JP6287147B2 - 捺染方法 - Google Patents

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Description

本発明は、捺染方法に関する。
従来、綿、絹、ウール、化学繊維、混紡等の布帛に対する捺染は、染型を用いて行うスクリーン捺染装置が用いられていたが、近年、インクジェットプリンターの技術の向上により、インクジェット方式による印捺を行うインクジェット捺染装置が注目されている(例えば、特許文献1参照)。
インクジェット捺染は、スクリーン捺染で用いられる染型が不用であり、デジタル化されたデザインを利用することができる。したがって、顧客の要求に応じた細かいデザインの変更などに迅速に対応することができ、生産時間を大幅に短縮することができる。また、色のグラデーションを表現することができるなど、デザインの自由度が大きいという利点がある。
インクジェット捺染装置を用いて捺染を行う際には、例えば小型の捺染装置(サンプル捺染装置)を用いて予めサンプルを捺染し、当該サンプルの状態に応じて適宜デザインの変更などを行った後、インクジェット捺染装置を用いて本捺染を行う場合がある。サンプルの捺染は、インクジェット捺染装置(主捺染装置)で行う捺染の捺染条件を設定する目安とするための作業であるため、できる限り主捺染装置による捺染条件に近い条件にすることが望ましく、例えば、インクジェット捺染装置で実際に捺染する布帛(媒体)の原反から切り出した媒体サンプルを用いて行われる。
特開2009−173443号公報
しかしながら、本捺染用の布帛から切り出した媒体サンプルを使用したとしても、サンプル捺染用の捺染装置への媒体サンプルの保持のされ方によっては、捺染状態が再現されないという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例に係る捺染方法は、液体を噴射するヘッド部と、被記録媒体を位置決め状態で保持する印刷用トレイと、前記印刷用トレイを前記ヘッド部による印刷位置に搬送する搬送機構と、前記搬送機構の搬送経路で前記印刷用トレイの一部をガイドするガイド部と、を備える捺染装置を用いた捺染方法であって、前記印刷用トレイは粘着剤により前記被記録媒体を保持することを特徴とする。
本適用例によれば、捺染装置による捺染方法において、被記録媒体は、印刷用トレイの粘着剤によって保持された状態で搬送され、また、印刷用トレイは、その一部をガイドによってガイドされて印刷位置に搬送されるので、被記録媒体を簡便な方法で、印刷位置に再現性の高い状態で搬送することができる。その結果、再現性の高い捺染状態を実現することができる。
[適用例2] 上記適用例に係る捺染方法において、前記印刷用トレイの前記被記録媒体を保持する保持面には、前記印刷用トレイの一端面に対して一定の角度を有する目盛が設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷用トレイへ被記録媒体をセットする場合、保持面に、一端面に対して一定の角度を有する目盛が設けられているので、被記録媒体を印刷用トレイにセットする際に再現性の高い状態での保持が比較的容易にできるというメリットがある。
[適用例3] 上記適用例に係る捺染方法において、前記ガイド部は前記一端面をガイドすることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷用トレイの一端面をガイド部がガイドして印刷用トレイを印刷位置に搬送することになる。また、一端面に対して一定の角度を有する目盛が印刷用トレイの保持面に設けられていて、一端面または目盛を目安として被記録媒体を印刷用トレイにセットすることができるので、被記録媒体が再現性の高い状態で印刷位置に搬送することが可能であり、再現性の高い捺染状態を実現することができる。
[適用例4] 本適用例に係る捺染装置は、液体を噴射するヘッド部と、被記録媒体を位置決め状態で保持する印刷用トレイと、前記印刷用トレイを前記ヘッド部による印刷位置に搬送する搬送機構と、前記搬送機構の搬送経路で前記印刷用トレイの一部をガイドするガイド部と、を備え、前記印刷用トレイは、前記被記録媒体を粘着剤により保持することを特徴とする。
本適用例の捺染装置によれば、被記録媒体は、印刷用トレイの粘着剤によって保持された状態で搬送され、また、印刷用トレイは、その一部をガイドによってガイドされて印刷位置に搬送されるので、被記録媒体を簡便な方法で、印刷位置に再現性の高い状態で搬送することができ、再現性の高い捺染状態を実現することができる。
[適用例5] 上記適用例に係る捺染装置において、前記印刷用トレイの前記被記録媒体を保持する保持面には、前記印刷用トレイの一端面に対して一定の角度を有する目盛が設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷用トレイへ被記録媒体をセットする場合、保持面に、一端面に対して一定の角度を有する目盛が設けられているので、被記録媒体を印刷用トレイにセットする際に再現性の高い状態での保持が比較的容易にできるというメリットがある。
