縁性を持たせることで光治療を安全に行うことができる。更に、光遮蔽部材3は、断熱性を有していることが望ましい。光治療器1がLED光の照射等に起因して熱を発する場合、光遮蔽部材3に断熱性を持たせることで照射対象生物の皮膚からその熱を遮断し、照射対象生物が人の場合はその人が不快な熱さを感じることなく、快適に光治療を行うことができる。
(入力線及び電源部)
電源部5は入力線4を通して、光照射モジュール2に電力を供給する。尚、光遮蔽部材3の表面は照射対象生物の皮膚と接触する可能性があることから、滅菌処理されていることが望ましい。更に、光照射モジュール2及び入力線4も照射対象生物の皮膚と接触する可能性があることから、滅菌処理されていることが望ましい。特に、光遮蔽部材3については、異なる照射対象生物間で使い回しを行うことは感染症予防の点からも避けるべきであり、1回の使用毎に使い捨てるのが望ましい。感染症予防の徹底化の観点からは、さらに光照射モジュール2及び入力線4も含めて、1回の使用毎に使い捨てるのがより望ましい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1との相違点、特に光遮蔽部材3a
の形状について説明する。図6の(a)〜(e)は、本発明の実施形態2に係る光治療器1aを構成する光遮蔽部材3aの各例を示す模式図である。尚、光治療器1aは光治療器1の光遮蔽部材3を光遮蔽部材3aに置き換えたものであるため、図示しない。
<光遮蔽部材の形状例>
図6の(a)〜(e)を参照して、本発明の実施形態2に係る光治療器1aを構成する光遮蔽部材3aの形状例について説明する。光治療器1aを構成する光遮蔽部材3aとしては、まず、図6の(a)に示すような、平面視で円形状の板状部材であっても良い。光遮蔽部材3aは、第1光遮蔽部31a、第2光遮蔽部32a、第3光遮蔽部33a及び第4光遮蔽部34aで構成されている。
第1光遮蔽部31aは、第1〜第4光遮蔽部31a・32a・33a・34aのうち、平面視で最も光遮蔽部材3aの内部に形成されている、平面視で円形状の板状部材である。第2〜第4光遮蔽部32a・33a・34aは平面視でO字形状の板状部材であり、それぞれ第1光遮蔽部31aを取り囲んでいるとともに、この順番で光照射モジュール2のより端部側に配置されている。
第1〜第4光遮蔽部31a・32a・33a・34aは、それらのうちの1つ以上を光照射モジュール2から剥がし取ることによって、患部8の大きさ・形状に応じた円形状・O字形状の開口部9を形成することが可能である。尚、上記4つの光遮蔽部のそれぞれが、平面視で同じ中心を持つ必要はない。
次に、光治療器1aを構成する光遮蔽部材3aとして、図6の(b)に示すような、平面視で楕円形状の板状部材であっても良い。光遮蔽部材3aは、第1光遮蔽部31b、第2光遮蔽部32b、第3光遮蔽部33b及び第4光遮蔽部34bで構成されている。第1〜第4光遮蔽部31b・32b・33b・34bは、それらのうちの1つ以上を光照射モジュール2から剥がし取ることによって、患部8の大きさ・形状に応じた楕円形状の開口部9を形成することが可能である。尚、上記4つの光遮蔽部のそれぞれが、平面視で同じ中心を持つ必要はない。
同様に光治療器1aを構成する光遮蔽部材3aとして、図6の(c)に示すような、平面視で六角形形状の板状部材であっても良い。光遮蔽部材3aは、第1光遮蔽部31c、第2光遮蔽部32c、第3光遮蔽部33c及び第4光遮蔽部34cで構成されている。第1〜第4光遮蔽部31c・32c・33c・34cは、それらのうちの1つ以上を光照射モジュール2から剥がし取ることによって、患部8の大きさ・形状に応じた六角形形状の開口部9を形成することが可能である。尚、上記4つの光遮蔽部のそれぞれが、平面視で同じ中心を持つ必要はない。又、六角形に限らず多角形形状の開口部9を形成することも可能である。
尚、上述の第1光遮蔽部31b・31cは、第1〜第4光遮蔽部31b・32b・33b・34b、及び31c・32c・33c・34cのそれぞれにおいて、平面視で最も光遮蔽部材3aの内部に形成されている。
同様に光治療器1aを構成する光遮蔽部材3aとして、図6の(d)に示すような、平面視で円形状の板状部材であっても良い。光遮蔽部材3aは、第1光遮蔽部31d、第2光遮蔽部32d、第3光遮蔽部33d及び第4光遮蔽部34dで構成されている。第1光遮蔽部31dは、第2光遮蔽部32dと第4光遮蔽部34dとに隣接しており、かつ第3光遮蔽部33dと対向する位置に形成されている。4つの光遮蔽部をこのように形成することで、複数の領域に跨る患部8の形状に応じた開口部9を形成することができる。又、光遮蔽部材3aは円形に限らず多角形形状の板状部材であっても良い。
同様に光治療器1aを構成する光遮蔽部材3aとして、図6の(e)に示すような、平面視で矩形状であり、かつ角部が弧を描く半円状の板状部材であっても良い。光遮蔽部材3aは、第1光遮蔽部31e、第2光遮蔽部32e、第3光遮蔽部33e及び第4光遮蔽部34eで構成されている。第1〜第4光遮蔽部31e・32e・33e・34eは、少なくとも1つの半円状の角部が形成されており、光照射モジュール2から容易に剥がし取ることを可能とする。又、意図的に該角部の接着力を弱めて形成しておけば、第1〜第4光遮蔽部31e・32e・33e・34eを剥がし取るための部位として該角部を指定することも可能である。
