JP2008077141A - 設計データ送付システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計データに含まれる秘匿情報の漏洩を適切に防ぐための仕組みを提供する。
【解決手段】設計データ送付システムが、送付先毎に開示が禁止されている秘匿情報の種類を記憶している開示禁止情報テーブル16と、送付対象とする設計データ及び送付先の指定をユーザに入力させる送付管理サーバ10と、設計データに含まれている秘匿情報の種類を検査するパラメータ情報検査部15と、を備える。指定された送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が設計データに含まれていない場合に、送付管理サーバ10は設計データを送付先に送付する。
【選択図】図1

Description

本発明は、秘匿情報を含む設計データをネットワークを介して送付するための技術に関する。
近年、自動車部品などの機械設計においては、パラメトリック機能を有する3次元CADシステムが利用されている。この種のCADシステムの特徴は、部品の各部の寸法、形状、位置関係などをパラメータの組み合わせで定義できることにある。パラメータの組み合わせには、「A=2×B (Aの寸法は、Bの寸法の2倍)」といった演算式の他、IF文などの制御構文や関数を用いたロジック(マクロ)を定義できるものもある。機械部品にあっては、構造上や加工上の理由から、各部の寸法、位置関係などに相関(制約条件)があることが多いので(例えば、ドアの高さに依存してヒンジの位置が決まるなど。)、このような相関をパラメトリックに定義し、予めテンプレート化しておくと、設計作業の容易化や設計ミスの低減を図ることができるという利点がある。
上記CADシステムから出力される設計データには、具体的数値にて図形を規定する「形状データ」だけでなく、パラメータ及びその組み合わせを定義する情報(以下、「パラメータ情報」あるいは「テンプレートデータ」とよぶ。)も含まれることとなる。このパラメータ情報は設計ノウハウそのものとも言えるから、他の作業者、部署、会社などと設計データをやり取りする際には、その取り扱いに十分注意を払わなければならない。従来は、設計データの用途に応じてユーザ自身が不要なパラメータ情報を適宜削除した後、その設計データを相手方に送付する、という運用がとられていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、部品点数が膨大であったり、部品の形状・構造が複雑であったりすると、設計データに含まれるパラメータ情報の種類及び量も非常に多くなる。また、他人が作成した設計データを流用する場合には、どのような種類のパラメータ情報が含まれているのか判断がつかないこともある。さらに、送付先との関係(社内か社外か)や契約内容(秘密保持契約の有無)に応じて、開示が許される情報の範囲が異なってくるが、そのような送付先毎のセキュリティレベルの違いをユーザ自身が把握するのは面倒である。
このような事情から、開示の禁止されているノウハウが設計データに含まれているかどうかを調べたり、ノウハウ削除のためにデータを加工したりするのに相当な時間を必要としてしまい、上記運用ルールの徹底を図るのが困難であった。それゆえ、従来は、秘匿性の高いノウハウが社外に流出してしまう問題が多々発生していた。しかも、ユーザ側の運用に任されていたことから、ノウハウが流出したことさえ発見できなかった。
特開2001−357088号公報 特開2003−186922号公報 特開平5−307589号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、設計データに含まれる秘匿情報の漏洩を適切に防ぐための仕組みを提供することにある。
本発明は、コンピュータシステムによって、ユーザから設計データの送付要求を受け付
け、その設計データに秘匿情報が含まれているかを検査して、設計データの送付の可否を自動で判断するものである。この仕組みによって、ユーザ自身が送付可否の判断をしたりデータ加工をしたりする必要がなくなるとともに、秘匿性の高いノウハウの漏洩を適切に防ぐことができるようになる。ここで、「秘匿情報」とは、設計データに含まれる情報のうち設計ノウハウに関わる情報をいい、およそ形状データ以外の情報はすべて秘匿情報に該当し得る。典型的には、パラメータ、パラメータの演算式、ロジック(マクロ)、フィーチャのヒストリ(作業手順)などが秘匿情報に含まれる。
具体的に、本発明の第1態様は、
