JP2003096658A - インクジェット捺染装置 - Google Patents

インクジェット捺染装置

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JP2003096658A
JP2003096658A JP2001291364A JP2001291364A JP2003096658A JP 2003096658 A JP2003096658 A JP 2003096658A JP 2001291364 A JP2001291364 A JP 2001291364A JP 2001291364 A JP2001291364 A JP 2001291364A JP 2003096658 A JP2003096658 A JP 2003096658A
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cloth
ink
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fabric
back surface
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Tatsuo Yajima
達男 矢島
Kenji Negishi
健治 根岸
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薄手の布帛に対してプリントする場合でも、裏
抜けしたインクにより布帛の汚染が生じることなく記録
時の布帛の表面の平面性を維持することのできるインク
ジェット捺染装置を提供する。 【解決手段】記録ヘッド3のノズルからインクを吐出さ
せることにより布帛1に記録を行うインクジェット捺染
装置であって、所定間隔をおいて平行に配置されて前記
布帛1を搬送する搬送ローラ2a、2b間に、前記記録
ヘッド3からインクを吐出させて記録を行う記録部を設
け、該記録部における布帛1の裏面側に、布帛1の搬送
方向に沿って延びるリブ状のガイド部材5を所定間隔を
おいて並列状に複数設けてなることを特徴とするインク
ジェット捺染装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドからイ
ンクを吐出させることにより布帛に図柄をプリントする
インクジェット捺染装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、布帛に対する図柄のプリント方法
として、一般に、スクリーン捺染法、ロータリースクリ
ーン捺染法、ローラ捺染法、転写捺染法等が知られてい
るが、近年、記録ヘッドからインクを吐出することによ
り画像記録を行うインクジェット記録装置の発達に伴
い、これを布帛の捺染に応用したインクジェット捺染法
が試みられている。
【0003】このようなインクジェット捺染法を行うた
めのインクジェット捺染装置は、元巻から繰り出された
布帛を搬送部材、例えば所定間隔をおいて平行に配設さ
れた搬送ローラ間において搬送する過程で、記録ヘッド
からインクを吐出させることにより布帛の表面に所望の
図柄をプリントする。
【0004】鮮明で高品質の図柄をプリントするために
は、布帛の表面に記録ヘッドからインクを吐出させる記
録部において布帛の表面の平面性を維持しておくことが
要求される。このため、搬送ローラ間において布帛に一
定の張力をかけて緊張状態に保つと共に、記録部におけ
る布帛の裏面に平板状のプラテン部を設け、記録時に布
帛の表面の平面性を維持するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、布帛は繊維を
織成してなるため紙に比べて目が粗い。このため、薄手
の布帛に対してインクジェット捺染装置を用いてプリン
トする場合、布帛の表面に付着したインクが布帛の裏面
に通り抜けてしまう裏抜けの問題が発生することがあ
る。例えば、デシン布(縦糸75デニール、163本/
インチ;横糸75デニール、102本/インチ)や綿ブ
ロード布(縦糸40デニール、120本/インチ;横糸
40デニール、80本/インチ)等の薄手の布帛でイン
クの裏抜けが発生することが本発明者らにより確認され
ている。
【0006】布帛に裏抜けしたインクは、記録部におい
て布帛の裏面を支持しているプラテン部表面を汚染し、
次いで、その付着したインクが、布帛を搬送する過程で
後続の布帛裏面に付着して布帛を汚してしまう問題があ
る。
【0007】このため、記録部における布帛の裏面側に
は裏抜けしたインクを受け入れるためのインク受けを設
けるだけで、布帛の裏面には何も接触しない構造とする
ことも考えられるが、布帛に一定の張力をかけるだけで