尚、光遮蔽部材3aの形状、及び当該光遮蔽部材3aに形成される開口部9の形状は、上記の各例に限られない。光遮蔽部材3a及び上記開口部9の形状は、患部8の形状に適合するように上記の各例を組み合わせて形成することができ、その結果、様々な開口パターンを選択的に作ることができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図7〜10に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1及び2との相違点、特に光治療器1bの構成、及び光遮蔽部材3bの形状について説明する。
<光治療器の構成>
図7〜図10を参照して、本発明の実施形態3に係る光治療器1bの構成について説明する。図7は、光治療器1bの表面の構成を示す模式図である。図8は、光治療器1bの裏面の構成を示す模式図である。図9は、光治療器1bの構成の第1例を示す断面模式図である。図10は、光治療器1bの構成の第2例を示す断面模式図である。尚、光治療器1bの電源部5は図示しない。又、図9及び図10は、図7に示す光治療器1bのB−B’線の断面図に相当する。図7に示すように、光治療器1bは、光照射モジュール2と、電源部5に接続するための入力コネクタ41と、入力線4とを備えている。
図7〜図10に示すように、光遮蔽部材3bの外形は光照射モジュール2のそれよりも大きくなるように構成されている。又、第4光遮蔽部34bは、光照射モジュール2の側面を覆うようになっている。つまり、光遮蔽部材3bの光照射モジュール2と接する側は、接着性を有することが必要となる。尚、光遮蔽部材3bと接する光照射モジュール2の部分に接着性を有しても良いし、前二者両方に接着性を有しても良い。あるいは、接着性を持たせるための部材として、既知のテープ等を使用することも可能である。
図9に示すような、光照射モジュール2、光遮蔽部材3bが四角形状となっている光治療器1bの構成の一例では、最外側の第4光遮蔽部34bの端部34b−1が光照射モジュール2の端部2aから突出しているが、それに限るものでは無い。又、図10で示すように、光治療器1bの構成の他の例として、第4光遮蔽部34bは、光照射モジュール2の側面に接着させ光が漏れないように形成されていても良い。
本実施形態に係る光治療器1bによれば、患部8以外の正常部位、特に眼に対してLED光が照射されることの防止が可能であることはもちろん、医療従事者の身体7(特に眼:図12等参照)へのLED光照射防止も可能となる。又、光治療を施す際、通常であればLED光を遮蔽するための保護具(例えば保護眼鏡)を別途用意する必要があるが、本実施形態に係る光治療器1bを使用することにより、上記保護具が不要となる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図11〜13に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1、2及び3との相違点、特に光治療器1cの構成、及び光遮蔽部材3cの形状、及び本実施形態に係る光治療器1cの使用方法について説明する。
<光治療器の構成>
まず、図11を参照して、本発明の実施形態4に係る光治療器1cの構成について説明する。図11は、光治療器1cの構成を示す断面模式図である。図11に示すように、光遮蔽部材3cは、第4光遮蔽部34cの端部34c−1によって、光照射モジュール2の側面だけでなく裏面の一部をも覆っている。尚、光照射モジュール2、光遮蔽部材3cが四角形状である本例においては、最外側の第4光遮蔽部34cがはみ出しているが、それに限るものでは無い。
又、光遮蔽部材3cの一部分を光透過性材料又はメッシュ状にすることにより、光遮蔽部材3cは、光照射モジュール2が点灯していることを示す、インジケータの役割をも果たすことができる。光遮蔽部材3cがインジケータの役割を果たすことにより、減光された光照射の動作状況を視認できるため、光治療器1cの取り扱いが容易になる。換言すれば、光遮蔽部材3cによって光照射モジュール2が点灯していることを視認できるため、光治療中に患者や医師は光照射が動作している状況で光源に触れたり、光源の位置を動かすなどのリスクを低減させることができる。
<光治療器の使用方法の一例>
次に、図12を参照して、光治療器1cの使用方法の一例について説明する。図12の(a)〜(f)は、光治療器1cの使用方法の第1例を示す説明図である。尚、光治療器1・1a・1b、及び後述の実施形態5に係る光治療器1dの各使用方法ついては、光治療器1cの使用方法と同様であるため、その説明を省略する。又、説明の簡便化の為、本実施形態では、患部8の平坦な面に対して光治療器1を装着する場合を例に挙げて説明する。
(STEP1;開封)
まず、図12の(a)に示すように、滅菌済の光治療器1cを滅菌袋6から取り出す。ここで、光照射モジュール2の表面、側面及び裏面には光遮蔽部材3cが貼られており、該光遮蔽部材3cの裏面には第5保護フィルム75が貼られている。又、図12(b)に示すように、光照射モジュール2の表面に位置する第1〜第4光遮蔽部31c・32c・33c・34cには、それぞれ第1保護フィルム71、第2保護フィルム72、第3保護フィルム73、第4保護フィルム74が対応し、これら4つの保護フィルムは光遮蔽部材3cに固定されている。
(STEP2;開口部9の形成)
次に、図12の(c)に示すように、患部8の外形より大きく、照射領域外を最小とする開口部9を形成する為、第1保護フィルム71と第1光遮蔽部31cを光照射モジュール2から剥がし取り、順次第2保護フィルム72と第2光遮蔽部32cを、光照射モジュール2から剥がし取る。該開口部9の形成において、各保護フィルム及び各光遮蔽部を剥がし取る部位は、患部8の外形サイズに応じて目視で行う作業となる。又、本作業では光照射モジュール2の裏面の第5保護フィルム75は、本作業の完了まで取り外さないことが望ましい。
