JP6289581B2 - 懸吊された家禽の内臓を摘出するための方法及び内臓摘出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家禽屠体の内臓を摘出するための方法に関し、かつ、脚部で懸吊されたそのような家禽屠体の内臓を摘出するための内臓摘出装置に関し、当該装置は、上下に、かつ、家禽の体腔の内外に動かすことができる内臓摘出器具を備え、内臓摘出器具は、その下肢部(lower extremity)におけるヒンジで互いに接続する2つのブラケット半体(bracket halves)を備え、前記2つのブラケット半体は、2つのブラケット半体が開位置から閉位置へと互いに向かって動かされるとき、家禽の内臓の一部をクランプするために、前記ヒンジに隣接する、連携しているクランプ面(cooperating clamping faces)を具備する。
そのような方法及び装置は、出願人による欧州特許第0497014号から知られている。この出願から知られる方法において、前記内臓摘出器具は、家禽の体腔の最下位置に達するまで、その開位置で、家禽の体腔内に導入される。2つのブラケット半体が開位置から閉位置へと互いに向かって動かされた後、それと共に、家禽の内臓の一部、特に食道が、最終的にクランプされるように、家禽屠体の残りと共に内臓の組織結合を破壊する。その後、2つのブラケット半体は、閉位置で、クランプされた内臓と一緒に、家禽屠体の体腔外に動かされる。
本発明は、既知の方法及び装置を改良し、かつ、以下の開示から明白になるであろう、先行技術との比較における利点を実現することを目的とする。
本発明は、本発明の方法及び装置の異なる特徴に関するいくつかの態様を有し、それらは、互いに別々に適用されるだけでなく、組み合わせて適用されて、本発明の利点を最大限に実現することができる。
本発明の第1の態様は、2つのブラケット半体が閉位置にあるときに、窓部が、クランプ面に直接隣接して存在し、その一方で、2つのブラケット半体が開位置にあるときに、クランプ面に直接隣接している前記窓部が、実質的に閉じられているように配置される湾曲部を2つのブラケット半体が有する、という特徴に関する。この窓部は、転倒(tipping over)が終わった後に組織が2つのブラケット半体のヒンジを覆わないように、内臓パッケージのより大きな部分である、例えば、砂嚢及び肝臓などが、支持ブラケットから離れる方向に、前記窓部を介して倒れることを可能にする。関係する臓器が大きすぎてこの窓部を通過することができないとき、前述の支持ブラケットは、パッケージの転倒が間違った方向で起こるのを防ぎ、パッケージの転倒が間違った方向で起こると、2つのブラケット半体のヒンジが覆われてしまうことになる。
米国特許4,435,878号明細書は内臓摘出器具を開示し、当該内臓摘出器具は、互いの鏡像である2つの細長い半体を有するループによって区切られた窓部と共に設けられ、かつ、中央プレートに対して左右対称を提供する。2つのブラケット半体を接続するヒンジの周りで旋回することができる本発明の器具の2つのブラケット半体とは対照的に、2つの細長い半体は、互いに対して動く可能性がなく、不動である。従って、米国特許第4,435,878号には、任意のヒンジが不足し、内臓パッケージのより大きな部分によってヒンジを覆ってしまう問題に関連する、如何なる教示、暗示又は示唆がない。それとは全く正反対に、米国特許4,435,878号明細書は、発明の装置において、ヒンジが存在する位置で歯(teeth)を適用することを教示することによって、発明から離れて指摘する。米国特許4,435,878号によると、歯は、内臓摘出器具の上向きの動きの間に、背骨及び肋骨から肺を掻き取るので、摘出された組織によって覆われてしまうだろう。言うまでもなく、そうでなければヒンジが存在したであろう位置に歯を適用することは、米国特許第4,435,878号を欧州特許第0497014号によって開示される技術と相いれないものにさせてしまう。
