JP2016206465A - 写真撮影遊戯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手間を省いて利用者の望ましい補正を行った生成画像を得る。
【解決手段】本発明の一実施形態として、記憶部と、撮影処理部と、編集処理部とを有する写真撮影遊戯装置を提供する。編集処理部は、撮影処理部により取得された複数の撮影画像に撮影されている像それぞれに対して、生成されたデータを用いて認識(人物認識)を行い、複数の利用者それぞれから取得し生成されたデータに関連付けられて記憶されている補正に関する情報を用いて補正を行う。
【選択図】図6
【解決手段】本発明の一実施形態として、記憶部と、撮影処理部と、編集処理部とを有する写真撮影遊戯装置を提供する。編集処理部は、撮影処理部により取得された複数の撮影画像に撮影されている像それぞれに対して、生成されたデータを用いて認識(人物認識)を行い、複数の利用者それぞれから取得し生成されたデータに関連付けられて記憶されている補正に関する情報を用いて補正を行う。
【選択図】図6
Description
本発明は、写真撮影遊戯装置などに関する。特に、複数の利用者を撮影した複数の画像から、それぞれの利用者を認識して、利用者ごとに設定された補正を施すことが可能な写真撮影遊戯装置などに関する。
写真撮影遊戯装置は、筐体内部の撮影空間において利用者を撮影し、撮影した画像をシールに印刷したり、利用者が後に携帯端末などにダウンロードして格納できるようにネットワークを介してサーバに記憶させたりする装置である。写真撮影遊戯装置は、主に遊戯施設や遊園地などに設置される場合が多く、また、特に10代女性を中心に利用されている。
近年、写真撮影遊戯装置においては、撮影した画像に背景画像を追加したり、文字や模様を書き入れたりする加工を行うのみならず、利用者を撮影した画像が表わす容姿、例えば目の大きさ、顔の輪郭、髪色、肌のつや等を補正する機能を有するようになってきている。
一般に写真撮影遊戯装置においては、複数の利用者についての、複数の撮影画像が撮影される。このため、補正を行う場合には、全ての利用者について、全ての画像について一律に補正を行うか、個々の画像の個々の利用者を指定して補正を行う必要がある。このため、前者においては、例えば、利用者の中に幼児、男性が含まれる場合、10代女性を念頭に置く補正を行うと利用者の望まない画像が得られてしまう。また、後者においては、利用者が個々に指定をして補正を行う必要があるので、手間が掛かるという課題がある。
本願発明は、以上の諸事情などに鑑みてなされたものである。
本発明の一実施形態として、記憶部と、撮影処理部と、編集処理部とを有する写真撮影遊戯装置を提供する。記憶部は、複数の利用者を撮影して得られる撮影画像中の複数の利用者それぞれの像に対する補正に関する情報を記憶するし、このとき、記憶部は、複数の利用者を撮影して得られる撮影画像から複数の利用者それぞれの像を認識するためのデータに補正に関する情報を関連付けて記憶する。撮影処理部は、複数の利用者を撮影し、複数の撮影画像を取得する。編集処理部は、撮影処理部により取得された複数の撮影画像に撮影されている像それぞれに対して、生成されたデータを用いて認識(人物認識)を行う。これにより、どの像に対して、どの補正に関する情報を用いて補正するべきかを識別することができる。したがって、編集処理部は、複数の利用者それぞれから取得し生成されたデータに関連付けられて記憶されている補正に関する情報を用いて補正を行う。
本発明の一実施形態として、受付空間に配置されたカメラと撮影空間に配置されたカメラとが接続されたコンピュータを、記憶部と、撮影処理部と、編集処理部とを有する写真撮影遊戯装置として動作させるためのプログラムが提供される。すなわち、複数の利用者を撮影して得られる撮影画像中の複数の利用者それぞれの像に対する補正に関する情報を、複数の利用者の全員を撮影して得られる撮影画像から複数の利用者それぞれの像を認識するためのデータに関連付けて記憶させ、複数の利用者を撮影し、複数の撮影画像を取得させ、取得された複数の撮影画像に撮影されている像それぞれに対して、データを用いて認識を行い、そのデータに関連付けられて記憶されている補正に関する情報を用いて補正を行わせるためのプログラムを提供する。
本願発明によれば、手間を省いて利用者の望ましい補正を行った生成画像を得ることができる。
以下、本願発明を実施するための形態について、実施形態を用いて説明する。なお、本願発明は、以下に説明する実施形態に限定して解釈されることはない。本願発明は、以下に説明する実施形態を種々に変形して実施することが可能である。