秘匿情報を含む設計データをネットワークを介して送付するためのシステムであって、
送付先毎に開示が禁止されている秘匿情報の種類を記憶している記憶手段と、
送付対象とする設計データ及び送付先の指定をユーザに入力させる入力手段と、
前記設計データに含まれている秘匿情報の種類を検査する検査手段と、
指定された送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が前記設計データに含まれていない場合に、前記設計データを前記送付先に送付する送付手段と、
を備えることを特徴とする設計データ送付システムである。
この構成によれば、開示が禁止されている情報が設計データに含まれているかどうかを送付先に応じてシステムが自動的に判断し、もし含まれている場合にはその設計データの送付を禁止(中止)する。これにより、ユーザが特に意識することなく、重要な設計ノウハウの漏洩が自動的に防止される。しかも、送付先毎に開示の可否(セキュリティレベル)を設定できるので、利便性及び柔軟性に優れたシステム構築が可能である。
また、本発明の第2態様は、
秘匿情報を含む設計データをネットワークを介して送付するためのシステムであって、
送付先毎に開示が禁止されている秘匿情報の種類を記憶している記憶手段と、
送付対象とする設計データ、送付先、及び、秘匿情報の送付の要否の指定をユーザに入力させる入力手段と、
設計データに含まれている秘匿情報を削除する削除手段と、
設計データに含まれている秘匿情報の種類を検査する検査手段と、
設計データを送付先に送付する送付手段と、を備え、
秘匿情報の送付が不要という指定の場合には、前記削除手段が前記設計データに含まれる秘匿情報を削除して、前記送付手段が秘匿情報の削除された前記設計データを前記送付先に送付し、
秘匿情報の送付が必要という指定の場合には、前記検査手段が前記設計データを検査して、前記送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が前記設計データに含まれていない場合に、前記送付手段が前記設計データを前記送付先に送付する
ことを特徴とする設計データ送付システムである。
この構成によれば、ユーザは設計データ送付時に秘匿情報の送付の要否を選択できる。送付不要の場合は、設計データに含まれる秘匿情報が(開示が禁止されているものか否かに拘わらず)自動的に削除された後、設計データが送付される。例えば、送付先に形状データのみを渡せば十分な場合は、この機能を利用すればよい。一方、送付要の場合は、第1態様と同様、開示が禁止されている情報が設計データに含まれているかどうかを送付先に応じてシステムが自動的に判断し、もし含まれている場合にはその設計データの送付を禁止(中止)する。これにより、重要な設計ノウハウの漏洩が自動的に防止される。
上記システムが、指定された送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が前記設計データに含まれていた場合に、前記設計データを送付できない旨を前記ユーザに通知する通知手段をさらに備えることが好ましい。
なお、本発明は、上記手段の少なくとも一部を有する設計データ送付システムとして捉えることができる。また、本発明は、上記処理の少なくとも一部を含む設計データ送付方法、または、かかる方法をコンピュータシステムに実行させるプログラム、もしくは、そのプログラムを記憶した記憶媒体として捉えることもできる。上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、設計データに含まれる秘匿情報の漏洩を適切に防ぐことができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の実施形態に係る設計データ送付システムの全体構成を示している。
この設計データ送付システム1は、CADシステムで作成された設計データ(CADデータ)をネットワークを介して簡単かつ安全に送付するための環境を提供するシステムである。このシステムは、例えば、共同設計者、部品製造業者、解析・シミュレーション部門などに設計データを引き渡す際に利用される。
上述のように、CADシステムから出力される設計データには、形状データだけでなく、パラメータ情報やフィーチャのヒストリのような付加的な情報が含まれることがある。これらの情報は設計ノウハウと等価な秘匿情報であるため、データ送付先で設計変更作業が発生するなどの特別な場合を除き、外部に漏れないようにすべきである。本実施形態の設計データ送付システム1は、送付対象とする設計データにこれらの秘匿情報が含まれるか否かを自動判別し、必要に応じて秘匿情報の削除処理やデータ送付の禁止処理を実行するものである。以下、具体的な構成について述べる。