(STEP3;照射対象生物への取り付け準備)
次に、図12の(d)に示すように、第3保護フィルム73、第4保護フィルム74を第3光遮蔽部33c、第4光遮蔽部34cから剥がし取る。第4保護フィルム74は第4光遮蔽部34cより突出した部分を形成することにより剥がし取りを容易にすることも可能であり、先に第3保護フィルム73を剥がし、次に第4保護フィルム74を剥がし取る。尚、上記各保護フィルムの取り外し順序は一例であり、この順序に限定されない。
(STEP4;照射対象生物への取り付け)
次に、図12の(e)に示すように、患部8が第3光遮蔽部33cに取り囲まれるよう、身体7に光治療器1cを取り付ける。第3光遮蔽部33c、第4光遮蔽部34cは身体7に密着していることが望ましい。又、光治療器1cの身体7への固定をより確実にするためには、光遮蔽部材3cの表面が接着性を有していることが望ましい。
(STEP5;準備完了)
次に、図12の(f)に示すように、第5保護フィルム75を剥がし取る。以上の作業により、光治療器1cの身体7への取り付けは完了する。次に、図示しないものの、光照射モジュール2に接続されている入力線4を電源部5に接続する。尚、入力線4は、図7及び図8に示す入力コネクタ41によって電源部5に接続されても良い。
上記の各手順を踏むことにより、患部8の形状を目視しながら該形状に対応する所定の開口部9を決定・形成し、光治療を開始することができる。
<光治療器の使用方法の他の例>
次に、図13を参照して、光治療器1cの使用方法の他の例について説明する。図13の(a)〜(h)は、光治療器1cの使用方法の第2例を示す説明図である。
(STEP1;開封)
まず、図13の(a)及び(b)に示すように、滅菌済の光遮蔽部材3c及び光照射モジュール2を滅菌袋6から取り出す。ここで、光遮蔽部材3c及び光照射モジュール2は、それぞれ別の滅菌袋6に収められている。光遮蔽部材3cの表面には、第6保護フィルム76が、裏面には、第1保護フィルム71、第2保護フィルム72、第3保護フィルム73、第4保護フィルム74が貼られている。又、光照射モジュール2の表面には、第7保護フィルム77が、裏面には、第8保護フィルム78が貼られている。
(STEP2;保護フィルムの除去)
次に、図13の(c)に示すように、光遮蔽部材3cの表面上の第6保護フィルム76を指などで剥がし取る。尚、第6保護フィルム76の端部について、第4光遮蔽部34cの端部よりも突出するように形成されていると、第6保護フィルム76を取り除き易いため、望ましい。
(STEP3・4;光遮蔽部材の照射対象生物への貼り付け、及び患部形状に合わせた開口部9の形成)
次に、図13の(d)に示すように、光遮蔽部材3cを照射対象生物の身体7に貼り付ける。そして、図13の(e)に示すように、患部8の外形より大きく、最小となる開口部9を形成する為、目視しながら第1保護フィルム71及び第1光遮蔽部31cを光照射モジュール2から剥がし取り、次に第2保護フィルム72及び第2光遮蔽部32cを剥がし取る。
(STEP5;光照射モジュールの光遮蔽部材への取り付け準備)
次に、図13の(f)に示すように、光照射モジュール2から該光照射モジュール2の表面に取り付けられている第7保護フィルム77を剥がし取る。引き続き、第3保護フィルム73、第4保護フィルム74を第3光遮蔽部33c、第4光遮蔽部34cから剥がし取る。この剥がし取りの際、先に第3保護フィルム73を剥がし取り、次に、第4光遮蔽部34cよりも外形が大きく形成されている第4保護フィルム74を取り除くことが望ましい。
(STEP6;光照射モジュールの光遮蔽部材への取り付け)
次に、図13の(g)に示すように、光遮蔽部材3cに光照射モジュール2を取り付ける。その際、光遮蔽部材3cに、光照射モジュール2の取り付け場所を示すマーキング等を付すことも可能である。又、光照射モジュール2の略中心と、光遮蔽部材3cの略中心を合わせることにより、光照射モジュール2の光遮蔽部材3cへの取り付けをより正確に行うことができる。
(STEP7;準備完了)
次に、図13の(h)に示すように、第4光遮蔽部34cを光照射モジュール2の側面及び裏面に回り込ませて、貼り合わせる。光治療器1cをこのように使用することにより、上記STEP4において光遮蔽部材3cを通して患部8を視認することができるため、より簡易、かつより確実にLED光を患部8に照射することができる。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1〜4との相違点、特に光治療器1dの形状について説明する。
<光治療器の構成>
まず、図14を参照して、本発明の実施形態5に係る光治療器1dの構成について説明する。図11は、光治療器1dの構成を示す断面模式図である。図14に示すように、光遮蔽部材3dは、第4光遮蔽部34dによって光照射モジュール2の側面だけでなく、裏面の全体を覆っている。尚、光照射モジュール2、光遮蔽部材3dが四角形状である本例においては、最外側の第4光遮蔽部34dがはみ出しているが、それに限るものでは無い。
第4光遮蔽部34dの放熱性が低い場合、光照射モジュール2の発する熱が外に発散されにくくなることが予想される。そこで、照射対象生物と接触することがない、光照射モジュール2の裏面に貼り付けられた第4光遮蔽部34dについては、放熱性が高い材料で形成することにより、光照射モジュール2の発する熱が大気に放出されるようにしても良い。