図1(A)は、本発明の一実施形態に係る写真撮影遊戯装置が、仕切り壁やカーテンなどを用いて提供する空間の構成を示す。写真撮影遊戯装置100は、空間として、受付空間101と、撮影空間102と、編集空間1(103)と、編集空間2(104)とを提供する。利用者(一人または複数人)は、まず、受付空間101において受付を行う。受付は、利用者の1人ずつに行われるのが好ましい。受付空間101における受付において、例えば、利用者は、後に撮影空間102において撮影して得られる撮影画像に対する補正(顔の肌を白めにすることや、眼の大きさを実際よりも大きくする)の程度を指示したり、撮影した画像をサーバからダウンロードするための情報(例えば、撮影した画像のURLや、ダウンロードする際の認証情報(パスワード))を送付するための利用者のメールアドレス、携帯電話の番号、SNS(Social Network System)における利用者IDなどを入力したりする。
受付空間101における受付の後に、利用者は撮影空間102に移動し、利用者自身の撮影を行う。複数の利用者が1つの団体として写真撮影遊戯装置100を利用する場合には、撮影空間102において、その団体の複数の利用者の撮影を行うことができる。この場合、それぞれの撮影画像は、複数の利用者をカメラにより同時に撮影することにより得ることができる。撮影空間102における撮影が終了すると、利用者は、他の利用者が利用していない編集空間1(103)と編集空間2(104)とのいずれかに移動を行い、撮影空間102において撮影された撮影画像に基づいて生成画像を生成する。すなわち、撮影画像に文字を書き入れたりマークを書き入れたりする編集などの加工を行い、生成画像を生成する。編集などの加工が終われば、図示されていない印刷装置により、生成画像をシールなどに印刷することができる。また、生成画像を写真撮影遊戯装置100からネットワークを介してサーバにアップロードすることができる。
なお、利用者が写真撮影遊戯装置100の利用を開始してから、生成画像の印刷やサーバへのアップロードが行われるまでの間に、利用者に課金が行われる場合には、利用者はその課金に対する対価の支払いや決済を行う。対価の支払いや決済は、硬貨や紙幣を写真撮影遊戯装置100に投入したり、クレジットカードや電子マネーなどを用いたりして行われる。この対価の支払いや決済は、受付空間101において行われたり、撮影空間102において行われたり、編集空間1(103)、2(104)において行われたりする。あるいは、利用者があらかじめ登録したクレジットカードを用いた決済がされるようにしてもよい。
図1(B)は、本発明の一実施形態に係る写真撮影遊戯装置100の斜視図である。写真撮影遊戯装置100は、区画111と区画112と区画113とを有している。区画111と区画112と区画113とのそれぞれは、出入口114、115および116が例えばカーテンにより仕切られ、区画111と区画112と区画113との間は例えば壁によって仕切られている。
また、図1(B)においては、区画111から見て区画112および区画113とは反対側の壁面110は、受付空間101を形成している。すなわち、壁面110には、ディスプレイ110−1とカメラ110−2とが配置されている。利用者は、ディスプレイ110−1に表示された内容に対して、図示されない入力装置を用いて入力を行い、指示を行う。あるいは、ディスプレイ110−1はタッチパネルと一体化されており、利用者がディスプレイ110−1にタッチすることで、指示を行うことができる。さらに別の形態においては、利用者は、携帯端末に指示の内容を記憶させておき、写真撮影遊戯装置100と近距離無線通信などを行い、携帯端末に記憶させた指示の内容を写真撮影遊戯装置100に送信し、指示を行うこともできる。また、写真撮影遊戯装置100に利用者の識別情報と、指示の内容とを予め記憶させておき、利用者がその識別情報を写真撮影遊戯装置100の受付空間101において入力すると、記憶された指示の内容が読み出されるようになっていてもよい。
カメラ110−2は、受付時の利用者それぞれを撮影する。これにより、利用者ごとに人物の認識をするための情報と受付時に受け付けた補正の内容、程度などを表わす補正に関する情報とを関連付けて記憶する。その後、撮影空間102において撮影がされると、撮影した画像に撮影された利用者それぞれを、利用者の人物の認識をするための情報を用いて認識し、利用者ごとに受付時に受け付けられた補正などを施すために用いられる。利用者の人物の認識をするための情報としては、利用者の目や鼻などの位置関係などから得られる顔の特徴情報を抽出し、他の像に写っている人物がその利用者であるかどうかを判断するデータを用いることができる。また、利用者の服装の色などのデータも用いることができる。
このため、複数の利用者が1つの団体となり写真撮影遊戯装置100を利用する場合には、複数の利用者それぞれが受け付けの処理を行うことが好ましい。このようにすることにより、複数の利用者それぞれから、複数の利用者を撮影空間102おいて撮影して得られる撮影画像中の複数の利用者それぞれの像に対する補正に関する情報を取得し、像を補正することができる。