は、特に薄手の布帛では、その表面に吐出されたインク
の重みによって下方に撓み易くなり、表面の平面性を維
持することが困難となる。
【0008】そこで、本発明の課題は、薄手の布帛に対
してプリントする場合でも、裏抜けしたインクにより布
帛の汚染が生じることなく記録時の布帛の表面の平面性
を維持することのできるインクジェット捺染装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、記録ヘッドからインクを吐出させる
ことにより布帛に記録を行うインクジェット捺染装置で
あって、所定間隔をおいて平行に配置されて前記布帛を
搬送する搬送ローラ間に、前記記録ヘッドからインクを
吐出させて記録を行う記録部を設け、該記録部における
布帛の裏面側に、布帛の搬送方向に沿って延びるリブ状
のガイド部材を所定間隔をおいて並列状に複数設けてな
ることを特徴とするインクジェット捺染装置である。
【0010】請求項2記載の発明は、前記ガイド部材
は、前記記録ヘッドよりも搬送方向上流側及び搬送方向
下流側がそれぞれ布帛の裏面にガイド可能に近接状に設
けられると共に、記録ヘッドの直下においては布帛の裏
面をガイドしない構造であることを特徴とするインクジ
ェット捺染装置である。
【0011】請求項3記載の発明は、前記ガイド部材に
おける布帛の裏面に対向する上端縁は、頂部が丸め加工
されていることを特徴とする請求項1又は2記載のイン
クジェット捺染装置である。
【0012】請求項4記載の発明は、前記ガイド部材に
おける布帛の裏面に対向する上端縁は、撥水性を有する
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェ
ット捺染装置である。
【0013】請求項5記載の発明は、前記ガイド部材
は、前記搬送ローラ間に配設されたインク受け内に設け
られることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
のインクジェット捺染装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は、インクジェット捺染装置の要部と
なる記録部周辺の概略構成を示す斜視図、図2は記録部
周辺の概略構成を示す側面断面図である。図中、1は布
帛、2は搬送部材、3は記録ヘッドを示している。
【0016】布帛1は元巻1aに巻回され、搬送部材2
を介して図示する白抜き矢印の方向に搬送されるように
なっている。
【0017】搬送部材2は、それぞれ布帛1の裏面に当
接するように所定間隔をおいて平行に配置された2本の
搬送ローラ2a、2bを有して構成されている。一方の
搬送ローラ、ここでは布帛1の搬送方向下流側に位置す
る搬送ローラ2bにはモータ2cが接続されており、図
示しないタイミングベルト等を介して駆動力が搬送ロー
ラ2a側にも伝達されるようになっている。これによ
り、モータ2cが所定速度で間歇的に駆動すると、搬送
ローラ2a、2bが共に間歇的に回動し、布帛1を元巻
1aから間歇的に繰り出すようになっている。
【0018】記録ヘッド3は、例えばY(イエロー)、
M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)等の各
色の染料インクが貯溜された複数のインクタンクと、各
色のインクタンク内のインクを微小な液滴状に吐出する
ための複数のノズルを有して構成されており、上記ノズ
ルが布帛1の表面に対向するように配置されて図示しな
いキャリッジに装備され、布帛1の搬送方向と略直交す
る方向に沿って走査可能とされている。また、記録ヘッ
ド3は、そのノズルと布帛1表面との距離を調整可能に
構成されている。
【0019】布帛1には、テンションローラ等の図示し
ない張力発生手段により、その搬送方向に一定の張力
(200〜800g/100mm)がかけられており、
搬送ローラ2a、2b間において布帛1を適度の緊張状
態に維持して表面を平滑面に保持するようにしている。
この搬送ローラ2a、2b間の平滑な表面が布帛1の記
録部とされ、上記記録ヘッド3は、布帛1の間歇的な搬
送が停止した時に、この記録部に対してノズルからイン
クを吐出しながら走査することにより、所望の図柄をプ
リントしていく。かかる記録ヘッド3の走査が終わる
と、布帛1は搬送手段2により所定量搬送され、上記動
作を繰り返す。
【0020】搬送ローラ2a、2b間の記録部には、布
帛1の裏面側に位置するようにインク受け4が設けられ
ている。このインク受け4は、記録ヘッド3から布帛1
の表面に向けて吐出され、布帛1を裏抜けしたインクを
受け入れるように四周囲が側壁41で囲まれた平面視矩
形状の箱状に形成されており、記録可能な布帛1の最大