設計データ送付システム1は、ハードウエア的には、CPU(中央演算処理装置)、主記憶装置(メモリなど)、補助記憶装置(ハードディスクなど)、表示装置、入力装置などを備えた汎用のコンピュータシステムで構成される。設計データ送付システム1はネットワークに接続されており、LAN又は広域ネットワーク(インターネットなど)を介して、データ共有サーバ2、ユーザ端末3、1次承認者端末4、2次承認者端末5、送付先端末6とデータ通信可能である。
設計データ送付システム1は、その機能として、送付管理サーバ10、設計データ記憶部11、送付先アドレステーブル12、XVL変換部13、パラメータ情報削除部14、パラメータ情報検査部15、開示禁止情報テーブル16、メールサーバ17を備えている。これらの機能は、補助記憶装置に格納されたプログラムが主記憶装置に読み込まれ、CPUによって実行されることで実現されるものである。なお、これらの機能は1台のコンピュータシステムで実現することもできるし、複数のコンピュータシステムで実現することもできる。
送付管理サーバ10は、システム全体を統括して、後述する設計データの送付処理を遂行するメインの機能である。また、送付管理サーバ10は、ユーザ端末3や承認者端末4,5の窓口的役割も担っており、具体的には、ユーザや承認者のログオンを管理する機能、情報の入出力を行うためのユーザインターフェイスを各端末に対して提供する機能などを備えている。本実施形態の送付管理サーバ10はWebサーバをベースに構築されており、ユーザ端末3や承認者端末4,5からはWebクライアントを利用して送付管理サーバ10にアクセス可能である。
設計データ記憶部11は、CADシステムで作成された設計データを記憶・管理しているデータベースである。また、送付先アドレステーブル12は、設計データの送付先のアドレスがリストされたテーブルである。XVL変換部13は、設計データをXVL(extensible Virtual reality description Language)データに変換する機能である。XVLとは、3次元形状をWeb上で表現するためのファイルフォーマットであり、3次元CADの形状データをコンピュータ上で簡易的に閲覧・確認するのに適している。
パラメータ情報削除部14は、設計データに含まれる秘匿情報を削除する機能である。パラメータ情報検査部15は、開示が禁止されている種類の秘匿情報が設計データに含まれているか否かを検査する機能である。開示禁止情報テーブル16は、送付先毎に開示が禁止されている秘匿情報の種類を記憶しているテーブルである。これらの機能の詳細は後述する。
なお、本実施形態においては、送付管理サーバ10が本発明の入力手段及び送付手段に相当し、開示禁止情報テーブル16が本発明の記憶手段に相当し、パラメータ情報削除部14が本発明の削除手段に相当し、パラメータ情報検査部15が本発明の検査手段に相当する。
データ共有サーバ2は、ユーザと送付先との間でのデータ共有を仲介するサーバである。つまり、ユーザから送付される設計データは、送付先端末6に直接送信されるのではなく、データ共有サーバ2に一時的に格納される。送付先端末6(受取者)は、インターネットを介してデータ共有サーバ2にアクセスし、自分に送付されてきた設計データをダウンロードするのである。
ユーザ端末3、1次承認者端末4、2次承認者端末5、送付先端末6は、それぞれ、設計データの送付者(ユーザ)、1次承認者、2次承認者、設計データの受取者が利用する端末である。これらの端末も汎用的なコンピュータシステムで構築することができる。また、CADシステムが実装されたコンピュータシステムを上記端末として利用することも可能である。
<設計データの送付処理>
図2のフローチャートに沿って、本システムにおける設計データ送付処理の流れを説明する。
まずユーザは、ユーザIDとパスワードを用いて、ユーザ端末3から設計データ送付システム1(送付管理サーバ10)にログオンする(ステップS100)。ここでユーザ認証を要求するのは、ユーザ毎に、アクセス可能な設計データの範囲や送付先アドレステーブルが異なるためである。