本明細書中に言及される発明の他の特徴と組み合わせて適用されることもできる別の独立した適用可能な特徴は、内臓摘出器具が2つのブラケット半体の隣に位置する支持ブラケットを更に備えるという態様と関連し、その支持ブラケットは、2つのブラケット半体と、同時に、かつ、同期して、上下に、かつ、家禽の体腔の内外に動かすことができる。従って、内臓摘出工程中、前記支持ブラケットは、上下に、かつ、家禽の体腔の内外に、2つのブラケット半体の動きと同時に、かつ、同期して、動かされる。この特徴は、内臓パッケージの組織が器具のヒンジを覆うことになるであろう方向において、家禽の体腔から内臓パッケージを除去中、あるいは、除去後に、内臓パッケージの任意の部分が倒れてしまう(tip over)ことを防ぐのに特に役立つ。好ましくない方向におけるこの転倒を防げないとき、内臓摘出の工程において、組織が器具の下肢部におけるヒンジを最終的に覆う可能性があり、次いで、内臓コンベアが最も好ましい位置から内臓パッケージを引き継ぐことができなくなってしまう。これは、特に内臓摘出器具がカルーセル機(carousel machine)に搭載されているときに当てはまり、次いで、単一動作で内臓パッケージを引き継ぐことができないだろう。次に必要となる追加的な処理が、この工程の自動化に弊害をもたらしてしまう。
本発明によると、装置が、家禽の前記体腔から摘出される内臓物パッケージのために、移動シャックルと連携するように配置されていることが好ましく、支持ブラケットは、前記移動シャックルと、2つのブラケット半体との間に位置する。この特徴は、この移動シャックルが、ある位置で、前述したカルーセル機の周辺に近づいて動いているときに、内臓パッケージを単一動作で移動シャックルによって引き継ぐことができる、ということを意味し、該カルーセル機では、内臓摘出器具が通常、搭載されている。適切に、次いで、移動シャックルは、内臓又は内臓物パッケージの一部をクランプするために顎部(jaw)を具備することができる。
上述したように、本発明の異なる特徴は、互いに別々に適用可能か、あるいは、組み合わせて適用可能な、異なる態様に関連する。これらの態様のうちの1つは、家禽の内臓の一部をクランプしながら、家禽の体腔外に2つのブラケット半体を動かしている間に、装置が、懸吊された家禽の頸部をクランプするための頸部クランプを更に備えるという特徴に関連する。従来技術では、家禽屠体が、脚部によって懸吊され、かつ、重力の力によって適所に保持されている間に、単に体腔から内臓パッケージを取り出すだけであった。しかし、重力は対抗力として常に十分ではなく、クランプされた内臓パッケージと共に2つのブラケットを体腔外に除去する動作は、結果的に、内臓摘出中の家禽屠体の傾転につながる可能性がある。これは、それを介して内臓摘出器具が屠体本体の外に動かされる、傾斜穴及び体腔との接触を介して、内臓パッケージ、特に、肝臓が損傷を受けてしまう可能性を生じさせるかもしれない。家禽屠体の配向は、頸部クランプで固定され、内臓物を損傷してしまうリスクなしに内臓パッケージの除去を実現することができる。これはまた、処理済パッケージ及び対応する家禽屠体の破棄を防ぐ。
添付の請求項に関して制限していない本発明に従った装置の例示的な実施形態の図面を参照することで、本発明は、本明細書の以下において、更に明らかになるだろう。
図1は、本発明に従った内臓摘出装置を示し、本発明の説明に関係しない部分は、省略されている。 図2は、摘出される内臓物のための移動シャックルを有さない、図1の装置を示す。 図3Aは、開位置における内臓摘出装置の内臓摘出器具の2つのブラケット半体を示す。 図3Bは、閉位置における内臓摘出装置の内臓摘出器具の2つのブラケット半体を示す。 図4Aは、家禽屠体から摘出される内臓パッケージのための移動シャックルを示す。 図4Bは、家禽屠体から摘出される内臓パッケージのための移動シャックルを示す。 図5は、内臓摘出器具を家禽体腔内に動かす最初のステップを示す。 図6は、内臓摘出器具を家禽体腔内に動かす最初のステップを示す。 図7Aは、家禽体腔内の最下位置における内臓摘出器具の等角図であり、該器具は、開位置にある。 