[適用例6] 上記適用例に係る捺染装置において、前記ガイド部は前記一端面をガイドすることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷用トレイの一端面をガイド部がガイドして印刷用トレイを印刷位置に搬送することになる。また、一端面に対して一定の角度を有する目盛が印刷用トレイの保持面に設けられていて、一端面または目盛を目安として被記録媒体を印刷用トレイにセットすることができるので、被記録媒体が再現性の高い状態で印刷位置に搬送することが可能であり、再現性の高い捺染状態を実現することができる。
[適用例7] 本適用例に係る捺染システムは、媒体保持部に保持された被記録媒体に対して液体を噴射する第一ヘッド部を有し、前記被記録媒体に対して捺染動作を行う主捺染装置と、前記被記録媒体に対して前記液体を噴射する第二ヘッド部を有し、前記被記録媒体に対して捺染動作を行う副捺染装置と、を備えた捺染システムであって、前記副捺染装置は、前記被記録媒体を位置決め状態で保持する印刷用トレイと、前記印刷用トレイを前記第二ヘッド部による印刷位置に搬送する搬送機構と、前記搬送機構の搬送経路で前記印刷用トレイの一部をガイドするガイド部と、を有し、前記印刷用トレイは粘着剤により前記被記録媒体を保持することを特徴とする。
本適用例によれば、副捺染装置において、被記録媒体は、印刷用トレイの粘着剤によっ
て保持された状態で搬送され、また、印刷用トレイは、その一部をガイドによってガイド
されて印刷位置に搬送されるので、被記録媒体を簡便な方法で、印刷位置に再現性の高い
状態で搬送することができる。その結果、捺染システムにおいて副捺染装置は、主捺染装
置と同様の再現性の高い捺染状態を実現することができる。
また、他の適用例に係る捺染方法は、液体を噴射するヘッド部と、主捺染装置により捺染が行われる媒体原反と素材、色、密度、織目、及び表面処理のうち少なくとも一つが同一である被記録媒体を位置決め状態で保持する印刷用トレイと、前記印刷用トレイを前記ヘッド部による印刷位置に搬送する搬送機構と、前記搬送機構の搬送経路で前記印刷用トレイの一部をガイドするガイド部と、を備える副捺染装置を用いた捺染方法であって、前記被記録媒体の織目方向が、前記主捺染装置における前記媒体原反の織目方向に対して±45°の範囲となるように、前記印刷用トレイに粘着剤により前記被記録媒体を保持させることを特徴とする捺染方法であってもよい。
本発明の実施の形態に係るインクジェット捺染システムの全体構成を示す図 本実施形態に係る主捺染装置の構成を示す図 本実施形態に係る主捺染装置のヘッドユニットの構成を示す平面図 本実施形態に係る副捺染装置の外観の一例を示す斜視図 本実施形態に係る副捺染装置内部の構成の一例を示す模式平面図 本実施形態の副捺染装置に係る印刷用トレイの概略構成を示す模式平面図、吹き出し部は媒体サンプルの織目を部分的に拡大して模式的に示す図 本実施形態に係るヘッドの構成を示す図 本実施形態に係るヘッドの構成を示す図
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るインクジェット捺染システムSYSの全体構成を示す模式図である。
図1に示すように、インクジェット捺染システムSYSは、主捺染装置100と、副捺染装置200と、主制御装置(調整装置)300とを有する。
主捺染装置100は、インクジェット機構を用いて媒体原反M1に画像を形成することで当該媒体原反M1の捺染を行う。インクジェット機構を用いて行う捺染においては、スクリーン捺染で用いられるような染型が不用であり、デジタル化されたデザインを利用することができるため、色のグラデーションを表現することができるなど、デザインの自由度が大きいという利点がある。
媒体原反M1としては、例えば綿、絹、ウール、化学繊維、混紡などの布帛が用いられる。本実施形態では、帯状の媒体原反M1に対してロール方式で画像を形成する構成を例に挙げて説明するが、これに限られることは無く、他の方式(例、枚葉式)を行うものであっても構わない。
副捺染装置200は、上記媒体原反M1と同一の媒体サンプルM2に対して画像を形成することで、媒体サンプルM2にサンプル捺染を行う。なお、媒体原反M1と同一の媒体サンプルM2とは、媒体原反M1と素材、色、密度、織目及び表面処理等の捺染品質に影響する特徴のうち少なくともひとつが同一であるものであって、例えば平面形状は異なっていてもよい。本実施形態においては、媒体サンプルM2は、媒体原反M1から切り出されたものである。副捺染装置200は、主捺染装置100と同様、インクジェット機構を用いて捺染を行う。副捺染装置200を設けることにより、主捺染装置100によって捺染を行うに際して、副捺染装置200を用いて予めサンプルを形成し、当該サンプルの状態に応じて適宜デザインの変更などを行うことができる。このため、デザインの自由性に貢献することができる。