このように、複数の利用者それぞれが受け付けの処理を行うことにより、写真撮影遊戯装置100は、複数の利用者それぞれの像を認識するための人物認識のためのデータを生成することができる。また、写真撮影遊戯装置100は、生成した複数の利用者それぞれの人物認識のためのデータと、複数の利用者それぞれから受け付けられた補正に関する情報とを関連付けて記憶することができる。言い換えると、利用者Aに対して人物を認識するための人物データDAと、利用者Aの像を補正するための補正に関する情報IAとを、関連付けて記憶することができる。例えば、利用者Aが1つの団体としての複数の利用者のうち、2人目として受付を行った場合には、2人目の利用者の情報として、DAとIAとを関連付けることができる。例えば、テーブルの2行目に、DAとIAとを格納する。
なお、利用者が受付をする際に、ディスプレイ110−1にメールアドレスや携帯電話の番号、SNSにおける利用者IDなどを入力する替わりに、NFC(Near Field Communication)機能を有する携帯電話や、RFID(Radio Frequency Identifier)タグを有するカードなどを読取装置110−3にかざすことができるようになっていてもよい。これにより、携帯電話やカードなどに記憶されている利用者の識別情報を含む認証情報などが読み出され、例えば、写真撮影遊戯装置100や写真撮影遊戯装置100と通信可能なサーバに格納されている認証情報と照合が行われ、利用者の認証が行われる。認証結果がOKであれば、認証情報と関連付けて写真撮影遊戯装置100や上述のサーバに記憶されている情報が読み出され、写真撮影遊戯装置100の所定の記憶場所に記憶される。記憶される情報は、例えば、メールアドレスや携帯電話の番号、SNSにおける利用者IDなどの利用者を識別する情報や、利用者を撮影した画像におけるその利用者像の補正の内容、程度を示す情報や、画像の加工の内容(例えば、背景画像として何を使用するかなど)を含むことができる。
区画111が撮影空間102に対応している。区画111の内部には、撮影用のカメラと、利用者に撮影時にとるポーズなどの指示を行ったり、カメラにより撮影された画像を表示したりするための表示装置と、表示装置の表示に指示を行うなどの入力装置が備えられている。また、必要に応じては、フラッシュなどの照明機器も備えられている。また、利用者の気分を盛り上げるなどのための音楽の再生のためのスピーカーなども備えられていてもよい。なお、表示装置にタッチパネルを備えることにより、表示装置と入力装置とが一体になっていてもよい。
利用者が区画111において撮影を終了すると、表示装置などに表示された指示やスピーカーから再生される音声の指示などにより、編集空間1(103)に対応する区画113または編集空間2(104)に対応する区画112に移動する。区画112および区画113のそれぞれには、表示装置と入力装置とが備えられている。表示装置と入力装置とは一体となっていてもよい。利用者は、区画112または区画113の表示装置に、区画111において撮影された撮影画像を表示し、複数の撮影画像があれば、その中から選択を行う。また、撮影画像に背景画像を付加したり、入力装置を用いて撮影画像に様々な文字、模様などの部分画像の付加を行ったりする加工などの作業を行い、生成画像を生成する。言い換えると撮影画像に基づいて生成画像が生成される。
利用者は、区画112または区画113における作業を終えると、区画112または区画113や他の場所に備えられた印刷装置に編集画像を印刷して出力する。あるいは、ネットワークを介してサーバに生成画像がアップロードされる。サーバに生成画像がアップロードされる際には、撮影画像に背景画像を付加したり、入力装置を用いて撮影画像に様々な文字、模様などの部分画像の付加を行ったりする前の撮影画像もアップロードされてもよい。
なお、図1(A)においては、受付空間および撮影空間の数はそれぞれ1とし、編集区間の数を2としたが、受付空間、撮影空間および編集空間の数は任意の自然数とすることができる。また、図1(A)において、受付空間101、撮影空間102、編集空間1(103)および編集空間2(104)とは、一体となっている必要はなく、受付空間101、撮影空間102、編集空間1(103)および編集空間2(104)は離隔して配置されていてもよい。
図2は、本願発明の一実施形態に係る写真撮影遊戯装置100の受付空間101に表示される画面の一例を示すための図である。図2(A)において、壁面110に備えられた表示装置110−1に、「会員の人」201の表示がされているボタンと、「一般の人」202の表示がされているボタンとが表示されている。「会員の人」201の表示されているボタンは、利用者がすでに会員登録をしている場合に押下するボタンであり、「一般の人」202の表示がされているボタンは、そうでない場合に押下するボタンである。
図2(B)は、「会員の人」201の表示されているボタンが押下された場合に、次に受付空間に表示される画面の一例である。会員番号を入力するためのフィールド203およびパスワードを入力するためのフィールド204が表示される。そこで、会員である利用者は、フィールド203およびフィールド204に入力を行い、「OK」が表示されたボタンを押下する。あるいは、会員である利用者は、フィールド203およびフィールド204に入力を行うかわりに、NFC機能を有する携帯電話を読取装置110−3にかざすこともできる。これにより、会員番号およびパスワードと同等の情報が写真撮影遊戯装置100に入力される。