図7Bは、家禽体腔内の最下位置における内臓摘出器具の断面図であり、該器具は、開位置にある。 図8Aは、家禽体腔内の最下位置における内臓摘出器具の等角図であり、該器具は、その閉位置にある。 図8Bは、家禽体腔内の最下位置における内臓摘出器具の断面図であり、該器具は、その閉位置にある。 図9Aは、家禽の頸部が頸部クランプによってクランプされている間に、上向きに動く内臓摘出器具の等角図である。 図9Bは、家禽の頸部が頸部クランプによってクランプされている間に、上向きに動く内臓摘出器具の断面図である。 図10Aは、本発明の内臓摘出器具で取り出される平均的寸法の内臓パッケージの第1実施例の等角図である。 図10Bは、本発明の内臓摘出器具で取り出される平均的寸法の内臓パッケージの第1実施例の断面図である。 図11は、移動シャックルによって図10A及び図10Bの内臓パッケージを引き継ぐ動作を示す。 図12Aは、本発明の内臓摘出器具で取り出される平均よりも大きな寸法の内臓パッケージの第2実施例の等角図である。 図12Bは、本発明の内臓摘出器具で取り出される平均よりも大きな寸法の内臓パッケージの第2実施例の断面図である。 図13は、移動シャックルによって図12A及び図12Bの内臓パッケージを引き継ぐ動作を示す。
図中、同一の参照符号が適用されるときは、同一部分を指すものとする。
図1は、家禽の体腔から取り出される内臓物パッケージ又は内臓6を引き継ぎ、かつ、更に搬送するために使用される移動シャックル5と一緒に、本発明に従った内臓摘出装置1を概略的に示す。これについては、本明細書の以下で更に説明する。そのような内臓摘出装置1は、多数の同様の内臓摘出装置と共に設けられるカルーセル機に搭載されていることが好ましい。これは、本発明にとって不可欠ではないので、図面に更に図示しない。実際、処理ラインは、一連の家禽屠体をカルーセル機に供給し、家禽屠体は、高速で内臓を摘出され、これは、カルーセル機の多数の内臓摘出装置によって可能となる。当業者に既知の方法であるので図面に示していないが、内臓を摘出される各家禽屠体は、内臓を摘出されている間、脚部で懸吊されている。
内臓摘出装置1は、本明細書の以下で説明するように、上下に、かつ、家禽の体腔の内外に動かすことができる内臓摘出器具2を備える。内臓摘出器具2を上下に動かすために、それは、棒4に沿って摺動可能なキャリア3に搭載されている。しかし、他の解決手段がまた、実行可能であり、図示した構成は、本発明にとって不可欠ではない。
内臓摘出器具2は、2つのブラケット半体(bracket halves)2’、2”を備え、これらは、図2でより良く見ることができ、明確にするために、移動シャックルは図示しない。
図3A及び図3Bは、2つのブラケット半体2’、2”を示し、これらは、器具2の下肢部におけるヒンジ7で互いに接続する。2つのブラケット半体2’、2”が、図3Aに図示するような開位置から図3Bに図示するような閉位置に、互いに向かって動かされるときに、家禽の内臓6の一部をクランプするため、2つのブラケット半体2’、2”は、前記ヒンジ7に隣接する、連携しているクランプ面8’、8”を具備する。図1及び図2は、図3Bの閉位置における2つのブラケット半体2’、2”を示し、内臓摘出器具2は、内臓パッケージ6をクランプし、かつ、保持する。
図3A及び図3Bは、前記2つのブラケット半体2’、2”が湾曲部と共に設けられることを更に示し、該湾曲部は、前記ブラケット半体が図3Bに示すような閉位置にあるときに、2つのブラケット半体2’、2”のクランプ面8’、8”に直接隣接する窓部11を2つのブラケット半体が区切る(delimit)ようにし、その一方で、2つのブラケット2’、2”が図3Aに示すような開位置にあるときに、クランプ面8’、8”に直接隣接する前記窓部が、実質的に閉じられているか、あるいは、欠損している(absent)ようにする。