ログオンが成功したら、送付管理サーバ10は、送付対象とする設計データをユーザに指定させる(ステップS101)。具体的には、送付管理サーバ10は、当該ユーザがアクセス可能な(送付可能な)設計データの一覧を設計データ記憶部11から取得し、図3に示すような送付対象データ選択画面をユーザ端末3に表示する。ユーザが、この画面上で送付対象とする設計データを1つ又は複数選択し、実行ボタンを押すと、その情報が送付管理サーバ10に送られる。図3は、フォルダ「BODY_DATA01/AAA/0001X」内にある5つの設計データのうち、「abcd0001」「abcd0002」「abcd0003」の3つのデータが送付対象として選択されている例を示している。
次に、送付管理サーバ10は、送付先・秘匿情報の送付の要否などの送付情報の入力をユーザに要求する(ステップS102)。図4はユーザ端末3に表示される送付情報入力画面の一例である。送付情報入力画面の上部にはステップS101で指定された設計データのリストが表示されている。この画面において送付先追加ボタンを押すと、送付先アドレステーブル12に予め登録されている送付先の一覧が表示され、ユーザはその中から所望の送付先を1つ又は複数選択することができる。また、ユーザは、秘匿情報の送付の要否を指定することができる(デフォルトでは「不要」)。さらに必要に応じて、ユーザは、送付先へのコメントを入力したり、設計データ以外のデータを添付することも可能である。送付情報入力後、ユーザが送信ボタンを押すと、これらの情報が送付管理サーバ10に送られる。
送付管理サーバ10は、秘匿情報の送付が「不要」か「必要」かで以下のように処理を分岐させる(ステップS103)。
(1)秘匿情報の送付が「不要」の場合
この場合のセキュリティポリシーは、
・秘匿情報は全て削除(形状データのみ送付)
・1次承認者による承認が必要
というものである。
具体的には、送付管理サーバ10が、XVL変換部13を利用して設計データから承認用(確認用)のXVLデータを生成するとともに、1次承認者に対して電子承認を依頼する旨の電子メールを送付する(ステップS104)。1次承認者は、1次承認者端末4においてXVLデータと送付情報を確認し、設計データの送付を許諾するか否か決定する。ここで承認がとれれば、次のステップS105に進む。図示しないが、承認否決の場合には、その旨の電子メールがユーザに送られる。
ステップS105では、送付管理サーバ10が、パラメータ情報削除部14を利用して設計データに含まれている秘匿情報を全て削除する。
図5は、設計データのデータ構造を模式的に表したものである。この例では、設計データ100の中に、形状データ110、パラメータ情報(名称:ABC001)120、パラメータ情報(名称:XYZ012)121の3つのデータブロックが含まれている。それぞれのデータブロックの範囲や種別は、ヘッダ情報あるいはタグ情報を調べることで判別可能であるものとする。
パラメータ情報削除部14は、送付管理サーバ10から設計データ100を受け取ると、その設計データ100に秘匿情報が含まれているか否かを調べる。そして、パラメータ情報削除部14は発見した秘匿情報(図5の場合は、パラメータ情報120,121)をすべて削除して、形状データ110のみの設計データを生成する。
続いて、送付管理サーバ10が、秘匿情報の削除された設計データをデータ共有サーバ2に送信し、そのダウンロードページのURLを含む電子メールを送付先のメールアドレスに送信する(ステップS106)。
設計データの受取者は、送付先端末6から上記URLで指定されたダウンロードページにアクセスすることで、設計データをダウンロードすることができる。また、受取者は、このダウンロードページにおいて、送付情報入力画面で入力されたコメントを閲覧したり、添付データをダウンロードしたりすることもできる。
(2)秘匿情報の送付が「必要」の場合
この場合のセキュリティポリシーは、
・指定された送付先に開示が禁止されていない種類の秘匿情報であれば、設計データの送付を許諾(秘匿情報を送付する具体的理由が必要)
・ただし、指定された送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が1つでも含まれていたら、設計データの送付は禁止
・1次承認者(主として形状データの確認)及び2次承認者(主として秘匿情報の確認)による承認が必要
というものである。
まず、送付管理サーバ10は、秘匿情報を送付する具体的理由の入力をユーザに要求する(ステップS110)。図6はユーザ端末3に表示される送付理由入力画面の一例である。ここで入力された送付理由は送付管理サーバ10に送られる。