図2(C)は、会員番号およびパスワードまたはそれと同等の情報により、認証が終了し、会員である利用者が特定された場合に、受付空間に表示される画面の一例である。会員の名称が認証情報に関連付けられた情報により「キララ」であることが判明すれば、図2(C)のように「ようこそキララさん」という表示を行うことができる。また、会員であれば、撮影画像のうち自身が撮影される像に対する補正の内容、程度を表わす補正に関する情報が認証情報と関連付けて記憶されている場合には、「いつもの補正」205が表示されたボタンを押下することにより、認証情報と関連付けて記憶されている補正の内容、程度を示す情報が用いられることになる。この利用者が上述の利用者Aであれば、IAは、認証情報と関連付けて記憶されている情報となる。また、今回は、認証情報と関連付けて記憶されている補正の内容、程度を示す情報とは別のものを使用したい場合には、「今回は別の補正」206が表示されたボタンを押下することにより、今回使用する補正の内容、程度を指定することが可能である(例えば、後に説明する図3(F)の画像が次に表示される)。
図3(D)は、利用者が会員ではなく、図2(A)において「一般の人」202が表示されたボタンが押下された場合に、受付空間に表示される画面の一例図である。この場合、利用者が会員登録する可能性があるので、図3(D)に示すように、「会員登録する」301が表示されているボタンが表示される。また、利用者が会員登録を好まないときに備え、「会員登録しない」302が表示されているボタンも表示される。
図3(E)は、利用者が「会員登録する」301が表示されているボタンを押下した場合に、受付空間に表示される画面の一例を示す。この場合、会員登録の案内を送信するために、メールアドレスを入力するフィールド303に利用者は、図示されていない入力装置などを用いてメールアドレスを入力することができる。
図3(F)は、図3(E)において「送信」304が表示されているボタンが押下された場合や、図3(D)において「会員登録しない」302が表示されているボタンが押下された場合や、図2(C)において「今回は別の補正」206が表示されたボタンが押下された場合に受付空間に表示される画面の一例を示す。図3(F)においては、利用者を撮影した撮影画像のうち、利用者の像に対する補正の内容を指定することができるようになっている。例えば、肌の色を美白にする補正を希望すれば、チェックボックス305に、図示されてない入力装置などを用いてチェックを行い、また、小顔にする補正を希望すれば、チェックボックス306に、図示されてない入力装置などを用いてチェックを行う。また、スライドバーなどを表示して、補正の程度を指定することができるようになっていてもよい。
補正の程度を入力し終えた利用者の次に、別の利用者がいれば、「次の人」307が表示されたボタンを押下する。これにより、図2(A)の表示がされ、別の利用者についての会員であるかどうか、補正の内容などの入力がされる。利用者の全員が補正の程度を入力し終えていれば、「全員済」308が表示されているボタンを押下する。
なお、上述のように、利用者それぞれが会員であるかどうか、補正の内容などの入力を行っている間に、カメラ110−2により、入力を行っている利用者の撮影が行われる。これにより、入力を行っている利用者に対して、その利用者としての人物を認識する認識データが写真撮影遊戯装置100内に、その利用者が入力した補正の内容などと関連づけられて記憶される。
ただし、実際には、利用者の団体の全員が補正の程度を入力せずに、「全員済」308が表示されているボタンが押下される場合もある。この場合には、補正の程度を入力しなかった利用者の像に対する補正は行われないか予めデフォルトの補正の程度として定められているものが行われる。あるいは、補正の程度を入力しなかった利用者の像の補正は、編集空間や撮影空間において後に補正の程度が入力され行われるようになっていてもよい。
全員の入力が終わっていれば、撮影空間があいていることを条件に、図3(G)に示すように、「撮影空間へ移動してね」などのような案内メッセージが表示され、利用者は、撮影空間102に移動する。また、音声により撮影空間102へ移動することを促すメッセージが流れてもよい。
図4(A)は、撮影空間の表示装置402に表示される一例を示す。利用者の1人が「撮影開始」403が表示されたボタンを押下すると、図4(B)に示す画面に切り替わり、カメラ401による撮影が行われる。撮影がされて得られる撮影画像は、表示装置402に表示されるようになっていてもよい。撮影は、所定の回数行うことができる。また、撮影の間隔は、あらかじめ定められた時間の長さとなっていてもよい。
撮影が終了すると、利用者は、表示装置402に表示された案内や音声メッセージなどにより、編集空間1(103)または2(104)に案内される。