特に、図1及び図2は、内臓摘出器具2が2つのブラケット半体2’、2”の隣に位置する支持ブラケット9を更に備えるという特徴に関する本発明の一態様を更に示す。この支持ブラケット9は、2つのブラケット半体2’、2”と同時に、かつ、同期して、上下に、かつ、家禽体腔の内外に動かすことができる。その目的のために、不可欠ではないが、支持ブラケット9はまた、棒4に沿って摺動可能なキャリア3に搭載されていることが好ましい。しかし、支持ブラケット9が、内臓摘出中に、2つのブラケット半体2’、2”と同時に、かつ、同期して、家禽体腔の内外に動くようにすることを保証する限り、他の構成も実行可能である。
それ故、内臓パッケージ6の組織が器具2の下肢部におけるヒンジ7を最終的に覆ってしまうことを防ぐように、支持ブラケット9は、ある位置に配置及び維持されて、家禽の体腔から内臓パッケージ6を除去中、あるいは、除去後に、内臓パッケージ6の任意の部分が好ましくない方向に倒れてしまうことを防ぐ。その重要さは、内臓摘出器具2が搭載されているカルーセル機の周辺に移ることができる移動シャックル5と連携する、内臓摘出器具2の機能に存在し、それにより、前記移動シャックル5は、単一動作で、家禽の前記体腔から摘出される内臓物パッケージ6を引き継ぐことができ、かつ、更なる処理のためにそれをラインの下流に搬送することができる。カルーセル機の周辺への移動シャックル5の前記動きが意味するのは、支持ブラケット9が、次いで、前記移動シャックル5と、2つのブラケット半体2’、2”との間に位置するということである。移動シャックル5が、単一動作で内臓摘出器具2から内臓パッケージ6を引き継ぐことができるために、図4A及び図4Bに明瞭に示されるように、移動シャックル5は、内臓又は内臓物パッケージの一部をクランプするため、顎部5’、5”を適切に具備する。
図5によると、内臓摘出装置1は、懸吊された家禽の頸部をクランプするための頸部クランプ10を更に備えることができる。図5において、頸部クランプ10は、開いているが、図8及び図9を参照して本明細書の以下に説明されるように、家禽の内臓6の一部をクランプしながら、2つのブラケット半体2’、2”が家禽の体腔外に動かされる間は、閉じられている。他の点では、図5(更に、支持ブラケットを有さない本発明の装置を描く図6)は、家禽体腔内への内臓摘出器具2の最初の動きを示し、2つのブラケット半体2’、2”は開位置にあり、器具2は、家禽の胸側において、砂嚢12及び肝臓13を通過する。
図7A及び図7Bは、内臓摘出器具2が家禽体腔内のその最下位置に達したことを示し、2つのブラケット半体2’、2”は、まだ開位置にある。明確にするために、2つのブラケット半体2’、2”によってクランプされるか、あるいは、挟まれる、食道14、肝臓13及び砂嚢12の相対的な位置も示されている。
図8A及び図8Bには、実質的に、頸部クランプ10が閉じられ、2つのブラケット半体2’、2”をそれらの閉位置に動かすことによって、食道14がクランプされることが示されている。砂嚢12は、内臓摘出器具2と支持ブラケット9との間に位置しているように示され、支持ブラケット9は、内臓パッケージ6の組織が器具2の下肢部におけるヒンジ7を覆うことになるだろう好ましくない方向に、内臓パッケージ6が倒れることを防ぐ。従って、支持ブラケット9は、そのような組織が、物体の妨げになる前記ヒンジ7を覆ってしまうのを防ぎ、移動シャックル5が、単一動作で内臓摘出器具2の内臓パッケージ6を引き継ぐことができるようする。
図9A及び図9Bは、内臓摘出器具2及び支持ブラケット9が家禽の外に動かされることを示す。内臓摘出器具2及び支持ブラケット9のこの動きは、同時に、かつ、同期して起こり、図8A及び図8Bに示す家禽体腔内の最下位置で始まる。この動作中、食道14は、内臓摘出器具2の2つのブラケット半体2’、2”間でクランプされ、家禽の頸部は、頸部クランプ10によってクランプされる。家禽屠体の頸部及び食道14のこの同時のクランプは、家禽屠体の残りから内臓パッケージ6を効果的に分離させることを促進させる。内臓摘出器具2及び支持ブラケット9の同時の、かつ、同期した動きのため、支持ブラケット9は、組織が内臓摘出器具2のヒンジ7を最終的に覆うことになるだろう好ましくない方向に、内臓パッケージ6の任意の部分が倒れてしまうことを連続的に、かつ、効果的に防ぐ。
