JP6287501B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
請求項1の発明は、設計情報にかかわるフロー定義にしたがった工程が予め定められた工程である場合は、該工程では送信すべきでない情報を決定する決定手段と、前記設計情報から前記決定手段によって決定された情報を削除することによって、該設計情報を変換する変換手段と、前記変換手段による変換結果である設計情報を外部に送信する送信手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したが、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
工程に応じた秘匿情報の隠蔽を行い、情報漏洩リスクを低減するために、発注プロセスの工程毎に送信すべき秘匿情報を定義し、設計データを送信する場合に、工程毎に定義した秘匿情報のみを設計データに含めて(つまり、不要な秘匿情報を元となる設計データから削除又は変更し)配信する。
発注プロセスの概算見積もり、詳細見積もり、発注工程等のそれぞれの工程において、送信対象である秘匿情報の一覧を予め定義しておく。発注プロセスの各工程において送信処理を行う際、工程毎に定義した秘匿情報の一覧と配信対象として入力された設計データに含まれる秘匿情報とを比較し、送信すべきでない秘匿情報が設計データに存在する場合はこれを削除又は変更した設計データを作成し、送信を行う。
設計データ記憶モジュール105は、データ管理モジュール110と接続されている。設計データ記憶モジュール105は、設計データを記憶する。例えば、設計者の操作によって3DCAD(3−Dimension Computer Aided Design)を用いて生成された3Dモデル等のデータを記憶する。
データ管理モジュール110は、作成した3Dモデル等の設計データを登録・格納し、検索・参照機能を提供する。
データ変換指示モジュール130は、設計データ記憶モジュール105に格納された設計データを取得し、変換する設計データとともにデータ変換処理モジュール120にデータ変換を指示し、変換処理の管理を行う。
データ通信モジュール160は、外部機器とのデータ通信制御を行う。データ変換処理モジュール120による変換結果である設計データを外部に送信する。また、データ通信モジュール160が送信する外部は複数あり、送信する情報は送信する外部毎に同じ情報であるようにしてもよい。送信先である外部とは、設計データを受け取る者がアクセス可能な記憶装置に記憶すればよく、例えば、電子メールによって送信してもよいし、クラウドサービスで提供されているオンラインストレージ等にその設計データを記憶させるようにしてもよい。
データ配信制御モジュール170は、データ配信先を特定し、配信処理プロセスを制御する。データ配信モジュール150にデータ配信指示を行う。
調達データ記憶モジュール185は、調達データ管理モジュール180と接続されている。調達データ記憶モジュール185は、秘匿情報配信マトリックス500を記憶する。秘匿情報配信マトリックス500では、送信すべきでない情報として、3Dモデルの外観を表すためのデータである形状データ(ファセットデータ)、製品の加工情報、部品構成等を示す製品情報、寸法等を記したアノテーション情報、3Dモデル形状を表す手法の一つである境界情報(以下、b−rep情報ともいう)等を選択して定義できる。アノテーション情報として、具体的には、製品加工情報(PMI:Product and Manufacturing Information)、GD&T(Geometric Dimensioning and Tolerancing、3次元幾何寸法公差)等がある。秘匿情報配信マトリックス500は、フロー定義における工程毎に定義した配信可能な情報を管理するマトリックスである。図5は、秘匿情報配信マトリックス500のデータ構造例を示す説明図である。秘匿情報配信マトリックス500は、アクション欄510、形状データ欄520、加工情報欄530、製品情報欄540、境界情報欄550を有している。アクション欄510は、フロー定義におけるアクション(工程)を記憶している。形状データ欄520は、そのアクションにおいて形状データを送信すべきであるデータであるか否かを示す情報(フラグ)を記憶している。「○」は送信可能である情報であることを示しており、「×」は送信すべきでない情報であることを示している。加工情報欄530は、そのアクションにおいて加工情報を送信すべきであるデータであるか否かを示す情報を記憶している。製品情報欄540は、そのアクションにおいて製品情報を送信すべきであるデータであるか否かを示す情報を記憶している。境界情報欄550は、そのアクションにおいて境界情報を送信すべきであるデータであるか否かを示す情報を記憶している。なお、「アクション:見積もり」では、「アクション:発注」に比べて、送信すべきでない情報が多いのは、情報漏洩リスクを減少させるためであり、見積もりを行うのに必要な情報だけが指定されている。また、情報の送信先の数として、一般に、「アクション:発注」が「アクション:見積もり」よりも少ない。
