JP2016185611A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】押さえつけローラーの往復動により生じるベルトの張力の変化を防止または抑制することができる印刷装置および印刷方法を提供すること。【解決手段】印刷装置1は、可撓性を有し、ワークWを搬送する無端ベルト53を有する搬送機構部12と、無端ベルト53により搬送されているワークWに印刷を施す印刷機構部13と、無端ベルト53を印刷機構部13と反対側から支持し、その支持した状態で無端ベルト53の厚さ方向に移動可能な支持板56と、ワークWの搬送方向と、その反対方向とに往復動可能に設けられ、ワークWを無端ベルト53に押しつける押圧ローラー61と、押圧ローラー61と支持板56との間で、支持板56に対して搬送方向での移動が規制され、ワークWを無端ベルト53に押しつける固定ローラー62とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置および印刷方法に関する。
記録媒体上にインクを付与して印刷する印刷装置が従来から用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の印刷装置は、記録媒体を搬送するベルトを有する搬送手段と、搬送された記録媒体上にインクを吐出して印刷を施す印刷部と、印刷部の直下でベルトを支持する支持部とを有している。
このような印刷装置では、記録媒体の材質(生地種)に応じて、印刷部と記録媒体との離間距離を調節する必要がある。この調節方法としては、印刷部を上下動させる方法や、支持部を上下動させる方法が考えられる。印刷部を上下動させる場合、印刷部の質量が比較的大きいため、精度よく上下動させるのは困難である。一方、支持部を上下動させる場合、精度よく上下動させることが可能になる。
ここで、印刷装置では、一般的には、印刷部の上流側に、記録媒体をベルトに押さえつける押さえつけローラーが設けられている。この押さえつけローラーは、ベルトの搬送方向とその反対方向に往復動するものである。
このような印刷装置では、上下動した支持部が押さえつけローラーの位置よりも高い位置にある場合、往復動する押さえつけローラーの位置によって、ベルトの張力が変化する。このベルトの張力の変化により記録媒体の搬送量が変化してしまい、印刷された画像の画質が低下するおそれがある。
特開2014−46563号公報
本発明の目的は、押さえつけローラーの往復動により生じるベルトの張力の変化を防止または抑制することができる印刷装置および印刷方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
[適用例1]
本発明の印刷装置は、可撓性を有し、記録媒体を搬送するベルトを有する搬送部と、
前記ベルトにより搬送されている前記記録媒体に印刷を施す印刷部と、
前記ベルトを前記印刷部と反対側から支持し、その支持した状態で前記ベルトの厚さ方向に移動可能な支持部と、
前記記録媒体の搬送方向と、その反対方向とに往復動可能に設けられ、前記印刷が施される以前の前記記録媒体を前記ベルトに押しつける第1の押しつけ部と、
前記第1の押しつけ部と前記支持部との間で、前記支持部に対して前記搬送方向での移動が規制され、前記印刷が施される以前の前記記録媒体を前記ベルトに押しつける第2の押しつけ部とを備えることを特徴とする。
これにより、押さえつけローラーの往復動により生じるベルトの張力の変化を防止または抑制することができる。
[適用例2]
本発明の印刷装置では、前記ベルトを、前記第1の押しつけ部および前記第2の押しつけ部の反対側から一括して支持する押しつけ部側支持部をさらに備えるのが好ましい。
これにより、第1の押しつけ部と第2の押しつけ部とが記録媒体をベルトに押しつけることができる。
[適用例3]
本発明の印刷装置では、前記第1の押しつけ部および前記第2の押しつけ部は、前記ベルトの厚さ方向から見たとき、前記押しつけ部側支持部と重なっているのが好ましい。
これにより、第1の押しつけ部が押しつけ部側支持部からはずれた位置に移動するのを防止することができる。
[適用例4]