図10A及び図10Bは、前記ブラケット半体が閉位置にあるときに(図3Bを参照して説明するように)、2つのブラケット半体が窓部11を区切るようにする湾曲部と共に、2つのブラケット半体2’、2”が設けられる、という特徴に起因して、内臓摘出器具2のヒンジ7を覆う内臓パッケージ6のいかなる部分も有さずに、内臓パッケージ6が内臓摘出器具2から懸吊されるように、砂嚢12及び他の臓器、例えば、心臓15及び肝臓13が、前記窓部11を介して動くことは可能である。従って、内臓摘出器具2が搭載されているカルーセル機の周辺に移る移動シャックル5が、単一動作で、食道14を把持し、かつ、内臓摘出器具2から引き継ぐことは可能である。
図12A及び図12Bは、2つのブラケット半体2’、2”が閉位置にあるときに、砂嚢12が内臓摘出器具2の中央窓部11を介して動くことを防ぐ寸法を有する、代替的な状況を示す。その状況において、家禽体腔内の内臓パッケージ6の元の配向は、それが家禽体腔から除去された後でも維持される。次いで、図13は、同様に、移動シャックル5に対する障害物(hindrance)を形成することができた2つのブラケット半体2’、2”のヒンジ7を覆ういかなる組織も存在しない状態で、内臓摘出器具2が搭載されているカルーセル機の周辺に移る移動シャックル5が、食道14を把持し、かつ、内臓摘出器具2から引き継いで、内臓パッケージ6を引き継ぐことは可能である、ということを示す。
本発明は、本発明の装置の例示的な実施形態を参照して上記で議論されてきたが、本発明は、本発明の主旨から逸脱することなく多くの方法において変形され得るこの特定の実施形態に制限されない。それ故、議論された例示的な実施形態は、添付の特許請求の範囲に従って請求項を解釈するために厳密に使用されるべきではない。むしろ、実施形態は、この例示的な実施形態に請求項を限定することを目的とせずに、単に添付の特許請求の範囲の文言を説明するということを目的としているに過ぎない。従って、本発明の保護の範囲は、添付の特許請求の範囲にのみ従って解釈されるべきであり、請求項の文言における考えられる曖昧さは、この例示的な実施形態を用いて解決されるべきである。
1 内臓摘出装置
2 内臓摘出器具
2’,2” ブラケット半体
3 キャリア
4 棒
5 移動シャックル
5’,5” 顎部
6 内臓パッケージ
7 ヒンジ
8’,8” クランプ面
9 支持ブラケット
10 頸部クランプ
11 窓部
12 砂嚢
13 肝臓
14 食道
15 心臓

Claims (12)

  1. 脚部で懸吊される家禽屠体の内臓を摘出するための内臓摘出装置であって、
    当該内臓摘出装置は、上下に、かつ、家禽の体腔の内外に動かすことができる内臓摘出器具を備え、
    前記内臓摘出器具は、前記の器具の下肢部におけるヒンジで互いに接続する2つのブラケット半体を備え、
    前記2つのブラケット半体は、前記2つのブラケット半体が開位置から閉位置へと互いに向かって動かされるときに、前記家禽の内臓の一部をクランプするため、前記ヒンジに隣接する、連携しているクランプ面を具備し、
    前記2つのブラケット半体は、前記2つのブラケット半体の前記開位置及び前記閉位置のうちの1つにおいて、前記2つのブラケット半体が窓部を区切るようにする湾曲部と共に設けられ、
    前記2つのブラケット半体が前記閉位置にあるときに、前記窓部が前記クランプ面に直接隣接して存在し、その一方で、前記の2つのブラケットが前記開位置にあるときに、前記クランプ面に直接隣接する前記窓部が、実質的に閉じられているか、あるいは、欠損しているように、前記湾曲部は配置される、
    内臓摘出装置。
  2. 前記内臓摘出器具は、前記2つのブラケット半体の隣に位置する支持ブラケットを更に備え、前記支持ブラケットは、前記2つのブラケット半体と同時に、かつ、同期して、上下に、かつ、前記家禽の前記体腔の内外に動かすことができる、請求項1に記載の内臓摘出装置。