調達プロセス管理モジュール190は、調達業務における、プロセス(工程)とその状態を管理する。いわゆるワークフロー処理を行う。
通信回線228、通信回線278、通信回線290の通信回線は、無線、有線、これらの組み合わせである。例えば、ある会社Aにあって、情報処理装置100、CAD装置210A、CAD装置210B、通信処理装置230は、通信回線228を介してそれぞれ接続されている。ある会社Bにあって、CAD装置260、調達処理装置270、通信処理装置280は、通信回線278を介してそれぞれ接続されている。通信回線228、通信回線278は、例えば、会社A、Bで整備されている通信インフラとしてのイントラネット等である。通信処理装置230、通信処理装置280は、外部の通信回線との通信を行うとともに、ファイアウォールの機能等を有する。会社Aから会社Bに見積もり、発注等が行われるとする。通信処理装置230、データ配信サーバー250、通信処理装置280は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、例えば、通信インフラとしてのインターネット等である。もちろんのことながら、会社A内のCAD装置210等、会社B内のCAD装置260等は複数あってもよいし、受注側の会社も複数あってもよい。データ配信サーバー250は、クラウドサービスで提供されているオンラインストレージであって、会社Aによって管理されていてもよいし、他の会社によって管理されていてもよい。
CAD装置210A等で作成された3Dモデル等の設計データが、情報処理装置100によってワークフローの工程に応じて変換されて、データ配信サーバー250に記憶される。また、会社Bの調達処理装置270は、データ配信サーバー250から設計データを取り出して、見積もり等の処理を行う。
情報処理装置100は、トランスレータモジュール310、データ管理モジュール320、ワークフロー処理モジュール330、データ変換モジュール340、配信制御モジュール350を有している。情報処理装置100は、CAD装置210から設計データを受け取り、データ配信サーバー250を介して、調達処理装置270へ工程毎の設計データを送信する。
CAD装置210は、設計者の操作により3Dモデルの形状データ、加工情報、製品情報等の設計データの作成を行う。
トランスレータモジュール310は、3Dモデルに依存したデータの標準化・平準化、属性の抽出を行う。そして、後述するデータ管理モジュール320への登録を行う。
データ管理モジュール320は、図1に例示したデータ管理モジュール110、設計データ記憶モジュール105を含む。データ管理モジュール320は、3Dモデルデータ、属性情報の登録・更新・参照・削除機能を提供しデータ管理を行う。
データ変換モジュール340は、図1に例示したデータ変換処理モジュール120を含む。データ変換モジュール340は、データ配信時に設計データの変換を行う。具体的には、データ削除、データ変換の他にフォーマット変換等を行うようにしてもよい。
配信制御モジュール350は、図1に例示したデータ配信モジュール150、データ通信モジュール160、データ配信制御モジュール170を含む。配信制御モジュール350は、データ変換モジュール340によって変換された設計データをデータ配信サーバー250を介して、取引先である調達処理装置270へ送信する。
データ配信サーバー250は、データを外部(取引先である調達処理装置270等)に配信するオンラインストレージ機能を提供する。
配信先(取引先)である調達処理装置270は、データ配信サーバー250にアクセスし、登録された配信データ(設計データ)を取得する。
作成した設計データは、ローカルディスク又はCADシステムとして構成したPDM(Product Data Management)に一時的に保存しておく。
データ管理モジュール320が表示する登録メニューへの指示に基づいて、作成した設計データを、トランスレータモジュール310を介して、データ管理モジュール320へ登録する。図4は、登録画面400の例を示す説明図である。登録画面400は、図面ファイル欄410、構成情報ファイル欄420、登録属性欄430を有している。登録属性欄430は、部品名欄440、材料情報欄450、重心情報欄460、体積情報欄470を有している。登録画面400では、図面ファイル欄410で設計データである図面ファイル、構成情報ファイル欄420で構成情報ファイルへの参照パス、登録属性欄430でデータ管理モジュール320に検索用属性として登録する属性を指定する。登録属性欄430には、例えば部品名欄440(部品番号であってもよい)、材料情報欄450、重心情報欄460、体積情報欄470等による指定を可能とする。
なお、設計者が所属する設計グループの他のグループ員は、データ管理モジュール320の検索・取得機能を使い、DR(デザインレビュー)等を行い、設計データが不正な場合は、データ管理モジュール320の削除・変更機能を使ってデータを改版し、設計データの一元管理を行う。