主制御装置300は、主捺染装置100及び副捺染装置200の捺染動作を統括的に制御する。本実施形態では、主捺染装置100による捺染後の媒体原反M1及び副捺染装置200による捺染後の媒体サンプルM2の状態が対応するように、主捺染装置100及び副捺染装置200の捺染動作を個別に調整可能である(詳細は後述)。このため、主捺染装置100と副捺染装置200との捺染動作の違いに応じて、捺染装置毎に捺染する画像のデータ(捺染データ)を用意せずとも、捺染後の媒体原反M1及び捺染後の媒体サンプルM2の状態を対応させることができる。
図2は、主捺染装置100の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、主捺染装置(液体噴射装置)100は、記録媒体供給部10、記録媒体搬送部20、記録媒体回収部30、第一ヘッド部としてのインクジェット部40及びメンテナンス部50を有する。主捺染装置100の各部は、フレーム部FRに取り付けられている。
記録媒体供給部10は、画像形成が行われていない媒体原反M1を供給する。記録媒体供給部10は、軸部11及び軸受部12を有する。
軸部11は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。軸部11には、帯状の媒体原反M1がロール状に巻かれている。軸部11は、軸受部12に対して着脱可能に取り付けられている。このため、例えば予め媒体原反M1が巻かれた軸部11を軸受部12に取り付けることができるようになっている。
軸受部12は、軸部11の軸線方向の両端を回転可能に支持する。軸受部12は、軸部11を回転駆動させる不図示の回転駆動部を有している。回転駆動部は、媒体原反M1が送り出される方向に軸部11を回転させる。回転駆動部の動作は、例えば主制御装置300によって制御される。
記録媒体搬送部20は、記録媒体供給部10から記録媒体回収部30までの間で媒体原反M1を搬送する。記録媒体搬送部20は、搬送ローラー21、搬送ローラー22、搬送ベルト23、ベルト回転ローラー24、ベルト回転ローラー25、搬送ローラー26、乾燥ユニット27及び搬送ローラー28を有する。
搬送ローラー21は、記録媒体供給部10と搬送ローラー22との間で媒体原反M1を中継する。搬送ローラー22は、例えば搬送ベルト23との間で媒体原反M1を挟持可能に設けられている。搬送ローラー22は、媒体原反M1を搬送ベルト23に支持させる。
搬送ベルト23は、無端状に形成されており、ベルト回転ローラー24及びベルト回転ローラー25に掛けられている。搬送ベルト23は、ベルト回転ローラー24とベルト回転ローラー25との間の部分が床面に平行になるように、所定の張力が作用した状態で保持されている。搬送ベルト23の表面(支持面23a)には、媒体原反M1を粘着させる粘着層(不図示)が設けられている。搬送ベルト23は、当該粘着層が設けられた支持面23aで媒体原反M1を支持する。
ベルト回転ローラー24及びベルト回転ローラー25は、搬送ベルト23の内周面23bを支持する。なお、ベルト回転ローラー24とベルト回転ローラー25との間に、搬送ベルト23を支持する支持部が設けられた構成であっても構わない。ベルト回転ローラー24は、搬送ベルト23の回転に伴って回転する。ベルト回転ローラー25は、モーターMTR1などの回転駆動部によって回転する。モーターMTR1は、主制御装置300によって制御される。
ベルト回転ローラー25の回転により搬送ベルト23が回転し、搬送ベルト23の回転によりベルト回転ローラー24が回転する。搬送ベルト23の回転により、当該搬送ベルト23に支持される媒体原反M1が所定の搬送方向に搬送される。本実施形態では、ベルト回転ローラー24からベルト回転ローラー25へ向かう方向が搬送方向となる。したがって、例えばベルト回転ローラー24とベルト回転ローラー25とを比較した場合、ベルト回転ローラー24が搬送方向の上流側に配置されており、ベルト回転ローラー25が搬送方向の下流側に配置されている。
搬送ローラー26は、搬送ベルト23によって搬送された媒体原反M1を中継する。乾燥ユニット27は、搬送ローラー26と搬送ローラー28との間に設けられており、媒体原反M1に噴射されたインクを乾燥する。搬送ローラー28は、乾燥ユニット27を経た媒体原反M1を記録媒体回収部30へと中継する。
記録媒体回収部30は、記録媒体搬送部20によって搬送された媒体原反M1を回収する。記録媒体回収部30は、軸部31及び軸受部32を有する。
軸部31は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。軸部31には、帯状の媒体原反M1がロール状に巻かれる。軸部31は、軸受部32に対して着脱可能に取り付けられている。このため、例えば軸部31に媒体原反M1が巻かれた状態において、軸受部32から軸部31を取り外すことで、当該軸部31ごと媒体原反M1の取り外しが可能となっている。