図5は、編集空間1(103)および2(104)それぞれに設置されている表示装置による表示の例を示す。撮影空間において、2回の撮影が行われ、撮影画像が2つ得られるとすると、図5(A)に示すように、2つの撮影画像501、502が表示装置500に表示される。また、「認識」503が表示されているボタン、「印刷」504が表示されているボタンも表示装置500に表示される。
「認識」503が表示されているボタンが押下されると、受付空間101において利用者それぞれを撮影して得られた、利用者の人物を認識する認識データを用いて、撮影画像501、502に撮影されている利用者の認識がされる。例えば、撮影画像501の左に撮影されている利用者と撮影画像502の左に撮影されている利用者とは同じ利用者であり対応関係にあり、受付空間において1番目に受付をしたことが認識され、「1人目」が付された矢印線により、同じ利用者として認識されたことが表示される。また、撮影画像501の右に撮影されている利用者と撮影画像502の右に撮影されている利用者と撮影画像502の右に撮影されている利用者とは同じ利用者であり対応関係にあり、受付空間において2番目に受付をしたことが認識され、「2人目」が付された矢印線により、同じ利用者として人物の認識がされたことが表示される。
なお、上述の説明では、受付空間での利用者の撮影により得られた、人物を認識するためのデータを用いて、撮影画像の像の人物を認識していることを主に想定している。しかし、本願発明は、これに限定されることはない。例えば、受付空間での利用者の撮影をしなくても、例えば一枚目などの撮影画像の利用者の像それぞれから人物を認識するためのデータを生成し、他の撮影画像の利用者の像の人物を認識し、一枚目の撮影画像のどの利用者と同じ人物の像であるかを決定することもできる。また、このような決定の処理を行うことにより、複数の撮影画像に何人の利用者の像が写っているのかを求めることができる。
この認識が正しくなければ、利用者は、「修正」505が表示されているボタンを押下して、撮影画像501に撮影されている利用者と撮影画像502に撮影されている利用者との対応関係を表わす矢印線をドラッグなどして修正を行う。
1人目の利用者の像に対する補正を行いたければ、例えば、「1人目」が付された矢印線をタップなどする。すると、1人目の利用者の認識データを関連付けられた補正の内容、程度に従って補正を行う。このとき、補正の内容、程度を確認したければ、その旨の操作を行うことにより、図5(C)のような表示がされ、補正の内容などが表示される。また、図5(C)のような表示により、受付空間で指定した補正の内容、程度を修正することも可能である。
上述のように、本願発明の一実施形態においては、受付空間101において補正の内容や程度を入力しない利用者がいる場合であっても、顔認識などを用いることにより、そのような利用者を検出し、また、複数の撮影画像のどの位置に写っている像がその利用者の像であるかを検出することができる。また、そのような利用者について、編集空間において、補正の内容、程度を指定することもできる。
「補正」508が表示されているボタンが押下されると、撮影画像501および502に撮影されている1人目の利用者の像の補正が行われる。2人目の利用者の像の補正についても同様である。なお、「キャンセル」508が表示されているボタンが押下されると、補正がされず、図5(B)の表示に戻る。
図6は、写真撮影遊戯装置100の機能ブロック図を示す。写真撮影遊戯装置100は、受付処理部601、認証部602、補正値取得部603、会員登録部604、撮影処理部605、画像記憶部606、編集処理部607、人物認識部608、記憶部609とを有する。
受付処理部601は、受付空間101における処理を行う。具体的には、カメラ110−2により利用者を撮影し、利用者の人物の認識を行うデータを取得する。このとき、利用者の撮影は、利用者一人ずつに対して行うのが好ましい。また、利用者が会員であれば、認証部602により認証を行う。例えば、写真撮影遊戯装置100または写真撮影遊戯装置100と通信が可能なサーバに図7(A)に示すような、会員番号、パスワードが関連付けられたテーブルが記憶されている。認証部602は、このようなテーブルに格納されている情報を用いて認証を行う。また、利用者が読取装置110−3を用いて会員番号などを入力した場合には、NFC IDの列に格納されている情報を読み出して、利用者の会員番号を特定することもできる。なお、「null」は、その会員である利用者がNFCなどを用いないことを示す。