また、ワークフロー処理モジュール330では、操作者の操作に基づいて調達フローのプロセスの定義を行い(後述するフロー定義画面600を用いた定義)、その工程である“見積もり依頼620”、“発注依頼650”に対し、それぞれ後述する“見積もりアクション”、“発注アクション”を実行するプログラムを定義し、調達データ記憶モジュール185に格納しておく。これらの実行プログラムはワークフロー処理モジュール330から起動できるよう、情報処理装置100内に配置する。図6は、フロー定義画面600の例を示す説明図である。フロー定義画面600には、フロー名欄610が表示されている。そのフロー名欄610内のフローで定義されている工程群として、順に開始615、見積もり依頼620、承認625、発注先決定630、承認640、発注依頼650、納品確認660、終了665を表示している。この中で、見積もり依頼620、発注依頼650には、外部へ設計データを送信する処理が定義されている。
図8に見積もり工程における見積もり依頼画面800の例を示す。見積もり依頼画面800には、図面番号欄810、希望納期欄820、見積もり先欄830が表示されている。見積もり依頼画面800例では、図面番号欄810に図面番号、希望納期欄820に希望納期を入力するとともに、見積もり先欄830に「見積もり先」を1つ又は複数指定することで、「一社限定見積もり」又は「相見積もり」を行うようになっている。
「見積もりアクション」を実行するプログラムでは、
a)データ管理モジュール320から図面番号で指定した見積もり対象の設計データ、
b)調達データ記憶モジュール185に格納してある調達先候補テーブル700から調達先として指定した見積もり先情報、
c)調達データ記憶モジュール185に格納してある秘匿情報配信マトリックス500から「見積もり」工程で配信可能な秘匿情報一覧、
を取得し、c)の秘匿情報一覧とa)の設計データをデータ変換モジュール340に送信する。
再作成したデータは、調達先毎にデータ配信サーバー250にアップロード処理を行う。この際、格納したデータには、1つ又は複数の調達先担当者のみが参照可能とする参照アクセス権(調達先候補テーブル700のアクセスパスワード欄780)を付与する。
データ格納が完了した際は、調達先担当者へ格納先データへのアクセスURLを含めた見積もり依頼を行う旨を記載した電子メール(調達先候補テーブル700のMail連絡先欄730)を送信する。その電子メールを受信した調達先担当者の操作によって、調達処理装置270は、データ配信サーバー250へアクセスし、予め登録してあるアクセスパスワード(調達先候補テーブル700のアクセスパスワード欄780)による認証後、設計データを取得し、見積もり作業を開始する。
調達先での調達処理装置270による見積もり作業では、設計情報・ノウハウの不用な流出を低減するために、例えば、形状データのみが含まれている場合、設計詳細情報を用いた処理、例えばシミュレーション等による評価は行えないことになる。
調達先での見積もり作業が完了した場合は、見積もり額とともに発注先へ電子メール、ファックス等で見積もり書を送付する。
見積もり書取得により、相見積もりの場合は発注先を決定し、見積もりアクションを終了する。
見積もりアクション終了時に、データ配信サーバー250に格納した設計データのアクセス権を削除し、以降の不用なアクセスを抑止する。また、データ配信サーバー250から設計データそのものを削除するようにしてもよい。
「発注アクション」を実行するプログラムでは、前述の「見積もりアクション」のa),b),c)を、秘匿情報配信マトリックス500の「発注」アクションの秘匿情報を使って、同様の処理を行い、発注先へ発注依頼を実施する。
ステップS902では、調達フロープロセス情報を取得する。ここでは、type情報が、プロセス「見積もり依頼」又はプロセス「発注依頼」であるとする。
ステップS904では、配布先情報を取得する。
ステップS906では、設計データであるCADデータを取得する。
ステップS908では、CADデータがないか否かを判断し、ない場合はステップS934へ進み、それ以外の場合はステップS910へ進む。
ステップS910では、秘匿情報配信マトリックス500を取得する。
ステップS912では、現在のアクション(工程)は、秘匿情報配信マトリックス500内のアクション欄510にあるか否かを判断し、ある場合はステップS914へ進み、それ以外の場合はステップS916へ進む。
ステップS914では、秘匿情報配信マトリックス500から送付不可の秘匿情報を読み込む。
ステップS916では、デフォルトの(予め定められた)送付不可の秘匿情報を適用する。デフォルトの送付不可の秘匿情報としては、例えば、秘匿情報配信マトリックス500の各アクションのうち、最も秘匿すべき情報が多いアクションにおける秘匿情報を適用してもよいし、任意に適用する秘匿情報を定めてもよい。
ステップS918では、データ変換を行う(秘匿情報を削除又は変換する)。処理の詳細は、図10に例示のフローチャートを用いて後述する。
ステップS920では、ステップS918で変換エラーが発生したか否かを判断し、発生した場合はステップS934へ進み、それ以外の場合はステップS922へ進む。
ステップS924では、配布先ループを開始する。変数userを調達先候補テーブル700内の配布先ユーザーとする。