又、光遮蔽部材3dの厚さは一様である必要は無く、更には一様な材料である必要も無い。又、実施形態4と同じく、第4光遮蔽部34dの一部分を光透過性材料又はメッシュ状にすることにより、第4光遮蔽部34dに、光照射モジュール2が点灯しているかを示すインジケータの役割を与えても良い。
このように、本実施形態に係る光治療器1dによれば、光遮蔽部材3dによって光照射モジュール2の全体が覆われていることから、実施形態4に係る光治療器1cと比べても、照射対象生物が光照射モジュール2に触る可能性をより低減させることができる。
〔実施形態6〕
本発明の他の実施形態について、図15に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1〜5との相違点、特に光治療器1eの形状について説明する。本実施形態に係る光治療器1eは、光遮蔽部材3eの表面に装着感知センサ10(センサ)を備えている点が、他の実施形態に係る光治療器と異なる。
<光治療器の構成>
図15を参照して、本発明の実施形態6に係る光治療器1eの構成について説明する。図15は、光治療器1eの構成を示す模式図である。光遮蔽部材3eは、第3光遮蔽部33eに装着感知センサ10を備えた構成となっており、図13の(h)で示した光遮蔽部材3cの第3光遮蔽部33cに、装着感知センサ10が接続されたものと同等の構成となる。
装着感知センサ10は、光遮蔽部材3eと身体7とが密着していることを目視のみならず、外部から確認するものであり、感圧センサ、テープスイッチ、タッチセンサ、距離センサ等、光治療器1eが照射対象生物の身体7におけるいずれかの部位に装着されたことを感知するためのセンサであれば良い。
電源部5は電源制御部51と電流供給部52とで構成されており、入力線4によって光照射モジュール2と接続されている。又、装着感知センサ10は、出力線11によって電源制御部51と接続されている。
装着感知センサ10の出力信号が、出力線11を通じて電源制御部51に送信され、該出力信号を受信した電源制御部51は、該出力信号の情報に基づいて電流供給部52を制御する。例えば、装着感知センサ10が身体7に密着した状況で検知される圧力を電流に変換し、電源制御部51は、該電流値が予め設定された閾値を超えた場合に電流供給部52を動作させることにより、電流供給部52の導通制御が行われる。又、電流供給部52は、電源制御部51の制御信号に基づき、入力線4を通して光照射モジュール2に電流を供給する。
尚、光治療器1eの操作者、例えば医療従事者が閾値を設定できるようにしても良い。又、装着感知センサ10の出力信号を、無線で飛ばしても良い。無線で飛ばすことによって、照射対象生物を長時間拘束される負担から解放することができる。
このように、光治療器1eが装着感知センサ10を備えることにより、光治療器1eが身体7に装着されていることを電気的に感知することができる。したがって、光治療器1eが身体7に装着されていない、もしくは不完全に装着されている状態で光照射モジュール2から発せられた光(治療光)が患部8に照射されることを低減させることができる。それゆえ、光治療効果の不確実性を低減することが可能となり、かつ、光治療の安全性をより高めることができる。
〔実施形態7〕
本発明の他の実施形態について、図16に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1〜6との相違点、特に光遮蔽部材3fの形状について説明する。
<光遮蔽部材の形状例>
図16を参照して、本発明の実施形態6に係る光治療器1fを構成する、光遮蔽部材3fの形状例について説明する。図16は、光遮蔽部材3fの構成を示す断面模式図である。図16に示すように、光遮蔽部材3fは、第1〜第4光遮蔽部31f・32f・33f・34fと、第1〜第4保護フィルム71f・72f・73f・74fとで構成されている。
第1光遮蔽部31fには第1保護フィルム71fが固定されている。同様に、第2光遮蔽部32fと第2保護フィルム72f、第3光遮蔽部33fと第3保護フィルム73f、第4光遮蔽部34fと第4保護フィルム74fとがそれぞれ対応し、固定されている。又、光遮蔽部材3fには、予め、該光遮蔽部材3fの略中心に患部8の位置を視認するための孔12が形成されている。
このように、本実施形態に係る光治療器1fによれば、患部8の略中心に光遮蔽部材3fの略中心を合わせることが可能となることから、患部8に最適な大きさ・形状の開口部9を、より正確に形成することができる。
〔実施形態8〕
本発明の他の実施形態について、図21に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1〜7との相違点、特に光遮蔽部材3gの形状について説明する。
図21に示すように、光遮蔽部材3gは、本実施形態に係る光治療器1gに備えられており、光遮蔽部材3gの一部には、一対のフック型面ファスナ19aおよび一対のループ型面ファスナ19bが設けられている。又、一対のフック型面ファスナ19aおよび一対のループ型面ファスナ19bは、光照射モジュール2の表面側と裏面側とに分かれており、表面側には一対のフック型面ファスナ19aが配置され、裏面側には一対のループ型面ファスナ19bが配置されている。
フック型面ファスナ19aとループ型面ファスナ19bとを接着させることにより、光照射モジュール2および光遮蔽部材3gを容易に位置決めし、かつ固定することができる。また、光照射モジュール2を患部8(図21において不図示)の形状に合わせて曲げた場合でも、光照射モジュール2の側面から照射される光を効率よく遮蔽することができる。