本発明の印刷装置では、前記第2の押しつけ部は、前記ベルトの厚さ方向から見たとき、前記押しつけ部側支持部の縁部に位置しているのが好ましい。
これにより、第1の押しつけ部の可動範囲をできるだけ大きく確保することができる。
[適用例5]
本発明の印刷装置では、前記支持部は、縁部が面取りされた板状をなしているのが好ましい。
これにより、ベルトが損傷するのを防止することができる。
[適用例6]
本発明の印刷装置では、前記第1の押しつけ部および前記第2の押しつけ部は、外形形状が円柱状をなし、前記ベルトの幅方向に延在するローラーで構成されているのが好ましい。
これにより、効果的に記録媒体をベルトに押しつけることができる。
[適用例7]
本発明の印刷装置では、前記印刷部よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記ベルトを洗浄する洗浄部をさらに備えるのが好ましい。
これにより、ベルトを洗浄することができる。
[適用例8]
本発明の印刷装置では、前記ベルトを前記洗浄部の反対側から支持し、その支持した状態で前記ベルトの厚さ方向に移動可能な洗浄部側支持部をさらに備えているのが好ましい。
これにより、ベルトを安定的に洗浄することができる。
[適用例9]
本発明の印刷装置では、前記洗浄部側支持部は、前記支持部の移動に伴って移動して、前記支持部の移動により前記ベルトの張力が変化するのを緩和する機能を有しているのが好ましい。
これにより、ベルトの張力が変化するのを緩和することができる。
[適用例10]
本発明の印刷方法は、可撓性を有し、記録媒体を搬送するベルトを有する搬送部と、前記ベルトにより搬送されている前記記録媒体に印刷を施す印刷部と、前記ベルトを前記印刷部と反対側から支持し、その支持した状態で前記ベルトの厚さ方向に移動可能な支持部と、前記印刷が施される以前の前記記録媒体を前記ベルトに押しつける第1の押しつけ部と、前記第1の押しつけ部と前記支持部との間に設けられ、前記印刷が施される以前の前記記録媒体を前記ベルトに押しつける第2の押しつけ部とを備える印刷装置を用いて印刷を行う印刷方法であって、
前記第1の押しつけ部を、前記記録媒体の搬送方向に移動させるとともに、前記第2の押しつけ部の前記搬送方向での移動を規制しつつ前記印刷を行うことを特徴とする。
これにより、押さえつけローラーの往復動により生じるベルトの張力の変化を防止または抑制することができる。
本発明の印刷装置の第1実施形態を模式的に示す側面図である。 図1に示す印刷装置のブロック図である。 (a)〜(c)は、図2に示す昇降機構の作動を示す印刷装置の部分側面図である。 図1に示す印刷装置が備える押圧ユニットの拡大図である。 図1に示す印刷装置において第2のローラーを省略した場合の押圧ユニットの拡大図である。
以下、本発明の印刷装置および印刷方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の印刷装置の第1実施形態を模式的に示す側面図である。図2は、図1に示す印刷装置のブロック図である。図3は、(a)〜(c)は、図2に示す昇降機構の作動を示す印刷装置の部分側面図である。図4は、図1に示す印刷装置が備える押圧ユニットの拡大図である。図5は、図1に示す印刷装置において第2のローラーを省略した場合の押圧ユニットの拡大図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1、図3〜図5において、互いに直交する3つの軸として、x軸、y軸およびz軸を図示している。x軸は、水平方向のうちの一方向(印刷装置の幅(奥行き)方向)に沿った軸であり、y軸は、水平方向であって前記x軸に対し垂直な方向(印刷装置の長手方向)に沿った軸であり、z軸は、鉛直方向(上下方向)に沿った軸である。また、図示した各矢印の先端側を「正側(+側)」、基端側を「負側(−側)」とする。また、図1、図3〜図5の上側を「上(上方)」と言い、下側を「下(下方)」と言う。
図1、図2に示すように、印刷装置1は、本発明の印刷方法を実行するものであり、機台11と、記録媒体としてのワークWを搬送する搬送機構部(搬送部)12と、ワークW上にインク100を付与して印刷を施す印刷機構部(記録部)13と、昇降機構14と、ワークW上のインク100を乾燥する乾燥部2と、押圧ユニット6と、洗浄ユニット7とを備えている。