幅(搬送ローラ2a、2bの軸方向に沿う幅)よりも幅
広状に設けられている。
【0021】インク受け4内にはリブ状のガイド部材5
が設けられている。本実施形態においては、このガイド
部材5は板状を呈している。更に具体的には、ガイド部
材5は、金属、プラスチック等の適宜の材質を用いて、
0.5〜1.0mm厚程度の平板状に形成されてなり、
その上端縁が布帛1の搬送方向に沿って延びるようにイ
ンク受け4内に立設されると共に、搬送ローラ2a、2
bの軸方向に沿う方向に所定間隔をおいて並列状に複数
設けられている。
【0022】このガイド部材5は、記録時に布帛1に撓
みが発生した場合に、その裏面を支持して表面の平面性
を維持するように機能する。しかし、インク受け4内
に、搬送ローラ2a、2bの軸方向に沿ってガイド部材
5をあまり多数立設すると、布帛1の裏面との接触面積
が大きくなり、布帛1を裏抜けしたインクによる汚染の
度合いが高くなるために好ましくない。ガイド部材5の
立設間隔は、記録時の布帛1表面の平面性を維持し、な
お且つ布帛1との接触面積を小さく抑えて布帛1の汚染
を防止し得るようにする観点から適宜設定される。
【0023】本実施形態では、搬送ローラ2a、2bの
軸間距離が100〜120mm、搬送ローラ2a、2b
表面間の最短距離は40〜50mm間隔とされており、
インク受け4内に10mm間隔をおいて立設した2枚の
ガイド部材5、5を一組として、各組が100mm間隔
で並列状に立設されている。
【0024】図示する態様では、ガイド部材5は、布帛
1の搬送方向上流側及び搬送方向下流側に、それぞれ布
帛1の裏面に向けて近接状に設けられ且つインク受け4
側に撓もうとする布帛1の裏面に当接してこれを支持
し、布帛1の表面を平滑に保つようにガイドするガイド
部5a、5bを有している。一方のガイド部5aは、記
録ヘッド3のノズルに対向する位置よりも布帛1の搬送
方向上流側に位置し、他方のガイド部5bは、記録ヘッ
ド3のノズルに対向する位置よりも布帛1の搬送方向下
流側に位置している。
【0025】また、これらガイド部5a、5bに挟まれ
た部分には、ガイド部5a、5bよりも布帛1の裏面か
ら大きく離間し、両ガイド部5a、5bを連結する連結
部5cが形成されており、布帛1がインクの重み等によ
り多少大きく撓んだとしても、通常の搬送では布帛1の
裏面と当接しないようになっている。従って、この連結
部5cでは、布帛1の裏面をガイドしない構造とされて
いる。これは、布帛1の裏面に対向するガイド部材5の
上端縁が搬送ローラ2a、2b間の全区間に亘って布帛
1の裏面をガイドするようにすると、特に記録ヘッド3
のノズルの直下において布帛1を裏抜けしたインクが、
記録ヘッド3のノズルの直下に位置するガイド部材の上
端縁に付着して次に搬送されてくる布帛1の裏面を汚染
するおそれがあるためである。連結部5cは布帛1の裏
面をガイドしない構造とすることで、上記問題を解決す
ると共に、ガイド部5a、5b及び連結部5cで側面視
略凹形状となる1枚のガイド部材5を構成できるように
し、ガイド部5a及び5bを別々に形成して個別に立設
するよりも、部品点数を減らし、簡単な構成で布帛1を
ガイドできるようになっている。また、それにより、ガ
イド部5a及び5bを布帛1の搬送方向に沿って略一直
線状に立設することが容易となるようにしている。
【0026】同様に布帛1の汚染を極力防止する観点か
ら、ガイド部材5は、図3に示すように、ガイド部材5
の下流側に位置するガイド部5bの上端縁が、搬送され
る布帛1の裏面と間隔Lをあけるように設けられること
が好ましい。これにより、ガイド部5bは、布帛1が下
方に撓んだ場合にのみその裏面を支持してそれ以上の撓
みを阻止し、表面の平面性を維持するようにガイドする
ため、裏抜けしたインクによるガイド部5bの汚染を極
力回避することができる。上記間隔Lは、1〜2mm程
度が好ましい。
【0027】また、ガイド部材5の下流側のガイド部5
bの上端縁とインク受け4の側壁41の上端縁41aと
は、インク受け4の側壁41の上端縁41aの方が僅か
に低くなる高さ関係にある。これにより、薄手の布帛1
が下方に撓んでガイド部材5のガイド部5b上端縁と当
接するようなことがあっても、インク受け4の側壁41
の上端縁41aには接触しないようになっている。
【0028】なお、ガイド部材5の上流側のガイド部5
aは、記録ヘッド3のノズルに対向する位置よりも布帛
1の搬送方向上流側に位置しているため、この部分での
記録は行われないのでインクの裏抜けの問題は生じな
い。従って、ガイド部5aの上端縁は布帛1の裏面に可
及的近接させる若しくは布帛1の裏面に当接させるよう
にしてもよい。
