JP6287824B2 - ステータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータの製造方法に関する。
ステータを複数の分割ステータの組み合わせで構成することが知られている。分割ステータのステータコアにインシュレータを固定するのに、ワニスの滴下含浸やモールド成形を使用しており、加工費・材料費が高く、体格が大きくなるのを避けられない。ワニス等を用いないで、ステータコアのティース部にインシュレータを固定する方法が、特許文献1に記載されている。そこでは、複数の分割ステータをその側面同士を当接してリング状に配置し、その外周に締結用リングを焼嵌めにより組み付けることで一体化したステータを得るようにしたステータの製造方法であって、分割ステータを構成するインシュレータを熱可塑性樹脂とし、該インシュレータを焼き嵌め時の締結リングからの伝熱によって軟化させることでステータコアに密着させるようにしている。
特開2009−136091号公報
特許文献1に記載のステータの製造方法は、分割ステータに締結用リングを焼嵌めによって組み付けるときの熱で熱可塑性樹脂製のインシュレータをティース部に軟化密着させるようにしており、ワニス等を使用しないので、体格が大きくなるのを回避できる利点がある。しかし、ステータコアとして積層鋼板で構成されるものを用いる場合には、積層鋼板に直接焼嵌めを行うことから、鋼板に無視できない磁気特性の悪化が生じるのを避けられない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、積層鋼板からなるステータコアのティース部に熱可塑性樹脂製のインシュレータが固定されたステータの製造方法において、ステータコアを構成する積層鋼板の磁気特性が悪化するのを抑制できるようにしたステータの製造方法を提供することを課題とする。
本発明によるステータの製造方法は、積層鋼板からなるステータコアのティース部に熱可塑性樹脂製のインシュレータが固定されたステータの製造方法であって、ステータコアを構成する積層鋼板の積層方向の最外側層にアルミ板を配置する工程と、配置したアルミ板と積層鋼板とを一体化する工程と、ステータコアのティース部に挿入されたインシュレータとアルミ板とをホットプレスして接合する工程と、を少なくとも有することを特徴とする。
本発明によるステータの製造方法によれば、インシュレータとステータコアとの接合一体化は、ステータコアを構成する積層鋼板の最外側層に配置されたアルミ板を介してのホットプレスで行われるので、ホットプレス時の熱が積層鋼板に直接伝達されることはなく、そのために、積層された鋼板の磁気特性の悪化は大きく低減される。また、固定にワニス等を用いないので、体格が大きくなるのも避けることもできる。
本発明による製造方法を適用して形成される分割ステータを分解して示す図。 本発明による製造方法を説明するための工程図。
以下、図面を参照して、本発明に係るステータの製造方法を説明する。図1は、本発明による製造方法を適用して製造される分割ステータ30を分解して示しており、図2は本発明による製造方法での各工程を示している。なお、図2では、上面図を下段に、各上面図でのa−a線に沿う断面図を上段に示している。また、図2は、1つの分割ステータが製造されるまでの工程を示しており、製造された適数個の分割ステータが円環状に組み付けられて、図示しない1つのステータとされる。
図において、1はステータコアであり、ほぼT字状に打ち抜かれた厚み0.5mm程度の電磁鋼板2の適数枚を積層して構成する。ステータコア1は、T字状の脚部となるティース部3と、頭部となるヨーク部4とを有している。
次の工程で、積層された電磁鋼板2の積層方向の最外側層の双方またはいずれか一方に、打ち抜かれた電磁鋼板2と同じ形状のアルミ板5をさらに積層する。なお、図示のものでは、一方の外側層にのみアルミ板5を積層しているが、一方の外側層の外面にのみ積層するか、双方の外側層の外面に積層するかは、ステータコア1と後記するインシュレータ10との間に求められる固定強度に応じて選択する。