本実施形態では、ワークWを搬送する搬送方向と直交する方向がx軸方向、搬送方向と平行な方向がy軸方向、x軸方向およびy軸方向と直交する方向がz軸方向となっている。
搬送機構部12は、ロール状に巻回された長尺のワークWを繰り出す繰出装置3と、印刷済みのワークWを巻き取る巻取装置4と、機台11上に配設され、印刷時のワークWを支持する支持装置5とを備えている。
繰出装置3は、機台11よりワークWの送り方向(−y軸方向)上流側に配設されている。繰出装置3は、ワークWがロール状に巻回され、当該ワークWを送り出す送出しローラー(繰出リール)31と、送出しローラー31と支持装置5との間でワークWにテンションを掛けるテンショナー32とを有している。送出しローラー31は、モーター(図示せず)が接続されており、当該モーターの作動により回転することができる。
なお、ワークWには、インク吸収性を有し、薄いフィルム状のものと、インク非吸収性を有し、薄いフィルム状のものとを用いることができる。前者の場合は、例えば、普通紙、上質紙、および光沢紙などのインクジェット記録用専用紙、その他、織布等が挙げられる。後者の場合は、例えば、インクジェット印刷用に表面処理をしていない(すなわち、インク吸収層を形成していない)プラスチックフィルム、並びに紙等の基材上にプラスチックがコーティングされているものおよびプラスチックフィルムが接着されているものが挙げられる。当該プラスチックとしては、特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、およびポリプロピレンが挙げられる。
巻取装置4は、繰出装置3に対して、機台11よりもワークWの送り方向(+y軸方向)下流側に配設されている。巻取装置4は、ワークWをロール状に巻き取る巻取りローラー(巻取リール)41と、巻取りローラー41と支持装置5との間でワークWにテンションを掛けるテンショナー42、43、44とを有している。巻取りローラー41は、モーター(図示せず)が接続されており、当該モーターの作動により回転することができる。テンショナー42〜44は、それぞれ、巻取りローラー41から遠ざかる方向にこの順に間隔をおいて配置されている。
支持装置5は、繰出装置3と巻取装置4との間に配置されている。支持装置5は、y軸方向に互いに離間して配置された主動ローラー51および従動ローラー52と、主動ローラー51と従動ローラー52とに掛け渡され、上面(支持面)でワークWを支持する無端ベルト53と、主動ローラー51と従動ローラー52との間でワークWにテンションを掛けるテンショナー54、55と、支持板(支持部)56とを有している。
主動ローラー51は、モーター(図示せず)が接続されており、当該モーターの作動により回転することができる。また、従動ローラー52は、無端ベルト53を介して主動ローラー51の回転力が伝達され、当該主動ローラー51と連動して回転することができる。
無端ベルト53は、その表側の面に粘着性を有する粘着層が形成されたベルトである。この粘着層にワークWの一部が粘着固定されて、y軸方向に搬送される。そして、この搬送の間に、ワークWには印刷が施されることとなる。また、印刷が施された後は、ワークWは無端ベルト53から剥離する。なお、このような無端ベルト53の、主動ローラー51と従動ローラー52との間で上側に位置する部分を「無端ベルト53a」とも言い、下側に位置する部分を「無端ベルト53b」とも言う。
テンショナー54、55も、主動ローラー51および従動ローラー52と同様に、y軸方向に互いに離間して配置されている。
テンショナー54は、主動ローラー51との間でワークWを無端ベルト53ごと挟むことができ、テンショナー55は、従動ローラー52との間でワークWを無端ベルト53ごと挟むことができる。これにより、テンショナー54、55によってテンションが掛けられたワークWは、そのテンションが掛けられた状態のまま無端ベルト53に固定されて搬送される。このような状態により、ワークWは、搬送中に例えばしわ等が寄ったりするのが低減され、よって、印刷を施した場合、その印刷が正確かつ高品質なものとなる。