また、認証部602が用いる図7(A)に示すテーブルに加えて、図7(B)に示す、各会員ごとに、登録された補正の内容、程度を関連づけるテーブルが、写真撮影遊戯装置100または写真撮影遊戯装置100と通信が可能なサーバに格納されていてもよい。会員である利用者が図2(C)に示す画面において、「いつもの補正」205が表示されているボタンを押下すると、会員番号に関連付けられて図7(B)のテーブルに格納されている補正の内容、程度を表わす補正値の列に格納されている情報が読み出される。図7(B)のテーブルから読み出された情報は、補正値取得部603に転送され、記憶部609に記憶される。このとき、図7(B)のテーブルから読み出された情報は、カメラ110−2などにより利用者を撮影し取得された利用者の人物の認識を行うデータと関連付けて記憶される。また、利用者の人物の認識を行うデータは、サーバなどに会員番号に関連付けて記憶されていてもよく、この場合には、会員番号に関連付けて記憶されていている利用者の人物の認識を行うデータが図7(B)のテーブルから読み出された情報と関連付けて記憶されてもよい。
また、利用者が会員でなく、会員登録を希望する場合には、受付処理部601は、会員登録部604を動作させて、会員登録の処理を行う。また、受付処理部601は、利用者を撮影した撮影画像の像に対する補正の内容、程度に関する情報を、補正値取得部603を動作させて取得させる。取得された補正の内容、程度に関する情報は、カメラ110−2などにより利用者を撮影し取得された利用者の人物の認識をするためのデータと関連付けて記憶部609に転送され、記憶部609に記憶される。
撮影処理部605は、撮影空間102における処理を行う。具体的には、受付空間101から撮影空間102に移動した利用者の撮影を行い、撮影画像を生成する。生成された撮影画像は、画像記憶部606に記憶される。
編集処理部607は、撮影空間102から編集空間1(103)または2(104)に移動した利用者の撮影画像を編集し生成画像を生成する操作に対応する処理を行う。このとき、補正値取得部603から転送され記憶部609に記憶されている、利用者に対して人物を認識するためのデータを用いて、人物認識部608を動作させ、各撮影画像に撮影されている像がどの利用者の像であるかを認識する。その結果は、例えば、図8のように、1枚目および2枚目の撮影画像それぞれにおいて、1人目および2人目の利用者が、撮影画像の左から何番目の像として撮影されているかを示すテーブルに格納することができる。図8においては、図5(B)に示したように、1人目の利用者が1枚目の撮影画像501の左から1人目、2枚目の撮影画像502の左から1人目と認識され、2人目の利用者が1枚目の撮影画像501の左から2人目、2枚目の撮影画像502の左から2人目と認識された場合の例を示す。
そして、編集処理部607は、人物認識部608により認識結果に従って各撮影画像に撮影されている利用者の像ごとに、人物を認識するためのデータに関連づけられている補正に関する情報に従って補正を行う。
図9は、写真撮影遊戯装置100のハードウェア構成図を示す。ハードウェア構成としての写真撮影遊戯装置800は、CPU801、ROM802、RAM803、HDD804、入出力装置805、通信装置806、撮影装置0(811)、表示装置0(812)、入力装置0(813)、撮影装置1(815)、表示装置1(816)、入力装置1(817)、表示装置2(819)、入力装置2(820)、表示装置3(822)、入力装置3(823)および印刷装置824を有し、相互にバスやケーブル、無線通信手段により接続がされている。
ここに、撮影装置0(811)、表示装置0(812)および入力装置0(813)は、受付空間101に配置される受付空間ユニット810を構成し、撮影装置1(815)、表示装置1(816)および入力装置1(817)は、撮影空間102に配置される撮影空間ユニット814を構成し、表示装置2(819)および入力装置2(820)は、編集空間1(103)に配置される第1の編集空間ユニット818を構成し、表示装置3(822)および入力装置3(823)は、編集空間2(104)に配置される第2の編集空間ユニット821を構成する。
受付処理部601は、主に、受付空間ユニット810と後述のプログラムとにより、実現することができ、撮影処理部605は、主に、撮影空間ユニット814と後述のプログラムとにより、実現することができ、編集処理部607は、主に、第1の編集空間ユニット818、第2の編集空間ユニット821と後述のプログラムとにより、実現することができる。なお、後述のプログラムは、複数のモジュールやサブプログラムなどから構成され、それぞれのモジュールやサブプログラムは、受付処理部601、撮影処理部605、編集処理部607のいずれかを実現するために構成されていてもよい。
CPU801は、電源投入時に、ROM802に記憶されたプログラムを実行し、HDD804などに記憶されているプログラムを読み出し、RAM803に展開し、また、RAM803を一時作業領域として用いて、プログラムを実行する。これにより、ハードウェア構成としての写真撮影遊戯装置800にプログラムの実行により提供される機能を付加して写真撮影遊戯装置100が実現される。
入出力装置805は、写真撮影遊戯装置800のメンテナンスを行ったり、プログラムを変更したり、各部の動作状況を管理するために用いる入出力装置である。例えば、ディスプレイ、キーボード、マウスなどを含むことができる。