【0029】ガイド部材5における布帛1の裏面に対向
する上端縁は、図4に示すように、細幅状に形成され、
その頂部51が丸め加工されていることが好ましい。こ
れにより、この頂部51が布帛1の裏面と当接しても、
布帛1を損傷する危険性を少なくすることができると共
に、布帛1の裏面との当接時に線接触するようになるた
め、布帛1を裏抜けしたインクによる汚染を極力回避す
ることができる。同様に、布帛1搬送時の損傷の危険性
を少なくする観点から、図3に示すように、ガイド部材
5の下流側のガイド部5bの上端縁の角部52は、面取
り又は丸め加工されていることが好ましい。
【0030】また、ガイド部材5における布帛1の裏面
に対向する上端縁は、撥水性を有することが好ましい。
布帛1を裏抜けしたインクがガイド部材5に付着しにく
くなるからである。
【0031】ガイド部材5における布帛1の裏面に対向
する上端縁が撥水性を有するためには、一般に表面に撥
水加工を施すことによって実現される。このような撥水
加工は、例えば上端縁に撥水性の素材を適用することに
よって行うことができる。
【0032】撥水性の素材としては、撥水性が発現され
るものであれば特に限定されないが、例えば以下の素材
を挙げることができる。
【0033】ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレ
ン共重合樹脂、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリ
四フッ化エチレン、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、
変性ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンオキ
サイド、ポリカーボネート、エチレンプロピレンゴム、
シリコンゴム、二トリルゴム、クロロプレンゴム、ポリ
フェニレンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、四フ
ッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合樹脂、四フッ
化エチレン・エチレン共重合樹脂。
【0034】これらは、ガイド部材5の上記上端縁を含
む表面に皮膜を形成することによって撥水性を付与する
ことができる。皮膜の形成方法としては、ガイド部材5
の上記上端縁に撥水性を付与できるように適用し得るも
のであれば一般に用いられるいずれの方法を採用するこ
ともできる。例えば液状塗料の場合は、スプレーコーテ
ィング、ディップコーティング、ロールコーティング等
が挙げられる。また、粉体塗料の場合は、静電粉体コー
ティング、静電浸漬法、ディップ浸漬法等が挙げられ
る。
【0035】更に、ガイド部材5自体を金属で形成する
場合には、チタン等の撥水性を有する金属を用いて形成
することで、撥水性を有するものとすることができる。
【0036】本実施形態に示すインクジェット捺染装置
では、インク受け4の上面に、必要に応じて、図5及び
図6に示すように、プラテン板6を設けてその上面開口
を被蓋することができる。なお、図5では記録ヘッド及
び布帛を図示省略している。
【0037】プラテン板6は、適宜の固定具によりイン
ク受け4の上面に着脱可能としている。このような固定
具としては、磁石を用いると、両者を密接状に固定可能
で且つ容易に取り外し可能とすることができるため好ま
しい。
【0038】プラテン板6の表面には多数の貫通孔61
を開設すると共に、インク受け4底部には吸引孔41を
形成し、この吸引孔41を通してインク受け4内部を図
示しない吸引手段と連絡することで、プラテン板6によ
って上面が被蓋されたインク受け4内部の空気を吸引手
段によって吸引して、プラテン板6の貫通孔61からそ
の上面の布帛1をプラテン板6表面に吸引吸着し、記録
時の布帛1を平滑に維持するようにすることも好まし
い。
【0039】これにより、インクが裏抜けする心配のな
い厚手の布帛に対して記録を行う場合には、インク受け
4の上面にこのプラテン板6を装着すれば、記録時の布
帛表面をより平滑面に維持することができ、また、イン
クが裏抜けするおそれのある薄手の布帛に切替える場合
には、プラテン板6を取り外すことで、布帛の汚染のお
それがなく且つ記録時の布帛を平滑状に維持することの
できるインクジェット捺染装置とすることができ、1台
で、厚手及び薄手の布帛のいずれにも適用可能なインク
ジェット捺染装置とすることができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、薄手の布
帛に対してプリントする場合でも、裏抜けしたインクに