次に、送付管理サーバ10は、ステップS104と同様にして、承認用のXVLデータを生成し、1次承認者に対して電子承認を依頼する旨の電子メールを送付する(ステップS111)。1次承認者は、1次承認者端末4においてXVLデータ、送付情報及び送付理由を確認し、秘匿情報付き設計データの送付を許諾するか否か決定する。ここで承認がとれれば、次のステップS112に進む。図示しないが、承認否決の場合には、その旨の電子メールがユーザに送られる。
ステップS112では、送付管理サーバ10が、パラメータ情報検査部15を利用して、当該送付先に開示が禁止されている秘匿情報が設計データに含まれているか否か検査する。
図7は、開示禁止情報テーブル16の一例である。この例では、名称「ABC*」及び「DEF*」のパラメータ情報を「S社」に開示すること、並びに、名称「GHI*」及び「JKL*」のパラメータ情報を「T社」に開示することが禁止されている。なお、「*」は任意の文字列を表すワイルドカードである。
パラメータ情報検査部15は、送付管理サーバ10から設計データ100及び送付先の情報を受け取ると、設計データ100に含まれる秘匿情報の名称を抽出し、それらを開示禁止情報テーブル16と照合する。例えば、送付先が「S社」であった場合には、パラメータ情報(名称:ABC001)120が開示禁止情報に該当するので、パラメータ情報検査部15は検査結果として「NG」を送付管理サーバ10に返信する。送付先が「T社」であった場合には、設計データ100には開示禁止情報が含まれないので、検査結果は「OK」となる。
検査結果がNGの場合、送付管理サーバ10は、設計データの送付は不可である旨の電子メールをユーザに送付する(ステップS113)。
検査結果がOKの場合、送付管理サーバ10は、2次承認者に対して電子承認を依頼する旨の電子メールを送付する(ステップS114)。2次承認者は、2次承認者端末5においてXVLデータ、送付情報、送付理由、及び、設計データに含まれる秘匿情報の種類を確認し、秘匿情報付き設計データの送付を許諾するか否か決定する。2次承認もOKであれば、送付管理サーバ10が、秘匿情報付きの設計データをデータ共有サーバ2に送信し、そのダウンロードページのURLを含む電子メールを送付先のメールアドレスに送信する(ステップS115)。図示しないが、2次承認がNGの場合は、その旨の電子メールがユーザに送られる。
設計データの受取者は、送付先端末6から上記URLで指定されたダウンロードページにアクセスすることで、秘匿情報付きの設計データをダウンロードすることができる。また、受取者は、このダウンロードページにおいて、送付情報入力画面で入力されたコメントを閲覧したり、添付データをダウンロードしたりすることもできる。
<本システムの利点>
以上述べた設計データ送付システム1を利用すれば、秘匿情報が削除された設計データか、送付先に開示が禁止されていない種類の秘匿情報のみを含む設計データしか、送付できない。よって、設計ノウハウとして保護すべき秘匿情報の漏洩を適切に防止することができる。
また、秘匿情報の削除、開示禁止情報か否かの検査、設計データ送付の可否といった処理がシステム側で自動で行われるので、ユーザの負担はほぼゼロになり、セキュリティの徹底が容易に実現できる。
しかも、送付先毎に開示の可否(セキュリティレベル)を設定できるので、利便性及び柔軟性に優れたシステム構築が可能である。
なお、上記実施形態は本発明の一具体例を例示したものにすぎない。本発明の範囲は上記実施形態に限られるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。
たとえば、秘匿情報の送付の要否の入力を省略し、上記「(2)秘匿情報の送付が「必要」の場合」の処理だけを実行するようなシステム仕様でもよい。また、上記ステップS112での検査結果がNGの場合に、開示禁止情報に該当する秘匿情報を削除した設計データを送付できるような仕様にしてもよい。また、データ共有サーバでデータの授受を仲介する構成ではなく、メール添付やFTPなどを利用して設計データを送付先に直接送付するようにしてもよい。
図1は、設計データ送付システムの全体構成を示す図である。 図2は、設計データの送付処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、送付対象データ選択画面の一例を示す図である。 図4は、送付情報入力画面の一例を示す図である。 図5は、設計データのデータ構造を模式的に示す図である。 図6は、送付理由入力画面の一例を示す図である。 図7は、開示禁止情報テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 設計データ送付システム