〔実施形態9〕
本発明の他の実施形態について、図22に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1〜8との相違点、特に光遮蔽部材3hの形状について説明する。
図22に示すように、光遮蔽部材3hは、本実施形態に係る光治療器1hに備えられており、第4光遮蔽部34の一部の部位には接着部37が設けられている。この接着部37を設けることにより、互いに対向する2つの第4光遮蔽部34同士を貼り付けるだけで、光照射モジュール2および光遮蔽部材3hを容易に位置決めし、かつ固定することができるだけでなく、光照射モジュール2から照射される光を遮蔽することができる。
なお、接着部37が設けられる箇所は第4光遮蔽部34の一部の部位に限定されず、光照射モジュール2および光遮蔽部材3hを容易に位置決め等できるのであればどの箇所に設けられても良い。また、接着部37の個数も限定されない。
〔実施形態10〕
本発明の他の実施形態について、図23に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1〜9との相違点、特に光遮蔽部材3iの形状について説明する。
図23に示すように、光遮蔽部材3iは、本実施形態に係る光治療器1iに備えられており、一方の第4光遮蔽部34の一部の部位にはフック型面ファスナ19aが設けられ、他方の第4光遮蔽部34の一部の部位にはループ型面ファスナ19bが設けられている。又、フック型面ファスナ19aとループ型面ファスナ19bとは互いに対向しており、フック型面ファスナ19aとループ型面ファスナ19bとが接着することにより、面ファスナが形成されている。
上記の面ファスナが形成されることにより、光照射モジュール2から照射される光を簡易に遮蔽することができる。また、光遮蔽部材3iに対する光照射モジュール2の相対的位置を固定化することができる。
なお、フック型面ファスナ19aとループ型面ファスナ19bとで形成される面ファスナの配置箇所は第4光遮蔽部34の一部の部位に限定されず、光照射モジュール2の搭載箇所以外であれば、どの箇所に配置されても良い。また、上記面ファスナの個数も限定されない。
〔実施形態11〕
本発明の他の実施形態について、図24〜図26に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。又、本実施形態では、実施形態1〜10との相違点、特に光遮蔽部材3jの形状について説明する。
図24に示すように、光遮蔽部材3jは、本実施形態に係る光治療器1jに備えられており、第4光遮蔽部34が第1光遮蔽部位341と第2光遮蔽部位342とで構成されている。第1光遮蔽部位341は光照射モジュール2の表面側に配置されており、第2光遮蔽部位342は裏面側に配置されている。
第1光遮蔽部位341における第2光遮蔽部位342と対向する面、および第2光遮蔽部位342における第1光遮蔽部位341と対向する面のそれぞれには、接着部37が設けられている。この2つの接着部37を接触させることにより、第1光遮蔽部位341と第2光遮蔽部位342とを貼り合わせることができる。
このように、第2光遮蔽部位342および第1光遮蔽部位341のそれぞれに接着部37を設けることにより、光照射モジュール2の側面から照射される光に対する光遮蔽部材3jの光遮蔽性をより向上させることができる。
なお、接着部37は、第1光遮蔽部位341における第2光遮蔽部位342と対向する面にのみ設けられていても良いし、第2光遮蔽部位342における第1光遮蔽部位341と対向する面にのみ設けられていても良い。
<変形例>
本実施形態に係る光治療器1jは、第1光遮蔽部位341と第2光遮蔽部位342とが貼り付けられた状態において、第1光遮蔽部位341と第2光遮蔽部位342との間に一部空間が形成されていても良い。この空間を、例えば図25に示すように光照射モジュール2の側面側に形成することにより、光照射モジュール2が発する熱を当該空間から光治療器1jの外部に放出することが可能となる。これにより、光治療器1jの信頼性を向上させることができる。この空間に、空気以外(例えば、冷却ジェル)を封入することで、光照射モジュール2の冷却を図っても良い。
また、本実施形態に係る光治療器1jは、図26に示すように、第1光遮蔽部位341と第2光遮蔽部位342との間に一部空間が形成されているとともに、接着部37に代えて、第1光遮蔽部位341側に一対のフック型面ファスナ19aが設けられ、第2光遮蔽部位342側に一対のループ型面ファスナ19bが設けられても良い。
このような構成とすることにより、フック型面ファスナ19aとループ型面ファスナ19bとで構成される面ファスナによって光照射モジュール2から照射される光を簡易に遮蔽することができる。また、光遮蔽部材3jに対する光照射モジュール2の相対的位置を固定化することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る光照射器(光治療器1、1a〜1j)は、照射対象生物の皮膚における特定の領域(患部8)に光を照射するための光照射器であって、前記皮膚に前記光を照射する光源と、前記皮膚と前記光源との間に配置されることにより、前記皮膚における前記特定の領域以外の領域を前記光から遮蔽する光遮蔽部材(3、3a〜3j)と、前記光源及び前記光遮蔽部材が搭載された、可撓性を有する基台と、を備えており、前記光遮蔽部材には、前記特定の領域に対応した開口部(9)を形成することが可能であり、前記光は、前記開口部(9)を通過して前記特定の領域に照射される。