軸受部32は、軸部31の軸線方向の両端を回転可能に支持する。軸受部32は、軸部31を回転駆動させる不図示の回転駆動部を有している。回転駆動部は、媒体原反M1が巻き取られる方向に軸部31を回転させる。回転駆動部の動作は、例えば主制御装置300によって制御される。
インクジェット部40は、媒体原反M1に対してインクを噴射する。インクジェット部40は、ヘッドユニットHU及びユニット移動部41を有している。ヘッドユニットHUは、それぞれインクを噴射する噴射面Haが設定された12個のヘッドH1〜H12を有している。各噴射面Haには、インクを吐出する複数のノズルNZが形成されている。
噴射面Haは、搬送ベルト23によって搬送される媒体原反M1に向けられている。噴射面Haと媒体原反M1との間隔(プラテンギャップ)は、所定距離以上、例えば2.0mm以上に設定されている。当該プラテンギャップについては、媒体原反M1の種類によっては、例えば2.7mm以上となる場合もある。ユニット移動部41は、搬送方向と交差する方向(例、媒体原反M1の幅方向)にヘッドユニットHUを移動させる。
また、インクジェット部40には、プラテンギャップ調整機構42が設けられている。プラテンギャップ調整機構42としては、例えばカム機構などが用いられている。プラテンギャップ調整機構42は、ヘッドユニットHUを噴射面Haと媒体原反M1との対向方向に移動させる。また、インクジェット部40には、ヘッドH1〜H12内のインクの温度を調整する温調部43が設けられている。
メンテナンス部50は、搬送ベルト23のメンテナンスを行う。メンテナンス部50は、処理部51、基部52及び移動部53を有している。処理部51は、例えば搬送ベルト23に付着したインクや埃、糸くずなどの異物を除去するメンテナンス部や、搬送ベルト23の粘着層が劣化した場合などに当該粘着層を補修する粘着層補修部など、搬送ベルト23に対して各種の処理を行う機構を有している。基部52は、処理部51を支持する。基部52が処理部51を昇降させる昇降部を有していても良い。移動部53は、床面に沿って処理部51及び基部52を一体的に移動させる。
図3は、ヘッドユニットHUの構成を示す図である。図3は、媒体原反M1側からヘッドユニットHUを見たときの構成を示している。
図3に示すように、ヘッドユニットHUは、複数のヘッドH1〜H12を有している。複数のヘッドH1〜H12は、搬送方向の上流側から下流側に掛けて、ヘッドH1、H2、・・・、H12の順に並んでいる。
複数のヘッドH1〜H12には、それぞれ4つのノズル列Lが形成されている。各ヘッドH1〜H12においては、ノズル列L毎に異なる色のインク(例、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)が吐出されるようになっている。各ノズル列Lには、それぞれ搬送方向に180個のノズルNZが設けられている。したがって、各ヘッドH1〜H12について、それぞれ1つのノズル列Lに形成されたノズルNZを合計すると、2160個となる。
ヘッドユニットHUの設計上では、各ノズル列Lにおける2160個のノズルNZが搬送方向において等ピッチで配置されるように、ヘッドH1〜H12が配置されている。このため、隣接するヘッド同士が媒体原反M1の幅方向にずれるように配置されている。具体的には、ヘッドH1、H3、H5、H7、H9、H11に対してヘッドH2、H4、H6、H8、H10、H12は、それぞれ媒体原反M1の幅方向にずれて配置されている。なお、搬送方向の最も上流側に配置されるノズルNZと、搬送方向の最も下流側に配置されるノズルNZとの距離はS1となっている。
図4は、副捺染装置200の外観の一例を示す斜視図である。また、図5は、副捺染装置200内部の構成の一例を示す模式平面図である。
図4に示すように、副捺染装置200は、上記媒体原反M1から切り出した媒体サンプルM2を位置決め状態で保持した印刷用トレイ70を搬送しつつ、媒体サンプルM2に対して印刷処理を行う装置である。本実施形態の副捺染装置200は、作業者が筐体(PB)の前方から印刷用トレイ70を挿入して、印刷用トレイ70に保持された媒体サンプルM2に印刷処理を行うタイプの装置である。
図5において、副捺染装置200は、筐体PBと、媒体サンプルM2にインクを噴射する第二ヘッド部としてのインクジェット部IJと、当該インクジェット部IJにインクを供給するインク供給部ISと、媒体サンプルM2を保持した印刷用トレイ70を搬送する搬送部CVと、インクジェット部IJの保全動作を行うメンテナンス部MNとを備えている。