ステップS926では、変数user(配布先ユーザー)のアクセス権を付与する。
ステップS928では、変数user(配布先ユーザー)への電子メールによる通知を行う。
ステップS930では、全ての配布先について処理した場合は、配布先ループを終了する。
ステップS932では、受付完了を通知する。
ステップS934では、ステップS908又はステップS920でエラーが発生したことの通知を行う。
ステップS1002では、秘匿情報配信マトリックス500からそのアクション(工程)において送付不可の秘匿情報アイテム群を取得する。
ステップS1004では、設計情報であるCADデータの読み込みを行って、そのCADデータ内に含まれている属性情報(加工情報、製品情報、境界情報等)の解析を行う。
ステップS1006では、解析エラーが生じたか否かを判断し、生じた場合はステップS1022へ進み、それ以外の場合はステップS1008へ進む。
ステップS1008では、CADデータに含まれている属性情報の秘匿情報一覧を作成する。
ステップS1012では、秘匿情報配信マトリックス500で変数Itemが送付不可であるか否かを判断し、送付不可である場合はステップS1014へ進み、それ以外の場合はステップS1010へ戻り次の変数Itemの処理を行う。つまり、ステップS1002で取得したアイテムとステップS1004で解析した属性情報が合致する場合は、ステップS1014へ進む。
ステップS1014では、変数Itemの秘匿情報をCADデータから削除又は変更する。
ステップS1016では、全ての秘匿情報アイテムを処理した場合は、秘匿情報一覧ループを終了する。
ステップS1018では、変換した設計データを保存する。
ステップS1020では、変換した設計データ保存に失敗したか否かを判断し、失敗した場合はステップS1022へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS1099)。
ステップS1022では、エラーが発生して終了したことの通知を行う。したがって、この場合、図9に例示のフローチャートのステップS934に進むことになる。
なお、図11に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図11に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図11に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…設計データ記憶モジュール
110…データ管理モジュール
120…データ変換処理モジュール
130…データ変換指示モジュール
140…調達プロセス処理モジュール
150…データ配信モジュール
160…データ通信モジュール
170…データ配信制御モジュール
180…調達データ管理モジュール
185…調達データ記憶モジュール
190…調達プロセス管理モジュール
210…CAD装置
228…通信回線
230…通信処理装置
250…データ配信サーバー
260…CAD装置
270…調達処理装置
278…通信回線
280…通信処理装置
290…通信回線
310…トランスレータモジュール
320…データ管理モジュール
330…ワークフロー処理モジュール
340…データ変換モジュール
350…配信制御モジュール
Claims (5)
- 設計情報にかかわるフロー定義にしたがった工程が予め定められた工程である場合は、該工程では送信すべきでない情報を決定する決定手段と、
前記設計情報から前記決定手段によって決定された情報を削除することによって、該設計情報を変換する変換手段と、
前記変換手段による変換結果である設計情報を外部に送信する送信手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記送信手段が送信する外部は複数あり、送信する情報は送信する外部毎に同じ情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記決定手段は、工程と送信すべきでない情報とを対応付けた記憶手段から、対象となっている工程に対応する送信すべきでない情報を抽出することによって、送信すべきでない情報を決定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記変換手段は、前記決定手段によって決定された情報を他の情報に変換する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
設計情報にかかわるフロー定義にしたがった工程が予め定められた工程である場合は、該工程では送信すべきでない情報を決定する決定手段と、
前記設計情報から前記決定手段によって決定された情報を削除することによって、該設計情報を変換する変換手段と、
前記変換手段による変換結果である設計情報を外部に送信する送信手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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