2 データ共有サーバ
3 ユーザ端末
4 1次承認者端末
5 2次承認者端末
6 送付先端末
10 送付管理サーバ
11 設計データ記憶部
12 送付先アドレステーブル
13 XVL変換部
14 パラメータ情報削除部
15 パラメータ情報検査部
16 開示禁止情報テーブル
17 メールサーバ
100 設計データ
110 形状データ
120,121 パラメータ情報

Claims (6)

  1. 秘匿情報を含む設計データをネットワークを介して送付するためのシステムであって、
    送付先毎に開示が禁止されている秘匿情報の種類を記憶している記憶手段と、
    送付対象とする設計データ及び送付先の指定をユーザに入力させる入力手段と、
    前記設計データに含まれている秘匿情報の種類を検査する検査手段と、
    指定された送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が前記設計データに含まれていない場合に、前記設計データを前記送付先に送付する送付手段と、
    を備えることを特徴とする設計データ送付システム。
  2. 秘匿情報を含む設計データをネットワークを介して送付するためのシステムであって、
    送付先毎に開示が禁止されている秘匿情報の種類を記憶している記憶手段と、
    送付対象とする設計データ、送付先、及び、秘匿情報の送付の要否の指定をユーザに入力させる入力手段と、
    設計データに含まれている秘匿情報を削除する削除手段と、
    設計データに含まれている秘匿情報の種類を検査する検査手段と、
    設計データを送付先に送付する送付手段と、を備え、
    秘匿情報の送付が不要という指定の場合には、前記削除手段が前記設計データに含まれる秘匿情報を削除して、前記送付手段が秘匿情報の削除された前記設計データを前記送付先に送付し、
    秘匿情報の送付が必要という指定の場合には、前記検査手段が前記設計データを検査して、前記送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が前記設計データに含まれていない場合に、前記送付手段が前記設計データを前記送付先に送付する
    ことを特徴とする設計データ送付システム。
  3. 指定された送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が前記設計データに含まれていた場合に、前記設計データを送付できない旨を前記ユーザに通知する通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の設計データ送付システム。
  4. 秘匿情報を含む設計データをネットワークを介して送付するための方法であって、
    送付先毎に開示が禁止されている秘匿情報の種類を記憶しているコンピュータシステムが、
    送付対象とする設計データ及び送付先の指定をユーザに入力させる入力処理と、
    前記設計データに含まれている秘匿情報の種類を検査する検査処理と、
    指定された送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が前記設計データに含まれていない場合に、前記設計データを前記送付先に送付する送付処理と、
    を実行することを特徴とする設計データ送付方法。
  5. 秘匿情報を含む設計データをネットワークを介して送付するための方法であって、
    送付先毎に開示が禁止されている秘匿情報の種類を記憶しているコンピュータシステムが、
    送付対象とする設計データ、送付先、及び、秘匿情報の送付の要否の指定をユーザに入力させる入力処理と、
    秘匿情報の送付が不要という指定の場合には、前記設計データに含まれる秘匿情報を削除して、前記秘匿情報の削除された前記設計データを前記送付先に送付する処理と、
    秘匿情報の送付が必要という指定の場合には、前記設計データに含まれている秘匿情報の種類を検査して、前記送付先に開示が禁止されている種類の秘匿情報が前記設計データに含まれていない場合に、前記設計データを前記送付先に送付する処理と、
    を実行することを特徴とする設計データ送付方法。
  6. 請求項4又は5に記載の設計データ送付方法をコンピュータシステムに実行させることを特徴とするプログラム。
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