筐体PBは、媒体サンプルM2の搬送方向が短手方向であり、媒体サンプルM2の搬送方向に直交する方向が長手方向となるように形成されている。筐体PBの内部には、上記のインクジェット部IJ、インク供給部IS、搬送部CV、及びメンテナンス部MNの各部が取り付けられている。筐体PBには、搬送ガイド台213が設けられている。搬送ガイド台213は、印刷時に副捺染装置200内で搬送される印刷用トレイ70を支持する支持部材である。搬送ガイド台213は、筐体PBのうち長手方向の中央部に配置されている。搬送ガイド台213は、印刷面をインクジェット部IJに向けて支持された媒体サンプルM2を保持した印刷用トレイ70を搬送する際に支持する支持面として用いられる。
搬送部CVは、搬送ローラーRLや当該搬送ローラーRLを駆動するモーターMTR2などを有している。搬送部CVは、筐体PBの媒体供給・排出部PB1から当該筐体PBの内部に媒体サンプルM2が保持された印刷用トレイ70を搬送し、媒体サンプルM2への印刷処理終了後に印刷用トレイ70を媒体供給・排出部PB1から筐体PBの外部に排出する。搬送部CVは、主制御装置300によって搬送のタイミングや搬送量などが制御されるようになっている。
ここで、本実施形態の副捺染装置200において、印刷(捺染)する媒体サンプルM2を位置決め・保持する印刷用トレイ70について図面に沿って詳細に説明する。図6は、副捺染装置200において、媒体サンプルM2を位置決め・保持する印刷用トレイの概略構成を示す模式平面図であり、吹出し部は、媒体サンプルM2の織目を部分的に拡大して模式的に示す図である。
図6において、印刷用トレイ70は矩形平板状を呈し、例えば樹脂材料により形成されている。印刷用トレイ70は、媒体サンプルM2を位置決めして保持させるものである。本実施形態では、印刷用トレイ70の媒体サンプルM2を保持する保持面70aに、媒体サンプルM2を粘着させる粘着層(不図示)が設けられ、この粘着層の粘着力によって媒体サンプルM2を保持することが可能になっている。なお、粘着層は、主捺染装置100の媒体支持部としての搬送ベルト23の表面(支持面23a)と同じ粘着剤を用いることが好ましい。このようにすれば、主捺染装置100の支持面23a(媒体保持部)に保持された媒体原反M1と同様な保持状態にて、媒体サンプルM2を保持することができるとともに、主捺染装置100の支持面23aの粘着剤と、副捺染装置200の印刷用トレイ70の保持面70aの粘着剤とが同一のものなので、各媒体の保持状態や、着弾したインクの浸透性などが同じ状態で捺染サンプルを作成することができるので、主捺染装置の捺染条件により近い状態を確保することが可能になる。
印刷用トレイ70の一端面71yは、媒体サンプルM2の位置合わせの基準になっている。具体的には、媒体サンプルM2の織目M2xyの横織目(よこ糸)M2xと縦織目(たて糸)M2yのうち、例えば媒体サンプルM2の搬送方向に沿った方向の縦織目M2y方向を、印刷用トレイ70の一端面71yに対してどれだけ傾けるかによって、媒体サンプルM2の織目M2xyの方向を、主捺染装置100における媒体原反M1の織目の方向に合わせる。これにより、主捺染装置100による本捺染時の媒体原反M1の織目方向が再現された状態で、副捺染装置200により捺染サンプルを作成することができる。
なお、主捺染装置100における媒体原反M1の織目の方向に対して、副捺染装置200における媒体サンプルM2の織目M2xyの方向が±45°の範囲であれば、概ね同じ捺染品質が確保できることを発明者は見出し、また、より好ましくは±30°の範囲であることを見出した。
また、図6において、本実施形態の印刷用トレイ70の保持面70aには、一端面70yと平行な標線72が所定の間隔を空けて複数設けられている。この複数の標線72のいずれかを基準として、織目M2xyの方向を合わせることによっても、媒体サンプルM2の織目M2xyの方向を、主捺染装置100における媒体原反M1の織目の方向に所定の範囲内に合わせることができる。これによれば、印刷用トレイ70の一端面70yよりもより近い位置の標線72と織目M2xyとを合わせることができるので、位置合わせがしやすい。
図5に戻り説明する。
搬送部CVには、搬送時の印刷用トレイ70の一端面71yをガイドするガイド部250が設けられている。これにより、主捺染装置100における媒体原反M1の織目の方向に合わせて印刷用トレイ70に位置合わせされた媒体サンプルM2を、斜め搬送させることなく副捺染装置200の印刷部に搬送させて印刷処理を行うことができる。
なお、ガイド部250は、印刷用トレイ70の搬送方向と直交する方向に位置調整可能となっていることが望ましい。このようにすれば、複数サイズの印刷用トレイに対して搬送角度をガイドすることができる。