上記構成によれば、光源から放射された光は、照射対象生物の皮膚における特定の領域のみに照射され、該特定の領域以外の領域は光遮蔽部材によって上記光から遮蔽される。また、上記光の通過経路となる光遮蔽部材の開口部(9)は、上記特定の領域に対応して形成することが可能である。それゆえ、本発明の一態様に係る光照射器は、光照射を意図する所望の領域以外の領域への光照射を防止しつつ、該所望の領域への光照射を確実に行うことができる。
又、上記構成によれば、上記所望の領域以外の領域に光が照射されることによって該所望の領域以外の領域に種々の副作用が生じる虞が低減されることから、光照射を意図する所望の領域への光照射を安全に行うことができる。
更に、上記構成によれば、光源及び光遮蔽部材が可撓性を有する基台に搭載されている。したがって、例えば人の腕又は脚等の湾曲した表面を有する部位に光を照射する場合でも、該部位の形状に応じて基台を変形させることにより、光源及び光遮蔽部材を上記部位の近傍に容易に配置することができる。それゆえ、本発明の一態様に係る光照射器は、光照射を意図する所望の領域への光照射を簡易に行うことができる。
本発明の態様2に係る光照射器は、上記態様1において、前記光源は、面発光光源である。
本発明の態様3に係る光照射器は、上記態様1又は2において、前記基台上には、前記光源として、LEDチップ(14)が平面視で格子状に形成されている。
本発明の態様4に係る光照射器(1b、1c、1d、1e)は、上記態様1から3のいずれかにおいて、前記光源と前記基台とが一体となって光照射モジュール(2)を形成しており、前記光遮蔽部材(3b、3c、3d、3e)の端部が、前記光照射モジュールの端部から突出している。
上記構成によれば、光源と基台とが一体となっていない場合と比べて、光遮蔽部材によってより確実に、光から皮膚を遮蔽することができる。又、光遮蔽部材の端部によって、光照射モジュールの端部から漏れ出る光が遮断される。それゆえ、光照射を意図する所望の領域以外の領域に光が照射されることを、より確実に防止することができる。
本発明の態様5に係る光照射器は、上記態様4において、前記光照射モジュールの側面が、前記光遮蔽部材の端部によって覆われている。上記構成によれば、光遮蔽部材の端部によって、光照射モジュールの端部から漏れ出る光のみならず、該光照射モジュールの側面から漏れ出る光をも遮蔽することができる。それゆえ、光照射を意図する所望の領域以外の領域に光が照射されることを、より確実・効果的に防止することができる。
本発明の態様6に係る光照射器は、上記態様4又は5において、前記光照射モジュールの裏面が、前記光遮蔽部材の一部によって覆われている。
本発明の態様7に係る光照射器は、上記態様1から6のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材に前記光源から照射された前記光が入射した場合において、透過光が入射光の30%未満である。
本発明の態様8に係る光照射器(1e)は、上記態様1から7のいずれかにおいて、前記光照射器が前記照射対象生物の身体(7)におけるいずれかの部位に装着されたことを感知するためのセンサ(装着感知センサ10)を更に備えており、前記センサは、前記光遮蔽部材(3e)における前記皮膚と対向する面の少なくとも一部に配置されている。
上記構成によれば、本発明の一態様に係る光照射器が照射対象生物の身体におけるいずれかの部位に装着されれば、センサは上記部位の皮膚に接触することとなる。したがって、本発明の一態様に係る光照射器が上記部位に装着されたことをセンサによって確実に感知することができ、上記光照射器が装着されていない状態、あるいは不完全に装着されている状態で光照射が行われることを防止することができる。それゆえ、本発明の一態様に係る光照射器は、光照射の効果を安定的に得ることができるとともに、意図しない部位の皮膚への光照射が低減され、光照射をより安全に行うことができる。
本発明の態様9に係る光照射器(光治療器1、1a〜1j)は、上記態様1から8のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材(3、3a〜3j)は、絶縁性を有する。
本発明の態様10に係る光照射器(光治療器1c)は、上記態様1から9のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材(3c)の一部が、前記光源から照射された前記光に対して透過性を有する材料で形成されていること、又はメッシュ状である。
本発明の態様11に係る光照射器(光治療器1f)は、上記態様1から10のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材(3f)には、前記特定の領域を視認するための孔(12)が形成されている。
本発明の態様12に係る光照射器(光治療器1、1a〜1j)は、上記態様1から11のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材(3、3a〜3j)は、少なくとも光遮蔽材および接着材から構成されており、前記光遮蔽材の厚さが、接着材の厚さよりも厚い。
本発明の態様13に係る光照射器は、上記態様1から12のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材と前記光源との間には、接着材(36)又はフィルム状の部材が設けられており、前記接着材および前記フィルム状の部材のそれぞれは、透明である。