支持板(支持部)56は、印刷機構部13の直下に設けられている。この支持板56は、無端ベルト53の印刷機構部13の直下の部分を支持するものである。また、支持板56は、後述する昇降機構14により、z軸方向に移動可能に構成されている。
また、支持板56は、縁部(+z軸側の四辺)が面取りされている(図4参照)。これにより、支持板56が無端ベルト53を傷付けるのを防止することができる。このことは、特に、図3(a)、(b)や図4に示すように、支持板56が後述する支持板63よりも高い位置にあるときにときに、支持板56の縁部に無端ベルト53が押しつけられることとなるため、上記効果を発揮することができる。
印刷機構部13は、ワークW上にインク100を吐出して印刷による記録を行なう複数のインクジェットヘッド131を有するキャリッジユニット132と、キャリッジユニット132をx軸方向に移動可能に支持するX軸テーブル(図示せず)とを備えている。各インクジェットヘッド131は、それぞれ、例えば、内部にインク100で満たされるヘッド内流路が形成されたヘッド本体と、開口を有する多数のノズルを有するノズルプレートとを備えている。
ヘッド本体には、各吐出ノズル毎に対応するピエゾ圧電素子(圧電体)が構成され、ピエゾ圧電素子に電圧が印加されるとノズルからインク100が液滴として吐出される。
なお、インクジェットヘッド131は、インク100を吐出していない状態では、z軸方向から見てワークW(無端ベルト53)から外れた位置(待機位置)で待機している。
印刷装置1では、繰出装置3により繰出されたワークWを無端ベルト53で粘着固定した固定状態でy軸方向に間欠送り(副走査)するとともに、固定状態のワークWに対し、キャリッジユニット132をx軸方向に往復動(主走査)させながらインクジェットヘッド131からインク100を吐出する。これを印刷が完了して、ワークW上に画像パターンが形成されるまで行なうことができる。なお、画像パターンは、多色印刷(カラー印刷)によるものであってもよいし、単色印刷によるものであってもよい。
インク100には、溶媒としての水に着色剤としての染料または顔料を含有した、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色がある。そして、各色のインク100がそれぞれインクジェットヘッド131から独立して吐出される。
図1に示すように、乾燥部2は、印刷機構部13よりもワークWの搬送方向下流側であって、支持装置5と巻取装置4の巻取りローラー41との間に配置されている。
乾燥部2は、チャンバー21と、チャンバー21内に配置されたコイル22とを有している。コイル22は、例えばニクロム線で構成されており、電力を供給することにより発熱する発熱体である。そして、コイル22で発せられた熱により、チャンバー21内を通過中のワークW上のインク100を乾燥させることできる。
図1に示すように、支持板56よりも搬送方向上流側には、押圧ユニット6が設けられている。押圧ユニット6は、印刷が施される以前のワークWを無端ベルト53aに押しつける機能を有する。これにより、ワークWを無端ベルト53にて安定的に搬送することができ、印刷品質の低下を防止することができる。
この押圧ユニット6は、押圧ローラー(第1の押しつけ部)61と、固定ローラー(第2の押しつけ部)62と、無端ベルト53aの、ローラー61、62が押しつけられる部分を、各ローラー61、62と反対側から支持する支持板(押しつけ部側支持部)63とを有している。これらについては、後に詳述する。
図1および図3に示すように、洗浄ユニット7は、無端ベルト53b側に設けられている。この洗浄ユニット7は、印刷機構部13の直下を通過した無端ベルト53bを洗浄するものである。
また、図1に示すように、洗浄ユニット7は、ブラシ(洗浄部)71と、ワイパー(洗浄部)72と、これらの反対側から無端ベルト53bを支持する支持板(洗浄部側支持部)73とを有している。
ブラシ71は、無端ベルト53bの−z軸側に配置されている。このブラシ71は、回転しつつ、無端ベルト53bの外側(−z軸側)の面と接触する。これにより、インク100を除去することができる。