インクジェット部IJは、インクを噴射するヘッドHと、当該ヘッドHを保持して移動させるヘッド移動部ACとを有している。ヘッドHは、筐体PBの長手方向(媒体サンプルM2の搬送方向に交差する方向:第一方向)に往復移動する。ヘッドHは、搬送ガイド台213上の印刷位置に送り出された印刷用トレイ70上の媒体サンプルM2に向けてインクを噴射する。ヘッドHは、インクが噴射される噴射面Haを有する。噴射面Haには、複数のノズルNZ(図示省略)が形成されている。これら複数のノズルNZは、媒体サンプルM2の搬送方向に沿って複数並んで配置されており、ノズル列NL(図示省略)を構成している。ノズル列NLは、第一方向に複数列、例えば4列設けられている。噴射面Haは、搬送ガイド台213の平坦面213aに向けられている。なお、ヘッドHの構成は、上記のヘッドユニットHUに配置されるヘッドH1〜H12の構成と概ね同一であるが、ヘッドHの噴射面Haに形成する複数のノズルNZは、主捺染装置100においてヘッドユニットHUのヘッドH1〜H12それぞれの噴射面Haに形成された複数のノズルNZよりも高密度に配置されていることが望ましい。
また、インクジェット部IJには、プラテンギャップ調整機構242が設けられている。プラテンギャップ調整機構242としては、例えばカム機構などが用いられている。プラテンギャップ調整機構242は、ヘッドHを噴射面Haと媒体サンプルM2との対向方向に移動させる。
また、インクジェット部IJには、ヘッドH内のインクの温度を調整する温調部243が設けられている。
ヘッド移動部ACは、ヘッドHを筐体PBの長手方向に移動させる。ヘッド移動部ACは、ヘッドHを固定させるキャリッジ204を有している。キャリッジ204は、筐体PBの長手方向に架けられたガイド軸208に当接されている。ヘッド移動部ACは、当該キャリッジ204をガイド軸208に沿って移動させる機構、例えばパルスモーター209、駆動プーリー210、遊転プーリー211及びタイミングベルト212などを有している。
インク供給部ISは、ヘッドHにインクを供給する。インク供給部ISには、複数のインクカートリッジICが収容されている。本実施形態の副捺染装置200は、インクカートリッジICがヘッドHとは異なる位置に収容される構成(オフキャリッジ型)である。
インク供給部ISは、ヘッドHとインクカートリッジICとを接続する供給チューブTBを有している。供給チューブTBは、インクカートリッジIC毎に設けられている。本実施形態では、異なる種類のインクがそれぞれ収容されたインクカートリッジICが4つ設けられている。4つのインクカートリッジICは、供給チューブTB及びサブタンク202を介して、ヘッドHの4つのノズル列NLにそれぞれ接続されている。
メンテナンス部MNは、媒体サンプルM2に対して印刷が行われる領域から外れた領域(ホームポジション)に設けられている。メンテナンス部MNは、ヘッドHの噴射面Haを覆うキャッピング部CPや、当該噴射面Haを払拭するワイピング部WPなどを有している。キャッピング部CPには、吸引ポンプSCが接続されている。ヘッドHからメンテナンス部MN側に排出された廃インクは、廃液回収部(不図示)において回収される。
図7及び図8は、上記のヘッドH1〜ヘッドH12及びヘッドHの内部構成を示す図である。
図7及び図8に示すように、上記ヘッドH1〜ヘッドH12及びヘッドHは、ノズル基板325上に圧力室プレート351を積層し、さらに圧力室プレート351上に振動板352を積層したものである。
圧力室プレート351には、ヘッドH1〜ヘッドH12及びヘッドHに供給されるインクが常に充填される液たまり355が形成されており、液たまり355は、振動板352とノズル基板325と、壁部(図示せず)とに囲まれた空間からなっている。インクは、振動板352の液供給孔353を経由して液たまり355に供給されるようになっている。また、圧力室プレート351には、複数のヘッド隔壁357によって区画された圧力室358が形成されている。
圧力室358はノズルNZのそれぞれに対応して設けられており、圧力室358の数とノズルNZの数とは同じになっている。圧力室358には、2つのヘッド隔壁357の間に位置する供給口356を介して、液たまり355からインクが供給されるようになっている。ヘッド隔壁357の圧力室358とノズルNZと供給口356との組は、液たまり355に沿って1列に並んでいる。
図7に示すように、振動板352上には、それぞれの圧力室358に対応して、圧電素子(第一駆動素子、第二駆動素子)359が配置されている。圧電素子359は、下部電極と上部電極との間に圧電層を挟持してなるもので、電極間に駆動信号が印加されることで、対応するノズルNZからインクを吐出させるようになっている。
次に、上記のように構成されたインクジェット捺染システムSYSの動作を説明する。本実施形態では、捺染する画像のデータ(捺染データ)を用いて副捺染装置200がサンプル捺染物を作成した後、当該捺染データと同一の捺染データを用いて主捺染装置100が正規の捺染物を生成する。以下、順に説明する。
まず、主制御装置300は、副捺染装置200において捺染動作を行わせる。主制御装置300は、搬送部CVによって媒体サンプルM2をヘッドHの−Z側に配置させる。媒体サンプルM2を配置させた後、主制御装置300は、ヘッドHを移動させつつ、捺染する画像の画像データ(捺染データ)に基づいてノズルNZの圧電素子359に駆動信号(第二駆動信号)を入力する。