本発明の態様14に係る光照射器(光治療器1f)は、上記態様1から13のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材(3f)には、前記光遮蔽部材と前記皮膚とが接触していることを確認することができる装着感知センサ(10)が備えられている。
本発明の態様15に係る光照射器(光治療器1g、1i、1j)は、上記態様1から14のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材(3g、3i、3j)の一部には、面ファスナ(フック型面ファスナ19a、ループ型面ファスナ19b)が形成されている。
本発明の態様16に係る光遮蔽部材(3、3a〜3j)は、照射対象生物の皮膚と、前記皮膚に光を照射する光源との間に配置されることにより、前記皮膚における特定の領域以外の領域を前記光から遮蔽するための光遮蔽部材であって、前記光遮蔽部材には、該光遮蔽部材から取り外すことが可能な、2つ以上の取り外し部(第1光遮蔽部31〜34)が形成されており、前記2つ以上の取り外し部のうち、いずれか1つ以上の取り外し部を前記光遮蔽部材から取り外すことによって、前記特定の領域に対応した開口部(9)が形成される。
上記構成によれば、本発明の一態様に係る光遮蔽部材は、光照射を意図する所望の領域の大きさ・形状に応じて、適宜、いずれか1つ以上の取り外し部を該光遮蔽部材から取り外して、上記所望の領域に対応した開口部を形成することができる。それゆえ、本発明の一態様に係る光遮蔽部材を照射対象生物の皮膚における所望の領域への光照射に使用することで、該所望の領域以外の領域への光照射を防止しつつ、上記所望の領域への光照射を確実に行うことができる。
本発明の態様17に係る光遮蔽部材は、上記態様16において、絶縁性を有する。
本発明の態様18に係る光遮蔽部材(3c)は、上記態様16又は17において、前記光遮蔽部材の一部が、前記光源から照射された前記光に対して透過性を有する材料で形成されていること、又はメッシュ状である。
本発明の態様19に係る光遮蔽部材(3f)は、上記態様16から18のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材には、前記特定の領域を視認するための孔(12)が形成されている。上記構成によれば、本発明の一態様に係る光遮蔽部材に形成された孔を視認して、光照射を意図する所望の領域が存在する位置を確認することで、開口部を、上記所望の領域が存在する位置により確実に形成することができる。それゆえ、本発明の一態様に係る光遮蔽部材を照射対象生物の皮膚における所望の領域への光照射に使用することで、該所望の領域への光照射をより確実に行うことができる。
本発明の態様20に係る光遮蔽部材(3、3a〜3j)は、上記態様16から19のいずれかにおいて、少なくとも光遮蔽材および接着材から構成されており、前記光遮蔽材の厚さが、接着材の厚さよりも厚い。
本発明の態様21に係る光遮蔽部材は、上記態様16から20のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材と前記光源との間には、接着材(36)又はフィルム状の部材が設けられており、前記接着材および前記フィルム状の部材のそれぞれは、透明である。
本発明の態様22に係る光遮蔽部材(3f)は、上記態様16から21のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材と前記皮膚とが接触していることを確認することができる装着感知センサ(10)が備えられている。
本発明の態様23に係る光遮蔽部材(3g、3i、3j)は、上記態様16から22のいずれかにおいて、前記光遮蔽部材の一部には、面ファスナ(フック型面ファスナ19a、ループ型面ファスナ19b)が形成されている。
1、1a〜1j 光治療器(光照射器)
2 光照射モジュール
2a 端部(光照射モジュールの端部)
3、3a〜3j 光遮蔽部材
4 入力線
5 電源部
6 滅菌袋
7 身体
8 患部(照射対象生物の皮膚における特定の領域)
9 開口部
10 装着感知センサ(センサ)
11 出力線
12 孔
13 アクリル棒
14 LEDチップ(光源)
15 フレキシブル基板(基台)
16 配線
17 LED実装領域
18 保護樹脂
19a フック型ファスナ
19b ループ型ファスナ
20 スペーサ
31、31a〜31f 第1光遮蔽部(取り外し部)
32、32a〜32f 第2光遮蔽部(取り外し部)
33、33a〜33f 第3光遮蔽部(取り外し部)
34、34a〜34f 第4光遮蔽部(取り外し部)
34b−1、34c−1 第4光遮蔽部の端部(光遮蔽部材の端部)
35 光遮蔽材
36 接着材
41 入力コネクタ
51 電源制御部
52 電流供給部
71、71f 第1保護フィルム
72、72f 第2保護フィルム
73、73f 第3保護フィルム
74,74f 第4保護フィルム
75 第5保護フィルム
76 第6保護フィルム
77 第7保護フィルム
78 第8保護フィルム
341 第1光遮蔽部位
342 第2光遮蔽部位
351 第1光遮蔽材
352 第2光遮蔽材
353 第3光遮蔽材
354 第4光遮蔽材
361 第1接着材
362 第2接着材
363 第3接着材
364 第4接着材

Claims (17)

  1. 照射対象生物の皮膚における特定の領域に光を照射するための光照射器であって、
    前記皮膚に前記光を照射する光源と、