ワイパー72は、無端ベルト53bの−z軸側で、かつ、−y軸側に設けられている。このワイパー72は、無端ベルト53bと接触して、ブラシ71によって洗浄しきれなかったインク100を無端ベルト53bから除去するものである。
支持板73は、ブラシ71およびワイパー72とは、無端ベルト53bを介して反対側に設けられている。この支持板73は、無端ベルト53bの、ブラシ71およびワイパー72が接触する部分を、ブラシ71およびワイパー72の反対側から支持するものである。また、支持板73の−z軸側の縁部は、支持板56と同様に面取りされていてもよい。
このような洗浄ユニット7によって、特に、無端ベルト53aの印刷機構部よりも上流側の部分を、インク100が付着していない状態とすることができる。
図2に示すように、昇降機構14は、支持板56と、支持板73を洗浄ユニット7ごと昇降させる、すなわち、z軸方向に移動させるものである。この昇降機構14は、例えば、モーターとボールねじとリニアガイドとを有する構成とすることができる。この昇降機構14も、制御部15と電気的に接続されている。
図2に示すように、制御部15は、搬送機構部12、印刷機構部13および昇降機構14と電気的に接続されており、これらの作動をそれぞれ制御する機能を有している。また、制御部15は、CPU(Central Processing Unit)151と、記憶部152とを有している。
CPU151は、前述したような印刷処理等の各種処理用のプログラムを実行する。
記憶部152は、例えば不揮発性半導体メモリーの一種であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等を有し、各種プログラム等を記憶することができる。
次に、印刷装置1の作動について説明する。
図3(a)は、印刷装置1を未だ作動させていない状態を示す図である。この初期状態では、支持板56は、その上面561が、主動ローラー51および従動ローラー52よりも+z軸側に位置し、無端ベルト53aを上方に押し上げた状態となっている。また、初期状態では、支持板73は、その下面731が、主動ローラー51および従動ローラー52よりも−z軸側に位置し、無端ベルト53bを押し下げた状態となっている。
図3(a)に示す初期状態でのインクジェットヘッド131とワークWとの離間距離Gよりも小さい離間距離Gで印刷を行いたい場合、図3(b)に示すように、支持板56を上昇させ、無端ベルト53aごと上方に移動させる。このとき、図3(b)に示すように、無端ベルト53aに加わる張力が増大しそうになるが、印刷装置1では、支持板56の上昇とともに洗浄ユニット7の支持板73も上昇させる。これにより無端ベルト53bが上昇する。その結果、無端ベルト53全体でみたとき、無端ベルト53aでの張力の増大を相殺することができる。よって、無端ベルト53の張力を可及的に一定に保つことができる。支持板73の上昇は洗浄ユニット7全体を上昇させることによって行うこともできる。
一方、図3(a)に示す初期状態での離間距離Gよりも大きい離間距離Gで印刷を行いたい場合、図3(c)に示すように、支持板56を下降させ、無端ベルト53aごと下方に移動させる。このとき、図3(c)に示すように、無端ベルト53aに加わる張力が減少しそうになるが、印刷装置1では、支持板56の下降とともに洗浄ユニット7の支持板73も下降させる。これにより、洗浄ユニット7の支持板73が無端ベルト53bを押し下げる。その結果、無端ベルト53全体でみたとき、無端ベルト53aでの張力の減少を相殺することができる。よって、無端ベルト53の張力を可及的に一定に保つことができる。支持板73の下降は洗浄ユニット7全体を下降させることによって行うこともできる。
このように、印刷装置1では、支持板56と支持板73とを連動(同期)させて、同方向に移動させることによって、無端ベルト53の張力が変化するのを緩和することができる。
ここで、図1、図3および図4に示すように、支持板56の搬送方向上流側には、押圧ユニット6が設けられている。前述したように、押圧ユニット6は、押圧ローラー61と、固定ローラー62と、これらを支持する支持板63とを有している。