より布帛の汚染が生じることなく記録時の布帛の表面の
平面性を維持することのできるインクジェット捺染装置
を提供することができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、薄手の布帛
が多少大きく撓むようなことがあっても、記録ヘッドの
ノズル直下に位置する布帛の裏面がガイド部材に当接す
るおそれを極力回避することができ、ガイド部材の汚染
を防止することで、次に搬送されてくる布帛の汚染を防
止することができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、搬送される
布帛がガイド部材により損傷するおそれを防ぐことがで
きると共に、万一布帛がガイド部材と接触しても、線接
触するようになり、ガイド部材に付着したインクにより
汚染される心配を少なくすることができる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、ガイド部材
にインクが付着しにくくなり、布帛を汚染する危険性を
より低くすることができる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、記録部にお
ける布帛を裏抜けしたインクをインク受けに収容すると
同時に、ガイド部材でその記録部における布帛裏面を支
持可能となり、確実に記録部における布帛表面の平面性
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット捺染装置の主要部の概略構成を
示す斜視図
【図2】インクジェット捺染装置の主要部の概略構成を
示す側面断面図
【図3】ガイド部材の部分拡大図
【図4】ガイド部材の縦断面図
【図5】プラテン板を有するインクジェット捺染装置の
主要部の概略構成を示す斜視図
【図6】プラテン板を有するインクジェット捺染装置の
主要部の概略構成を示す側面断面図
【符号の説明】
1:布帛 1a:元巻 2:搬送部材 2a、2b:搬送ローラ 2c:モータ 3:記録ヘッド 4:インク受け 41:吸水孔 5:ガイド部材 5a、5b:ガイド部 5c:連結部 6:プラテン板 61:貫通孔 62:係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06P 7/00 B41J 3/04 101Z Fターム(参考) 2C056 EA16 FB03 HA33 JC15 2C058 AB18 AC07 AE04 AF31 DA11 DA34 2C060 AA08 BC02 BC44 3B154 AB20 BA09 BB33 BC08 BC17 BC47 DA13 DA30 4H057 AA03 DA01 DA34 FA26 FA31 GA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドのノズルからインクを吐出させ
    ることにより布帛に記録を行うインクジェット捺染装置
    であって、所定間隔をおいて平行に配置されて前記布帛
    を搬送する搬送ローラ間に、前記記録ヘッドからインク
    を吐出させて記録を行う記録部を設け、該記録部におけ
    る布帛の裏面側に、布帛の搬送方向に沿って延びるリブ
    状のガイド部材を所定間隔をおいて並列状に複数設けて
    なることを特徴とするインクジェット捺染装置。
  2. 【請求項2】前記ガイド部材は、前記記録ヘッドのノズ
    ルに対向する位置よりも搬送方向上流側及び搬送方向下
    流側がそれぞれ布帛の裏面にガイド可能に近接状に設け
    られると共に、記録ヘッドの直下においては布帛の裏面
    をガイドしない構造であることを特徴とする請求項1記
    載のインクジェット捺染装置。
  3. 【請求項3】前記ガイド部材における布帛の裏面に対向
    する上端縁は、頂部が丸め加工されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載のインクジェット捺染装置。
  4. 【請求項4】前記ガイド部材における布帛の裏面に対向
    する上端縁は、撥水性を有することを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のインクジェット捺染装置。
  5. 【請求項5】前記ガイド部材は、前記搬送ローラ間に配
    設されたインク受け内に設けられることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット捺染装
    置。
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