  3. 内臓パッケージの組織が前記の器具の前記ヒンジを覆うことになるであろう方向に、前記家禽の前記体腔から前記内臓パッケージを除去中、あるいは、除去後に、前記内臓パッケージの任意の部分が倒れることを防ぐように、前記支持ブラケットは配置されている、請求項2に記載の内臓摘出装置。
  4. 当該内臓摘出装置は、前記家禽の前記体腔から摘出される内臓物パッケージのために、移動シャックルと連携するように配置され、前記支持ブラケットは、前記移動シャックルと前記2つのブラケット半体との間に位置する、請求項2に記載の内臓摘出装置。
  5. 前記移動シャックルは、前記の内臓又は内臓物パッケージの一部をクランプするために、顎部を具備する、請求項4に記載の内臓摘出装置。
  6. 当該内臓摘出装置は、前記家禽の前記内臓の一部をクランプしながら、前記家禽の前記体腔外に前記2つのブラケット半体を動かす間に、懸吊された家禽の頸部をクランプするための頸部クランプを更に備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の内臓摘出装置。
  7. 当該内臓摘出装置は、カルーセル機に搭載されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の内臓摘出装置。
  8. 脚部で懸吊される家禽の内臓を摘出するための方法であって、
    内臓摘出器具の下肢部におけるヒンジで互いに接続する2つのブラケット半体を備える内臓摘出器具を使用する工程であり、前記2つのブラケット半体は、前記2つのブラケット半体が開位置から閉位置へと互いに向かって動かされるときに、家禽の内臓の一部をクランプするため、前記ヒンジに隣接する、連携しているクランプ面を具備する、工程と、
    前記家禽の体腔内の最下位置まで、前記家禽の前記体腔内に、前記内臓摘出器具をその開位置で導入する工程と、
    前記開位置から閉位置へと互いに向かって、前記2つのブラケット半体を動かし、それをもって、家禽屠体の残りと共に、前記内臓の組織結合を破壊し、かつ、前記家禽の前記内臓の一部を最終的にクランプする工程と、
    前記のクランプされた内臓と一緒に、前記家禽屠体の前記体腔から前記2つのブラケット半体をその閉位置で除去する工程と、
    内臓パッケージの組織が前記の器具の前記下肢部における前記ヒンジを覆うことになるであろう方向に、前記家禽の前記体腔から前記内臓パッケージを除去中、あるいは、除去後に、前記内臓パッケージの任意の部分が倒れることを防ぐために、前記2つのブラケット半体の前記閉位置において前記2つのブラケット半体が窓部を区切るようにする湾曲部を前記2つのブラケット半体に提供する工程と、
    を含む、方法。
  9. 前記内臓摘出器具に前記2つのブラケット半体の隣の支持ブラケットを提供する工程と、前記2つのブラケット半体の動きと同時に、かつ、同期して、上下に、かつ、前記家禽の前記体腔の内外に、前記支持ブラケットを動かす工程と、を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記家禽の前記体腔から摘出される内臓物パッケージのために、移動シャックルを提供する工程と、前記支持ブラケットが前記移動シャックルと前記2つのブラケット半体との間に位置するように、前記移動シャックルを位置付ける工程と、を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記のクランプされた内臓と一緒に、前記家禽の前記体腔外に前記2つのブラケット半体を動かす間、前記家禽屠体の頸部を適所に固定する工程を含む、請求項8〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. カルーセル機に前記内臓摘出器具を搭載する工程を含む、請求項8〜11のいずれか一項に記載の方法。
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