    前記皮膚と前記光源との間に配置されることにより、前記皮膚における前記特定の領域以外の領域を前記光から遮蔽する光遮蔽部材と、
    前記光源及び前記光遮蔽部材が搭載された、可撓性を有する基台と、を備えており、
    前記光遮蔽部材には、前記特定の領域に対応した開口部を形成することが可能であり、前記光は、前記開口部を通過して前記特定の領域に照射され
    前記光遮蔽部材は、少なくとも光遮蔽材および接着材から構成されており、
    前記光遮蔽材の厚さが、接着材の厚さよりも厚いことを特徴とする光照射器。
  2. 前記光源は、面発光光源であることを特徴とする請求項1に記載の光照射器。
  3. 前記基台上には、前記光源として、LEDチップが平面視で格子状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光照射器。
  4. 前記光源と前記基台とが一体となって光照射モジュールを形成しており、
    前記光遮蔽部材の端部が、前記光照射モジュールの端部から突出していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光照射器。
  5. 前記光照射モジュールの側面が、前記光遮蔽部材の端部によって覆われていることを特徴とする請求項4に記載の光照射器。
  6. 前記光照射モジュールの裏面が、前記光遮蔽部材の一部によって覆われていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光照射器。
  7. 前記光遮蔽部材に前記光源から照射された前記光が入射した場合において、透過光が入射光の30%未満であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光照射器。
  8. 前記光照射器が前記照射対象生物の身体におけるいずれかの部位に装着されたことを感知するためのセンサを更に備えており、
    前記センサは、前記光遮蔽部材における前記皮膚と対向する面の少なくとも一部に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の光照射器。
  9. 前記光遮蔽部材は、絶縁性を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の光照射器。
  10. 前記光遮蔽部材の一部が、前記光源から照射された前記光に対して透過性を有する材料で形成されていること、又はメッシュ状であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の光照射器。
  11. 照射対象生物の皮膚における特定の領域に光を照射するための光照射器であって、
    前記皮膚に前記光を照射する光源と、
    前記皮膚と前記光源との間に配置されることにより、前記皮膚における前記特定の領域以外の領域を前記光から遮蔽する光遮蔽部材と、
    前記光源及び前記光遮蔽部材が搭載された、可撓性を有する基台と、を備えており、
    前記光遮蔽部材には、前記特定の領域に対応した開口部を形成することが可能であり、前記光は、前記開口部を通過して前記特定の領域に照射され、
    前記光遮蔽部材には、前記特定の領域を視認するための孔が形成されていることを特徴とする光照射器。
  12. 照射対象生物の皮膚における特定の領域に光を照射するための光照射器であって、
    前記皮膚に前記光を照射する光源と、
    前記皮膚と前記光源との間に配置されることにより、前記皮膚における前記特定の領域以外の領域を前記光から遮蔽する光遮蔽部材と、
    前記光源及び前記光遮蔽部材が搭載された、可撓性を有する基台と、を備えており、
    前記光遮蔽部材には、前記特定の領域に対応した開口部を形成することが可能であり、前記光は、前記開口部を通過して前記特定の領域に照射され、
    前記光遮蔽部材と前記光源との間には、接着材又はフィルム状の部材が設けられており、
    前記接着材および前記フィルム状の部材のそれぞれは、透明であることを特徴とする光照射器。
  13. 前記光遮蔽部材には、前記光遮蔽部材と前記皮膚とが接触していることを確認することができる装着感知センサが備えられていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の光照射器。
  14. 前記光遮蔽部材の一部には、面ファスナが形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の光照射器。
  15. 記光遮蔽部材には、該光遮蔽部材から取り外すことが可能な、2つ以上の取り外し部が形成されており、
    前記2つ以上の取り外し部のうち、いずれか1つ以上の取り外し部を前記光遮蔽部材から取り外すことによって、前記特定の領域に対応した開口部が形成されることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の光照射器
  16. 前記光遮蔽部材には、前記特定の領域を視認するための孔が形成されていることを特徴とする請求項に記載の光照射器
  17. 前記光遮蔽部材と前記光源との間には、接着材又はフィルム状の部材が設けられており、
    前記接着材および前記フィルム状の部材のそれぞれは、透明であることを特徴とする請求項1に記載の光照射器
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