アルミ板5は所要の機械的強度を備えることを条件に、例えば1mm程度の薄板であってよい。好ましくは、アルミ板5には、1mm程度の間隔で、幅・深さ100μm程度の溝(不図示)をインシュレータと接する側に形成する。溝加工は、機械的ブレードによる切削やレーザー加工により行うことができる。この溝により、アンカー効果によるインシュレータとの密着力の向上効果がもたらされる。図2(a)に示すように、電磁鋼板2の適数枚とアルミ板5を積層した後、かしめやヨーク部4側の溶接により全体を一体化する工程を行うことで、ステータコア1とされる。
上記したステータコア1のティース部3に外嵌合できる形状のインシュレータ10を、熱可塑性の樹脂を用いて、別途成形する。インシュレータ10は耐熱性を必要とすることから、好ましい例として、PPS(ポリフェニレンサルファイト)、LCP(液晶ポリマー)、あるいはPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などを挙げることができる。また、これらの材料に従来知られた適宜の強化材を含ませたものも好適に用いることができる。例えば、フィラー強化50%PPSなどを例示できる。成形は射出成型が好ましいがこれに限らない。
インシュレータ10は、図示のように、内周面11と、一対の縦壁12,12を有しており、ボビン形状をなしている。また、ティース部3に外嵌合したときに、ヨーク部4の側となる部位には、内周面11から連続する延長部13が一体成形されている。外嵌合した状態において、アルミ板5が積層されている側では、該延長部13の裏面とアルミ板5の外側面とがほぼ密着した状態となっている。成形されたインシュレータ10をボビンとして、平角線または丸線の巻線20を巻き付ける。図2(b)は、巻線20を巻き付けたインシュレータ10をステータコア1のティース部3に外嵌合で挿入した状態を示している。
次に、図2(b)に示した状態で、インシュレータ10の前記した延長部13を含むようにして上面から適宜の冶具を用いてアルミ板5とインシュレータ10をホットプレスする。それにより、ステータコア1の最外側層であるアルミ板5とインシュレータ10は熱融着により一体に接合固定される。図2(c)はそのようにして両者が一体に固定された分割ステータ30を示している。
本発明者らの実験では、アルミ板5として厚み1mmのアルミ箔板を用い、インシュレータ10としてフィラー強化50%PPSを厚み4mmに射出成型したものを用いたときに、300℃、2MPa、3minでホットプレスすることで、両者間に約4MPaの固着力が得られた。なお、ホットプレス時の温度がインシュレータ10を成形する樹脂材料の融点(この例ではPPSの融点温度280℃)以下では、密着力が発現せず、また、高温状態が長時間化すると樹脂が変形する可能性がある。そのために、本発明の実施に当たっては、成形に使用する樹脂材料に応じて、実験的に、最適なホットプレスの温度および時間を設定することが望ましい。
本発明による上記のステータの製造方法は、アルミ板5を介して、ステータコア1のティース部3とインシュレータ10とを熱融着により一体固定化しており、電磁鋼板2へのホットプレス時のダメージが少なく、そのために、磁気特性が悪化するのを抑制することができる。また、固定にワニスなどを用いないので、体格が大きくなるのも避けることもできる。
なお、上記では、分割ステータを製造するときに、本発明による製造方法を適用する例を説明したが、本発明はこれに限らず、ステータコア一般の製造方法として本発明による製造方法が適用できることは当然である。
1…ステータコア、
2…電磁鋼板、
3…ティース部、
4…ヨーク部、
5…アルミ板、
10…インシュレータ、
11…内周面、
12…一対の縦壁、
13…延長部、
20…巻線、
30…分割ステータ。

Claims (1)

  1. 積層鋼板からなるステータコアのティース部に熱可塑性樹脂製のインシュレータが固定されたステータの製造方法であって、
    ステータコアを構成する積層鋼板の積層方向の最外側層にアルミ板を配置する工程と、
    配置したアルミ板と積層鋼板とを一体化する工程と、
    ステータコアのティース部に挿入されたインシュレータとアルミ板とをホットプレスして接合する工程と、
    を少なくとも有することを特徴とするステータの製造方法。
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