なお、当該捺染データは、例えば所定のソフトウエアによって生成された電子データである。捺染データは、まず描画ソフトウエアなどを用いてデザインが設定され、分版ソフトウエアを用いて分版され、割付ソフトウエアを用いて色の割付が行われ、中間データが生成される。当該中間データに対して所定のソフトウエアによってハーフトーン処理が行われ、捺染する画像に対応するドットデータが生成された後、捺染データが生成される。なお、本実施形態では、主捺染装置100と副捺染装置200との間で、捺染する画像のデータは共通である。したがって、異なる機種である主捺染装置100と副捺染装置200との間において、フォーマット等が同一の捺染データが用いられることになる。なお、副捺染装置200では画像データの一部のみを捺染する等、主捺染装置100と副捺染装置200とで捺染する画像の範囲は異なっていてもよい。
圧電素子359に駆動信号が入力されると、圧電素子359が伸縮し、ノズルNZからインクが噴射される。ノズルNZから噴射されたインクによって、媒体サンプルM2に所望の画像が捺染形成される。以上の動作により、サンプル捺染物が作成される。なお、サンプル捺染物を作成した後、利用者は、サンプル捺染物の色合いなどの捺染状態を検討し、必要があれば捺染データを変更して再度サンプル捺染物の作成を行っても良い。
次に、主制御装置300は、最終的に作成されたサンプル捺染物の捺染データと同一の捺染データを用いて、主捺染装置100に対して捺染動作を行わせる。主制御装置300は、主捺染装置100に対して捺染データを入力する。その後、主制御装置300は、入力された捺染データに対応する画像を媒体原反M1に形成させる。このとき、記録媒体の大きさに応じて捺染データを複数個、タイル状に並べて媒体原反M1に画像を形成してもよい。
主制御装置300は、軸部11を回転させ、記録媒体供給部10から媒体原反M1を送り出す。記録媒体供給部10から送り出された媒体原反M1は、搬送ローラー21及び搬送ローラー22を経由して搬送ベルト23に支持される。主制御装置300は、ベルト回転ローラー25を回転させて搬送ベルト23を搬送方向に移動させる。この動作により、媒体原反M1は搬送ベルト23によって搬送方向に搬送される。
媒体原反M1が搬送ベルト23上の所定の位置に到達した後、主制御装置300は、ヘッドH1〜H12を媒体原反M1の幅方向に移動させつつ、ノズルNZからインクを吐出させる。主制御装置300は、ヘッドH1〜H12が媒体原反M1を幅方向に一回走査する毎に、媒体原反M1を搬送方向に所定距離(S1)ずつ移動させる。主制御装置300は、一回の移動においてベルト回転ローラー25を所定角度ずつ回転させる。このように、主制御装置300は、媒体原反M1を搬送方向に間欠的に移動させ、ヘッドH1〜H12を走査させてノズルNZからインクを吐出させることで、媒体原反M1に対して所定の画像が形成される。
主制御装置300は、画像が形成された媒体原反M1を搬送ベルト23の下流側に移動させる。搬送ベルト23の下流側に移動した媒体原反M1は、搬送ローラー26、乾燥ユニット27及び搬送ローラー28を経由して記録媒体回収部30に到達する。主制御装置300は、軸部31を回転させることにより、媒体原反M1を軸部31に巻き取らせる。このようにして、画像が形成された媒体原反M1(正規捺染物)が回収される。
以上のように、本実施形態によれば、副捺染装置200による捺染サンプル作成において、印刷用トレイ70の一端面70yを基準として、媒体サンプルM2の織目M2xyの方向を、主捺染装置100における媒体原反M1の織目の方向に比較的容易に合わせて位置決め・保持することができる。
また、織目M2xyの方向を合わせて媒体サンプルM2を保持させた印刷用トレイ70の一端面70yをガイド部250によりガイドすることによって、媒体サンプルM2が斜め搬送されるのを比較的容易に抑制することができる。
したがって、主捺染装置100による本捺染時の媒体(媒体原反M1)の織目方向が再現された状態で、また、媒体サンプルM2の斜め搬送が抑えられた状態で、副捺染装置200により捺染サンプルを作成し、その捺染状態を参照して、主捺染装置100による本捺染の条件設定を設定することができるので、主捺染装置100による所望の品質の捺染を行うことが可能なインクジェット捺染システムSYSを提供することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態においては、主制御装置300が主捺染装置100及び副捺染装置200とは独立して設けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば、主制御装置300と同一の機能を有する部位(調整装置)が主捺染装置100及び副捺染装置200の内部にそれぞれ個別に設けられた構成としても良い。この場合、主制御装置300が当該調整装置に対応する部位に調整信号を送信し、主捺染装置100及び副捺染装置200における各捺染動作を制御することになる。