通信装置806は、通信網を介してサーバなどと通信を行うための装置である。例えばネットワークインターフェースを構成する。また、写真撮影遊戯装置100が利用者の携帯端末と直接的に通信を行う場合には、携帯端末との通信を行うための装置としても機能する。
また、RAM803、HDD804は、撮影装置1(815)により撮影された撮影画像を記憶するために用い、編集空間1(103)および2(104)において利用者が撮影画像を編集可能とする。
言い換えると、ハードウェア構成としての写真撮影遊戯装置800は、コンピュータに、受付空間ユニット810、撮影空間ユニット814、第1の編集空間ユニット818、第2の編集空間ユニット821が接続された形態となっている。
図10は、本発明の一実施形態に係る写真撮影遊戯装置100の処理のフローチャートである。図10(A)は、写真撮影遊戯装置100が、利用者を受け付け、利用者の操作により生成画像を生成するまでの処理を説明するフローチャートである。ステップS1001の処理として、受付処理部601により、受付処理を行う。次に利用者が受付空間101から撮影空間102に移動をすると、ステップS1002の処理として、撮影処理部605により、撮影処理を行う。撮影処理が終了し、利用者が編集空間1(103)または2(104)に移動をすると、ステップS1003の処理として、編集処理部607により、編集処理を行う。
図10(B)は、写真撮影遊戯装置100における編集空間1(103)、2(104)における人物の認識と補正の処理のフローチャートである。ステップS1004の処理として、撮影画像または生成画像に対して人物の認識を行う。撮影画像または生成画像が複数あれば、それぞれの画像において、どの利用者がどの位置(例えば、画像の左側から何人目の像として撮影されているか)を決定する。ステップS1005の処理として、補正を行うかどうかを判断する。例えば、図5(B)に示すような矢印線に対してタップがされたかどうかを判断する。もし、補正を行うと判断されれば、ステップS1006の処理に移行し、タップなどがされた矢印線の位置からどの人物として認識された利用者の像に対して補正を行うかの指定を取得する。次に、ステップS1007の処理として、補正の内容、程度を表わす補正値に関する情報を取得し、ステップS1008の処理として、補正を行い、次の利用者の補正を行うかどうかを判断するためにステップS1005に戻る。
なお、補正は、図10(B)のフローチャートに示すように1人づつ行う必要はなく、撮影画像または生成画像に撮影されている全ての利用者について一度に補正を行ってもよい。
なお、以上において、図1(A)に示すように、受付空間101、撮影空間102、編集空間1(103)および編集空間2(104)を提供する写真撮影遊戯装置100を用いて説明を行った。しかし、本願発明の実施形態は、このような写真撮影遊戯装置100に限定されて実施されることはない。例えば、写真撮影遊戯装置100の受付空間101の機能を撮影空間に備え、撮影空間および編集空間を提供する写真撮影遊戯装置においても本願発明の実施形態を実施することができる。
図11(A)は、写真撮影遊戯装置100´が、仕切り壁やカーテンなどを用いて提供する空間の構成の一例を示す。写真撮影遊戯装置100´は、撮影空間101´と、編集空間1(102´)と、編集空間2(103´)とを提供する。また、図11(B)は、写真撮影遊戯装置100´の斜視図である。区画111´が撮影空間101´に対応し、区画113が編集空間1(102´)に対応し、区画112が編集空間2(103´)に対応する。
写真撮影遊戯装置100´の利用者は、まず、撮影空間101´に移動し、撮影空間101´において、写真撮影遊戯装置100の受付空間101における受付に対応する受付と撮影空間102における撮影に対応する撮影とを行う。
図12は、写真撮影遊戯装置100´の撮影空間101´に設置されるカメラ401´と表示装置402´との一例図である。表示装置402´には、写真撮影遊戯装置100の受付空間101のディスプレイ110−1の表示と、写真撮影遊戯装置100の撮影空間102の表示装置402の表示と、がされる。また、カメラ401´は、写真撮影遊戯装置100の受付空間101のカメラ110−2と、写真撮影遊戯装置100の撮影空間102のカメラ401と、を兼用する。すなわち、表示装置402´に、図2(A)〜図3(F)のディスプレイ110−1の表示がされ、利用者の受付の処理がされているときには、カメラ401´は、受付処理を行っている利用者を撮影し、撮影により得られた画像から、その利用者を認識するデータが生成される。また、表示装置402´に、図4(A)および図4(B)の表示装置402の表示がされ、撮影処理がされているときには、カメラ401´は、撮影処理にも使用される。なお、写真撮影遊戯装置100´の撮影空間101´に配置されるカメラはカメラ401´のみに限定されることはない。たとえば、受付処理のときに利用者を撮影するカメラと、撮影処理のときに利用者を撮影するカメラとが配置されていてもよい。