押圧ローラー61は、x軸方向に延在する円柱状をなし、その軸回りに回転することができる。この押圧ローラー61は、図示しない移動機構によって、y軸方向に沿って往復動する。また、押圧ローラー61は、ワークWを無端ベルト53aに押しつけつつ往復動する。これにより、間欠的に移動する無端ベルト53aを、無端ベルト53aが移動中か停止中かを問わず、ムラなくワークWを無端ベルト53aに押しつけることができる。
また、押圧ローラー61は、図5中実線で示す位置Pと、図5中2点鎖線で示す位置Pとを往復動する。押圧ローラー61は、位置Pおよび位置Pに位置しているときには、それぞれ、z軸方向から見たとき、支持板63と重なっている。すなわち、押圧ローラー61は、支持板63から外れた位置に移動するのが回避されている。これにより、無端ベルト53aには、押圧ローラー61と支持板63との間を通過する際、一定の圧力が加わる。
支持板63は、無端ベルト53aの内側(−z軸側)に配置されている。また、支持板63は、その上面631が無端ベルト53aの下面と接触しており、無端ベルト53aを介して、押圧ローラー61を支持している。
図1、図3および図4に示すように、押圧ローラー61と支持板56との間には、固定ローラー62が設けられている。この固定ローラー62は、x軸方向に延在する円柱状をなし、その軸回りに回転することができる。また、固定ローラー62は、押圧ローラー61とともに、ワークWおよび無端ベルト53aを介して、一括して支持板63に支持されている。
また、固定ローラー62は、z軸方向から見たとき、支持板63の+y軸側の縁部に位置している。これにより、押圧ローラー61の可動範囲をできるだけ大きく確保することができる。
このような固定ローラー62は、図4に示すように、ワークWと接触した状態のまま、y軸方向およびx軸方向に移動するのが規制された状態となっている。以下、この固定ローラー62の利点について説明する。
図5は、固定ローラー62が省略された場合の印刷装置を示す拡大側面図である。押圧ローラー61は、図5中実線で示す位置Pと、図5中2点鎖線で示す位置Pとを往復動する。押圧ローラー61が位置Pに位置しているときには、押圧ローラー61と支持板56との距離は比較的大きくなる。一方、押圧ローラー61が位置P2に位置しているときには、押圧ローラー61と支持板56との距離は比較的小さくなる。このため、押圧ローラー61が位置Pに位置しているときの無端ベルト53aの張力Tと、押圧ローラー61が位置Pに位置しているときの無端ベルト53a’の張力Tとが異なってしまう。
このような構成では、上述したように、支持板56と支持板73とを連動させて、無端ベルト53の張力が変化するのを緩和したが、押圧ローラーの位置によって、張力が変化してしまう。
そこで、図4に示すように、印刷装置1では、固定ローラー62を設けることにより、押圧ローラー61が位置Pに位置していても、位置Pに位置していても、固定ローラー62がその直下の無端ベルト53aを支持板63に押さえつけることとなる。これにより、押圧ローラー61の位置に関わらず、無端ベルト53の張力を一定に保つことができる。よって、張力が変化することにより生じる無端ベルト53の移動量(送り量)の変化を効果的に防止することができる。その結果、印刷装置1では、ワークWの搬送量を一定とすることができ、得られた印刷物の画像では、高い画質を維持することができる。
以上、本発明の印刷装置および印刷方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、印刷装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
なお、前記第1実施形態では、洗浄部側支持部が上下動することにより、支持部の上下動に伴うベルトの張力の変化を緩和していたが、本発明では、これに限定されず、例えば、押しつけ部側支持部が上下動することにより、前記張力の変化を緩和してもよい。
1……印刷装置
2……乾燥部
21……チャンバー
22……コイル
3……繰出装置
31……送出しローラー
32……テンショナー
4……巻取装置
41……巻取りローラー
42……テンショナー
43……テンショナー
44……テンショナー
5……支持装置
51……主動ローラー
52……従動ローラー
53……無端ベルト
53a、53a’ ……無端ベルト
53b……無端ベルト
54……テンショナー