また、主制御装置300が副捺染装置200の内部に設けられ、主制御装置300は、副捺染装置200の捺染動作を調整する構成としても良い。
また、主制御装置300が主捺染装置100及び副捺染装置200のそれぞれに対応して複数設けられた構成としても良い。
また、上記実施形態では媒体原反M1を搬送する構成を例に挙げたが、媒体原反M1及びヘッドユニットが相対的に移動する構成でも良い。
また、ヘッドユニットはラインヘッド型でも良い。
上記実施形態においては、媒体サンプルM2の織目M2xyの縦織目M2yを印刷用トレイ70の一端面71yや標線72に対して位置決めしていたが、これに限らず、たとえば媒体サンプルM2の端部などの再現性の高い基準点であればこれを一端面71yに対して位置決めしてもよい。
上記実施形態においては、標線72はガイド部250によってガイドされる一端面71yと平行な標線72を目盛として複数設けたものであったが、目盛としての標線はこれに限らず、一端面71y対して垂直あるいは一定の角度を有する複数の線であってもよく、さらに一端面71yに平行方向あるいは垂直方向に並ぶ複数の点や十字等のマーク、あるいは一端面71yに対して一定の角度に並ぶ複数の点や十字等のマーク等、一端面71yに対して一定の角度(0度を含む)を有する目盛でれば同様の効果を有する。
10…記録媒体供給部、11…軸部、12…軸受部、20…記録媒体搬送部、21…搬送ローラー、22…搬送ローラー、23…搬送ベルト、23a…支持面、23b…内周面、24…ベルト回転ローラー、25…ベルト回転ローラー、26…搬送ローラー、27…乾燥ユニット、28…搬送ローラー、31…軸部、32…軸受部、40…インクジェット部、41…ユニット移動部、42…プラテンギャップ調整機構、43…温調部、50…メンテナンス部、51…処理部、52…基部、53…移動部、70…印刷用トレイ、70a…(印刷用トレイの)保持面、70y…一端面、71y…(印刷用トレイの)一端面、72…標線、100…主捺染装置、200…副捺染装置、202…サブタンク、204…キャリッジ、208…ガイド軸、209…パルスモーター、210…駆動プーリー、211…遊転プーリー、212…タイミングベルト、213…搬送ガイド台、213a…平坦面、242…プラテンギャップ調整機構、243…温調部、250…ガイド部、300…主制御装置、325…ノズル基板、351…圧力室プレート、352…振動板、353…液供給孔、356…供給口、357…ヘッド隔壁、358…圧力室、359…圧電素子、SYS…インクジェット捺染システム、M1…媒体原反、M2…媒体サンプル、M2xy…(媒体サンプルの)織目、M2x…(媒体サンプルの)横織目、M2y…(媒体サンプルの)縦織目、HU…ヘッドユニット、Ha…噴射面、H1〜H12,H…ヘッド、NZ…ノズル、L…ノズル列、IJ…インクジェット部。

Claims (5)

  1. 液体を噴射するヘッド部と、主捺染装置により捺染が行われる媒体原反と素材、色、密度、織目、及び表面処理のうち少なくとも一つが同一である被記録媒体を位置決め状態で保持する印刷用トレイと、前記印刷用トレイを前記ヘッド部による印刷位置に搬送する搬送機構と、前記搬送機構の搬送経路で前記印刷用トレイの一部をガイドするガイド部と、を備える副捺染装置を用いた捺染方法であって、
    前記被記録媒体の織目方向が、前記主捺染装置における前記媒体原反の織目方向に対して±45°の範囲となるように、前記印刷用トレイに粘着剤により前記被記録媒体を保持させることを特徴とする捺染方法。
  2. 請求項1に記載の捺染方法であって、
    前記被記録媒体の織目方向が、前記主捺染装置における前記媒体原反の織目方向に対して±30°の範囲となるように、前記印刷用トレイに前記被記録媒体を保持させることを特徴とする捺染方法。
  3. 請求項1又は2に記載の捺染方法であって、
    前記印刷用トレイに前記被記録媒体を保持させる際、前記被記録媒体の織目方向を、前記印刷用トレイの一端面に対してどれだけ傾けるかによって、前記被記録媒体の織目方向を前記主捺染装置における前記媒体原反の織目方向と合わせることを特徴とする捺染方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の捺染方法であって、
    前記主捺染装置は、粘着剤により前記媒体原反を保持し、
    前記印刷用トレイに前記被記録媒体を保持させる粘着剤は、前記主捺染装置が前記媒体原反を保持するのに用いる粘着剤と同一のものを用いることを特徴とする捺染方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の捺染方法であって、
    前記被記録媒体として、前記媒体原反から切り出されたものを用いることを特徴とする捺染方法。
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