図13は、写真撮影遊戯装置100´のハードウェア構成を示す。ハードウェア構成としての写真撮影遊戯装置800´は、CPU801、ROM802、RAM803、HDD804、入出力装置805、通信装置806、撮影装置1(815)、表示装置1(816)、入力装置1(817)、表示装置2(819)、入力装置2(820)、表示装置3(822)、入力装置3(823)および印刷装置824を有し、相互にバスやケーブル、無線通信手段により接続がされている。
ここに、撮影装置1(815)、表示装置1(816)および入力装置1(817)は、撮影空間101´に配置される撮影空間ユニット814´を構成し、表示装置2(819)および入力装置2(820)は、編集空間1(102´)に配置される第1の編集空間ユニット818´を構成し、表示装置3(822)および入力装置3(823)は、編集空間2(103´)に配置される第2の編集空間ユニット821´を構成する。
受付処理部601と撮影処理部605とは、主に撮影空間ユニット814´と上述のプログラムに対応するプログラムとにより、実現することができ、編集処理部607は、主に、第1の編集空間ユニット818´、第2の編集空間ユニット821´と上述のプログラムに対応するプログラムとにより、実現することができる。
また、編集空間1(102´)または編集空間2(103´)における機能を、撮影空間101´で行うように構成することも可能である。この場合、写真撮影遊戯装置は1つの空間を提供することになる。
Claims (7)
- 複数の利用者を撮影して得られる撮影画像中の前記複数の利用者それぞれの像に対する補正に関する情報を、前記複数の利用者を撮影して得られる撮影画像から前記複数の利用者それぞれの像を認識するためのデータに関連付けて記憶する記憶部と、
前記複数の利用者を撮影し、複数の撮影画像を取得する撮影処理部と、
前記撮影処理部により取得された前記複数の撮影画像に撮影されている像それぞれに対して、前記データを用いて前記認識を行い、前記データに関連付けられて記憶されている前記補正に関する情報を用いて補正を行う編集処理部と
を有する写真撮影遊戯装置。 - 前記編集処理部は、前記複数の利用者のうち選択された利用者が前記複数の撮影画像に撮影されている像に対して前記補正を行う請求項1に記載の写真撮影遊戯装置。
- 前記編集処理部は、前記複数の利用者の全ての利用者が前記複数の撮影画像に撮影されている像に対して前記補正を行う請求項1に記載の写真撮影遊戯装置。
- 前記編集処理部は、前記記憶部により前記データが記憶されていない利用者の像が前記複数の撮影画像に検出されると、前記記憶部により前記データが記憶されていない前記利用者の像についての補正の指定を受け付けて補正を行う請求項1に記載の写真撮影遊戯装置。
- 前記複数の利用者を撮影して得られる撮影画像中の前記利用者それぞれの像に対する補正に関する情報を取得する際に、前記複数の利用者それぞれの補正に関する情報が、前記利用者の識別情報と関連付けて記憶されていれば、その記憶されている補正に関する情報を取得する請求項1から4のいずれか一に記載の写真撮影遊戯装置。
- 前記編集処理部は、前記記憶部が記憶する前記複数の利用者から取得した前記補正に関する情報を修正して、前記補正を行う請求項1から5のいずれか一に記載の写真撮影遊戯装置。
- コンピュータを、
複数の利用者を撮影して得られる撮影画像中の前記複数の利用者それぞれの像に対する補正に関する情報を、前記複数の利用者の全員を撮影して得られる撮影画像から前記複数の利用者それぞれの像を認識するためのデータに関連付けて記憶させ、
前記複数の利用者を撮影し、複数の撮影画像を取得させ、
前記取得された前記複数の撮影画像に撮影されている像それぞれに対して、前記データを用いて前記認識を行い、前記データに関連付けられて記憶されている前記補正に関する情報を用いて補正を行わせるためのプログラム。
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JP2015088934A JP2016206465A (ja) | 2015-04-24 | 2015-04-24 | 写真撮影遊戯装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017079727A (ja) * | 2015-10-29 | 2017-05-18 | マイン フード プロセッシング テクノロジー ビー.ヴィ. | 懸吊された家禽の内臓を摘出するための方法及び内臓摘出装置 |
JP2019078782A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | フリュー株式会社 | 写真作成ゲーム機、情報処理方法、およびプログラム |
-
2015
- 2015-04-24 JP JP2015088934A patent/JP2016206465A/ja active Pending
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