55……テンショナー
56……支持板
561……上面
6……押圧ユニット
61……押圧ローラー
62……固定ローラー
63……支持板
631……上面
7……洗浄ユニット
71……ブラシ
72……ワイパー
73……支持板
731……下面
11……機台
12……搬送機構部
13……印刷機構部
131……インクジェットヘッド
132……キャリッジユニット
14……昇降機構
15……制御部
151……CPU
152……記憶部
100……インク
……離間距離
……離間距離
……離間距離
W……ワーク
……位置
……位置
……張力
……張力

Claims (10)

  1. 可撓性を有し、記録媒体を搬送するベルトを有する搬送部と、
    前記ベルトにより搬送されている前記記録媒体に印刷を施す印刷部と、
    前記ベルトを前記印刷部と反対側から支持し、その支持した状態で前記ベルトの厚さ方向に移動可能な支持部と、
    前記記録媒体の搬送方向と、その反対方向とに往復動可能に設けられ、前記印刷が施される以前の前記記録媒体を前記ベルトに押しつける第1の押しつけ部と、
    前記第1の押しつけ部と前記支持部との間で、前記支持部に対して前記搬送方向での移動が規制され、前記印刷が施される以前の前記記録媒体を前記ベルトに押しつける第2の押しつけ部とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ベルトを、前記第1の押しつけ部および前記第2の押しつけ部の反対側から一括して支持する押しつけ部側支持部をさらに備える請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1の押しつけ部および前記第2の押しつけ部は、前記ベルトの厚さ方向から見たとき、前記押しつけ部側支持部と重なっている請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記第2の押しつけ部は、前記ベルトの厚さ方向から見たとき、前記押しつけ部側支持部の縁部に位置している請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記支持部は、縁部が面取りされた板状をなしている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記第1の押しつけ部および前記第2の押しつけ部は、外形形状が円柱状をなし、前記ベルトの幅方向に延在するローラーで構成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷部よりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記ベルトを洗浄する洗浄部をさらに備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記ベルトを前記洗浄部の反対側から支持し、その支持した状態で前記ベルトの厚さ方向に移動可能な洗浄部側支持部をさらに備えている請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記洗浄部側支持部は、前記支持部の移動に伴って移動して、前記支持部の移動により前記ベルトの張力が変化するのを緩和する機能を有している請求項8に記載の印刷装置。
  10. 可撓性を有し、記録媒体を搬送するベルトを有する搬送部と、前記ベルトにより搬送されている前記記録媒体に印刷を施す印刷部と、前記ベルトを前記印刷部と反対側から支持し、その支持した状態で前記ベルトの厚さ方向に移動可能な支持部と、前記印刷が施される以前の前記記録媒体を前記ベルトに押しつける第1の押しつけ部と、前記第1の押しつけ部と前記支持部との間に設けられ、前記印刷が施される以前の前記記録媒体を前記ベルトに押しつける第2の押しつけ部とを備える印刷装置を用いて印刷を行う印刷方法であって、
    前記第1の押しつけ部を、前記記録媒体の搬送方向に移動させるとともに、前記第2の押しつけ部の前記搬送方向での移動を規制しつつ前記印刷を行うことを特徴とする印刷方法。
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